JP5862710B2 - シール部材 - Google Patents
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Description
本発明は、シール部材に関する。
従来、複数の電線を一括して防水処理するためのゴム栓として、特開平11−320567号公報(特許文献1)に記載のものが知られている。このゴム栓は、複数の電線がそれぞれ挿通される、複数の電線挿通孔を有する。各電線の外周と、各電線挿通孔の内周とが密着することにより、各電線とゴム栓とはシールされるようになっている。また、ゴム栓の外周は、ハウジングのゴム栓装着口の内壁面と密着することにより、ゴム栓とハウジングとがシールされるようになっている。
上記の従来技術においては、ハウジングの後端部には、ロック部を介してカバー体が着脱可能に外嵌されている。カバー体は、複数の電線をそれぞれ挿通可能な電線貫通孔を有する。
従来技術においては、例えば、比較的に強い力が電線に加えられた場合に、電線に引っ張られてゴム栓の位置がずれてしまい、ゴム栓の電線挿通孔と、カバー体の電線貫通孔との相対的な位置がずれてしまうことが懸念される。すると、電線が、電線挿通孔内において、電線の挿通口の貫通方向に対して曲がった姿勢で配された状態が生じる虞がある。この結果、電線の外周と、電線挿通孔の内周との密着性が低下し、電線とゴム栓とのシール性が低下する虞がある。
本発明に係るシール部材は、複数の電線がそれぞれ貫通される複数の貫通孔を有する電線貫通部を備えたゴム栓と、前記複数の貫通孔に貫通された前記複数の電線が延びる延び方向について前記電線貫通部の後方に配され、且つ、前記複数の電線がそれぞれ挿通されると共に、前記ゴム栓の前記複数の貫通孔と整合する複数のガイド孔を有する後側ガイド部材と、を備える。
本発明によれば、複数の電線のそれぞれが、後側ガイド部材のガイド孔に挿通されることにより、複数の貫通孔のそれぞれに確実にガイドされる。これにより、複数の電線のそれぞれは、複数の貫通孔のそれぞれの内周との間で確実にシールされる。この結果、複数の電線とゴム栓との間のシール性が低下することを抑制することができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記後側ガイド部材は前記ゴム栓と係止する係止部を有し、前記ゴム栓は前記係止部と係合する被係止部を有し、前記係止部と前記被係止部とが係合することにより、前記ゴム栓の前記複数の貫通孔と前記後側ガイド部材の前記複数のガイド孔とが整合する位置で、前記ゴム栓と前記後側ガイド部材との相対的な配置が保持されるようになっていることが好ましい。
上記の態様によれば、複数のガイド孔のそれぞれを複数の貫通孔のそれぞれと整合する位置に、確実に保持することができる。これにより、複数の電線とゴム栓との間のシール性が低下することを、確実に抑制することができる。
前記延び方向について前記電線貫通部の前方に配され、且つ、前記ゴム栓の前記複数の貫通孔と整合する複数のガイド孔を有する前側ガイド部材を備えることが好ましい。
上記の態様によれば、延び方向について電線貫通部の前方の位置において複数の電線のそれぞれを複数の貫通孔のそれぞれにガイドすることができると共に、延び方向について電線貫通部の後方の位置においても複数の電線のそれぞれを複数の貫通孔のそれぞれにガイドすることができる。これにより、複数の電線とゴム栓との間のシール性が低下することを、確実に抑制することができる。
前記複数の貫通孔のそれぞれの内周には、前記複数の電線のそれぞれの外周と密着する電線側リップが形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、電線側リップが、電線の外周と密着するので、複数の電線とゴム栓との間のシール性が低下することを、確実に抑制することができる。
本発明によれば、電線とゴム栓との間のシール性が低下することを抑制することができる。
<実施形態1>
本発明を、シール部材10に適用した実施形態1を、図1ないし図19を参照しつつ説明する。本実施形態は、例えば、車両(図示せず)に搭載された、電気パーキングブレーキ用のワイヤーハーネスに使用することができる。以下の説明では、図2における左右方向を、電線13A,13B,13C,13Dの延び方向Aとする。また、図2における右方を延び方向Aの前方とし、図2における左方を延び方向Aの後方として説明する。
本発明を、シール部材10に適用した実施形態1を、図1ないし図19を参照しつつ説明する。本実施形態は、例えば、車両(図示せず)に搭載された、電気パーキングブレーキ用のワイヤーハーネスに使用することができる。以下の説明では、図2における左右方向を、電線13A,13B,13C,13Dの延び方向Aとする。また、図2における右方を延び方向Aの前方とし、図2における左方を延び方向Aの後方として説明する。
(多芯ケーブル11)
図1〜図4に示すように、本実施形態に係る多芯ケーブル11は、複数の電線13A,13B,13C,13D(本実施形態では4つ)が絶縁性の合成樹脂製のシース14で包囲された構成となっている。電線13A,13B,13C,13Dは、金属製の芯線(図示せず)の外周が合成樹脂製の絶縁被覆(図示せず)で覆われた構成となっている。多芯ケーブル11の断面形状は円形状をなしている。
図1〜図4に示すように、本実施形態に係る多芯ケーブル11は、複数の電線13A,13B,13C,13D(本実施形態では4つ)が絶縁性の合成樹脂製のシース14で包囲された構成となっている。電線13A,13B,13C,13Dは、金属製の芯線(図示せず)の外周が合成樹脂製の絶縁被覆(図示せず)で覆われた構成となっている。多芯ケーブル11の断面形状は円形状をなしている。
図6〜図7に示すように、4本の電線13A,13B,13C,13Dは、異なる外径寸法を有する2種の電線13A,13B,13C,13Dを含む。本実施形態においては、電気パーキングブレーキ用のモータに接続される第1電線13A、及び第2電線13Bと、アンチロックブレーキシステムのセンサ用の第3電線13C、及び第4電線13Dが含まれる。第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dの断面形状は円形状をなしている。
第1電線13Aと第2電線13Bの外径寸法は、第3電線13Cと第4電線13Dの外径寸法よりも大きく設定されている。第1電線13Aの外径寸法と、第2電線13Bの外径寸法とは同じに設定されている。また、第3電線13Cの外径寸法と、第4電線13Dの外径寸法とは同じに設定されている。多芯ケーブル11のシース14の端部14Aからは第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが導出されて、それぞれ分岐されている。
(シール部材10)
図1〜図4に示すように、多芯ケーブル11のシース14の端部14Aにおいて、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが分岐された領域には、シール部材10が取り付けられている。シール部材10によって、シース14の端部14Aから水、油等の液体がシース14内に浸入することが抑制されるようになっている。シール部材10は、シース14の端部14Aに外嵌されるゴム栓15と、ゴム栓15の内部に取り付けられるガイド部材16(後側ガイド部材の一例)と、ゴム栓15に外嵌されるキャップ17(前側ガイド部材の一例)と、を備える。
図1〜図4に示すように、多芯ケーブル11のシース14の端部14Aにおいて、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが分岐された領域には、シール部材10が取り付けられている。シール部材10によって、シース14の端部14Aから水、油等の液体がシース14内に浸入することが抑制されるようになっている。シール部材10は、シース14の端部14Aに外嵌されるゴム栓15と、ゴム栓15の内部に取り付けられるガイド部材16(後側ガイド部材の一例)と、ゴム栓15に外嵌されるキャップ17(前側ガイド部材の一例)と、を備える。
(ゴム栓15)
図3及び図4に示すように、シース14の端部14Aには、ゴム栓15が外嵌されている。ゴム栓15は、シース14の端部14Aに外嵌されるシース外嵌部18を有する。シース外嵌部18は、シース14の端部14Aと反対側(図3における左側)に延びて、シース14の端部14Aと反対方向(図3における左方)に開口するフード状に形成されている。換言すると、シース外嵌部18は、延び方向Aの後方に延びて形成されて、延び方向Aの後方に開口するフード状に形成されている。シース外嵌部18の端縁部には、シース外嵌部18の径方向の外方に突出するフランジ部19が形成されている。シース外嵌部18は、自然状態において実質的に円筒形状に形成されている。
図3及び図4に示すように、シース14の端部14Aには、ゴム栓15が外嵌されている。ゴム栓15は、シース14の端部14Aに外嵌されるシース外嵌部18を有する。シース外嵌部18は、シース14の端部14Aと反対側(図3における左側)に延びて、シース14の端部14Aと反対方向(図3における左方)に開口するフード状に形成されている。換言すると、シース外嵌部18は、延び方向Aの後方に延びて形成されて、延び方向Aの後方に開口するフード状に形成されている。シース外嵌部18の端縁部には、シース外嵌部18の径方向の外方に突出するフランジ部19が形成されている。シース外嵌部18は、自然状態において実質的に円筒形状に形成されている。
(シース側リップ20)
図3、図4及び図8に示すように、シース外嵌部18の内周には、内方に突出する複数のシース側リップ20が、シース外嵌部18の周方向に沿って環状に形成されている。シース外嵌部18がシース14の端部14Aに外嵌された状態で、シース側リップ20は、シース14の外周に密着するようになっている。これにより、ゴム栓15と、シース14との間がシールされる。
図3、図4及び図8に示すように、シース外嵌部18の内周には、内方に突出する複数のシース側リップ20が、シース外嵌部18の周方向に沿って環状に形成されている。シース外嵌部18がシース14の端部14Aに外嵌された状態で、シース側リップ20は、シース14の外周に密着するようになっている。これにより、ゴム栓15と、シース14との間がシールされる。
(電線貫通部21)
図3、図4及び図9に示すように、ゴム栓15には、シース外嵌部18と反対側の端部に、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dのそれぞれが貫通される、複数(本実施形態では4つ)の貫通孔22A,22B,22C,22Dを有する電線貫通部21が設けられている。複数の貫通孔22A,22B,22C,22Dは、第1電線13Aが貫通される第1貫通孔22Aと、第2電線13Bが貫通される第2貫通孔22Bと、第3電線13Cが貫通される第3貫通孔22Cと、第4電線13Dが貫通される第4貫通孔22Dと、を含む。第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dは、延び方向Aに延びて形成されている。
図3、図4及び図9に示すように、ゴム栓15には、シース外嵌部18と反対側の端部に、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dのそれぞれが貫通される、複数(本実施形態では4つ)の貫通孔22A,22B,22C,22Dを有する電線貫通部21が設けられている。複数の貫通孔22A,22B,22C,22Dは、第1電線13Aが貫通される第1貫通孔22Aと、第2電線13Bが貫通される第2貫通孔22Bと、第3電線13Cが貫通される第3貫通孔22Cと、第4電線13Dが貫通される第4貫通孔22Dと、を含む。第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dは、延び方向Aに延びて形成されている。
図9に示すように、電線貫通部21の断面形状は、角の丸められた台形状に形成されている。電線貫通部21の断面形状は、長辺23と、この長辺23に平行であって長辺23よりも短い短辺24と、長辺23の端部と短辺24の端部とを連結する2つの斜辺25と、を備える。
電線貫通部21には、長辺23寄りの位置に、第1貫通孔22A及び第2貫通孔22Bが、長辺23の延びる方向(図9における上下方向)に沿って並んで形成されている。また、電線貫通部21には、短辺24寄りの位置に、第3貫通孔22C及び第4貫通孔22Dが、短辺24の延びる方向(図9における上下方向)に沿って並んで形成されている。
第1貫通孔22Aの内径寸法は、第1電線13Aの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図9及び図10に示すように、第1貫通孔22Aの内周には、第1電線13Aの外周に密着する第1電線側リップ26A(電線側リップの一例)が、第1貫通孔22Aの周方向に沿って環状に形成されている。第1電線側リップ26Aは、第1貫通孔22Aの内部に第1電線13Aが貫通された状態で、第1電線13Aの外周に密着するようになっている。これより、第1電線13Aとゴム栓15との間がシールされる。
第2貫通孔22Bの内径寸法は、第2電線13Bの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図9及び図10に示すように、第2貫通孔22Bの内周には、第2電線13Bの外周に密着する第2電線側リップ26B(電線側リップの一例)が、第2貫通孔22Bの周方向に沿って環状に形成されている。第2電線側リップ26Bは、第2貫通孔22Bの内部に第2電線13Bが貫通された状態で、第2電線13Bの外周に密着するようになっている。これにより、第2電線13Bとゴム栓15との間がシールされる。
第3貫通孔22Cの内径寸法は、第3電線13Cの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図9及び図10に示すように、第3貫通孔22Cの内周には、第3電線13Cの外周に密着する第3電線側リップ26C(電線側リップの一例)が、第3貫通孔22Cの周方向に沿って環状に形成されている。第3電線側リップ26Cは、第3貫通孔22Cの内部に第3電線13Cが貫通された状態で、第3電線13Cの外周に密着するようになっている。これにより、第3電線13Cとゴム栓15との間がシールされる。
第4貫通孔22Dの内径寸法は、第4電線13Dの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図9及び図10に示すように、第4貫通孔22Dの内周には、第4電線13Dの外周に密着する第4電線側リップ26D(電線側リップの一例)が、第4貫通孔22Dの周方向に沿って環状に形成されている。第4電線側リップ26Dは、第4貫通孔22Dの内部に第4電線13Dが貫通された状態で、第4電線13Dの外周に密着するようになっている。これにより、第4電線13Dとゴム栓15との間がシールされる。
図3及び図4に示すように、ゴム栓15には、シース外嵌部18の内部であって、シース側リップ20と、電線貫通部21との間の位置に、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dがそれぞれ挿通される複数(本実施形態では4つ)のガイド孔38A,38B,38C,38D(ガイド孔の一例)を有するガイド部材16が保持される保持部28が形成されている。
(キャップ17)
図3及び図4に示すように、ゴム栓15には合成樹脂製のキャップ17が外嵌されている。キャップ17は、シース14の端部14Aから、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが導出された側(図3における右側)からゴム栓15に外嵌されている。換言すると、キャップ17は、ゴム栓15に対して、延び方向Aの前方から外嵌されている。
図3及び図4に示すように、ゴム栓15には合成樹脂製のキャップ17が外嵌されている。キャップ17は、シース14の端部14Aから、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが導出された側(図3における右側)からゴム栓15に外嵌されている。換言すると、キャップ17は、ゴム栓15に対して、延び方向Aの前方から外嵌されている。
キャップ17は、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが導出された側からシース14側に向かって、(図3における左方)に開口されている。換言すると、キャップ17は、延び方向Aの後方に開口されている。キャップ17の開口端縁は、ゴム栓15のフランジ部19に、延び方向Aの前方から当接している。
キャップ17には、キャップ17の開口端縁側(図3における左側)の位置に、ゴム栓15のシース外嵌部18に外嵌される大径部30が形成されている。図12に示すように、大径部30の断面形状は、シース外嵌部18の外形状に倣って、円形状に形成されている。大径部30の内周は、シース外嵌部18の外周に形成された複数(本実施形態では3つ)の大径部側リップ31と密着するようになっている。図10及び図11に示すように、大径部側リップ31は、シース外嵌部18の外周面に、外方に突出すると共に、シース外嵌部18の周方向に沿って形成されている。大径部側リップ31と、キャップ17の大径部30の内周とが密着することにより、キャップ17の大径部30と、ゴム栓15のシース外嵌部18との間がシールされる。
図6及び図12に示すように、キャップ17の大径部30の内部には、キャップ17の開口方向に沿って延びるリブ状をなす複数(本実施形態では2つ)のキャップ用係止部32が形成されている。2つのキャップ用係止部32は、大径部30の内周において、互いに対向する位置に形成されている。
図6及び図10に示すように、ゴム栓15のシース外嵌部18及び保持部28の外周には、複数(本実施形態では2つ)のキャップ用係止部32が嵌入される2つのキャップ用被係止部33が、シース外嵌部18の延びる方向に沿って溝状に陥没して形成されている。2つのキャップ用被係止部33のそれぞれは、大径部30に形成された2つのキャップ用係止部32のそれぞれに対応する位置に形成されている。
大径部30のキャップ用係止部32と、シース外嵌部18のキャップ用被係止部33とが係止することにより、ゴム栓15が、キャップ17に対して、ゴム栓15の周方向について回転することが抑制されるようになっている。
図3及び図4に示すように、キャップ17の大径部30が、ゴム栓15のシース外嵌部18に外嵌された状態で、大径部30はシース外嵌部18を、シース外嵌部18の径方向の内方に押圧するようになっている。これにより、シース外嵌部18は、シース14の外周に外方から押圧されるようになっている。これにより、シース外嵌部18のシース側リップ20は、シース14の外周に確実に密着されるようになっている。
図3及び図4に示すように、キャップ17の内部には、大径部30よりも、キャップ17の開口方向と反対側(図3における右側)の位置に、ゴム栓15の電線貫通部21に外嵌される小径部34が形成されている。小径部34の外径寸法は、大径部30の外径寸法よりも小さく設定されている。図12に示すように、小径部34の断面形状は、電線貫通部21の外形状に倣って、角の丸められた台形状に形成されている。
図3及び図4に示すように、小径部34の内周は、電線貫通部21の外周に形成された複数(本実施形態では3つ)の小径部側リップ35と密着するようになっている。図10及び図11に示すように、小径部側リップ35は、電線貫通部21の外周面に、外方に突出すると共に、電線貫通部21の周方向に沿って形成されている。小径部側リップ35と、キャップ17の小径部34の内周とが密着することにより、キャップ17の小径部34と、ゴム栓15の電線貫通部21との間がシールされる。
図3及び図4に示すように、キャップ17の小径部34が、ゴム栓15の電線貫通部21に外嵌された状態で、小径部34は電線貫通部21を、電線貫通部21の径方向の内方に押圧するようになっている。これにより、電線貫通部21は外方から圧縮される。これにより、第1〜第4貫通孔22Dの内周に形成された第1〜第4電線側リップ26Dは、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれの外周に確実に密着されるようになっている。
図3及び図4に示すように、キャップ17は、キャップ17の開口方向と反対側の位置に、奥壁36を有する。奥壁36は、ゴム栓15の電線貫通部21に対して、延び方向Aの前方の位置に配されている。図13に示すように、奥壁36には、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dのそれぞれがキャップ17から導出される、第1導出孔37A(ガイド孔の一例)、第2導出孔37B(ガイド孔の一例)、第3導出孔37C(ガイド孔の一例)、及び第4導出孔37D(ガイド孔の一例)が、奥壁36を貫通して形成されている。
詳細に説明すると、第1電線13Aは第1導出孔37Aに挿通され、第2電線13Bは第2導出孔37Bに挿通され、第3電線13Cは第3導出孔37Cに挿通され、第4電線13Dは第4電線37Dに挿通されるようになっている。
図6に示すように、キャップ17の大径部30に形成されたキャップ用係止部32と、ゴム栓15のシース外嵌部18に形成されたキャップ用被係止部33とが係止することにより、キャップ17に対するゴム栓15の相対的な位置決めがなされる。これにより、図3及び図4に示すように、ゴム栓15に形成された第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、キャップ17に形成された第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれとが、整合するようになっている。詳細に説明すると、第1貫通孔22Aと第1導出孔37Aとが整合し、第2貫通孔22Bと第2導出孔37Bとが整合し、第3貫通孔22Cと第3導出孔37Cとが整合し、第4貫通孔22Dと第4導出孔37Dとが整合するようになっている。
(ガイド部材16)
図14〜図17に示すように、ガイド部材16は合成樹脂製であって、第1電線13Aが挿通される第1ガイド孔38Aと、第2電線13Bが挿通される第2ガイド孔38Bと、第3電線13Cが挿通される第3ガイド孔38Cと、第4電線13Dが挿通される第4ガイド孔38Dと、が貫通されている。
図14〜図17に示すように、ガイド部材16は合成樹脂製であって、第1電線13Aが挿通される第1ガイド孔38Aと、第2電線13Bが挿通される第2ガイド孔38Bと、第3電線13Cが挿通される第3ガイド孔38Cと、第4電線13Dが挿通される第4ガイド孔38Dと、が貫通されている。
ガイド部材16は、ゴム栓15の保持部28に保持された状態において、電線貫通部21に対して、延び方向Aの後方の位置に配されるようになっている。
図6及び図8に示すように、ゴム栓15の保持部28の内周には、内方に突出する複数(本実施形態では4つ)のガイド部材用被係止部39が形成されている。
ガイド部材16には、4つのガイド部材用被係止部39のそれぞれが嵌入される複数(本実施形態では4つ)のガイド部材用係止部40が、ガイド部材16の外周から陥没して形成されている。ガイド部材16に形成された4つのガイド部材用係止部40のそれぞれは、ゴム栓15に形成された4つのガイド部材用被係止部39のそれぞれと対応する位置に形成されている。
ゴム栓15の保持部28に形成された4つのガイド部材用被係止部39のそれぞれと、ガイド部材16に形成された4つのガイド部材用係止部40のそれぞれとが、係合する。これにより、ガイド部材16は、ゴム栓15に対してガイド部材16の周方向に回転することが抑制された状態で保持されるようになっている。これにより、ゴム栓15とガイド部材16との相対的な位置決めがなされる。この結果、図3及び図4に示すように、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれとが、整合するようになっている。詳細に説明すると、第1貫通孔22Aと第1ガイド孔38Aとが整合し、第2貫通孔22Bと第2ガイド孔38Bとが整合し、第3貫通孔22Cと第3ガイド孔38Cとが整合し、第4貫通孔22Dと第4ガイド孔38Dとが整合するようになっている。
(製造工程)
続いて、本実施形態の製造工程の一例について説明する。なお、本実施形態の製造工程は、以下の記載に限定されない。
続いて、本実施形態の製造工程の一例について説明する。なお、本実施形態の製造工程は、以下の記載に限定されない。
まず、多芯ケーブル11のシース14を、公知の手法により、皮剥ぎする。これより、シース14の端部14Aから第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dが導出された状態にする。
次に、図18に示すように、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれに、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを挿通される。詳細には、第1ガイド孔38Aに第1電線13Aを挿通させ、第2ガイド孔38Bに第2電線13Bを挿通させ、第3ガイド孔38Cに第3電線13Cを挿通させ、第4ガイド孔38Dに第4電線13Dを挿通させる。
次に、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれに、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを挿通させる。詳細には、第1貫通孔22Aに第1電線13Aを挿通させ、第2貫通孔22Bに第2電線13Bを挿通させ、第3貫通孔22Cに第3電線13Cを挿通させ、第4貫通孔22Dに第4電線13Dを挿通させる。その後、ゴム栓15をガイド部材16の位置にまで移動させる。
次に、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれとが、整合した配置になるように、ゴム栓15とガイド部材16との相対的な位置を調整する。上記の状態で、ゴム栓15のガイド部材16側係止部と、ガイド部材16のガイド部材16側被係止部と、を係止させる。これにより、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれとが整合した状態で、ガイド部材16がゴム栓15の保持部28に保持される。その後、図19に示すように、ゴム栓15をシース14の端部14Aにまで移動させ、シース14の端部14Aに、ゴム栓15のシース外嵌部18を外嵌させる。
次に、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれに、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを挿通させる。詳細には、第1導出孔37Aに第1電線13Aを挿通させ、第2導出孔37Bに第2電線13Bを挿通させ、第3導出孔37Cに第3電線13Cを挿通させ、第4導出孔37Dに第4電線13Dを挿通させる。その後、キャップ17を、シース14の端部14Aに外嵌されたゴム栓15の位置にまで移動させる。
次に、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれとが、整合した配置になるように、ゴム栓15とキャップ17との相対的な位置を調整する。上記の状態で、キャップ17のゴム栓15側係止部と、ゴム栓15のゴム栓15側被係止部、を係止させる。これにより、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれとが整合した状態で、キャップ17がゴム栓15に外嵌される。その後、キャップ17を、ゴム栓15のフランジ部19に当接するまで押し込む。これにより、本実施形態に係るシール部材10が完成すると共に、多芯ケーブル11のシール構造12が完成する(図1参照)。
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれが、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dに挿通されると共に、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dに挿通されることにより、複数の第1電線13A、13B、13C、13Dのそれぞれは複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれに確実にガイドされる。これにより、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれは、複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれの内周との間で確実にシールされる。この結果、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Cとゴム栓15との間のシール性が低下することを抑制することができる。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれが、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dに挿通されると共に、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dに挿通されることにより、複数の第1電線13A、13B、13C、13Dのそれぞれは複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれに確実にガイドされる。これにより、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれは、複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれの内周との間で確実にシールされる。この結果、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Cとゴム栓15との間のシール性が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、ガイド部材16はゴム栓15と係止するガイド部材用係止部40を有し、ゴム栓15はガイド部材用係止部40と係合するガイド部材用被係止部39を有し、ガイド部材用係止部40とガイド部材用被係止部39とが係合することにより、ゴム栓15の複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dとガイド部材16の複数の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dとが整合する位置で、ゴム栓15とガイド部材16との相対的な配置が保持されるようになっている。これにより、複数の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれを複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと整合する位置に、確実に保持することができる。これにより、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dとゴム栓15との間のシール性が低下することを、確実に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、キャップ17はゴム栓15と係止するキャップ用係止部32を有し、ゴム栓15はキャップ用係止部32と係合するキャップ用被係止部33を有し、キャップ用係止部32とキャップ用被係止部33とが係合することにより、ゴム栓15の複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dとキャップ17の複数の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dとが整合する位置で、ゴム栓15とキャップ17との相対的な配置が保持されるようになっている。これにより、複数の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれを複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと整合する位置に、確実に保持することができる。これにより、複数の電線13A,13B,13C,13Dとゴム栓15との間のシール性が低下することを、確実に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、延び方向Aについて電線貫通部21の前方の位置にはキャップ17が配されており、延び方向Aについて電線貫通部21の後方の位置には、ガイド部材16が配されている。これにより、延び方向Aについて電線貫通部21の前方の位置において複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれにガイドすることができると共に、延び方向Aについて電線貫通部21の後方の位置においても複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれにガイドすることができる。これにより、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dとゴム栓15との間のシール性が低下することを、確実に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、複数の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれの内周には、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれの外周と密着する第1〜第4電線側リップ26A,26B,26C,26Dが形成されている。これにより、第1〜第4電線側リップ26A,26B,26C,26Dが、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれの外周と密着するので、複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dとゴム栓15との間のシール性が低下することを、確実に抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
シール部材は、ガイド部材及びゴム栓とは別部材の位置決め部材を有する構成とし、この位置決め部材とガイド部材とが相対的に位置決めされ、且つ、位置決め部材とゴム栓とが相対的に位置決めされることにより、複数の貫通孔と、複数のガイド孔とが整合する位置に位置決めされる構成としてもよい。
本実施形態においては、シール部材10は、キャップ17と、ガイド部材16の双方を有する構成としたが、これに限られず、シール部材10は、キャップ17のみを有する構成としてもよく、また、ガイド部材16のみを有する構成としてもよい。
多芯ケーブル11に配された複数の電線は、2本〜3本、又は5本以上であってもよい
複数の電線は、2種類の外径寸法を有する電線を含む構成であったが、これに限られず、3種類以上の外径寸法を有する電線を含む構成としてもよい。
複数の電線の外径寸法は全て同じであってもよい。
電線はシールド電線でもよい。また、電線は、複数の金属細線が撚り合わされた芯線を備えた撚線であってもよく、また、金属棒材を芯線とするいわゆる単芯線であってもよい。このように電線としては、必要に応じて任意の電線を適宜に選択することができる。
多芯ケーブル11は、いわゆるキャブタイヤケーブルであってもよく、また、複数の電線の外周がシールド層で包囲された多芯のシールド電線であってもよい。このように多芯ケーブル11としては、必要に応じて任意の多芯ケーブル11を適宜に選択することができる。
本実施形態に係るシール部材10によれば、水、油、有機溶媒等、必要に応じて任意の液体をシールすることができる。
本実施形態においては、シース14を皮剥ぎされた多芯ケーブル11に対して、ガイド部材16、ゴム栓15、キャップ17を、この順に組み付けることにより、シール部材10を組み立て、且つ、多芯ケーブル11のシール構造12を形成する構成としたが、これに限られず、予め組み付けられたシール部材10に、シース14を皮剥ぎされた多芯ケーブル11の複数の電線を挿通させることにより、多芯ケーブル11とシール部材10とを組み付けてもよい。
10:シール部材
13A:第1電線
13B:第2電線
13C:第3電線
13D:第4電線
15:ゴム栓
16:ガイド部材
17:キャップ
21:電線貫通部
22A:第1貫通孔
22B:第2貫通孔
22C:第3貫通孔
22D:第4貫通孔
26A:第1電線側リップ
26B:第2電線側リップ
26C:第3電線側リップ
26D:第4電線側リップ
32:キャップ用係止部
33:キャップ用被係止部
38A:第1ガイド孔
38B:第2ガイド孔
38C:第3ガイド孔
38D:第4ガイド孔
39:ガイド部材用被係止部
40:ガイド部材用係止部
A:延び方向
13A:第1電線
13B:第2電線
13C:第3電線
13D:第4電線
15:ゴム栓
16:ガイド部材
17:キャップ
21:電線貫通部
22A:第1貫通孔
22B:第2貫通孔
22C:第3貫通孔
22D:第4貫通孔
26A:第1電線側リップ
26B:第2電線側リップ
26C:第3電線側リップ
26D:第4電線側リップ
32:キャップ用係止部
33:キャップ用被係止部
38A:第1ガイド孔
38B:第2ガイド孔
38C:第3ガイド孔
38D:第4ガイド孔
39:ガイド部材用被係止部
40:ガイド部材用係止部
A:延び方向
Claims (6)
- 複数の電線がそれぞれ貫通される複数の貫通孔を有する電線貫通部を備えたゴム栓と、
前記複数の貫通孔に貫通された前記複数の電線が延びる延び方向について前記電線貫通部の後方に配され、且つ、前記複数の電線がそれぞれ挿通されると共に、前記ゴム栓の前記複数の貫通孔と整合する複数のガイド孔を有する後側ガイド部材と、を備え、
前記ゴム栓の内部には、前記後側ガイド部材が保持される保持部が形成されているシール部材。 - 複数の電線がそれぞれ貫通される複数の貫通孔を有する電線貫通部を備えたゴム栓と、
前記複数の貫通孔に貫通された前記複数の電線が延びる延び方向について前記電線貫通部の後方に配され、且つ、前記複数の電線がそれぞれ挿通されると共に、前記ゴム栓の前記複数の貫通孔と整合する複数のガイド孔を有する後側ガイド部材と、を備え、
前記後側ガイド部材は前記ゴム栓と係止する係止部を有し、前記ゴム栓は前記係止部と係合する被係止部を有し、
前記係止部と前記被係止部とが係合することにより、前記ゴム栓の前記複数の貫通孔と前記後側ガイド部材の前記複数のガイド孔とが整合する位置で、前記ゴム栓と前記後側ガイド部材との相対的な配置が保持されるようになっているシール部材。 - 複数の電線がそれぞれ貫通される複数の貫通孔を有する電線貫通部を備えたゴム栓と、
前記複数の貫通孔に貫通された前記複数の電線が延びる延び方向について前記電線貫通部の後方に配され、且つ、前記複数の電線がそれぞれ挿通されると共に、前記ゴム栓の前記複数の貫通孔と整合する複数のガイド孔を有する後側ガイド部材と、を備え、
前記延び方向について前記電線貫通部の前方に配され、且つ、前記ゴム栓の前記複数の貫通孔と整合する複数のガイド孔を有する前側ガイド部材を備えた、シール部材。 - 前記複数の電線は、前記複数の電線がシースで包囲されてなる多芯ケーブルの端部から導出されており、
前記後側ガイド部材は、前記多芯ケーブルの前記端部の近傍に配されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のシール部材。 - 前記複数の電線は、前記複数の電線がシースで包囲されてなる多芯ケーブルの端部から導出されており、
前記ゴム栓は前記シースに外嵌されるシース外嵌部を有しており、
前記後側ガイド部材は前記シース外嵌部の内部に配されている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のシール部材。 - 前記複数の電線は、前記複数の電線がシースで包囲されてなる多芯ケーブルの端部から導出されており、
前記ゴム栓は前記シースに外嵌されるシース外嵌部を有しており、
前記シース外嵌部の内周には、前記シースの外周に密着するシース側リップが形成されており、
前記複数の貫通孔のそれぞれの内周には、前記複数の電線のそれぞれの外周に密着する電線側リップが形成されており、
前記後側ガイド部材は前記シース側リップと前記電線側リップの間に配されている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のシール部材。
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