JP5852953B2 - トイレブースの開閉戸構造 - Google Patents

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Description

本発明は、トイレブースの開閉戸構造に関する。
従来、トイレブースの出入口を開閉するための構造として、親ドアと子ドアを蝶番で連結して、平面視一文字状の閉状態からトイレブース内方へ折り畳んで開状態とする折れ戸構造があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−286786号公報
しかし、このような、折れ戸構造は、閉じた戸が便器等に接触しないように、トイレブース内の空間を広く設ける必要があった。つまり、内部空間の狭いトイレブースには提供できないといった問題があった。
そこで、本発明は、内部空間の狭いトイレブースに適用しても便器や手摺り等のトイレ設備に接触しないように開閉可能なトイレブースの開閉戸構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のトイレブースの開閉戸構造は、トイレブースの天井側に配設される上レールと、該トイレブースの床側に配設される下レールと、該下レールに形成した下ガイドスリットに案内される下ガイドローラと、上記上レールに沿って走行する吊車と、該吊車に吊り下げられ上記トイレブースのブース出入口を開状態と閉状態にするための2枚の引戸と、を備え、上記吊車は、上記上レールに形成した上ガイドスリットに案内されると共に鉛直状の回転軸心廻りに回転自在に設けられた上ガイドローラを有し、上記上レールは、上記ブース出入口に沿って配設される左右方向直線部と、上記トイレブースの左右一方の側壁に沿って配設される側方上直線部と、上記ブース出入口側の左右一方の隅部近傍に配設され上記左右方向直線部と上記側方上直線部とを接続する方向変換上連結部と、を有し、上記下レールは、上記ブース出入口の左右一方の出入口側面から左右他方へ突出しないように上記トイレブースの正面壁に沿って配設される左右方向短直線部と、上記左右一方の側壁に沿って配設される側方下直線部と、上記隅部近傍に配設され上記左右方向短直線部と上記側方下直線部とを接続する方向変換下連結部と、を有し、さらに、上記下レールは、上記正面壁と上記左右一方の側壁とに夫々固着された支持部材によって床面から所定高さ位置に該床面から浮いて配設され、上記下ガイドローラは、上記上ガイドローラと同軸心状に設けられると共に、上記閉状態において上記左右方向短直線部の上記下ガイドスリット内に配設されるように上記2枚の引戸の開走行先端部に設けられ、隣り合う上記引戸同士を、鉛直状軸心廻りに揺動自在に枢結し、上記2枚の引戸は、上記左右方向直線部にて平面視横一文字状に配設された上記閉状態から、上記上ガイドローラが上記上ガイドスリットに案内されると共に、上記下ガイドローラが上記下ガイドスリットに案内されつつ、左右一方向に走行して、上記隅部近傍を、平面視で上記トイレブースの外方側へ相互に折れ曲がった屈折状態で走行するものである。
また、上記方向変換上連結部の上記上ガイドスリット、及び、上記方向変換下連結部の上記下ガイドスリットは、幅方向中心線の曲率半径を50mm以下の円弧状乃至直角に形成したものである。
また、上記吊車は、上記ガイドローラを2つ有し、上記閉状態において上記左右方向短直線部の上記下ガイドスリット内に上記下ガイドローラが2つ配設されるものである。
本発明によれば、内部空間の狭いトイレブースに適用しても、トイレを使用する人の身体や、便器や手摺り等のトイレ設備に接触しないように開閉ができる。つまり、トイレブース内の有効設備利用空間を広く得ることができる。トイレブース内から使用者が開操作した際に戸が大きく使用者側へ突出することなく、安全に開閉できる。また、開いた戸がトイレブースTの外方へ突出せず、通路側の人に接触するような事故を無くせる。
本発明の実施の一形態を示し、閉状態の断面平面図である。 図1のA−A断面図である。 下レールの一例を示す断面平面図である。 屈折走行状態を示す断面平面図である。 屈折走行状態を示す断面平面図である。 包絡線を比較するための説明図であって、(a)は屈折走行状態の包絡線の説明図であり、(b)は非屈折走行状態の仮想包絡線の説明図である。 他の実施形態の断面平面図である。 比較例の非屈走行状態を示す断面平面である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係るトイレブースの開閉戸構造は、図1乃至図3に示すように、トイレブースTの内部の天井側に配設される上レール3と、上レール3に沿って走行する複数の吊車2と、吊車2に吊り下げられトイレブースTのブース出入口Taを開状態と閉状態にする2枚の引戸1,1と、トイレブースTの内部の床側に配設される下レール5と、引戸1の下端部に取着され下レール5にガイドされる下ガイドローラ6と、を備えている。
2枚の引戸1,1は、ブース出入口Taに沿って2枚が平面視横一文字状となった際に、ブース出入口Taを閉状態とする(外部から目隠し可能な)大きさに形成された直方体形状である。
そして、2枚の引戸1,1には、隣り合う引戸1,1の側面同士を、鉛直状軸心La廻りに揺動自在に蝶番部材(ヒンジ部材)9にて枢結した枢結部10が設けられている。
枢結部10は、平面視で鉛直状軸心LaをトイレブースTの内方側に配設して、トイレブースTの外方側が開くように揺動可能である。
ここで、説明を容易にするために、図1及び図3の平面視横一文字状の閉状態で左右一方に配設され開走行の際に先頭となる引戸1を、第1引戸1Aと呼び、左右他方に配設され開走行の際に最後尾となる引戸1を第2引戸1Bと呼ぶ場合がある。
上レール3は、トイレブースTのブース出入口Taに沿って配設される左右方向直線部31と、トイレブースTの左右一方の側壁Teに沿って配設される側方上直線部(前後方向上直線部)33と、ブース出入口Ta側の左右一方の隅部Td近傍に配設され左右方向直線部31と側方上直線部33とを滑らかに接続する円弧状の方向変換上連結部32と、を有する弯曲L字状に形成している。
上レール3は、吊車2が走行可能に収容される横断面矩形状の収納空間30と、吊車2が上面35aを走行する水平面状壁部(上レール壁部)35と、水平面状壁部35に形成された下方開口状の上ガイドスリット36と、を有している。上ガイドスリット36は上レール3の幅方向中心線に沿って形成している。
吊車2は、水平状軸心廻りに回転自在に複数の走行車輪21を枢支する車体部20と、車体部20の下部に鉛直状の回転軸心Lb廻りに回転自在に設けられ上ガイドスリット36に案内される上ガイドローラ22と、車体部20から垂設され引戸1の上部に取着して吊り持ちする軸状の吊下支持部23と、を有している。
また、車体部20は、吊下支持部23の吊下軸心Lc廻りに回転自在に設けられている。そして、吊下支持部23と上ガイドローラ22を同軸心状に(回転軸心Lbと吊下軸心Lcを一致させて)設けている。また、走行車輪21は、前後左右に4つ設けている。
吊車2は、開走行の際に2枚の引戸1,1の先頭部位となる開走行先端部11と、開走行の際に2枚の引戸1,1の最後尾部位となる開走行後端部12と、枢結部10の近傍に対応させて設けている。
具体的には、第1引戸1Aの開走行先端部に開走行先頭吊車2Aを1台、第2引戸1Bの開走行先端部に中間吊車2Bを1台、第2引戸1Bの開走行後端部に開走行最後尾吊車2Cを1台、対応させて設けている。そして、第1引戸1Aの開走行後端部に対応する吊車2は省略している。
下レール5は、平面視でブース出入口Taの左右一方の出入口側面Tbから左右他方(出入口内方)へ突出しないようにトイレブースTの正面壁Tcに沿って配設される左右方向短直線部51と、側壁Teに沿って配設される側方下直線部(前後方向下直線部)53と、ブース出入口Ta側の左右一方の隅部Td近傍に配設され左右方向短直線部51と側方下直線部53とを滑らかに接続する円弧状の方向変換下連結部52と、を有するJ字状乃至弯曲L字状に形成されている。
そして、下レール5は、引戸1の下面19より下方に配設される水平面状の下レール壁部55を有し、下レール壁部55に下ガイドローラ6を案内するための上方開口状の下ガイドスリット56を形成している。下ガイドスリット56は下レール5の幅方向中心線に沿って形成している。
また、上レール3の方向変換上連結部32の上ガイドスリット36と、下レール5の方向変換下連結部52の下ガイドスリット56と、は平面視で幅方向中心線が一致するように同じ曲率半径を有する円弧状に形成されている。
また、下レール5(下レール壁部55)は、トイレブースTの正面壁Tcと、左右一方の側壁Teと、夫々に固着された支持部材59,59の水平状突出片部によって床面から所定高さ位置をもって(床面から浮いて)配設されている。このように、床面から所定高さ位置に設けることで床面の清掃が容易になると共にゴミ等の異物の詰まりによる故障を防止できる。
下ガイドローラ6は、2枚の引戸1,1の開走行先端部11にのみ設けている。つまり、開走行の際に先頭となる第1引戸1Aの開走行先端部にのみ設けている。
ガイドローラ6は、2枚の引戸1,1の開走行先端部11に設けた上ガイドローラ22と同軸心状に設けると共に、閉状態において左右方向短直線部51の下ガイドスリット56に差し込まれる(ガイドされる)ように設けている。
次に、本発明のトイレブースの開閉戸の使用方法(作動)について説明する。
図1に示すように、2枚の引戸1,1が、上レール3の左右方向直線部31に沿って横一文字状に配設されることで、ブース出入口Taを閉状態とする。
また、図3に示すように、2枚の引戸1,1の開走行先端部11に配設される下ガイドローラ6は、下レール5の下ガイドスリット56内に配設されている。
そして、図1に示す閉状態から、2枚の引戸1,1を左右一方向へ操作して走行させると、上ガイドローラ22が上ガイドスリット36に案内され、下ガイドローラ6が下ガイドスリット56に案内され、図4に示すように、第1引戸1Aの開走行先端部が方向変換上連結部32及び方向変換下連結部52に沿って走行すると共に、第1引戸1Aの開走行後端部が枢結部10の鉛直状軸心La廻りに揺動し、枢結部10(第1引戸1Aと第2引戸1Bの間)が、外方側へ開いて、2枚の引戸1,1は平面視でトイレブースTの外方側へ相互に折れ曲がったへの字状の屈折状態となる。
図4から、さらに使用者が第2引戸1Bを左右一方向へ走行させると、2枚の引戸1,1は、への字状の屈折状態から、枢結部10(折れ部)が隅部Td側へ接近するように、相互に折れ曲がり、平面視への字状から、くの字状に変化するように方向変換上連結部32及び方向変換下連結部52を走行し、図5に示すように、ブース出入口Taを開状態とする。つまり、2枚の引戸1,1は、隅部Td近傍を走行する際に、2枚の引戸1,1で形成する引戸内面を、平面視への字状乃至くの字状として走行し、トイレブース内方へ大きく突出せず、内部空間の狭いトイレブースTに適用しても、便器や手摺り等のトイレ設備Qに接触しない。
ここで、図8に、枢結部10及び中間吊車2Bを省略した比較例の2枚の引戸1´1´が隅部Td近傍を走行する場合を示す。
2枚の引戸1´,1´は、相互に折れ曲がることができず、平面視一文字状(2枚の引戸1´,1´で形成される引戸内面も平面視一文字状)のまま走行する。図4及び図5と比較しても明らかなように、図8の引戸内面はトイレブース内方に大きく突出して、トイレ設備Qに干渉し、内部空間が狭いトイレブースTには適用できない。
つまり、本発明に係る2枚の引戸1,1(隣り合う引戸1,1)は、左右一方の隅部Td近傍を走行する際に、図6(a)に示すように、2枚の引戸1,1で形成する平面視への字状乃至くの字状の引戸内面の軌跡が描く包絡線S1を、非屈折状態で方向変換上連結部32を走行すると仮定した場合に、図6(b)に示すように、(仮想の)2枚の引戸1,1で形成する平面視一文字状の引戸内面の軌跡が描く仮想包絡線S2よりも、トイレブースTの隅部Tdに接近して走行する。
また、図示省略するが、図5の状態から、さらに、2枚の引戸1,1を、開走行させて、上レール3の側方上直線部33及び側方下直線部53(左右一方の側壁Te)に沿った、平面視縦一文字状の収納状態に配設するも良い。縦一文字状に収納されると、清掃やトイレ設備Qの点検修理等の際に、トイレブースTの内をより広く有効利用可能となる。
そして、閉走行の際は、第2引戸1Bが先頭となって、2枚の引戸1,1がくの字状乃至への字状の屈折状態で左右一方の隅部Td近傍を走行し、左右方向直線部31によって平面視横一文字に配設され、ブース出入口Taを塞いで閉状態とする。
つまり、隣り合う引戸1,1が、平面視で、横一文字状から、への字状、くの字状、縦一文字状と、変化して、ブース出入口Taを閉状態から開状態とし、縦一文字状、くの字状、への字状、横一文字と変化してブース出入口Taを開状態から閉状態とする。
また、2枚の引戸1,1の両端部11,12に夫々吊車2を設け、さらに、枢結部10近傍において、隣り合う引戸1,1同士の内、一方の引戸1側にのみ吊車2を設け、他方の引戸1側には吊車2を省略している。このように吊車2を配置することで、引っ掛かり等がなく容易かつスムーズに屈折状態で走行可能としている。
次に、他の実施形態は、図7に示すように、上レール3の全体形状を直角L字状としている。そして、方向変換上連結部32の上ガイドスリット36の幅方向中心線の曲率半径Rを50mm以下の円弧状乃至直角(90度)に形成したものである。
また、図示省略するが、方向変換下連結部52の下ガイドスリット56は、方向変換上連結部32の上ガイドスリット36と平面視同形状に形成している。
また、吊車2の車体部20の進行方向前後位置に、吊下支持部23とは別の垂下状軸部を設け(垂下状軸部を2本設け)、その垂下状軸部夫々に、上ガイドローラ22を設けている。つまり、1台の吊車2に上ガイドローラ22を進行方向前後に1箇所ずつ合計2箇所設けている。
また、複数の引戸1,1の開走行先端部11において、1台の吊車2の2つの上ガイドローラ22夫々と同軸心状に配設される下ガイドローラ6を設けている。つまり、開走行先端部11に下ガイドローラ6を2箇所設けている。そして、閉状態に於て下レール5の下ガイドスリット56内に2つの下ガイドローラ6,6を配設させている。他の構成は図1乃至図5の実施形態と同様である。
そして、方向変換上連結部32の上ガイドスリット36及び方向変換下連結部52の下ガイドスリット56を直角L字状(直角L字状とは曲率半径Rが50mm以下の円弧状乃至直角のことを言う)に設けたことで、引戸1,1で形成する引戸内面が平面視で描く包絡線S1は、図6(a)の実施形態に比べて、より隅部Tdに接近するように描かれる。これによって、トイレ設備Qを設置可能な有効設備利用空間をより広くすると共に、使用者の接触する虞がなく安全性をより向上させている。また、上レール3及び下レール5(方向変換上連結部32及び方向変換下連結部52)が隅部Tdに接近し、トイレブースT内部の圧迫を軽減する。
お、本発明は、設計変更可能であって、枢結部10は、蝶番部材9に限らず、隣り合う引戸1,1同士を枢結し、トイレブースTの外方側へ折れ曲がるように揺動可能とするものであれば良い。例えば、一方の引戸1にフック部材を設け、他方の引戸1にフック部材を係止可能な円形乃至長円状の係止孔を有する受け部材を設けて、鉛直状軸心La廻りに揺動自在に枢結させても良い。また、吊車2の車体部20に、吊下支持部23とは別の垂下状軸部を2本設け、その垂下状軸部夫々に、上ガイドローラ22を設けても良い。つまり、1台の吊車2に複数の上ガイドローラ22を設けても良い。また、複数の引戸1,1の開走行先端部11において、1台の吊車2に上ガイドローラ22が複数ある場合、複数の上ガイドローラ22夫々と同軸心状に配設される下ガイドローラ6を設けても良い。つまり、開走行先端部11に下ガイドローラ6を複数設けても良い。また、第1引戸1Aの開走行後端部に、上ガイドローラ22と同軸心状の下ガイドローラ6を設けても良い。また、引戸1の形状は自由である。引戸1は2枚とするのが製作や施工が容易である。また、本発明は、方向変換上連結部32(の上ガイドスリット36)及び方向変換下連結部52(の下ガイドスリット56)を、弯曲L字状(幅方向中心線の曲率半径Rが50mmを越える円弧状)乃至直角L字状(幅方向中心線の曲率半径Rが50mm以下の円弧状乃至直角の形状)に形成しているとも言える。
以上のように、本発明のトイレブースの開閉戸構造は、トイレブースTの天井側に配設される上レール3と、上レール3に沿って走行する吊車2と、吊車2に吊り下げられトイレブースTのブース出入口Taを開状態と閉状態にするための複数の引戸1,1と、を備え、上レール3は、ブース出入口Taに沿って配設される左右方向直線部31と、トイレブースTの左右一方の側壁Teに沿って配設される側方上直線部33と、ブース出入口Ta側の左右一方の隅部Td近傍に配設され左右方向直線部31と側方上直線部33とを接続する方向変換上連結部32と、を有し、隣り合う引戸1,1同士を、鉛直状軸心La廻りに揺動自在に枢結し、複数の引戸1,1は、左右方向直線部31にて平面視横一文字状に配設された閉状態から、左右一方向に走行して、隅部Td近傍を、平面視でトイレブースTの外方側へ相互に折れ曲がった屈折状態で走行するので、内部空間の狭いトイレブースTに適用しても、便器や手摺り等のトイレ設備Qや使用する人の身体に接触しないように開閉ができる。つまり、トイレブースT内の有効設備利用空間を広く得ることができる。開作動の際に引戸1が通路側へ突出することが無く、トイレブースT内にも大きく突出せずブース内の使用者にも接触する虞がない。つまり、トイレブースTの内外一方から急に開閉操作が行なわれても接触事故や挟み込み事故等の虞が無く、安全かつ容易に開閉できる。
また、複数の引戸1,1は、屈折状態で隅部Td近傍を走行する際に複数の引戸1,1で形成する引戸内面が平面視で描く包絡線S1を、非屈折状態で隅部Td近傍を走行すると仮定した場合に引戸内面が平面視で描く仮想包絡線S2よりも、隅部Tdに接近させて走行するので、トイレブースTにトイレ設備Qを設置可能な有効設備利用空間を広く(大きく)することができる。内部空間の狭いトイレブースTに容易に対応できる。トイレブースT内から引戸1,1を操作しても使用者が体を避けたりする必要がなく、安全かつ容易に開操作できる。
また、複数の引戸1,1の開走行先端部11と、複数の引戸1,1の開走行後端部12と、隣り合う引戸1,1同士を枢結した枢結部10近傍とに、吊車2を夫々設けたので、複数の引戸1,1を小さい力で容易かつスムーズに開閉操作を行なうことができる。トイレブースTの隅部Td近傍を、確実に屈折状態で走行させることができる。
また、トイレブースTの床側に配設される下レール5を設け、複数の引戸1,1の内、開走行先頭の引戸1に、下レール5に案内される下ガイドローラ6を設けたので、引戸1の姿勢を安定させ走行させることができる。引っ掛かり等がなく容易かつスムーズに走行させることができる。
1 引戸
2 吊車
3 上レール
5 下レール
6 下ガイドローラ
10 枢結部
11 開走行先端部
12 開走行後端部
22 上ガイドローラ
31 左右方向直線部
32 方向変換上連結部
33 側方上直線部
36 上ガイドスリット
51 左右方向短直線部
52 方向変換下連結部
53 側方下直線部
56 下ガイドスリット
59 支持部材
La 鉛直状軸心
Lb 回転軸心
曲率半径
S1 包絡線
S2 仮想包絡線
T トイレブース
Ta ブース出入口
Tb 出入口側面
Tc 正面壁
Td 左右一方の隅部
Te 左右一方の側壁

Claims (3)

  1. トイレブース(T)の天井側に配設される上レール(3)と、該トイレブース(T)の床側に配設される下レール(5)と、該下レール(5)に形成した下ガイドスリット(56)に案内される下ガイドローラ(6)と、上記上レール(3)に沿って走行する吊車(2)と、該吊車(2)に吊り下げられ上記トイレブース(T)のブース出入口(Ta)を開状態と閉状態にするための2枚の引戸(1)(1)と、を備え、
    上記吊車(2)は、上記上レール(3)に形成した上ガイドスリット(36)に案内されると共に鉛直状の回転軸心(Lb)廻りに回転自在に設けられた上ガイドローラ(22)を有し、
    上記上レール(3)は、上記ブース出入口(Ta)に沿って配設される左右方向直線部(31)と、上記トイレブース(T)の左右一方の側壁(Te)に沿って配設される側方上直線部(33)と、上記ブース出入口(Ta)側の左右一方の隅部(Td)近傍に配設され上記左右方向直線部(31)と上記側方上直線部(33)とを接続する方向変換上連結部(32)と、を有し、
    上記下レール(5)は、上記ブース出入口(Ta)の左右一方の出入口側面(Tb)から左右他方へ突出しないように上記トイレブース(T)の正面壁(Tc)に沿って配設される左右方向短直線部(51)と、上記左右一方の側壁(Te)に沿って配設される側方下直線部(53)と、上記隅部(Td)近傍に配設され上記左右方向短直線部(51)と上記側方下直線部(53)とを接続する方向変換下連結部(52)と、を有し、
    さらに、上記下レール(5)は、上記正面壁(Tc)と上記左右一方の側壁(Te)とに夫々固着された支持部材(59)(59)によって床面から所定高さ位置に該床面から浮いて配設され、
    上記下ガイドローラ(6)は、上記上ガイドローラ(22)と同軸心状に設けられると共に、上記閉状態において上記左右方向短直線部(51)の上記下ガイドスリット(56)内に配設されるように上記2枚の引戸(1)(1)の開走行先端部(11)に設けられ、
    隣り合う上記引戸(1)(1)同士を、鉛直状軸心(La)廻りに揺動自在に枢結し、
    上記2枚の引戸(1)(1)は、上記左右方向直線部(31)にて平面視横一文字状に配設された上記閉状態から、上記上ガイドローラ(22)が上記上ガイドスリット(36)に案内されると共に、上記下ガイドローラ(6)が上記下ガイドスリット(56)に案内されつつ、左右一方向に走行して、上記隅部(Td)近傍を、平面視で上記トイレブース(T)の外方側へ相互に折れ曲がった屈折状態で走行することを特徴とするトイレブースの開閉戸構造。
  2. 上記方向変換上連結部(32)の上記上ガイドスリット(36)、及び、上記方向変換下連結部(52)の上記下ガイドスリット(56)は、幅方向中心線の曲率半径(R)を50mm以下の円弧状乃至直角に形成した請求項1記載のトイレブースの開閉戸構造。
  3. 上記吊車(2)は、上記ガイドローラ(22)を2つ有し、
    上記閉状態において上記左右方向短直線部(51)の上記下ガイドスリット(56)内に上記下ガイドローラ(6)が2つ配設される請求項1又は2記載のトイレブースの開閉戸構造。
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