JP2001010555A - スパイラルコード・ゴムクローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 単純な１本のコードを巻き付けたスパイラル
コードの利点をそのままに維持して、軽量なバイアスコ
ードとの組合せによって剪断捩り力の発生を効果的に抑
止したスパイラルコード・ゴムクローラを提供する。 【解決手段】 メインコード４に積層される単一層のバ
イアスコード５、６とが埋設された無端ベルト状のスパ
イラルコード・ゴムクローラ１において、バイアスコー
ドのコード角度を、ゴムクローラ１の周方向張力によっ
てメインコード４に発生する剪断捩り力とバイアスコー
ドに発生する剪断捩り力とが相殺されるように構成した
ので、製造が容易な１本のコードを巻き付けたスパイラ
ルコードの利点をそのままに維持して低コストであり、
軽量で駆動ローラ等への巻付き剛性が低く走行抵抗も小
さい単一層のバイアスコードとの巧妙な組合せによっ
て、剪断捩り力の発生を効果的に抑止して直進走行性能
を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、芯金レスのゴムク
ローラ、特に１本のコードを周方向に対して所定の角度
にて螺旋状に巻き付けられたメインコードおよびバイア
スコードが埋設されたスパイラルコード・ゴムクローラ
に関する。

【０００２】

【従来の技術】通常、芯金が埋設されたゴムクローラと
比較して、芯金レスのゴムクローラは走行抵抗が小さく
振動も少ないことから高速走行車両にて使用されること
が多いが、芯金埋設型に比較して横剛性が低いことか
ら、メインコードに加えてバイアスコードを積層して埋
設している。図５にその典型的な例を示す。図５（Ａ）
および（Ｃ）に示すように、この種のゴムクローラ２１
は、無端ベルト状のゴム本体内の厚み方向の略中心線上
に１本のコードを周方向に対して所定の角度にて螺旋状
（図示の例では軸心に対して右下がりのＳ縒り）に巻き
付けられたメインコード２４が埋設されており、これを
捩り剛性および横剛性を向上させて補強する互いに逆向
きのコード角度（通常４５°、図５（Ｂ）参照）を有す
るバイアスコード２５、２６とが順次接地側（図５
（Ｃ）で上側）へ積層されて埋設される。

【０００３】ところが、通常は図５（Ａ）（Ｄ）に示す
ように、駆動ローラ３０（あるいは従動ローラ３１）に
ゴムクローラ２１が巻き付いて行く際には、中心線の外
周側では引張り力が作用し、中心線の内周側では圧縮力
が作用する。しかも、それらの力の大きさは中心線から
の距離が大きい程大きくなる。このため、前述したよう
に略等しい角度で互いに逆向きのコード角度を有する一
対のバイアスコード２５、２６とを積層させた場合に
は、重量が大きくなり、巻付き剛性も高くて走行抵抗も
高くなる他、接地側である外周側のバイアスコード２６
の方により大きな引張り力が作用することになり、これ
らバイアスコードの埋設位置の差に起因して剪断力であ
る捩り力が発生する他、図５（Ｄ）に示すように、厚み
方向の中心線上に巻き付けられているとはいえ、スパイ
ラル状に巻き付けられたメインコード２４が所定のコー
ド角度を形成していることにより張力Ｔによって所定の
剪断捩り力Ｆが発生する。したがって、ゴムクローラ全
体としてこのようなメインコードおよびバイアスコード
の積層に伴う内外周位置の差に起因して発生する剪断力
の差によってゴムクローラが捩じられ、直進性能を悪化
させていた。

【０００４】そこで、図６に示した特開平８−３２００
５１号公報に開示された弾性駆動ベルトが提案された。
これは、メインコードを構成するカーカスとして中央円
周面の各側に、１つはＳ方向に螺旋状に巻き付けられた
ケーブル補強材４４Ａと、もう１つはＺ方向に螺旋状に
巻き付けられたケーブル補強材４４Ｂとを埋設し、それ
らの表裏に周方向と直交するコード角度を有するワイヤ
補強材４５、４６を弾性駆動ベルト４１内に埋設したも
のである。このように構成することによって、螺旋状に
巻き付けられたスパイラルコードによる剪断捩り力の発
生を防止せんとするものである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のスパイラルコード・ゴムクローラでは、中央円周面
を境として巻き方向を異ならせる必要があって、１本の
コードを巻き付けていく場合には途中で巻き方向を逆に
しなければならず、製造装置が複雑になったり巻付け制
御が複雑となった。また、巻き方向が異なったスパイラ
ルメインコードを中央円周面にて接合配設した場合は、
これら隣接配置されたコード間の縒り方向の差によって
それぞれに発生した剪断捩り力が干渉し合い、接合部の
離合の発生が生じる虞れがあった。

【０００６】そこで、本発明は、前記従来のスパイラル
コード・ゴムクローラの課題を解決して、製造が容易な
単純な１本のコードを巻き付けたスパイラルコードの利
点をそのままに維持して、軽量なバイアスコードとの組
合せによって剪断捩り力の発生を効果的に抑止したスパ
イラルコード・ゴムクローラを提供することを目的とす
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】このため本発明は、１本
のコードを周方向に対して所定の角度にて螺旋状に巻き
付けられたメインコードと、該メインコードに積層され
る単一層のバイアスコードとが埋設された無端ベルト状
のスパイラルコード・ゴムクローラにおいて、前記バイ
アスコードのコード角度を、ゴムクローラの周方向張力
によってメインコードに発生する剪断捩り力とバイアス
コードに発生する剪断捩り力とが相殺されるように構成
したことを特徴とするものである。また本発明は、前記
バイアスコードを、同一平面内にて互いに逆向きのコー
ド角度を有する異なった幅の複数のコードを組み合わせ
てなる１層のコードから構成したことを特徴とするもの
である。また本発明は、前記バイアスコードを、同一平
面内にて異なった角度で逆向きのコード角度を有する異
なった幅の複数のコードを組み合わせてなる１層のコー
ドから構成したことを特徴とするものである。また本発
明は、前記バイアスコードを、同一平面内にて同一のコ
ード角度を有して略同一の幅の一対のコードと、これら
コード間に配設されて周方向に直交するコード角度を有
する直交コードとから構成したことを特徴とするもので
ある。また本発明は、前記バイアスコードを、同一平面
内にて同方向で異なったコード角度を有して異なった幅
の一対のコードと、これらコード間に配設されて周方向
に直交するコード角度を有する直交コードとから構成し
たことを特徴とするものである。また本発明は、前記バ
イアスコードを、単一のコード角度を有する１層のコー
ドから構成したことを特徴とするものである。また本発
明は、前記メインコードとバイアスコードとの間に、周
方向に直交するコード角度を有する直交コードを配設し
たことを特徴とするもので、これらを課題解決のための
手段とするものである。

【０００８】

【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図１は本発明のスパイラルコード・ゴムク
ローラの第１実施の形態を示す図で、図１（Ａ）は本発
明のスパイラルコード・ゴムクローラの横断面図、図１
（Ｂ）は図１（Ａ）のＡ矢視図である。本発明のスパイ
ラルコード・ゴムクローラは、１本のコードを周方向に
対して所定の角度にて螺旋状に巻き付けられたメインコ
ードと、該メインコードに積層される単一層のバイアス
コードとが埋設された無端ベルト状に構成されており、
前記バイアスコードのコード角度を、ゴムクローラの周
方向張力によってメインコードに発生する剪断捩り力と
バイアスコードに発生する剪断捩り力とが相殺されるよ
うに構成される。本実施の形態では、図１（Ａ）に示す
ように、内周側（図面上方）の中央に沿って転輪の案内
突起２が周方向に所定の間隔をおいて多数突設され、外
周側の接地部に横断方向に傾斜した接地ラグ３が周方向
に所定の間隔をおいて多数突設されたゴムクローラ１の
本体内の厚さ方向の略中心線上に、１本のコードを周方
向に対して所定の角度にて螺旋状（図示の例では軸心に
対して右下りのＳ縒り）に巻き付けられたメインコード
４が埋設され、該メインコード４の接地側に同一平面内
に配設された左右一対のバイアスコード５、６が積層さ
れて埋設される。

【０００９】図１（Ｂ）に示すように、本実施の形態で
は、前記バイアスコード５、６は同一平面内にて互いに
逆向きのコード角度を有する異なった幅の複数（図示の
例では左右一対のコード５、６）を組み合わせてなる１
層のコードから構成されており、バイアスコード５の幅
をＷ１とし、バイアスコード６の幅をＷ２とした。かく
して、ゴムクローラ１に作用する周方向に張力によっ
て、スパイラルコードであるメインコード４に発生する
図面右方向への剪断捩り力（Ｆ）と、周方向の張力によ
って幅Ｗ１のバイアスコード５に作用する図面左方向へ
の剪断捩り力と幅Ｗ２のバイアスコード６に作用する図
面右方向への剪断捩り力の差（Ｆ５＋Ｆ６）とが均衡し
て相殺されるように（Ｆ−（Ｆ１＋・・＋Ｆｎ）＝０、
つまりスパイラルメインコードの剪断捩り力と単一層の
バイアスコードを構成する１〜ｎ個のコードの剪断捩り
力とが相殺されることを意味する。本実施の形態ではコ
ード５と６であるからＦ−（Ｆ５＋Ｆ６）＝０）幅Ｗ１
とＷ２とが選定されて構成される。したがって、バイア
スコード５とバイアスコード６とのコード角度は同角度
で逆向きに形成される。このように構成されたことによ
り、製造が容易な単純な１本のコードを巻き付けたスパ
イラルコードの利点をそのままに維持して低コストであ
り、軽量で駆動ローラ等への巻付き剛性が低く走行抵抗
も小さい単一層のバイアスコードとの巧妙な組合せによ
って、剪断捩り力の発生を効果的に抑止して直進走行性
能を向上させることが可能となった。

【００１０】図２は本発明のスパイラルコード・ゴムク
ローラの第２実施の形態を示すコードのみの底面図であ
る。本実施の形態のものは、一対のバイアスコードとし
て、同一平面内にてそれぞれが異なった角度で逆向きの
コード角度を有する異なった幅の複数（図示の例では左
右一対の５、６）のコードを組み合わせてなる１層のコ
ードから構成したものである。つまり、前記第１実施の
形態のもののバイアスコード５と６とは、同じ角度で逆
向きのコード角度を有していたのに対して、本実施の形
態では異なった角度で逆向きのコード角度を有する組合
せとしたものである。したがって、本実施の形態のもの
において、ゴムクローラ１に作用する周方向に張力によ
って、例えばバイアスコード６のコード角度による剪断
捩り力の方が図１のバイアスコード６のコード角度によ
る剪断捩り力より大きいものである場合、本実施の形態
のもののバイアスコード６の幅Ｗ４の方が前記図１のバ
イアスコード６の幅Ｗ２よりも小さく形成される。

【００１１】このようにして、同一平面内において組み
合わされる複数のバイアスコードのコード角度を異なら
せて選定することにより、各バイアスコードの幅との関
係において選定の自由度が増大する。また、本実施の形
態では、前記メインコード４とバイアスコード５、６と
の間に、周方向に直交するコード角度を有する直交コー
ド９を配設した例が示されている。このような直交コー
ド９の配設は、本実施の形態のものに限ることなく、他
の実施の形態においても採用できる。このように構成す
ることによって、バイアスコード５および６が、ゴムク
ローラ１の厚さの略中心線上に埋設されたメインコード
４から接地外周側に変位されることになるので、作用す
る張力が大きくなり、メインコード４に対するバイアス
コード５および６の剪断捩り力の相殺力を大きく採るこ
とができる。

【００１２】図３は本発明のスパイラルコード・ゴムク
ローラの第３実施の形態を示すコードのみの底面図であ
る。本実施の形態では、前記バイアスコードを、同一平
面内にて同一のコード角度を有して略同一の幅の一対の
コード５、６と、これらコード５、６間に配設されて周
方向に直交するコード角度を有する直交コード７とから
構成したことを特徴とするものである。このように構成
されたことによって、スパイラルメインコード４と同一
平面内にて同一のコード角度を有して略同一の幅の一対
のコード５、６とで、張力により発生する剪断捩り力が
相殺される際に、同一平面内にて単一層のコードを構成
するバイアスコード５と６は同一のコード角度すなわち
同じ方向を向いていることによって、剪断捩り力も同方
向を向いているので、バイアスコード５、６間にセパレ
ーションが起きにくいばかりでなく、これらの間に配設
された剪断捩り力に無関係な直交コード７の存在により
バイアスコード５、６における幅方向の変形は効果的に
吸収されて内部応力の急変がないので、コード間の剥離
が防止される。

【００１３】また、図示はしないが、前記バイアスコー
ドとして、前記図３のバイアスコード５と６とのコード
角度を異ならせたものも実施の形態として採用すること
がきる。この場合は、スパイラルメインコード４との間
の剪断捩り力の相殺力に応じて生じさせるべき各コード
の剪断捩り力を得るコード角度が選定される。この場合
は、コード５と６との間で発生する剪断捩り力に僅かの
差はあるものの、これらの間に配設された剪断捩り力に
無関係な直交コードの存在によりバイアスコード５、６
における幅方向の変形は効果的に吸収される。

【００１４】図４は本発明のスパイラルコード・ゴムク
ローラの第４実施の形態を示すコードのみの底面図であ
る。本実施の形態のものは、バイアスコードを、単一の
コード角度を有する１層のコード８から構成したことを
特徴とするものである。このように構成することによっ
て、本実施の形態では、単純な１本のスパイラルメイン
コード４と、該メインコード４における剪断捩り力を相
殺するところの単一のコード角度を有する単純な１層の
コード８とを組み合わせるだけでよいので、構成および
その製造が簡素化され、より低コストとなる。

【００１５】以上、本発明の実施の形態について詳述し
たが、本発明の趣旨の範囲内で、ゴムクローラの形状、
形式、メインおよびバイアスコードの形式（ゴム引きは
いうまでもなくコードを直接ゴムクローラ本体内に埋設
するものであってもよいし、コードの材質もスチール、
有機繊維等適宜のものが採用され得る。）、メインコー
ドの巻付け角度、バイアスコードのコード角度、バイア
スコードを構成する各コードの幅等については適宜選定
することができる。

【００１６】

【発明の効果】以上、詳細に述べたように、本発明で
は、１本のコードを周方向に対して所定の角度にて螺旋
状に巻き付けられたメインコードと、該メインコードに
積層される単一層のバイアスコードとが埋設された無端
ベルト状のスパイラルコード・ゴムクローラにおいて、
前記バイアスコードのコード角度を、ゴムクローラの周
方向張力によってメインコードに発生する剪断捩り力と
バイアスコードに発生する剪断捩り力とが相殺されるよ
うに構成したことにより、製造が容易な単純な１本のコ
ードを巻き付けたスパイラルコードの利点をそのままに
維持して低コストであり、軽量で駆動ローラ等への巻付
き剛性が低く走行抵抗も小さい単一層のバイアスコード
との巧妙な組合せによって、剪断捩り力の発生を効果的
に抑止して直進走行性能を向上させることが可能となっ
た。

【００１７】また、前記バイアスコードを、同一平面内
にて互いに逆向きのコード角度を有する異なった幅の複
数のコードを組み合わせてなる１層のコードから構成し
た場合は、幅を適宜選定して同一コード角度のコードを
裏返して配設することで容易にバイアスコードを製造す
ることができて安価である。さらに、前記バイアスコー
ドを、同一平面内にて異なった角度で逆向きのコード角
度を有する異なった幅の複数のコードを組み合わせてな
る１層のコードから構成した場合は、同一平面内におい
て組み合わされる複数のバイアスコードのコード角度を
異ならせて選定することにより、各バイアスコードの幅
との関係において選定の自由度が増大する。さらにま
た、前記バイアスコードを、同一平面内にて同一のコー
ド角度を有して略同一の幅の一対のコードと、これらコ
ード間に配設されて周方向に直交するコード角度を有す
る直交コードとから構成した場合は、バイアスコードが
ゴムクローラの厚さの略中心線上に埋設されたメインコ
ードから接地外周側に変位されることになるので、作用
する張力が大きくなり、メインコードに対するバイアス
コードの剪断捩り力の相殺力を大きく採ることができ
る。

【００１８】また、前記バイアスコードを、同一平面内
にて同方向で異なったコード角度を有して異なった幅の
一対のコードと、これらコード間に配設されて周方向に
直交するコード角度を有する直交コードとから構成した
場合は、バイアスコード間で発生する剪断捩り力に僅か
の差はあるものの、これらの間に配設された剪断捩り力
に無関係な直交コードの存在によりバイアスコードにお
ける幅方向の変形は効果的に吸収される。さらに、前記
バイアスコードを、単一のコード角度を有する１層のコ
ードから構成した場合は、単純な１本のスパイラルメイ
ンコードと、該メインコードにおける剪断捩り力を相殺
するところの単一のコード角度を有する単純な１層のコ
ードとを組み合わせるだけでよいので、構成およびその
製造が簡素化され、より低コストとなる。かくして本発
明によれば、製造が容易な単純な１本のコードを巻き付
けたスパイラルコードの利点をそのままに維持して、軽
量なバイアスコードとの組合せによって剪断捩り力の発
生を効果的に抑止したスパイラルコード・ゴムクローラ
が提供される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のスパイラルコード・ゴムクローラの第
１実施の形態を示す図で、図１（Ａ）は本発明のスパイ
ラルコード・ゴムクローラの横断面図、図１（Ｂ）は図
１（Ａ）のＡ矢視図である。

【図２】本発明のスパイラルコード・ゴムクローラの第
２実施の形態を示すコードのみの底面図である。

【図３】本発明のスパイラルコード・ゴムクローラの第
３実施の形態を示すコードのみの底面図である。

【図４】本発明のスパイラルコード・ゴムクローラの第
４実施の形態を示すコードのみの底面図である。

【図５】スパイラルコード・ゴムクローラの典型的な従
来例を示す図である。

【図６】スパイラルコード・ゴムクローラのその他の従
来例を示す図である。

【符号の説明】

１ ゴムクローラ ２ 案内突起 ３ 接地ラグ ４ スパイラルメインコード ５ 第１バイアスコード ６ 第２バイアスコード ７ 直交コード ８ バイアスコード ９ 直交コード

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 １本のコードを周方向に対して所定の角
   度にて螺旋状に巻き付けられたメインコードと、該メイ
   ンコードに積層される単一層のバイアスコードとが埋設
   された無端ベルト状のスパイラルコード・ゴムクローラ
   において、前記バイアスコードのコード角度を、ゴムク
   ローラの周方向張力によってメインコードに発生する剪
   断捩り力とバイアスコードに発生する剪断捩り力とが相
   殺されるように構成したことを特徴とするスパイラルコ
   ード・ゴムクローラ。
2. 【請求項２】 前記バイアスコードを、同一平面内にて
   互いに逆向きのコード角度を有する異なった幅の複数の
   コードを組み合わせてなる１層のコードから構成したこ
   とを特徴とする請求項１に記載のスパイラルコード・ゴ
   ムクローラ。
3. 【請求項３】 前記バイアスコードを、同一平面内にて
   異なった角度で逆向きのコード角度を有する異なった幅
   の複数のコードを組み合わせてなる１層のコードから構
   成したことを特徴とする請求項１に記載のスパイラルコ
   ード・ゴムクローラ。
4. 【請求項４】 前記バイアスコードを、同一平面内にて
   同一のコード角度を有して略同一の幅の一対のコード
   と、これらコード間に配設されて周方向に直交するコー
   ド角度を有する直交コードとから構成したことを特徴と
   する請求項１に記載のスパイラルコード・ゴムクロー
   ラ。
5. 【請求項５】 前記バイアスコードを、同一平面内にて
   同方向で異なったコード角度を有して異なった幅の一対
   のコードと、これらコード間に配設されて周方向に直交
   するコード角度を有する直交コードとから構成したこと
   を特徴とする請求項１に記載のスパイラルコード・ゴム
   クローラ。
6. 【請求項６】 前記バイアスコードを、単一のコード角
   度を有する１層のコードから構成したことを特徴とする
   請求項１に記載のスパイラルコード・ゴムクローラ。
7. 【請求項７】 前記メインコードとバイアスコードとの
   間に、周方向に直交するコード角度を有する直交コード
   を配設したことを特徴とする請求項１ないし６のいずれ
   かに記載のスパイラルコード・ゴムクローラ。