JP2022183830A - 封止部材とそれを用いた封止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 組み立て作業が容易で、十分な防水、防塵効果を得ることができる信頼性の高い封止部材とそれを用いた封止構造を提供する。【解決手段】 カバー15は、第1開口部と、第1開口部の周囲の一部に第1開口部と連続する第2開口部を有し、構造体の一部を覆う。封止部材17は、第1開口部と筒体16との間に嵌合される環状の第1ブッシュ17aと、第1ブッシュに連結され、第2開口部に嵌合される第2ブッシュ17bと、を具備する。【選択図】 図2
Description
本発明の実施形態は、例えばトルクセンサに適用され、トルクセンサ内に水分や塵埃の侵入を阻止する封止部材とそれを用いた封止構造に関する。
例えばトルクセンサは、内部に信号処理回路を有する精密機器である。このため、信号処理回路を水分や塵埃から保護するため、防水及び防塵効果とする必要がある。一般に、トルクセンサは、センサ部を水分や塵埃から保護するパッキンを具備している(例えば特許文献1参照)。
トルクセンサは、信号処理回路が配置された印刷基板を保持するホルダや、印刷基板を覆うカバーを有し、カバーには、信号処理回路に接続されたケーブルを保持するブッシュが取り付けられる。ホルダとカバーとの間、カバーとブッシュとの間には、隙間があり、これらの隙間を塞ぐため、防水、防塵用の複数の封止部材が設けられる。これら封止部材としては、市販されているOリングや円環状のゴム材、防水ブッシュを適用することが可能である。
しかし、市販の封止部材は、トルクセンサの小型化に適していない。また、複数の隙間を塞ぐために、複数の封止部材を必要とするため、組み立て作業が煩雑である。さらに、複数の封止部材が近接して配置される場合、封止部材同士が干渉して隙間が生じ、十分な防水、防塵効果を得ることができず、信頼性が低くなっていた。
本発明の実施形態は、組み立て作業が容易で、十分な防水、防塵効果を得ることができる信頼性の高い封止部材とそれを用いた封止構造を提供する。
本実施形態の封止部材は、第1開口部と、前記第1開口部の周囲の一部に前記第1開口部と連続する第2開口部を有し、構造体の一部を覆うカバーと、前記第1開口部の内側に配置される筒体と、前記第1開口部と前記第2開口部に取り付けられる封止部材であって、前記第1開口部と前記筒体との間に嵌合される環状の第1ブッシュと、前記第1ブッシュに連結され、前記第2開口部に嵌合される第2ブッシュと、を具備する。
本実施形態の封止構造は、第1開口部と、前記第1開口部の周囲の一部に前記第1開口部と連続する第2開口部を有し、構造体の一部を覆うカバーと、前記第1開口部の内側に配置される筒体と、前記第1開口部と前記筒体との間に嵌合される環状の第1ブッシュと、前記第1ブッシュに連結され、前記第2開口部に嵌合される第2ブッシュと、を含む封止部材と、を具備する。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。図面において、同一部分には、同一符号を付している。
図1、図2は、本実施形態が適用されるトルクセンサ10の一例を示している。トルクセンサ10の構成は、これに限定されるものでなく、様々な構成のトルクセンサに適用することが可能である。本実施形態は、トルクセンサに限らず、歪ゲージを用いた力覚センサなどに適用することも可能である。
図1、図2において、トルクセンサ10は、第1構造体11、第2構造体12、複数の第3構造体13、複数の防水、防塵用キャップ14、カバー15、筒体16、封止部材17、ケーブル18を具備している。
第1構造体11と、第2構造体12は、環状に形成され、第2構造体12の径は、第1構造体11の径より小さく、第2構造体12は、第1構造体11と同心状に配置されている。第1構造体11と第2構造体12は、放射状に配置された梁部としての複数の第3構造体13により連結されている。
第1構造体11は、例えば被計測体に連結され、第2構造体12は、図示せぬ別の構造体に接続され、複数の第3構造体13は、第1構造体11から第2構造体12にトルクを伝達する。逆に、第2構造体12を被計測体に連結し、第1構造体11を図示せぬ別の構造体に接続し、第2構造体12から第1構造体11に複数の第3構造体13を介してトルクを伝達してもよい。
第1構造体11、第2構造体12、複数の第3構造体13は、金属、例えばステンレス鋼により構成されるが、印加されるトルクに対して機械的に十分な強度を得ることができれば、金属以外の材料を使用することも可能である。
第1構造体11と第2構造体12との間に後述する複数の歪センサが設けられ、これら歪センサは、キャップ14により覆われている。
カバー15は、第2構造体12に取り付けられる。カバー15は、後述する第1開口部と第2開口部を有し、第1開口部内に筒体16が配置される。さらに、第1開口部と筒体16との間、及び第2開口部に封止部材17が設けられる。ケーブル18は、封止部材17に保持される。
図3は、封止部材17と1つのキャップ14が外され、歪センサ20が露出された状態を示している。本実施形態は、4つの歪センサ20が配置された場合を示している。歪センサ20の数は、4つとされているが、これに限定されるものではない。各歪センサ20は、第1構造体11と第2構造体12との間で、第3構造体13と異なる位置に配置される。各歪センサ20は、金属製の起歪体21と複数の歪ゲージ22を具備している。起歪体21の一端部は、第1構造体11に固定され、起歪体21の他端部は、第2構造体12に固定される。各歪センサ20は、キャップ14により覆われ、防塵、防水構造が施されている。
図1乃至図3に示すように、カバー15は第2構造体12の表面に設けられる。図5に示すように、第2構造体12は、中空部12aを有しており、中空部12a内に環状の印刷基板23が設けられる。すなわち、印刷基板23は、中空部12aと連通する開口部23aを有している。印刷基板23は、第2構造体12に固定され、印刷基板23の表面は、カバー15により覆われる。印刷基板23には、複数の歪センサ20に電源を供給し、複数の歪センサ20から供給される電気信号を処理し、トルクに対応する検出信号を生成する信号処理回路24が設けられている。
ケーブル18の一端部は、印刷基板23に設けられた信号処理回路24に電気的に接続され、他端部は、筒体16の内部に配置される。信号処理回路24は、ケーブル18から電源を受け、ケーブル18を介して検出信号を送信する。
図3に示すように、カバー15は、その表面に第1開口部15aと、第2開口部15bを有している。第1開口部15aは、第2構造体12の中空部12aと印刷基板23の開口部23aと連通する。第2開口部15bは、第1開口部15aの一部に連続して形成されている。
筒体16は、カバー15の第1開口部15aと印刷基板23の開口部23aの内部に配置される。図5に示すように、筒体16は、ホルダ16aの中央部にホルダ16aと一体的に形成されている。つまり、筒体16の一端は、ホルダ16aに設けられている。ホルダ16aは、印刷基板23の裏面側に配置され、第2構造体12に固定される。筒体16の他端は、カバー15の第1開口部15aと印刷基板23の開口部23aを貫通し、カバー15の第1開口部15aから僅かに突出される。
図3に示すように、筒体16とカバー15の第1開口部15aとの間には、隙間Gが設けられる。図1、図2に示すように、防水、防塵用の封止部材17は、隙間Gと第2開口部15bを閉塞するために配置される。
図4は、封止部材17を示している。封止部材17は、例えばシリコーンゴム、又は弾性を有する樹脂材により形成されるが、その他の材料を適用することも可能である。封止部材17は、環状の第1ブッシュ17aと第2ブッシュ17bを有し、第1ブッシュ17aと第2ブッシュ17bは一体的に連結して形成される。第1ブッシュ17aの形状は、隙間Gに対応している。第1ブッシュ17aの内径は、筒体16の外径より小さく、筒体16の側面に密着可能とされている。第2ブッシュ17bの形状は、第2開口部15bの形状に対応しており、ケーブル18が挿入される開口部を有している。第2ブッシュ17bの上には、ケーブル18を保持するケーブルブッシュ17cが一体的に形成されている。
第1ブッシュ17aと第2ブッシュ17bの周囲には、第1開口部15aと第2開口部15bの縁部に嵌合される溝17dが連続して設けられている。第1ブッシュ17aに設けられた溝17dの直径は、第1開口部15aの直径より若干大きく、第2ブッシュ17bに設けられた溝17dの形状は、第2開口部15bの形状より若干大きい。このため、第1ブッシュ17aは、第1開口部15aに密着可能とされ、第2ブッシュ17bは、第2開口部15bに密着可能とされている。
図5に示すように、封止部材17の第1ブッシュ17aは、カバー15の第1開口部15aと筒体16との隙間Gに嵌合され、第2ブッシュ17bは、第2開口部15bに嵌合される。この状態において、第1ブッシュ17aの溝17dは、第1開口部15aの周囲に圧接され、第2ブッシュ17bの溝17dは、第2開口部15bの周囲に圧接される。
第1ブッシュ17aの溝17d以外の部分は、第1開口部15aの周囲で、カバー15の表面及び裏面にオーバーラップされ、第2ブッシュ17bの溝17d以外の部分も、第2開口部15bの周囲で、カバー15の表面及び裏面にオーバーラップされる。このため、カバー15の第1開口部15aと筒体16との隙間G、及び第2開口部15bが封止部材17により一体的に閉塞される。
尚、組み立て作業において、例えば先ず、ケーブル18の一端部が印刷基板23に接続され、印刷基板23とホルダ16aが第2構造体12の内側に固定される。この後、カバー15の第1開口部15aと第2開口部15bに封止部材17の第1ブッシュ17aと第2ブッシュ17bが取り付けられ、ケーブルブッシュ17cにケーブル18が挿入されて、カバー15が第2構造体12に固定される。このとき、第1ブッシュ17aの内側に筒体16が圧入される。
組み立て方法は、これに限定されるものではなく、例えば先ず、印刷基板23、ホルダ16a、及びカバー15を第2構造体12に固定し、最後に封止部材17の第1ブッシュ17aを第1開口部15aと筒体16との間に圧入し、第2ブッシュ17bを第2開口部15bに圧入してもよい。
(実施形態の効果)
上記実施形態によれば、封止部材17は、カバー15の第1開口部15aと筒体16との間の隙間Gに嵌合される第1ブッシュ17aと、第2開口部15bに嵌合される第2ブッシュ17bを有し、第1ブッシュ17aと第2ブッシュ17bが一体的に連結されている。このため、カバー15の第1開口部15aと筒体16との間の隙間G、及び第2開口部15bを確実に閉塞することができ、トルクセンサの信頼性を向上させることが可能である。
上記実施形態によれば、封止部材17は、カバー15の第1開口部15aと筒体16との間の隙間Gに嵌合される第1ブッシュ17aと、第2開口部15bに嵌合される第2ブッシュ17bを有し、第1ブッシュ17aと第2ブッシュ17bが一体的に連結されている。このため、カバー15の第1開口部15aと筒体16との間の隙間G、及び第2開口部15bを確実に閉塞することができ、トルクセンサの信頼性を向上させることが可能である。
しかも、第1ブッシュ17aと第2ブッシュ17bが一体的に連結されているため、隙間Gと第2開口部15bとに封止部材17を容易に装着することができる。したがって、組み立て工数を削減することが可能である。
さらに、第1ブッシュ17aと第2ブッシュ17bの周囲には、溝17dが設けられ、この溝17dは、カバー15の第1開口部15aと第2開口部15bの縁部に嵌合される。このため、第1ブッシュ17aと第2ブッシュ17bの溝17d以外の部分がカバー15の表面と裏面に配置されるため、防水、防塵効果を向上させることが可能である。
(第1変形例)
図6は、本実施形態の第1変形例を示すものであり、図5のAで示す部分を拡大して示している。
第1変形例において、第1ブッシュ17aの内側面で、カバー15の裏面側に位置する部分には、傾斜部17eが設けられている。傾斜部17eは、第1ブッシュ17aの裏面に近づくに従って第1ブッシュ17aの内側面から離れるように傾斜されている。
図6は、本実施形態の第1変形例を示すものであり、図5のAで示す部分を拡大して示している。
第1変形例において、第1ブッシュ17aの内側面で、カバー15の裏面側に位置する部分には、傾斜部17eが設けられている。傾斜部17eは、第1ブッシュ17aの裏面に近づくに従って第1ブッシュ17aの内側面から離れるように傾斜されている。
具体的には、第1ブッシュ17aの内径D1は、筒体16の外径D2より小さく(D1<D2)、第1ブッシュ17aの底面における傾斜部17eの直径D3は、筒体16の外径D2より大きい(D2<D3)。このため、第1ブッシュ17a内に筒体16を挿入する際、筒体16は、傾斜部17eにより第1ブッシュ17a内に案内される。
第1変形例によれば、第1ブッシュ17aは、内側面に傾斜部17eを有している。このため、第1ブッシュ17aの内部に筒体16を挿入する際、傾斜部17eに沿って、筒体16を挿入することができる。したがって、第1ブッシュ17aの内径D1が筒体16の外径D2より小さい場合においても、筒体16を傾斜部17eに沿って、容易に挿入することができる。このため、組み立て作業を容易化することが可能であるとともに、十分な防水、防塵効果を得ることができる。
(第2変形例)
図7は、本実施形態の第1変形例を示すものであり、図5のAで示す部分を拡大して示している。
第2変形例において、第1ブッシュ17aの内側面には、環状の接触部17fが設けられている。接触部17fは、第1ブッシュ17aの内側面で厚み方向のほぼ中央部から表面に向かって斜めに突出されている。
図7は、本実施形態の第1変形例を示すものであり、図5のAで示す部分を拡大して示している。
第2変形例において、第1ブッシュ17aの内側面には、環状の接触部17fが設けられている。接触部17fは、第1ブッシュ17aの内側面で厚み方向のほぼ中央部から表面に向かって斜めに突出されている。
具体的には、第2変形例において、第1ブッシュ17aの内径D4は、筒体16の外径D2より若干大きく(D2<D4)、環状の接触部17fの内径D5は、筒体16の外径D2より僅かに小さくされている(D5<D2)。
第2変形例によれば、第1ブッシュ17aの内径D4が筒体16の外径D2より若干大きく、接触部17fは、筒体16の挿入方向に沿って斜めに設けられている。このため、第1ブッシュ17aの内部に筒体16を容易に挿入することができる。しかも、環状の接触部17fの内径D5は、筒体16の外径D2より小さいため、接触部17fを筒体16に密着させることが可能である。したがって、第2変形例によっても、組み立て作業を容易化でき、十分な防水、防塵効果を得ることが可能である。
しかも、接触部17fの先端は、筒体16の先端に向かって配置されているため、第1ブッシュ17aの内部に筒体16が挿入された状態において、接触部17fは弁のように作用する。このため、第1開口部15aと筒体16との間の隙間Gに侵入する水分や塵埃を確実に阻止することができる。
(第3変形例)
図8は、本実施形態の第3変形例を示すものであり、第2変形例をさらに変形したものである。
第2変形例において、第1ブッシュ17aは、環状の接触部17fを有するのに対して、第3変形例において、第1ブッシュ17aは、内側面に環状の第1突起17gを有している。第1突起17gの内径D6は、例えば接触部17fの内径D5と同様であるが(D6=D5)、異なっていてもよい。
図8は、本実施形態の第3変形例を示すものであり、第2変形例をさらに変形したものである。
第2変形例において、第1ブッシュ17aは、環状の接触部17fを有するのに対して、第3変形例において、第1ブッシュ17aは、内側面に環状の第1突起17gを有している。第1突起17gの内径D6は、例えば接触部17fの内径D5と同様であるが(D6=D5)、異なっていてもよい。
第3変形例によれば、第1ブッシュ17aは、内側面に環状の第1突起17gを有しているため、第2変形例と同様の防水、防塵効果を得ることができるとともに、組み立て作業を容易化することが可能である。
(第4変形例)
図9は、本実施形態の第4変形例を示すものであり、第3変形例をさらに変形したものである。
第3変形例において、環状の第1突起17gは、第1ブッシュ17aの内側面に設けられている。これに対して、第4変形例において、第1ブッシュ17aの内側面は扁平であり、筒体16の外周面に環状の第2突起16bが設けられている。
図9は、本実施形態の第4変形例を示すものであり、第3変形例をさらに変形したものである。
第3変形例において、環状の第1突起17gは、第1ブッシュ17aの内側面に設けられている。これに対して、第4変形例において、第1ブッシュ17aの内側面は扁平であり、筒体16の外周面に環状の第2突起16bが設けられている。
具体的には、第1ブッシュ17aの内径D4は、筒体16の外径D2より大きく(D2<D4)、環状の第2突起16bの外径D7は、第1ブッシュ17aの内径D4の内径より僅かに大きい(D4<D7)。
第4変形例によれば、第1ブッシュ17aの内径D4は、筒体16の外径D2より大きいため、第1ブッシュ17a内に筒体16を容易に挿入することができ、環状の第2突起16bの外径D7は、第1ブッシュ17aの内径D4より大きいため、第2突起16bと第1ブッシュ17aをと密着させることができる。したがって、組み立て作業を容易化できるとともに、十分な防水、防塵効果を得ることができる。
しかも、第1ブッシュ17aの形状を単純化することができるため、封止部材17の製造を容易化することが可能である。
その他、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…トルクセンサ、11…第1構造体、12…第2構造体、13…第3構造体、15…カバー、15a…第1開口部、15b…第2開口部、16…筒体、16a…ホルダ、16b…第2突起、17…封止部材、17a…第1ブッシュ、17b…第2ブッシュ、17c…ケーブルブッシュ、17d…溝、17e…傾斜部、17f…接触部、17g…第1突起。
Claims (11)
- 第1開口部と、前記第1開口部の周囲の一部に前記第1開口部と連続する第2開口部を有し、構造体の一部を覆うカバーと、前記第1開口部の内側に配置される筒体と、前記第1開口部と前記第2開口部に取り付けられる封止部材であって、
前記第1開口部と前記筒体との間に嵌合される環状の第1ブッシュと、
前記第1ブッシュに連結され、前記第2開口部に嵌合される第2ブッシュと、
を具備することを特徴とする封止部材。 - 前記第1ブッシュと前記第2ブッシュは、その周囲に連続して前記カバーの前記第1開口部の縁部と前記第2開口部の縁部に嵌合される溝を有することを特徴とする請求項1記載の封止部材。
- 前記第1ブッシュの内径は、前記筒体の外径より小さく、前記第1ブッシュは、その裏面に近づくに従って前記第1ブッシュの内側面から離れるように傾斜された傾斜部を具備することを特徴とする請求項2記載の封止部材。
- 前記第1ブッシュの内径は、前記筒体の外径より大きく、前記第1ブッシュは、その内側面に前記第1ブッシュの表面に向かって斜めに突出され、前記筒体の外側面に接触する環状の接触部を具備することを特徴とする請求項2記載の封止部材。
- 前記第1ブッシュの内径は、前記筒体の外径より大きく、前記第1ブッシュは、その内側面に前記筒体の外側面に接触する環状の第1突起を具備することを特徴とする請求項2記載の封止部材。
- 第1開口部と、前記第1開口部の周囲の一部に前記第1開口部と連続する第2開口部を有し、構造体の一部を覆うカバーと、
前記第1開口部の内側に配置される筒体と、
前記第1開口部と前記筒体との間に嵌合される環状の第1ブッシュと、前記第1ブッシュに連結され、前記第2開口部に嵌合される第2ブッシュと、を含む封止部材と、
を具備することを特徴とする封止構造。 - 前記第1ブッシュと前記第2ブッシュは、その周囲に連続して前記カバーの前記第1開口部の縁部と前記第2開口部の縁部に嵌合される溝を有することを特徴とする請求項6記載の封止構造。
- 前記第1ブッシュの内径は、前記筒体の外径より小さく、前記第1ブッシュは、その裏面に近づくに従って前記第1ブッシュの内側面から離れるように傾斜された傾斜部を具備することを特徴とする請求項7記載の封止構造。
- 前記第1ブッシュの内径は、前記筒体の外径より大きく、前記第1ブッシュは、その内側面に前記第1ブッシュの表面に向かって斜めに突出され、前記筒体の外側面に接触する環状の接触部を具備することを特徴とする請求項7記載の封止構造。
- 前記第1ブッシュの内径は、前記筒体の外径より大きく、前記第1ブッシュは、その内側面に前記筒体の外側面に接触する環状の第1突起を具備することを特徴とする請求項7記載の封止構造。
- 前記第2ブッシュに設けられ、前記カバーの内部に配置された印刷基板に接続されるケーブルを保持する第3ブッシュをさらに具備することを特徴とする請求項7記載の封止構造。
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