JP2001004702A - 半導体試験装置のicハンドラ装置 - Google Patents

半導体試験装置のicハンドラ装置

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JP2001004702A
JP2001004702A JP11175773A JP17577399A JP2001004702A JP 2001004702 A JP2001004702 A JP 2001004702A JP 11175773 A JP11175773 A JP 11175773A JP 17577399 A JP17577399 A JP 17577399A JP 2001004702 A JP2001004702 A JP 2001004702A
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suction
handler
insert
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Haruki Nakajima
治希 中嶋
Masaru Tsuchiya
大 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ICハンドラ装置に備えるピック&プレース機
構におけるDUTの配置不完全状態を検出する手段を備
える半導体試験装置のICハンドラ装置を提供する。 【解決手段】複数チャンネルの吸着ヘッド部を配列して
備える半導体試験装置のICハンドラ装置において、イ
ンサート内の定位置の高さにDUTが配置されていない
状態を配置不完全状態としたとき、ローディング時にお
いて、複数個のDUTの何れかが配置不完全状態を生じ
たとき、吸着ヘッド部が正常時の停止高さ位置とは異な
る位置状態を検出して電気信号に変換する位置ずれ検出
手段を備える半導体試験装置のICハンドラ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体試験装置
のICハンドラ装置に関する。特に、ICハンドラ装置
に備えるピック&プレース機構における被試験デバイス
(DUT)の配置不完全状態を検出可能とした半導体試
験装置のICハンドラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体試験装置に適用されてDUTの電
気的試験を行うハンドラ装置では、公知のように、多数
個のDUTを収容したユーザートレイにより搬送されて
きたDUTは所定の位置決め精度を有する専用のテスト
トレイに載せ替え、恒温槽(チェンバ)を通過した後、
電気的にコンタクトするコンタクタ部で電気的に試験実
施する。この試験結果で良否分別やランク分け等のカテ
ゴリーに分類されたDUTは搬送されて所定のユーザー
トレイへ分別収容される。テストトレイ200は、図7
に示すように、インサート10が複数個、例えば64個
が取り付けられて、DUTを収容保持して装置内の供給
部やチェンバ(恒温槽)や測定部や排出部を搬送する。
テストトレイ上に装着されているインサート10は、D
UT単位の収納保持容器であり、位置決め精度良くDU
Tを収容保持する。この構造は種類や大きさの異なるD
UT形状、異なるICリード形状・構造等に対応して形
成されている。そして異形状のDUTの都度、対応する
インサート10が交換されて使用に供される。このとき
関連する他の機構部品(チェンジキット)も同時に交換
して使用に供される。尚、上記テストトレイやインサー
ト(トレイインサート)の具体的構造例が特願平6−3
14197、特願平6−314196に示されている。
【0003】本願に係るピック&プレース機構100
は、装置内に備える水平搬送手段に固定されていて、搬
送効率の向上の為に複数個、例えば8個のDUTを同時
に吸着保持して上下方向に移動する機構である。上記テ
ストトレイ上の8個一列に並んでいるインサート10
(図7A参照)の直上へ水平搬送手段で移動してきた
後、第1に他から吸着搬送してきたDUTを下方向へ押
し下げて直下のインサート内へ所定に配置(ローディン
グ)して解放し、第2にインサート内に収納されている
DUTを吸着して上方向へ持ち上げ保持(ピックアッ
プ)する。
【0004】次に、従来技術による2×4連の8連型の
ピック&プレース機構について図4と図5と図6とを示
して説明する。図6に示す8連型のピック&プレース機
構100の斜視図は、2×4連構成とした場合であり、
4連の吸着ヘッド部50がV−HEADベース90に対
向して2列並列に配置されて、8個の吸着パッド66が
インサート10の一列(図7A参照)に対応して配列さ
れている。ピック&プレース機構100は、本体ベース
101と、H−PLATE110と、8個の吸着ヘッド
部50から成る。H−PLATE110はインサート1
0と当接する為に、本体ベース101に対して上下動可
能に係止されている。また8個の吸着ヘッド部50は上
下動する前記H−PLATE110に所定に係止されて
いる。これにより、8個の吸着ヘッド部50は一括して
同時にピック&プレース動作が行われ、8個のDUTが
同時にローディングあるいはピックアップが行われる。
【0005】1個の吸着ヘッド部50に対する原理構造
について、図4を参照して説明する。吸着ヘッド部50
の本願に係る要部構成要素は上下動シリンダ52と、シ
ャフト54と、バッファスプリング58と、遊動シャフ
ト59と、本体可動構造体60と、アジャスト・ストッ
パ62と、パッドガード64と、吸着パッド66とがあ
る。
【0006】上下動シリンダ52は、本体可動構造体6
0を上下方向に10mm以上移動させる駆動源であって、
V−HEADベース90に固定され、外部からの空気圧
源により上下方向にシャフト54が直線駆動できる。
尚、V−HEADベース90自体は、ピッチを変更可能
とする左右方向移動機構(図示せず)を介してH−PL
ATE110に固定されている。また本体ベース101
自体は、水平搬送機構(図示せず)に固定されていてD
UTを水平方向へ自由に移送できる。
【0007】当該シャフト54と本体可動構造体60側
の遊動シャフト59とは、一軸に連結される。尚、上下
の長さ方向は調整可能なネジ構造を備えていて、調整後
はロックナットで固定されている。当該シャフト54と
ねじ切り構造で連結され、ロックナットで固定された遊
動シャフト59は、本体可動構造体60内に嵌入係止さ
れていて、バッファスプリング58によるスプリング圧
により本体可動構造体60が上下方向に遊動可能に係止
されている。このバッファスプリング58と遊動シャフ
ト59とによりスプリング緩衝機構を形成していて、後
述するアジャスト・ストッパ62で下降移動を制限停止
されるときの余分の下降ストローク動作を緩衝吸収す
る。
【0008】本体可動構造体60は上下方向に移動可能
に係止されていて、これに取り付けられている要部要素
は、遊動シャフト59と、アジャスト・ストッパ62
と、パッドガード64と、アジャスト・ストッパ62と
がある。アジャスト・ストッパ62は、先端面が相手側
のインサート10のインサート凸部15に当接させて両
者の高さ関係を微調整する位置決め停止棒であり、本体
可動構造体60へ係止され、自身の高さを微調整する微
調整機構を備えている。この微調整により吸着パッド6
6がインサート10内への落とし込み時の高さを決めて
いる。
【0009】本体可動構造体60内部には負圧を導入す
る導入路61が形成されていて、一端は外部の負圧源へ
チューブを介して接続される。導入路61の先端には貫
通孔を有するパッドガード64が固定され、このパッド
ガード64の先端部には弾性を有する吸着パッド66が
装着されている。
【0010】上記に対応するインサート10の要部要素
は、インサートポケット12と、複数箇所のクランプ爪
14と、インサート凸部15と、開脚レバー16とを備
えている。インサートポケット12はDUTが定位置に
収まるようにDUT形状毎に対応した収容形状が形成さ
れている。クランプ爪14は、搬送時等に定位置からD
UTの飛び出しや位置ずれを防止する為に、DUTの端
部を支持して定位置へ確実に保持する機構であり、開脚
レバー16とリンク機構(図示せず)を介して連結され
ている。尚、クランプ爪14はローディング時あるいは
ピックアップ時には開脚させてDUTをピック&プレー
スし、以後は内蔵するスプリング力により閉じてDUT
を保持状態にする。開脚レバー16はクランプ爪14を
開脚する押しピンであり、図8のH−PLATEとの位
置関係を示すように、上述したH−PLATE110が
下降して来ると、このH−PLATE110底部に押さ
れ、これをリンク機構を介して伝達してクランプ爪14
を開脚操作させる。尚、アジャスト・ストッパ62はイ
ンサート凸部15の上面で当接して高さ方向の位置決め
停止して、例えば2mm上空よりインサートポケット1
2へDUTを落とし込む。インサートポケット12はテ
ーパ部が形成されていて定位置へ入りやすい形状を備え
ている。
【0011】ところで、何らかの原因でDUTがインサ
ートポケット12の定位置に収まらない状態がまれに発
生することがある。例えばDUTの吸着位置ずれに伴い
インサートポケット12の縁に当たった状態に置かれた
り、クランプ爪14が完全に開脚しなかった為にDUT
がクランプ爪14の上に乗りかかった状態(図5A参
照)に置かれたりする場合がある。このようなとき、上
述したスプリング緩衝機構により途中位置(図5B参
照)で止まる為、機構系の損傷はない。しかしながら、
配置不完全状態にあるDUTはそのまま次行程へ搬送さ
れることとなり、不具合を生じ得る。例えば配置不完全
状態でコンタクト部へ搬送されると電気的コンタクトの
不良となったり、また精密なコンタクト機構に対して損
傷等の不具合を与える可能性もある。従って、このよう
なジャム(Jam)は出来る限り未然に検出して排除する
ことが望ましい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述説明したように従
来技術においては、ピック&プレース機構により配置さ
れたDUTにおいて、もし配置不完全状態で次行程へ搬
送されてしまうと、二次的なトラブル要因を引き起こし
て更なるジャムの要因となる可能性があり、この点にお
いて実用上の難点がある。ところで、図5に示すよう
に、DUTが配置不完全状態になるとバッファスプリン
グ58によるスプリング緩衝機構により本体可動構造体
60が途中位置(図5B参照)で止まった状態になるこ
とが判る。この途中状態を検出することにより配置不完
全状態のトラブルを未然に防止可能になる。そこで、本
発明が解決しようとする課題は、ICハンドラ装置に備
えるピック&プレース機構におけるDUTの配置不完全
状態を検出する手段を備える半導体試験装置のICハン
ドラ装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1に、上記課題を解決
するために、本発明の構成では、半導体試験装置のIC
ハンドラ装置内に複数チャンネルの吸着ヘッド部50を
配列して備えるピック&プレース機構と、デバイス搬送
用のテストトレイ200上に装着されている複数個のイ
ンサート10とを備え、複数チャンネルの前記吸着ヘッ
ド部50は連動して同時に動作し、各々被試験デバイス
(DUT)を吸着保持して上下方向に移送し、対応する
インサート10内の定位置へ持ち下げ配置(ローディン
グ)するピック&プレース機構を備える半導体試験装置
のICハンドラ装置において、インサート10内の定位
置の高さにDUTが配置されていない状態(例えばDU
Tの浮き上がり状態)を配置不完全状態と呼称したと
き、ローディング時において、複数個のDUTの何れか
が配置不完全状態を生じたとき、これに伴う反動により
当該吸着ヘッド部50が正常時とは異なる異常な位置に
留まり、この異常な停止状態を検出して電気信号に変換
する停止位置ずれ検出手段を備えることを特徴とする半
導体試験装置のICハンドラ装置である。上記発明によ
れば、ICハンドラ装置に備えるピック&プレース機構
におけるDUTの配置不完全状態を検出する停止位置ず
れ検出手段を備えて以後の二次的なジャムの発生を解消
可能とする半導体試験装置のICハンドラ装置が実現で
きる。
【0014】第1図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第2に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、半導体試験装置のICハンドラ装置内に複数チ
ャンネルの吸着ヘッド部50を配列して備えるピック&
プレース機構と、デバイス搬送用のテストトレイ200
上に装着されている複数個のインサート10とを備え、
上記吸着ヘッド部50は上下動シリンダ52とスプリン
グ緩衝機構と本体可動構造体60とアジャスト・ストッ
パ62とパッドガード64と吸着パッド66と吸着用の
負圧の導入路61とを備え、上記上下動シリンダ52は
ピック&プレース機構のV−HEADベース90に固定
されて本体可動構造体60を上下方向に移動させる駆動
源であり、上記スプリング緩衝機構は例えばバッファス
プリング58と遊動シャフト59で成り、吸着ヘッド部
50が下降移動してアジャスト・ストッパ62の先端が
インサート凸部15の上面に当たって位置決め停止され
た以後の余分のストローク動作を緩衝吸収する緩衝機構
であり、本体可動構造体60はスプリング緩衝機構を介
して上下動シリンダ52と連結されて上下動でき、アジ
ャスト・ストッパ62は本体可動構造体60の下部に係
止されて当接する相手側のインサート凸部15の上面と
の間の高さを位置決めする停止棒であり、前記高さはパ
ッドガード64の交換に対応して微調整可能であり、パ
ッドガード64は本体可動構造体60の下部に固定さ
れ、先端に吸着パッド66を装着して導入路61からの
吸着用の負圧でDUTを吸着保持するものであり、所定
に配列した複数チャンネル(例えば2×4連型構成)の
上記吸着ヘッド部50は連動して同時に動作し、各々D
UTを吸着保持して上下方向に移送し、対応するインサ
ート10内の定位置へ持ち下げ配置(ローディング)す
るピック&プレース機構を備える半導体試験装置のIC
ハンドラ装置において、インサート10内の定位置の高
さにDUTが配置されていない状態を配置不完全状態と
呼称したとき、ローディング時において、複数個のDU
Tの何れかが配置不完全状態を生じたとき、これに伴う
反動により当該吸着ヘッド部50がアジャスト・ストッ
パ62で位置決め停止される位置が正常時とは異なる異
常な位置に留まり、この異常な停止状態を検出して電気
信号に変換する停止位置ずれ検出手段を備えることを特
徴とする半導体試験装置のICハンドラ装置がある。
【0015】また、停止位置ずれ検出手段は複数個のス
リット24と発光部20と受光部22とを備える光学検
出手段であり、前記スリット24は吸着ヘッド部50が
DUTを吸着して上下動する可動構造体(例えば本体可
動構造体60)に取り付けられ、かつスリット24のス
リット孔26は正常配置状態の位置のときに発光部20
の出射光線が各スリット孔を各々通過して受光部22へ
到達する位置に配置固定し、何れかの吸着ヘッド部50
で配置不完全状態が発生したときに、当該スリット24
が通過光線を遮断し、これを受光部22が受けて検出
し、ICハンドラ装置の制御CPUへ通知することを特
徴とする上述半導体試験装置のICハンドラ装置があ
る。また、停止位置ずれ検出手段からの通知信号を受け
て、配置不完全状態を生じた当該DUTを特定し、特定
された当該DUTに対して次行程以降で所定に搬送制御
して継続的な自動運転をすることを特徴とする上述半導
体試験装置のICハンドラ装置がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を実施
例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【0017】本発明について、図1と、図2と、図3と
を参照して以下に説明する。尚、従来構成に対応する要
素は同一符号を付す。
【0018】図1は、図3に示す2×4連の吸着ヘッド
部50を備えるピック&プレース機構において、一方の
4連の吸着ヘッド部50の要部を示していて、DUTを
ローディング状態に停止している要部概念側断面図であ
る。即ち、前方と後方に4連の吸着ヘッド部50が2列
平行して並んでいるが、前方の4連の吸着ヘッド部50
の要部のみを示し、後方の4連の吸着ヘッド部50は省
略した略図表現である。尚、2×4連の吸着ヘッド部5
0の前方にある吸着パッド66と、後方にある吸着パッ
ド66とは交互に交差するように8個が一列に配列(図
1A、B参照)されている様子を示し、図7Aに示す単
位でピック&プレースするものとする。本発明では、4
連の吸着ヘッド部50において、発光部20と、受光部
22と、4個のスリット24とを追加要素として備える
構成である。実際の追加要素の配置場所としては図3の
斜視図における前方側にある4連の吸着ヘッド部50に
示されている。
【0019】4個のスリット24は、DUTを吸着して
上下移動する本体可動構造体60に取り付けられ、かつ
スリット24のスリット孔26がローディング状態の下
降位置のときに発光部20からの出射光線が各スリット
孔を各々通過して受光部22へ到達する一直線上となる
位置に各々配置固定する。スリット孔26は上下方向に
対する隙間が例えば1mm幅のスリットを形成する。
尚、所望により1mmφの丸孔形成でも良い。
【0020】発光部20は、ピック&プレース機構のV
−HEADベース90に固定され、外光に影響を受けな
い光線、例えば赤外線のビーム光線B1を受光部22へ
向けて出射させる。受光部22もV−HEADベース9
0に固定され、各スリット孔26を通過して来たビーム
光線B2を受けて電気信号に変換し、受信光線が遮断さ
れたことを検出してICハンドラ装置内に備える制御C
PUへ通知する。
【0021】制御CPUはこの通知信号を受けること
で、ローディング状態において全てのDUTが正常に配
置されている正常配置状態か配置不完全状態かを判断し
て搬送動作を制御できる。もし、図2Cに示すDUTが
配置不完全状態となった場合、当該本体可動構造体60
は定位置から浮き上がった状態になり、スリット孔26
位置がずれてくる。この結果、ビーム光線B1は遮蔽
(図2E参照)され、受光部22はこれを検出できるこ
ととなる。
【0022】また、他から搬送されてきたテストトレイ
200上のインサート10内のDUTをピックアップす
る為に吸着パッド66を下降させた場合においても、同
様に配置不完全状態の有無を検出できる。
【0023】尚、本発明の実現手段は、上述実施の形態
に限るものではない。例えば、2×4連構成とした8連
型のピック&プレース機構100以外に、他の複数連型
のピック&プレース機構、あるいは単一型のピック&プ
レース機構に適用しても良い。また、停止位置ずれ検出
手段は2×4連構成に対応して、スリット24を4個一
直線上に配列する構成とした具体例で示したが、本体可
動構造体60の配列構造によっては、スリット24を8
個一列に配列しても良いし、また、所望の複数個単位毎
に配列して各々個別に検出する構成としても良い。
【0024】また、配置不完全状態が検出された場合
は、どのインサート10で発生したかを特定する手段を
備えても良い。即ち、負圧源を個別にON/OFF制御
して順次1個づつDUTを吸着してピックアップ移送し
ていき、配置不完全状態が解消されたとき、当該インサ
ート10の吸着ヘッド部50が配置不完全状態であった
ことが認識できる。ここで吸着パッド66はDUTが傾
いたりして変形しても容易に吸着できる柔軟性のあるパ
ッドや、蛇腹形状のパッド等を用いると良い。この場合
は、配置不完全状態を生じた当該DUTが特定される結
果、他へ排除若したり、あるいは次行程以降で所望の搬
送制御等の適切な処置が行える。このことは、自動復旧
可能となるので、継続的な自動運転が可能となる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上述の説明内容から、下記に
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明に
よれば、インサート10内でのDUTの配置不完全状態
を本体可動構造体60が定位置から浮き上がった状態に
なることから間接的に検出する手段を具備する構成とし
たことにより、以後の二次的なジャムの発生を未然に解
消可能とすることが可能となる大きな利点が得られる。
このことは、数千万個以上ものDUTを昼夜連続で終日
運転されることが多い半導体試験装置のICハンドラ装
置においては二次的なトラブルを未然に防止されて、無
用な運転停止が解消される利点が得られる。更に、この
無用な運転停止が解消されることによるテストコストの
低減効果も得られる。従って本発明の産業上の経済効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、2×4連の吸着ヘッド部を備えるピ
ック&プレース機構がDUTをローディング状態を示す
要部概念側断面図。
【図2】本発明の、第3の吸着ヘッド部でデバイスがク
ランプ爪に当たって傾いた配置不完全状態を示し、これ
を検出説明する図。
【図3】本発明の、2×4連型のピック&プレース機構
の斜視構造体において、図1の停止位置ずれ検出手段が
配置される位置関係を説明する図。
【図4】1つのピック&プレース機構の要部原理構造
図、及び対応するインサート10との関係図。
【図5】デバイスがクランプ爪14に当たって傾いた配
置不完全状態の一例を説明する図。
【図6】従来の、2×4連のピック&プレース機構を示
す斜視外観図。
【図7】多数のインサートがテストトレイ上に装着され
る様子を説明する図。
【図8】 H−PLATEと開脚レバーとの位置関係を
示す要部構造図。
【符号の説明】
10 インサート 12 インサートポケット 14 クランプ爪 15 インサート凸部 16 開脚レバー 20 発光部 22 受光部 24 スリット 26 スリット孔 50 吸着ヘッド部 52 上下動シリンダ 54 シャフト 58 バッファスプリング 59 遊動シャフト 60 本体可動構造体 62 アジャスト・ストッパ 64 パッドガード 66 吸着パッド 90 V−HEADベース 100 ピック&プレース機構 101 本体ベース 110 H−PLATE 200 テストトレイ DUT 被試験デバイス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体試験装置のICハンドラ装置内に
    複数チャンネルの吸着ヘッド部を配列して備えるピック
    &プレース機構と、デバイス搬送用のテストトレイ上に
    装着されている複数個のインサートとを備え、 複数チャンネルの該吸着ヘッド部は連動して同時に動作
    し、各々被試験デバイス(DUT)を吸着保持して上下
    方向に移送し、対応する該インサート内の定位置へ持ち
    下げ配置(ローディング)するピック&プレース機構を
    備える半導体試験装置のICハンドラ装置において、 該インサート内の定位置の高さにDUTが配置されてい
    ない状態を配置不完全状態としたとき、 ローディング時において、複数個のDUTの何れかが配
    置不完全状態を生じたとき、当該吸着ヘッド部が正常時
    とは異なる位置に留まり、この異常な停止状態を検出し
    て電気信号に変換する停止位置ずれ検出手段を備えるこ
    とを特徴とする半導体試験装置のICハンドラ装置。
  2. 【請求項2】 半導体試験装置のICハンドラ装置内に
    複数チャンネルの吸着ヘッド部を配列して備えるピック
    &プレース機構と、デバイス搬送用のテストトレイ上に
    装着されている複数個のインサートとを備え、 上記吸着ヘッド部は上下動シリンダとスプリング緩衝機
    構と本体可動構造体とアジャスト・ストッパとパッドガ
    ードと吸着パッドと吸着用の負圧の導入路とを備え、 該上下動シリンダはピック&プレース機構のV−HEA
    Dベースに固定されて該本体可動構造体を上下方向に移
    動させる駆動源であり、 該スプリング緩衝機構は吸着ヘッド部が下降移動してア
    ジャスト・ストッパの先端がインサート凸部の上面に当
    たって位置決め停止された以後のストローク動作を緩衝
    吸収する緩衝機構であり、 本体可動構造体は該スプリング緩衝機構を介して該上下
    動シリンダと連結されて上下動でき、アジャスト・スト
    ッパは該本体可動構造体の下部に係止されて当接する相
    手側のインサート凸部の上面との間の高さを位置決めす
    る停止棒であり、前記高さは微調整可能であり、パッド
    ガードは該本体可動構造体の下部に固定され、先端に吸
    着パッドを装着して導入路からの吸着用の負圧でDUT
    を吸着保持するものであり、 所定に配列した複数チャンネルの上記吸着ヘッド部は連
    動して同時に動作し、各々DUTを吸着保持して上下方
    向に移送し、対応する該インサート内の定位置へ持ち下
    げ配置(ローディング)するピック&プレース機構を備
    える半導体試験装置のICハンドラ装置において、 該インサート内の定位置の高さにDUTが配置されてい
    ない状態を配置不完全状態としたとき、 ローディング時において、複数個のDUTの何れかが配
    置不完全状態を生じたとき、当該吸着ヘッド部がアジャ
    スト・ストッパで位置決め停止される位置が正常時とは
    異なる位置に留まり、この異常な停止状態を検出して電
    気信号に変換する停止位置ずれ検出手段を備えることを
    特徴とする半導体試験装置のICハンドラ装置。
  3. 【請求項3】 停止位置ずれ検出手段は複数個のスリッ
    トと発光部と受光部とを備える光学検出手段であり、 該スリットは吸着ヘッド部がDUTを吸着して上下動す
    る可動構造体に取り付けられ、かつスリット孔は正常配
    置状態の位置のときに発光部の出射光線が各スリット孔
    を各々通過して受光部へ到達する位置に配置固定し、 何れかの吸着ヘッド部で配置不完全状態が発生したとき
    に、当該スリットが通過光線を遮断し、これを受光部が
    受けて検出し、ICハンドラ装置の制御CPUへ通知す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体試験装
    置のICハンドラ装置。
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