JP5868723B2 - 光ケーブル収容管 - Google Patents
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Description
ここで、前記蓋部材が、該蓋部材を前記管路部材に取り付けたときに該管路部材の前記開口部をすべて覆うための蓋部(21)と、該蓋部の裏面の中央部に取り付けられた、かつ、前記蓋部材を前記管路部材に取り付ける際に該管路部材に挿入される、かつ、表面が下底側の面とされた台形柱形状の挿入部(22)と、該挿入部の裏面に取り付けられた、かつ、前記蓋部材を前記管路部材に取り付けたときに該管路部材の内部空間を2分割する内部空間分割手段(23,24)とを備えてもよい。
前記内部空間分割手段が、表面が前記挿入部の裏面の中央部に取り付けられた板状の分割部(23)と、該分割部の裏面が中央部に取り付けられた、かつ、前記蓋部材を前記管路部材に取り付けたときに裏面が該管路部材の裏面側の内面に当接するようにされた板状の押え部(24)とを備えてもよい。
前記支持物が電柱(P)であり、前記蓋部材が取り付けられた前記管路部材が、該管路部材の裏面が前記電柱に当接された状態で、複数本の自在バンド(3)を用いて該電柱に固定されてもよい。
(1)表面に開口部が形成された管路部材に光ケーブルを収容したのちに開口部を蓋部材で塞ぐ構成とすることにより、光ケーブルを切断することなく立上げ管交換作業を行うことができる。
(2)内部空間分割手段を備えたセパレーター型に蓋部材をすることにより、蓋部材で管路部材の開口部を塞ぐとともに管路部材の内部空間を2分割することができる。
(3)立上げ管の部分的な改修が可能となるため、復旧費用の低減を図ることができる。
(4)簡単な構造であるため、応用範囲が広く、屋内の機械的強度が必要なケーブルダクトとしても使用することができるとともに、製造コストの低減を図ることができる。
本発明の一実施例による光ケーブル収容管は、図1(a),(b)に示す管路部材10と、図1(c),(d)に示すセパレーター型の蓋部材20と、図2(a),(b)に示す上部キャップ部材30と、図3(a),(b)に示す下部キャップ部材40とを具備する。
開口部11は、管路部材10の縦方向(上下方向)に沿って敷設される光ケーブル1を切断することなく管路部材10に収容するために、管路部材10の表面の中央部に管路部材10の上端から下端まで形成されている。
管路部材10の裏面は、平面状の形状とされている。ただし、管路部材10の裏面は、光ケーブル収容管を電柱P(図4(d),(e)参照)に固定する際に電柱Pに当接させる側の面であるため、電柱Pの周面に沿わせた凹み形状とされてもよい。
なお、光ケーブル収容管の防水性を高めるために、管路部材10の左右端部にパッキンを施してもよい。
蓋部材20は、図1(c)に示すように、蓋部21、挿入部22、分割部23および押え部24を備える。
また、挿入部22は、表面が下底側の面とされた等脚台形柱(上面および下面が等脚台形)の形状をしている。
さらに、管路部材10の左右端面が挿入部22の左右側面にそれぞれ当接した状態で蓋部材20を管路部材10に取り付けることができるように、挿入部22の表面の横方向の長さは管路部材10の開口部11の横方向の長さよりも多少長くされている。すなわち、蓋部材20を管路部材10に取り付ける際に、管路部材10の左右端面は、最初は挿入部22の左右側面から離れているが、挿入部22を管路部材10に挿入していくにつれて挿入部22の左右側面にそれぞれ当接したのち最終的に右左方向にそれぞれ多少押されるようにされている。
これにより、蓋部材20を管路部材10に取り付けた状態では、管路部材10の左右端面は右左方向にそれぞれ押される力に抗して元の位置に戻ろうとして挿入部22の左右側面をそれぞれ押圧するため、管路部材10の左右端面と挿入部22の左右側面とをそれぞれ密着させることができる。
分割部23の表面(挿入部22側の面)は挿入部22の裏面の中央部に一体的に取り付けられており、分割部23の裏面(押え部24側の面)は押え部24の表面の中央部に一体的に取り付けられている。
また、防水のため、上部キャップ30はゴム製とされている。
第1の中間部321は、長径および短径が上部31の外径よりも大きい楕円筒状の形状をしており、第2の中間部322の上面の中央部に一体的に取り付けられている。また、第1の中間部321の上面の開口の径は、上部31の内径と同じ大きさにされている。
第2の中間部322は、長径および短径が第1の中間部321の長径および短径よりもそれぞれ大きい楕円筒状の形状をしており、下部33の上面の中央部に一体的に取り付けられている。また、第2の中間部322の上面の開口の径は、第1の中間部321の下面の開口の径と同じ大きさにされている。
下部33は、長径および短径がよりも第2の中間部322の長径および短径よりもそれぞれ大きい楕円筒状の形状をしている。また、下部33の上面の開口の径は、第2の中間部322の下面の開口の径と同じ大きさにされている。さらに、下部33は、蓋部材20が取り付けられた管路部材10に上部キャップ30を装着したときに下部33の内周面が管路部材10および蓋部材20の外周面と密着するような形状とされている。
上部31の中心軸と第1中間部321の中心軸と第2の中間部322の中心軸とは一直線上にくるようにされている。
上部31、第1および第2の中間部321,322並びに下部33の裏面の中央部には、光ケーブル1を通すための直線状の切込み34が形成されている。
第2の中間部432は、長径および短径が下部44の外径よりも大きい楕円筒状の形状をしており、第1の中間部431の下面の中央部に一体的に取り付けられている。また、第2の中間部432の下面の開口の径は、下部44の内径と同じ大きさにされている。
第1の中間部431は、長径および短径が第2の中間部432の長径および短径よりもそれぞれ大きい楕円筒状の形状をしており、外側管部41の下面の中央部に一体的に取り付けられている。また、第1の中間部431の下面の開口の径は、第2の中間部432の上面の開口の径と同じ大きさにされている。
外側管部41は、長径および短径がよりも第1の中間部431の長径および短径よりもそれぞれ大きい略楕円筒状の形状をしている。また、外側管部41の下面の開口の径は、第1の中間部431の上面の開口の径と同じ大きさにされている。
収容部42は、外側管部41内に取り付けられており、蓋部材20が取り付けられた管路部材10に下部キャップ40を装着したときに収容部42の内周面が管路部材10および蓋部材20の外周面と密着するような形状とされている。
第1中間部431の中心軸と第2の中間部432の中心軸と下部44の中心軸とは一直線上にくるようにされている。
外側管路41、第1および第2の中間部431,432並びに下部44の表面の中央部には、光ケーブル1を通すための直線状の切込み45が形成されている。
なお、光ケーブル収容管の防水性を高めるために、上部キャップ30の切込み34にパテを塗るとともに、固定バンド2の代わりに融着テープを上部31、第1および第2の中間部321,322並びに下部33の外周面にそれぞれ巻いたりしてもよい。
このとき、自在バンド3は締付ボルト・ナットで固定されるが、ボルト締付圧力は80N/m程度であるため、蓋部20が略このボルト締付圧力で図4(d)に矢印で示すように電柱Pに向かって押されるため、ボルト締付圧力を利用して蓋部20の裏面を管路部材10の表面と密着させることができる。
下部キャップ40についても同様である。
2 固定バンド
3 自在バンド
4 地中管
10 管路部材
11 開口部
20 蓋部材
21 蓋部
22 挿入部
23 分割部
24 押え部
30,50 上部キャップ部材
31,51 上部
321,322,521,522 第1および第2の中間部
33,53 下部
34,54 切込み
40 下部キャップ部材
41 外側管部
42 収容部
431,432 第1および第2の中間部
44 下部
45 切込み
P 電柱
Claims (4)
- 光ケーブル(1)を収容するための光ケーブル収容管であって、
開口部(11)が表面の中央部に上端から下端まで形成されるとともに、前記光ケーブル収容管を支持物に固定する際に裏面が該支持物に当接される筒状の管路部材(10)と、
前記光ケーブルを前記管路部材に収容したのちに該管路部材の前記開口部を塞ぐための蓋部材(20)と、
前記光ケーブルを通すための直線状の切込み(34,54)が形成された、かつ、前記蓋部材が取り付けられた前記管路部材の上部を覆うための上部キャップ(30,50)と、
前記光ケーブルを通すための直線状の他の切込み(45)が形成された、かつ、前記蓋部材が取り付けられた前記管路部材の下部を覆うとともに該蓋部材が取り付けられた該管路部材と前記光ケーブルが通された地中管(4)とを接続するための下部キャップ(40)と、
を具備することを特徴とする、光ケーブル収容管。 - 前記蓋部材が、
該蓋部材を前記管路部材に取り付けたときに該管路部材の前記開口部をすべて覆うための蓋部(21)と、
該蓋部の裏面の中央部に取り付けられた、かつ、前記蓋部材を前記管路部材に取り付ける際に該管路部材に挿入される、かつ、表面が下底側の面とされた台形柱形状の挿入部(22)と、
該挿入部の裏面に取り付けられた、かつ、前記蓋部材を前記管路部材に取り付けたときに該管路部材の内部空間を2分割する内部空間分割手段(23,24)と、
を備えることを特徴とする、請求項1記載の光ケーブル収容管。 - 前記内部空間分割手段が、
表面が前記挿入部の裏面の中央部に取り付けられた板状の分割部(23)と、
該分割部の裏面が中央部に取り付けられた、かつ、前記蓋部材を前記管路部材に取り付けたときに裏面が該管路部材の裏面側の内面に当接するようにされた板状の押え部(24)と、
を備えることを特徴とする、請求項2記載の光ケーブル収容管。 - 前記支持物が電柱(P)であり、
前記蓋部材が取り付けられた前記管路部材が、該管路部材の裏面が前記電柱に当接された状態で、複数本の自在バンド(3)を用いて該電柱に固定されることを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載の光ケーブル収容管。
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