WO2015159632A1 - クローラ - Google Patents
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Abstract
ゴムクローラが、クローラ本体と、クローラ周方向に延びるメインコードを備え本体内周部のクローラ外周側に重ねられるメインコード層と、クローラ周方向に斜めに延びるバイアスコードで構成されたバイアスプライを備えメインコード層のクローラ外周側に重ねられる第1バイアスコード層と、バイアスコードと交差するバイアスコードで構成されたバイアスプライを備え第1バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられる第2バイアスコード層と、この第2バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられ且つ本体外周部のクローラ内周側に重ねられクローラ幅方向に延びる保護コードで構成された保護プライを複数枚重ねた保護コード層と、を有する。
Description
本発明は、弾性材料を用いて形成されたクローラに関する。
特開2013-244846号公報には、無端帯状のクローラ本体に、クローラ内周側から順にメインコード層、第1バイアスコード層、ゼロ度コード層、第2バイアスコード層、ゼロ度コード層の順でコード層を埋設したゴムクローラが開示されている。
ところで、特開2013-244846号公報のゴムクローラでは、上記したコード層の配置により、走行時の横ずれを防止できるが、クローラ本体の外周面に付いた外傷がバイアスコードへ到達するまでの進行速度を遅くするという観点では、コード層の配置に改善の余地がある。また、旋回時には、メインコード層がひずみ中心となり、バイアスコードに座屈が生じることがあるため、バイアスコードに座屈が生じるのを抑制するという観点でも、コード層の配置に改善の余地がある。
本発明は、バイアスコードに不具合が生じるのを抑制して耐久性を向上させたクローラを提供することを課題とする。
本発明の第1態様のクローラは、弾性材料によって形成され、駆動輪及び従動輪に巻き掛けられる無端帯状のクローラ本体と、前記クローラ本体に埋設され、前記クローラ本体の内周面を形成する本体内周部のクローラ外周側に重ねられ、クローラ周方向に延びるメインコードを備えるメインコード層と、前記クローラ本体に埋設され、クローラ周方向に対して斜めに延びる第1バイアスコードをクローラ周方向に並列して構成された第1バイアスプライを備え、前記メインコード層のクローラ外周側に重ねられる第1バイアスコード層と、前記クローラ本体に埋設され、クローラ周方向に対して斜めに延びると共に前記第1バイアスコードと交差する第2バイアスコードをクローラ周方向に並列して構成された第2バイアスプライを備え、前記第1バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられる第2バイアスコード層と、前記クローラ本体に埋設され、前記第2バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられると共に前記クローラ本体の外周面を形成する本体外周部のクローラ内周側に重ねられ、クローラ幅方向に沿って延びる保護コードをクローラ周方向に並列して構成された保護プライを複数枚重ねて形成された保護コード層と、を有している。
第1態様のクローラでは、複数枚の保護プライを重ねて形成された保護コード層を、第2バイアスコード層のクローラ外周側に配置している。このため、クローラ本体の外周面に付いた外傷に起因する亀裂が第1バイアスコード層及び第2バイアスコード層に到達するまでの進行速度を遅くすることができる。このように亀裂が第2バイアスコードまで到達する時間を延ばすことで、外部からの水の浸入による第2バイアスコードの不具合を長期に亘って抑制できるため、ゴムクローラの耐久性が向上する。
また、上記クローラでは、メインコード層のクローラ外周側に第1バイアスコード層を重ね、この第1バイアスコード層のクローラ外周側に第2バイアスコード層を重ねている。このため、第1バイアスプライ及び第2バイアスプライがメインコード層に近づくため、旋回時における第1バイアスコード及び第2バイアスコードの変位量を軽減できる。これにより、第1バイアスコード及び第2バイアスコードに座屈が生じるのを抑制できる。このように座屈によって第1バイアスコード及び第2バイアスコードに不具合が生じるのを長期に亘って抑制できるため、ゴムクローラの耐久性が向上する。
以上説明したように、本発明の第1態様のクローラは、バイアスコードに不具合が生じるのを抑制して耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係るクローラについて説明する。
図1及び図2に示されるように、本発明の一実施形態に係るクローラとしての無端状のゴムクローラ10は、芯金をもたない、いわゆる芯金レスタイプのゴムクローラであり、回転方向が指定されている。
図1及び図2に示されるように、本発明の一実施形態に係るクローラとしての無端状のゴムクローラ10は、芯金をもたない、いわゆる芯金レスタイプのゴムクローラであり、回転方向が指定されている。
図1に示されるように、ゴムクローラ10は、機体としてのクローラ車の駆動軸に連結される駆動輪100と、クローラ車に回転自在に取付けられる遊動輪102とに巻き掛けられて用いられる。また、駆動輪100と遊動輪102の間に配置され且つクローラ車に回転自在に取り付けられた複数の転輪104がゴムクローラ10の内周を転動するようになっている。
なお、本実施形態の駆動輪100は、本発明の駆動輪の一例であり、本実施形態の遊動輪102及び転輪104は、それぞれ本発明の従動輪の一例である。
なお、本実施形態の駆動輪100は、本発明の駆動輪の一例であり、本実施形態の遊動輪102及び転輪104は、それぞれ本発明の従動輪の一例である。
本実施形態では、無端状のゴムクローラ10の周方向(図2では矢印CDで示す)を「クローラ周方向」と記載し、ゴムクローラ10の幅方向(図2では矢印WDで示す)を「クローラ幅方向」と記載する。なお、クローラ周方向(ゴムクローラ10の長手方向と同義)とクローラ幅方向は、ゴムクローラ10を内周側または外周側から見た場合に直交する。
また、本実施形態では、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けて環状(円環状、楕円環状、多角形環状などを含む)となったゴムクローラ10の内周側(図3で矢印INで示す方向側)を「クローラ内周側」と記載し、上記ゴムクローラ10の外周側(図3の矢印OUTで示す方向側)を「クローラ外周側」と記載する。なお、図3の矢印IN方向(環状の内側方向)、矢印OUT方向(環状の外側方向)は、巻き掛け状態のゴムクローラ10の内外方向(ゴムクローラ10の厚み方向と同義)を示している。
また、本実施形態では、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けて環状(円環状、楕円環状、多角形環状などを含む)となったゴムクローラ10の内周側(図3で矢印INで示す方向側)を「クローラ内周側」と記載し、上記ゴムクローラ10の外周側(図3の矢印OUTで示す方向側)を「クローラ外周側」と記載する。なお、図3の矢印IN方向(環状の内側方向)、矢印OUT方向(環状の外側方向)は、巻き掛け状態のゴムクローラ10の内外方向(ゴムクローラ10の厚み方向と同義)を示している。
なお、本実施形態では、ゴムクローラ10を駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛ける構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、駆動輪100、遊動輪102、及び転輪104の配置によっては、駆動輪100、遊動輪102に加えて一つまたは複数の転輪104にゴムクローラ10を巻き掛ける構成としてもよい。
また、駆動輪100、遊動輪102、転輪104、及びこれらに巻き掛けられたゴムクローラ10によってクローラ車の走行部としてのクローラ走行装置90(図1参照)が構成されている。
図1に示されるように、駆動輪100は、クローラ車の駆動軸に連結される円盤状の一対の輪部100Aを有している。これらの輪部100Aは、外周面100Bが後述するクローラ本体12の車輪転動面16にそれぞれ接触して該車輪転動面16上を転動するようになっている。この駆動輪100は、クローラ車からの駆動力をゴムクローラ10に作用させて(詳細は後述)、ゴムクローラ10を駆動輪100及び遊動輪102の間で循環させる。
遊動輪102は、クローラ車に回転自在に取付けられる円盤状の一対の輪部102Aを有している。これらの輪部102Aは、外周面102Bが車輪転動面16にそれぞれ接触して該車輪転動面16上を転動するようになっている。また、遊動輪102は、クローラ車側が備える図示しない油圧等の加圧機構によって駆動輪100から離間する方向へ移動させられて車輪転動面16に押し付けられる。このように遊動輪102を車輪転動面16に押し付けることで、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けられるゴムクローラ10のテンション(張力)が保持される。
転輪104は、クローラ車に回転自在に取付けられる円盤状の一対の輪部104Aを有している。これらの輪部104Aは、外周面104Bが車輪転動面16にそれぞれ接触して該車輪転動面16上を転動するようになっている。この転輪104によってクローラ車の重量が支持される。
なお、上記遊動輪102及び転輪104は、駆動輪100及び遊動輪102の間を循環するゴムクローラ10に対して従動回転するようになっている。
なお、上記遊動輪102及び転輪104は、駆動輪100及び遊動輪102の間を循環するゴムクローラ10に対して従動回転するようになっている。
ここで、ゴムクローラ10(クローラ本体12)が所定の張力をもって、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けられることにより、駆動輪100の外周面100Bと車輪転動面16との間に摩擦力が生じ、駆動輪100の駆動力がゴムクローラ10へ伝達され、ゴムクローラ10が駆動輪100と遊動輪102との間を循環して、ゴムクローラ10が走行する。
図1及び図2に示されるように、ゴムクローラ10は、弾性材料の一例としてのゴム材を無端帯状に形成したクローラ本体12を有している。なお、本実施形態のクローラ本体12は、本発明の無端帯状のクローラ本体の一例である。また、本実施形態のクローラ本体12の周方向、幅方向、内周側、外周側は、それぞれクローラ周方向、クローラ幅方向、クローラ内周側、クローラ外周側と一致する。
図2及び図3に示されるように、クローラ本体12には、内周面12Aからクローラ内周側に突出するゴム突起14がクローラ周方向に間隔をあけて複数形成されている。このゴム突起14は、クローラ本体12のクローラ幅方向の中央を通る中央線CL上に配置されている。また、ゴム突起14は、車輪転動面16上を転動する車輪(駆動輪100、遊動輪102、転輪104を指す)と当接することで該車輪のクローラ幅方向への移動を制限する。言い換えると、ゴム突起14は、車輪と当接することで、ゴムクローラ10と車輪とのクローラ幅方向の相対移動を抑制する、すなわち、車輪に対するゴムクローラ10の横ずれを抑制することができる。なお、本実施形態のゴム突起14は、本発明の突起の一例である。
なお、本実施形態では、ゴム突起14のクローラ幅方向の中央が中央線CL上に位置するようにゴム突起14がクローラ本体12に配置されているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴム突起14の一部が中央線CL上に位置するようにゴム突起14がクローラ本体12に配置されればよい。例えば、ゴム突起14のクローラ幅方向の中央が中央線CLに対してクローラ幅方向の一方側又は他方側にずれていてもよい。
なお、本実施形態では、ゴム突起14のクローラ幅方向の中央が中央線CL上に位置するようにゴム突起14がクローラ本体12に配置されているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴム突起14の一部が中央線CL上に位置するようにゴム突起14がクローラ本体12に配置されればよい。例えば、ゴム突起14のクローラ幅方向の中央が中央線CLに対してクローラ幅方向の一方側又は他方側にずれていてもよい。
図2及び図6に示されるように、クローラ本体12のゴム突起14を挟んでクローラ幅方向両外側には、クローラ周方向に沿って延びる車輪転動面16がそれぞれ形成されている。この車輪転動面16は、平坦状とされ、クローラ本体12の内周面12Aの一部を構成している。
なお、本実施形態では、クローラ本体12の内周面12Aにおいて、ゴム突起14間の面と車輪転動面16とを面一(ここでは同じ高さ)とする構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、車輪転動面16をゴム突起14間の面よりもクローラ内周側に盛り上げる構成、又は、クローラ外周側に窪ませる構成(凹部を設ける構成)としてもよい。
なお、本実施形態では、クローラ本体12の内周面12Aにおいて、ゴム突起14間の面と車輪転動面16とを面一(ここでは同じ高さ)とする構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、車輪転動面16をゴム突起14間の面よりもクローラ内周側に盛り上げる構成、又は、クローラ外周側に窪ませる構成(凹部を設ける構成)としてもよい。
(ラグ)
図1及び図2に示されるように、クローラ本体12には、外周面12Bからクローラ外周側に突出するラグ18が複数設けられている。図4に示されるように、ラグ18は、クローラ本体12の中央線CLを挟んでクローラ幅方向の一方側(図4では、左側)と他方側(図4では、右側)にクローラ周方向に交互に配置されて、クローラ幅方向の一方側と他方側にそれぞれ振り分けられている。以下では、適宜、クローラ幅方向の一方側のラグ18をラグ18Lと記載し、クローラ幅方向の他方側のラグ18をラグ18Rと記載する。
なお、本実施形態では、ラグ18Lのクローラ周方向の配置間隔がゴム突起14の配置間隔と同じ配置間隔とされている。同様に、ラグ18Rのクローラ周方向の配置間隔もゴム突起14の配置間隔と同じ配置間隔とされている。
図1及び図2に示されるように、クローラ本体12には、外周面12Bからクローラ外周側に突出するラグ18が複数設けられている。図4に示されるように、ラグ18は、クローラ本体12の中央線CLを挟んでクローラ幅方向の一方側(図4では、左側)と他方側(図4では、右側)にクローラ周方向に交互に配置されて、クローラ幅方向の一方側と他方側にそれぞれ振り分けられている。以下では、適宜、クローラ幅方向の一方側のラグ18をラグ18Lと記載し、クローラ幅方向の他方側のラグ18をラグ18Rと記載する。
なお、本実施形態では、ラグ18Lのクローラ周方向の配置間隔がゴム突起14の配置間隔と同じ配置間隔とされている。同様に、ラグ18Rのクローラ周方向の配置間隔もゴム突起14の配置間隔と同じ配置間隔とされている。
ラグ18は、中央線CL側の内側端部18Aからクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側(図4では、斜め上側)に向かってクローラ周方向に対して斜めに延びている。なお、ここでいう「クローラ回転方向」とは、クローラ車を走行(前進)させるときのゴムクローラ10の回転方向(図4で示す矢印R方向)を指している。上記構成により、ラグ18は、内側端部18A側が外側端部18B側よりも先に接地するようになっている。なお、ここでいう、内側端部18Aは、ラグ18の根元部18Dでの中央線CL側の内側端部を指し、外側端部18Bは、ラグ18の根元部18Dでのクローラ幅方向外側の外側端部を指している。
また、ラグ18は、図4に示されるように、中央線CL側よりもクローラ幅方向外側でクローラ周方向に対する鋭角側の角度が大きくされている。なお、本実施形態のラグ18は、クローラ周方向に対して斜めに直線状に延びて途中で折れ曲がる構成(2段階傾斜する構成)とされている。このため、本実施形態のラグ18では、後述する踏込側壁面18E及び蹴出側壁面18Fがクローラ周方向に対してそれぞれ2段階傾斜している。なお、本発明は、上記構成に限定されない。例えば、ラグ18を、クローラ周方向に対して多段階傾斜させる構成(踏込側壁面18E及び蹴出側壁面18Fをクローラ周方向に対してそれぞれ多段階傾斜させる構成)としてもよく、クローラ周方向に対して曲線状に湾曲させる構成(踏込側壁面18E及び蹴出側壁面18Fをクローラ周方向に対してそれぞれ湾曲させる構成)としてもよい。
図7及び図8に示されるように、ラグ18は、クローラ周方向に沿った断面において、クローラ回転方向側(言い換えると、踏み込み側)の踏込側壁面18Eがクローラ本体12の外周面12Bに対して傾斜(ここでは、傾倒と同義)している。具体的には、踏込側壁面18Eは、ラグ18の頂部18C近傍から根元部18D近傍まで外周面12Bに対して一定の角度で傾斜している。また、踏込側壁面18Eと外周面12Bとのなす角度θ1は、90度以上で且つ後述する角度θ2よりも小さくされている。
また、ラグ18は、クローラ周方向に沿った断面において、クローラ回転方向と反対側(言い換えると、蹴り出し側)の蹴出側壁面18Fがクローラ本体12の外周面12Bに対して2段階で傾斜(ここでは、傾倒と同義)している。具体的には、蹴出側壁面18Fは、ラグ18の頂部18C近傍からラグ突出高さの中間部まで外周面12Bに対して一定の角度θ2で傾斜し、中間部から根元部18D近傍まで外周面12Bに対して一定の角度θ3で傾斜している。ここで、蹴出側壁面18Fは、頂部18C側の頂部側部分18FAと外周面12Bとのなす角度θ2が、根元部18D側の根元側部分18FBと外周面12Bとのなす角度θ3よりも大きくされている。また、角度θ3は、90度を超えるように設定されている。
ラグ18の踏込側壁面18Eの角度θ1は、ラグ18の内側端部18A側よりも外側端部18B側で小さくされている。また、ラグ18の蹴出側壁面18Fの角度θ2は、ラグ18の内側端部18A側よりも外側端部18B側で小さくされている。なお、蹴出側壁面18Fの角度θ3は、ラグ18の内側端部18A側と外側端部18B側で同じでも、内側端部18Aよりも外側端部18B側で小さくされてもよい。
また、ラグ18の角度θ1は、102~115度の範囲内に設定することが好ましく、角度θ2は、118~132度の範囲内、角度θ3は、104~118度の範囲内にそれぞれ設定することが好ましい。
図4に示されるように、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士(ラグ18Lとラグ18R)は、各々の内側端部18Aがクローラ幅方向から見て重なり合っている。図4では、クローラ幅方向から見て上記各々の内側端部18Aが重なり合う範囲(重複範囲)を符号Pで示している。
クローラ外周側から見て、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aが一つのゴム突起14にそれぞれ重なっている。また、クローラ外周側から見て、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aがクローラ幅方向に離間した位置にそれぞれ配置されている。具体的には、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18A間のクローラ幅方向に沿った長さW1が、クローラ本体12のクローラ幅方向に沿った長さW0の4~10%の範囲内の長さに設定されている。
また、ラグ18は、中央線CL側の内側壁面18Gと外周面12Bとのなす角度αが110~120度の範囲内に設定されている。
なお、本実施形態では、ラグ18を、中央線CLを挟んで左右対称形状とする構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、ラグ18を、中央線CLを挟んで左右非対称形状とする構成としてもよい。
(コード層)
図3及び図5に示されるように、クローラ本体12には、クローラ内周側から順にメインコード層20、第1バイアスコード層22、第2バイアスコード層23、保護コード層28が埋設されている。
図3及び図5に示されるように、クローラ本体12には、クローラ内周側から順にメインコード層20、第1バイアスコード層22、第2バイアスコード層23、保護コード層28が埋設されている。
メインコード層20は、無端帯状とされ、クローラ本体12の内周面12Aを形成する本体内周部12Cのクローラ外周側に重ねられている。メインコード層20は、クローラ周方向に延びるメインコード20Aを備えている。メインコード20Aは、複数本のストランドを撚り合わせて構成されている。なお、本実施形態では、一例として、上記ストランドを複数本のフィランメントを撚り合せて形成しているが、本発明はこの構成に限定されない。また、メインコード20Aは、ゴム被覆されている。
また、本実施形態では、メインコード20Aとして引張り強度に優れるスチールコードを用いているが、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度を有していれば、上記メインコード20Aとして有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードを用いてもよい。
第1バイアスコード層22は、無端帯状とされ、メインコード層20のクローラ外周側に重ねられている。この第1バイアスコード層22は、クローラ周方向に対して斜めに延びるバイアスコード24Aをクローラ周方向に複数本並列すると共に帯状ゴム中に埋設して形成された無端帯状のバイアスプライ24を備えている。なお、本実施形態のバイアスプライ24は、本発明の第1バイアスプライの一例である。
第2バイアスコード層23は、無端帯状とされ、第1バイアスコード層22のクローラ外周側に重ねられている。この第2バイアスコード層23は、クローラ周方向に対して斜めに延びると共にバイアスコード24Aと交差するバイアスコード26Aをクローラ周方向に複数本並列すると共に帯状ゴム中に埋設して形成された無端帯状のバイアスプライ26を備えている。具体的には、バイアスコード26Aは、クローラ周方向に対してバイアスコード26Aと逆向きに傾斜している。なお、本実施形態のバイアスプライ26は、本発明の第2バイアスプライの一例である。
本実施形態では、バイアスコード24Aとバイアスコード26Aを同じスチールコードとしている。また、バイアスコード24A及びバイアスコード26Aは、ゴムクローラ10の曲げに対する柔軟性の観点からメインコード20Aよりも小径のスチールコードを用いている。なお、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度を有していれば、バイアスコード24A及びバイアスコード26Aとして有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードを用いてもよい。
保護コード層28は、無端帯状とされ、第2バイアスコード層23のクローラ外周側に重ねられると共にクローラ本体12の外周面12Bを形成する本体外周部12Dのクローラ内周側に重ねられている。この保護コード層28は、無端帯状の保護プライ30を複数枚(本実施形態では、2枚)重ねて形成されている。なお、本実施形態の保護プライ30は、本発明の保護プライの一例である。
保護プライ30は、クローラ幅方向(言い換えると、中央線CLと直交する方向)に沿って延びる保護コード30Aをクローラ周方向に複数本並列すると共に帯状ゴム中に埋設して形成されている。
ここで、保護コード層28は、保護コード30Aがクローラ幅方向に沿って延びているため、クローラ幅方向の剛性が高くなっている、言い換えると、クローラ幅方向に変形し難くなっている。
また、本実施形態では、ゴムクローラ10の車輪への未装着状態(すなわち、テンションが付与されていない状態)において、保護コード30Aは、クローラ幅方向に沿って延びている。なお、ここでいう「クローラ幅方向に沿って延びる」とは、クローラ幅方向に対して±3度程度傾斜している場合も含む。
本実施形態の保護コード30Aは、クローラ幅方向の剛性を高めるためにスチールコードを用いているが、本発明はこの構成に限定されず、十分なクローラ幅方向の剛性を有していれば、上記保護コード30Aとして有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードを用いてもよい。
また、図5に示されるように、中央線CL上において、本体内周部12Cの厚みT1は、本体外周部12Dの厚みT2よりも厚くなっている。また、中央線CL上におけるクローラ本体12の厚みT0に対して厚みT1は、35~45%の範囲内の厚みに設定することが好ましく、厚みT0に対して厚みT2は、16~26%の範囲内の厚みに設定することが好ましい。
また、本実施形態では、メインコード20Aが、クローラ本体12の厚み方向(クローラ内外方向と同義)の中央部に配置されている。
また、本実施形態では、メインコード20Aが、クローラ本体12の厚み方向(クローラ内外方向と同義)の中央部に配置されている。
次に、本実施形態のゴムクローラ10の作用効果について説明する。
ゴムクローラ10では、図7及び図8に示されるように、クローラ周方向に沿った断面において、踏込側壁面18Eの頂部側部分と外周面12Bとのなす角度θ1を、90度以上で且つ蹴出側壁面18Fの頂部側部分18FAと外周面12Bとのなす角度θ2よりも小さくしている。このため、ゴムクローラ10では、例えば、角度θ1を角度θ2よりも大きくしたものと比べて、不整地走行において、土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、トラクションが向上する。また、不整地の土壌が砂質系の場合でも、上記構成とすることで、ラグ18の頂部18Cが土壌と接地する部分から軟らかい土砂が掃き出されるのを踏込側壁面18Eによって抑制できる。このため、頂部18Cと土壌との間の滑りが抑えられ、機体前進方向のトラクションが確保される。これにより、ゴムクローラ10によれば、不整地走行においてトラクション性能を確保できる。
ゴムクローラ10では、図7及び図8に示されるように、クローラ周方向に沿った断面において、踏込側壁面18Eの頂部側部分と外周面12Bとのなす角度θ1を、90度以上で且つ蹴出側壁面18Fの頂部側部分18FAと外周面12Bとのなす角度θ2よりも小さくしている。このため、ゴムクローラ10では、例えば、角度θ1を角度θ2よりも大きくしたものと比べて、不整地走行において、土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、トラクションが向上する。また、不整地の土壌が砂質系の場合でも、上記構成とすることで、ラグ18の頂部18Cが土壌と接地する部分から軟らかい土砂が掃き出されるのを踏込側壁面18Eによって抑制できる。このため、頂部18Cと土壌との間の滑りが抑えられ、機体前進方向のトラクションが確保される。これにより、ゴムクローラ10によれば、不整地走行においてトラクション性能を確保できる。
一方、ゴムクローラ10では、ラグ18を、中央線CL側の内側端部18Aからクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側へ向かってクローラ周方向に対して斜めに延ばしている。このため、ゴムクローラ10では、例えば、ラグ18をクローラ幅方向に沿って直線状に延ばすものと比べて、ラグ18のクローラ幅方向の投影面積が増えるため、不整地走行において、クローラ幅方向の耐横力が向上する。これにより、ゴムクローラ10によれば、不整地走行において横滑りを抑制できる。
また、ゴムクローラ10では、ラグ18のクローラ周方向に沿った断面において、蹴出側壁面18Fの根元側部分18FBと外周面12Bとのなす角度θ3を、90度以上で且つ角度θ2よりも小さくしている。このため、ゴムクローラ10では、例えば、角度θ3を角度θ2よりも大きくしているものと比べて、クローラ周方向に隣接するラグ18間のクローラ周方向の間隔を広くできる。これにより、ゴムクローラ10では、不整地走行において、クローラ周方向に隣接するラグ18間への土や泥の詰りを抑制し、土や泥を排出する効果が増すため、ラグ18を確実に土や泥の中へ進入させることができ、トラクション及び耐横力がより向上する。
さらに、ゴムクローラ10では、ラグ18の踏込側壁面18Eの角度θ1を、中央線CL側(内側端部18A側)よりもクローラ幅方向外側(外側端部18B側)で小さくしている。この構成により、ゴムクローラ10では、クローラ幅方向外側で土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、不整地走行におけるトラクション性能が効果的に向上する。また、上記構成により、不整地走行において、ラグ18が土や泥の中へ進入しやすくなるため、トラクション及び耐横力がさらに向上する。
また、ゴムクローラ10では、ラグ18の踏込側壁面18Eの角度θ1を102~115度の範囲内に設定していることから、不整地走行におけるトラクション性能をさらに向上できる。なお、角度θ1が102度未満の場合には、土や泥が剥がれ難くなり、十分なトラクションを得ることができない。一方、角度θ1が115度を超える場合には、クローラ周方向に隣接するラグ18間の間隔を十分に確保できず、十分なトラクションを得ることができない。このため、角度θ1は、102~115度の範囲内に設定することが好ましい。
ゴムクローラ10では、図4に示されるように、クローラ外周側から見てクローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の中央線CL側の内側端部18Aを一つのゴム突起14にそれぞれ重ねている。このため、ゴムクローラ10では、ゴム突起14に対応した部分で曲げ剛性が大きくなり、ゴム突起14間に対応した部分で曲げ剛性が小さくなる。これにより、ゴムクローラ10では、駆動輪100や遊動輪102に巻き掛けられた部分においてゴム突起14間に対応した部分がゴム突起14に対応した部分よりも曲率が大きくなるように曲がるため、このゴム突起14間に対応した部分を起点にして、不整地走行においてラグ18間に詰まった泥を剥すことができる。
ゴムクローラ10では、クローラ外周側から見てクローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aをクローラ幅方向に離間した位置に配置している。このため、ゴムクローラ10では、中央線CL上にラグ18などの突起物が形成されず、クローラ幅方向の中央部の泥詰りを抑制できかつ、泥が詰まっても、詰まった泥が剥がれやすくなる。
また、ゴムクローラ10では、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aをクローラ幅方向から見て重ね合わせている。これにより、ゴムクローラ10では、クローラ周方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18A間の間隔を広くとれるため、クローラ幅方向の中央部の泥詰りをさらに抑制できかつ、泥が詰まっても、詰まった泥がさらに剥がれやすくなる。
また、ゴムクローラ10では、ラグ18のクローラ周方向に対する鋭角側の角度を、中央線CL側よりもクローラ幅方向外側で大きくしている。このため、ゴムクローラ10では、ラグ18のクローラ幅方向外側において土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増し、トラクションが向上する。
よってゴムクローラ10によれば、不整地走行において泥詰りが抑制され、トラクション性能が向上する。
よってゴムクローラ10によれば、不整地走行において泥詰りが抑制され、トラクション性能が向上する。
また、ゴムクローラ10では、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18A間のクローラ幅方向に沿った長さW1を、クローラ本体12のクローラ幅方向に沿った長さW0の4~10%の範囲内に設定している。このため、ゴムクローラ10では、クローラ幅方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18A間に泥詰りが生じるのを抑制できる。なお、長さW1が長さW0の4%未満の場合には、泥詰りを抑制する効果が十分に得られない。一方、長さW1が長さW0の10%を超える場合には、ラグ18のクローラ幅方向に沿った長さが短くなるため、トラクション性能が十分に得られない。このため、長さW1は、長さW0の4~10%の範囲内に設定することが好ましい。
さらに、ゴムクローラ10では、ラグ18の内側壁面18Gと外周面12Bとのなす角度αを110~120度の範囲内に設定していることから、ラグ18同士の各々の内側端部18A間に泥詰りが生じるのをさらに抑制することができる。なお、角度αが110度未満の場合には、ラグ18同士の各々の内側端部18A間の泥詰りを抑制する効果が十分に得られない。一方、角度αが120度を超える場合には、ラグ18の頂部18Cのクローラ幅方向に沿った長さが短くなるため、トラクション性能が十分に得られない。このため、角度αは、110~120度の範囲内に設定することが好ましい。
ゴムクローラ10では、複数枚の保護プライ30を重ねて形成された保護コード層28を、第2バイアスコード層23のクローラ外周側に配置している。このため、ゴムクローラ10では、クローラ本体12の外周面12Bに付いた外傷に起因する亀裂が第1バイアスコード層22及び第2バイアスコード層23に到達するまでの進行速度を遅くすることができる。このように亀裂がバイアスコード24A及びバイアスコード26Aまで到達する時間を延ばすことで、外部からの水の浸入によるバイアスコード24A及びバイアスコード26Aの不具合を長期に亘って抑制できるため、ゴムクローラ10の耐久性が向上する。
また、ゴムクローラ10では、メインコード層20のクローラ外周側に第1バイアスコード層22を重ね、この第1バイアスコード層22のクローラ外周側に第2バイアスコード層23を重ねている。このため、バイアスプライ24及びバイアスプライ26がメインコード層20に近づくので、旋回時におけるバイアスコード24A及びバイアスコード26Aの変位量を軽減できる。これにより、バイアスコード24A及びバイアスコード26Aに座屈が生じるのを抑制できる。このように座屈によってバイアスコード24A及びバイアスコード26Aに不具合が生じるのを長期に亘って抑制できるため、ゴムクローラ10の耐久性が向上する。またさらに、上記のように、バイアスプライ24及びバイアスプライ26がメインコード層20に近づくことで、メインコード20Aのねじれ防止作用を効果的に得ることができ、ゴムクローラ10の直進性が向上する。
ゴムクローラ10では、クローラ本体12の本体内周部12Cの厚みT1を本体外周部12Dの厚みT2よりも厚くしていることから、駆動輪100、遊動輪102及び転輪104から荷重を受ける本体内周部12Cに不具合が生じるのを抑制できる。
また、ゴムクローラ10では、駆動輪100や遊動輪102に巻き掛けられた部分においてメインコード層20が曲げの中立軸となる。このため、メインコード20Aをクローラ本体の厚み方向の中央部に配置することで、クローラ本体12の内周面12Aに作用する圧縮力と外周面12Bに作用する引張力のバランスをとることができる。これにより、クローラ本体12の耐久性を向上させることができる。
前述の実施形態では、クローラ幅方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aをクローラ幅方向に離間して配置する構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、クローラ幅方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aがクローラ周方向から見て重なり合う構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、ラグ18をクローラ周方向に対して2段階で傾斜させて延ばしているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、ラグ18をクローラ周方向に対して斜めに一直線状に延ばしてもよい。
またさらに、前述の実施形態では、角度θ1が角度θ2よりも小さくなるようにラグ18の踏込側壁面18Eを傾斜させているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、角度θ1が角度θ2よりも大きくなるようにラグ18の踏込側壁面18Eを傾斜させてもよいし、角度θ1と角度θ2が同じ角度となるようにラグ18の踏込側壁面18Eを傾斜させてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
なお、2014年4月14日に出願された日本国特許出願2014-083145号の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
Claims (3)
- 弾性材料によって形成され、駆動輪及び従動輪に巻き掛けられる無端帯状のクローラ本体と、
前記クローラ本体に埋設され、前記クローラ本体の内周面を形成する本体内周部のクローラ外周側に重ねられ、クローラ周方向に延びるメインコードを備えるメインコード層と、
前記クローラ本体に埋設され、クローラ周方向に対して斜めに延びる第1バイアスコードをクローラ周方向に並列して構成された第1バイアスプライを備え、前記メインコード層のクローラ外周側に重ねられる第1バイアスコード層と、
前記クローラ本体に埋設され、クローラ周方向に対して斜めに延びると共に前記第1バイアスコードと交差する第2バイアスコードをクローラ周方向に並列して構成された第2バイアスプライを備え、前記第1バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられる第2バイアスコード層と、
前記クローラ本体に埋設され、前記第2バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられると共に前記クローラ本体の外周面を形成する本体外周部のクローラ内周側に重ねられ、クローラ幅方向に沿って延びる保護コードをクローラ周方向に並列して構成された保護プライを複数枚重ねて形成された保護コード層と、
を有するクローラ。 - 前記本体内周部の厚みは、前記本体外周部の厚みよりも厚い、請求項1に記載のクローラ。
- 前記メインコードは、前記クローラ本体の厚み方向の中央部に配置されている、請求項1又は請求項2に記載のクローラ。
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