JP7298502B2 - 複合ハーネス - Google Patents
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Description
<本実施の形態の複合ハーネスの構造>
図1は、本実施の形態に係る複合ハーネスの一部を破断して示す側面図である。図2は、図1のA-A線における断面、つまり、複合ハーネスの長手方向に対して垂直な断面(径方向に沿う断面、径方向の断面)を示す断面図である。図3は、図1の保護材の一例を示す側面図である。
複合ハーネスでは、複数の電線を一括して被覆する外部シースの第1端部に止水部を設けることにより、防水性を確保することができる。外部シースの第1端部に止水部を設け、外部シースから露出した電線を分岐させる比較例の態様として、図11に複合ハーネスの一部を破断した側面図を示す。図11に示す比較例の複合ハーネス17は、電源線7および信号線9をまとめて外部シース4により被覆して構成される複合ケーブル5を有し外部シース4の第1端部から延出する電源線7および信号線9、並びに、外部シース4の第1端部を覆う止水部30を有するものである。ただし、止水部30の形状、および、信号線9が止水部30内で分岐している点で、比較例の複合ハーネス17は本実施の形態の複合ハーネスと異なる。
すなわち、ABSセンサ用ケーブルと電気ブレーキ用ケーブルとを分岐させる方向は、全ての車両において一定なのではなく、複合ハーネスを取り付ける車種によって異なる場合がある。したがって、比較例のように、止水部内でケーブルを分岐させようとすると、車種毎に異なる金型を用いて止水部を形成する必要がある。この場合、止水部用の金型を複数種類用意しなければならないため、複合ハーネスの製造コストが増大する。すなわち、比較例では、複合ハーネスの汎用性が低い問題がある。
図6に示すように、止水部3の第3端部32には、凸部(オーバーラップ部)11があってもよい。図6は、本変形例に係る複合ハーネスの一部を破断して示す側面図である。凸部11は止水部3の一部であり、X方向において、止水部3の外側に突出する部分である。外部シース4から延出する電源線7および信号線9は、いずれも凸部11のX方向における端部から止水部3の外部に延出している。また、凸部11内を含む止水部3内において、電源線7および信号線9はいずれも領域10の外に出ていない。
図7に示すように、止水部3の第3端部32に接して、電源線7および信号線9が貫通するホルダー(ケース)12を設けてもよい。図7は、本変形例に係る複合ハーネスの一部を破断して示す側面図である。
図8に示すように、複合ケーブル5は、外部シース4内に設けられ、複数の信号線9の全てを被覆する内部シース(ABSシース)14を有していてもよい。図8は、本変形例に係る複合ハーネスの径方向における断面図である。内部シース14と、内部シース14により被覆された複数の信号線9とは、ABSセンサ用ケーブル15を構成している。内部シース14は、例えば架橋した熱可塑性樹脂、より詳しくは、架橋した熱可塑性ウレタンから成る。
本実施の形態では、複合ケーブルが、電気ブレーキ用ケーブルおよびABSセンサ用ケーブルに加えて、ダンパー用ケーブルを含む場合について、図9および図10を用いて説明する。ダンパー用ケーブルは、車両の制振装置の制御に用いられる電源線である。図9は、本実施の形態に係る複合ハーネスの一部を破断して示す側面図である。図10は、図9のA-A線における断面図である。
2、2a 分岐部
3、30 止水部
4 外部シース
5 複合ケーブル
7 電源線
8 保護材
9 信号線
Claims (11)
- 第1絶縁体で被覆された第1電線と、第2絶縁体で被覆された第2電線とを、共通のシースで被覆して一体化した複合ケーブルと、
第1方向において、第2端部と前記第2端部の反対側の第3端部とを備え、前記第2端部には、シースの延在方向の第1端部が挿入され、前記第3端部から前記第1電線および前記第2電線が延出し、射出成型により形成された止水部と、
前記止水部を構成する材料の融点よりも融点が高い材料から構成され、前記第3端部に接し前記第1方向における一部が前記止水部に覆われるホルダーと、
を有し、
前記止水部は、前記第1端部から前記シースの外部に延出する前記第1電線および前記第2電線のそれぞれと、前記第1端部とを覆い、
前記第1電線および前記第2電線のそれぞれは、前記第3端部から延出した先で互いに分岐しているとともに、前記第3端部から延出した前記第1電線および前記第2電線は、前記ホルダーを貫通している、複合ハーネス。 - 請求項1に記載の複合ハーネスにおいて、
前記止水部は、前記シースの径方向の側面と前記第1端部とを連続的に覆い、
前記第1方向において、前記第1端部から前記第3端部までの長さは、前記第2端部から前記第1端部までの長さよりも小さい、複合ハーネス。 - 請求項1または2に記載の複合ハーネスにおいて、
前記止水部内において、前記第1電線および前記第2電線は、前記複合ケーブルの径方向の側面の前記第1方向における延長線から離間している、複合ハーネス。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の複合ハーネスにおいて、
前記ホルダーの一部であり前記3端部から外側に突出し前記止水部に覆われていない凸部と、
前記凸部、前記第1電線および前記第2電線を一括して被覆する保護材と、
をさらに有し、
前記第1電線および前記第2電線は、前記凸部から前記止水部の外部に延出している、複合ハーネス。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載の複合ハーネスにおいて、
前記止水部は、ポリアミド系ポリマと酸変性ポリオレフィンとのポリマアロイから成る、複合ハーネス。 - 請求項5に記載の複合ハーネスにおいて、
前記止水部を構成する前記ポリマアロイには、前記ポリアミド系ポリマ30~70重量部と前記酸変性ポリオレフィン30~70重量部とが、合計100重量部を超えない範囲で含まれている、複合ハーネス。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載の複合ハーネスにおいて、
前記止水部は、熱可塑性ポリウレタンと酸変性ポリオレフィンとのポリマアロイから成る、複合ハーネス。 - 請求項7に記載の複合ハーネスにおいて、
前記止水部を構成する前記ポリマアロイには、前記熱可塑性ポリウレタン30~70重量部と前記酸変性ポリオレフィン30~70重量部とが、合計100重量部を超えない範囲で含まれている、複合ハーネス。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載の複合ハーネスにおいて、
前記止水部は、ポリエステル系ポリマと酸変性ポリオレフィンとのポリマアロイから成る、複合ハーネス。 - 請求項9に記載の複合ハーネスにおいて、
前記止水部を構成する前記ポリマアロイには、前記ポリエステル系ポリマ30~70重量部と前記酸変性ポリオレフィン30~70重量部とが、合計100重量部を超えない範囲で含まれている、複合ハーネス。 - 請求項1~10のいずれか1項に記載の複合ハーネスにおいて、
前記第1電線は、電気ブレーキ用ケーブルを構成し、
前記第2電線は、ABSセンサ用ケーブルまたはダンパー用ケーブルを構成している、
複合ハーネス。
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JP2012182924A (ja) | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 線間止水用のホットメルトブロックおよび該ホットメルトブロックを用いた多芯ケーブルの端末止水方法ならびに端末止水構造 |
JP2016010304A (ja) | 2014-06-26 | 2016-01-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | シール部材 |
JP2018125935A (ja) | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 日立金属株式会社 | ケーブルの止水構造、ワイヤハーネス、及びワイヤハーネスの製造方法 |
JP2019143003A (ja) | 2018-02-16 | 2019-08-29 | 古河電気工業株式会社 | 樹脂組成物及び止水材 |
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