JP5868225B2 - 収納ケース - Google Patents
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Description
また、ケース側面に封入体の挿入口を設けることによって封入体を破ることなく簡単にケース内にセットすることができるとともに、ガイド部材によって挟持することによって長期間の使用においても封入体の破損を防止することができる収納ケースに関するものである。
ここで、特許文献1に記載の収納ケースは、ヒンジによって連結された2枚の側面板によって構成されており、かかる側面板をたたむ様にして封入体を挟み込むことによって使用するものとなっている。
また、封入体は線状挟持部材によって収納ケース内において固定されることになるが、当該線状挟持部材は、特許文献1の図1または図2に示すように収納ケースの開口部分の一部に、一定の方向性を持つこともなく設けられているものである。従って、収納ケース内の封入体は、線状挟持部材によって挟持されている部分やその近傍においては粒状物の片寄りは生じないものの、線状挟持部材によって挟持されていない部分については粒状物が封入体内で動くことになり、ハンガーポールなどに吊るした場合などにはかかる部分について粒状物の片寄りが発生し、その結果薬剤成分の揮散効率が低下してしまうという問題もあった。
また、ケース側面に封入体の挿入口を設けることによって封入体を破ることなく簡単にケース内にセットすることができるとともに、ガイド部材によって挟持することによって長期間の使用においても封入体の破損を防止することができる。
さらに、収納空間の隙間に場所を取らずに設置することができる。
最初に、本発明の収納ケースの基本的な構造を図1〜図3に示した第1の実施形態に基づいて説明する。
図1〜図3に示す通り、収納ケース1aは第1ケース部材2と第2ケース部材3によって構成されている。具体的には、第1ケース部材2の内面の四隅には凹状部材4が、第2ケース部材3の内面の四隅には凸状部材5がそれぞれ設けられており、かかる凸状部材5と凹状部材4とが嵌合することによって収納ケース1aが構成されている。
なお、本実施形態においては、2つのケース部材を嵌合することによって収納ケース1aを構成しているが、これに限定されるものではなく、3以上のパーツを用いて構成するものであってもよいし、射出成形などによって一体成型品として構成するものであってもよい。
収納ケース1aの内部(本実施形態においては第1ケース部材2と第2ケース部材3の内面部)には、封入体7内に封入されている粒状物6の片寄りを防止しつつ、封入体7を挟持するための複数組のガイド部材12aが挿入口8の方向に沿って互いに対向するように延設されている。
ここで、図1〜図3に示す本実施形態においては、板状で、かつ挿入口8方向に向かって直線状に高さが低くなるように傾斜した形状の複数組のガイド部材12aを挿入口8の方向に沿って互いに対向するように延設しているが、かかるガイド部材12aの形状としては、封入体7を内容物である粒状物6の片寄りを防止しつつ挟持することができるものであれば特に限定されるものではなく、板状や棒状など各種の形状のものを採用することができる。
なお、これらの中でも挟持した際のガイド部材12aと封入体7との接触面積を少なくでき、粒状物6からの常温揮散性薬剤の揮散を効率的に行うことができる点から、板状のものを使用することが好ましい。
さらに、図1〜図3においては図示していないが、ガイド部材12aの上端部を断面視において円弧状などの丸みを持たせた形状とすれば、封入体7とガイド部材12aとの接触面積が少なくなり、封入体7をよりスムースに収納ケース1aの内部に挿入することができるので好適である。
なお、ガイド部材12aの組数については、粒状物6の大きさなどに応じて適宜決定される。
本発明の収納ケース1aに収納される封入体7は、封入した粒状物6から揮散する常温揮散性薬剤を通気させる材質を袋状に構成したものであり、公知のものを使用することができ、例えば、合成繊維や天然繊維を編みこんだものや不織布にしたもの、あるいは多孔質に加工したフィルムやこれらに孔を開けて揮散量を調整したものなどを使用することができる。
封入体7に封入される粒状物6は、常温揮散性薬剤を含浸させたものであり、粒状となっていればその他の形状としては特に限定されず、球状、塊状、円盤状など各種の形状を採用することができる。また、粒状物6の粒径についても、特に限定されず使用される収納空間や使用期間などに応じて適宜決定することができる。
粒状物6に含浸される常温揮散性薬剤は、常温において空気中に揮散する性質を有するものであれば特に限定されず、例えば、防虫効果を求める場面では、p−メンタン−3,8−ジオール、p−メンタン−1,8−ジオール、テルピネオール、ゲラニオール、リナロール、シトロネラール、オイゲノール、カンファー、ユーカリプトール等のテルペン系防虫成分や、エムペントリン、プロフルトリン、トランスフルトリン、メトフルトリン等のピレスロイド系殺虫成分等があげられる。これらの中では、匂いが殆どなく、使用初期においても高い防虫効果を期待できる点から、p−メンタンー3,8−ジオールを用いることが好ましい。
勿論、常温揮散性の他の効能成分、例えば、抗菌成分、防黴成分、消臭成分、香料成分等を適宜使用しても構わない。
また、収納ケース1a内に収納された後の封入体7は、板状のガイド部材12aによっていわゆる線接触の状態で挟持されることから、常温揮散性薬剤の揮散に悪影響を与えない状態で挟持されていることになり、このことからも粒状物6からの常温揮散性薬剤の揮散は阻害されることなく、効果的な揮散を実現することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る収納ケースについて、第1の実施形態と異なるところを主に説明する。
図6は本発明の第2の実施形態に係る収納ケース1bを示す模式図であり、図7は本発明の第2の実施形態に係る収納ケースを構成する第1ケース部材の内面を示す模式図であり、図8は本発明の第2の実施形態に係る収納ケースを構成する第2ケース部材の内面を示す模式図である。
1b 収納ケース
2 第1ケース部材
3 第2ケース部材
4 凹状部材
5 凸状部材
6 粒状物
7 封入体
8 挿入口
9 開口部
10 足部
11 インジケーター
12a ガイド部材
12b ガイド部材
Claims (5)
- 常温揮散性薬剤を含浸した粒状物を封入した封入体を収納するための略直方体の収納ケースであって、
前記収納ケースの一の側面に、
前記封入体を挿入するための挿入口が設けられており、
前記収納ケースの内部に、
前記挿入口から挿入した前記封入体を、
前記粒状物の片寄りを防止するように挟持するための複数組のガイド部材が、
前記挿入口の方向に沿って互いに対向するように延設されていることを特徴とする収納ケース。 - 前記ガイド部材が、
板状であり、かつ前記挿入口方向に向かって直線状または曲線状に高さが低くなるように傾斜したものであることを特徴とする請求項1に記載の収納ケース。 - 前記ガイド部材が、
板状であり、かつ上端部が側面視において波状、三角形状、台形状、凸状あるいはこれらの形状の組み合わせで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納ケース。 - 前記ガイド部材によって形成される間隔のうち最も狭い間隔が、
前記粒状物の粒径の1倍〜4倍であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の収納ケース。 - 前記ガイド部材によって形成される間隔のうち最も狭い間隔が、
前記粒状物の粒径の1倍〜4倍であり、
かつ前記板状ガイド部材によって形成される間隔のうち最も広い間隔が、
前記粒状物の粒径の2倍〜4倍であることを特徴とする請求項2に記載の収納ケース。
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