JP5853861B2 - カップホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、取っ手付きカップを収容し得るカップホルダに関する。
自動車などの車両の車内には、シート周辺に、カップを保持するためのカップホルダが取り付けられている。従来、カップホルダのカップを保持する保持機構としては、フラップタイプと爪タイプが知られている。フラップタイプでは、上面が開放した収容凹部に保持アームを進退可能に設けて、この保持アームでカップの側面を保持している(特開2002-104050号公報、特開2007-69653号公報、特許第4023296号公報)。爪タイプでは、先端に爪部を形成したロッドを揺動可能とすることで爪部を収容凹部に進退可能とし、爪部でカップの側面を保持している(特開2007-69653号公報、特開2006-21751号公報、特開2011-111072号公報)。
ドライバーは、車内にペットボトルや缶飲料などを持ち込む他、マグカップなどの取っ手付きカップを持ち込む場合がある。この場合、カップホルダの収容凹部も取っ手付きカップを収容し得るように対応する必要がある。
取っ手付きマグカップは、取っ手部がカップ側面から外方に突出しているため、従来のカップホルダでは、円筒形状の収容凹部の側面が取っ手部に干渉して、収容凹部に取っ手部が入らない場合がある。そのため、収容凹部を2連とし、収容凹部の側面の一部を切り欠いて収容凹部の間を連通させたカップホルダが数多く提案されている(特開2006-205850号公報、特開2011-255699号公報)。
一般に、取っ手付きカップに対応しようとすると、収容凹部から取っ手部を突出させ得る爪タイプのカップホルダが一般的である。上記の特開2006-205850号公報、特開2011-255699号公報も、収容凹部の複数箇所に爪部を突出させて、爪部の間の間隙にカップの取っ手部を収容させている。しかし、爪タイプのカップホルダでは、特許第4023296号公報のような簡素なフラップタイプに比べると、部品点数の増加は避けられず、結果としてコストアップになる点が欠点である。
特開2002-104050号公報 特開2006-205850号公報 特開2006-21751号公報 特開2007-069653号公報 特開2011-255699号公報 特許第4023296号公報 特開2011-111072号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、取っ手付きカップを収容し得る簡素な構成のカップホルダを提供することを課題とする。
(1)本発明のカップホルダは、カップを収容することが可能な収容空間を有する有底筒状の収容凹部、及び前記収容空間と縦方向で連通する後退空間を形成し前記後退空間を横方向に挟んで互いに対向する第1,第2の後退壁部を有する収容本体と、第1,第2の前記後退壁部の少なくとも一方に基端部が軸支され前記基端部から径方向外側に突出して前記基端部を中心に回動可能なアーム部と、前記アーム部の突出側の先端部に設けられ前記アーム部の回動により前記収容凹部の内側に前進した前進位置と前記収容空間の外側に後退した後退位置との間を変位して前記前進位置に位置したときに前記カップの側面に当接し得る当接部と、前記アーム部の回転軸線上に所定の間隔を有して形成され且つ前記当接部が前記前進位置のときに前記当接部により前記収容空間と隔離され、前記当接部が前記後退位置のときに前記収容空間と連通する切欠き部とを有する保持部材と、前記当接部が前記前進位置に位置するように前記アーム部の回動を付勢する付勢手段と、を備え
前記保持部材は、前記後退空間を挟んで横方向に相対する第1,第2の前記後退壁部にそれぞれ軸支され互いに同一の前記回転軸線をもつ第1、第2の前記アーム部を有し、第1,第2の前記アーム部は、第1、第2の前記アーム部の先端部に設けた前記当接部で一体に連結されており、前記切欠き部は、第1、第2の前記アーム部の前記回転軸線上に所定の間隔を有して第1,第2の前記アーム部の間に形成されており、
前記収容本体には、第1,第2の前記後退壁部を挟んで縦方向に相対する前側と後側の前記収容凹部が形成されており、
第1,第2の前記後退壁部の間の前記後退空間には、前側の前記収容凹部の前記収容空間に前記当接部を進退させる前側の前記保持部材と、後側の前記収容凹部の前記収容空間に前記当接部を進退させる後側の前記保持部材とが配設されており、
第1の前記後退壁部は、第1の外壁と、第1の前記外壁よりも前記後退空間の内側に突設された第1の内壁と、第1の前記外壁と第1の前記内壁との間に形成された第1のスリットとを有し、
第2の前記後退壁部は、第2の外壁と、第2の前記外壁よりも前記後退空間の内側に突設された第2の内壁と、第2の前記外壁と第2の前記内壁との間に形成された第2のスリットとを有し、
前側の前記保持部材は、第1の前記内壁に軸支された第1の前記アーム部と、第2の前記スリットに配置されて第2の前記外壁に軸支された第2の前記アーム部とを有し、
後側の前記保持部材は、第1の前記スリットに配置されて第1の前記外壁に軸支された第1の前記アーム部と、第2の前記内壁に軸支された第2の前記アーム部とを有し、
前側の前記保持部材の第1、第2の前記アーム部の前記回転軸線は、後側の前記保持部材の第1,第2の前記アーム部の前記回転軸線よりも後方に配置されていることを特徴とする。
上記構成により、取っ手なしカップを収容凹部に収容するとき、付勢部材の付勢力により保持部材のアーム部が回動して保持部材の当接部が収容凹部の内側の前進位置に前進する。当接部はカップ側面に当接して、カップを保持する。
マグカップなどの取っ手付きカップを収容凹部に収容するとき、取っ手付きカップの取っ手部が当接部と干渉する。取っ手付きカップの質量により当接部が押し下げられ、当接部が収容凹部から後退されて後退位置に位置する。当接部が後退位置のときに、保持部材の切欠き部が収容凹部と連通して、取っ手部が切欠き部に収容される。ゆえに、取っ手付きカップを収容することができる。
よって、上記構成のカップホルダは、取っ手なしカップだけでなく取っ手付きカップも収容することができる。また、保持部材はフラップタイプであり、部品点数が少なく簡素で、組み付けも容易である。
前記保持部材は、前記後退空間を挟んで横方向に相対する第1,第2の前記後退壁部にそれぞれ軸支され互いに同一の前記回転軸線をもつ第1、第2の前記アーム部を有し、第1,第2の前記アーム部は、第1、第2の前記アーム部の先端部に設けた前記当接部で一体に連結されており、前記切欠き部は、第1、第2の前記アーム部の前記回転軸線上に所定の間隔を有して第1,第2の前記アーム部の間に形成されている。
上記構成では、保持部材は、第1,第2の前記アーム部の基端部で収容本体の後退壁部に軸支されている。このため、保持部材が安定に回動する。また、当接部に加わるカップからの荷重が、第1,第2のアーム部に分散されて、当接部への負荷が軽減される。
前記収容本体には、第1,第2の前記後退壁部を挟んで縦方向に相対する前側と後側の前記収容凹部が形成されており、第1,第2の前記後退壁部の間の前記後退空間には、前側の前記収容凹部の前記収容空間に前記当接部を進退させる前側の前記保持部材と、後側の前記収容凹部の前記収容空間に前記当接部を進退させる後側の前記保持部材とが配設されている。
上記構成では、前側と後側の2つの収容凹部にそれぞれ保持部材が設けられている。このため、各収容凹部にカップを収容することができる。しかも、2つの収容凹部は、後退空間を通じて互いに連通している。このため、取っ手付きカップを収容したときに、取っ手部が、前側と後側の保持部材の双方の当接部を同時に押し下げることにより、保持部材の切欠き部を通じて前側の収容凹部と後側の収容凹部とが連通する。ゆえに、一方の収容凹部に収容した取っ手付きカップの取っ手部を、切欠き部を通じて他方の収容凹部にはみ出させることができる。したがって、どのような形状の取っ手部を有していても、取っ手付きカップを収容することができる。
第1の前記後退壁部は、第1の外壁と、第1の前記外壁よりも前記後退空間の内側に突設された第1の内壁と、第1の前記外壁と第1の前記内壁との間に形成された第1のスリットとを有し、第2の前記後退壁部は、第2の外壁と、第2の前記外壁よりも前記後退空間の内側に突設された第2の内壁と、第2の前記外壁と第2の前記内壁との間に形成された第2のスリットとを有し、前側の前記保持部材は、第1の前記内壁に軸支された第1の前記アーム部と、第2の前記スリットに配置されて第2の前記外壁に軸支された第2の前記アーム部とを有し、後側の前記保持部材は、第1の前記スリットに配置されて第1の前記外壁に軸支された第1の前記アーム部と、第2の前記内壁に軸支された第2の前記アーム部とを有し、前側の前記保持部材の第1、第2の前記アーム部の前記回転軸線は、後側の前記保持部材の第1,第2の前記アーム部の前記回転軸線よりも後方に配置されている。
上記構成により、前側の保持部材の第1、第2のアーム部と、後側の保持部材の第1,第2のアーム部とを、それぞれ別々の第1,第2の外壁と第1,第2の内壁に軸支している。このような構成により、前側の保持部材の第1,第2のアーム部が、後側の保持部材の第1,第2のアーム部と干渉することなく、交差して配置させることができる。また、互いに干渉することなく第1,第2のアーム部を回動させることができる。
また、前側と後側の保持部材は、互いに交差して配置されるため、前側と後側の保持部材が設定されている後退空間を狭くすることができ、カップホルダ全体の小型化を図ることができる。
(2)前記保持部材は、前記付勢部材により上方に回動するよう付勢されるとともに、前記収容本体には、水平線に対して0度を超えて大きく且つ45度未満の角度を持った傾斜状態で、前記当接部が前記アーム部の前記基端部よりも上方に位置するよう、前記保持部材の回動を規制する規制部が設けられており、前記カップの直径dと、前記保持部材の前記当接部と対向する前記収容凹部の対向面との距離DがD>dとされた場合、傾動する前記カップの側面が前記当接部に衝接するときの前記保持部材に作用する力は前記保持部材に対して平行あるいは平行に近い作用力となり、前記保持部材が下方向に回動しないようにされていることが好ましい。
上記構成により、カップ側面が当接部に衝接するときの保持部材に作用する力は保持部材に対して平行あるいは平行に近い作用力となる。この作用力の垂直方向の分力、即ち、保持部材を付勢力に抗して下方へ回動させようとする力が、水平方向の分力に比べて極めて小さくすることができ、付勢部材により上方向に付勢されている保持部材は、この付勢力に抗して下方向へ回動しにくくなる。このため、カップが傾動した場合においても、安定して保持することが可能となる。よって、小さい付勢力でも、保持部材が下方に押し下げられにくく、カップを安定に保持することができる。
本発明のカップホルダによれば、保持部材に、当接部が後退位置のときに収容凹部と連通する切欠き部を設けているため、簡素な構成で取っ手付きカップを収容することができる。
本発明の実施形態のカップホルダの斜視図である。 本実施形態のカップホルダの平面図である。 図1のX−X矢視断面図である。 本実施形態のカップホルダの保持部材周辺の拡大斜視図である。 本実施形態の、左側の後退壁部の斜視図である。 本実施形態の左側の後退壁部周辺を示すための、図2のY−Y矢視断面図である。 本実施形態の右側の後退壁部周辺を示すための、図2のZ−Z矢視断面図である。 図2のW−W矢視断面図である。 本実施形態において、取っ手付きカップを前側の収容凹部内に収容したときのカップホルダの断面図である。 本実施形態において、取っ手部が大きい取っ手付きカップを前側の収容凹部内に収容したときのカップホルダの断面図である。 本実施形態において、取っ手部が大きい取っ手付きカップを前側の収容凹部内に収容したときのカップホルダの後退空間付近の拡大斜視図である。 本実施形態において、取っ手部が大きい取っ手付きカップを前側の収容凹部内に収容したときのカップホルダの斜視図である。 本実施形態において、直径が小さいカップを前側の収容凹部に収容したときのカップホルダの断面図である。
本発明の実施形態に係るカップホルダについて図面を用いて詳細に説明する。本実施形態のカップホルダは、自動車の室内のセンターコンソールに配置されている。図面において、「前」、「後」、「右」、「左」、「上」、「下」は、それぞれ、車両の運転席に着座したドライバーから見た場合の、「前」、「後」、「右」、「左」、「上」、「下」を意味する。
図1に示すように、カップホルダは、前後方向に長い底部をもつ有底凹部19を有する収容本体1と、有底凹部19の前後中央部に配置された保持装置4とを有する。
有底凹部19は、保持装置4により前後方向(縦方向)で前側部と後側部に仕切られていて、保持装置4よりも前側に形成された収容空間10を有する前側の収容凹部11Fと、保持装置4よりも後側に形成された収容空間10を有する後側の収容凹部11Bが形成されている。保持装置4は、互いに所定の間隔を隔てて左右方向(横方向)で相対向する位置に配設された固定部材41L、41Rと、固定部材41L、41Rの間に配設された一対の保持部材3F、3Bと、を有する。
図2に示すように、左側の固定部材41Lは、その前部及び後部に形成された側壁42Lと、前部の側壁42Lと後部の側壁42Lとの間に形成された後退壁部40Lとを有する。右側の固定部材41Rは、その前部及び後部に形成された側壁42Rと、前部の側壁42Rと後部の側壁42Rとの間に形成され後退壁部40Lに対して所定間隔を隔てて対向する後退壁部40Rとを有する。
固定部材41L、41Rの前部に形成された側壁42L、42Rは、有底凹部19の前部の側壁18とともに前側の収容凹部11Fの収容空間10を囲んでいる。固定部材41L、41Rの後側に形成された側壁42L、42Rは、有底凹部19の後部の側壁18とともに後部の収容凹部11Bの収容空間10を囲んでいる。
図3に示すように、前側、後側の収容凹部11F、11Bは、それぞれ、有底筒状であって、これらの内部に形成された収容空間10は、カップ8を収容することが可能な大きさを有している。前側、後側の収容凹部11F、11Bの底面は、前後方向の中央部を高くし、中央部から前側及び後側に向けて徐々に低くなるように若干傾斜している。
図2,図4に示すように、収容本体1の収容凹部11F、11B内の収容空間10の間には、一対の収容凹部11F、11Bの間を連通させる後退空間12が形成されている。後退空間12は、左右方向に相対する一対の後退壁部40L、40Rにより囲まれている。
左側の後退壁部40Lと右側の後退壁部40Rとの間は、所定の間隔を有する後退空間12により隔てられていて、後退空間12を挟んで後退壁部40L、40Rは互いに対面している。
後退壁部40L、40Rは、後退空間12の外側に配置された外壁45L、45Rと、外壁45L、45Rよりも後退空間12の内側に配置された内壁47L、47Rと、外壁45L、45Rと内壁47L、47Rとの間に介在するスリット48L、48Rとを有する。外壁45L、45Rは、固定部材41L、41Rの前側、後側の側壁42L、42Rと連続して形成されている。
外壁45L、45Rは、後退空間12側に突出する突出部46L、46Rを有している。突出部46L、46Rの下部からは、内壁47L、47Rが下方に延びている。内壁47L、47Rは、外壁45L、45Rとの間にスリット48L、48Rを介在させて互いに対面している。突出部46L、46Rの先端部には、それぞれ略逆二等辺三角形の当て部49が突設されている。
図5に示すように、左側の後退壁部40Lの外壁45Lには、軸受孔44Lが貫通形成されている。内壁47Lは、外壁45Lの軸受孔44L周辺を避けて、軸受孔44L周辺よりも後方側に下方に大きく突出している。内壁47Lの後方側に突出した部分には、軸受孔43Lが貫通形成されている。外壁45Lに形成された軸受孔44Lと、内壁47Lに形成された軸受孔43Lとは、互いに同じ高さで前後方向に所定の間隔を隔てて位置しており、両者の軸線は左右方向に互いに平行に延びている。右側の後退壁部40Rの外壁45R及び内壁47Rは、左側の後退壁部40Lの軸受孔44L、43Lと前後を逆にした位置に、軸受孔44R、43Rが形成されている(図7)。
図4に示すように、一対の保持部材3F、3Bは、後退壁部45L、45Rとの間の後退空間12に配設されている。一対の保持部材3F、3Bは、それぞれ、フラップタイプの一体品である。保持部材3Fは後退空間12の前側に配置され、前側の収容凹部11Fに収容されたカップを保持する。保持部材3Bは後退空間12の後側に配置され、前側の収容凹部11Fに収容されたカップを保持する。
図2,図4に示すように、前側の保持部材3Fは、左右一対のアーム部32FL、32FRと、アーム部32FL、32FRの基端部に設けられた軸部31FL、31FRと、アーム部32FL、32FRの先端部に設けられた当接部33Fと、アーム部32FL、32FRの間に形成された切欠き部34Fとを有する。
軸部31FL、31FRは、アーム部32FL、32FRの回転軸線A上に形成されている。アーム部32FL、32FRは、軸部31FL、31FRから径方向外側に延びており、その先端部に当接部33Fを設けている。切欠き部34Fは、アーム部32FL、32FRの回転軸線A上に所定の間隔を有して、左右一対のアーム部32FL、32FRと当接部33Fとにより囲まれた空間部である。
後側の保持部材3Bも、前側の保持部材3Fと同様に、左右一対のアーム部32BL、32BRと、アーム部32BL、32BRの基端部に設けられた軸部31BL、31BRと、アーム部32BL、32BRの先端部に設けられた当接部33Bと、アーム部32BL、32BRの回転軸線B上に所定の間隔を有して形成された切欠き部34Bとを有する。
ここで、切欠き部34F、34Bの所定の間隔とは、取っ手付きカップの取っ手部の幅よりも広い長さの間隔である。カップホルダに取っ手付きカップを収容する時には、取っ手付きカップの取っ手部が、切欠き部に収容される。このため、所定の間隔は、取っ手部の幅よりも広い間隔であることがよい。具体的には、所定の間隙は0.5〜5.0cmであることがよい。所定の間隔が過小の場合には、取っ手付きカップの取っ手部が収容されにくくなるおそれがあり、過大の場合には、振動などにより取っ手部が切欠き部の中で移動して、取っ手付きカップを安定に保持することができないおそれがある。
図2、図6、図7に示すように、前側の保持部材3Fの左側のアーム部32FLは、内壁47Lに形成された軸受孔43Lに軸部31FLを嵌挿することで、内壁47Lに回動自在に軸支されている(図6)。右側のアーム部32FRは、外壁45Rと内壁47Rとの間のスリット48Rに配置されている。外壁45Rに形成された軸受孔44Rに軸部31FRを嵌挿することで、アーム部32FRは、外壁45Rに回動自在に軸支されている(図7)。
右側のアーム部32FRの先端部は、スリット48Rから外側に突出して、当接部33Fの右側部に連結している。当接部33Fの左側部は、左側のアーム部32FLに連結され、当接部33Fの右側部は右側のアーム部32FRに連結されている。当接部33Fの収容凹部11Fと対向する面は、円弧状を呈しており、収容凹部11Fに収容されるカップ8の側面に沿ってカップ8に当接可能である。
後側の保持部材3Bの左側のアーム部32BLは、外壁45Lと内壁47Lとの間のスリット48Lに配置されている。軸部31BLが外壁45Lに形成された軸受孔44Lに嵌挿されることで、アーム部BLは外壁45Lに回動自在に軸支されている。右側のアーム部32BRは、内壁47Rに形成された軸受孔43Rに軸部31BRが嵌挿されることで、内壁47Rに回動自在に軸支されている。
アーム部32BLの先端部は、スリット48Lから外側に突出して、当接部33Bに連結している。当接部33Bの左側部は、左側のアーム部32BLに連結され、当接部33Bの右側部は右側のアーム部32BRに連結されている。後側の保持部材3Bの当接部33Bの収容凹部11Bと対向する面は、円弧形状であり、収容凹部11Bに収容されるカップ8の側面に沿ってカップに当接可能である。
ここで、図2に示すように、前側の保持部材3Fの軸部31FL、31FRは、互いに同一の回転軸線A上に位置している。後側の保持部材3Bの軸部31BL、31BRは、互いに同一の回転軸線B上に位置している。前側の保持部材3Fの回転軸線Aは、後側の保持部材3Bの回転軸線Bよりも後側に位置している。
図8に示すように、前側、後側の保持部材3F、3Bは、それぞれ、当接部33L、33Rが前側、後側の収容凹部11F、11B内の収容空間10に前進する方向に付勢する付勢部材5F、5Bを有している。付勢部材5F、5Bは金属製のコイルバネである。前側の保持部材3Fの付勢部材5Fの一端は、右側の後退壁部40Rの外壁45Rの裏面側に係止され、他端は外壁45Rに軸支されている軸部31FRに係止されている。後側の保持部材3Bの付勢部材5Bの一端は、左側の後退壁部40Lの外壁45Lの裏面側に係止され、他端は外壁45Lに軸支されている軸部31BLに係止されている。
前側、後側の保持部材3F、3Bの当接部33F、33Bが、それぞれ付勢部材5R、5Lにより収容凹部11F、11Bの収容空間10に向けて前進する前進位置にあるとき、前側の保持部材3Fの当接部33Fは、後側の保持部材3Bの当接部33Bよりも前側に位置している。図6に示すように、前側の保持部材3Fのアーム部32FLは、基端部から上側前方の先端部に向けて延びており、後側の保持部材3Bのアーム部32BLは、基端部から上側後方の先端部に向けて延びている。図6の紙面上に投影したときに、前側の保持部材3Fのアーム部32FLは、後側の保持部材3Bのアーム部32BLと交差している。図7に示すように、前側の保持部材3Fのアーム部32FRは、基端部から上側前方の先端部に向けて延びており、後側の保持部材3Bのアーム部32BRは、基端部から上側後方の先端部に向けて延びている。図7の紙面上に投影したときに、前側の保持部材3Fのアーム部32FRは、後側の保持部材3Bのアーム部32BRと交差している。
収容本体1は、有底凹部19の左側に蓋部材7を収容する蓋収容部16を有する。蓋部材7は、図略の揺動手段により、収容本体1の有底凹部19を開閉する。
なお、本実施形態のカップホルダは、付勢部材5F、5Bを除いて、合成樹脂を射出成形して形成されている。
図2,図3に示すように、付勢部材5Fの付勢力により、前側の保持部材3Fのアーム部32FL、32FRは、軸部31FL、31FRを中心に上側に回動して、当接部33Fが収容空間10に前進した前進位置にある。この状態で、前側の収容凹部11F内の収容空間10に、取っ手のないカップ8を収容したとき、カップ8の側面80が当接部33Fに当接する。カップ8の直径dは、収容凹部11Fの前後方向の対向面の距離Dよりも小さいこととする(d<D)。図3に示すように、保持部材3Fのアーム部32FL、32FRは、その上部が突出部46L、46Rの当て部49に当接することで、アーム部32FL、32FRの延び方向を、図3に示す水平線Hに対して5度の傾斜となるように設定している。この傾斜の角度は0度を超えて大きく且つ45度未満であればよく、更には、1度以上30度以下とすることが好ましい。
図9に示すように、取っ手付きカップ83を前側の収容凹部11Fに収容するとき、取っ手付きカップ83の取っ手部82の下部が、付勢部材5Fの付勢力に抗して、保持部材3Fの当接部33Fを押し下げて、軸部31FL、31FRを中心にアーム部32FL、32FRを回動させる。これにより、当接部33Fは収容空間10から後退した後退位置に移動される。当接部33Fが、後退空間12の底部から突設させた当て壁17に当接することで、当接部33Fを後退位置に保持した状態で保持部材3Fの回動が停止する。保持部材3Fには、アーム部32FL、32FRの回転軸線A上に、切欠き部34Fを設けている(図2)。このため、切欠き部34Fは、前側の収容凹部11F内の収容空間10と連通する。従って、取っ手部82が切欠き部34Fに収容され、カップ部81は収容空間10に収容される。
ここで、図10に示すように、取っ手付きカップ83の取っ手部82が大きい場合には、前側の保持部材3Fの当接部33Fだけでなく、後側の保持部材3Bの当接部33Bも取っ手部82の下部で押し下げる。このため、図11に示すように、前側及び後側の保持部材3F、3Bの当接部33F、33Bが収容空間10から後退して後退位置に移動される。また、前側の保持部材3Fのアーム部32FL、32FRの回転軸線A上の切欠き部34Fが、前側の収容凹部11F内の収容空間10と連通する。後側の保持部材3Bのアーム部32BL、32BRの回転軸線B上の切欠き部34Bが、後側の収容凹部11B内の収容空間10と連通する。これにより、図12に示すように、前側の収容凹部11F内の収容空間10と、後側の収容凹部11B内の収容空間10とが、切欠き部34F、34Bを通じて連通する。これらの空間は、図12の点線に示すダンベル6の形状を呈する。ゆえに、取っ手付きカップ83の取っ手部82がどのような形状であっても、保持部材3F、3Bの切欠き部34F、34Bや、更には、他方の後側の保持部材11B内の収容空間10に収容することができる。従って、取っ手付きカップ83を安定に保持することができる。また、部品点数が少なく簡素で、組み付けも容易である。
また、前側の保持部材3Fのアーム部32FL、32FR及び後側の保持部材3Bのアーム得32BL、32BRを、左右の外壁45L、45Rと左右の内壁47L、47Rに別々に軸支している。このため、アーム部32FL、32FR、32BL、32BRを、互いに干渉することなく、交差して配置させることができる。また、左側と右側のアーム部32FL、32FR、32BL、32BRは、互いに交差して配置されるため、左側と右側の保持部材3F、3Bが配設されている後退空間12を狭くすることができ、カップホルダ全体の小型化を図ることができる。
更に、図7に示すように、前側の保持部材3Fの右側の軸部31FRが後退壁部40Rの外壁45Rの裏面から突出して、その突出部分に付勢部材5Fを取り付けている。また、図6に示すように、後側の保持部材3Bの左側の軸部31BLが後退壁部40Lの外壁45Lの裏面から突出して、その突出部分に付勢部材5Bを取り付けている。外壁45R、45Lの裏面側には、比較的広い空間部が形成されている。保持装置4を有底凹部19から取り外したとき、外壁45R、45Lの裏面から突出した軸部31FR、31BLが外部に露出する。ゆえに、軸部31FR、31BLに付勢部材5F,5Bを取り付けやすい。また、付勢部材5F、5Bを内壁47L、47Rに軸支された軸部31FL、31BRに取り付ける場合よりも、内壁47L、47Rの後退空間12の内側への突出量を少なくすることができる。ゆえに、後退空間12の小スペース化を図ることができる。
また、前側の保持部材3Fは、左右の軸部31FL、31FRで収容本体1側に回動自在に保持され、後側の保持部材3Bは、左右の軸部31BL、31BRで収容本体1側に回動自在に保持されている。このため、保持部材3F、3Bが安定に回動する。また、当接部33Fに加わるカップ8からの荷重が、左右の軸部31FL、31FRに分散されて、当接部33Fへの負荷が軽減される。また、後側の保持部材3Bの当接部33Bについても、左右の軸部31BL、31BRに荷重が分散されて、当接部33Bへの負荷が軽減される。
また、上側に回動させる付勢部材5Fの付勢力で保持部材3Fのアーム部32FL、32FRが突出部46L、46Rの当て部49に当たることで、保持部材3Fのアーム部32FL、32FRは、先端部が基端部よりも上方になるように傾斜した状態で保持されている。このとき、当接部33Fは、軸部31FL、31FRよりも高い位置に配置されている。図3に示すように、カップ8が比較的大きく、カップ8の直径dが、保持部材の前記当接部と対向する前記収容凹部の対向面との距離Dがほぼ同じ場合には、カップ8の当接部33FLへの作用力Fは、カップ8の側面に対してほぼ垂直方向に働き、アーム部32FL、32FRの延び方向に対して若干傾斜する。作用力Fは、保持部材3Fのアーム部32FL、32FRの延び方向に平行な分力f1と、アーム部32FL、32FRの延び方向に対して垂直に上側に向かう分力f2に分解される。この場合には、保持部材3Fを押し下げる力は働かず、保持部材3Fは、カップ8により押し下げられない。
図13に示すように、カップ8の直径dが、保持部材の前記当接部と対向する前記収容凹部の対向面との距離Dよりも小さいとき、カップ8が傾斜して当接部33Fに衝接する。カップ8の側面80と保持部材3Fのアーム部32FL、32FRの延び方向とが直角をなすため、当接部33Fに衝動したときのカップ8の作用力Fは、保持部材3Fに対して平行又は略平行に近い作用力となる。即ち、保持部材3Fに対して、アーム部32FL、32FRの先端部と基端部との傾きに対する、作用力Fの平行方向への分力f1(即ち、保持部材を保持部材3の奥側に押圧する作用力)は大きくなるが、垂直方向(即ち、保持部材3Fの下方向への回動力)への作用力Fの分力f2を小さくすることができる。このため、保持部材3Fを下方向に回動させる作用力は働くが、その大きさは非常に小さくなる。したがって、カップ8が傾動して保持部材3Fの当接部33Fに衝接しても保持部材3Fは下方に回動しにくくなり、カップ8を安定に保持することができる。また、付勢部材5Fの付勢力が弱くても、安定にカップ8を保持することができる。
また、カップ8が小さく傾動しやすくても、収容本体1の収容凹部11Fの底面が、当接部33Fと反対側の側面に向かって低く傾斜している。このため、カップ8の軸線が、当接部33Fと反対側の側面18に傾斜するため、カップ8が当該側面18に安定に保持されることになる。カップ8に大きな外力が加わった場合には、カップ8が当接部33Fに傾動するが、上記のように、カップ8の側面80が当接部33Fで安定に保持される。
以上では、前側の収容凹部11Fにカップ8や取っ手付きカップ83を収容した場合の本実施形態の作用及び効果を説明したが、後側の収容凹部11Bにこれらを収容した場合も、前側の収容凹部11Fに収容した場合と同様である。
本実施形態においては、外壁45L、45R及び内壁47L、47Rに軸受孔44L、44R、43L、43Rを形成し、保持部材3F、3Bのアーム部の基端部に形成した軸部31FL、31FR、31BL、31BRを嵌挿していたが、外壁45L、45R及び内壁47L、47Rに軸部を形成し、保持部材3F、3Bのアーム部の基端部に軸孔を形成して、軸部を軸受孔に嵌挿してもよい。
本実施形態においては、左側の後退壁部40L、外壁45L、内壁47L、スリット48Lは、本発明の第1の後退壁、第1の外壁、第1の内壁、第1のスリットに相当し、右側の後退壁部40R、外壁45R、内壁47R、スリット48Rは、本発明の第2の後退壁、第2の外壁、第2の内壁、第2のスリットに相当し、前側の保持部材3Fの左側のアーム部32FL、後側の保持部材3Bの左側のアーム部32BLは、本発明の前側及び後側の保持部材の第1のアーム部に相当し、前側の保持部材3Fの右側のアーム部32FR、後側の保持部材3Bの右側のアーム部32BRは、本発明の前側及び後側の保持部材の第2のアーム部に相当する。即ち、本実施形態では、左側の各構成要素を本発明の第1の各構成要素とし、右側の各構成要素を本発明の第2の各構成要素としている。しかし、左側の各構成要素を本発明の第2の各構成要素とし、右側の各構成要素を本発明の第1の各構成要素としてもよい。
本実施形態においては、後退空間12を挟んで対向する左側の後退壁部40Lと右側の後退壁部40Rにそれぞれ外壁と内壁を設け、各外壁と各内壁に前側の保持部材3Fのアーム部と後側の保持部材3Bのアーム部とを軸支していたが、変形例として、内壁を形成することなく、前側の保持部材3Fのアーム部と後側の保持部材3Bのアーム部の双方を外壁に軸支することもできる。この場合でも、大きな取っ手部を有するカップを収容する際に、取っ手部が前側と後側の保持部材の切欠き部に収容される。変形例では、前側の保持部材3Fのアーム部の回転軸線Aは、後側の保持部材3Bのアーム部の回転軸線Bよりも前側に位置させる。この変形例では、本実施形態のように回転軸線Aを回転軸線Bよりも後側に位置させる場合よりも、後退空間の前後方向の長さを大きくとる必要がある。
保持装置4は、有底凹部19に取り外し可能に設置されているが、保持装置4は有底凹部に一体に固定されていてもよい。
本実施形態では、収容本体1に2つの収容凹部11F、11Bを設けて両者間を後退空間12で連通させている。しかし、収容本体1に1つの収容凹部を設けて収容凹部の側面の一部を切り欠いて後退空間を形成してもよい。この場合、後退空間は、取っ手部の大きなカップも収容できるように、収容凹部から離れる方向に大きく形成することがよい。
1:収容本体、10:収容空間、11F:前側の収容凹部、11B:後側の収容凹部、12:後退空間、18:側壁、19:有底凹部、3F:前側の保持部材、3B:後側の保持部材、31FL、31FR、31BL、31BR:軸部(基端部)、32FL、32FR、32BL、32BR:軸受孔、33F、33B:当接部、34F、34B:切欠き部、40L、40R:後退壁部(第1,第2の後退壁部)、42:側壁、43L、43R、44L、44R:軸孔、45L、45R:外壁(第1,第2の外壁)、46L、46R:突出部、47L、47R:内壁(第1,第2の内壁)、48L、48R:スリット(第1,第2のスリット)、49:当て部、8:カップ、80:側面、81:カップ部、82:取っ手部、83:取っ手付きカップ。

Claims (2)

  1. カップを収容することが可能な収容空間を有する有底筒状の収容凹部、及び前記収容空間と縦方向で連通する後退空間を形成し前記後退空間を横方向に挟んで互いに対向する第1,第2の後退壁部を有する収容本体と、
    第1,第2の前記後退壁部の少なくとも一方に基端部が軸支され前記基端部から径方向外側に突出して前記基端部を中心に回動可能なアーム部と、前記アーム部の突出側の先端部に設けられ前記アーム部の回動により前記収容凹部の内側に前進した前進位置と前記収容空間の外側に後退した後退位置との間を変位して前記前進位置に位置したときに前記カップの側面に当接し得る当接部と、前記アーム部の回転軸線上に所定の間隔を有して形成され且つ前記当接部が前記前進位置のときに前記当接部により前記収容空間と隔離され、前記当接部が前記後退位置のときに前記収容空間と連通する切欠き部とを有する保持部材と、
    前記当接部が前記前進位置に位置するように前記アーム部の回動を付勢する付勢手段と、を備え
    前記保持部材は、前記後退空間を挟んで横方向に相対する第1,第2の前記後退壁部にそれぞれ軸支され互いに同一の前記回転軸線をもつ第1、第2の前記アーム部を有し、第1,第2の前記アーム部は、第1、第2の前記アーム部の先端部に設けた前記当接部で一体に連結されており、前記切欠き部は、第1、第2の前記アーム部の前記回転軸線上に所定の間隔を有して第1,第2の前記アーム部の間に形成されており、
    前記収容本体には、第1,第2の前記後退壁部を挟んで縦方向に相対する前側と後側の前記収容凹部が形成されており、
    第1,第2の前記後退壁部の間の前記後退空間には、前側の前記収容凹部の前記収容空間に前記当接部を進退させる前側の前記保持部材と、後側の前記収容凹部の前記収容空間に前記当接部を進退させる後側の前記保持部材とが配設されており、
    第1の前記後退壁部は、第1の外壁と、第1の前記外壁よりも前記後退空間の内側に突設された第1の内壁と、第1の前記外壁と第1の前記内壁との間に形成された第1のスリットとを有し、
    第2の前記後退壁部は、第2の外壁と、第2の前記外壁よりも前記後退空間の内側に突設された第2の内壁と、第2の前記外壁と第2の前記内壁との間に形成された第2のスリットとを有し、
    前側の前記保持部材は、第1の前記内壁に軸支された第1の前記アーム部と、第2の前記スリットに配置されて第2の前記外壁に軸支された第2の前記アーム部とを有し、
    後側の前記保持部材は、第1の前記スリットに配置されて第1の前記外壁に軸支された第1の前記アーム部と、第2の前記内壁に軸支された第2の前記アーム部とを有し、
    前側の前記保持部材の第1、第2の前記アーム部の前記回転軸線は、後側の前記保持部材の第1,第2の前記アーム部の前記回転軸線よりも後方に配置されていることを特徴とするカップホルダ。
  2. 前記保持部材は、前記付勢部材により上方に回動するよう付勢されるとともに、前記収容本体には、水平線に対して0度を超えて大きく且つ45度未満の角度を持った傾斜状態で、前記当接部が前記アーム部の前記基端部よりも上方に位置するよう、前記保持部材の回動を規制する規制部が設けられており、
    前記カップの直径dと、前記保持部材の前記当接部と対向する前記収容凹部の対向面との距離DがD>dとされた場合、傾動する前記カップの側面が前記当接部に衝接するときの前記保持部材に作用する力は前記保持部材に対して平行あるいは平行に近い作用力となり、前記保持部材が下方向に回動しないようにされている請求項1記載のカップホルダ。
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