JP2009056862A - 車載用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車載シガーソケットから取り出した電力を蓄電する機能を備えて、しかも、小形化した車載用具を提供する。
【解決手段】 入力用又は出力用に選択使用される複数のUSB型コネクタ21,22を有する第1部材(ドリンクホルダー10)と、入力用又は出力用に選択使用される少なくとも1つのUSB型コネクタ41と蓄電手段とを有して第1部材に対して着脱される第2部材(灰皿30)とを備える。第1部材の複数のコネクタ21,22から選択された1つのコネクタに車載シガーソケット40から出力される電力を通電するための電送手段50,70を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 入力用又は出力用に選択使用される複数のUSB型コネクタ21,22を有する第1部材(ドリンクホルダー10)と、入力用又は出力用に選択使用される少なくとも1つのUSB型コネクタ41と蓄電手段とを有して第1部材に対して着脱される第2部材(灰皿30)とを備える。第1部材の複数のコネクタ21,22から選択された1つのコネクタに車載シガーソケット40から出力される電力を通電するための電送手段50,70を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車載用具、詳しくは、車載シガーソケットから取り出した電力を蓄電する機能を備えて、しかも、小形化のための対策が講じられた車載用具に関する。
従来、車載用具としてのドリンクホルダーや灰皿などが知られている。また、それらのドリンクホルダーや灰皿などは、個別の部材として車室内の別々の場所に設置することができるようになっていた。
しかしながら、ドリンクホルダーや灰皿などを車室内の別々の場所に設置すると、それだけ車室内の自由空間が狭くなる傾向がある。
本発明は以上の状況に鑑みてなされたものであり、ドリンクホルダーや灰皿などを車室内の1箇所に設置することを可能にすると同時に、それらの大形化を招くことなく、車載シガーソケットから取り出した電力を蓄電することができるようにした車載用具を提供することを目的とする。
本発明に係る車載用具は、入力用又は出力用に選択使用される複数のUSB型のコネクタを有する第1部材と、入力用又は出力用に選択使用される少なくとも1つのUSB型のコネクタとこのコネクタから取り入れた電力を蓄電する蓄電手段とを有して上記第1部材に対して着脱される第2部材と、を備えていると共に、上記第1部材の複数のコネクタから選択された1つのコネクタに車載シガーソケットから出力される電力を通電するための電送手段とを備えている。
上記第1部材には、たとえば飲用ドリンク容器を着脱可能なドリンクホルダーを選択することができ、上記第2部材には、たとえば有底筒状の灰皿を選択することができる。
本発明では、第2部材である灰皿の1つのコネクタが、当該灰皿の横方向へ突き出す突出状態と当該灰皿の胴体に沿う格納姿勢との間で姿勢変更可能に連結されていて、その灰皿を上記第1部材であるドリンクホルダーに装着する動作を通じて格納姿勢の上記コネクタが、上記ドリンクホルダーの上端に設置された1つのコネクタに接続されるように構成されていることが望ましい。
これらの各発明の作用や具体的構成は、後述する実施形態を参照してさらに詳細に説明する。
本発明に係る車載用具によると、ドリンクホルダーや灰皿などを車室内の1箇所に設置することが可能になり、しかも、それらの大形化を招くことなく、車載シガーソケットから取り出した電力を蓄電することができるという効果を奏する。
図1は本発明の車載用具の一例を示した概略斜視図である。同図において、10は第1部材としてのドリンクホルダーを、30は第2部材としての灰皿を、それぞれ示している。
第1部材としてのドリンクホルダー10は、上側の環状アーム11と下側の有底環状アーム12とを連結杆13によって一体化してなる。また、このドリンクホルダー10には、車載エアコンのルーバ(不図示)に着脱可能な着脱具14が設けられている。このドリンクホルダー10によると、着脱具14を車載エアコンのルーバに装着しておくと、環状アーム11と有底環状アーム12との中に飲用ドリンクの容器を収容することが可能である。
この実施形態では、ドリンクホルダー10の上側の環状アーム11の上端の1箇所にUSB型の1つの上部コネクタ21が設置されている。また、ドリンクホルダー10の下側の有底環状アーム12の周囲の1箇所又は複数箇所(たとえば、等角度おきの3箇所)にもUSB型の下部コネクタ22が設置されている。そして、それらのコネクタ21,22は、相互に並列接続されていて、それらのうちの1つのコネクタを入力用として用いると、残りのコネクタを出力用として用いることができる。
一方、第2部材としての灰皿30は、有底円筒状の胴体31と、この胴体31の上端部に開閉可能に装着されている蓋32とを備えていて、蓋32を開けて胴体31の中に煙草の灰や吸殻を入れることができるようになっている。また、胴体31の上端部の周方向1箇所に、横軸33が取り付けられている。そして、その横軸33に、USB型のコネクタ41が取り付けられていて、そのコネクタ41が、灰皿30の横方向へ突き出す突出状態と灰皿30の胴体31に沿う格納姿勢との間で姿勢変更可能に連結されている。さらに、灰皿30には、入力コネクタ41から取り入れた電力を蓄電するための蓄電手段(蓄電機能を有するコンデンサーなど。不図示)が設置されていて、その蓄電手段によって蓄えた電力を、灰皿30の内側を照明するためのLEDランプを点灯させることに利用できるようになっている。
灰皿30の胴体31は、ドリンクホルダー10の環状アーム11と有底環状アーム12との中に収容しておくことが可能な形状になっている。そして、その胴体31をドリンクホルダー30の中に上から挿入して収容させるときにそのコネクタ41を図示のように格納姿勢にしておくと、灰皿30を収容させる動作を通じてコネクタ41をドリンクホルダー10の上部コネクタ21に接続することができるようになっている。
以上のように構成されている車載用具によると、車載エアコンのルーバに装着したドリンクホルダー10に対して灰皿30を出し入れすることができ、しかも、入れるときには、その入れる動作を通じてコネクタ41をドリンクホルダー10の上部コネクタ21に接続することができる。したがって、ドリンクホルダー10の下部コネクタ22の1つを選択して、そのコネクタ22に車載シガーソケットから出力される電力を通電すると、灰皿30の蓄電手段によって電力が蓄えられる。そのため、車載シガーソケットからの給電を絶った状態であっても、蓄電手段に蓄えられている電力を利用して灰皿30の内側をLEDランプで照明することが可能になる。したがって、たとえば車載シガーソケットから出力される電力を他の車載用具(たとえばシガーライター)に用いているときであっても、暗い車室内で灰皿30の内側をLEDランプで照らしてその位置を使用者に知らせることができるようになる。
図2は車載シガーソケット40から出力される電力を通電するための第1電送手段50を示している。この第1電送手段50は、多口のUSB型出力コネクタ61を有する電源分配器60と、この電源分配器60に備わっているシガープラグ62とを備えている。そして、シガープラグ62をその相手方である車載シガーソケット40に差し込むことによって、多口のUSB型出力コネクタ61によって電力を分配することが可能である。多口のUSB型出力コネクタ61は複数のUSB型ソケット63を備えている。
図3は上記第1電送手段50と組み合わせて使用される第2電送手段70を示している。この第2電送手段70は互いに電気的に接続されている2つのUSB型コネクタ71,72を備えていて、一方のコネクタを入力用として用いたときは、他方のコネクタを出力用コネクタとして用いることができる。
そして、この実施形態では、図2の第1電送手段50と図3の第2電送手段70とによって、ドリンクホルダー10の上部コネクタ21や下部コネクタ22から選択された1つのコネクタに車載シガーソケット40から出力される電力を通電するための電送手段が構成されている。
以上の構成を有する車載用具において、それに用いられているUSB型のコネクタ21,22,41は、一般的にはキーボードやマウス、モデムなどの周辺機器とパソコンとを結ぶデータ電送路の規格であるユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus)を、通電用に転用したものである。したがって、USB型のコネクタは車載シガーソケットやシガープラグに比べて小形である。その結果、ドリンクホルダー10や灰皿30にUSB型のコネクタを組み込んでも、それによってドリンクホルダー10や灰皿30が大形化する可能性は少ない。したがって、ドリンクホルダー10や灰皿30は、USB型コネクタを有しない場合と同様の大きさに形成することができる。
上記車載用具において、第1電送手段50のシガープラグ62を車載シガーソケット40に差し込み、その電源分配器60のUSB型出力コネクタ61の1つのUSB型ソケット63とドリンクホルダー10の下部コネクタ22の1つとを第2電送手段70を用いて接続すると、車載シガーソケット40からドリンクホルダー10に電力が分配される。したがって、上記ように、ドリンクホルダー10に灰皿30を入れて、灰皿30側のコネクタ41をドリンクホルダー10側の上部コネクタ21に接続しておくと、灰皿30の蓄電手段によって電力が蓄えられる。
この実施形態では、第1部材としてドリンクホルダー10を選択し、第2部材として灰皿30を選択したけれども、この点は、第1部材としてドリンクホルダー10以外の車載用具(たとえば携帯電話機ホルダー)を選択し、第2部材として車載用として使用される携帯電話機を選択することも可能である。また、灰皿30などによって構成される第2部材には、入力用又は出力用に選択使用される少なくとも1つのUSB型のコネクタとこのコネクタから取り入れた電力を蓄電する蓄電手段とを具備させることも可能である。
10 ドリンクホルダー(第1部材)
21,22,41 USB型のコネクタ
30 灰皿(第2部材)
50 第1電送手段(電送手段)
70 第2電送手段(電送手段)
21,22,41 USB型のコネクタ
30 灰皿(第2部材)
50 第1電送手段(電送手段)
70 第2電送手段(電送手段)
Claims (4)
- 入力用又は出力用に選択使用される複数のUSB型のコネクタを有する第1部材と、入力用又は出力用に選択使用される少なくとも1つのUSB型のコネクタとこのコネクタから取り入れた電力を蓄電する蓄電手段とを有して上記第1部材に対して着脱される第2部材と、を備えていると共に、上記第1部材の複数のコネクタから選択された1つのコネクタに車載シガーソケットから出力される電力を通電するための電送手段とを備えることを特徴とする車載用具。
- 上記第1部材が、飲用ドリンク容器を着脱可能なドリンクホルダーである請求項1に記載した車載用具。
- 上記第2部材が有底筒状の灰皿である請求項2に記載した車載用具。
- 第2部材である灰皿の1つのコネクタが、当該灰皿の横方向へ突き出す突出状態と当該灰皿の胴体に沿う格納姿勢との間で姿勢変更可能に連結されていて、その灰皿を上記第1部材であるドリンクホルダーに装着する動作を通じて格納姿勢の上記コネクタが、上記ドリンクホルダーの上端に設置された1つのコネクタに接続されるように構成されている請求項3に記載した車載用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007224108A JP2009056862A (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 車載用具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007224108A JP2009056862A (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 車載用具 |
Publications (1)
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JP2009056862A true JP2009056862A (ja) | 2009-03-19 |
Family
ID=40553026
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012135479A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機用空気循環装置 |
CN110603167A (zh) * | 2017-05-05 | 2019-12-20 | 奥迪股份公司 | 用于可用在车辆中的头戴式视觉输出装置的移动式传感器设备和运行显示系统的方法 |
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2007
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US11260750B2 (en) | 2017-05-05 | 2022-03-01 | Audi Ag | Mobile sensor apparatus for a head-worn visual output device usable in a vehicle, and method for operating a display system |
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