JPH0822862A - 防水ゴム栓 - Google Patents

防水ゴム栓

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JPH0822862A
JPH0822862A JP6156088A JP15608894A JPH0822862A JP H0822862 A JPH0822862 A JP H0822862A JP 6156088 A JP6156088 A JP 6156088A JP 15608894 A JP15608894 A JP 15608894A JP H0822862 A JPH0822862 A JP H0822862A
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wire
electric wire
waterproof rubber
rubber plug
caulking
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JP6156088A
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Tetsuo Kato
哲男 加藤
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Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5205Sealing means between cable and housing, e.g. grommet

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線が斜めに曲がった際にも十分良好なシー
ル性を発揮できる防水ゴム栓を提供する。 【構成】 電線5の外周に嵌合されてハウジング1の挿
入孔3に挿入されることにより、前記電線5の外周と挿
入孔3の内周との隙間を封じる本体部12と、本体部1
2の先端側に一体的に延設され、外周から加締片19に
より締め付けられることにより、電線5の外周に加締め
られる加締部14とを備えた円筒状の防水ゴム栓30に
おいて、電線5の外径をA、加締部14の自由状態での
内径をBとした場合、A、B(但しA>B)の寸法を (A−B)/B=0.1〜0.8 の条件を満たすように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の外周とハウジン
グの挿入孔の内周との隙間を封じる防水ゴム栓に関す
る。
【0002】
【従来の技術】防水ゴム栓の従来例として、実開昭62
−163879号公報に開示されたものが知られてい
る。図6はこの防水ゴム栓の使用状態を示している。図
6において、1はコネクタ等のハウジング、3はハウジ
ングに形成された電線の挿入孔、5は電線、10は防水
ゴム栓である。
【0003】防水ゴム栓10は、電線5の外周に嵌合さ
れて挿入孔3に挿入されることにより、電線5の外周と
ハウジング1の挿入孔3の内周との隙間を封じている。
この防水ゴム栓10は、電線5の外周とハウジング1の
挿入孔3の内周との隙間を封じるための肉厚の本体部1
2と、その先端側に延設された薄肉の加締部14とから
なり、中心に電線挿通孔15が貫通されて、全体が円筒
状をなしている。
【0004】加締部14は、電線5に加締めるための部
分であり、例えば電線接続端子の後端に設けた加締片1
9により、外側から締め付けられることにより、電線5
に固定されている。加締部14の内周15aの径は電線
5の挿入性を良くするため、従来では電線5の外径と同
じか若干大きめに形成されている。図中Sは、加締部1
4の内径が電線5の外径より若干大きいことを示す隙間
である。
【0005】本体部12の内周には、電線5の外周に密
着する環状突部16が、電線挿通方向に間隔をおいて断
面波形をなすように設けられている。また、本体部12
の外周には、挿入孔3の内周に密着する環状突部17
が、電線挿通方向に間隔をおいて断面波形をなすように
設けられている。また、電線挿通孔15の電線挿入側の
孔縁には、電線5の挿入を容易するためのテーパ面18
が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防水ゴム栓
10では、図7に示すように、ハウジング1の外側に延
びる電線5を斜めに曲げた際に、電線5と防水ゴム栓1
0の内周に設けた環状突部16との間に隙間Hが開きや
すく、その隙間Hから水がハウジング1の内部に染み込
む可能性があった。特に電線挿入側の内周縁にはテーパ
面18があるため、テーパ面18と電線5とでできる凹
所に水が溜まることがあり、その水が前記の隙間Hを通
ってハウジング1の内部に染み込む可能性があった。し
かも、電線5が細径の場合はその傾向が高かった。
【0007】このように隙間Hが電線挿入側に開いた場
合、加締部14と電線5の外周との密着部分によりシー
ル性を期待することになるが、従来では、加締部14の
内径が電線径と同じか若干大きめになっており、この部
分でのシール性は期待できるものではなかった。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、電線挿入側
で電線と防水ゴム栓の内周との間に隙間が開いた場合に
も、確実なシールが可能な防水ゴム栓を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電線
の外周に嵌合されてハウジングの挿入孔に挿入されるこ
とにより、前記電線の外周と挿入孔の内周との隙間を封
じる本体部と、該本体部の先端側に一体的に延設され、
外周から加締片により締め付けられることにより、電線
の外周に加締められる加締部とを備えた円筒状の防水ゴ
ム栓において、前記電線の外径をA、加締部の自由状態
での内径をBとした場合、A、B(但しA>B)の寸法
を (A−B)/B=0.1〜0.8 の条件を満たすように設定したことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の防水ゴ
ム栓であって、前記A、Bの寸法を (A−B)/B=0.15〜0.75 の条件を満たすように設定したことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
防水ゴム栓であって、前記加締部の内周に環状突起が形
成され、環状突起の最小径が前記寸法Bとされているこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、ハウジングの外側に延び
る電線を斜めに曲げた際に、電線挿入側で電線と防水ゴ
ム栓の内周との間に隙間が開くことがあるが、そのよう
な場合でも、加締部の内径と電線の外径の寸法が上記の
ように設定されているので、加締部の加締め代が大きく
なって、防水ゴム栓の内周面と電線の外周面の密着性が
高まり、この部分でのシール性が確保される。また、自
動機によって電線を挿入する場合も、挿入の容易性が維
持される。
【0013】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用をより確実化できる。
【0014】請求項3の発明では、環状突起の先端全周
が電線の外周に強く密着してシール性を発揮する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1は本発明の一実施例の防水ゴム栓30
と電線5の寸法関係を一緒に示す防水ゴム栓30の断面
図、図2は防水ゴム栓30を電線5の外周に装着してハ
ウジング1の挿入孔3内に挿入した状態を示す断面図で
ある。
【0017】この防水ゴム栓30は、図6に示した従来
の防水ゴム栓10と、一部の寸法を除いて全て同じ構成
を有する。従って、図6の従来例と同一構成部分には同
一符号を付して説明を省略する。
【0018】この防水ゴム栓30の従来例との違いは、
電線挿通孔32の加締部14側の内周に相当する部分3
2aの径である。電線5の外径をA、加締部14の自由
状態での内径をBとした場合、A、B(但しA>B)の
寸法は (A−B)/B=0.1〜0.8 … (1) の条件を満たすように設定されている。
【0019】次に作用を説明する。
【0020】この防水ゴム栓30を使用する場合、図2
に示すように、防水ゴム栓30の電線挿通孔32の内部
に電線5の先端を自動機で挿入する。この場合、自動機
の挿入力の上限は大体200〜300gfである。
【0021】電線5の外周に防水ゴム栓30を嵌めた
ら、電線5の先端に図示略の電線接続端子を加締め、そ
の後端の加締片19により防水ゴム栓30の加締部14
を包み込む。そして、加締片19を圧着装置で加締める
ことにより、防水ゴム栓30の加締部14を電線5の外
周に固定する。
【0022】ついで、その状態でハウジング1の挿入孔
3に電線5の先端と防水ゴム栓30を挿入する。そうす
ると、本体部12の内周の環状突部16が電線5の外周
に強く密着し、本体部12の外周の環状突部17がハウ
ジング1の挿入孔3の内周に密着し、これにより、電線
5とハウジング1の挿入孔3の隙間が封じられる。
【0023】この実施例の防水ゴム栓30では、電線5
の外径Aと、防水ゴム栓30の加締部の内周部分32a
の径Bを上記のように設定したので、ハウジング1の外
方に延びる電線5を、図2に示すように斜めに曲げた際
に、防水ゴム栓30の電線挿通側の内周と電線5の外周
との間に隙間Hが開いても、加締部14によってシール
性を発揮することができる。
【0024】図3に、(A−B)/Bの値を適当に変え
た場合のシール性と電線挿入性について調べた結果を示
す。また、図4は電線を挿入する際の挿入力と(A−
B)/Bの値の関係を示している。図4に示す挿入力上
限は、自動機による挿入力の上限値である。
【0025】シール性を調べるに当たっては、図2に示
すように電線5を斜め30度の方向に30Nの力Fで引
き、防水ゴム栓30の後端にエアを吹き掛けて、エアの
抜け具合を調べることでシール性の良否を判定した。
【0026】これらの図から、上記の条件式(1)のよ
うに(A−B)/Bの値を設定すると、一定の効果が期
待できることが分かる。つまり、(A−B)/Bの値が
0.80以上になると、自動機による挿入性が悪くな
り、0.1以下になるとシール性が不十分になり、上記
(1)式の範囲が許容範囲であり、好ましくは (A−B)/B=0.15〜0.75 …(2) の範囲に設定することが、シール性と電線挿入性を良好
に保つ上で有効であることが分かる。
【0027】なお、加締部14の内径Bを上記条件式
(1)、(2)の範囲にするに当たっては、Bの値を加
締部14の内周の一部の内径に適用すれば足りる。
【0028】図5に示す本発明の他の実施例の防水ゴム
栓30Aにおいて、加締部14の内周に環状突部35を
形成し、この環状突部35の最小内径を寸法Bとしてい
る。この場合、環状突部35は、加締片19(図2参
照)の幅Tの範囲にあることが条件である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電線の挿入の容易性と確実なシール性の両立を
図ることができる。
【0030】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明の効果をより確実に実現することができる。
【0031】また、請求項3の発明によれば、環状突起
の最小内径のみを小さくすればよいので、電線挿入性を
より良くすることができる。また、電線と加締部とが強
く接触する部分の面積を小さくできるので、同じ加締め
条件であれば、接触圧が高くなり、シール性がより向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の寸法関係を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の使用状態の断面図である。
【図3】本発明の一実施例の数値限定の有効性を表にし
て示す図である。
【図4】本発明の一実施例の数値限定の有効性を示す特
性図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】従来の防水ゴム栓の使用状態を示す断面図であ
る。
【図7】図6において電線が斜めに引っ張られた場合の
断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 3 挿入孔 5 電線 12 本体部 14 加締部 19 加締片 30 防水ゴム栓 32 電線挿通孔 32a 加締部の内周に相当する部分 30A 防水ゴム栓 35 環状突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の外周に嵌合されてハウジングの挿
    入孔に挿入されることにより、前記電線の外周と挿入孔
    の内周との隙間を封じる本体部と、 該本体部の先端側に一体的に延設され、外周から加締片
    により締め付けられることにより、電線の外周に加締め
    られる加締部とを備えた円筒状の防水ゴム栓において、 前記電線の外径をA、加締部14の自由状態での内径を
    Bとした場合、 A、B(但しA>B)の寸法を (A−B)/B=0.1〜0.8 の条件を満たすように設定したことを特徴とする防水ゴ
    ム栓。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防水ゴム栓であって、 前記A、Bの寸法を (A−B)/B=0.15〜0.75 の条件を満たすように設定したことを特徴とする防水ゴ
    ム栓。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の防水ゴム栓であっ
    て、 前記加締部の内周に環状突起が形成され、環状突起の最
    小径が前記寸法とされていることを特徴とする防水ゴム
    栓。
JP6156088A 1994-07-07 1994-07-07 防水ゴム栓 Pending JPH0822862A (ja)

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