JP5866034B2 - 電動機駆動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、母線の過電流を検出する過電流保護方式の電動機駆動装置に関する。
ブラシレスモータなどの電動機を駆動制御する電動機駆動装置では、異常電流を検出すると、回路保護のために電動機への通電を停止するのが一般的である。他方、電動機のロータ反転時、または外部負荷により駆動方向とは逆に回転された時、抵抗値の小さい電動機では大電流が流れるため、このときの大電流を異常電流として検出して通電を停止すると、ロータが自由に回転する空走状態になり、反転が遅れてしまう。このため、ベクトル制御方式の電動機駆動装置では、相電流に基づく電流フィードバックを行い、反転時の回生電流を適切に制御していた。
一方、電流フィードバックを省略した電動機駆動装置では、反転時の過電流を抑制するような制御が必要になる。このような目的の先行技術として、例えば特許文献1〜4がある。
特許文献1は、マイクロプロセッサを利用して過電流の保護を行うものであり、モータ印加電圧指令値からモータ回転速度検出値に逆起電力係数を乗じた値を減じた値が、所定の過電流値に電機子抵抗を乗じた値を超過した場合に、異常対応処置を行っていた。
また、特許文献2は、モータ駆動電流が所定値を超えたときに、モータを駆動する電圧指令値を制限していた。
また、特許文献3は、モータの回転速度をフィードバックして電圧指令値を制御するものであり、回転速度から推測したモータ誘起電圧よりも低い値で、かつ、必要トルクを発生し、かつ、過電流とならないように電圧指令値を制限していた。
また、特許文献4は、モータをソフトスタートさせる速度指令と誘起電圧定数の積からなる誘起電圧予測値と、モータのインピーダンスと最大電流指令の積からなるインピーダンス電圧降下予測値との和を制限電圧に用いて、電圧指令値を制限していた。
特開平2−303387号公報 特開2008−105652号公報 特開2006−211831号公報 特開2006−230119号公報
従来の電動機駆動装置はいずれも電圧指令値を制限して過電流を抑制する構成であり、母線に流れる電流は考慮されていなかった。そのため、母線電流のピーク値に基づいて過電流を検出する方式では、駆動方向とロータ回転方向が逆転するときに流れる大きな電流を過電流として検出する等、正常であるにもかかわらず異常を検出してしまう課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、母線の過電流を検出する過電流保護方式の電動機駆動装置において、正常であるにもかかわらず異常検出する事態を抑制することを目的とする。
この発明の電動機駆動装置は、母線に流れる母線電流と電流遮断閾値を比較して過電流を検出する過電流検出部と、PID制御などの方法で目標値に追従するように、Duty比指令値を算出するフィードバック制御部と、フィードバック制御部の算出したDuty比指令値に基づいてスイッチング素子のDuty比を制御して電動機へ通電し、過電流検出部で過電流を検出した場合はスイッチング素子を開放して通電を遮断するゲート駆動部と、電動機の回転速度を算出する回転速度算出部と、回転速度算出部の算出する回転速度が速度閾値以下になるまで、フィードバック制御部の算出するDuty比指令値を0に制限するDuty比制限部と、を備え、フィードバック制御部は、過電流検出部で過電流を検出した場合、電動機を短絡させる短絡ブレーキ指示をゲート駆動部へ出力して、ゲート駆動部において電動機への通電遮断後に短絡ブレーキを作動させ、Duty比制限部がDuty比指令値を0に制限している間、短絡ブレーキ指示を出力し、当該短絡ブレーキ状態かつフィードバック制御部から算出されるDuty比指令値を0または過電流にならない値にリセットした状態からPWM制御を再開するようにしたものである。
ここで、Duty比とは電動機へ通電する時間、またはスイッチング素子が導通状態となる時間、の割合である。
この発明によれば、過電流検出時、短絡ブレーキを作動させると共にフィードバック制御のDuty比指令値が0または過電流にならない値になるようリセットすることにより、PIDのように積分制御を含むフィードバック制御では、徐々にDuty比が大きくなる。このため、PWM制御を再開したときに母線電流を抑制でき過電流が検出されにくくなる。従って、抵抗値の小さい電動機において反転時など正常であるにもかかわらず異常検出する事態を抑制できる。また、異常検出時の通電遮断を低減できるので、通電遮断による空走を抑制し応答性を高められる。
この発明の実施の形態1に係る電動機駆動装置の構成を示す回路図である。 実施の形態1に係る電動機駆動装置のゲート駆動部によるスイッチング素子の駆動ロジックを説明する回路図である。 実施の形態1に係る電動機駆動装置に入力される3相ロータ位置検出信号を示すグラフである。 実施の形態1に係る電動機駆動装置のゲート駆動部が生成する信号波形を示すグラフである。 実施の形態1に係る電動機駆動装置のゲート駆動部が生成する3相ゲート駆動信号を示すグラフである。 実施の形態1に係る電動機駆動装置の動作波形を示すグラフである。 実施の形態1に係る電動機駆動装置の理解を助けるための参考例であり、過電流検出後にリセットせずにPWM制御を再開した場合の動作波形を示すグラフである。 実施の形態1に係る電動機駆動装置のフィードバック制御部の構成を示す図である。 図8のフィードバック制御部が通常のフィードバック制御を行っている状態でリセットDuty比設定値を0から1に変化させたときのDuty比指令値の変化を示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係る電動機駆動装置の理解を助けるための参考例であり、短絡ブレーキ終了時の動作波形を示すグラフである。 実施の形態2に係る電動機駆動装置の構成を示す回路図である。 実施の形態2に係る電動機駆動装置のDuty比制限部が用いる速度閾値とDuty比上下限を説明するグラフである。 実施の形態2に係る電動機駆動装置の動作波形を示すグラフである。 この発明の実施の形態3に係る電動機駆動装置のDuty比制限部が用いる速度閾値とDuty比上下限を説明するグラフである。 実施の形態3に係る電動機駆動装置の動作波形を示すグラフである。 この発明の実施の形態4に係る電動機駆動装置の構成を示す回路図である。 実施の形態4に係る電動機駆動装置のDuty比制限部が用いる速度閾値とDuty比上下限を説明するグラフである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1に示すように、本実施の形態1に係る電動機駆動装置は、電動機(ブラシレスモータ)1を3相インバータ4の交流出力で駆動して、アクチュエータ2を操作する。マイクロコンピュータ(以下、マイコン)13は、3相ブリッジを構成するスイッチング素子5〜10のゲート駆動信号を操作することで、直流電源3から電動機1への通電を制御し、電動機1を所望の回転状態に制御する。なお、スイッチング素子5〜10をMOS−FETの記号で図示しているが、IGBT等の他のスイッチング素子であってもよい。
電動機1の母線電流の大きさは母線電流検出部11で常時監視され、過電流検出部12へ入力される。図1では母線電流として直流電源3の正極側の電流を検出する構成であるが、負極側のGND電流を検出する構成であってもよい。過電流検出部12は、母線電流検出値を絶対値に変換し、母線電流絶対値が予め設定された電流遮断閾値を超えると全てのスイッチング素子5〜10をオフにするための開放信号をゲート駆動部14へ出力する。例えば、過電流検出部12が電流遮断値を超える過電流を検出すると、単安定マルチバイブレータ(不図示)からゲート駆動部14へ、開放信号を所定の時間出力する。
また、過電流検出部12は、母線電流絶対値が電流遮断閾値を超えると、全てのスイッチング素子5〜10のゲート駆動信号のDuty比を0にするための、後に述べる図2の開放信号への指令と、U相、V相、W相の各相上側のスイッチング素子5,7,9をオフおよび各相下側のスイッチング素子6,8,10をオンして電動機1を短絡するための短絡ブレーキ指示をマイコン13へ出力する。なお、本実施の形態1では、後述するように、Duty比=0指令が短絡ブレーキ指示を兼ねる。
図2は、ゲート駆動部14によるスイッチング素子5〜10の駆動ロジックを説明する回路図である。
図2では図示を省略しているが、電動機1はロータの回転位置を検出するホールセンサを備え、ホールセンサから電動機1を120°通電するための3相のロータ位置検出信号を出力する。この3相ロータ位置検出信号は、U相ロータ位置検出信号入力ポート101、V相ロータ位置検出信号入力ポート102、W相ロータ位置検出信号入力ポート103からゲート駆動部14へ入力される。ここで、図3(a)にU相ロータ位置検出信号入力ポート101に入力されるU相ロータ位置検出信号の波形を示し、図3(b)にV相ロータ位置検出信号入力ポート102に入力されるV相ロータ位置検出信号の波形を示し、図3(c)にW相ロータ位置検出信号入力ポート103に入力されるW相ロータ位置検出信号の波形を示す。各グラフとも縦軸が電圧、横軸が時間である。U相、V相、W相のロータ位置検出信号は互いに電気角120°ずつ位相がずれている。
入力された3相ロータ位置検出信号は、上側スイッチング素子5,7,9のゲート駆動信号を作るために、比較器104〜106で閾値設定部107に設定した閾値(例えば、0.5)と比較され、その出力が上側ゲート駆動信号のDuty比駆動前の原信号となる。
同様に、下側スイッチング素子6,8,10のゲート駆動信号を作るために、比較器108〜110で3相ロータ位置検出信号と閾値設定部111に設定した閾値(例えば、−0.5)とが比較され、その出力が下側ゲート駆動信号のDuty比駆動前の原信号となる。
図2に示すロジックでは、電動機1への通電電流の大きさを操作するために、PWM制御を行っている。比較器113が、三角波発生器112で発生させた三角波を、マイコン13のフィードバック制御部15より出力されるDuty比指令値の絶対値と比較することにより、Duty比信号を発生させる。フィードバック制御部15より出力される正負のDuty比指令値は、絶対値回路142で絶対値にされる。ここで、図4(a)に比較器113に入力される三角波とDuty比指令値の波形を示し、図4(b)に比較器113から出力するDuty比信号の波形を示す。各グラフとも縦軸が電圧、横軸が時間である。この例は、Duty比指令値が0.7のときのDuty比信号である。
符号回路143は、フィードバック制御部15より出力されるDuty比指令値が正値のとき1を出力し、負値のとき−1を出力する。乗算器144〜146は、符号回路143から出力される値をロータ位置検出信号に乗じることにより、電動機1の回転方向を操作する。即ち、フィードバック制御部15より出力されるDuty比指令値が正値の場合、ロータ位置検出信号はそのままにして、電動機1を正転側に駆動するようにスイッチング素子5〜10のゲート駆動信号を操作する。一方、Duty比指令値が負値の場合、ロータ位置検出信号を反転させ、電動機1への通電方向を逆にする。これにより電動機1は反転方向に駆動される。
比較器113の出力するDuty比信号は、ANDゲート115〜117の入力端子の一方に反転器118を介して入力される。ANDゲート115〜117は上側スイッチング素子5,7,9のゲート駆動信号生成用である。また、下側スイッチング素子6,8,10のゲート駆動信号生成用として、ORゲート119〜121の入力端子の一方に比較器113の出力するDuty比信号が入力される。このため、比較器113のDuty比信号が1の間は、ANDゲート115〜117の出力は0になり、ORゲート119〜121の出力は1になる。
過電流検出部12の出力する開放信号は、開放信号入力ポート122からゲート駆動部14へ入力され、反転器123で反転され、スイッチング素子5〜10の開放用のANDゲート124〜129の入力端子の一方に入力される。ANDゲート124〜129の入力端子のもう一方には、ANDゲート115〜117およびORゲート119〜121の出力端子が接続されている。従って、開放信号入力ポート122に開放信号である1が入力されると、ANDゲート124〜129の出力するゲート駆動信号は0になり、スイッチング素子5〜10がオフになる。一方、開放信号入力ポート122に0が入力されている間は、フィードバック制御部15のDuty比指令値に基づくゲート駆動信号が生成される。
このようにして生成されたスイッチング素子5〜10のゲート駆動信号は、信号生成器130〜135を通過した後、ゲート駆動信号出力ポート136〜141より出力され、スイッチング素子5〜10へ入力される。ここで、図5(a)にゲート駆動信号出力ポート136からU相上側スイッチング素子5へ入力されるゲート駆動信号の波形を示し、図5(b)にゲート駆動信号出力ポート139からU相下側スイッチング素子6へ入力されるゲート駆動信号の波形を示し、図5(c)にゲート駆動信号出力ポート137からV相上側スイッチング素子7へ入力されるゲート駆動信号の波形を示し、図5(d)にゲート駆動信号出力ポート140からV相下側スイッチング素子8へ入力されるゲート駆動信号の波形を示し、図5(e)にゲート駆動信号出力ポート138からW相上側スイッチング素子9へ入力されるゲート駆動信号の波形を示し、図5(f)にゲート駆動信号出力ポート141からW相下側スイッチング素子10へ入力されるゲート駆動信号の波形を示す。各グラフとも縦軸が電圧、横軸が時間である。
他方、フィードバック制御部15から比較器113へ入力されるDuty比指令値が0のとき、比較器113の出力が1で一定になる。そのため、ゲート駆動信号出力ポート136〜138からは、全ての上側スイッチング素子5,7,9がオフになるゲート駆動信号が出力され、一方、ゲート駆動信号出力ポート139〜141からは、全ての下側スイッチング素子6,8,10がオンになるゲート駆動信号が出力され、電動機1は短絡ブレーキの状態になる。このように、本実施の形態1ではゲート駆動部14のロジック制御により、Duty比指令値=0のときに短絡ブレーキが作動する。
なお、図2の例では、上側スイッチング素子5,7,9をオフ、下側スイッチング素子6,8,10をオンに制御して短絡ブレーキとするロジック構成にしたが、反対に、上側スイッチング素子5,7,9をオン、下側スイッチング素子6,8,10をオフに制御して短絡ブレーキにするロジック構成であってもよい。
また、図2に示したゲート駆動部14のスイッチング素子駆動ロジックは、マイコン13のロジック制御により実現してもよいし、ハードウェアで構成してもよい。
次に、マイコン13のフィードバック制御部15を説明する。図1の例では、電動機1がアクチュエータ2を駆動し、このアクチュエータ2の実ストローク値をフィードバック制御(例えば、PID制御)している場合を考える。フィードバック制御部15には、アクチュエータ2の実ストローク値と目標ストローク値とが入力される。この目標ストローク値は動的に変化している。
フィードバック制御部15は、実ストローク値と目標ストローク値の偏差が0になるようにDuty比を演算し、Duty比指令値としてゲート駆動部14へ出力する。このような系では、目標ストローク値の動きに合わせ、頻繁に電動機1の反転動作が発生する。特に抵抗値の小さい電動機1では、反転時に大電流が流れやすい。この大電流をフィードバック制御中に過電流検出部12が検出すると、Duty比=0指令(短絡ブレーキ指示を兼ねる)と開放信号を出力する。
次に、図6および図7を参照して、本実施の形態1に係る電動機駆動装置の動作を説明する。
図6(a)は電動機1のU−V間の端子電圧と誘起電圧の波形を示し、図6(b)はV−W間の端子電圧と誘起電圧の波形を示し、図6(c)はW−U間の端子電圧と誘起電圧の波形を示す。各グラフとも縦軸が電圧、横軸が時間である。図6(d)は母線電流検出部11が検出する母線の実電流と平均電流の波形を示し、縦軸が電流、横軸が時間である。図6(e)は電動機1のロータ目標角度(目標ストローク値に対応する)とロータ実角度(アクチュエータ2の実ストローク値に対応する)の波形を示し、縦軸が角度、横軸が時間である。図6(f)はマイコン13のフィードバック制御部15が出力するDuty比指令値の波形を示し、縦軸がDuty比、横軸が時間である。なお、図2のような回路で駆動すると前述のようにスイッチング素子5〜10を切り替えるので、Duty比>0のときは正転方向の駆動、Duty比<0のときは逆転方向の駆動になる。
図6の例では、過電流検出部12が電流遮断閾値70Aで過電流を検出しており、母線電流検出部11が検出する母線のピーク電流が70Aを超えると(P1,P2,P3)、過電流検出部12からマイコン13へ所定時間だけ開放信号を出力して、全てのスイッチング素子5〜10をオフに制御し、電動機1への通電を遮断する。これにより、母線電流が遅れなく低下するので、過電流による回路素子の破壊を防止できる。
また、過電流検出部12は、母線のピーク電流が70Aを超えると(P1,P2,P3)、マイコン13へDuty比=0指令を出力して、Duty比指令値を設定値にリセットすると共に短絡ブレーキをかける。
ここで、図7に、過電流検出後にリセットせずにPWM制御を再開した場合の例を示す。図6と同様に、図7(a)は電動機1のU−V間の端子電圧と誘起電圧、図7(b)はV−W間の端子電圧と誘起電圧、図7(c)はW−U間の端子電圧と誘起電圧、図7(d)は母線の実電流と平均電流、図7(e)はロータ目標角度とロータ実角度、図7(f)はDuty比指令値の波形を示す。
図7の例では、過電流検出部12が電流遮断閾値70Aで過電流を検出して電動機1への通電を遮断した後、Duty比指令値をリセットせずにPWM制御を再開している。そのため、ロータ目標角度とロータ実角度の偏差が大きい起動時、およびロータの回転方向とマイコン13の駆動方向が逆転する反転時に、過電流検出が連続して(P11,P12)、通電と遮断が繰り返される。また、反転時、電動機1が逆転している状態で過電流を検出して通電を遮断すると、電動機1が空走状態になるため、反転に時間がかかる。さらに、アクチュエータ2がスプリングなどで付勢されている場合には、電動機1の回転速度が下がらないままアクチュエータ2がストッパに衝突する。
ふたたび、図6の説明にもどる。
図7のようにDuty比指令値をリセットしても、リセット直後のフィードバック制御による動作で、大きなDuty比指令値を生じると再び過電流が検出される。これを回避するためには、「Duty比指令値変化速度を制限する」、「リセット直後に一定時間Duty比指令値を制限する」などの方法が考えられるが、いずれも特別な処理を加えることになる。
これに対し、本実施の形態1では、図8に示すようにフィードバック制御部15の内部で実行されるフィードバック制御の積分動作において、リセット時に積分量を変更することで、特別な処理を追加することなく、過電流検出後のDuty比指令値を穏やかに変化させる。
図8に示すフィードバック制御部15では、サンプリングによるPID制御の1つであるI−PD制御を用いて、アクチュエータ2のストロークをフィードバック制御している。
まず、I−PD制御による、アクチュエータストロークのフィードバック制御について説明する。ストローク信号はまず、フィードバック制御部15の入力ポート1501に入力される。減算器1502では、1サンプリング前のストローク量(1/z)から今回までの変化を算出し、ストローク速度1503を算出している。乗算器1504は、ストローク速度1503に比例制御の係数Kpを乗じ、比例制御による1サンプル毎の減算分1505を算出している。減算器1506は、1サンプル前のストローク速度(1/z)から今回までの変化を算出し、ストローク加速度1507を算出している。乗算器1508は、ストローク加速度1507に微分制御の係数Kdを乗じ、微分制御による1サンプル毎の減算分1509を算出している。
アクチュエータ2の目標ストローク量が入力ポート1510に入力され、減算器1511でこの目標ストローク量とアクチュエータ2の実ストローク量の偏差1512を計算する。乗算器1513は、偏差1512に積分制御の係数Kiを乗じ、積分制御による1サンプル毎の減算分1514を算出している。
そして、加減算器1516が、1サンプリング前のDuty比指令値1515から、比例制御による1サンプル毎の減算分1505、微分制御による1サンプル毎の減算分1509、積分制御による1サンプル毎の減算分1514を減じることで、制限前のDuty比指令値1517を算出している。このDuty比指令値1517を用いてPWM制御することで、アクチュエータ2のストロークをフィードバック制御できる。
次に、Duty比指令値1517の制限方法について説明する。制限器1518は、加減算器1516で計算されたDuty比指令値1517の大きさを、上限Duty比1519と下限Duty比1520の間に制限し、制限後のDuty比1521は短絡ブレーキスイッチ1522に入力される。リセット入力ポート1523は、過電流を検出したときに過電流検出部12が出力する短絡ブレーキ指示(値が1の信号)を検知するポートである。短絡ブレーキスイッチ1522は、リセット入力ポート1523が1になるとDuty比指令値を0にして、ゲート駆動部14から出力されるゲート駆動信号を短絡ブレーキ状態にする。短絡ブレーキスイッチ1522の出力は、フィードバック制御部15の最終出力Duty比指令値になり、最終Duty比出力ポート1524からゲート駆動部14へ出力される。
Duty上限入力ポート1525には、通常動作におけるDuty比の上限側の制限値が入力され、Duty下限入力ポート1526には下限側の制限値が入力される。上限側および下限側の制限値はそれぞれスイッチ1527,1528の下側に入力される。これらスイッチ1527,1528は、リセット入力ポート1523の信号により切り替わり、リセット入力ポート1523の値が0のときは下側、1のときは上側の入力値を出力する。リセット入力ポート1523が1になると、上限Duty比1519としてリセットDuty比設定値1529が出力される。同時に、下限Duty比1520として、リセットDuty比設定値1529から−1の乗算器1530を通過した−(リセットDuty比設定値)が出力される。このようにして、リセット時にはDuty比指令値の制限値がリセット設定値に制限される。このリセット設定値は0であってもよい。
このようにして、通常のフィードバック制御を行っている状態で、リセットDuty比設定値1529を0から1に変化させたときのDuty比指令値の変化を、図9に示す。図9(a)が制限後のDuty比1521、図9(b)がリセットDuty比設定値1529であり、リセットDuty比設定値1529を1にした時刻T1でDuty比1521(即ち、Duty比指令値)がリセットされる。その後のT2の部分で、Duty比1521は積分動作により増加する。通常フィードバックで使用される乗算器1513の係数Kiは、十分小さいので、一回のサンプリングで急激に変化することはない。従って、過電流検出の後、フィードバック制御のDuty比指令値をリセットしたにもかかわらず、再びDuty比指令値が急激に上昇して過電流検出が発生することを防止することができる。
以上より、実施の形態1によれば、電動機駆動装置は、母線に流れる母線電流を検出する母線電流検出部11と、母線電流検出部11の検出する母線電流と電流遮断閾値を比較して過電流を検出する過電流検出部12と、ロータ目標角度に追従するようにDuty比指令値を算出するフィードバック制御部15と、フィードバック制御部15の算出したDuty比指令値に基づいてスイッチング素子5〜10の駆動Duty比を制御して電動機1へ通電し、過電流検出部12で過電流を検出した場合はスイッチング素子5〜10を開放して通電を遮断するゲート駆動部14とを備え、フィードバック制御部15は、過電流検出部12で過電流を検出した場合、電動機1を短絡させる短絡ブレーキ指示をゲート駆動部14へ出力して、ゲート駆動部14において電動機1への通電遮断後に短絡ブレーキを作動させ、当該短絡ブレーキ状態かつDuty比指令値を0または過電流にならない値にリセットした状態からフィードバック制御を再開するように構成した。このため、過電流検出後にPWM制御を再開したときに、母線電流を抑制でき、過電流が検出されにくくなる。従って、抵抗値の小さい電動機1において反転時など正常であるにもかかわらず異常検出する事態を抑制できる。また、異常検出時の通電遮断を低減できるので、空走を抑制し、応答性を高められる。
なお、上記説明では、図2に示したロジック制御により、フィードバック制御部15が出力するDuty比指令値=0が短絡ブレーキ指示を兼ねている。他方、図2に示したロジック制御を採用せず、ゲート駆動部14がDuty比指令値=0と短絡ブレーキ指示を個別に必要とする場合には、例えばフィードバック制御部15からゲート駆動部14へDuty比指令値=0と短絡ブレーキ指示をそれぞれ出力する等の構成にすればよい。
実施の形態2.
上記実施の形態1に係る電動機駆動装置においては、PWM制御再開時における電動機1の回転は考慮していなかった。それでも、静止または低速回転状態から、PWM制御を再開した場合は、特に不都合なくPWM制御を再開できる。ところが、電動機1の回転中にPWM制御を開始すると、逆起電力により、図6のP3のごとく過電流が検出され、再び通電不能状態に陥る。
ここで、電動機1の回転中に短絡ブレーキが終了し、PWM制御を再開した時の母線電流の大きさについて説明する。
図10(a)は電動機1のU相の端子電圧、図10(b)はV相の端子電圧、図10(c)はW相の端子電圧の波形を示す。各グラフとも縦軸が電圧、横軸が時間である。図10(d)はU相、V相、W相の各相電流および母線電流の波形を示し、縦軸が電流、横軸が時間である。短絡ブレーキの終了後に、小さいDuty比指令値で電動機1の駆動を再開した場合、通電再開時に流れる母線電流の平均値は、Duty比に比例する。しかし、スイッチング素子5〜10のオン期間に母線に流れる瞬時値は、短絡ブレーキ状態で電動機1に流れていた相電流と同じ大きさになり、大きい電流が流れることになる。過電流による回路素子の破壊は瞬間的に発生し得るので、本実施の形態2ではこの瞬時電流を回避する。
図11は、本実施の形態2に係る電動機駆動装置の構成を示す回路図であり、図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
図11に示す電動機駆動装置において、マイコン13は、ロータ回転速度算出部16およびDuty比制限部17を備える。ロータ回転速度算出部16は、電動機1から出力される3相ロータ位置検出信号を用いて、ロータの回転速度を算出する。3相ロータ位置検出信号からロータの回転速度を算出する方法は公知の技術を用いればよいため、詳細な説明は省略する。
Duty比制限部17は、フィードバック制御部15が求めたDuty比指令値を、ロータ回転速度算出部16が求めた回転速度に基づいて制限し、制限済みDuty比指令値としてゲート駆動部14へ出力する。具体的には、Duty比制限部17は、ロータの回転方向がPMW制御の駆動方向と異なる反転時に、その反転開始から回転速度が予め設定された速度閾値以下に低下するまでの時間、Duty比指令値を0に制限して短絡ブレーキ状態にする。
図12は、速度閾値により制限されるDuty比の上下限を説明するグラフであり、縦軸が制限済みDuty比指令値、横軸がロータの回転速度である。回転速度の絶対値は回転の速さ、正の値は正転方向、負の値は反転方向の回転を表す。Duty比の正負は駆動の方向を表し、回転速度の正負はロータの回転方向を表す。速度閾値ωbは、回転方向が正転方向かつ制限済みDuty比指令値が0のときに、母線に流れる電流(即ち、電動機1の発電量)が母線電流許容値に一致する回転速度とする。速度閾値ωb’は、回転方向が逆転方向かつ制限済みDuty比指令値が0のときに、母線に流れる電流が母線電流許容値に一致する回転速度とする。
Duty比制限部17は、回転速度が速度閾値ωb以上ωb’以下の場合にフィードバック制御部15の求めたDuty比指令値をそのままゲート駆動部14へ出力し、回転速度が速度閾値ωb未満またはωb’を超える場合にDuty比指令値を0に制限してゲート駆動部14へ出力する。なお、Duty比の正負は駆動の方向を表し、回転速度の正負はロータの回転方向を表しているので、回転速度の絶対値が速度閾値ωb,ωb’の絶対値|ωb|,|ωb’|以下になるまでDuty比指令値を0に制限することと等しい。
この制限により、回転速度0からの起動において、制限済みDuty比指令値は矢印Aのように上限Duty比ライン上をたどり、反転時は矢印Bのように下限Duty比ライン上をたどることになる。従って、Duty比上下限を母線電流許容値の範囲に制限できる。
速度閾値ωb,ωb’の算出方法としては、例えば、E/R<母線電流許容値によりE/Rで推定される電流の最大値を決定し、その最大値に相当する回転速度を求めて速度閾値とする。あるいは、E/(R+jωL)<母線電流許容値によりωの最大値を求めて速度閾値としてもよい。ここで、Eは電動機1のコイル誘起電圧、Rはコイル抵抗、jは虚数単位、ωは回転速度、Lはインダクタンス値である。
なお、コイル誘起電圧Eおよびコイル抵抗Rなどの値は、実測値でもよいし、設計値でもよい。また、母線電流許容値は、電動機駆動装置を構成する回路素子が破壊されない程度の電流値とする。母線電流許容値と電流遮断閾値は同じ値であってもよいし、電源の条件またはハーネスの条件等で制約される場合には異なる値にしてもよい。
次に、図13を参照して、図12に示す速度閾値を用いた電動機駆動装置の動作を説明する。
図13(a)は電動機1のU−V間の端子電圧と誘起電圧の波形を示し、図13(b)はV−W間の端子電圧と誘起電圧の波形を示し、図13(c)はW−U間の端子電圧と誘起電圧の波形を示す。各グラフとも縦軸が電圧、横軸が時間である。図13(d)は母線電流検出部11が検出する母線の実電流と平均電流の波形を示し、縦軸が電流、横軸が時間である。図13(e)は電動機1のロータ目標角度(目標ストローク値に対応する)とロータ実角度(アクチュエータ2の実ストローク値に対応する)の波形を示し、縦軸が角度、横軸が時間である。ロータ実角度の曲線の傾きが大きいほどロータ回転速度が大きい。図13(f)はマイコン13のDuty比制限部17が出力する制限済みのDuty比指令値の波形を示し、縦軸がDuty比、横軸が時間である。なお、Duty比>0のときは正転方向の駆動制御、Duty比<0のときは逆転方向の駆動制御とする。
上記実施の形態1の図6の例と同様に、図13の例でも過電流検出部12が電流遮断閾値70Aで過電流を検出しており、母線電流検出部11が検出する母線のピーク電流が70Aを超えると(P21)、過電流検出部12からマイコン13へ所定時間だけ開放信号を出力して、全てのスイッチング素子5〜10をオフに制御し、電動機1への通電を遮断する。また、過電流検出部12からマイコン13へDuty比=0指令を出力して、Duty比指令値を0にリセットすると共に短絡ブレーキをかけ、短絡ブレーキ終了後にDuty比=0の状態からPWM制御を再開する。
起動時はロータの実際の回転方向とPWM制御による駆動方向とが一致するため、Duty比制限部17はDuty比指令値の制限を実施しない。一方、マイコン13のフィードバック制御部15がロータを反転制御する場合、反転開始時はDuty比が負の値、ロータの回転速度が正の値であり、PWM制御の駆動方向とロータの回転方向とが異なる。そのため、Duty比制限部17は、ロータ回転速度算出部16で算出されるロータの回転速度と速度閾値ωb’とを比較して、回転速度が速度閾値ωb’以下に低下するまでの時間、フィードバック制御部15から入力される反転時のDuty比指令値=−1を0に制限して、母線に流れる電流を母線電流許容値の範囲に制限する。回転速度が速度閾値ωb’以下になるとフィードバック制御部15の出力するDuty比指令値が制限なくゲート駆動部14へ出力され、通常のフィードバック制御が再開される。これにより、反転時、図10に示したような瞬時電流が発生せず、過電流による回路素子の破壊を防止する。また、Duty比指令値を0にして短絡ブレーキをかけるので、空走時間を短縮して反転を素早く行える。
以上より、実施の形態2によれば、電動機駆動装置は、電動機1の回転速度を算出するロータ回転速度算出部16と、ロータ回転速度算出部16で算出する回転速度の絶対値が速度閾値|ωb|,|ωb’|以下になるまで、フィードバック制御部15の算出したDuty比指令値を0に制限するDuty比制限部17とを備えるように構成した。このため、Duty比指令値を0に制限して短絡ブレーキを作動させた後の瞬時電流を抑制でき、正常であるにもかかわらず異常検出される事態をさらに抑制できる。
特に、PWM制御の駆動方向とロータの回転方向が逆の場合に、ロータ回転速度算出部16で算出する回転速度が速度閾値以下になるまでDuty比指令値を0に制限すると共に短絡ブレーキ状態にすることにより、反転時の異常検出を抑制でき、かつ、応答性を高められる。
なお、上記説明では、図2に示したロジック制御により、Duty比制限部17がゲート駆動部14へ入力する制限済みDuty比指令値=0が短絡ブレーキ指示を兼ねている。他方、図2に示したロジック制御を採用せず、ゲート駆動部14が制限済みDuty比指令値=0と短絡ブレーキ指示を個別に必要とする場合には、例えばDuty比制限部17がDuty比指令値を0に制限している間、フィードバック制御部15からゲート駆動部14へ短絡ブレーキ指示を出力する等の構成にすればよい。
また、実施の形態2によれば、速度閾値ωb,ωb’は、E/R<母線電流許容値より、電動機1のコイル誘起電圧Eをコイル抵抗Rで除した値が母線電流許容値になるときの回転速度にしたので、実測値または設定値を用いて容易に速度閾値を決定できる。
また、実施の形態2によれば、速度閾値ωb,ωb’は、E/(R+jωL)<母線電流許容値より、電動機1のコイル抵抗Rに対して、回転速度ωと虚数単位jとインダクタンス値Lとを乗じた値を加算し、当該加算した値でコイル誘起電圧Eで除した値が母線電流許容値になるときの回転速度にしたので、実測値または設定値を用いて、より正確な速度閾値を決定できる。
実施の形態3.
本実施の形態3に係る電動機駆動装置は、図11に示す電動機駆動装置と図面上では同様の構成であるため、以下では図11を援用して説明する。
図14は、本実施の形態3のDuty比制限部17が用いる速度閾値を説明するグラフであり、縦軸がDuty比、横軸が回転速度である。Duty比の正負は駆動の方向を表し、回転速度の正負はロータの回転方向を表す。
速度閾値ωaは、回転方向が正転方向かつ制限済みDuty比指令値が1のときに、母線に流れる電流が母線電流許容値に一致する回転速度とする。速度閾値ωbは、回転方向が反転方向かつ制限済みDuty比指令値が0のときに、各相のコイルに流れる電流が母線電流許容値に一致する回転速度とする。また、速度閾値ωa’は、回転方向が逆転方向かつ制限済みDuty比指令値が−1のときに、母線に流れる電流が母線電流許容値に一致する回転速度とする。速度閾値ωb’は、回転方向が正転方向かつ制限済みDuty比指令値が0のときに、各相のコイルに流れる電流の最大値が母線電流許容値に一致する回転速度とする。
上限Duty比ラインは、回転速度<速度閾値ωbで0、回転速度>速度閾値ωaで1、ωbとωaの間を直線で結んだラインとする。下限Duty比ラインは、回転速度>速度閾値ωb’で0、回転速度<速度閾値ωa’で−1、ωb’とωa’の間を直線で結んだラインとする。
Duty比制限部17は、図14に示すような、速度閾値ωa,ωa’,ωb,ωb’より定まるDuty比上下限を、例えばルックアップテーブルとして保持し、フィードバック制御部15から入力されるDuty比指令値が、ロータ回転速度算出部16から入力されるロータの回転速度に対応するDuty比上下限を超える場合にDuty比指令値をDuty比上下限に制限してゲート駆動部14へ出力する。従って、回転速度0からの起動において、制限済みDuty比指令値は矢印C,Dのように上限Duty比ライン上をたどり、反転時は矢印E,Fのように下限Duty比ライン上をたどることになり、Duty比上下限を母線電流許容値の範囲に制限できる。
次に、図15を参照して、図14に示す速度閾値を用いた電動機駆動装置の動作を説明する。
なお、Duty比制限部17は、上記実施の形態2ではロータの回転方向と駆動方向が異なる場合に回転速度に応じてDuty比指令値を制限したが、本実施の形態3ではロータの回転方向と駆動方向の関係によらず、回転速度のみに応じてDuty比指令値を制限する場合を例に説明する。
図15(a)は電動機1のU−V間の端子電圧と誘起電圧の波形を示し、図15(b)はV−W間の端子電圧と誘起電圧の波形を示し、図15(c)はW−U間の端子電圧と誘起電圧の波形を示す。各グラフとも縦軸が電圧、横軸が時間である。図15(d)は母線電流検出部11が検出する母線の実電流と平均電流の波形を示し、縦軸が電流、横軸が時間である。図15(e)は電動機1のロータ目標角度(目標ストローク値に対応する)とロータ実角度(アクチュエータ2の実ストローク値に対応する)の波形を示し、縦軸が角度、横軸が時間である。ロータ実角度の曲線の傾きが大きいほどロータ回転速度が大きい。図15(f)はマイコン13のDuty比制限部17が出力する制限済みのDuty比指令値の波形を示し、縦軸がDuty比、横軸が時間である。なお、Duty比>0のときは正転方向の駆動制御、Duty比<0のときは逆転方向の駆動制御とする。
起動時は、ロータ目標角度とロータ実角度の差が大きいため、フィードバック制御部15はDuty比指令値=1を出力する。しかし、Duty比制限部17がロータ回転速度算出部16から入力されるロータの回転速度に基づいて、フィードバック制御部15の求めたDuty比指令値を制限するため、起動時、図15(f)のように回転速度が上昇するにつれて制限済みDuty比指令値も速度閾値ωa,ωbで決定される上限Duty比ライン(図14の矢印C,D)に沿って徐々に大きくなる。これにより、起動時に母線に流れる電流が母線電流許容値の範囲に制限され、過電流検出部12に設定した電流遮断閾値70Aを超えるような過電流の発生を防止できる。
一方、反転時は、Duty比制限部17がDuty比指令値を速度閾値ωb’,ωa’で決定される下限Duty比ライン(図14の矢印E,F)に沿って制限するため、反転開始時に制限済みDuty比指令値が0に制限され、その後、回転速度の変化に伴って制限済みDuty比指令値も徐々に負の値へ変化する。これにより、反転時も母線に流れる電流が母線電流許容値の範囲に制限され、過電流検出部12に設定した電流遮断閾値70Aを超えるような過電流の発生を防止できる。また、Duty比指令値を0にして短絡ブレーキをかけるので、空走時間を短縮して反転を素早く行える。
なお、速度閾値ωa,ωa’,ωb,ωb’は、上記実施の形態2と同様に、E/R<母線電流許容値、あるいは、E/(R+jωL)<母線電流許容値により算出すればよい。
以上より、実施の形態3によれば、Duty比制限部17は、ロータ回転速度算出部16の算出する回転速度の絶対値が速度閾値|ωb|,|ωb’|以下になるまで、フィードバック制御部15の算出するDuty比指令値を0に制限すると共に短絡ブレーキ状態にし、回転速度の絶対値が速度閾値|ωb|,|ωb’|以下の場合にDuty比指令値を回転速度に応じて制限するように構成した。このため、反転時、起動時とも過電流の検出を抑制できる。
実施の形態4.
図16は、実施の形態4に係る電動機駆動装置の構成を示す回路図であり、図11と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
図16に示す電動機駆動装置は、直流電源3の電圧を検出する電源電圧検出部18と、電源電圧検出部18の検出する電源電圧に基づいてDuty比指令値を制限する速度閾値を補正する速度閾値補正部19とを備える。
図17は、電源電圧に基づく速度閾値の補正方法を説明する図であり、縦軸はDuty比、横軸はモータの回転速度である。速度閾値ωb,ωb’は電源電圧によらずに一定であるが、速度閾値ωa,ωa’は電源電圧に応じて変化する。
下式(1)の母線電流許容値Iと、下式(2)の制限済みDuty比指令値が1になる速度閾値ω(ωはωaまたはωa’)より、電源電圧VがV+ΔVに変化したとき、速度閾値ωは下式(3)のように変化する。
I=(V−ω・K)/R (1)

ω=(V−I・R)/K (2)

ω+Δω=(V+ΔV−I・R)/K
Δω=ΔV/K (3)

ここで、Kは電動機1の誘起電圧定数、Rはコイル抵抗である。
速度閾値補正部19は、電源電圧検出部18から入力される電源電圧Vの変化量ΔVを算出し、Duty比制限部17の速度閾値ωa,ωa’を補正量Δωで補正して、電源電圧に応じたDuty比上下限に更新する。
例えば、Duty比制限部17が補正量Δω毎のDuty比上下限のルックアップテーブルを保持している場合、速度閾値補正部19が電源電圧Vの変化量ΔVに基づいて使用するルックアップテーブルを選択する。
以上より、実施の形態4によれば、電動機駆動装置は、直流電源3の電圧を検出する電源電圧検出部18と、電源電圧検出部18の検出する電源電圧に応じて速度閾値ωa,ωa’の補正量Δωを算出する速度閾値補正部19とを備え、Duty比制限部17は、速度閾値補正部19の算出した補正量Δωを用いて、Duty比指令値の制限量を電源電圧に応じて補正するように構成した。このため、電源電圧が変動した場合でも、スイッチング素子5〜10を適切にPWM制御することができ、起動時および反転時などの過電流検出を抑制できる。
なお、上記説明では、電動機1としてブラシレスモータを用いた場合を例示したが、ブラシ付きモータを用いても構わない。
また、上記説明では、フィードバック制御部15がアクチュエータ2の実ストローク値と目標ストローク値とに基づいてDuty比指令値を算出する構成を例示したが、電動機1の3相ロータ位置検出信号から求まるロータの角度と目標角度とに基づいてDuty比指令値を算出する構成にしてもよい。
上記以外にも、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
以上のように、この発明に係る電動機駆動装置は、母線の過電流検出後、Duty比=0かつ短絡ブレーキ状態から通常のフィードバック制御を再開するようにして、正常であるにもかかわらず過電流検出回路が働き通電を遮断する事態を抑制したので、抵抗値が小さく応答性の高い電動機を駆動制御する電動機駆動装置などに用いるのに適している。
1 電動機、2 アクチュエータ、3 直流電源、4 インバータ、5〜10 スイッチング素子、11 母線電流検出部、12 過電流検出部、13 マイコン、14 ゲート駆動部、15 フィードバック制御部、16 ロータ回転速度算出部、17 Duty比制限部、18 電源電圧検出部、19 速度閾値補正部。

Claims (6)

  1. 目標値に基づいてスイッチング素子をPWM制御して電動機を制御する電動機駆動装置であって、
    母線に流れる母線電流と電流遮断閾値を比較して過電流を検出する過電流検出部と、
    前記目標値に基づいてDuty比指令値を算出するフィードバック制御部と、
    前記フィードバック制御部の算出した前記Duty比指令値に基づいて前記スイッチング素子のDuty比を制御して前記電動機へ通電し、前記過電流検出部で過電流を検出した場合は前記スイッチング素子を開放して当該通電を遮断するゲート駆動部と
    前記電動機の回転速度を算出する回転速度算出部と、
    前記回転速度算出部の算出する回転速度が速度閾値以下になるまで、前記フィードバック制御部の算出するDuty比指令値を0に制限するDuty比制限部と、を備え、
    前記フィードバック制御部は、前記過電流検出部で過電流を検出した場合、前記電動機を短絡させる短絡ブレーキ指示を前記ゲート駆動部へ出力して、前記ゲート駆動部において前記電動機への通電遮断後に短絡ブレーキを作動させ、前記Duty比制限部がDuty比指令値を0に制限している間、短絡ブレーキ指示を出力し、当該短絡ブレーキ状態かつ前記フィードバック制御部から算出されるDuty比指令値を0または過電流にならない値にリセットした状態から前記PWM制御を再開することを特徴とする電動機駆動装置。
  2. 前記Duty比制限部は、前記PWM制御の駆動方向と前記電動機の回転方向が異なる場合に、前記回転速度算出部の算出する回転速度が前記速度閾値以下になるまで、前記フィードバック制御部の算出するDuty比指令値を0に制限し、
    前記フィードバック制御部は、前記Duty比制限部がDuty比指令値を0に制限している間、短絡ブレーキ指示を出力することを特徴とする請求項記載の電動機駆動装置。
  3. 前記速度閾値は、前記電動機のコイル誘起電圧をコイル抵抗で除した値が前記母線電流の許容値になるときの回転速度とすることを特徴とする請求項記載の電動機駆動装置。
  4. 前記Duty比制限部は、前記回転速度算出部の算出する回転速度が前記速度閾値以下の場合に、前記フィードバック制御部の算出するDuty比指令値を当該回転速度に応じて制限することを特徴とする請求項記載の電動機駆動装置。
  5. 前記速度閾値は、前記電動機のコイル抵抗に対して、回転速度と虚数単位とインダクタンス値とを乗じた値を加算し、当該加算した値でコイル誘起電圧を除した値が前記母線電流の許容値になるときの回転速度とすることを特徴とする請求項記載の電動機駆動装置。
  6. 前記Duty比制限部は、Duty比指令値の制限量を電源電圧に応じて補正することを特徴とする請求項記載の電動機駆動装置。
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