JPH09232795A - 吸着装置及び装着装置 - Google Patents

吸着装置及び装着装置

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JPH09232795A
JPH09232795A JP8065378A JP6537896A JPH09232795A JP H09232795 A JPH09232795 A JP H09232795A JP 8065378 A JP8065378 A JP 8065378A JP 6537896 A JP6537896 A JP 6537896A JP H09232795 A JPH09232795 A JP H09232795A
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nozzle
suction
space
nozzle holder
negative pressure
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JP8065378A
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English (en)
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Hiroshi Jinno
比呂志 陣野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、負圧空気の吸引力によつて生じるイ
ンナノズルの上方向への移動を抑え、安定した状態で確
実に電子部品を吸着保持させる。 【解決手段】本発明は、吸着ノズルの吸着面に被吸着物
を吸着保持する吸着装置において、筒状に形成され、側
壁の異なる高さ位置に内側及び外側間を連通する第1及
び第2の気体流路が設けられたノズルホルダと、ノズル
ホルダの内部で当該ノズルホルダの高さ方向に移動自在
に嵌挿され、第1の気体流路を挟んで位置する第1のピ
ストン部と第2のピストン部とが第1の空間を形成して
連結され、第2の気体流路を挟んで位置する第2のピス
トン部と第3のピストン部とが第2の空間を形成して連
結され、吸着ノズルが第2の空間と連通したインナノズ
ルと、ノズルホルダの第1及び第2の気体流路を介して
第1及び第2の空間に負圧を与える負圧供給手段とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図5) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図4) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着装置及び装着
装置に関し、例えばICチツプ等の電子部品を回路基板
に装着する吸着装置及び装着装置に適用して好適なもの
である。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の装着装置では、例えば吸
着装置としての吸着ノズルがチツプ型の電子部品をプリ
ント基板に装着する場合に用いられていた。実際上、こ
の装着装置では、部品供給カセツトにより供給された電
子部品を吸着ノズルが吸着し、プリント基板を搭載した
テーブルまで搬送し、プリント基板の所定の位置に装着
するようになされている。
【0004】ここで図5には、電子部品を吸着保持する
吸着ノズル1の全体構成を示す。吸着ノズル1は、ノズ
ルブロツク2が外周を覆つており、当該ノズルブロツク
2の内部には、円筒形状で所定の内部空間3を有するア
ウタホルダ4が、上下端部に設けられたベアリング5及
び6を介して回動自在に保持されている。またノズルブ
ロツク2の内部には、所定形状の空間7が形成されてい
る。さらにアウタホルダ4には、側壁の所定位置に空気
孔8及び9が2箇所設けられ、内部空間3と空間7とが
繋がるように構成されている。
【0005】このアウタホルダ4の内部空間3には、ア
ウタホルダ4の下端部10とアウタホルダ4の一端部を
塞ぐように嵌合固定されたバネ押さえ11とによつて円
筒形状のノズルホルダ12が保持され、上下方向に移動
し得るようになされている。またノズルホルダ12は、
アウタホルダ4よりも外径の大きいホルダ部13がアウ
タホルダ4の外部に形成されており、アウタホルダ4の
下端部10の下面にホルダ部13を当てることにより上
方向に対するストツパの役割を担うようになされてい
る。
【0006】さらにノズルホルダ12には、内部空間3
に位置する部分の周囲にノズルバネ14が取り付けられ
ている。これにより、ノズルホルダ12は、レバ17に
より電子部品18の間近まで押し下げられ、電子部品1
8を負圧空気の吸引力によつて吸着保持した後に、ノズ
ルバネ14の反発力により元の位置に押し戻されるよう
になされている。ところで、ノズルホルダ12には、側
壁の所定位置に負圧空気が流れるための空気孔15及び
16が2箇所設けられている。
【0007】またノズルホルダ12の内部には、負圧空
気が流れる内部通路19を有し、側壁の所定位置に負圧
空気の流れる空気孔20及び21を2箇所設けたインナ
ノズル22が上下方向に移動し得るように保持されてい
る。従つて吸着ノズル1では、ノズルブロツク2を介し
て外部に設けられた負圧供給手段としての真空ポンプ2
3により発生した負圧空気が、内部通路19から空気孔
20、21及び15、16を介して内部空間3及び空間
7へ導かれるようになされている。このとき吸着ノイズ
1では内部通路19に生じた負圧と外部の大気圧との圧
力差によりインナノズル22が上方向に持ち上がろうと
する。
【0008】そこでノズルホルダ12では、インナノズ
ル22が上方向に持ち上がることを防止するために、ノ
ズルピストン24の上部分でかつホルダ部13内に位置
する部分の周囲にノズル戻りバネ25が取り付けられて
いる。かくして、吸着ノズル1はインナノズル22にノ
ズル戻りバネ25を取り付けたことにより、ノズル26
の吸着面の位置を移動させることなく安定した状態で電
子部品18を吸着保持することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
吸着ノズル1においては、電子部品18を吸着する際、
負圧空気の吸引力によつてインナノズル22に上方向の
力が加わる。吸着ノズル1では、この上方向の力をノズ
ル戻りバネ25で上方向に上がらないように押し下げて
いるが、負圧空気の負圧が変動するとインナノズル22
が上下動してノズル26の吸着面の位置が変化したり、
電子部品18を回路基板に押し付ける推力が小さくなる
等、電子部品18を確実に吸着できないという問題があ
つた。
【0010】また吸着ノズル1では、負圧空気の吸引力
による上方向の力よりも弱いノズル戻りバネを用いると
インナノズル22が上方向に持ち上げられてしまつて電
子部品18を吸着できない。一方、負圧空気の吸引力に
よる上方向の力よりも強いノズル戻りバネを用いた場合
には、電子部品18を吸着するときや電子部品18を装
着するときに、バネの強さで電子部品18や回路基板を
損傷させてしまうという問題があつた。
【0011】またインナノズル22は、ノズル戻りバネ
25自体の弾性力でノズル26の吸着面の位置が必ずし
も安定することはなく、ノズル26の位置が不安定で吸
着及び装着しにくいという問題があつた。
【0012】さらに吸着ノズル1では、負圧空気の吸引
力による上方向の力を打ち消すためにノズル戻りバネ2
5を取り付けなければならない。これにより、吸着ノズ
ル1ではインナノズル22及びノズルホルダ12の共振
を抑制する等の目的のためにバネを取り付けることがで
きず、使用できるバネの種類が限られてしまうという問
題があつた。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、負圧空気の吸引力によつて生じるインナノズルの上
方向への移動を防止し、安定した状態で確実に電子部品
を吸着保持し得る吸着装置及び装着装置を提案しようと
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、吸着ノズルの吸着面に被吸着物を
吸着保持する吸着装置において、筒状に形成され、側壁
の異なる高さ位置に内側及び外側間を連通する第1及び
第2の気体流路が設けられたノズルホルダと、ノズルホ
ルダの内部で当該ノズルホルダの高さ方向に移動自在に
嵌挿され、第1の気体流路を挟んで位置する第1のピス
トン部と第2のピストン部とが第1の空間を形成して連
結され、第2の気体流路を挟んで位置する第2のピスト
ン部と第3のピストン部とが第2の空間を形成して連結
され、吸着ノズルが第2の空間と連通したインナノズル
と、ノズルホルダの第1及び第2の気体流路を介して第
1及び第2の空間に負圧を与える負圧供給手段とを設け
る。
【0015】第1の空間に与えられた負圧により第3の
ピストン部側にインナノズルを移動しようとする力と、
第2の空間に与えられた負圧により第1のピストン部側
にインナノズルを移動しようとする力とが互いに打ち消
し合うことにより、負圧によるインナノズルの移動を防
止して安定した状態で確実に被吸着物を吸着保持するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0017】図1においては、本発明による装着装置3
1の全体構成を示す。装着装置31では、被吸着物とし
ての電子部品18を複数個搭載した部品供給カセツト3
2が第1の搬送テーブルとしての搬送テーブル33上に
複数載置され、搬送テーブル33が矢印Xに示す方向に
移動することにより部品供給カセツト32を順次吸着ポ
イントに送る。
【0018】また装着装置31には、吸着装置としての
吸着ノズル(図3に詳述する)34を5個取り付けた回
転式のロータリヘツド35が、移動制御手段としての回
転ユニツト36に30[ °] 間隔で12個取り付けられて
いる。この場合ロータリヘツド35は、吸着ポイントで
吸着ノズル34が電子部品18を吸着保持すると、回転
ユニツト36が30[ °] 回転する。そしてロータリヘツ
ド35は、回転ユニツト36が30[ °] づつ回転してい
き、吸着ノズル34が装着ポイントに到達すると、第2
の搬送テーブルとしてのXYテーブル37により搬送さ
れた被装着物としての回路基板38上の所定位置に電子
部品18を装着するようになされている。
【0019】ここで図2に、回転ユニツト36の構成を
示す。回転ユニツト36は、インデキサ(図示せず)に
より角度30[ °] づつ矢印に示す方向へ間欠的に回転
し、それに伴つてロータリヘツド35の位置が順次30[
°] づつ移動していくようになされている。さらに回転
ユニツト36では、ロータリヘツド35に取り付けられ
た5個の吸着ノズル34が、角度72[ °] づつ間欠的に
回転するようになされており、吸着保持する電子部品1
8に合わせて吸着ノズル34を選定して用いるようにな
されている。
【0020】従つて装着装置31では、ロータリヘツド
35の吸着ノズル34が吸着ポイントで電子部品18を
吸着保持した後、回転ユニツト36が角度30[ °] 回転
して次のロータリヘツド35を吸着ポイントに位置させ
る。装着装置31は、このような一連の動作を繰り返し
ながら順次電子部品18を吸着保持していく。
【0021】次に装着装置31では、回転ユニツト36
の回転によりXYテーブル37上に載置された回路基板
38上の装着ポイントにロータリヘツド35が位置する
と、吸着ノズル34が回路基板38上の所定位置に電子
部品18を装着する。そして装着装置31は、また回転
ユニツト36が角度30[ °] 回転し、次のロータリヘツ
ド35が装着ポイントに位置し、次の吸着ノズル34が
回路基板38上の所定位置に電子部品18を装着し、以
後この操作を繰り返しながら順次電子部品18を装着し
ていくようになされている。
【0022】続いて、図3に吸着ノズル34の構成を示
す。吸着ノズル34は、図5に示した吸着ノズル1のノ
ズルホルダ8、インナノズル22及びノズル戻りバネ2
5を除いて同様に構成されている。吸着ノズル34は、
円筒形状のノズルホルダ42の一端部に所定径の貫通孔
43を設けて大気に開放した状態にすると共に、側壁に
負圧空気が流れるための第1の気体流路としての空気孔
44、45及び第2の気体流路としての空気孔46、4
7を計4箇所設けて構成されている。
【0023】またノズルホルダ42の内部には、インナ
ノズル48が嵌挿され、上下方向に移動し得るように保
持されている。このインナノズル48は、ノズルホルダ
42の空気孔46、47と重なる位置に空気孔49、5
0が設けられている。
【0024】またインナノズル48は、空気孔44及び
45を挟んで位置する第1のピストン部51と第2のピ
ストン部52とが第1の空間としての空間53及び54
を形成して連結され、空気孔46、47を挟んで位置す
る上記第2のピストン部52と第3のピストン部として
のノズルピストン24とが第2の空間としての内部通路
19を形成して連結され、ノズル26が内部通路19と
連通して構成されている。また第1のピストン部51
は、貫通孔43を介して外部から大気圧を受けると共
に、ノズルピストン24も大気圧を外部から受けてい
る。
【0025】従つてインナノズル48では、空間53及
び54で発生した負圧空気と、第1のピストン部51が
受ける大気圧との気圧差により下方向の力が働き、また
内部通路19で発生した負圧空気と、ノズルピストン2
4が受ける大気圧との気圧差により上方向の力が働くこ
とにより、上方向及び下方向の力を互いに向き合つて打
ち消し合うようになされている。これによりインナノズ
ル48では、負圧空気の発生による上方向への移動を最
小限に抑えることができる。実際上、この場合のインナ
ノズル48は、空間53及び54の体積と内部通路19
の体積に差があるために、インナノズル48はやや上方
向に移動する。
【0026】かくして、吸着ノズル34では、従来のよ
うなインナノズル22が持ち上げられることを防止する
ための強いノズル戻りバネ25(図5)を用いる必要が
無くなる。このために吸着ノズル34では、ノズルピス
トン24の上部分でかつノズルホルダ42のホルダ部5
2内に位置する部分のインナノズル48の周囲にバネの
線径がそれぞれ異なる2種類のノズル戻りバネ55及び
56を取り付けるようにする。
【0027】ここで、ノズル戻りバネ55とノズル戻り
バネ56とは、インナノズル48の上方向への移動を防
止すると共に、共振を抑制するために2重に重ねて取り
付けられている。また、線径の太いノズル戻りバネ55
の内側に線径の細いノズル戻りバネ56が取り付けら
れ、ノズル戻りバネ56の両端部分はバネピツチが中央
部分と比べて狭くなつている。
【0028】ここで図4には、この2種類のノズル戻り
バネ55とノズル戻りバネ56の特性曲線図を示す。こ
のノズル戻りバネ55とノズル戻りバネ56とは、変位
量に対するバネの復元力が正反対の非線形な特性を持つ
ている。またノズル戻りバネ56では、両端部分のバネ
ピツチを中央部分と比べて狭くしたことにより、変位量
が小さい場合にインナノズル48の復元力も小さくして
微妙な電子部品18の高さ位置の差に追従し易くしてい
る。
【0029】またノズル戻りバネ55は変位量が小さい
範囲ではインナノズル48の上下動をしつかり押さえ込
み、ある程度の変位量分だけインナノズル48を押し込
むと、それに応じて軽く戻るようになされ、振動が抑制
されて小さな電子部品18を吸着保持し易くしている。
このように吸着ノズル34では、固有振動数の異なり、
互いに非線形な特性を持つ2種類のノズル戻りバネ55
及び56を重ねてインナノズル48に取り付けたことに
より、インナノズル48及びノズルホルダ42の共振を
抑制すると共に、インナノズル48の上方向への移動を
防止し得るようになされている。
【0030】以上の構成において、吸着ノズル34は、
インナノズル48の空間53及び54で発生した負圧空
気と第1のピストン部51が受ける大気圧との気圧差に
より生じた下方向の力と、内部通路19で発生した負圧
空気とノズルピストン部24が受ける大気圧との気圧差
により生じた上方向の力とが、互いに向き合つて打ち消
し合うことにより、負圧空気の発生によるインナノズル
48の上方向への移動を防止することができる。
【0031】また吸着ノズル34は、負圧空気による上
方向及び下方向の力が互いに向き合つて打ち消し合うこ
とにより、インナノズル48の上方向への移動を抑える
ための強いノズル戻りバネを用いる必要が無くなる。こ
れにより吸着ノズル34は、従来の吸着ノズル1のよう
に電子部品18を吸着するときや装着するときに、バネ
の強さで電子部品18や回路基板38を損傷させてしま
うことを防止することができる。
【0032】さらに吸着ノズル34は、ノズルピストン
24の上部分でかつノズルホルダ42のホルダ部52内
に位置する部分の周囲に固有振動数の異なる2種類のノ
ズル戻りバネ55及び56を重ねてインナノズル48に
取り付けることにより、インナノズル48及びノズルホ
ルダ42の共振を抑制すると共に、インナノズル48の
上方向への移動を防止し、インナノズル48が電子部品
18の高さ位置の変化に合わせて追従して安定した状態
で電子部品18を吸着保持することができる。
【0033】以上の構成によれば、装着装置31では、
インナノズル48の内部通路19及び空間53、54で
発生した負圧空気による上方向及び下方向の力が互いに
向き合あつて打ち消し合うことにより、インナノズル4
8の上方向への移動を防止し、安定した状態で確実に電
子部品18を吸着保持して回路基板38に装着し得る吸
着装置及び装着装置を実現できる。
【0034】なお上述の実施例においては、ノズルホル
ダ42が円筒形状である場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、内部空間を有しインナノズル48を上
下方向に移動し得るように保持できれば角柱形状等の種
々の形状でも良い。この場合にも上述の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0035】また上述の実施例においては、インナノズ
ル48を第1のピストン部51、第2のピストン部52
及びノズルピストン24により空間53、54及び内部
通路19を形成するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、上方向及び下方向の力を互いに
向き合わせて打ち消し合うようにできれば、負圧空気を
発生させる空間53、54及び内部通路19の形状は他
の種々の形状にしても良い。
【0036】さらに上述の実施例においては、ノズル戻
りバネ55及び56を重ねてインナノズル48に取り付
けて共振を抑制するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、インナノズル48の共振を抑制
し、インナノズル48が電子部品18の高さ位置の変化
に合わせて追従して吸着保持できればバネの線径やバネ
ピツチ、あるいはバネの本数は種々の組合せによるもの
でも良い。
【0037】さらに上述の実施例においては、ノズルホ
ルダ42に貫通孔43を設けて第1のピストン部51で
大気圧を受けるようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、ノズルホルダ42の一端部を全て開
放するようにしても良い。
【0038】さらに上述の実施例においては、吸着ノズ
ル34をICチツプ等の電子部品18の吸着保持に用い
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、負圧空気の吸引力により吸着保持できれば他の種
々の被吸着物を吸着保持する吸着装置及び装着装置に適
用しても良い。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1の空
間に与えられた負圧により第3のピストン部側にインナ
ノズルを移動しようとする力と、第2の空間に与えられ
た負圧により第1のピストン部側にインナノズルを移動
しようとする力とが互いに打ち消し合うことにより、負
圧によるインナノズルの移動を防止して安定した状態で
確実に被吸着物を吸着保持し得る吸着装置及び装着装置
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による装着装置の構成を示す
概略図である。
【図2】本発明の一実施例によるロータリーヘツドの構
成を示す略線図である。
【図3】本発明の一実施例による吸着ノズルの構成を示
す断面図である。
【図4】2種類のノズル戻りバネの特性曲線図を示すグ
ラフである。
【図5】従来の吸着ノズルの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1、34……吸着ノズル、2……ノズルブロツク、3…
…内部空間、4……アウタホルダ、5、6……ベアリン
グ、7、53、54……空間、10……下端部、11…
…バネ押さえ、12、42……ノズルホルダ、13、5
2……ホルダ部、14……ノズルバネ、8、9、15、
16、20、21、44、45、46、47、49、5
0……空気孔、17……レバー、18……電子部品、1
9……内部通路、22、48……インナノズル、23…
…真空ポンプ、24……ノズルピストン、25、55、
56……ノズル戻りバネ、26……ノズル、31……装
着装置、32……部品供給カセツト、33……搬送テー
ブル、35……ロータリヘツド、36……回転ユニツ
ト、37……XYテーブル、38……回路基板、51…
…第1のピストン部、52……第2のピストン部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸着ノズルの吸着面に被吸着物を吸着保持
    する吸着装置において、 筒状に形成され、側壁の異なる高さ位置に内側及び外側
    間を連通する第1及び第2の気体流路が設けられたノズ
    ルホルダと、 上記ノズルホルダの内部で当該ノズルホルダの高さ方向
    に移動自在に嵌挿され、上記第1の気体流路を挟んで位
    置する第1のピストン部と第2のピストン部とが第1の
    空間を形成して連結され、上記第2の気体流路を挟んで
    位置する上記第2のピストン部と第3のピストン部とが
    第2の空間を形成して連結され、上記吸着ノズルが上記
    第2の空間と連通したインナノズルと、 上記ノズルホルダの上記第1及び上記第2の気体流路を
    介して上記第1及び上記第2の空間に負圧を与える負圧
    供給手段とを具えることを特徴とする吸着装置。
  2. 【請求項2】上記ノズルホルダは、一端部及び他端部が
    開放されてなることを特徴とする請求項1に記載の吸着
    装置。
  3. 【請求項3】上記インナノズルには、固有振動数が異な
    り、互いに非線形な特性を持つ2種類のバネが重ねて取
    り付けられることを特徴とする請求項1に記載の吸着装
    置。
  4. 【請求項4】吸着ノズルの吸着面に被吸着物を吸着保持
    する吸着装置において、筒状に形成され、側壁の異なる
    高さ位置に内側及び外側間を連通する第1及び第2の気
    体流路が設けられたノズルホルダと、上記ノズルホルダ
    の内部で当該ノズルホルダの高さ方向に移動自在に嵌挿
    され、上記第1の気体流路を挟んで位置する第1のピス
    トン部と第2のピストン部とが第1の空間を形成して連
    結され、上記第2の気体流路を挟んで位置する上記第2
    のピストン部と第3のピストン部とが第2の空間を形成
    して連結され、上記吸着ノズルが上記第2の空間と連通
    したインナノズルと、上記ノズルホルダの上記第1及び
    上記第2の気体流路を介して上記第1及び上記第2の空
    間に負圧を与える負圧供給手段とでなる吸着装置と、 上記吸着装置を吸着位置及び装着位置に移動制御する移
    動制御手段と、 上記被吸着物を上記吸着位置に搬送する第1の搬送手段
    と、 被装着物を搭載して上記装着位置に搬送する第2の搬送
    手段とを具え、 上記移動制御手段が上記吸着装置を上記吸着位置まで移
    動し、上記吸着装置が上記第1の搬送手段により搬送さ
    れた上記被吸着物を吸着保持し、上記移動制御手段が上
    記吸着装置を上記装着位置まで移動し、上記吸着装置が
    上記第2の搬送手段により上記装着位置まで搬送された
    上記被装着物上の所定位置に上記被吸着物を装着するこ
    とを特徴とする装着装置。
JP8065378A 1996-02-26 1996-02-26 吸着装置及び装着装置 Pending JPH09232795A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012129322A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品吸着ノズル装置
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