JP5855305B1 - 弾性クローラ - Google Patents
弾性クローラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5855305B1 JP5855305B1 JP2015114704A JP2015114704A JP5855305B1 JP 5855305 B1 JP5855305 B1 JP 5855305B1 JP 2015114704 A JP2015114704 A JP 2015114704A JP 2015114704 A JP2015114704 A JP 2015114704A JP 5855305 B1 JP5855305 B1 JP 5855305B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cord
- crawler
- layer
- elastic
- code
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 43
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 claims description 15
- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract description 11
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 98
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 229910001294 Reinforcing steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 230000032798 delamination Effects 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/18—Tracks
- B62D55/24—Tracks of continuously flexible type, e.g. rubber belts
- B62D55/244—Moulded in one piece, with either smooth surfaces or surfaces having projections, e.g. incorporating reinforcing elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/18—Tracks
- B62D55/24—Tracks of continuously flexible type, e.g. rubber belts
- B62D55/253—Tracks of continuously flexible type, e.g. rubber belts having elements interconnected by one or more cables or like elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
Description
本発明は、上記事実を考慮して、弾性クローラに埋設されたコード層同士の剥離を抑制することを目的とする。
つまり、各層のコードが配置されていない領域同士が重なり合う部分において、隣接する2層を貫く弾性体によって、隣接する2層のコード層が連結される。
一方、隣接する2層のコード層において、弾性クローラ本体の厚み方向からみて、各層に含まれるコード同士が重なり合う部分は、コードによって弾性体が分断され、隣接するコードによって弾性体が挟まれるので、2層のコード層を貫いて連結することはできない。
したがって、弾性クローラ本体の少なくとも一部の領域において、弾性クローラに埋設された少なくとも1組の互いに隣接するコード層同士の剥離を効果的に抑制することができる。
Ka×Ka+1<(1−Ka)×(1−Ka+1)・・・式(1)
[式(1)において、「Ka」は、前記弾性クローラ本体の内周面側からa番目の層に含まれる複数本のコードから選ばれる一のコードの直径(φa)と前記一のコードのピッチ(φa+Da(Daはa層中で前記一のコードに隣接する他のコードと前記一のコードとのコード間距離を表す))との比(φa/(φa+Da))を表す。「1−Ka」は前記コード間距離(Da)と前記一のコードのピッチ(φa+Da)との比(Da/(φa+Da))を表す。「Ka+1」は、前記弾性クローラ本体の内周面側から(a+1)番目の層に含まれる複数本のコードから選ばれる一のコードの直径(φa+1)と前記一のコードのピッチ(φa+1+Da+1(Da+1は(a+1)層中で前記一のコードに隣接する他のコードと前記一のコードとのコード間距離を表す))との比(φa+1/(φa+1+Da+1))を表す。「1−Ka+1」は前記コード間距離(Da+1)と前記一のコードのピッチ(φa+1+Da+1)との比(Da+1/(φa+1+Da+1))を表す。但し、aは、1≦a≦X−1(X≧2、Xはコード層の数を表す)である。]
そして、弾性クローラ本体の少なくとも一部の領域において、少なくとも1組の互いに隣接するコード層、すなわち、a層と(a+1)層の間で、Ka×Ka+1<(1−Ka)×(1−Ka+1)で表される関係が成り立っている。
すなわち、弾性クローラ本体の厚み方向からみて、弾性クローラ本体の少なくとも一部の領域における全てのコードについて、隣接する層間においてコード同士が重なり合う部分の面積が、これらのコードに隣接しコードが配置されていない領域同士が重なり合う部分の面積よりも小さいということを示す。
したがって、弾性クローラ本体の少なくとも一部の領域において、弾性クローラに埋設された少なくとも1組の互いに隣接するコード層同士の剥離を抑制することができる。
したがって、弾性クローラに埋設されたメインコード層と、メインコード層と隣接する交差コード層同士の剥離を抑制することができる。
このことにより、弾性クローラ本体のクローラ周方向に働く張力に対する強度を損なうことなく、メインコード層と、メインコード層と隣接する交差コード層との層間剥離を抑制することができる。
したがって、弾性クローラに埋設された全ての互いに隣接するコード層の間において、コード層同士の剥離を抑制することができる。
したがって、弾性クローラに埋設されたコード層の間において、コード層同士の剥離を抑制する効果を高めることができる。
Ka×Ka+1<(1−K1)×(1−K2)×・・・×(1−Kx)・・・式(2)
したがって、弾性クローラに埋設されたコード層の間において、コード層同士の剥離を抑制する効果を高めることができる。
任意の隣接する2層のコード層が弾性体によって連結される部分の面積が、該2層のコード同士が重なり合う部分の面積よりも大きい。
したがって、スプロケットやアイドラーが巻き掛かり、また転輪から押圧されて歪みが生じやすい弾性クローラ本体の突起の幅方向外側において、弾性クローラに埋設されたコード層同士の剥離を、抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の第一実施形態に係る弾性クローラの一例としてのゴムクローラ80について説明する。
図2は、第1実施形態のゴムクローラ80のクローラ周方向の軸線に垂直な軸線に沿った横断面図である。
なお、クローラ周方向とは、ゴムクローラ80の回転方向に沿った方向であり、長手方向とも言い換えられる。
また、クローラ幅方向とは、ゴムクローラ80の回転方向に直交する方向であり、クローラ厚み方向とは、ゴムクローラ80を内周面側あるいは外周面側からみた方向である。
また、図2において、クローラ幅方向を矢印Wで、クローラ厚み方向を矢印Dで示し、図3において、クローラ幅方向を矢印Wで、クローラ周方向を矢印Lで示している。
なお、ゴムクローラ本体82は、本発明の弾性クローラ本体の一例である。
突起50はスプロケット91と噛み合って駆動力をゴムクローラ80に伝達するものである。また、ゴムクローラ本体82のうち、突起50のクローラ幅方向の外側、言い換えると左右の内周面71、72が、2点鎖線で示した転輪90の走行面となる。
0度コード11は、ゴムクローラ80の幅方向の剛性を高くするための補強用スチールコードであり、複数本のストランドを撚り合わせて構成されている。なお、本実施形態では、一例として、上記ストランドを複数本のフィラメントを撚り合せて形成している。また、本実施形態においては、ゴムクローラ80のクローラ幅方向に沿ってゴムクローラ本体82に埋設されている。このため、ゴムクローラ本体82が、クローラ幅方向に変形し難くなっている。
なお、0度コード層11は、本発明における交差コード層の一例である。
メインコード21は、ゴムクローラ80のクローラ周方向に巻回されてゴムクローラ本体82に埋設されている。
なお、メインコード21は、ゴムクローラ80のクローラ周方向の引張り強度を増強するために埋設されるスチールコードであり、複数本のストランドを撚り合わせて構成されている。なお、本実施形態では、一例として、上記ストランドを複数本のフィラメントを撚り合せて形成している。このため、ゴムクローラ本体82の、クローラ周方向に対する引張り強度が高められている。
バイアスコード31は、クローラ周方向に対して斜めに延びると共に複数本並列して配置され、ゴムクローラ80の内周面からみて、メインコード21、及び後述するバイアスコード41と交差している。バイアスコード31と、バイアスコード41とは、クローラ周方向に対して互いに逆方向に傾斜している。
なお、ゴムクローラ80の内周面からみて、とは、ゴムクローラ本体82を厚み方向からみる一態様である。
なお、バイアスコード31は、メインコード21のねじれを防止するための補強用スチールコードであり、複数本のストランドを撚り合わせて構成されている。なお、本実施形態では、一例として、上記ストランドを複数本のフィラメントを撚り合せて形成し、メインコード21よりも小径とされたスチールコードを用いている。このため、ゴムクローラ本体82の直進性が高められている。
なお、バイアスコード層31は、本発明における交差コード層の一例である。
バイアスコード41は、クローラ周方向に対して斜めに延びると共に複数本並列して配置され、ゴムクローラ80の内周面からみて、バイアスコード31と交差して配置されている。バイアスコード41と、バイアスコード31とは、クローラ周方向に対して互いに逆方向に傾斜している。
なお、バイアスコード41は、メインコード21のねじれを防止するための補強用スチールコードであり、複数本のストランドを撚り合わせて構成されている。なお、本実施形態では、一例として、上記ストランドを複数本のフィラメントを撚り合せて形成し、メインコード21よりも小径とされたスチールコードを用いている。このため、ゴムクローラ本体82の直進性が高められている。
Ka×Ka+1<(1−Ka)×(1−Ka+1)・・・式(1−1)
すなわち、
Ka=φa/(φa+Da)・・・式(A)
で表される。なお、Daはa層中で該一のコードに隣接する他のコードと該一のコードとのコード間距離を表す。
すなわち、
1−Ka=Da/(φa+Da)・・・式(B)
で表される。
すなわち、
Ka+1=φa+1/(φa+1+Da+1)・・・式(C)
で表される。なお、Da+1は(a+1)層中で該一のコードに隣接する他のコードと該一のコードとのコード間距離を表す。
すなわち、
1−Ka+1=Da+1/(φa+1+Da+1)・・・式(D)
で表される。
φa×φa+1<Da×Da+1・・・・式(1−2)
このとき、ゴムクローラ80の内周面からみたときに、第a層に埋設されたコードと、第(a+1)層に埋設されたコード同士が重なり合う部分の面積をS、コードが配置されていない領域同士が重なり合う部分の面積をTとすると、
S=φa×φa+1/sinθ・・・式(E)
T=Da×Da+1/sinθ・・・式(F)
で表される。
第1実施形態においては、各層に含まれるコード同士が全て、式(1)を満たすため、式(1−2)を満たすことになる。
式(1−2)に、式(E)、(F)をそれぞれ代入して、式(1−2)を面積S、Tの関係に置き換えると、式(1−2)は次のように書き換えられる。
S×sinθ<T×sinθ
すなわち、各層に含まれるコード同士が全て、
S<T・・・式(1−3)
を満たす。
したがって、隣接する2層のコード層は、コードが配置されていない領域同士が重なり合う部分において、2層を貫くゴムによって連結される。
すなわち、ゴムクローラ80を内周面からみて、クローラ周方向の全ての領域で、クローラ幅方向に亘って、第2層20と第3層30とを貫いて連結する部分の面積が、第2層20と、第3層30の各コード同士が重なり合う部分の面積よりも大きい。
すなわち、ゴムクローラ80を内周面からみて、クローラ周方向の全ての領域で、クローラ幅方向に亘って、第3層30と、第4層40とを貫いて連結する部分の面積が、第3層30と、第4層40との各コード同士が重なり合う部分の面積よりも大きい。
第1実施形態のゴムクローラ80は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。
このとき、各コード同士の間のゴムには、各コード同士が移動しようとする方向にせん断力が作用する。このせん断力によって、各コード同士の間のゴムが破壊される。
したがって、本実施形態のゴムクローラ80によれば、埋設されたコード層同士の剥離を抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、第2実施形態の弾性クローラの一例としてのゴムクローラ81について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態のゴムクローラ81の内部には、ゴムクローラ81の内周面側から順に、0度コード層10、メインコード層20、バイアスコード層30、バイアスコード層40が積層されている。
また、ゴムクローラ81を内周面からみて、メインコード21、バイアスコード31が重なり合う部分の合計面積をS23として表す。
また、ゴムクローラ81を内周面からみて、バイアスコード31、バイアスコード41が重なり合う部分の合計面積をS34として表す。
また、0度コード11、メインコード21、バイアスコード31、バイアスコード41が何れも配置されていない領域同士が重なり合う部分の合計面積を、T0として表す。
なお、図6においては、S12、S23、S34、T0をそれぞれ1箇所ずつ示したが、S12、S23、S34、T0は、それぞれクローラ周方向の全ての領域で、クローラ幅方向に亘る部分の合計面積であり、図6に示された領域には限られない。
S12<T0 かつ S23<T0 かつ S34<T0
が成りたつ。
Ka×Ka+1<(1−K1)×(1−K2)×(1−K3)×(1−K4)・・・式(2)
が成り立つ。
すなわち、ゴムクローラ81を内周面からみて、クローラ周方向の全ての領域で、クローラ幅方向に亘って、第1層10、第2層20、第3層30、第4層40を貫くゴムによって連続的に連結される部分の面積が、第1層10と、第2層20の各コード同士が重なり合う部分の面積よりも大きい。
すなわち、ゴムクローラ81を内周面からみて、クローラ周方向の全ての領域で、クローラ幅方向に亘って、第1層10、第2層20、第3層30、第4層40を貫く弾性体によって連続的に連結される部分の面積が、第2層20と、第3層30の各コード同士が重なり合う部分の面積よりも大きい。
すなわち、ゴムクローラ81を内周面からみて、クローラ周方向の全ての領域で、クローラ幅方向に亘って、第1層10、第2層20、第3層30、第4層40を貫く弾性体によって連続的に連結される部分の面積が、第3層30と、第4層40の各コード同士が重なり合う部分の面積よりも大きい。
第2実施形態のゴムクローラ81は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。
したがって、第1実施形態のゴムクローラ80よりも、埋設されたコード層同士の剥離を抑制することができる効果が高い。
以上、本発明の実施形態の例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
また、バイアスコード層40の外周面側に、更に別のバイアスコード層を設けてもよい。
また、0度コード層10をゴムクローラ80の内周面側ではなく外周面側に設けてもよい。
すなわち、式(1)において、少なくとも
a=1 又は a=2 又は a=3
を満たせばよい。
この場合、式(1)が成り立つ少なくとも1組の2層間のコード層同士の剥離を抑制することができる。
メインコード層20:φ2=6.19mm、 D2=4.47mm
バイアスコード層30:φ3=0.94mm、 D3=1.00mm
バイアスコード層40:φ4=0.94mm、 D4=1.00mm
K1=0.57、K2=0.58、K3=0.48、K4=0.48
となる(小数点3桁を四捨五入して求められる値。以下同様)。したがって、
K1×K2=0.33、(1−K1)×(1−K2)=0.18、
K2×K3=0.28、(1−K2)×(1−K3)=0.22、
K3×K4=0.23、(1−K3)×(1−K4)=0.27、
となり、式(1−1)は、a=3のときにおいてのみ成り立つ。
なお、[(1−K3)×(1−K4)]の値は、(K3×K4)の約117%とされている。
また、式(1−1)が成り立つバイアスコード層30とバイアスコード層40との間では、コード層同士の剥離は発生しなかった。
すなわち、式(1−1)の右辺の値が、左辺の値の117%以上とされた隣り合う2層間においては、コード層同士の剥離を抑制する効果があることが確認された。
すなわち、式(1)において、
1≦a≦2
を満たせばよい。
この場合、メインコード層20と、メインコード層20と隣接するコード層(0度コード層10、バイアスコード層30)との剥離を抑制することができる。
この場合、メインコード21のピッチを小さくすることができるので、ゴムクローラ本体82のクローラ周方向に働く張力に対する強度を損なうことなく、メインコード層20と、メインコード層20と隣接するコード層(0度コード層10、バイアスコード層30)との剥離を抑制することができる。
すなわち、
S12<T0 又は S23<T0 又は S34<T0
を満たせばよい。
あるいは、第1層10、第2層20、第3層30、第4層40を貫く弾性体によって連続的に連結される部分の面積が、メインコード層と、メインコード層に隣接するコード層の各コード同士が重なり合う部分の面積よりも大きいものとしてもよい。
すなわち、
S12<T0 かつ S23<T0
を満たせばよい。
また、このとき更に、メインコード層20と隣接するコード層(0度コード層10、バイアスコード層30)に埋設されたコードのピッチを、該コードの直径の2倍よりも大きくしてもよい。
これらの場合、ゴムクローラ81に埋設されたコード層同士の剥離を抑制する効果を、より高めることができる。
例えば、ゴムクローラ80、81の中央部を除く、幅方向外側の部分のコードのピッチを大きくして、突起50の幅方向外側の部分において式(1)が成り立つものとすればよい。
この場合、転輪90が通過する部分において、埋設されたコード層同士の剥離を抑制することができる。
このとき、CaとLaのコード間距離と、CaとRaのコード間距離は異なるものとする。
また、Ca+1とLa+1のコード間距離と、Ca+1とRa+1のコード間距離は異なるものとする。
ゴムクローラ80を内周面からみたときに、La及びRa、La+1及びRa+1に囲まれる領域において、CaとCa+1とが重なる部分の面積をS、CaとCa+1が何れも配置されていない領域同士が重なり合う部分の面積をT1、T2、T3、T4、としたときに、
S<T1 かつ S<T2 かつ S<T3かつ S<T4
が、クローラの任意の領域で成り立っていればよい。
30、バイアスコード層 31、バイアスコード 40、バイアスコード層
41、バイアスコード 50、突起 80、ゴムクローラ 81、ゴムクローラ
82、ゴムクローラ本体
Claims (7)
- 弾性体により無端状に形成された弾性クローラ本体と、
前記弾性クローラ本体のクローラ周方向に巻回されると共に、クローラ厚み方向から見て前記弾性クローラ本体の全周に亘ってクローラ幅方向に等間隔に埋設されて前記弾性体に被覆されたメインコードを有するメインコード層と、
前記メインコード層と隣接し、前記弾性クローラ本体の厚み方向からみて前記メインコードと交差すると共に前記弾性体に被覆された交差コードを有する交差コード層と、
を備え、前記弾性クローラ本体の少なくとも一部の領域において、前記メインコード層と前記交差コード層は、前記メインコードと前記交差コードとが前記厚み方向からみて重なり合う部分の合計面積が、前記メインコードと前記交差コードが配置されていない領域同士が前記厚み方向からみて重なり合う部分の合計面積よりも小さい、弾性クローラ。 - 弾性体により無端状に形成された弾性クローラ本体と、
前記弾性クローラ本体のクローラ周方向に巻回されると共に、クローラ厚み方向から見て前記弾性クローラ本体の全周に亘ってクローラ幅方向に等間隔に埋設されて前記弾性体に被覆されたメインコードを有するメインコード層と、
前記メインコード層と隣接し、前記弾性クローラ本体の厚み方向からみて前記メインコードと交差すると共に前記弾性体に被覆された交差コードを有する交差コード層と、
を備え、前記メインコードと前記交差コードが、前記弾性クローラ本体の少なくとも一部の領域において、下記式(1)を満たす、弾性クローラ。
Ka×Ka+1<(1−Ka)×(1−Ka+1)・・・式(1)
[式(1)において、「Ka」は、前記弾性クローラ本体の内周面側からa番目の層に含まれる複数本のコードから選ばれる一のコードの直径(φa)と前記一のコードのピッチ(φa+Da(Daはa層中で前記一のコードに隣接する他のコードと前記一のコードとのコード間距離を表す))との比(φa/(φa+Da))を表す。「1−Ka」は前記コード間距離(Da)と前記一のコードのピッチ(φa+Da)との比(Da/(φa+Da))を表す。「Ka+1」は、前記弾性クローラ本体の内周面側から(a+1)番目の層に含まれる複数本のコードから選ばれる一のコードの直径(φa+1)と前記一のコードのピッチ(φa+1+Da+1(Da+1は(a+1)層中で前記一のコードに隣接する他のコードと前記一のコードとのコード間距離を表す))との比(φa+1/(φa+1+Da+1))を表す。「1−Ka+1」は前記コード間距離(Da+1)と前記一のコードのピッチ(φa+1+Da+1)との比(Da+1/(φa+1+Da+1))を表す。但し、aは、1≦a≦X−1(X≧2、Xはコード層の数を表す)である。] - 前記交差コードのピッチが、前記交差コードの直径の2倍よりも大きい、請求項1又は請求項2に記載の弾性クローラ。
- 全ての互いに隣接する前記コード層にそれぞれ含まれる前記コード同士が、前記式(1)を満たす、請求項2に記載の弾性クローラ。
- 前記弾性クローラ本体の厚み方向からみて、全ての前記コード層を貫く前記弾性体によって連続的に連結される部分を有する、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の弾性クローラ。
- 前記弾性クローラ本体の厚み方向からみて、前記式(1)を満たす前記コード同士が、次の式(2)を満たす、請求項2〜請求項5の何れか1項に記載の弾性クローラ。
Ka×Ka+1<(1−K1)×(1−K2)×・・・×(1−Kx)・・・式(2) - 前記弾性クローラ本体の内周面には、クローラ周方向に間隔をあけて突起が設けられ、
前記一部の領域が、前記突起のクローラ幅方向外側の領域である、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の弾性クローラ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015114704A JP5855305B1 (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 弾性クローラ |
CA2988070A CA2988070C (en) | 2015-06-05 | 2016-06-03 | Elastic crawler |
CN201680031025.5A CN107614360B (zh) | 2015-06-05 | 2016-06-03 | 弹性履带 |
PCT/JP2016/066691 WO2016195103A1 (ja) | 2015-06-05 | 2016-06-03 | 弾性クローラ |
US15/577,347 US10351187B2 (en) | 2015-06-05 | 2016-06-03 | Elastic crawler |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015114704A JP5855305B1 (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 弾性クローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5855305B1 true JP5855305B1 (ja) | 2016-02-09 |
JP2017001429A JP2017001429A (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=55269188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015114704A Active JP5855305B1 (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 弾性クローラ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10351187B2 (ja) |
JP (1) | JP5855305B1 (ja) |
CN (1) | CN107614360B (ja) |
CA (1) | CA2988070C (ja) |
WO (1) | WO2016195103A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5855305B1 (ja) | 2015-06-05 | 2016-02-09 | 株式会社ブリヂストン | 弾性クローラ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63502978A (ja) * | 1986-04-14 | 1988-11-02 | キャタピラー インコーポレイティド | エンドレスエラストマードライブベルト |
WO2002012054A1 (fr) * | 2000-08-08 | 2002-02-14 | Bridgestone Corporation | Chenille elastique sans fin |
JP2003267276A (ja) * | 2002-03-12 | 2003-09-25 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 弾性クローラ及びクローラ式走行装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4721498A (en) * | 1986-04-14 | 1988-01-26 | Caterpillar Inc. | Endless elastomeric drive belt |
JPH02110592U (ja) * | 1989-02-23 | 1990-09-04 | ||
JPH07223565A (ja) | 1994-02-10 | 1995-08-22 | Komatsu Ltd | 鉄道工事用作業車のゴム履帯 |
JP3805974B2 (ja) | 2000-12-01 | 2006-08-09 | 住友ゴム工業株式会社 | 弾性クローラ |
JP4540608B2 (ja) * | 2003-05-28 | 2010-09-08 | 株式会社ブリヂストン | 直進性の良いゴムクローラ |
JP4838142B2 (ja) * | 2004-10-20 | 2011-12-14 | 株式会社ブリヂストン | 芯金レスクロ−ラの構造 |
CN101432186B (zh) * | 2006-05-02 | 2011-09-28 | 株式会社普利司通 | 无芯骨橡胶履带 |
JP4758308B2 (ja) | 2006-09-08 | 2011-08-24 | 株式会社ブリヂストン | ゴムクロ−ラ及びその製法 |
JP5264367B2 (ja) | 2008-08-22 | 2013-08-14 | 株式会社ブリヂストン | ゴムクローラおよびクローラ式走行体 |
US7896440B2 (en) * | 2008-09-15 | 2011-03-01 | Po-Chuan Tsai | Chair armrest having a height adjustable function |
CN203332253U (zh) | 2013-06-29 | 2013-12-11 | 江西金利隆橡胶履带有限公司 | 一种帘布式橡胶履带 |
JP5855305B1 (ja) | 2015-06-05 | 2016-02-09 | 株式会社ブリヂストン | 弾性クローラ |
-
2015
- 2015-06-05 JP JP2015114704A patent/JP5855305B1/ja active Active
-
2016
- 2016-06-03 CN CN201680031025.5A patent/CN107614360B/zh active Active
- 2016-06-03 CA CA2988070A patent/CA2988070C/en active Active
- 2016-06-03 US US15/577,347 patent/US10351187B2/en active Active
- 2016-06-03 WO PCT/JP2016/066691 patent/WO2016195103A1/ja active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63502978A (ja) * | 1986-04-14 | 1988-11-02 | キャタピラー インコーポレイティド | エンドレスエラストマードライブベルト |
WO2002012054A1 (fr) * | 2000-08-08 | 2002-02-14 | Bridgestone Corporation | Chenille elastique sans fin |
JP2003267276A (ja) * | 2002-03-12 | 2003-09-25 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 弾性クローラ及びクローラ式走行装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016195103A1 (ja) | 2016-12-08 |
US10351187B2 (en) | 2019-07-16 |
US20180154958A1 (en) | 2018-06-07 |
CN107614360A (zh) | 2018-01-19 |
JP2017001429A (ja) | 2017-01-05 |
CA2988070A1 (en) | 2016-12-08 |
CN107614360B (zh) | 2019-09-17 |
CA2988070C (en) | 2019-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10479426B2 (en) | Crawler | |
US9932077B2 (en) | Crawler | |
EP2952627A1 (en) | Steel cord and elastic track using same | |
WO2013176035A1 (ja) | ゴムクローラ | |
JP5855305B1 (ja) | 弾性クローラ | |
CN105008215A (zh) | 履带 | |
CN105899426A (zh) | 弹性履带 | |
JP5213377B2 (ja) | ゴムクローラ | |
JP2013166475A (ja) | 弾性クローラ | |
JP4790389B2 (ja) | 弾性クローラ | |
WO2016194905A1 (ja) | クローラ | |
JP4021224B2 (ja) | 弾性クローラ用コード | |
JP2003040156A (ja) | 芯金レスゴムクローラ | |
US9902445B2 (en) | Crawler | |
JP5901375B2 (ja) | ゴムクローラ | |
JP2001010555A (ja) | スパイラルコード・ゴムクローラ | |
JP2021066346A (ja) | 弾性クローラ及び弾性クローラ用の芯材 | |
KR20200034591A (ko) | 탄성 크롤러 | |
WO2015159632A1 (ja) | クローラ | |
JP2019098822A (ja) | ゴムクローラ及びクローラ走行体 | |
JPH04110284A (ja) | 弾性無限軌道帯 | |
JP2016107990A (ja) | クローラ | |
JP2020093753A (ja) | クローラ | |
JP2006143116A (ja) | 弾性クローラ | |
JPH04110285A (ja) | 弾性無限軌道帯 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151208 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5855305 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |