JP5853711B2 - 車両の前照灯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の前方を照射する前照灯と、この前照灯を点灯させる前照灯制御手段とを備えている車両の前照灯装置に関するものである。
従来から、車両の前方を照射する前照灯と、この前照灯を点灯させる前照灯制御手段とを備えている車両の前照灯装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1の前照灯装置は、車両の周囲の照度が所定照度以下であるときには、前照灯を点灯させるとともに、この前照灯の点灯時に、車両の走行位置に基づいて、前照灯の輝度を調整するようになっている。これにより、前照灯の輝度を車両の走行位置に応じた輝度にして、前照灯の輝度が必要以上に高くなるのを抑制している。
特開2009−149190号公報
ところで、駐車場は、この駐車場内の駐車枠に駐車している車両や駐車場自体の暗さ等の所為で見通しが悪い場合が多い。したがって、安全性の観点から、駐車場内の駐車枠に後方駐車した車両がその駐車枠から出ようとしているとき等、車両が駐車場内に位置しているときにおいて、その進行方向をその車両周辺、特にその出ようとしている方向側に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することが望ましい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、車両が駐車場内に位置しているときにおいて、その進行方向をその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、車両が駐車場内に位置している場合であって、上記車両の進行方向が左方向又は右方向であるときに、前照灯を該進行方向側を重点的に照射するように点灯させることを特徴とする。
具体的には、本発明は、車両の前方を照射する前照灯と、該前照灯を点灯させる前照灯制御手段とを備えている車両の前照灯装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、上記車両が駐車場内に位置しているかを判定する位置判定手段と、上記車両の進行方向を判定する進行方向判定手段とをさらに備えており、上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記進行方向判定手段により上記車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、上記前照灯を該車両の進行方向側を重点的に照射すべく点灯させるように構成されており、上記車両の進行方向側を重点的に照射するとは、該進行方向側のみを照射する又は該進行方向側の照射範囲をその進行方向とは反対方向側の照射範囲よりも広くすることをいうことを特徴とするものである。
尚、「車両の進行方向を判定する」とは、その進行方向を検知することはもちろん、その進行方向を予測することもいう。
本発明によれば、位置判定手段により車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、進行方向判定手段により車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、前照灯制御手段により、前照灯をその進行方向側を重点的に照射するように点灯させるので、車両が駐車場内に位置しているときにおいて、その進行方向をその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等、特にその進行方向側に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することができる。
特に、進行方向判定手段により車両の進行方向が左方向又は右方向であると予測されたときにおいて、前照灯をその進行方向側を重点的に照射するように点灯させると、その進行方向を他車両の運転者や歩行者等に早期に報知することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記進行方向判定手段により上記車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、上記前照灯を上記車両近傍の路面を照射すべく点灯させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、位置判定手段により車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、進行方向判定手段により車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、前照灯制御手段により、前照灯を車両近傍の路面を照射するように点灯させるので、その進行方向をその車両近傍に位置している他車両の運転者や歩行者等により一層確実に報知することができる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記前照灯制御手段は、上記車両が一般道路のカーブを走行しているときには、該車両の進行方向側を重点的に照射すべく点灯させるとともに、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定されたときには、該車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、上記前照灯による上記車両の進行方向側への重点的な照射のタイミングを早くするように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、位置判定手段により車両が駐車場内に位置していると判定されたときには、前照灯制御手段により、その車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、前照灯による車両の進行方向側への重点的な照射のタイミングを早くするので、その進行方向をその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に早期に報知することができる。
第4の発明は、上記第1又はの発明において、上記前照灯制御手段は、上記車両が一般道路のカーブを走行しているときには、該車両の進行方向側を重点的に照射すべく点灯させるとともに、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定されたときには、該車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、上記前照灯による上記車両の進行方向側への重点的な照射範囲を車幅方向外側に位置させるように構成されていることを特徴とするものである。
ところで、車両が駐車場内に位置しているときには、車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、車両の旋回角度が大きく、車両が駐車場内に位置しているときにおいて、その進行方向をその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に確実に報知するためには、車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、前照灯による車両の進行方向側への重点的な照射範囲を車幅方向外側に位置させることが望ましい。
ここで、本発明によれば、位置判定手段により車両が駐車場内に位置していると判定されたときには、前照灯制御手段により、車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、前照灯による車両の進行方向側への重点的な照射範囲を車幅方向外側に位置させるので、その照射範囲を車両の旋回角度に応じたものにすることができ、その進行方向をその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に確実に報知することができる。
第5の発明は、上記第3の発明において、上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定されたときには、該車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、上記前照灯による上記車両の進行方向側への重点的な照射範囲を車幅方向外側に位置させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、上記第4の発明と同様の作用効果が得られる。
の発明は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、上記車両の発進意図があるかを判定する発進意図判定手段をさらに備えており、上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記発進意図判定手段により上記車両の発進意図があると判定されかつ上記進行方向判定手段により上記車両の進行方向が直進方向であると判定されたときには、上記前照灯を上記車両の中心線に対して左右対称に照射すべく点灯させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、位置判定手段により車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、発進意図判定手段により車両の発進意図があると判定されかつ進行方向判定手段により車両の進行方向が直進方向であると判定されたときには、前照灯制御手段により、前照灯を車両の中心線に対して左右対称に照射するように点灯させるので、車両の進行方向が左方向又は右方向と判定される前(つまり、ウィンカー及びステアリングの操作がないとき)において、車両の発進意図(発進可能性)があることをその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することができる。
の発明は、上記第1〜第5のいずれか1つの発明において、上記車両の発進意図があるかを判定する発進意図判定手段をさらに備えており、上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記発進意図判定手段により上記車両の発進意図があると判定されたときには、上記前照灯をその輝度が通常輝度よりも高くなるように点灯させる又は上記前照灯を点滅させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、位置判定手段により車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、発進意図判定手段により車両の発進意図があると判定されたときには、前照灯制御手段により、前照灯をその輝度が通常輝度よりも高くなるように点灯させる又は前照灯を点滅させるので、車両の発進意図(発進可能性)があることをその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等により一層明確に報知することができる。
第8の発明は、上記第6の発明において、上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記発進意図判定手段により上記車両の発進意図があると判定されたときには、上記前照灯をその輝度が通常輝度よりも高くなるように点灯させる又は上記前照灯を点滅させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、上記第7の発明と同様の作用効果が得られる。
の発明は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、車両の後方を照射する尾灯と、上記尾灯を点灯させる尾灯制御手段とをさらに備えており、上記尾灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記進行方向判定手段により上記車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、上記尾灯を該車両の進行方向とは反対方向側を重点的に照射すべく点灯させるように構成されており、上記車両の進行方向とは反対方向側を重点的に照射するとは、該反対方向側のみを照射する又は該反対方向側の照射範囲を該進行方向側の照射範囲よりも広くすることをいうことを特徴とするものである。
これによれば、位置判定手段により車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、進行方向判定手段により車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、尾灯制御手段により、尾灯をその進行方向とは反対方向側を重点的に照射するように点灯させるので、車両の後部の移動方向をその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することができる。
本発明によれば、位置判定手段により車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、進行方向判定手段により車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、前照灯制御手段により、前照灯をその進行方向側を重点的に照射するように点灯させるので、車両が駐車場内に位置しているときにおいて、その進行方向をその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することができる。
本発明の実施形態に係る車両の前照灯装置を示すブロック図である。 車両を示す側面図である。 前照灯本体を示す概略平面図であり、(a)は、車両の一般道路における通常走行時における点灯状態、(b)は、車両が駐車場内に位置している場合であって、その進行方向が直進方向のときにおける点灯状態、(c)は、車両が駐車場内に位置している場合であって、その進行方向が左方向のときにおける点灯状態を示している。 ステアリングの舵角と前照灯の光軸の角度との関係を示すグラフである。 車両が駐車場内に位置しているとき及び車両が一般道路のカーブを走行しているときにおける前照灯の点灯状態を示す平面図である。 車両が駐車場内に位置しているときにおける前照灯及び尾灯の点灯状態の一例を示す平面図である。 車両が駐車場内に位置しているときにおける前照灯及び尾灯の点灯状態の一例を示す平面図である。 車両が駐車場内に位置しているときにおける前照灯及び尾灯の点灯状態の一例を示す平面図である。 車両が駐車場内に位置しているときにおける前照灯及び尾灯の点灯状態の一例を示す平面図である。 車両が駐車場内に位置しているときにおける前照灯及び尾灯の点灯状態の一例を示す平面図である。 前照灯装置による前照灯及び尾灯の点灯制御を示すフローチャートである。 前照灯本体の変形例を示す概略平面図であり、(a)は、車両の一般道路における通常走行時における点灯状態、(b)は、車両が駐車場内に位置している場合であって、その進行方向が直進方向のときにおける点灯状態、(c)は、車両が駐車場内に位置している場合であって、その進行方向が左方向のときにおける点灯状態を示している。 前照灯本体の別の変形例を示す概略平面図であり、(a)は、車両の一般道路における通常走行時における点灯状態、(b)は、車両が駐車場内に位置している場合であって、その進行方向が直進方向のときにおける点灯状態、(c)は、車両が駐車場内に位置している場合であって、その進行方向が左方向のときにおける点灯状態を示している。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る車両Vに搭載された前照灯装置は、図1に示すように、車両V(図2等を参照)の前端部に配設され、車両Vの前方を照射する左右一対の前照灯1と、車両Vの後端部に配設され、車両Vの後方を照射する左右一対の尾灯2と、前照灯1及び尾灯2を点灯させる照灯制御部3(前照灯制御手段、後照灯制御手段)とを備えている。この照灯制御部3には、前照灯1及び尾灯2とともに、車両(自車)Vが駐車場P(図6等を参照)内に位置しているかを判定する位置判定部4(位置判定手段)と、運転者による車両Vの発進意図があるかを判定する発進意図判定部5(発進意図判定手段)と、車両Vの進行(挙動)方向を判定(検知又は予測)する進行方向判定部6(進行方向判定手段)とが、信号の授受可能に接続されている。
上記位置判定部4には、車両Vのパーキングブレーキのオンオフ状態を検出するパーキングブレーキオンオフ状態センサ70と、車両Vのシフトポジションを検出するシフトポジションセンサ71(シフトポジション検出手段)と、車両Vの位置を検出するナビゲーションシステム72とが、信号の授受可能に接続されている。このナビゲーションシステム72は、GPSからのデータや内蔵された地図データなどに基づいて、車両Vの位置を検知するようになっている。上記発進意図判定部5には、車両Vのブレーキペダルの開度を検出するブレーキペダル開度センサ73と、車両Vのアクセルペダルの開度を検出するアクセルペダル開度センサ74とが、信号の授受可能に接続されている。上記進行方向判定部6には、車両Vのステアリングの舵角を検出する舵角センサ75と、車両Vのウィンカーの操作状態を検出するウィンカー操作状態センサ76とが、信号の授受可能に接続されている。
図2に示すように、上記各前照灯1は、前照灯本体10(一般のヘッドライトに相当するもの)と、この前照灯本体10よりも下方に配設され、車両V近傍の路面(例えば、車両V前端から数mの範囲の路面)を照射する補助灯11とを有している。尚、前照灯本体10のみを点灯しても、その車両V近傍の路面を十分に照射することはできない。
図3に示すように、上記前照灯本体10は、主光源10aと、この主光源10aの車幅方向両側にそれぞれ配設された補助光源10bとを有している。これらの主光源10a及び補助光源10bは、例えば、LEDからなる。主光源10aは、その光軸を水平方向において車両左右方向にスイブルさせることが可能になっている。そして、図3(a)に示すように、車両Vの一般道路における通常走行時は、主光源10aの光軸を車両前後方向に向けた状態で、主光源10aのみを点灯させる(尚、図3の一点鎖線は光軸、白い10a及び10bは点灯状態、黒い10a及び10bは消灯状態を示している)。一方、図3(b)に示すように、車両Vが駐車場P内に位置している場合であって、その進行方向が直進方向のときは、主光源10aの光軸を車両前後方向に向けた状態で、主光源10a及び補助光源10bの全てを点灯させる。また、図3(c)に示すように、車両Vが駐車場P内に位置している場合であって、その進行方向が左方向又は右方向のときは、光軸をその進行方向側にスイブルさせた状態で、主光源10aを点灯させるとともに、補助光源10bのうち、その進行方向側のもののみを点灯させる(図3(c)はその進行方向が左方向の場合を示している)。また、車両Vが駐車場P内に位置しているときは、前照灯本体10とともに、補助灯11も点灯させる。
上記各尾灯2は、図示は省略するが、前照灯本体10と同様、主光源と、この主光源の車幅方向両側にそれぞれ配設された補助光源とを有している。主光源は、その光軸を水平方向において左右方向にスイブルさせることが可能になっている。そして、車両Vが駐車場P内に位置している場合であって、その進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときは、光軸をその進行方向とは反対方向側にスイブルさせた状態で、主光源を点灯させるとともに、補助光源のうち、その進行方向とは反対方向側のもののみを点灯させる。
図1に示すように、上記位置判定部4は、パーキングブレーキオンオフ状態センサ70及びシフトポジションセンサ71からの入力信号に基づいて、車両Vが駐車場P内に位置しているかを判定する。具体的には、パーキングブレーキがオン状態になりかつシフトポジションがP(パーキング)ポジションになってから所定時間経過後、パーキングブレーキがオフ状態(リリース状態)になりかつシフトポジションがD(ドライブ)ポジション又はR(リバース)ポジションになったときには、車両Vが駐車場P内に位置していると判定する。或いは、位置判定部4は、ナビゲーションシステム72からの入力信号に基づいて、車両Vが駐車場P内に位置しているかを判定する。
上記発進意図判定部5は、ブレーキペダル開度センサ73及びアクセルペダル開度センサ74からの入力信号に基づいて、車両Vの発進意図があるかを判定する。具体的には、ある時間のブレーキペダルの開度をθ、その時間から所定時間経過後のブレーキペダルの開度をθとすると、θ≦θのときには、車両Vの発進意図がないと判定する一方、θ>θのとき(つまり、ブレーキペダルを緩めたとき)には、車両Vの発進意図があると判定する。また、アクセルペダルの開度θが0のときには、車両Vの発進意図がないと判定する一方、その開度θが0よりも大きいときには、車両Vの発進意図があると判定する。
上記進行方向判定部6は、舵角センサ75及びウィンカー操作状態センサ76からの入力信号に基づいて、車両Vの進行方向を判定する。具体的には、ウィンカーの左方向指示操作があるときには、その進行方向が左方向(又は左前方方向)であると判定する一方、ウィンカーの右方向指示操作があるときには、その進行方向が右方向(又は右前方方向)であると判定する。また、進行方向判定部6は、ウィンカーの操作がないときには、舵角センサ75からの入力信号に基づいて、車両Vの進行方向を判定する。具体的には、舵角をθとすると、θ>+α(αは0よりも大きい数)であるときには、ステアリングが左方向に操作された(切られた)として、その進行方向が左方向であると判定する一方、θ<−αであるときには、ステアリングが右方向に操作されたとして、その進行方向が右方向であると判定する。また、−α≦θ≦+αであるときには、ステアリングの操作がないとして、その進行方向が直進方向(正面方向)であると判定する。
上記照灯制御部3は、配光マップ(この詳細の説明は省略する)を予め記憶している記憶部30を有していて、位置判定部4、発進意図判定部5、及び進行方向判定部6の判定結果に基づいて、その判定結果に応じた配光マップを選定して記憶部30から読み出し、その配光マップに基づいて、前照灯1及び尾灯2の配光を調整する。具体的には、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定された場合であって、シフトポジションセンサ71によりシフトポジションがDポジションであることが検出されかつ進行方向判定部6により車両Vの進行方向が直進方向であると判定されたときには、発進意図判定部5の判定結果に拘わらず、前照灯1を車両Vの前後方向に延びる中心線L(図6等を参照)に対して左右対称に照射するように点灯させる。このとき、前照灯1を車両V近傍の路面を照射するように点灯させる。但し、車両Vが駐車場P内に位置していると判定された場合であって、シフトポジションがDポジションであることが検出され、車両Vの発進意図があると判定されかつ車両Vの進行方向が直進方向であると判定されたときには、前照灯1をその輝度が、車両Vが一般道路を走行しているときにおける通常輝度よりも高くなるように点滅させる。
また、照灯制御部3は、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定された場合であって、シフトポジションセンサ71によりシフトポジションがDポジションであることが検出されかつ進行方向判定部6により車両Vの進行方向が左方向又は右方向であると判定(検知又は予測)されたときには、発進意図判定部5の判定結果に拘わらず、前照灯1を車両Vの中心線Lに対してその進行方向側を重点的に照射するように点灯させるとともに、尾灯2を車両Vの中心線Lに対してその進行方向とは反対方向側を重点的に照射するように点灯させる。このとき、前照灯1を車両V近傍の路面を照射するように点灯させる。但し、車両Vが駐車場P内に位置していると判定された場合であって、シフトポジションがDポジションであることが検出され、車両Vの発進意図があると判定されかつ車両Vの進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、前照灯1及び尾灯2をその輝度が通常輝度よりも高くなるように点滅させる。尚、「その進行方向側を重点的に照射する」とは、例えば、その進行方向側のみを照射したり、その進行方向側の照射範囲をその進行方向とは反対方向側の照射範囲よりも広くしたりすることをいう。「その進行方向とは反対方向側を重点的に照射する」も、それと同様のことをいう。
さらに、照灯制御部3は、車両Vが一般道路のカーブ(左カーブ又は右カーブ)を走行しているときにも、前照灯1を車両Vの進行方向側を重点的に照射するように点灯させるが(このような機能を有する前照灯をAFSという)、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定されたときには、車両Vが一般道路のカーブを走行しているときよりも、前照灯1による車両Vの進行方向側への重点的な照射のタイミングを早くする。
この詳細を図4を参照しながら説明する。この図4は、ステアリングの舵角と前照灯1(主光源10a)の光軸の角度との関係を示すグラフである。図4の縦軸は、光軸方向の車両前後方向に対する角度の大きさを示しており、光軸が左方向にスイブルされたときは正、右方向にスイブルされたときは負とする。図4の横軸は、舵角の大きさを示しており、ステアリングが左方向に操作されたときは正、右方向に操作されたときは負とする。そして、図4の実線は、車両Vが駐車場P内に位置しているときにおける光軸の角度変化、破線は、車両Vが一般道路のカーブを走行しているときにおける光軸の角度変化を示している。
図4に示すように、光軸をスイブルさせる舵角の大きさ(つまり、上記αに相当するもの)が、車両Vが駐車場P内に位置しているときには、一般道路のカーブを走行しているときよりも小さくなっている。これにより、前照灯1による車両Vの進行方向側への重点的な照射のタイミングが、車両Vが駐車場P内に位置しているときには、一般道路のカーブを走行しているときよりも早くなる。また、光軸の角度変化が、いずれのときも、舵角が大きくなるほど大きくなっている。そして、図5に示すように、前照灯1の照射範囲が、車両Vが駐車場P内に位置しているとき(図5の実線を参照)には、一般道路のカーブを走行しているとき(図5の破線を参照)よりも、光軸(図5の一点鎖線を参照)の角度変化が大きい故にその進行方向外側(車幅方向外側)に位置しているとともに、車両V近傍に位置している。
以下、車両Vが駐車場P内に位置しているときにおける前照灯1及び尾灯2の点灯状態の例を図6〜図10を参照しながら説明する。尚、図6〜図10では、その斑点部が前照灯1及び尾灯2の照射範囲を示している。
図6〜図9は、車両Vが駐車場P内のある駐車枠に後方駐車した後、その駐車枠から左前進して出ようとする場合を示している。図6に示すように、車両Vの発進意図がなく、ウィンカー及びステアリングの操作がない状態で、シフトポジションがPポジションからDポジションになると、その進行方向が左方向又は右方向と判定される前であるとして、前照灯1が車両Vの中心線Lに対して左右対称に照射するように点灯する。
図7に示すように、シフトポジションがDポジションであり、ウィンカー及びステアリングの操作がない状態で、車両Vの発進意図があると、その進行方向が左方向又は右方向と判定される前であるとして、前照灯1が車両Vの中心線Lに対して左右対称に照射するように点滅する(図7の三角形は点滅状態を示している)。このとき、前照灯1の輝度が通常輝度よりも高くなる。
図8に示すように、シフトポジションがDポジションであり、車両Vの発進意図がない状態で、ウィンカーが左方向指示操作される又はステアリングが左方向に操作されると、その進行方向が左方向と予測したとして、前照灯1が左方向側を重点的に照射するように点灯するとともに、尾灯2が右方向側を重点的に照射するように点灯する。
図9に示すように、シフトポジションがDポジションの状態で、車両Vの発進意図があり、ウィンカーが左方向指示操作される又はステアリングが左方向に操作されると、その進行方向が左方向と予測又は検知したとして、前照灯1が左方向側を重点的に照射するように点滅するとともに、尾灯2が右方向側を重点的に照射するように点滅する(図9の三角形は点滅状態を示している)。このとき、前照灯1及び尾灯2の輝度が通常輝度よりも高くなる。
図10は、車両Vが駐車場P内のある縦列駐車枠に駐車した後、その駐車枠から右前進して出ようとする場合を示している。このように、車両Vが縦列駐車枠から前進して出ようとする場合は、ウィンカーの操作がないことが多く、その進行方向が車両V周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に分かり難い。
図10に示すように、シフトポジションがDポジションであり、ウィンカー及びステアリングの操作がない状態で、車両Vの発進意図があると、前照灯1が車両Vの中心線Lに対して左右対称に照射するように点滅する(図10の実線を参照)。続いて、シフトポジションがDポジションであり、車両Vの発進意図がある状態で、ステアリングが右方向に操作されると、前照灯1が右方向側を重点的に照射するように点滅するとともに、尾灯2が左方向側を重点的に照射するように点滅する(図10の実線に一番近い二点鎖線を参照)。次に、シフトポジションがDポジションであり、車両Vの発進意図がある状態で、ステアリングが元に戻されると、前照灯1が車両Vの中心線Lに対して左右対称に照射するように点滅する(図10の実線に二番目に近い二点鎖線を参照)。続いて、シフトポジションがDポジションであり、車両Vの発進意図がある状態で、ステアリングが左方向に操作されると、前照灯1が左方向側を重点的に照射するように点滅するとともに、尾灯2が右方向側を重点的に照射するように点滅する(図10の実線から一番遠い二点鎖線を参照)。
以下、前照灯装置による前照灯1及び尾灯2の点灯制御を図11のフローチャートを参照しながら説明する。まず、ステップS1では、パーキングブレーキオンオフ状態センサ70及びシフトポジションセンサ71からの入力信号又はナビゲーションシステム72からの入力信号に基づいて、位置判定部4により、車両Vが駐車場P内に位置しているかを判定する。続くステップS2では、ブレーキペダル開度センサ73及びアクセルペダル開度センサ74からの入力信号に基づいて、発進意図判定部5により、車両Vの発進意図があるかを判定する。続くステップS3では、舵角センサ75及びウィンカー操作状態センサ76からの入力信号に基づいて、進行方向判定部6により、車両Vの進行方向を判定する。
続くステップS4では、位置判定部4、発進意図判定部5、及び進行方向判定部6の判定結果に基づいて、照灯制御部3により、その判定結果に応じた配光マップを選定する。続くステップS5では、照灯制御部3により、ステップS5で選定した配光マップを記憶部30から読み出す。続くステップS6では、ステップS6で読み出した配光マップに基づいて、照灯制御部3により、前照灯1及び尾灯2の配光を調整する。その後、エンドに進む。尚、上記点灯制御は周期的に繰り返される。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定された場合であって、シフトポジションセンサ71によりシフトポジションがDポジションであることが検出されかつ進行方向判定部6により車両Vの進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、照灯制御部3により、前照灯1をその進行方向側を重点的に照射するように点灯させるので、車両Vが駐車場P内に位置しているときにおいて、その進行方向をその車両V周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等、特にその進行方向側に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することができ、その進行方向について、その車両Vの運転者と他車両の運転者や歩行者等との間で意思疎通を図ることができる。
特に、進行方向判定部6により車両Vの進行方向が左方向又は右方向であると予測されたときにおいて、前照灯1をその進行方向側を重点的に照射するように点灯させるので、その進行方向を他車両の運転者や歩行者等に早期に報知することができる。
また、前照灯1をその進行方向側を重点的に照射するように点灯させるので、車両Vの運転者がその進行方向側に位置している他車両や歩行者等を見易くすることができる。
さらに、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定された場合であって、シフトポジションセンサ71によりシフトポジションがDポジションであることが検出されかつ進行方向判定部6により車両Vの進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、照灯制御部3により、前照灯1を車両V近傍の路面を照射するように点灯させるので、その進行方向をその車両V近傍に位置している他車両の運転者や歩行者等により一層確実に報知することができる。
また、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定されたときには、照灯制御部3により、その車両Vが一般道路のカーブを走行しているときよりも、前照灯1による車両Vの進行方向側への重点的な照射のタイミングを早くするので、その進行方向をその車両V周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に早期に報知することができる。
ところで、車両Vが駐車場P内に位置しているときには、車両Vが一般道路のカーブを走行しているときよりも、車両Vの旋回角度が大きく、車両Vが駐車場P内に位置しているときにおいて、その進行方向をその車両V周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に確実に報知するためには、車両Vが一般道路のカーブを走行しているときよりも、前照灯1による車両Vの進行方向側への重点的な照射範囲を車幅方向外側に位置させることが望ましい。
ここで、本実施形態によれば、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定されたときには、前照灯制御部3により、車両Vが一般道路のカーブを走行しているときよりも、前照灯1による車両Vの進行方向側への重点的な照射範囲を車幅方向外側に位置させるので、その照射範囲を車両Vの旋回角度に応じたものにすることができ、その進行方向をその車両V周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に確実に報知することができる。
さらに、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定された場合であって、シフトポジションセンサ71によりシフトポジションがDポジションであることが検出され、発進意図判定部5により車両Vの発進意図があると判定されかつ進行方向判定部6により車両Vの進行方向が直進方向であると判定されたときには、照灯制御部3により、前照灯1を車両Vの中心線に対して左右対称に照射するように点灯させるので、車両Vの進行方向が左方向又は右方向と判定される前(つまり、ウィンカー及びステアリングの操作がないとき)において、車両Vの発進意図(発進可能性)があることをその車両V周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することができる。
また、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定された場合であって、シフトポジションセンサ71によりシフトポジションがDポジションであることが検出されかつ発進意図判定部5により車両Vの発進意図があると判定されたときには、照灯制御部3により、前照灯1をその輝度が通常輝度よりも高くなるように点滅させるので、車両Vの発進意図(発進可能性)があることをその車両V周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等により一層明確に報知することができる。
さらに、位置判定部4により車両Vが駐車場P内に位置していると判定された場合であって、シフトポジションセンサ71によりシフトポジションがDポジションであることが検出されかつ進行方向判定部6により車両Vの進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、照灯制御部3により、尾灯2をその進行方向とは反対方向側を重点的に照射するように点灯させるので、車両Vの後部の移動方向をその車両V周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、前照灯本体10や尾灯2を、主光源10aと、この主光源10aの車幅方向両側にそれぞれ配設された補助光源10bとで構成しているが、これに限らない。
例えば、図12に示すように、前照灯本体10等を、シャッター付きの主光源10aと、この主光源10aの車幅方向両側に2つずつそれぞれ配設された補助光源10bとで構成しても良い。この場合、図12(a)に示すように、車両Vの一般道路における通常走行時は、主光源10aの光軸を車両前後方向に向けた状態で、主光源10aのみを点灯させる(尚、図12の一点鎖線は光軸、白い10a及び10bは点灯状態、黒い10a及び10bは消灯状態、白黒の10aはシャッターで覆ったときにおける点灯状態を示している)。一方、図12(b)に示すように、車両Vが駐車場P内に位置している場合であって、その進行方向が直進方向のときは、主光源10aの光軸を車両前後方向に向けた状態で、主光源10a及び補助光源10bの全てを点灯させる。また、図12(c)に示すように、車両Vが駐車場P内に位置している場合であって、その進行方向が左方向又は右方向のときは、光軸を車両前後方向に向けかつその進行方向とは反対方向側の上部をシャッターで覆った状態で、主光源10aを点灯させるとともに、補助光源10bのうち、その進行方向側のもののみを点灯させる(図12(c)はその進行方向が左方向の場合を示している)。
或いは、図13に示すように、前照灯本体10を、円状に並ぶように配設された複数の主光源10aで構成しても良い。この場合、図13(a)に示すように、車両Vの一般道路における通常走行時は、主光源10aのうち、車両左右方向中央部に配設されたもののみを点灯させる(尚、図13の一点鎖線は光軸、白い10aは点灯状態、黒い10aは消灯状態を示している)。一方、図13(b)に示すように、車両Vが駐車場P内に位置している場合であって、その進行方向が直進方向のときは、主光源10a全てを点灯させる。また、図13(c)に示すように、車両Vが駐車場P内に位置している場合であって、その進行方向が左方向又は右方向のときは、主光源10aのうち、その進行方向側のもののみを点灯させる(図13(c)はその進行方向が左方向の場合を示している)。
また、上記実施形態では、前照灯本体10と補助灯11を別体にしているが、これらを一体にしても良い。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両の前照灯装置は、車両が駐車場内に位置しているときにおいて、その進行方向をその車両周辺に位置している他車両の運転者や歩行者等に報知することが必要な用途等に適用することができる。
1 前照灯
2 尾灯
3 照灯制御部(前照灯制御手段、尾灯制御手段)
4 位置判定部(位置判定手段)
5 発進意図判定部(発進意図判定手段)
6 進行方向判定部(進行方向判定手段)
L 中心線
P 駐車場
V 車両

Claims (9)

  1. 車両の前方を照射する前照灯と、該前照灯を点灯させる前照灯制御手段とを備えている車両の前照灯装置であって、
    上記車両が駐車場内に位置しているかを判定する位置判定手段と、
    上記車両の進行方向を判定する進行方向判定手段とをさらに備えており、
    上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記進行方向判定手段により上記車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、上記前照灯を該車両の進行方向側を重点的に照射すべく点灯させるように構成されており、
    上記車両の進行方向側を重点的に照射するとは、該進行方向側のみを照射する又は該進行方向側の照射範囲をその進行方向とは反対方向側の照射範囲よりも広くすることをいうことを特徴とする車両の前照灯装置。
  2. 請求項1記載の車両の前照灯装置において、
    上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記進行方向判定手段により上記車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、上記前照灯を上記車両近傍の路面を照射すべく点灯させるように構成されていることを特徴とする車両の前照灯装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両の前照灯装置において、
    上記前照灯制御手段は、上記車両が一般道路のカーブを走行しているときには、該車両の進行方向側を重点的に照射すべく点灯させるとともに、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定されたときには、該車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、上記前照灯による上記車両の進行方向側への重点的な照射のタイミングを早くするように構成されていることを特徴とする車両の前照灯装置。
  4. 請求項1又は2記載の車両の前照灯装置において、
    上記前照灯制御手段は、上記車両が一般道路のカーブを走行しているときには、該車両の進行方向側を重点的に照射すべく点灯させるとともに、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定されたときには、該車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、上記前照灯による上記車両の進行方向側への重点的な照射範囲を車幅方向外側に位置させるように構成されていることを特徴とする車両の前照灯装置。
  5. 請求項3記載の車両の前照灯装置において、
    上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定されたときには、該車両が一般道路のカーブを走行しているときよりも、上記前照灯による上記車両の進行方向側への重点的な照射範囲を車幅方向外側に位置させるように構成されていることを特徴とする車両の前照灯装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1つに記載の車両の前照灯装置において、
    上記車両の発進意図があるかを判定する発進意図判定手段をさらに備えており、
    上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記発進意図判定手段により上記車両の発進意図があると判定されかつ上記進行方向判定手段により上記車両の進行方向が直進方向であると判定されたときには、上記前照灯を上記車両の中心線に対して左右対称に照射すべく点灯させるように構成されていることを特徴とする車両の前照灯装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両の前照灯装置において、
    上記車両の発進意図があるかを判定する発進意図判定手段をさらに備えており、
    上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記発進意図判定手段により上記車両の発進意図があると判定されたときには、上記前照灯をその輝度が通常輝度よりも高くなるように点灯させる又は上記前照灯を点滅させるように構成されていることを特徴とする車両の前照灯装置。
  8. 請求項6記載の車両の前照灯装置において、
    上記前照灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記発進意図判定手段により上記車両の発進意図があると判定されたときには、上記前照灯をその輝度が通常輝度よりも高くなるように点灯させる又は上記前照灯を点滅させるように構成されていることを特徴とする車両の前照灯装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1つに記載の車両の前照灯装置において、
    車両の後方を照射する尾灯と、
    上記尾灯を点灯させる尾灯制御手段とをさらに備えており、
    上記尾灯制御手段は、上記位置判定手段により上記車両が駐車場内に位置していると判定された場合であって、上記進行方向判定手段により上記車両の進行方向が左方向又は右方向であると判定されたときには、上記尾灯を該車両の進行方向とは反対方向側を重点的に照射すべく点灯させるように構成されており、
    上記車両の進行方向とは反対方向側を重点的に照射するとは、該反対方向側のみを照射する又は該反対方向側の照射範囲を該進行方向側の照射範囲よりも広くすることをいうことを特徴とする車両の前照灯装置。
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