JP6475466B2 - 薬剤揮散容器 - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤揮散容器に関し、特に、揮散薬剤と揮散口とを有する薬剤パックを、1つ又は複数個収容する収容室を備える薬剤揮散容器に関する。
従来、このような薬剤揮散容器として、内部に薬剤パックの収容室が設けられるとともに、表面の一部に収容室に連通する薬剤の挿脱口と揮散薬剤の揮散口とが独立して設けられる容器本体を有するものが知られている(特許文献1)。この薬剤揮散容器では、容器本体の収容室の縁部に接合ピンを設け、この接合ピンにて薬剤パックを収容室内の所定の位置に位置決め保持することが提案されている。
特開2004−182240号公報
薬剤パックは、小型化、薄型化が進んでおり、市場には複数サイズの薬剤パックが混在して流通している。しかしながら、上記のとおり薬剤パックを接合ピンによって位置決め支持する場合、接合ピンは薬剤揮散容器に固定して設けられているため、一つのサイズの薬剤パックしか位置決め保持できない。対応するサイズより小型の薬剤パックを収納することは可能ではあるものの、適切に位置決め保持ができない。そのため、薬剤揮散容器に振動が加わった場合等に、薬剤パックが収容室内にて揺動したり、場合によっては収容室から飛び出したりしてしまう。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、複数サイズの薬剤パックを安定して保持することのできる薬剤揮散容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の好ましい一態様によれば、揮散薬剤と揮散口とを有する薬剤パックを、1つ又は複数個収容する収容室を備える薬剤揮散容器であって、前記収容室は、前記薬剤パックを収容する収容空間を画定する枠体と、前記収容空間に連通し、前記薬剤パックを挿脱するための挿脱口と、前記収容空間を介して互いに対向する一対の開口部であって、前記薬剤パックの収容時に前記揮散口に連通する一対の開口部と、前記薬剤パックの挿脱方向に沿って前記枠体からそれぞれ延在し、前記収容空間を介して互いに対向する一対の第1の支持体及び一対の第2の支持体と、を有し、前記一対の開口部の一方は、前記一対の第1の支持体の一方と前記一対の第2の支持体の一方との間に形成され、前記一対の開口部の他方は、前記一対の第1の支持体の他方と前記一対の第2の支持体の他方との間に形成され、前記一対の第1の支持体は、可撓性材料で形成され、前記薬剤パックを挿脱自在に挟持し、前記一対の開口部は、それぞれ、前記薬剤パックの挿脱方向に延在し、その延在方向の一端側が前記挿脱口と連通し、前記薬剤パックの取り出し時には、前記一対の開口部から当該薬剤パックを把持して前記挿脱口の方向に引き抜くことができるようにした、薬剤揮散容器を構成する。
上記構成によれば、薬剤パックは収容空間に連通する挿脱口を介して薬剤揮散容器の枠体内の収容空間に挿入・取り出しが可能である。収容時において薬剤パックの揮散口は薬剤揮散容器の開口部と連通するので、薬剤パックに保持された揮散薬剤が揮散口及び開口部を介して外部の空気と触れて周囲環境に揮散される。一対の第1の支持体は可撓性材料で形成されており、薬剤パックの挿脱時には薬剤パックの挿脱方向の力により互いに離間する方向に変形し、薬剤パックの収容時には自身の復元力により互いに近づく方向に復元することで、薬剤パックを着脱自在に挟持する。一対の第1の支持体は、互いに収容空間に対して対向して枠体から薬剤パックの挿脱方向に沿って延在しており、異なる幅・高さの薬剤パックが挟持可能である。また、薬剤パックの厚さに応じて一対の第1の支持体が互いに変形するので、異なる厚さの薬剤パックが挟持可能である。これにより、複数サイズの薬剤パックを安定して保持することができる。
また、開口部と挿脱口とが連通しているので、薬剤パックの挿入時には、薬剤パックを抑えた指等をそのまま挿脱口から開口部を通らせて薬剤パックを挿入できる。薬剤パックの取り出し時には、開口部から指を入れて薬剤パックを抑えた状態で薬剤パックを挿脱口の方向に引き抜くことができる。これにより薬剤パックの挿脱が容易になる。また、一対の開口部の一方が、一対の第1の支持体の一方と一対の第2の支持体の一方との間に形成され、一対の開口部の他方が、一対の第1の支持体の他方と前記一対の第2の支持体の他方との間に形成されているので、挿脱部と開口部を連通しても、薬剤パックの安定した挟持を提供することができる。
好ましくは、前記枠体の内側であって前記挿脱口に対向する対向面に、前記薬剤パックの挿入方向の移動を規制する溝部を有するようにしてもよい。
上記構成によれば、薬剤パックを挿入する際にその端部が枠体内側対向面の溝部に嵌ると、この溝部により薬剤パックの挿入方向のさらなる移動が規制される。これにより薬剤パックが支持体に対して挿脱方向に位置決めされるので、規定の位置で薬剤パックを一対の支持体により挟持することができる。また、収容時にはこの溝部と一対の支持体とともに薬剤パックをより安定して保持することができる。
好ましくは、前記枠体の内側であって前記収容空間の底部を画定する底面に、前記薬剤パックの挿脱方向に延びる溝部を有する、ようにしてもよい。
上記構成によれば、薬剤パックの一部が枠体内側底面の溝部内に嵌ると、この溝部により薬剤パックの挿脱方向の移動がガイドされるので、円滑に薬剤パックの挿脱を行うことができる。また収容時には、この溝部と一対の支持体とともに薬剤パックをより安定して保持することができる。
好ましくは、前記一対の第1の支持体の各々は、前記収容空間に向かって膨出する2つの膨出部と、当該2つの膨出部を連結する連結部と、を有し、前記薬剤パックを挟持した際に、前記膨出部前記薬剤パックに当接する、ようにしてもよい。
上記構成によれば、薬剤パックの挿脱時には収容空間に向かって膨出している膨出部が薬剤パックに当接して一対の第1の支持体が互いに離間する方向に変形する。膨出部以外の部分では薬剤パックと一対の第1の支持体との接触がない又は限定される。そのため薬剤パックの挿脱の際の支持体の摩擦抵抗が減り、薬剤パックの挿脱が円滑になる。また膨出部の位置や数を薬剤パックの形状に合わせて適宜設定することで、薬剤パックをさらに安定して挟持することができる。
好ましくは、前記一対の第1の支持体の各々は、両端が前記枠体に連結する帯状部材である、ようにしてもよい。
上記構成によれば、帯状の支持体の両端が枠体に連結されるため、各支持体の変形・復元力が大きくなる。これにより薬剤パックをより安定して挟持できる。また支持体が枠体と枠体との間を連結する構造により枠体の剛性も大きくなる。
好ましくは、前記収容室を上下方向に複数有し、最上部に位置する前記収容室の前記枠体の外側上面に掛着部が設けられている、ようにしてもよい。
上記構成によれば、複数の薬剤パックを各収容室に分けて収容できるとともに、薬剤揮散容器を掛着部により他の構造体に掛着することができる。
本発明によれば、複数サイズの薬剤パックを安定して保持することのできる薬剤揮散容器を提供することができる。
薬剤揮散容器への薬剤パックの挿入を説明するための模式図である。 同薬剤揮散容器の組立前の状態を示す斜視図である。 同薬剤揮散容器の斜視図である。 同薬剤揮散容器の正面図である。 同薬剤揮散容器の背面図である。 同薬剤揮散容器の右側面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態に係る薬剤揮散容器を説明する。以下の説明では、薬剤揮散容器のフックが存在する側を上側とする。また説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る薬剤揮散容器1は、上下方向に並んで配置された2つの収容室10、20と、収容室10の上部に一体的に形成されたフック30とを有する。薬剤揮散容器1は、例えば、可撓性のプラスチック等の材料から形成されている。収容室10、20はそれぞれ、薬剤パックを2つずつ収容し、上下合わせて4つの薬剤パックを収容可能である。図1では、2つの薬剤パック40、40を揮散口42の反対面同士を互いに重ね合わせて収容室10に挿入する様子が示されている。なお、以下の説明で用いる薬剤パック40の「幅」、「高さ」、「厚み」は、それぞれ図1のa、b、cで示される方向の薬剤パック40の長さを示す。
フック30は、薬剤パックを収容した薬剤揮散容器1を他の構造体に掛着するための掛着部として機能する。例えば、洋服ダンス等の吊棒等にフック30を掛着することで、薬剤揮散容器1を洋服ダンス内に吊り下げることができる。
薬剤パック40は、可撓性を有するプラスチックや成形不織布のような、薬剤を浸透させない材料から構成される。図1に示すように、薬剤パック40の表面の一部には、薬剤パック40の内外を貫通する揮散口42と揮散口42を囲むように配置された4つの凹部44とが設けられている。薬剤パック40の内部には、揮散薬剤を含浸した薬剤含浸体46が収容され、揮散口42を介して空気と接触するようになっている。揮散薬剤としては例えば、防虫剤、芳香剤、消臭剤、防かび剤等が挙げられる。
薬剤含浸体46は、例えば、紙、不織布、フェルト状織物、無機繊維等から形成されている。薬剤含浸体46は、揮散薬剤の揮散性物質の残量に応じて色又は模様が変化する。揮散口42を介してこの変化を目視することで揮散薬剤の残量を継時的に確認できる。すなわち、薬剤含浸体46は、揮散薬剤の残量を継時的に表示するインジゲータとしても機能する。
図2に示すように、薬剤揮散容器1は、二つの分割体1A及び1Bを組み合わせることによって形成される。分割体1Aの内側表面には、先端に突起が設けられた複数(本実施形態では9個)の嵌合ピン2が立設されている。分割体1Bの内側表面には、先端に嵌合孔が設けられた複数(本実施形態では9個)の被嵌合ピン4が立設されている。分割体1Aの嵌合ピン2の突起を、分割体1Bの被嵌合ピン4の嵌合孔に嵌め合わせることで、分割体1A及び1Bが接合され、図3に示すような薬剤揮散容器1が形成される。
この薬剤揮散容器1は、収容室10及び収容室20を用いて複数の異なるサイズの薬剤パック40を安定して保持することが可能である。以下、図3乃至図6を用いて、薬剤揮散容器1の収容室10及び20の各構成の詳細を説明する。ここで、収容室10と収容室20とは、上下に並んで配置されている関係上収容室10、20の上面及び下面の形状は異なるが(収容室10の上面にはフック30が配置され、収容室20の下面には何も配置されていないところ、収容室20の上面と収容室10の下面とは一体的に形成されている点)、この点を除くと双方は実質的に同一の構造である。そこで以下では収容室10の構成の詳細について説明し、収容室20ついての説明は省略する。
図3乃至図6に示すように、収容室10は、枠体11、挿脱口12、開口部13A、13B、第1の支持体14A、14B、第2の支持体15A、15B、ガイド溝16、切欠き17及び挿入規制部18を有する。
枠体11は、主板110、112及び周板114から構成されている。主板110、112は、それぞれ薬剤揮散容器1の正面及び背面に設けられた略C字状の平板である。周板114は、主板110と112を周設し双方を連結する帯状板である。主板110、112と周板114とで囲まれる空間に箱状の収容空間が画定される。
挿脱口12は、薬剤揮散容器1の右側面に設けられた略長方形状の開口である(図3、図6)。挿脱口12は、収容空間に連通しており、挿脱口12を介して、薬剤パック40の挿入、取り出しを行うことができる。挿脱口12の開口は、薬剤揮散容器1にて収容する複数サイズの薬剤パックのうち最も大きなサイズのものの高さ、厚みに応じて設定されている。
開口部13Aは、第1の支持体14Aと第2の支持体15Aとの間に形成された略長方形状の開口である(図4)。開口部13Bは、第1の支持体14Bと第2の支持体15Bとの間に形成された略長方形状の開口である(図5)。薬剤パック40の挿入時に、開口部13A、13Bはそれぞれ薬剤パック40の揮散口42と連通する。これにより、薬剤パック40に保持された揮散薬剤が揮散口42及び開口部13A、13Bを介して外部の空気と触れて周囲環境に揮散される。
本実施の形態においては、開口部13A、13Bは、挿脱口12と空間的に連通している(図3乃至図5)。そのため、薬剤パック40の挿入時には、薬剤パック40を抑えた指等をそのまま挿脱口12から開口部13A、13Bを通らせて薬剤パック40を挿入できる。薬剤パック40の取り出し時には、開口部13A、13Bから指を入れて薬剤パック40を抑えた状態で薬剤パック40を挿脱口12方向に引き抜くことができる。これにより薬剤パック40の挿脱が容易になる。
第1の支持体14A、14B及び第2の支持体15A、15B(以下「各支持体」ともいう。)は、可撓性の材料で形成された同一形状の部材である。各支持体は、各支持体の両端が枠体11に連結し、薬剤パックの挿脱方向に沿って帯状に延在している(図3乃至図5)。このような各支持体が枠体11間を連結する構造により、上述のように、開口部13A、13Bが挿脱口12と連通している構造であっても、枠体11自身の剛性は大きく保たれている。
図3に示すように、第1の支持体14Aと14Bとが収容空間を介して互いに対向して一対の支持体を構成し、同じく第2の支持体15Aと15Bとが収容空間を介して互いに対向して一対の支持体を構成している。すなわち一対の支持体は上下方向に2つ並んで配置されている。これら一対の支持体(14Aと14B、15Aと15B)は可撓性の材料で形成されているため、薬剤パック40の挿脱時には薬剤パック40の挿脱方向の力により互いに離間する方向に変形し、薬剤パック40の収容時には自身の復元力により互いに近づく方向に復元する。これにより薬剤パック40は着脱自在に挟持される。ここで各支持体の両端が枠体11に連結されるため、端部の一方が自由端の場合と比べて、変形・復元力が大きく、薬剤パック40の挟持力が高い。また一対の支持体は開口部13を挟んで上下方向に2つ並んで配置されている。2つの一対の支持体は、薬剤パック40の揮散口42が開口部13と空間的に連通するように薬剤パック40の高さ方向位置を規制しつつ、薬剤パック40を上下方向2つの位置で同時に挟持する。そのため薬剤パック40をより安定して挟持できる。また揮散口42は開口部13と連通し、支持体によってその開口が塞がれるようなことはないので、開口部13及び揮散口42を介して揮散薬剤を安定して外部に揮散できるとともに、揮散薬剤の残量(残量に応じて変化する揮散薬剤の色や模様等の変化)を目視により確認できる。
各支持体は、収容空間に向かって膨出する2つの膨出部とこれらの膨出部を連結する連結部とを備えている(図3の第1の支持体14Aの膨出部140A、連結部142A参照)。これにより、薬剤パック40の挿脱時には、膨出部の頂部が薬剤パック40に当接して一対の支持体が互いに離間する方向に変形し、その余の部分では薬剤パック40との接触はない又は限定されるので、薬剤パック40の挿脱の際の摩擦抵抗が減る。これにより薬剤パック40の挿脱が円滑になる。また本実施形態においては、各支持体の2つの膨出部は、収容時に薬剤パック40の凹部44(図1)が対向する位置に設けられている。そのため、収容時には各支持体の膨出部が薬剤パック40の凹部44に嵌り、薬剤パック40の挿脱方向の移動を規制することができる。
本実施形態においては、一対の支持体の最小幅(対向する膨出部間の距離)は、収容を予定する複数サイズの薬剤パック40のうち最も厚みが薄いものを基準に設定されている。具体的には、当該最小幅は、最薄の薬剤パック40を2枚重ねた場合の厚みよりも小さく設定される。上述のとおり一対の支持体は可撓性の材料で形成され、薬剤パック40の挿脱時には互いに離間する方向に変形する。これにより、一対の支持体は複数の異なる厚みの薬剤パック40を挟持することができる。また、一対の支持体は、枠体11の挿脱口12側の端部から薬剤パック40の挿脱方向に沿って延在しているから、異なる高さ、幅の薬剤パック40を挟持することができる。
以上のとおり、一対の支持体は、異なるサイズ(幅、高さ、厚み)の薬剤パック40を安定して保持することが可能である。
ガイド溝16は、枠体11の周板114の内側底面に、挿脱口12の下縁から挿脱方向に沿って配設された溝である(図3、図6)。ガイド溝16の幅は、2枚重ねた薬剤パック40の縁部の厚みに対応して設けられており、挿脱口12から薬剤パック40を挿入するとその縁部がガイド溝16に嵌るようになっている。このガイド溝16により薬剤パックの挿脱方向の移動がガイドされるので、円滑に薬剤パック40の挿脱を行うことができ、また一対の支持体に対して薬剤パック40をその厚み方向に位置決めできる。収容時には、ガイド溝16に薬剤パック40の縁部が嵌るので、一対の支持体とともに薬剤パック40をより安定して保持することができる。
切欠き17は、枠体11の周板114の右側面に配置された略長方形状の切欠きである。切欠き17は、挿脱口12を介してガイド溝16と対称の位置(挿脱口12の上縁中央)に設けられている。切欠きの17の幅は、2枚重ねた薬剤パック40の縁部の厚みに対応して設けられている。挿脱口12から薬剤パック40を挿入する際に、その縁部を切欠き17とガイド溝16に嵌めることができ、挿入時に、一対の支持体に対して薬剤パック40の厚み方向に位置決めできる。
挿入規制部18は、枠体11の周板114の左側面内側に、上下方向に2つ並んで配置されている(図3、図6)。各挿入規制部は、一対の規制体180と、一対の規制体180の間に形成された溝部182とから構成されている(図6)。各規制体180は、薬剤パック40の挿入方向に向かって幅細になる平板である。溝部182の幅は、2枚重ねた薬剤パック40の縁部の厚みに対応して設けられている。薬剤パック40を挿入していくと、薬剤パック40の挿入側の縁部が、一対の規制体180によって案内され、溝部182に嵌り、薬剤パック40の挿入方向のさらなる移動が規制される。
これにより薬剤パック40が一対の支持体に対して挿脱方向に位置決めされるので、収容時に規定の位置で薬剤パック40を一対の支持体により挟持することができる。また溝部182に薬剤パック40の縁部が嵌るので、一対の支持体とともに薬剤パック40をより安定して保持することができる。
以上本発明の実施形態を示したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において様々な態様での実施が可能である。
対の支持体(14Aと14B、15Aと15B)として、対となる支持体どうしが互いに同一形状のものを用いて説明を行ったが、一対の支持体は、対となる支持体どうしが互いに共同して薬剤パックを挟持可能であればこれに限られるものではない。例えば、対となる支持体どうしの形状が異なるものを用い、支持体と薬剤パックとの接触箇所、接触面積を薬剤揮散容器の正面と背面とで異ならせるようにしてもよい。例えば、薬剤揮散容器の正面では支持体の2つの膨出部で薬剤パックを挟持し、背面では膨出部のない平板状の支持体を用いて支持体全面で薬剤パックを挟持する等してもよい。
1……薬剤揮散容器、1A、1B……分割体、2……嵌合ピン、4……被嵌合ピン、10、20……収容室、11……枠体、110、112……主板、114……周板、12……挿脱口、13A、13B……開口部、14A、14B……第1の支持体、140A……膨出部、142A……連結部、15A、15B……第2の支持体、16……ガイド溝、17……切欠き、18……挿入規制部、180……規制体、182……溝部、30……フック、40……薬剤パック、42……揮散口、44……凹部、46……薬剤含浸

Claims (7)

  1. 揮散薬剤と揮散口とを有する薬剤パックを、1つ又は複数個収容する収容室を備える薬剤揮散容器であって、
    前記収容室は、
    前記薬剤パックを収容する収容空間を画定する枠体と、
    前記収容空間に連通し、前記薬剤パックを挿脱するための挿脱口と、
    前記収容空間を介して互いに対向する一対の開口部であって、前記薬剤パックの収容時に前記揮散口に連通する一対の開口部と、
    前記薬剤パックの挿脱方向に沿って前記枠体からそれぞれ延在し、前記収容空間を介 して互いに対向する一対の第1の支持体及び一対の第2の支持体と、を有し、
    前記一対の開口部の一方は、前記一対の第1の支持体の一方と前記一対の第2の支持体の一方との間に形成され、
    前記一対の開口部の他方は、前記一対の第1の支持体の他方と前記一対の第2の支持体の他方との間に形成され、
    前記一対の第1の支持体は、可撓性材料で形成され、前記薬剤パックを挿脱自在に挟持し、
    前記一対の開口部は、それぞれ、前記薬剤パックの挿脱方向に延在し、その延在方向の一端側が前記挿脱口と連通し、
    前記薬剤パックの取り出し時には、前記一対の開口部から当該薬剤パックを把持して前記挿脱口の方向に引き抜くことができるようにした、薬剤揮散容器。
  2. 前記枠体の内側であって前記挿脱口に対向する対向面に、前記薬剤パックの挿入方向の移動を規制する溝部を有する、請求項に記載の薬剤揮散容器。
  3. 前記枠体の内側であって前記収容空間の底部を画定する底面に、前記薬剤パックの挿脱方向に延びる溝部を有する、請求項1又は2に記載の薬剤揮散容器。
  4. 前記一対の第1の支持体の各々は、前記収容空間に向かって膨出する2つの膨出部と、当該2つの膨出部を連結する連結部と、を有し、前記薬剤パックを挟持した際に、前記各膨出部が前記薬剤パックに当接する、請求項1からのいずれか一項に記載の薬剤揮散容器。
  5. 前記各膨出部は、前記薬剤パックのうち、前記揮散口から外れた部位に当接する、請求項に記載の薬剤揮散容器。
  6. 前記一対の第1の支持体の各々は、両端が前記枠体に連結する帯状部材である、請求項1からのいずれか一項に記載の薬剤揮散容器。
  7. 前記収容室を上下方向に複数有し、最上部に位置する前記収容室の前記枠体の外側上面に掛着部が設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の薬剤揮散容器。
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