JP5970697B2 - 車両用トレイ - Google Patents

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Description

本発明は、車両の室内に配され、物品を載置可能な車両用トレイに関する。
従来から、車両の室内に配されたインストルメントパネルやセンターコンソールには、物品を載置する載置面を備えた車両用トレイが設けられている(特許文献1)。近年、携帯電話や携帯オーディオプレーヤー等の携帯電子機器の普及により、携帯電子機器を車両用トレイに載置しながら、シガレットプラグ等の車両側電気回路における電気系接続口と接続して使用する場合がある。このとき、携帯電子機器と電気系接続口との接続は、接続配線を介して行われることが多い。
特開平11−268588号公報
ところで、上記の車両用トレイに載置された携帯電子機器と車両側の電気系接続口とを繋ぐ接続配線は、車室内に露出して配される。そのため、車室内が煩雑とし美観を損なう場合がある。
また、車両の挙動に伴って物品にかかる慣性や振動により、車両用トレイに載置された携帯電子機器等の物品が、車両用トレイ内で滑り、車両用トレイから脱落したり、運転の妨げとなるおそれがある。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、車室内の美観を損なうことなく、物品を安定して載置することができる車両用トレイを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、車両室内の前方に配されたインストルメントパネルの前壁面に設けられた電気系接続口の上方に配置される車両用トレイであって、
上記インストルメントパネルの前壁面から上記車両室内の後方へ突出して設けられ、物品を載置する載置面を備えたトレイ本体と、
該トレイ本体の上記載置面が形成された下部の一部に上下方向に貫通するよう形成された挿通路と、
上記載置面に配置され、上記挿通路の上方開口部を開閉可能に覆う蓋体とを備え、
上記上方開口部の内縁部分と上記蓋体の外縁部分の少なくとも一方には、上記電気系接続口と上記物品とに繋がって上記挿通路に挿通されるコードを挿通するための凹部が設けられており、
上記蓋体の上面には、上記載置面よりも上方に突出し、上記物品の横滑りを抑制するための突出部が形成されていることを特徴とする車両用トレイにある(請求項1)。
上記車両用トレイは、上述のごとく、上記トレイ本体の上下方向に貫通するよう形成された上記挿通路と、上記上方開口部の内縁部分と上記蓋体の外縁部分の少なくとも一方に設けられた上記凹部とを備えている。つまり、上記車両用トレイと上記電気系接続口とは、上記挿通路と上記凹部とによって通じている。そのため、上記挿通路にコードを配置することにより、コードをトレイ本体から露出させることなく、上記トレイ本体の上記載置面上に載置した物品と上記電気系接続口とを接続することができる。これにより、車室内にコードが配されることで生じる美観の低下を防止することができる。
また、上記蓋体は、その上面から上方に突出した上記突出部を有している。この突出部は、上記トレイ本体上において、平面状のスペースを区画する一種のセパレータの機能を発揮する。例えば、上記トレイ本体上に載置された物品が、車両の挙動に伴って物品にかかる慣性や振動によって横滑りしようとした場合においても、上記突出部によって、その滑り動作を小さく、あるいは、阻止することができる。これにより、物品を車両用トレイ上に安定して載置することができる。
以上のごとく、上記車両用トレイによれば、車室内の美観を損なうことなく、物品を安定して載置することができる。
実施例1における、車両用トレイを示す説明図。 図1における、A−A矢視線断面図。 図1における、B−B矢視線断面図。 実施例2における、車両用トレイを示す説明図。 実施例2における、収容状態の車両用トレイを示す説明図(図4におけるC−C矢視線相当断面図)。 実施例2における、突出状態の車両用トレイを示す説明図(図4におけるC−C矢視線相当断面図)。 実施例3における、車両用トレイを示す説明図。 実施例3における、収容状態の車両用トレイを示す説明図(図7におけるD−D矢視線相当断面図)。 実施例3における、突出状態の車両用トレイを示す説明図(図7におけるD−D矢視線相当断面図)。 車両用トレイにおける凹部の形状例を示す説明図。
上記車両用トレイにおいて、上記蓋体は、蓋体ベース部と、該蓋体ベース部に対して移動可能に配設された移動部とを有しており、該移動部は、上記突出部を有していると共に、上記蓋体ベース部の上面から上記突出部を突出した突出状態と、上記蓋体ベース部の内部に上記突出部を収容した収容状態とに変更可能に構成されていてもよい(請求項2)。この場合には、必要に応じて上記突出状態と上記収容状態とに切り換えることができる。これにより、上記車両用トレイの使い勝手を向上することができる。例えば、上記突出部を上記突出状態とした場合には、大きさの小さい物品を、上記車両用トレイの内側で滑ることを防止しながら安定して載置することができる。また、上記突出部を上記収容状態とした場合には、大きさの大きい物品を上記車両用トレイに載置することができる。
また、上記移動部は、上記蓋体ベース部に対して上下方向にスライド移動可能に設けられていてもよい(請求項3)。この場合には、移動部をスライド移動させることにより、上記突出状態と上記収容状態との切り換えを容易に行うことができる。
また、上記移動部は、略水平方向に設けられた回転軸を中心に回転可能に配されていてもよい(請求項4)。この場合には、上記移動部を回転させることにより、上記突出状態と上記収容状態との切り換えを容易に行うことができる。
また、請求項2又は3の場合において、上記移動部は、コードを巻回するための巻軸部と該巻軸部の上方に延設された該巻軸部よりも大径の頭部とを有していてもよい(請求項5)。この場合には、上記巻軸部にコードを巻回することにより、長さの長いコードにおいても美観を損なうことなく整然と配することができる。
また、上記挿通路が筒状をなしており、上記電気系接続口側に向かって延設されていてもよい(請求項6)。この場合には、上記挿通路に挿通されたコードの一端が、上記電気系接続口の近傍に配される。これにより、上記電気系接続口へのコードの接続を容易に行うことができる。
また、上記挿通路における上記電気系接続口側に配される開口端部は、その内周断面が上記電気系接続口に向かって拡大するように形成されていてもよい(請求項7)。この場合には、上記電気系接続口側から上記挿通部へコードを配する際に上記電気系側接続口側からの挿通作業を容易に行うことができる。
(実施例1)
車両用トレイにかかる実施例について、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すごとく、車両用トレイ1は、車両室内に設けられた電気系接続口3の上方に配置されている。車両用トレイ1は、物品5を載置する載置面11を備えたトレイ本体10と、トレイ本体10の上下方向に貫通するよう形成された挿通路14と、挿通路14の上方開口部155を開閉可能に覆う蓋体2とを備えている。蓋体2の外縁部分には、コード61を配置するための凹部24が設けられていると共に、その上面から上方に突出する突出部230を有している。
以下、さらに詳細に説明する。
本例に示す方向は、車両の方向に準じるものとする。したがって、図1に示す矢印Fの方向を前方、その反対側を後方、矢印Tの方向を上方、その反対側を下方、矢印Rの方向を右側、その反対側を左側とする。
図1に示すごとく、本例の車両用トレイ1は、車両室内において前方に配されたインストルメントパネルにおけるセンターパネル100に形成されている。
センターパネル100は、物品を載置可能に構成された車両用トレイ1と、車両用トレイ1の下方に配された電気系接続口3を有している。
図1〜図3に示すごとく、車両用トレイ1は、上述のように物品5を載置する載置面11を備えたトレイ本体10と、トレイ本体10の上下方向に貫通するよう形成された挿通路14と、挿通路14の上方開口部155を開閉可能に覆う蓋体2とを備えている。本例において、車両用トレイ1に載置する物品5は携帯電話とした。
図1に示すごとく、トレイ本体10は、センターパネル100の表面を前方に窪まて形成されており、下方に配された載置面11と、載置面11と対向して上方に配された天井面12と、載置面11と天井面12とにおける車両の左右方向両側及び前方に配された端部同士を繋ぐ壁面13とを備えたオープントレイからなる。トレイ本体10は、載置面11、天井面12及び壁面13とによって形成された開口部から、載置面11上に物品を載置可能に構成されている。
図2に示すごとく、載置面11における開口端近傍は、上方に向かって傾斜している。また、載置面11には、上方から見て略長方形をなすと共に下方に窪んだ凹段部111と、凹段部111において上下方向に貫通形成された貫通孔112が形成されている。貫通孔112は、上方から見たとき、略長方形状をなしており、その長手方向が前後方向となるように形成されている。
図2及び図3に示すごとく、貫通孔112には、挿通路14を構成する上方挿通路15が配され、上方挿通路15には、上方開口部155を覆う蓋体2が配されている。
上方挿通路15は、挿通路14の上部を形成する筒状の上方本体部151と、上方本体部151の上端部から外周に向かって形成された上方鍔部154とを有している。
図2及び図3に示すごとく、上方本体部151は、貫通孔112の内周形状と対応した外周形状からなる角筒状をなしている。上方本体部151において、前後方向に配された外周側面の下端近傍にはそれぞれ外周側に向かって突出した係合爪部153が形成してある。上方本体部151を貫通孔112に挿通配置し、上方鍔部154と係合爪部153との間に貫通孔112の内周縁部を配することで、上方挿通路15を貫通孔112に固定することができる。
図2及び図3に示すごとく、蓋体2は、上方挿通路15を覆う蓋体本体20と、蓋体本体20の上面から上方に向かって突出した突出部230とを備えている。
蓋体本体20は、その外周形状が、載置面11に形成された凹段部111の内周形状と対応した形状をなしている。また、蓋体2を上方挿通路15に配した際に、蓋体本体20の上面が、凹段部111周辺の載置面11と対応した高さ位置となるように構成されている。
図2及び図3に示すごとく、蓋体本体20の下面には、上方挿通路15における上方鍔部154の外周形状と対応し、上方鍔部154と嵌合可能に構成された蓋体嵌合部21を備えている。この蓋体嵌合部21を、上方鍔部154に嵌合することによって、蓋体2が上方挿通路15に固定され、蓋体2によって上方開口部155が覆われる。
図2及び図3に示すごとく、蓋体本体20の上面に配された突出部230は、略長方形の中空板状をなしている。突出部230は、その長手方向が前後方向となり、上方から見たとき壁面13と突出部230とが略平行となるように配してある。したがって、車両用トレイ1に物品5を載置した際に、突出部230の平面が物品5と対向して配される。これにより、物品5をより安定して載置することができる。
また、本例においては、左側に配された壁面13と突出部230との間の距離を、物品5として想定される一般的な大きさの携帯電話が大きく横滑りしない距離とした。尚、突出部230の位置は、挿通路14の配置及び蓋体2上における突出部230の配設位置によって適宜設定することができる。
また、蓋体本体20は、その外周縁を突出部230側に窪ませた凹部24を有している。凹部24は、蓋体ベース部22における前後方向の略中央位置に形成されており、挿通路14とトレイ本体10とは凹部24によって連通している。
図1及び図2に示すごとく、トレイ本体10の下方には、後方側斜め上方に向かって開口した電気系接続口3が配されている。電気系接続口3は、トレイ本体10の開口部よりも、前方側に前進した位置に形成された壁面101に配されたシガレットプラグからなり、車両の12V電源と接続されている。本例において、電気系接続口3には、物品5である携帯電話の充電器6を接続してある。
充電器6は、電気系接続口3に接続される電源側端子部60と、物品5である携帯電話に接続される機器側端子部(図示略)と、これらを繋ぐコード61とを備えている。充電器6は、上方開口部155から挿通路14へと電源側端子部60を挿入して電気系接続口3に電源側端子部60を接続してもよいし、挿通路14の下端側の開口部171側から機器側端子部を挿入して物品5に機器側端子部を接続してもよい。また、本例においては、電気系接続口3をシガレットプラグとしたが、これに限られるものではなく、USB端子、家庭用電源端子等種々の接続端子形状を用いることができる。
図2に示すごとく、電気系接続口3の上方には、トレイ本体10における開口端部と、壁面101の上端とを繋ぐ接続口天井面17が配されている。接続口天井面17と載置面11との間には空隙が形成されている。
図2及び図3に示すごとく、接続口天井面17は、載置面11の貫通孔112と対応した位置に、上下方向に貫通形成された貫通孔171を有しており、貫通孔171の内側には、下方挿通路16が挿通配置されている。
下方挿通路16は、筒状の下方本体部161と、下方本体部161の下端から外周側に向かって形成された下方鍔部163とを有している。
図2に示すごとく、下方本体部161において前後方向に配された外周面には、外周側に突出した係合爪部164が形成されている。この係合爪部164と下方鍔部163との間に貫通孔171の内周縁部を配することにより、下方挿通路16を貫通孔171に固定保持することができる。
図2及び図3に示すごとく、下方本体部161の外形は、上方に向かって断面形状が縮小する略四角錐台形状をなしており、上方から見たとき、その上方側の開口端部の形状が、上方挿通路15における下端の形状と対応した略長方形状をなしている。また、下方本体部161の上端と上方挿通路15の下端とは、互いに対向するように配されており、上方本体部151と下方本体部161とによって挿通路14が構成されている。
上記のごとく、上方挿通路15及び下方挿通路16によって構成された挿通路14によってトレイ本体10の内側と電気系接続口3とが通じている。挿通路14及び蓋体2の凹部24に、上述した充電器6のコード61を挿通することにより、トレイ本体10に載置された物品5である携帯電話と電気系接続口3とを充電器6によって接続することができる。
次に、本例における作用効果について説明する。
車両用トレイ1は、上述のごとく、トレイ本体10の上下方向に貫通するよう形成された挿通路14と、蓋体2の外縁部分に設けられた凹部24とを備えている。つまり車両用トレイ1と電気系接続口3とは、挿通路14と凹部24とによって通じている。そのため、挿通路14にコード61を配置することにより、コード61を車両室内に露出させることなく、トレイ本体10の載置面11上に載置し、物品5と電気系接続口3とを接続することができる。これにより、車室内にコード61が配されることで生じる美観の低下を防止することができる。
また、蓋体2は、その上面から上方に突出した突出部230を有している。この突出部230は、トレイ本体10上において、平面状のスペースを区画する一種のセパレータの機能を発揮する。例えば、トレイ本体10上に載置された物品5が、車両の挙動に伴って物品5にかかる慣性や振動によって横滑りしようとした場合においても、突出部230によって、その滑り動作を小さく、あるいは、阻止することができる。これにより、物品5を車両用トレイ1上に安定して載置することができる。
また、挿通路14は筒状をなしており、電気系接続口3側に向かって延設されている。そのため、挿通路14に挿通されたコード61の接続端が、電気系接続口3の近傍に配される。これにより、電気系接続口3へ充電器6を容易に接続することができる。
また、挿通路14における電気系接続口3側に配される開口端部は、その内周断面が電気系接続口3に向かって拡大するように形成されている。そのため、電気系接続口3側から挿通路14へコード61を配する際の挿通作業を容易に行うことができる。
尚、本例においては、蓋体本体20の下面に蓋体嵌合部21を設けたが、蓋体本体20の上面にも蓋体嵌合部21を設けてもよい。この場合には、蓋体2における上方挿通路15との嵌合方向を変更することによって、上方に向かって突出部230が突出した突出状態と、突出部230を挿通路14の内側に収容した収容状態とを容易に変更することができる。
以上のごとく、車両用トレイ1によれば、車室内の美観を損なうことなく、物品5を安定して載置することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1における蓋体201及び挿通路14の形状を変更した車両用トレイ1の例である。
図4に示すごとく、蓋体201は、蓋体ベース部220と、突出部235を備えた移動部23とを有しており、移動部23は、蓋体ベース部220と相対して上下方向にスライド移動可能に設けられている。
本例において、トレイ本体10の貫通孔112は、上方から見たとき円形をなしている。図5及び図6に示すごとく、貫通孔112に配される蓋体ベース部220は、円環状のベース側鍔部222と、ベース側鍔部222の内周面から垂下し貫通孔112に挿通配置される上方挿通路223とからなる。上方挿通路223は、内径寸法が一様でかつ軸方向の長さが移動部23の長さ以上の円筒状をなす部分を有しており、その内周面に移動部23を嵌合保持可能に構成されている。
図5に示すごとく、上方挿通路223の外周面には、互いに反対側に向かって突出した一対の係合爪部224が形成されている。係合爪部224とベース側鍔部との間に貫通孔112の内周縁を配することによって貫通孔112に蓋体ベース部220が固定される。
図5及び図6に示すごとく、移動部23は、円板状の移動嵌合部231と、移動嵌合部231の上方に突出した突出部235とを備えている。
移動嵌合部231は、上方挿通路223の内周形状と対応した外周形状をなしており、上方挿通路223の内側に嵌合可能に構成されている。また、移動嵌合部231の外周縁には、内周側に向かって窪ませた凹部24が形成されており、コード61を挿通可能に構成されている。
図5及び図6に示すごとく、突出部235は、コード61を巻回するための巻軸部232と巻軸部232の上端に配された巻軸部232よりも大径の頭部233とを有している。尚、頭部233は、移動嵌合部231の外形寸法と同一の円板状をなしており、頭部233を上方挿通路223へ嵌合させることもできる。
上記のごとく構成された蓋体201においては、移動部23を上方にスライドさせ、蓋体ベース部220の上面から突出部235を突出した突出状態と、移動部23を下方にスライドさせ、蓋体201の内部に突出部235を収容した収容状態とに変更可能に構成されている。
そのため、必要に応じて突出状態と収容状態とに切り換えることができる。これにより、車両用トレイ1の使い勝手を向上することができる。例えば、突出状態とした場合には、大きさの小さい物品5を、車両用トレイ1の内側で滑ることを防止し安定して載置することができる。また、収容状態とした場合には、大きさの大きい物品5を車両用トレイ1に載置することができる。
また、移動部23をスライド移動させることにより、突出状態と収容状態との切り換えを容易に行うことができる。
また、突出部235は、コード61を巻回するための巻軸部232と巻軸部232の上方に延設された巻軸部232よりも大径の頭部233とを有している。そのため、巻軸部232にコード61を巻回することにより、長さの長いコード61においても美観を損なうことなく整然と載置することができる。
(実施例3)
本例は、実施例1における蓋体2の形状を変更した例である。
図7〜図9に示すごとく、蓋体202は、上方挿通路15に固定された蓋体ベース部225と、蓋体ベース部225に対して回転可能に配設された移動部230とを有している。
図7〜図9に示すごとく、移動部230は、横方向から見たとき、半円形をなす板状の突出部236と、突出部236から外側に向かって形成された蓋体鍔部234とを有している。蓋体鍔部234は、上方から見たとき略長方形状をなしており、後述する突出状態において、後方側に配される端部から前方側に向かって窪ませた凹部24を有している。
図8及び図9に示すごとく、蓋体ベース部225は、移動部230の蓋体鍔部234の外周形状と対応した略長方形の貫通孔221を有しており、貫通孔221の内側に配された移動部230を、回転軸237を中心として回転可能に軸支している。尚、蓋体ベース部225は、実施例1に示した蓋体202と同様の形状からなる蓋体嵌合部21によって、上方挿通路15に固定されている。
その他の構成は実施例1と同様である。
上記のごとく構成された蓋体202においては、移動部230を回転させることにより、蓋体ベース部225の上面から突出部236を突出した突出状態と、蓋体202の内部に突出部236を収容した収容状態との切り換えを容易に行うことができる。
尚、上記の実施例1〜実施例3においてはいずれも物品を携帯電話としたがこれに限るものではなく、ポータブルオーディオプレーヤーや、モバイルパソコン等、種々の電子機器を載置することができ、上述の作用効果を得ることができる。また、電気系接続口と接続を行わない物品においては、滑り防止にかかる効果が得られる。
また、車両用トレイは、上述のごとく天井面と壁面とを備えたオープントレイであってもよいし、インストルメントパネルやセンターコンソールの上面に載置面を備え、上方が開放されたプレート状のトレイであってもよい。プレート状のトレイを用いる場合には、その外周縁近傍に上方に向かって形成されたリブ状の枠部を形成することが好ましい。また、車両用トレイを覆うトレイ用蓋体を設けてもよい。
また、コードを配置するための凹部は、実施例1〜実施例3に示したように蓋体の外縁部分に設けてもよいし、図10に示すごとく、開口部の内縁部分に設けてあってもよい。
また、蓋体及び挿通路の配設位置は、想定される物品の大きさによって、適宜設定することができる。また、1つの車両用トレイに蓋体及び挿通路を複数設けてもよい。
1 車両用トレイ
10 トレイ本体
11 載置面
112 貫通孔
14 挿通路
155 上方開口部
2、201、202 蓋体
230、235、236 突出部
24 凹部
3 電気系接続口
5 物品
61 コード

Claims (7)

  1. 車両室内の前方に配されたインストルメントパネルの前壁面に設けられた電気系接続口の上方に配置される車両用トレイであって、
    上記インストルメントパネルの前壁面から上記車両室内の後方へ突出して設けられ、物品を載置する載置面を備えたトレイ本体と、
    該トレイ本体の上記載置面が形成された下部の一部に上下方向に貫通するよう形成された挿通路と、
    上記載置面に配置され、上記挿通路の上方開口部を開閉可能に覆う蓋体とを備え、
    上記上方開口部の内縁部分と上記蓋体の外縁部分の少なくとも一方には、上記電気系接続口と上記物品とに繋がって上記挿通路に挿通されるコードを挿通するための凹部が設けられており、
    上記蓋体の上面には、上記載置面よりも上方に突出し、上記物品の横滑りを抑制するための突出部が形成されていることを特徴とする車両用トレイ。
  2. 請求項1に記載の車両用トレイにおいて、上記蓋体は、蓋体ベース部と、該蓋体ベース部に対して移動可能に配設された移動部とを有しており、該移動部は、上記突出部を有していると共に、上記蓋体ベース部の上面から上記突出部を突出した突出状態と、上記蓋体ベース部の内部に上記突出部を収容した収容状態とに変更可能に構成されていることを特徴とする車両用トレイ。
  3. 請求項2に記載の車両用トレイにおいて、上記移動部は、上記蓋体ベース部に対して上下方向にスライド移動可能に設けられていることを特徴とする車両用トレイ。
  4. 請求項2に記載の車両用トレイであって、上記移動部は、略水平方向に設けられた回転軸を中心に回転可能に配されていることを特徴とする車両用トレイ。
  5. 請求項2又は3に記載の車両用トレイにおいて、上記移動部は、コードを巻回するための巻軸部と該巻軸部の上方に延設された該巻軸部よりも大径の頭部とを有していることを特徴とする車両用トレイ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用トレイであって、上記挿通路が筒状をなしており、上記電気系接続口側に向かって延設されていることを特徴とする車両用トレイ。
  7. 請求項6に記載の車両用トレイであって、上記挿通路における上記電気系接続口側に配される開口端部は、その内周断面が上記電気系接続口に向かって拡大するように形成されていることを特徴とする車両用トレイ。
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