JP4702262B2 - ハンドラの半導体チップ検出方法及びハンドラ - Google Patents

ハンドラの半導体チップ検出方法及びハンドラ Download PDF

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Description

本発明は、ハンドラの半導体チップ検出方法及びハンドラに関する。
半導体デバイスは、出荷する前に、IC検査装置にて検査される。IC検査装置はICハンドラとも呼ばれ、測送ロボットを備えている。測定ロボットは、半導体デバイス(半導体チップ)を真空吸着して把持し、テスターの検査用ソケットに装着する。この時、半導体チップは、所定の力で押圧しながら検査用ソケットに装着される。そして、テスターでの検査が終了すると、測定ロボットは、検査用ソケットに装着された半導体チップを真空吸着して検査用ソケットから外し、検査結果に応じた回収トレイに配置する。
測定ロボットは、半導体チップを吸着ミスし、例えば、検査後の検査用ソケットに装着した半導体チップの取り外しに失敗し回収トレイに収容できなかったり、検査用ソケットに正しく装着できなかったりする場合がある。このような場合、ICハンドラ(測定ロボット)を一旦止めて、吸着ミス等に起因して半導体チップが、検査用ソケットに残されているかどうかを点検する必要があった。この点検作業は、作業者がいちいち目で確認して行われ、その労力と時間を要する作業であった。
そこで、検査用ソケットの近傍に、光学センサを設け、光学センサにて、検査用ソケットを横切るように光を通し、その光を遮る半導体チップを検出することで検査用ソケットに残ったままなのかどうか検出する方法が提案されている(特許文献1)。
また、検出レバーを設け、その検出レバーを検査用ソケットに押し当てて半導体チップの有無を探る方法が提案されている(特許文献2)。
特開平6−58986号 公報 特開平5−304200号 公報
しかしながら、特許文献1では、検査用ソケット毎に光学センサを設けなければならず、コストアップに繋がると共に、装置が複雑かつ大型化にする。又、検査する半導体チップが変わる毎に、センサの位置調整をしなければならず、面倒であった。
また、特許文献2では、専用の検出レバーを新たに設けなければならず。同様に、装置が複雑かつ大型化する。しかも、検査レバーを、新たに操作しなければならず、そのための高度な操作技術が要求される。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、高度な操作技術を必要とせず簡単かつ容易に点検作業が行え、しかも、構造が簡単でスペースをとることなく小型化を図ることができるハンドラの半導体チップ検出方法及びハンドラを提供することにある。
本発明のハンドラの半導体チップ検出方法は、上下動作する作動体を備えた押圧手段と、前記作動体の下端部に連結され半導体チップを把持する把持部材と、前記押圧手段を上下動させる移動手段とを備え、前記把持部材に把持した半導体チップをチップ配置位置に配置、又は、チップ配置位置に配置された半導体チップを前記把持部材にて把持するハン
ドラの半導体チップ検出方法において、前記把持部材の下端からエアーを噴射させながら、前記把持部材をチップ配置位置の予め定めた目標高さ位置まで移動させ、前記目標高さ位置において、前記把持部材の先端から噴射されるエアーの圧力が高くなったとき、前記チップ配置位置に半導体チップが配置されていると判断する。
本発明のハンドラの半導体チップ検出方法によれば、チップ配置位置に半導体チップが配置されているとき、把持部材の先端が目標高さ位置まで移動すると、把持部材の先端から噴射しているエアーが、チップ配置位置に配置されている半導体チップに塞がれる。エアーの噴射が塞がれることにより、エアーを把持部材の先端から噴射されるエアーの圧力が高くなる。従って、半導体チップを直接押圧する前に、チップ配置位置に配置された半導体チップを検出することができる。
反対に、チップ配置位置に半導体チップが配置されていないとき、把持部材の先端が目標高さ位置まで移動しても、把持部材の先端からエアーを噴射し続ける。エアーが噴射し続けることにより、エアーを把持部材の先端に案内されるエアーの圧力が上昇することはない。
このハンドラの半導体チップ検出方法において、前記目標高さ位置に移動しない前に、前記把持部材の目標高さ位置への移動が停止されたとき、前記チップ配置位置に半導体チップが配置されていると判断する。
このハンドラの半導体チップ配置検出方法によれば、チップ配置位置に半導体チップが斜めに傾いて配置されているとき、把持部材の先端が目標高さ位置まで移動する前に、把持部材の先端が、半導体チップに当接する。把持部材の先端が半導体チップに当接することにより、把持部材(作動体)は、それ以上に移動が規制され停止する。
従って、チップ配置位置に斜めに傾いて配置されている半導体チップも合わせて検出することができる。
本発明のハンドラは、弾性部材にて上方向に弾性支持された作動体を備えた押圧手段と、前記作動体の下端部に連結され半導体チップを把持する把持部材と、前記押圧手段を上下動させる移動手段と、前記押圧手段に備えた作動体を上下動させる作動体駆動手段と、前記把持部材の前記押圧手段に対する上下方向の相対位置を検知する相対位置検出手段とを備え、前記把持部材に把持した半導体チップをチップ配置位置に配置、又は、チップ配置位置に配置された半導体チップを前記把持部材にて把持するハンドラにおいて、前記把持部材の先端からエアーを噴射させるエアー供給手段と、前記エアー供給手段から供給され、把持部材の先端から噴射させるエアーが予め定めた基準圧力まで上昇したか否かを検出する圧力検出手段と、前記エアー供給手段及び前記移動手段を駆動させ、前記把持部材の先端からエアーを噴射させながら、前記把持部材をチップ配置位置の予め定めた目標高さ位置まで移動させる駆動制御手段と、前記目標高さ位置において、把持部材の先端から噴出させるエアーの圧力が、前記基準圧力に達したことを前記圧力検出手段が検出したとき、前記チップ配置位置に半導体チップが配置されていると判断する判断手段とを設けた。
本発明のハンドラによれば、チップ配置位置に半導体チップが配置されているとき、把持部材の先端が目標高さ位置まで移動すると、把持部材の先端から噴射しているエアーが、チップ配置位置に配置されている半導体チップに塞がれる。エアーの噴射が塞がれることにより、エアーを把持部材の先端に案内されるエアーの圧力が基準圧力まで上昇し、その上昇を圧力検出手段が検出する。判断手段は、圧力検出手段の検出結果に基づいてチップ配置位置に半導体チップが配置されていると判断する。
従って、半導体チップを直接押圧する前に、チップ配置位置に配置された半導体チップを検出することができる。
このハンドラにおいて、前記把持部材の前記押圧手段に対する上下方向の相対位置を検知する相対位置検出手段と、前記目標高さ位置に移動しない前に、前記把持部材の目標高さ位置への移動が停止されたことを前記相対位置検出手段が検出したとき、前記チップ配置位置に半導体チップが配置されていると判断する第2の判断手段とを設けた。
このハンドラによれば、チップ配置位置に半導体チップが斜めに傾いて配置されているとき、把持部材の先端が目標高さ位置まで移動する前に、把持部材の先端が半導体チップに当接して把持部材(作動体)がそれ以上に移動が規制され停止することを、相対位置検出手段が検出する。第2の判断手段は、相対位置検出手段の検出結果に基づいてチップ配置位置に半導体チップが斜めに傾いて配置されていると判断する。
従って、チップ配置位置に斜めに傾いて配置されている半導体チップも合わせて検出することができる。
このハンドラにおいて、前記把持部材は、前記半導体チップと当接し、エアー吸引手段からの吸引力にて前記半導体チップを吸着する吸着パッドを備えた。
このハンドラによれば、半導体チップは吸着パッドに吸着されて把持される。
このハンドラにおいて、前記エアー吸引手段と前記エアー供給手段を切り換えて前記吸着パッドの吸引口から前記エアーを噴射させる切換手段を設けた。
このハンドラによれば、切換手段にて切換制御することによって、吸着パッドを本来の半導体チップの吸着に使用し、また、吸着パッドをチップ配置位置にある半導体チップの検出に使用することができる。従って、チップ配置位置にある半導体チップの検出のためだけの装置を設けなくてもよく、構造が簡単でかつコストダウンを図ることができる。
以下、本発明をIC検査装置に具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1は、ICハンドラ10の構成を示す平面図を示す。ICハンドラ10は、ベース101、常温チャンバ102、低温チャンバ103、供給ロボット104、回収ロボット105、第1スライドテーブル106、第2スライドテーブル107、複数のコンベアC1〜C6を備えている。
ベース101は、その上面に前記要素を搭載している。常温チャンバ102は、ベース101の大きな領域を囲っていて、この内部にはドライエアーが供給されている。又、常温チャンバ102内には、前記供給ロボット104、回収ロボット105、第1スライドテーブル106及び第2スライドテーブル107が収容されている。
複数のコンベアC1〜C6は、その一端部側が、常温チャンバ102の外に位置し、他端部が常温チャンバ102内に位置するように、ベース101に設けられている。各コンベアC1〜C6は、半導体チップとしてのICチップTを複数収容したトレイ108を、常温チャンバ102の外から常温チャンバ102の中へ搬送したり、反対に、トレイ108を、常温チャンバ102の中から常温チャンバ102の外へ搬送したりする。
供給ロボット104は、X軸フレームFXと第1のY軸フレームFY1により構成されている。回収ロボット105は、該X軸フレームFXと第2のY軸フレームFY2により構成されている。X軸フレームFXは、X方向に配置されている。第1のY軸フレームFY1及び第2のY軸フレームFY2は、Y方向に沿って互いに平行となるように配置され、前記X軸フレームFXに対して、X方向に移動可能に支持されている。そして、第1の
Y軸フレームFY1及び第2のY軸フレームFY2は、X軸フレームFXに設けた図示しないそれぞれのモータによって、該X軸フレームFXに沿ってX方向に往復移動する。
第1のY軸フレームFY1の下側には、供給側ロボットハンドユニット110がY方向に移動可能に支持されている。供給側ロボットハンドユニット110は、第1のY軸フレームFY1に設けた図示しないそれぞれのモータによって、該第1のY軸フレームFY1に沿ってY方向に往復移動する。そして、供給側ロボットハンドユニット110は、例えば、コンベアC1の検査前のICチップTを収容したトレイ108を、例えば、第1スライドテーブル106に供給する。
第2のY軸フレームFY2の下側には、回収側ロボットハンドユニット111がY方向に移動可能に支持されている。回収側ロボットハンドユニット111は、第2のY軸フレームFY2に設けた図示しないそれぞれのモータによって、該第2のY軸フレームFY2に沿ってY方向に往復移動する。そして、供給側ロボットハンドユニット110は、例えば、第2スライドテーブル107に供給された検査後のICチップを、例えば、コンベアC8のトレイ108に供給する。
低温チャンバ103内には、測定ロボット11が設けられている。測定ロボット11は、例えば、第1スライドテーブル106に供給された検査前のICチップTを、検査用ソケット50に装着する。検査用ソケット50に装着されICチップTは、電気的検査が行われる。また、測定ロボット11は、検査用ソケット50に装着された検査終了後のICチップTを、例えば、第2スライドテーブル107に供給する。
図2は、測定ロボット11の全体斜視図を示し、測定ロボット11はコンタクトアーム20を備えている。コンタクトアーム20は、測定ロボット11のロボット本体にそれぞれ設けたX軸モータMX、Y軸モータMY(いずれも図5参照)にて、ロボット本体に対して、X,Y方向に往復移動可能に設けられている。
コンタクトアーム20には、移動手段としてのZ軸モータMZが固設されている。Z軸モータMZは、エンコーダSE1を備え、同エンコーダSE1からの検出信号によって同Z軸モータMZの回転数、回転位置、回転方向が検出されるようになっている。
コンタクトアーム20であって、Z軸モータMZに隣接した位置には、Z方向(上下方向)に延びたボールネジ21が上下一対の軸受22にて回転可能に支持されている。ボールネジ21の上部の軸受22から突出した部分には従動プーリ23が固着されている。従動プーリ23は、連結ベルト24を介してZ軸モータMZの回転軸に固着した駆動プーリ25と駆動連結されている。従って、Z軸モータMZが正逆回転すると、ボールネジ21は駆動プーリ25、連結ベルト24、従動プーリ23を介して正逆回転する。
コンタクトアーム20であって、Z軸モータMZとボールネジ21の間には、Z方向(上下方向)に延びたガイドレール26が固設されている。ガイドレール26には、同ガイドレール26に沿って移動可能に設けられたキャリッジ27が設けられ、そのキャリッジ27には連結部材28が設けられている。連結部材28には、前記ボールネジ21が螺合する雌ネジが形成された螺合部28aが設けられている。従って、ボールネジ21が正逆回転すると、ボールネジ21と螺合する連結部材28(キャリッジ27)は、ガイドレール26に沿って移動可能なことから、コンタクトアーム20に対してZ方向(上下方向)に往復移動する。
連結部材28には、取付板29が連結固定されている。取付板29は、連結部材28から反X方向(前方)に延び、その下面に、前後一対のコンプライアンスユニットCUが設
けられている。
コンプライアンスユニットCUは、複数個(図2では2個)の押圧装置30を備えている。押圧装置30は、半導体チップとしてのICチップT(図3参照)を把持(吸着保持)して、テスタヘッド12に設けた検査用ソケット50(図3参照)に押圧するものであって、取付板29の下面に固設されている。本実施形態では、2個の押圧装置30を備えたことによって、一度に2個のICチップTを保持搬送する。尚、コンプライアンスユニットCUは、取付板29に対して着脱可能に連結され、検査対象のICチップTの数や配置に応じて適宜交換可能になっている。
次に、押圧装置30について図3に従って説明する。
図3において、押圧装置30は、連結ベース31に固設されたエアシリンダSLと、そのエアシリンダSLの先端部に連結されたデバイスチャックDCとから構成されている。
エアシリンダSLは、シリンダチューブ32の基端部が連結ベース31に固着されている。シリンダチューブ32は、有底筒状のチューブ本体32aと、チューブ本体32aの開口を塞ぐフロントプレート32bとからなり、チューブ本体32aとフロントプレート32bとで形成されるシリンダ室内に作動体としてのピストン33がZ方向(上下方向)に移動可能に配設されている。従って、シリンダ室は、ピストン33によって、上側に第1室a、下側に第2室bとに区画される。
ピストン33は、後述する弾性部材としてのスプリングSPによって、上方に持ち上げられ、ピストン33の第1室a側の面が、図3に示す、チューブ本体32aの底面と当接する位置(以下、これを最上端位置という)に位置するようになっている。
チューブ本体32aの第1室a側の端部には、エアー導入口34が形成され、そのエアー導入口34には、第1連結ポートP1が取着されている。第1連結ポートP1は、エアー供給管R1(図4参照)を介して電空レギュレータ61(図4参照)に連結されている。そして。電空レギュレータ61からエアーが第1室aに供給されると、ピストン33は、そのエアーの圧力によって、チューブ本体32aの底面と当接した最上端位置から、デバイスチャックDCのスプリングSPの弾性力に抗して、下方に移動するようになっている。
ちなみに、ピストン33のストローク量は、ピストン33が図2に実線で示す最上端位置にある時の、ピストン33の下面がフロントプレート32bの内側面に当接する位置(最下端位置)までの距離、即ち、図2に示す第2室bの上下方向の間隔と一致する。
デバイスチャックDCは、連結ブロック41を備え、その上面に形成した連結凸部41aがフロントプレート32bに形成した貫通穴を介して、ピストン33とネジNで連結固定されている。従って、連結ブロック41(デバイスチャックDC)は、ピストン33とともに上下方向に移動する。
また、連結ブロック41と連結ベース31の間には、スプリングSPが連結されている。つまり、連結ブロック41は、連結ベース31に対して、スプリングSPを介して弾性的に吊下されている。そして、本実施形態では、スプリングSPは、連結ブロック41を介して、ピストン33が最上端位置に位置するように、ピストン33を、押し上げている。そして、第1室aにエアーが供給されると、その圧力によって、ピストン33はスプリングSPの弾性力に抗して、下方に移動し、やがて、最下端位置に到達してフロントプレート32bに当接し下方への移動が規制される。
連結ブロック41には、下面中央位置が凹設され、その凹設した位置から外側面に向かって貫通孔を形成することによって、真空案内路42が形成されている。そして、連結ブロック41の外側面の真空案内路42には、第2連結ポートP2が取着されている。
連結ブロック41の下側には、中間ブロック43が連結固着され、その中間ブロック43の下側にはガイドブロック44が連結固着されている。中間ブロック43及びガイドブロック44の中央位置には、連結ブロック41に形成した真空案内路42と連通する収容穴がそれぞれ貫通形成され、それら収容穴には吸引管45が配設されている。
吸引管45の先端部には、吸着パッド46が連結固着されている。そして、吸引管45内を負圧に状態にすることによって、吸着パッド46は、図3に示すように、ICチップTを吸着保持するようになっている。反対に、吸引管45内の負圧を解除することによって、吸着パッド46は、吸着保持しているICチップTを、例えば、テスタヘッド12に設けた検査用ソケット50に配置する。
連結ブロック41の外側面には、被検出片47がボルト48にて固定されている。被検出片47は、その先端部が連結ベース31に固設された相対位置検出手段としてのホトカプラよりなる相対位置検出センサSE2にて検出されるようになっている。詳述すると、相対位置検出センサSE2は、ピストン33(デバイスチャックDC)の上下方向の移動とともに上下動する被検出片47の移動位置、すなわち、ピストン33(デバイスチャックDC)とチューブ本体32aとの相対位置を検出する。
なお、本実施形態では、相対位置検出センサSE2の検出信号は、ピストン33が、最上端位置と最下端位置の中間位置を、最上端位置側から最下端位置側に通過する時、「オフ」信号から「オン」信号に切り替り、反対に、中間位置を、最下端位置側から最上端位置側に通過する時、「オン」信号から「オフ」信号に切り替るように設定してある。
テスタヘッド12には、図3に示すように、検査用ソケット50が設けられている。検査用ソケット50は、上端に接触部51を有するスプリングピン52が、ICチップTの端子Taの数だけ設けられている。スプリングピン52は、検査用ソケット50に対して所定のストロークで上下動作をする。そして、ICチップTが下方に押し下げられると、ICチップTの各端子Taが、上方からそれぞれ対応する接触部51と当接しスプリングピン52を下方に押し下げられる。
これによって、ICチップTの各端子Taと検査用ソケット50の接触部51とが電気的に接触し、その状態で電気的検査が行われる。そして、検査終了後、デバイスチャックDCにより検査済のICチップTが検査用ソケット50から取り上げられ、その検査結果に応じて図示しない収納部へと搬送される。
次に、上記のように構成した測定ロボット11の空圧回路について図4に従って説明する。
図4において、作動体駆動手段としての電空レギュレータ61は、エアー供給管R1を介して第1連結ポートP1に連結され、チューブ本体32aの第1室aにエアーを供給するとともに、その第1室a内のエアーの圧力を調整する。そして、第1室a内のエアーの圧力によって、スプリングSPの弾性力が付勢されているピストン33は、チューブ本体32aに対して上下動する。
エアー吸引手段しての真空回路62は、第1切換電磁バルブB1、開閉電磁バルブB3を介して第2連結ポートP2に連結されている。真空回路62は、吸引ポンプを備え、負圧源を生成する。そして、真空回路62は、第1切換電磁バルブB1、開閉電磁バルブB
3を介して、吸引管45内を負圧に状態にすることによって、吸着パッド46がICチップTを吸着保持できるようにする。
エアー供給手段としての正圧回路63は、第2切換電磁バルブB2及び開閉電磁バルブB3を介して第2連結ポートP2に連結されている。正圧回路63は、吐出ポンプを備え、正圧源を生成する。そして、正圧回路63は、第2切換電磁バルブB2、開閉電磁バルブB3を介して、吸引管45内を正圧に状態にすることによって、吸着パッド46からエアーを噴射させるようになっている。
第2連結ポートP2と開閉電磁バルブB3の間の配管R2には、圧力検出手段としての圧力検出センサ65は設けられている。圧力検出センサ65は、配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力を検出する。本実施形態では、正圧回路63にて、吸引管45内を正圧に状態にして吸着パッド46からエアーを噴射させているときに、吸着パッド46の口が徐々に塞がれて行く時に配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力がそれに応じて上昇する。圧力検出センサ65は、その圧力が予め定めた基準圧力まで上昇したとき、「オフ」信号から「オン」信号となる検出信号を出力するようになっている。
次に、ICハンドラ10の電気的構成を同じく図5に従って説明する。
図5において、駆動制御手段、判断手段、第2の判断手段としての制御装置70は、CPU70A、ROM70B、RAM70Cを有している。制御装置70は、格納された各種データ及び各種制御プログラムに従って、検査用ソケット50に検査前のICチップTを装着する処理、検査後のICチップTを検査用ソケット50から吸着把持して取り外す処理、検査用ソケット50にICチップTが取り残されたか否かを点検する処理等を実行する。
制御装置70には、各種操作スイッチとディスプレイを有した入出力装置71が接続されている。入出力装置71は、測定ロボット11が実行する各種処理の処理状況を表示する。入出力装置71は、前記各処理の実行開始を指令する信号や、各処理を実行するための初期値データ等を制御装置70に入力する。
制御装置70には、電空レギュレータ駆動回路72が接続されている。制御装置70は、駆動制御信号を電空レギュレータ駆動回路72に出力する。電空レギュレータ駆動回路72は、制御装置70からの駆動制御信号に応答して電空レギュレータ61を駆動させて、チューブ本体32aの第1室aにエアーを供給し、第1室a内のエアーの圧力を調整する。
制御装置70には、電磁バルブ駆動回路73が接続されている。制御装置70は、電磁バルブ駆動回路73に駆動制御信号を出力する。電磁バルブ駆動回路73は、制御装置70からの駆動制御信号に応答して、前記第1切換電磁バルブB1、第2切換電磁バルブB2及び開閉電磁バルブB3をそれぞれ切換え制御する。
例えば、制御装置70は、ICチップTを吸着する場合には、第1切換電磁バルブB1と開閉電磁バルブB3を開き、第2切換電磁バルブB2を閉じるように制御する。つまり、真空回路62にて吸引管45内を負圧にして吸着パッド46がICチップTを吸着保持できるようにする。また、制御装置70は、検査用ソケット50にICチップTが取り残されたか否かを点検する場合には、第2切換電磁バルブB2と開閉電磁バルブB3を開き、第1切換電磁バルブB1を閉じるように制御する。つまり、正圧回路63にて吸引管45内を正圧に状態にして吸着パッド46からエアーを噴射させるようになっている。
制御装置70には、X軸モータ駆動回路75が接続されている。制御装置70は、駆動
制御信号をX軸モータ駆動回路75に出力する。X軸モータ駆動回路75は、制御装置70からの駆動制御信号に応答してX軸モータMXを正逆回転させて、コンタクトアーム20をロボット本体に対して、X方向に往復移動させるようになっている。
制御装置70には、Y軸モータ駆動回路76が接続されている。制御装置70は、駆動制御信号をY軸モータ駆動回路76に出力する。Y軸モータ駆動回路76は、制御装置70からの駆動制御信号に応答してY軸モータMYを正逆回転させて、コンタクトアーム20をロボット本体に対して、Y方向に往復移動させるようになっている。
制御装置70には、Z軸モータ駆動回路77が接続されている。制御装置70は、駆動制御信号をZ軸モータ駆動回路77に出力する。Z軸モータ駆動回路77は、制御装置70からの駆動制御信号に応答してZ軸モータMZを正逆回転させて、コンタクトアーム20(ロボット本体)に対して押圧装置30を上下動させる。
制御装置70は、エンコーダSE1が接続されている。制御装置70は、エンコーダSE1からの検出信号を入力して、押圧装置30(吸着パッド46)のコンタクトアーム20に対する相対位置を算出する。詳述すると、制御装置70は、算出した相対位置に基づいて、検査用ソケット50を基準とする吸着パッド46の吸着面の高さ位置を判断する。
制御装置70は、相対位置検出センサSE2が接続されている。制御装置70は、相対位置検出センサSE2からのオン・オフの検出信号を入力して、ピストン33(デバイスチャックDC)とチューブ本体32aとの相対位置を検出する。詳述すると、制御装置70は、検出信号に基づいて、ピストン33が、最上端位置と最下端位置の中間位置を、最上端位置側から最下端位置側に通過したか、反対に、中間位置を、最下端位置側から最上端位置側に通過したかどうかを判断する。
制御装置70は、圧力検出センサ65が接続されている。制御装置70は、圧力検出センサ65からのオン・オフの検出信号を入力して、配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力を検出する。詳述すると、制御装置70は、検出信号に基づいて、配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力が基準圧力まで上昇したことによって、吸着パッド46の口がICチップTに近づいて塞がれていくと判断する。
次に、上記のように構成した、測定ロボット11の検査用ソケット50にICチップTが取り残されたか否かを点検する処理動作を図6に示す制御装置70の動作を示すフローチャートに従って説明する。
いま、検査用ソケット50に、ICチップTが吸着ミス等によって残されて、測定ロボット11が一時停止している。この時、第1切換電磁バルブB1、第2切換電磁バルブB2、開閉電磁バルブB3は、全て閉じた状態にある。また、ピストン33は、最上端位置に配置されている。
この状態から、検査用ソケット50に、ICチップTが残されているかどうかの点検を行うべく、入出力装置71から点検のためのスタート信号を出力する。
制御装置70は、まず、X軸モータMX、Y軸モータMY、Z軸モータMZを駆動制御して、押圧装置30、即ち、吸着パッド46を、点検対象の検査用ソケット50の予め定めた直上位置に案内する(ステップS1)。
吸着パッド46が点検対象の検査用ソケット50の直上位置に案内されると、制御装置70は、電空レギュレータ61を制御して、チューブ本体32aの第1室aにエアーを供給してピストン33を下動させる(ステップS2)。
この時、制御装置70は、相対位置検出センサSE2の検出信号が「オフ」信号から「オン」信号に切り替るまで(ステップS3)、チューブ本体32aの第1室aにエアーを供給する。相対位置検出センサSE2の検出信号が「オフ」信号から「オン」信号に切り替ると、制御装置70は、電空レギュレータ61を制御して、チューブ本体32aの第1室aへのエアーの供給を停止する(ステップS4)。すなわち、制御装置70は、ピストン33を、最上端位置と最下端位置の中間位置で停止させる。
次に、制御装置70は、第2切換電磁バルブB2及び開閉電磁バルブB3を開き、正圧回路63と第2連結ポートP2を繋ぎ、吸引管45内を正圧に状態にして吸着パッド46からエアーを噴射させる(ステップS5)。続いて、制御装置70は、Z軸モータMZを駆動制御して、押圧装置30、即ち、吸着パッド46を、直下に位置する検査用ソケット50に向かって予め定めた目標高さ位置まで下動させる(ステップS6)。
ここで目標高さ位置とは、本実施形態では、ICチップTを検査用ソケット50に装着されている時、ピストン33が中間位置にあって吸着パッド46がその検査用ソケット50に装着されたICチップTの上面に接触する時の押圧装置30(チューブ本体32a)の高さ位置であって、事前に求めることができる。そして、この目標高さ位置はエンコーダSE1からの検出信号から求めることができる。
制御装置70は、吸着パッド46からエアーを噴射させながら、押圧装置30(吸着パッド46)を下動させているとき、圧力検出センサ65の検出信号が「オン」になったかどうか、相対位置検出センサSE2からの検出信号が「オン」から「オフ」になったどうか、吸着パッド46が予め定めた目標高さ位置に到達したかどうかを判断する(ステップS7、ステップS8、ステップS9)。
そして、図7に示すように、検査用ソケット50に、ICチップTがしっかりと装着された状態で残っている場合、やがて、吸着パッド46が、ICチップTの上面に近づく。吸着パッド46にICチップTの上面に近づくと、吸着パッド46の口が徐々に塞がれ、エアーの噴射が止められて配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力が基準圧力まで上昇し、圧力検出センサ65の検出信号がオンする(ステップS7でYES)。
圧力検出センサ65の検出信号がオンすると、制御装置70は、検査用ソケット50に装着したICチップTが残っていると判断するともに、その判断内容を入出力装置71に出力してディスプレイに表示する(ステップS10)。
また、図8に示すように、ICチップTが検査用ソケット50に斜めに傾いた状態で残っている場合、吸着パッド46は、図7に示す位置まで下動する前に、斜めに傾いたICチップTと当接する。そして、吸着パッド46(ピストン33)はそれ以上の下動を規制される。その結果、チューブ本体32aに対してピストン33は中間位置から最上端位置側へ相対移動して、相対位置検出センサSE2の検出信号が「オン」から「オフ」になる(ステップS8でYES)。
相対位置検出センサSE2の検出信号が「オン」から「オフ」になると、制御装置70は、検査用ソケット50に装着したICチップTが斜めに傾いて残っていると判断するともに、その判断内容を入出力装置71に出力してディスプレイに表示する(ステップS11)。
さらに、ICチップTが検査用ソケット50にない場合、押圧装置30は、目標高さ位置まで到達する(ステップS9でYES)。
押圧装置30が予め設定した目標高さ位置となると、制御装置70は、検査用ソケット50にはICチップTが残っていないと判断するともに、その判断内容を入出力装置71に出力してディスプレイに表示する(ステップS12)。
制御装置70は、前記いずれかの判断をしてその旨を表示すると(ステップS10〜S12)、制御装置70は、第2切換電磁バルブB2及び開閉電磁バルブB3を閉じて吸着パッド46からエアーの噴射を停止させる(ステップS13)。続いて、制御装置70は、Z軸モータMZを駆動制御して、押圧装置30、即ち、吸着パッド46を、予め定めた上方位置まで上動させる(ステップS6)。
そして、制御装置70は、押圧装置30を予め定めた上方位置まで上動させると、該検査用ソケット50の点検処理を終了する。
次に、上記のように構成した実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、吸着パッド46を検査用ソケット50に向かって目標高さ位置まで下動させるとき、吸着パッド46からエアーを噴射させながら下動させた。そして、検査用ソケット50にICチップTが配置されているとき、吸着パッド46から噴射しているエアーが、ICチップTにて塞がれるようにした。従って、エアーの噴射が塞がれることにより、配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力の上昇を圧力検出センサ65が検出することによって、検査用ソケット50内にICチップTが残っていることを検出することができる。
しかも、エアーを噴射させ、圧力検出センサ65で圧力を検出するだけなので、非常に簡単でかつ精度の高い検出ができる。
(2)上記実施形態によれば、検査用ソケット50にICチップTが斜めに傾いて配置されているとき、吸着パッド46は、目標高さ位置まで移動する前に、斜めに傾いて配置されたICチップTに当接する。吸着パッド46がICチップTに当接することにより、吸着パッド46(ピストン33)は、それ以上に移動が規制され停止する。そして、その停止を、相対位置検出センサSE2にて検出することによって、検査用ソケット50に斜めに傾いて配置されているICチップを検出することができる。
(3)上記実施形態によれば、吸着パッド46からエアーを噴射させながら下動させた。すなわち、ソケット50内にICチップTの検出を、既存の吸着パッド46と配管R2(吸引管45)等を利用した。言い換えれば、第1切換電磁バルブB1、第2切換電磁バルブB2、開閉電磁バルブB3を切換ることによって、吸着パッド46を本来のICチップTの吸着に使用し、また、吸着パッド46を検査用ソケット50にあるICチップTの検出に使用することができるようにした。従って、検査用ソケット50にあるICチップTの検出のためだけの装置を設けなくてもよく、構造が簡単でかつコストダウンを図ることができる。
(4)上記実施形態によれば、圧力検出センサ65のオンする圧力を調整すれば、吸着パッド46が、ICチップTに接触する前に、同ICチップTの検出を可能にすることができる。
(5)上記実施形態によれば、吸着パッド46が目標高さ位置まで移動させた。従って、目標高さ位置において圧力検出センサ65の検出信号がオンしない時には、検査用ソケット50にICチップが配置されていないことを検出することができる。
(6)上記実施形態によれば、検査用ソケット50にICチップが配置されていないことを検出するとき、ピストン33をシリンダチューブ32に対して中間位置に配置し状態
で行った。従って、何らかの原因で、吸着パッド46がICチップTの上面の位置よりさらに下方に移動しても、ピストン33がシリンダチューブ32に対して上動することから、ICチップTには大きな負荷がかからず、損傷する虞はない。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、押圧装置30を下動させる際、電空レギュレータ61からエアーを供給してピストン33を最上端位置と最下端位置の中間位置に移動させて実施したが、その中間位置には限定されず、最上端位置と最下端位置の間であるならばどの位置でもよい。但し、ピストン33を最上端位置に位置した場合には、検査用ソケット50に斜めに傾いて配置されているICチップTを検出することはできなくなる。
・上記実施形態では、目標高さ位置を、ピストン33が中間位置にあって吸着パッド46が検査用ソケット50に装着されたICチップTの上面に接触する時の押圧装置30(チューブ本体32a)の高さ位置としたが、これに限定されるものではない。要は、検査用ソケット50に装着されたICチップTに近づくことによって、配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力の上昇を圧力検出センサ65が検出できるのであればよく、ICチップTの上面に接触する前の押圧装置30(チューブ本体32a)の高さ位置を目標高さ位置としてもよい。
・上記実施形態では、検査用ソケット50のICチップTの有無を検出したが、これに限定されるものではなく、検査前のICチップが収容されている供給トレイのポケットでのICチップの有無の検出に応用したり、検査後のICチップが収容されている回収トレイのポケットでのICチップの有無の検出に応用してもよい。
さらに、ICハンドラに設けられるホットプレートのポケットでのICチップの有無の検出に応用したり、検査用ソケット50に配置される前に、待機させておくためのポケットや、回収トレイに搬送する前に、待機させておくためのポケットでのICチップの有無の検出に応用してもよい。
・上記実施形態では、デバイスチャックDCの連結ブロック41と連結ベース31の間にスプリングSPを連結し、ピストン33(デバイスチャックDC)を弾性支持している。これを、ピストン33の下面とシリンダチューブ32のフロントプレート32bとの間に、弾性部材を配置して、ピストン33(デバイスチャックDC)を弾性支持するようにしてもよい。もちろん、上記実施形態のスプリングSPに加えて、ピストン33の下面とシリンダチューブ32のフロントプレート32bとの間に弾性部材を配置して実施してもよい。また、ピストン33(デバイスチャックDC)をスプリングSPで弾性支持しない測定ロボットを備えたICハンドラに応用してもよい。
・上記各実施形態では、吸着パッド46を図3及び図7に示すように、リップ形状にした。これを、ICチップTは平坦であれば、吸着パッド46の形状は、ICチップの外形サイズに合わせた突起を付けた樹脂や金属の吸着パッドであっても良い。即ち、ICチップTの上面に接触した時には該突起のみが真っ先に接触することにより、第1実施形態では圧力を上昇させたり、第2実施形態ではピストン33が上動を開始させる吸着パッド形状としてもよい。
・上記実施形態では、デバイスチャックDC(吸着パッド46)を、エアシリンダSLにて上下動させたが、これに限定されるものではない。例えば、ダイヤフラムやベローズ等でデバイスチャックDC(吸着パッド46)を上下動させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、ICハンドラ10(IC検査装置)に設けた測定ロボット11に具体化したが、これに限定されるものではなく、例えば、ICチップを、第1の配置位置から第2の配置位置に搬送するための搬送装置のハンドラに応用してもよい。
ICハンドラの全体構成を示す概略図。 ICハンドラに備えた測定ロボットを説明するための全体斜視図。 測定ロボットに設けられた押圧装置を説明するための断面図。 測定ロボットのエアーの空圧回路図。 測定ロボットの電気的構成を示す回路図。 制御装置の動作を示すフローチャート図。 ICチップが検査用ソケットに残っている状態を示す図。 ICチップが斜めに傾いて検査用ソケットに残っている状態を示す図。
符号の説明
10…ICハンドラ、11…測定ロボット、30…押圧装置、32…シリンダチューブ、32…シリンダチューブ、32a…チューブ本体、33…ピストン、46…吸着パッド、47…検出片、50…検査用ソケット、61…電空レギュレータ、62…真空回路62、63…正圧回路、65…圧力検出センサ、70…制御装置、70A…CPU、70B…ROM、70C…RAM、DC…デバイスチャック、B1…第1切換電磁バルブ、B2…第2切換電磁バルブ、B3…開閉電磁バルブ、MZ…Z軸モータ、SE1…エンコーダ、SE2…相対位置検出センサ、SL…エアシリンダ、SP…スプリング、T…ICチップ。

Claims (6)

  1. 上下動作する作動体を備えた押圧手段と、
    前記作動体の下端部に連結され半導体チップを把持する把持部材と、
    前記押圧手段を上下動させる移動手段と、
    を備え、前記把持部材に把持した半導体チップをチップ配置位置に配置、又は、チップ配置位置に配置された半導体チップを前記把持部材にて把持するハンドラの半導体チップ検出方法において、
    前記把持部材の下端からエアーを噴射させながら、前記把持部材をチップ配置位置の予め定めた目標高さ位置まで移動させ、
    前記目標高さ位置において、前記把持部材の先端から噴射されるエアーの圧力が高くなったとき、
    前記チップ配置位置に半導体チップが配置されていると判断することを特徴とするハンドラの半導体チップ検出方法。
  2. 請求項1に記載のハンドラの半導体チップ検出方法において、
    前記目標高さ位置に移動しない前に、前記把持部材の目標高さ位置への移動が停止されたとき、前記チップ配置位置に半導体チップが配置されていると判断することを特徴とするハンドラの半導体チップ検出方法。
  3. 弾性部材にて上方向に弾性支持された作動体を備えた押圧手段と、
    前記作動体の下端部に連結され半導体チップを把持する把持部材と、
    前記押圧手段を上下動させる移動手段と、
    前記押圧手段に備えた作動体を上下動させる作動体駆動手段と、
    前記把持部材の前記押圧手段に対する上下方向の相対位置を検知する相対位置検出手段と、
    を備え、前記把持部材に把持した半導体チップをチップ配置位置に配置、又は、チップ配置位置に配置された半導体チップを前記把持部材にて把持するハンドラにおいて、
    前記把持部材の先端からエアーを噴射させるエアー供給手段と、
    前記エアー供給手段から供給され、把持部材の先端から噴射させるエアーが予め定めた基準圧力まで上昇したか否かを検出する圧力検出手段と、
    前記エアー供給手段及び前記移動手段を駆動させ、前記把持部材の先端からエアーを噴射させながら、前記把持部材をチップ配置位置の予め定めた目標高さ位置まで移動させる駆動制御手段と、
    前記目標高さ位置において、把持部材の先端から噴射されるエアーの圧力が、前記基準圧力に達したことを前記圧力検出手段が検出したとき、前記チップ配置位置に半導体チップが配置されていると判断する判断手段と
    を設けたことを特徴とするハンドラ。
  4. 請求項3に記載のハンドラにおいて、
    前記把持部材の前記押圧手段に対する上下方向の相対位置を検知する相対位置検出手段と、
    前記目標高さ位置に移動しない前に、前記把持部材の目標高さ位置への移動が停止されたことを前記相対位置検出手段が検出したとき、前記チップ配置位置に半導体チップが配置されていると判断する第2の判断手段と
    を設けたことを特徴とするハンドラ。
  5. 請求項3又は4に記載のハンドラにおいて、
    前記把持部材は、前記半導体チップと当接し、エアー吸引手段からの吸引力にて前記半導体チップを吸着する吸着パッドを備えたことを特徴とするハンドラ。
  6. 請求項5に記載のハンドラにおいて、
    前記エアー吸引手段と前記エアー供給手段を切り換えて前記吸着パッドの吸引口から前記エアーを噴射させる切換手段を設けたことを特徴とするハンドラ。
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