JP5863237B2 - 遊技機用空気循環装置 - Google Patents
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(1)前記脱着手段は、前記本体へ装飾部材を取り付ける場合に、前記装飾部材の後面が前記本体の前面に対して鋭角となるように前記装飾部材の嵌合部の一部を前記排気口に挿入し、本体と装飾部材との接触部分であって前記排気口以外の接触部分を回転軸として、前記装飾部材を本体側に回動させて、前記装飾部材の係合部を前記排気口に係合できる。
(2)前記脱着手段は、前記本体へ装飾部材を取り付ける場合に、前記装飾部材の後面が前記本体の前面に対して鋭角となるように前記装飾部材の嵌合部の一部を前記吸気口に挿入し、本体と装飾部材との接触部分であって前記吸気口以外の接触部分を回転軸として、前記装飾部材を本体側に回動させて、前記装飾部材の係合部を前記吸気口に係合できる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、1又は複数の遊技機が集まって形成される遊技機群を備えた遊技場に設置される空気循環装置であって、空気循環装置は空気循環機能を有する本体と装飾部材を有しており、前記本体は遊技機群に設置可能であり、遊技機群に本体を設置した状態で、本体から装飾部材を脱着可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、1又は複数の遊技機が集まって形成される遊技機群を備えた遊技場に設置される空気循環装置であって、空気循環装置は空気循環機能を有する本体と装飾部材を有しており、前記本体は遊技機群に設置可能であって、本体の前面に立設した締結部を有し、遊技機群に本体を設置した状態で、本体から装飾部材を脱着可能な脱着手段を有し、前記装飾部材は、嵌合部と、締結貫通孔を有し、前記本体は、排気口又は吸気口を有しており、前記脱着手段は、以下の(3)又は(4)の条件を満たすことを特徴とする遊技機用空気循環装置である。
(3)前記脱着手段は、前記装飾部材の後面が前記本体の前面に対して鋭角となるように前記装飾部材の嵌合部の一部を前記排気口に挿入し、本体と装飾部材との接触部分であって前記排気口以外の接触部分を回転軸として、前記装飾部材を本体側に回動させて、前記本体の締結部を前記装飾部材の締結貫通孔に挿入できる。
(4)前記脱着手段は、前記装飾部材の後面が前記本体の前面に対して鋭角となるように前記装飾部材の嵌合部の一部を前記吸気口に挿入し、本体と装飾部材との接触部分であって前記吸気口以外の接触部分を回転軸として、前記装飾部材を本体側に回動させて、前記本体の締結部を前記装飾部材の締結貫通孔に挿入できる。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下左右の位置関係は、通常の設置位置を基準に説明する。即ち、図3において左右方向を左右、上下方向を上下、紙面に対して手前奥方向を前後と表す。
なお、遊技島151の内部においては、柱や梁などの構造体の他、各遊技機150に遊技媒体(例えばパチンコ玉)を搬送する遊技媒体搬送装置(図示しない)、各遊技機150から回収された遊技媒体が一時的に貯留される貯留タンク(図示しない)、回収された遊技媒体の汚れを除去し磨く遊技媒体研磨装置(図示しない)等の遊技機150を動作させる際に関連する機器が配されているが、本発明においては特に関係がないため説明を省略する。
制御基板3は風量調節部(図示しない)から送られてきた信号を認識し、その信号に従い、クロスファン5を駆動制御する。フィルター8は筐体2の吸気口11を通過するゴミやホコリ、におい、細菌等を吸着させ、取り除くことができる。フィルター8には、例えば活性炭フィルター等が採用される。即ち、空気循環装置1は、フィルター8により、ホコリやにおい等を除去でき、消臭効果を有する。
空気循環装置1は、筐体2の後面14に設置される吸気口11から遊技島151の内部の空気を吸引してフィルター8を透過し、クロスファン5の回転によって、筐体2の前面13に設置される排気口10から外部(遊技者側)に送り出される。
吸気口11は長方形状の開口であり、筐体2の後面14に複数(本実施形態では2個)設置されている。筐体2は、筐体2の後面14よりも内側(前方方向)で、且つそれぞれの吸気口11の上下端部にフィルター固定部12(図4)を備えている。フィルター固定部12はフィルター8を吸気口11の前方の位置に固定可能な部材である。
また排気口10は長方形状の開口であり、筐体2の前面13に複数(本実施形態では3個)設置されている。筐体2は、排気口10よりも上方の位置に締結部材16を締結可能な締結受け部21を備えている。
また、筐体2の外側側面には従来と同様、遊技島151の台間取り付け部153に固定するための突起部(図示しない)を有しており、台間取り付け部153の内側の溝に係合することで、台間取り付け部153に筐体2を固定している。
装飾部材7は、断面略「コ」の字状の部材であり、筐体2の前面13とその近傍を覆うことができる部材である。即ち、装飾部材7は、空気循環装置1を遊技島151に設置した場合に、遊技者の視覚に入る空気循環装置1の露出面の一部又は全部を覆うことができる部材である。装飾部材7は、図4のように筐体2と装飾部材7を組み立てて完成させた際に、排気口10に対応する位置に装飾部材7の厚み方向(前後方向)に貫通した複数の排気貫通孔26を備えている。本実施形態では、図5のように排気貫通孔26は装飾部材7の長手方向(上下方向)に延伸した長方形状をしており、その各々が装飾部材7の幅方向(左右方向)に平行に設けられているが、本発明は、この形状や大きさや個数に限定されるものではない。排気貫通孔26は、筐体2の内部からクロスファン5によって送り出される空気を透過させることができる。
また、装飾部材7は、図6のように筐体2と装飾部材7を組み立てて完成させた際に、締結受け部21に対応する位置に装飾部材7を厚み方向(前後方向)に貫通した締結貫通孔27を有している。締結貫通孔27の内径は締結部材16の胴部38の外径よりも大きく、締結部材16の頭部40の外径よりも小さい。即ち、締結貫通孔27は締結部材16の胴部38を挿通可能である。
また、装飾部材7は、図7のように後面35に嵌合部20と係合部25を有している。嵌合部20は断面略L字状であり、装飾部材7の後面35に立設している。嵌合部20は、図4のように筐体2と装飾部材7を組み立てて完成させた際に、下側排気口17の下端とほぼ対応する位置に設けられている。嵌合部20は、図7のように装飾部材7を支える胴部30と筐体2からの離反に係止する係止部31を有している。胴部30の長さは、図
4のように筐体2の排気口10の深さ(前後方向)よりもやや長い。係止部31は胴部30に対して略鉛直下方向に立設している
また、係合部25の湾曲部32の上端と嵌合部20の胴部30との距離は上側排気口22の切り欠き部23と下側排気口17の凹部18の底部との距離にほぼ等しい。
また、装飾部材7の前面33には、装飾部材7は作画や塗装等の装飾が施されている。装飾部材7の装飾は遊技機の色彩と統一感を有するものが好ましい。
また、装飾部材7の材質は特に限定はされないが、樹脂製等の屈設可能な材質が好ましい。
空気循環装置1は、図1のように遊技島151内の台間取り付け部153に設置されている。空気循環装置1は、図4、5のように筐体2の下側排気口17の凹部18に、装飾部材7の嵌合部20が挿入され嵌合されている。嵌合部20の上面と下側排気口17の下側の縁である下縁36(凹部18を除く)は面一である。筐体2の上側排気口22には、図6のように装飾部材7の係合部25が挿入され、筐体2の上側排気口22の切り欠き部23には、湾曲部32が係合されている。筐体2の締結受け部21と装飾部材7の締結貫通孔27は連通しており、筐体2と装飾部材7の双方に亘って締結部材16が挿入されている。また、筐体2と装飾部材7は締結受け部21と締結部材16が互いに嵌合され締結されている。
その後、締結部材16を筐体2と装飾部材7の双方に亘って挿入し、筐体2と装飾部材7を接合し固定する。
筐体51は、筐体2の前面13(遊技者側)の構造が異なる。即ち、筐体51は、図10、11のように排気口53と、排気口53よりも上方の位置に上部締結受け部55と、排気口53よりも下方の位置に下部締結受け部56とを有する。
排気口53は、排気口10とほぼ同様の構成を有するが、上側排気口22及び下側排気口に凹部18及び切り欠き部23が存在しない。
また、上部締結受け部55及び下部締結受け部56は、締結部材60を締結可能な部分である。
装飾部材52は、装飾部材7とほぼ同様の構成を有している。装飾部材52は、図10、11のように筐体51と装飾部材52を組み立てて完成させた際に、筐体51の上部締結受け部55と下部締結受け部56に対応する位置に装飾部材52を厚み方向(前後方向)に貫通した締結貫通孔57、58を有する。また、装飾部材52の後面には、嵌合部20と係合部25がない。
装飾部材52は、図10のように筐体51と装飾部材52を組み立てて完成させた際に、排気口53に対応する位置に装飾部材52の厚み方向(前後方向)に貫通した排気貫通孔54を備えている。排気貫通孔54には、接着剤等(図示しない)によって網状のメッシュ59が貼られている。第1実施形態でも述べたように、本発明は、この形状や大きさや個数に限定されるものではない。
図11のように筐体51の上部締結受け部55と装飾部材52の締結貫通孔57は連通しており、筐体51と装飾部材52の双方に亘って締結部材60が挿入されている。また、上部締結受け部55と締結部材60は互いに嵌合し締結されている。
また、筐体51の下部締結受け部56と装飾部材52の締結貫通孔58は連通しており、筐体51と装飾部材52の双方に亘って締結部材60が挿入されている。また、下部締結受け部56と締結部材60は互いに嵌合し締結されている。
締結部73は、図12のように筐体71の前面13に立設されており、筐体71の前面13から前方方向に突出している。締結部73は略棒状の部材であり、嵌合部76を有している。締結部73の外径は装飾部材7の締結貫通孔27の内径とほぼ同じがやや小さい。締結部73の嵌合部76は、締結受け部材75と嵌合可能である。締結受け部材75は、指等で挟持可能な頭部78を有しており、例えば蝶ナット等が採用される。
装飾部材72は、装飾部材7とほぼ同じ構成を有しており、表面の形状が異なる。即ち、装飾部材72には、空気循環装置70の周辺の意匠に合わせた形状をしている。即ち、図12のように、表面に装飾を施し、遊技島との意匠の一体性を図っている。上記した実施形態でも述べたように、本発明は、この形状や大きさや個数に限定されるものではない。
筐体71の締結部73は締結貫通孔27に挿入されており、嵌合部76が締結受け部材75と嵌合することによって、筐体71と装飾部材7が締結されている。
2、51、71 筐体(本体)
7、52 装飾部材
10、53 排気口
11 吸気口
16、60 締結部材
73、74 締結部(締結部材)
150 遊技機
151 遊技島(遊技機群)
Claims (3)
- 1又は複数の遊技機が集まって形成される遊技機群を備えた遊技場に設置される空気循環装置であって、
空気循環装置は空気循環機能を有する本体と装飾部材を有しており、
前記本体は遊技機群に設置可能であり、
遊技機群に本体を設置した状態で、本体から装飾部材を脱着可能な脱着手段を有し、
前記装飾部材は、係合部と、嵌合部を有し、
前記本体は、排気口又は吸気口を有しており、
前記脱着手段は、以下の(1)又は(2)の条件を満たすことを特徴とする遊技機用空気循環装置。
(1)前記脱着手段は、前記本体へ装飾部材を取り付ける場合に、前記装飾部材の後面が前記本体の前面に対して鋭角となるように前記装飾部材の嵌合部の一部を前記排気口に挿入し、本体と装飾部材との接触部分であって前記排気口以外の接触部分を回転軸として、前記装飾部材を本体側に回動させて、前記装飾部材の係合部を前記排気口に係合できる。
(2)前記脱着手段は、前記本体へ装飾部材を取り付ける場合に、前記装飾部材の後面が前記本体の前面に対して鋭角となるように前記装飾部材の嵌合部の一部を前記吸気口に挿入し、本体と装飾部材との接触部分であって前記吸気口以外の接触部分を回転軸として、前記装飾部材を本体側に回動させて、前記装飾部材の係合部を前記吸気口に係合できる。 - 締結部材によって装飾部材を本体に固定するものであり、
本体と装飾部材の双方に亘って締結部材が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用空気循環装置。 - 1又は複数の遊技機が集まって形成される遊技機群を備えた遊技場に設置される空気循環装置であって、
空気循環装置は空気循環機能を有する本体と装飾部材を有しており、
前記本体は遊技機群に設置可能であって、本体の前面に立設した締結部を有し、
遊技機群に本体を設置した状態で、本体から装飾部材を脱着可能な脱着手段を有し、
前記装飾部材は、嵌合部と、締結貫通孔を有し、
前記本体は、排気口又は吸気口を有しており、
前記脱着手段は、以下の(3)又は(4)の条件を満たすことを特徴とする遊技機用空気循環装置。
(3)前記脱着手段は、前記装飾部材の後面が前記本体の前面に対して鋭角となるように前記装飾部材の嵌合部の一部を前記排気口に挿入し、本体と装飾部材との接触部分であって前記排気口以外の接触部分を回転軸として、前記装飾部材を本体側に回動させて、前記本体の締結部を前記装飾部材の締結貫通孔に挿入できる。
(4)前記脱着手段は、前記装飾部材の後面が前記本体の前面に対して鋭角となるように前記装飾部材の嵌合部の一部を前記吸気口に挿入し、本体と装飾部材との接触部分であって前記吸気口以外の接触部分を回転軸として、前記装飾部材を本体側に回動させて、前記本体の締結部を前記装飾部材の締結貫通孔に挿入できる。
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