JP5847291B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ走査装置およびレーザ走査装置とワークとの相対位置を変化させる二次元駆動装置を備えたレーザ加工装置に関するものである。
レーザビームの照射位置を決定するレーザ走査装置および前記レーザ走査装置とワークとの相対位置を決定する二次元駆動装置を備えたレーザ加工装置において、レーザ走査装置と二次元駆動装置が互いに干渉し合いながら駆動する協調駆動の制御(以下、協調制御)では、二次元駆動装置の計測位置を基準にレーザ走査装置を駆動すると、レーザ走査装置の加減速制御等による遅れ時間と各種通信の遅れ時間の分だけワークとレーザ走査装置の相対位置が変化するためレーザ照射位置が加工指令位置からずれる。そのため、二次元駆動装置の位置を予測してレーザ走査装置を駆動する必要があり、二次元駆動装置の前記予測位置に基づき、レーザ走査装置を駆動制御し、加工を行うレーザ加工装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−1567号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、二次元駆動装置の現在位置と現在速度から二次元駆動装置の予測位置を求めているが、二次元駆動装置が加減速する場合、加減速時に二次元駆動装置自体の変形が生じることで、前記二次元駆動装置の予測位置に基づきレーザ加工を行った場合、レーザ照射位置と加工指令位置の間に二次元駆動装置の変形に伴う位置ずれが発生するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、レーザ照射位置と加工指令位置のずれを低減したレーザ加工装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ワークを搭載して二次元方向に移動する二次元駆動部と、前記ワークにレーザビームを照射して二次元方向に走査するレーザ走査部と、前記二次元駆動部の位置情報に基いて、前記二次元駆動部の遅れ時間だけ先の予測位置を求める遅れ補償処理部と、前記二次元駆動部の加速度情報に基いて、前記二次元駆動部の変形による補正量を求める変形補償処理部と、を備え、前記レーザ走査部への位置指令、前記予測位置、および前記補正量に基いて前記レーザ走査部を駆動制御することを特徴とする。
本発明によれば、レーザ照射位置と加工指令位置のずれを低減できるという効果を奏する。
図1は、この発明の実施の形態1に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。 図2は、この発明の実施の形態1に係るXYテーブルの正面図である。 図3は、この発明の実施の形態1に係るXYテーブルの側面図である。 図4は、この発明の実施の形態1に係る変形補償処理部の構成を示すブロック図である。 図5は、この発明の実施の形態2に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。 図6は、この発明の実施の形態3に係る遅れ補償処理部の構成を示すブロック図である。 図7は、この発明の実施の形態4に係る遅れ補償処理部の構成を示すブロック図である。 図8は、この発明の実施の形態5に係る変形補償処理部の構成を示すブロック図である。 図9は、この発明の実施の形態6に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。 図10は、この発明の実施の形態7に係るトップテーブルの位置を変更したXYテーブルの正面図である。 図11は、この発明の実施の形態8に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。 図12は、この発明の実施の形態9に係るXYテーブルの正面図である。 図13は、この発明の実施の形態9に係るXYテーブルの側面図である。 図14は、この発明の実施の形態9に係るXYテーブルのY方向直動案内の構成を示す平面図である。 図15は、この発明の実施の形態9に係る各部に作用する力を図示したXYテーブルの側面図である。 図16は、この発明の実施の形態9に係るXYテーブルのピッチングの様子を示す側面図である。 図17は、この発明の実施の形態9に係るXYテーブルのせん断変形の様子を示す側面図である。 図18は、この発明の実施の形態9に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。 図19は、この発明の実施の形態10に係るXYテーブルの正面図である。 図20は、この発明の実施の形態10に係るXYテーブルのY方向直動案内の構成を示す平面図である。 図21は、この発明の実施の形態10に係るXYテーブルのヨーイングの様子を示す平面図である。 図22は、この発明の実施の形態10に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。 図23は、この発明の実施の形態11に係るXYテーブルの正面図である。 図24は、この発明の実施の形態12に係る複数個の加工ヘッドを有するレーザ加工装置の構成を示す図である。
以下に、本発明にかかるレーザ加工装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるレーザ加工装置200の構成を示すブロック図である。このレーザ加工装置200は、レーザビーム1を二次元に走査するレーザ走査装置であるガルバノスキャナ2a(X軸方向用)、2b(Y軸方向用)と、ワーク3の位置を変化させる二次元駆動装置であるXYテーブル4(二次元駆動部)を備えている。一般的に、ガルバノスキャナ2a、2bで加工可能な範囲は加工範囲全体に比べて小さいため、XYテーブル4でワーク3を移動させ、加工範囲を順次変えながら加工を行わなければならない。そのためこのような構成となっている。ガルバノスキャナ2a、2bの先端にはレーザビーム1を走査するミラー(X軸)64a、ミラー(Y軸)64bが取り付けられている。また、ガルバノスキャナ2a、2bには回転角度計測のためのガルバノエンコーダ5a、5bが取り付けられている。レーザビーム1はミラー64aで反射する角度によってX軸方向の照射位置が決まり、ミラー64bで反射する角度によってY軸方向の照射位置が決まる。高速で位置決めを行うミラー64a、64bに反射されたレーザビーム1はfθレンズ63によって集光されワーク3上に照射される。XYテーブル4上にワーク3は搭載(固定)されており、XYテーブル4によってワーク3の位置の移動が可能となっている。XYテーブル4にはリニアエンコーダ(X軸)6a、リニアエンコーダ(Y軸)6bが取り付けられており、XYテーブルのX方向、Y方向の位置情報をそれぞれ得られるようになっている。また、レーザビーム1を出力するレーザ発振器62は発振器制御装置61によって制御されている。
ガルバノスキャナ2a、2bおよびXYテーブル4の制御装置102は、加工計画処理部60、ガルバノスキャナ制御処理部103、XYテーブル制御処理部104、X軸位置ずれ補償処理部100およびY軸位置ずれ補償処理部101を備えている。ガルバノスキャナ制御処理部103はスキャナX軸位置指令生成部14、スキャナY軸位置指令生成部15、X軸回転角指令生成部20、Y軸回転角指令生成部26、X軸回転角制御部21、およびY軸回転角制御部27を備えている。XYテーブル制御処理部104は、テーブルX軸位置指令生成部8、テーブルY軸位置指令生成部10、テーブルX軸制御部9、およびテーブルY軸制御部11を備えている。X軸位置ずれ補償処理部100は、X軸遅れ補償処理部16およびX軸変形補償処理部17を備えている。Y軸位置ずれ補償処理部101は、Y軸遅れ補償処理部22およびY軸変形補償処理部23を備えている。
XYテーブル4の詳細について以下に説明する。図2に示すXYテーブル4の正面図において、サーボモータ70aによってボールねじ71aを回転させ、トップテーブル73と結合されている可動部72aを駆動することでトップテーブル73のX方向の移動を可能にしている。また、図3に示すXYテーブル4の側面図において、サーボモータ70bによってボールねじ71bを回転させ、可動部72bを駆動することでサドル77より上の部分のY方向への移動を可能にしている。XYテーブル4をX方向、Y方向に独立して動かすことで、トップテーブル73の位置を可動領域内の任意の位置に移動することが可能となっている。ここで、サーボモータ70a、70bにはそれぞれエンコーダ74a、74bが取り付けられている。リニアエンコーダ6a、6bはそれぞれ可動部72a、72bの位置に取り付けられているため、トップテーブル73の位置を直接計測しているわけではない。そのため、XYテーブル4が変形すると、リニアエンコーダ6a、6bとトップテーブル73の相対位置が変化し、加工時のずれの原因となる。
図1のレーザ加工装置の制御について説明する。加工計画処理部60ではレーザ加工を行うにあたって加工時間を短縮するためにXYテーブル4の最適なパスを生成する。加工計画処理部60からの信号は、ガルバノスキャナ制御処理部103とXYテーブル制御処理部104に送られる。
XYテーブル制御処理部104においては、加工計画処理部60の信号に基づいて、テーブルX軸位置指令生成部8とテーブルY軸位置指令生成部10でXYテーブル4のX軸方向、Y軸方向の位置指令が生成される。テーブルX軸位置指令生成部8からの信号はテーブルX軸制御部9に送られる。テーブルX軸制御部9では、テーブルX軸位置指令生成部8からの信号とリニアエンコーダ6aからの位置情報をもとにテーブルX軸の制御信号を計算し、テーブルX軸を駆動する。同様にテーブルY軸に関して、テーブルY軸位置指令生成部10からの信号はテーブルY軸制御部11に送られる。テーブルY軸制御部11では、テーブルY軸位置指令生成部10からの信号とリニアエンコーダ6bの位置情報をもとにテーブルY軸の制御信号を計算し、テーブルY軸を駆動する。
加工計画処理部60からガルバノスキャナ制御部103に送られた信号は、スキャナX軸位置指令生成部14とスキャナY軸位置指令生成部15に送られる。スキャナX軸位置指令生成部14で、加工計画処理部60の信号をもとにガルバノスキャナX軸の位置指令信号が生成される。減算器19で、スキャナX軸位置指令生成部14からの信号とX軸位置ずれ補償処理部100で求まる補償処理後のテーブルX軸位置を示す信号との差をとり、X軸回転角指令生成部20に入力する。X軸回転角指令生成部20でガルバノスキャナ2a(X軸)に関する指令値が生成され、X軸回転角制御部21へ入力される。X軸回転角制御部21では、X軸回転角指令生成部20からの信号とガルバノエンコーダ5aからのフィードバック信号をもとに制御信号を計算し、ガルバノスキャナ2aを制御する。同様に、スキャナY軸位置指令生成部15で、加工計画処理部60の信号をもとにガルバノスキャナY軸の位置指令信号が生成される。減算器25で、スキャナY軸位置指令生成部15からの信号とY軸位置ずれ補償処理部101で求まる補償処理後のテーブルY軸位置を示す信号との差をとり、Y軸回転角指令生成部26に入力する。Y軸回転角指令生成部26でガルバノスキャナ2b(Y軸)に関する指令値が生成され、Y軸回転角制御部27へ入力される。Y軸回転角制御部27では、Y軸回転角指令生成部26からの信号とガルバノエンコーダ5bからのフィードバック信号をもとに制御信号を計算し、ガルバノスキャナ2bを制御する。
ガルバノスキャナの駆動制御には、遅れが生じる。目標までガルバノスキャナを駆動するには加減速が必要であり、加減速に応じて目標に到達する時間が変化する。加減速に要する時間を加減速制御の遅れと呼ぶ。また、ハードウェア間の通信にもサンプリング周期に応じた遅れが生じる。この遅れを、各種通信遅れと呼ぶ。X軸位置ずれ補償処理部100では、リニアエンコーダ6aからのテーブルX軸位置信号をもとに、X軸遅れ補償処理部16において、ガルバノスキャナ2aの加減速制御の遅れや各種通信遅れ等の遅れ時間だけ先のX軸方向のテーブル予測位置を計算する。また、X軸変形補償処理部17において、XYテーブル4のX軸方向の変形を考慮したテーブル位置の補正量を計算する。X軸遅れ補償処理部16とX軸変形補償処理部17の信号を加算器18で足し合わせ、補償処理後のテーブルX軸位置として出力する。同様にY軸位置ずれ補償処理部101では、リニアエンコーダ6bからのテーブルY軸位置信号をもとに、Y軸遅れ補償処理部22、Y軸変形補償処理部23からの信号を加算器24で足し合わせ、補償処理後のテーブルY軸位置として出力する。
レーザ発振器62を制御する発振器制御装置61には、ガルバノエンコーダ5a、5bからの信号が送られ、これらの信号をもとに発振器制御装置61がレーザ発振器62を制御し、レーザ発振器62はレーザビーム1を出力する。
次に、X軸位置ずれ補償処理部100およびY軸位置ずれ補償処理部101それぞれの構成要素であるX軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22と、X軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23の詳細について説明する。なおこの制御系は、離散システムであると仮定する。
まず、X軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22の機能を説明する。XYテーブル4のリニアエンコーダ6a、6bから得られる現在位置情報をP(n)、現在速度をV(n)とする。ここでnはサンプリング番号を表す。ガルバノスキャナ2aおよび2bの加減速制御等の遅れ時間をΔTとし、遅れ時間ΔT後のテーブル予測位置P’は次の式(1)ように計算される。なお、式(1)はX軸およびY軸方向それぞれについて成り立つとする。
P’=P(n)+V(n)ΔT ・・・(1)
したがって、遅れ時間だけ先のテーブル予測位置は、X軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22において式(1)の方法で与えられる。この遅れ補償処理は、XYテーブル4の現在位置と現在速度からXYテーブル4の遅れ時間だけ先の位置を予測するので、XYテーブル4が加速度運動をする場合、予測位置とレーザ照射位置の間に加速度と遅れ時間に比例する誤差Eが生じる。加速度をaとした場合、誤差Eは次式で与えられる。
=aΔT/2 ・・・(2)
図4にX軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23のブロック図を示す。X軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23では、それぞれXYテーブル4の加速度を用いて計算を行う。XYテーブル4に取り付けているリニアエンコーダ6a、6bの信号には、ノイズが含まれるのが一般的であり、これらの位置情報から直接二階微分をして加速度情報を求めるのは困難である。そのため、XYテーブル4のX軸方向およびY軸方向それぞれの位置情報を平滑化するローパスフィルタ33をかけた後に、二階微分演算部34において二階微分操作を行ってX軸方向およびY軸方向それぞれの加速度情報を求める。求めたX軸方向およびY軸方向の加速度情報に、XYテーブル4の変形を補正する定数要素35(K)をそれぞれ乗じる。加速度による変形が生じるのに遅れ時間がある場合は、この後さらに遅れ要素36(Z-k)を乗じることにより、X軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23それぞれの出力を求める。この出力は、XYテーブル4の変形を考慮した補正量である。ここで、定数要素35は加速度情報に乗ずることで位置の補正を行う定数なので、ばね定数のようなものと考えることができる。また、ZはZ変換を表す記号であり、Z-1は1サンプリング遅れを意味する。遅れ時間補償処理と変形補償処理を含んだ予測位置P’は加速度をA(n)として式(3)のように表される。なお、式(3)はX軸およびY軸方向それぞれについて成り立つとする。
P’=P(n)+V(n)ΔT+KA(n)Z-k ・・・(3)
したがって、X軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23による補正量は、式(3)の右辺第三項で表される。
上記のような制御系を構成することで、遅れ時間だけ先のXYテーブル4の予測位置をX軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22から計算することと、XYテーブル4の加減速時の変形補正量をX軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23によって求めることが可能となる。したがって、X軸遅れ補償処理部16とX軸変形補償処理部17の信号を足し合わせたものがXYテーブル4の補償処理後のX軸位置、Y軸遅れ補償処理部22とY軸変形補償処理部23の信号を足し合わせたものが、XYテーブル4の補償処理後のY軸位置となる。スキャナX軸位置指令生成部14、スキャナY軸位置指令生成部15それぞれからの位置指令出力とXYテーブル4の補正処理後のX軸位置およびY軸位置からガルバノスキャナ2a、2bの回転角指令を生成し、ガルバノスキャナ2a、2bを制御することで、レーザ照射位置と加工指令位置との間の位置ずれを低減する。
また、X軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23はXYテーブル4の加速度を用いた補償処理部であるため、XYテーブル4の機械的な変形を補正するだけでなく、X軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22の誤差を低減する効果もある。これは線形の位置予測であるX軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22による誤差が式(2)に示すようにXYテーブル加速度に比例するためである。
レーザ走査装置と二次元駆動装置を備えたレーザ加工装置において、二次元駆動装置でレーザ走査装置とワークの相対位置を変化させながらレーザ光を走査し加工を行うレーザ走査装置と二次元駆動装置の協調制御では、二次元駆動装置の計測位置情報を基準にレーザ走査装置を駆動するとレーザ走査装置の加減速制御等の時間だけ遅れが生じることによりレーザ照射位置が加工目標位置からずれるため、遅れ時間だけ先の二次元駆動装置の位置を予測する必要がある。また、二次元駆動装置が加減速する場合、慣性力によって二次元駆動装置自体が変形することで、レーザ走査装置の遅れを考慮した予測位置を狙ってレーザを照射してもレーザ照射位置と加工指令位置の間にずれが生じる。
これに対して、本実施の形態にかかるレーザ加工装置200においては、上述したように加減速時に発生する二次元駆動部(XYテーブル4)の変形を予測して、レーザ走査部を駆動制御しワーク3の加工を行うことで、二次元駆動部の変形による位置ずれを低減することが可能となる。また、レーザ走査装置の二次元駆動装置の変形量と遅れ時間だけ先の二次元駆動装置の予測位置を計算するシステムを有することで、レーザ照射位置と加工指令位置とのずれを低減する効果が得られる。また、X軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22は、線形の位置予測を実行するため、二次元駆動部が加速度運動をする場合、予測位置と実位置の間に加速度と遅れ時間(先読み時間)ΔTに比例する誤差が生じるが、加速度情報を用いた変形補償処理部を組み合わせることでこの誤差を低減することが可能である。
実施の形態2.
また、XYテーブル4の位置情報を取得する場合、図2および図3に示したテーブル駆動用のサーボモータ70a、70bに取り付けられたエンコーダ74a、74bを利用し、回転角からテーブル位置を算出しても良い。図2および図3では、サーボモータ70a、70bが回転することで、ボールねじ71a、71bが回転し可動部72a、72bが駆動する仕組みである。したがって、サーボモータ70a、70bの回転量をエンコーダ74a、74bで計測し、ボールねじ71a、71bのリードから移動量が算出可能である。エンコーダ74a、74bを用いた制御系を備えたレーザ加工装置201の構成を示すブロック図を図5に示す。XYテーブル4の位置情報を取得するために、本実施の形態2においては、実施の形態1のリニアエンコーダ6a、6bの代わりにエンコーダ74a、74bが用いられる。図5で新たに追加された角度-位置変換65aおよび65bは、それぞれエンコーダ74aおよび74bのX軸およびY軸方向の検出角度をXYテーブル4のX軸方向およびY軸方向の位置に変換し、XYテーブル4のX軸方向およびY軸方向の指令位置をそれぞれサーボモータ70a、70bへの指令角度に変換するものである。
エンコーダ74a、74bの信号を用いたXYテーブル4の制御系はセミクローズドループ制御になり、そのままでは駆動系で発生する誤差を含む問題がある。しかし、上述したX軸位置ずれ補償処理部100およびY軸位置ずれ補償処理部101によってセミクローズドループ制御で発生する駆動系の誤差をX軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23内のパラメータを変更することによって低減することが可能である。
このように本実施の形態2においては、リニアエンコーダ6a、6bで二次元駆動部(XYテーブル4)の位置を直接計測せず、サーボモータ70a、70bの回転角から間接的に二次元駆動部の位置を検出したときに生じる駆動系による位置誤差を、X軸位置ずれ補償処理部100およびY軸位置ずれ補償処理部101によって補償することが可能である。
実施の形態3.
また、実施の形態1におけるX軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22では、XYテーブル4の現在位置と現在速度から遅れ時間だけ後のXYテーブル4の予測位置を求めているが、XYテーブル4の位置情報だけで予測位置を求めても良い。XYテーブル4の現在位置情報とkサンプリング遅れの位置情報とから遅れ時間だけ後のXYテーブル4の予測位置を計算するようにしたX軸遅れ補償処理部16あるいはY軸遅れ補償処理部22の構成のブロック線図を図6に示す。リニアエンコーダ6aおよび6bによって計測されたXYテーブル4の位置情報と遅れ要素29をかけることで求めたkサンプリング遅れの位置情報を減算器30に入力し、その差を求める。減算器30からの信号に補正係数Cをかけ、現在のXYテーブル4の位置情報を加算器31で足し合わせることでX軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22の出力を求める。XYテーブル4の現在位置をP(n)とし、kサンプリング遅れの位置をP(n−k)とすると、ガルバノスキャナ2aおよび2bの加減速制御等の遅れ時間を考慮した予測位置P’は以下の式(4)で表される。なお、式(4)はX軸およびY軸方向それぞれについて成り立つとする。
P’=P(n)+C(P(n)−P(n−k)) ・・・(4)
このように本実施の形態3においてはXYテーブル4の位置情報だけを用いることで、実施の形態1のように速度情報を用いることなく位置を予測することが可能である。したがって、位置情報のノイズ等によって速度情報を求めるのが困難な場合はこの方法でXYテーブル4の位置が予測できる。この方法も実施の形態1と同様に線形の位置予測になるためXYテーブル4が加速度運動をする場合、予測位置とレーザ照射位置の間に誤差Eが生じる。加速度をaとした場合、誤差Eは次式で与えられる。
=aΔT ・・・(5)
この方法は、kサンプリング遅れの位置情報を用いて、予測位置を求めるため、誤差Eは速度情報を用いて求めた誤差Eの倍となる。しかし、この誤差は加速度と遅れ時間ΔTに比例するため、X軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23で加速度を用いた補償を行うことで、誤差を低減することが可能である。
実施の形態4.
また、実施の形態3ではX軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22で図6のようにXYテーブル4の現在位置情報とkサンプリング遅れの位置情報を用いてXYテーブル4の予測位置を計算しているが、XYテーブル4の現在位置情報と2個以上の過去の位置情報を用いてXYテーブル4の予測位置を計算しても良い。図7に、XYテーブル4の現在位置、kサンプリング遅れの位置、およびk+1サンプリング遅れの位置を用いたX軸遅れ補償処理部16およびY軸遅れ補償処理部22のブロック図を示す。XYテーブル4の位置情報と遅れ要素50(Z-k)から出力されるkサンプリング遅れの位置情報の差を減算器52で求める。減算器52の出力に定数要素54(K)をかける。さらにXYテーブル4の位置情報と遅れ要素51(Z-(k+1))から出力されるk+1サンプリング前の位置情報の差を減算器53で求める。減算器53の出力に定数要素55(1−K)をかける。加算器56において、現在の位置情報、定数要素54(K)を乗じた結果の出力、および定数要素55(1−K)を乗じた結果の出力を、それぞれを足し合わせて加算器57に出力する。加算器57では、XYテーブル4の現在位置情報に加算器56からの出力を加算してX軸遅れ補償処理部16或いはY軸遅れ補償処理部22の出力を生成する。
従って、ガルバノスキャナ2aおよび2bの加減速制御等の遅れ時間を考慮したXYテーブル4の予測位置P’の計算は以下の式(6)で表される。なお、式(6)はX軸およびY軸方向それぞれについて成り立つとする。
P’=P(n)+K(P(n)−P(n−k))
+(1−K)(P(n)−P(n−(k+1))) ・・・(6)
ここで、Kは0から1までの実数であり、補正に使用するkサンプリング前の位置情報とk+1サンプリング前の位置情報の比によって決まるパラメータである。このような方法で位置を予測することで、制御システムのサンプリングが粗いことが原因で補正しきれなかったサンプリング周期以下の遅れ時間分の位置予測が可能となる。
実施の形態5.
また、X軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23で加速度を求める場合、カルマンフィルタのような推定を用いる方法を使用しても良い。図8に示すようにカルマンフィルタは、位置・速度・加速度推定部43と予測部44を有するシステムである。予測部44には先見情報42としてXYテーブル4の状態方程式等が予め与えられる。この方程式によって位置、速度、加速度を予測する。位置・速度・加速度推定部43には予測部44で予測した位置情報と実計測したXYテーブルの位置情報を入力し、予測した位置と計測位置から位置、速度、加速度を推定する。得られた加速度情報に定数要素35(K )および遅れ要素36(Z-k)を乗じ補正量を求めるのは実施の形態1と同様である。
本実施の形態5においては、例えば、XYテーブル4のテーブル位置情報とXYテーブル4の状態方程式が先見情報42として与えられれば、カルマンフィルタなどによる位置・速度・加速度推定部43と予測部44を用いて加速度を算出することが可能である。XYテーブル4の位置情報にノイズが含まれている場合などには、位置情報を二階微分するとデータが振動して加速度情報を求めることが困難な場合がある。しかし、この方法を用いることにより、XYテーブル4の挙動が先見情報42として与えられており、当該先見情報42が正しければ、観測情報(XYテーブル4の位置情報)と先見情報42から加速度を推定することで、二階微分により加速度を求めたときに生ずるデータの振動を抑制する効果がある。また、微分を用いた方法では、移動平均フィルタなどによって位置情報を平滑化してから微分すると遅れが生じてしまう問題があるのに対して、上記の方法では先見情報42を用いていることから遅れを低減する効果も期待できる。
実施の形態6.
また、XYテーブル4の加速度情報を得るのに位置情報から算出するのではなく、図9に示すようにXYテーブル4に加速度センサ66a,66bを貼り付けて直接加速度情報を計測するようにしても良い。本実施の形態6においては、XYテーブル4自体に加速度センサ66a,66bを貼り付けて、加速度を直接計測することにより遅れなく加速度情報を取得することが可能であり、図4または図8の構成の場合に発生する推定部分やローパスフィルタで生じる遅れを抑えることができるという効果がある。図9に加速度センサ66a,66bを用いた場合の制御系を備えたレーザ加工装置202の構成を示すブロック図を示す。実施の形態1(図4)および実施の形態5(図8)とは異なり、加速度を位置情報から算出する必要が無いので、X軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23は、定数要素35(K)および遅れ要素36(Z-k)を備えるだけでよい。
実施の形態7.
また、X軸変形補償処理部17およびY軸変形補償処理部23はXYテーブル4の位置情報に応じて、定数要素(K)35(補償パラメータ)を可変にしても良い。例えば、トップテーブル73がX軸の−(マイナス)方向に移動したときのXYテーブル4の正面図を示す図10においては、X軸可動部72aの位置が中心から偏った位置に変化している。この状態で、Y方向にテーブルが加減速すると、図2の状態では発生しなかったXYテーブル4のヨーイング等が発生することが考えられ、定数要素(K)35を変化させてXYテーブル4の変形を補償する必要がある。トップテーブル73の位置X、Yによって定数要素(K)35を決定するパラメータテーブルを設定し、トップテーブル73がどの位置にあっても、XYテーブル4の変形を適切に補償することで、レーザ加工位置と目標位置の誤差をより低減する効果が得られる。即ち、二次元駆動部(XYテーブル4)の位置によって加減速時の二次元駆動部の機械変形量が異なるため、二次元駆動部の位置に応じて変形補償処理部の補償パラメータ(K)を決定する補償パラメータテーブルを設定することで、変形による位置ずれを条件に合わせて低減することが可能となる。
実施の形態8.
XYテーブル4の加速度情報を、センサからの位置情報を用いるのではなく、XYテーブル4の指令情報を用いて求めてもよい。ひとつの方法として、XYテーブル4の位置指令から加速度指令を算出し、駆動系の遅れを考慮することでXYテーブル4の加速度を求めることが可能である。図11に位置指令からXYテーブル4の加速度を求めるレーザ加工装置203の構成をブロック図で示す。テーブルX軸位置指令生成部8からの出力はX方向の位置指令なので、この信号をX軸変形補償処理部17に入力する。X軸変形補償処理部17では位置情報を二階微分することで加速度指令を生成し、定数と遅れ要素をかけることでX軸変形補償処理部17の出力として補正量を算出する。X軸だけでなくY軸でも同様にして、テーブルY軸位置指令生成部10の出力を、Y軸変形補償処理部23に入力し、補正量を求める。
実施の形態9.
正面図(図12)、側面図(図13)で示されるような構造を有するXYテーブル4を考える。ベース75上に直動案内76a、76bがY軸と平行に設置されており、サドル77は直動案内76a、76bに沿ってY方向への移動が可能である。図14に直動案内76a、76bの構造を上から見た平面図を示す。直動案内76aは、ガイドレール78aと2個のガイドブロック79a1、79a2から構成される。直動案内76bは、ガイドレール78bと2個のガイドブロック79b1、79b2から構成される。ガイドブロック79a1、79a2、79b1、79b2はサドル77に固定されており、ガイドレール78a、78bに沿って移動する仕組みである。したがって、4個のガイドブロックでサドル77から上の部分の重量を支えている。サドル77上には、直動案内76c、76dがX軸と平行に設置されており、トップテーブル73は直動案内76c、76dに沿ってX方向に移動可能である。XYテーブル4の駆動機構についてはサーボモータ70aによってボールねじ71aを回転させ、可動部72aを駆動することでトップテーブル73のX方向の移動を可能にしている。また、サーボモータ70bによってボールねじ71bを回転させ、可動部72bを駆動することでトップテーブル73のY方向への移動を可能にしている。サーボモータ70a、70bにはそれぞれエンコーダ74a、74bが取り付けられている。XYテーブル4の位置を計測するリニアエンコーダ6a、6bはそれぞれ可動部72a、72bの位置に取り付けられている。そのため、リニアエンコーダ6a、6bでトップテーブル73の位置を直接計測しているわけではない。
Y方向にXYテーブルが加減速する場合を考える。このとき、サドル77から上の部分の質量Mと加速度aとすると、慣性力Fy1は以下の式で表される。
y1=−Ma ・・・(7)
静止時において、ガイドブロック79a1、79a2、79b1、79b2には、サドル77より上の部分の重量が均等にかかっており、各ガイドブロックはそれぞれMg/4の重量が鉛直方向かかることになる。ここで、gは重力加速度である。それに対して、加減速時は慣性力が作用することでモーメントのつりあいを保つために、各ガイドブロックにかかる鉛直方向の力のバランスが変化する。図15に示すXYテーブル4の側面図に加速時に作用する力を図示し、モーメントのつりあいを考える。ガイドブロック1個あたりの荷重R、慣性力Ma、ガイドブロック間距離L、直動案内76a、76bを基準としたサドル77から上の部分の重心高さHとする。モーメントのつりあいから慣性力によってガイドブロックが受ける荷重Rは次式で表される。
R=MaH/2L ・・・(8)
静止時にかかっていた重量と合わせるとガイドブロック79a1、79b1にかかる荷重F、ガイドブロック79a2、79b2にかかる荷重Fは次のようになる。
=Mg/4+MaH/2L ・・・(9)
=Mg/4―MaH/2L ・・・(10)
加減速時は、式(9)、(10)のようにガイドブロックの位置によって荷重が異なる状態となり、荷重に応じてガイドレール78a、78bの変形が発生する。ガイドブロック79a1、79b1の位置でのガイドレールの鉛直方向変形量をδab1、ガイドブロック79a2、79b2の位置でのガイドレールの鉛直方向変形量をδab2とすると、加減速時はδab1とδab2が異なることからXYテーブル4のサドル77より上の部分が図16のようにθだけ傾く。この変形(回転)をピッチングと呼ぶ。ここで、傾きθは次の式で表される。
tanθ=(δab1―δab2)/L ・・・(11)
リニアエンコーダ6bからトップテーブル73までの高さをHとすると、ピッチングによるY方向へのトップテーブルの位置ずれΔYは次式で表される。
ΔY=Htanθ ・・・(12)
ここで、ピッチングによるトップテーブルの位置ずれΔYは、ピッチング角θと高さHの関数である。高さHは定数であり、ピッチング角θは式(11)のようなガイドレールの変形量の関数となる。ガイドレールの変形量はガイドレールの剛性とガイドブロックにかかる荷重によって決定される。ガイドブロックの荷重は、式(9)、(10)のように慣性力と自重で決定されるため、結局、ピッチングによるトップテーブルの位置ずれΔY は加速度aの関数となる。したがって、ピッチングに対応する補正量は加速度aの関数として決定される。ここではY方向に加速する場合を例に挙げて説明したが、X方向でも同様の現象が発生し、X方向の加減速の場合、トップテーブルから上の部分がピッチングによって回転する。したがって、X方向についてもX方向の加速度に比例する位置ずれが発生することになる。
XYテーブル4が加減速した場合、ピッチングだけでなく、慣性力によってサドル77やトップテーブル73等のXYテーブル4の構造部材自体の変形が発生する。この変形をせん断変形と呼ぶ。XYテーブル4がY方向に加減速したときのせん断変形の様子を図17に示す。加減速した場合は式(7)のように慣性力がかかるので、慣性力が作用する方向に変形が発生する。この変形は、弾性変形のため変形量は慣性力に比例し、慣性力が作用しなくなれば、変形量は0となる。せん断変形は慣性力によって発生するので、せん断変形によるY方向の位置ずれΔYは加速度の関数となる。
ΔY=Ga ・・・(13)
ここでGは機械剛性に相当する比例定数である。また、X方向でもY方向と同様の原理でせん断変形が現れるため、X方向でも加速度に比例した位置ずれが発生する。
図18にXYテーブル4の加減速時にピッチングとせん断変形を起こす場合のレーザ加工装置204の制御系の構成を示す。このとき、変形補償処理部はピッチング補償処理部とせん断変形補償処理部から構成される。X方向、Y方向でそれぞれ変形に対する補償を行うので、X軸ピッチング補償処理部110、Y軸ピッチング補償処理部111、X軸せん断変形補償処理部112、Y軸せん断変形補償処理部113を備える。各変形補償処理部にはXYテーブルの位置情報が入力され、加速度を計算し、定数、遅れ要素等をかけることで補正量を決定する。図18ではピッチングとせん断変形が同時に起こることを想定しているが、ピッチング変形のみの場合もしくはせん断変形のみの場合でも変形補償処理は有効である。
実施の形態10.
実施の形態9と同様の構造を有するXYテーブル4に関して、図19のようにトップテーブル73の位置が加工機中央ではなく偏った位置にある場合に、XYテーブル4がY方向に加速度aで加速することを考える。実施の形態9と同様に、この場合でもピッチングとせん断変形が発生する。加えて、トップテーブル位置の偏りにより、X軸及びY軸に垂直なZ軸周りの回転であるヨーイングが発生する。図20にこのとき発生する力について図示する。トップテーブル73、可動72aとワーク3の質量の和をMとすると、加速時に中心からXだけ偏った位置に式(14)で表される慣性力Fy2が発生する。
y2=−Ma ・・・(14)
この慣性力によってZ軸周りのモーメントが発生するので、これを打ち消すように、ガイドブロック79a1、79a2、79b1、79b2においてRという反力が発生する。ガイドブロックからガイドレール78a、78bに伝わる水平方向の反力Rはモーメントのつりあいより以下の式で表される。
=MaX/2L ・・・(15)
水平方向の反力Rによって、各ガイドブロックの位置でガイドレールが水平方向にδR2だけ変形する。これによって図21のようにZ軸周りの回転であるヨーイングを生じ、サドルから上の部分が元々の位置からφだけ回転する。ここで回転角φは、以下の式で表される。
tanφ=2δR2/L ・・・(16)
回転中心は加工機の中心であり、加工機中心からトップテーブル中心までの距離をXcとすると、ヨーイングによる、トップテーブル中心位置のY軸方向の位置ずれδは以下の式で表される。
δ=Xtanφ ・・・(17)
トップテーブル中心を基準とした加工位置のX座標をXとすると、加工機中心基準の加工位置のX座標はX+Xとなり、加工位置でのヨーイングによるY方向の位置ずれΔYは以下の式で表される。
ΔY=(X+X)tanφ ・・・(18)
ヨーイングによるY方向の位置ずれΔYは、トップテーブル位置X、加工位置X、ヨーイング角度φの関数となる。ヨーイング角度φはガイドレール78a、78bの変形量に依存し、ガイドレール78a、78bの変形量は慣性力Fy2に依存する。したがって、ヨーイングによる位置ずれは加速度a、トップテーブル位置Xと加工位置Xの関数となる。図22にヨーイングによる位置ずれを補正量としたY軸ヨーイング補償処理部114を含んだレーザ加工装置205の構成をブロック図で示す。Y軸ヨーイング補償処理部114には、XYテーブル4のX軸、Y軸の位置情報とスキャナX軸位置指令を入力し、補正量を計算する。XYテーブル4のY軸位置情報から加速度情報を求め、加速度情報から式(16)によってヨーイング角φを求める。加工機のX軸位置情報とスキャナX軸位置指令から加工機中心を基準とした加工位置のX座標を求め、式(18)から加工位置でのヨーイングによるY方向への位置ずれを求め、Y軸ヨーイング補償処理部114の出力とする。
実施の形態11.
実施の形態10では、リニアエンコーダ6b(計測器)の配置は加工機中心であったが、リニアエンコーダの配置は図23のように中心から離れていてもよい。ヨーイングが発生する場合、加工機中心では位置ずれが起こらないが、その他の点では位置ずれが発生する。そのため、リニアエンコーダ6bの加工機中心からの距離をX、ヨーイング角がφとするとリニアエンコーダ6bの位置での位置ずれδは次式で表される。
δ=Xtanφ ・・・(19)
したがって、ヨーイングによってリニアエンコーダ6bで計測される位置情報も変化することになり、リニアエンコーダ6bの配置によってY軸ヨーイング補償処理部114での補正量が異なってくる。このとき、加工位置のY方向の位置ずれとリニアエンコーダ6bの位置での位置ずれから補正量ΔYは次式で表される。
ΔY=(X+X−X)tanφ ・・・(20)
リニアエンコーダ6bを任意の場所に配置する場合、式(20)で求まる値をY軸ヨーイング補償処理部114の出力として与える必要がある。ただし、リニアエンコーダ6bの位置は固定のため、Xは定数である。
実施の形態12.
ガルバノスキャナはX方向用とY方向用の2個1組で1点を加工するため、レーザ加工装置の加工ヘッドはガルバノスキャナ2個1組で構成される。実施の形態11までのレーザ加工装置は、加工ヘッドが1個のレーザ加工装置で説明してきた。レーザ加工装置には加工ヘッドを複数有し、複数点を同時加工するものもある。例えば、図24のようにトップテーブル73R(トップテーブル73の右側)、73L(トップテーブル73の左側)に配置されたワーク3の右半分と左半分をそれぞれ同時に加工するため、2ヘッドのレーザ走査装置80a、80bがある場合を考える。レーザ走査装置80a、80bは位置決めを行うため、それぞれ上記の制御装置102を備え、各制御装置から送られる指令によって駆動する。このような構造にすることで、2点同時加工が可能となり、生産性の向上が見込まれる。
しかし、実施の形態10に記述したヨーイングによる位置ずれが発生すると、トップテーブル左73Lとトップテーブル右73Rでヨーイングによる位置ずれ量が異なることが考えられる。トップテーブル73の中心を基準として、トップテーブル左73L及びトップテーブル右73Rでの加工位置をそれぞれXpl及びXprとすると、各加工位置におけるヨーイングによる位置ずれΔY、ΔYは以下の式で表される。
ΔY=(X+Xpl―X)tanφ ・・・(21)
ΔY=(X+Xpr―X)tanφ ・・・(22)
式(21)、(22)から、加工位置によってヨーイングによる位置ずれが異なり、加工位置によってヨーイングに対する補正量が異なることになる。したがって、複数個の加工ヘッドを有するレーザ加工装置の場合、各加工ヘッドの加工位置によって異なる補正量を与える必要がある。このため、各加工ヘッドの加工位置を用いて変形補償処理部で補正量を計算し、各加工ヘッド毎に異なる補正量を用いて指令位置を生成することで、各加工点の指令位置とレーザ照射位置の位置ずれを低減することが可能となる。
さらに、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、上記実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。更に、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
以上のように、本発明にかかるレーザ加工装置は、レーザ走査装置およびレーザ走査装置とワークとの相対位置を変化させる二次元駆動装置を備えたレーザ加工装置に有用であり、特に、二次元駆動装置の変形に伴うレーザ照射位置と加工指令位置のずれの低減に適している。
1 レーザビーム、1a,1b レーザビーム、2a ガルバノスキャナ(X軸方向用)、2b ガルバノスキャナ(Y軸方向用)、3 ワーク、4 XYテーブル、5a ガルバノエンコーダ(X軸)、5b ガルバノエンコーダ(軸)、6a リニアエンコーダ(X軸)、6b リニアエンコーダ(Y軸)、8 テーブルX軸位置指令生成部、9 テーブルX軸制御部、10 テーブルY軸位置指令生成部、11 テーブルY軸制御部、14 スキャナX軸位置指令生成部、15 スキャナY軸位置指令生成部、16 X軸遅れ補償処理部、17 X軸変形補償処理部、18 加算器、19 減算器、30 減算器、20 X軸回転角指令生成部、21 X軸回転角制御部、22 Y軸遅れ補償処理部、23 Y軸変形補償処理部、24 加算器、25 減算器、26 Y軸回転角指令生成部、27 Y軸回転角制御部、32 補正係数、33 ローパスフィルタ、34 二階微分演算部、35 定数要素(K)、29,36,50 遅れ要素(Z-k)、42 先見情報、43 位置・速度・加速度推定部、44 予測部、51 遅れ要素(Z-(k+1))、52,53 減算器、54 定数要素(K)、55 定数要素(1−K)、56 加算器、57 加算器、60 加工計画処理部、61 発振器制御装置、62 レーザ発振器、63 fθレンズ、63a,63b fθレンズ、64a ミラー(X軸)、64b ミラー(Y軸)、65a,65b 角度−位置変換、66a,66b 加速度センサ、70a,70b サーボモータ、71a,71b ボールねじ、72a,72b 可動部、73 トップテーブル、73R トップテーブル右、73L トップテーブル左、74a,74b エンコーダ、75 ベース、76a、76b Y方向直動案内、76c、76d X方向直動案内、77 サドル、78a,78b ガイドレール、79a1,79a2,79b1,79b2 ガイドブロック、80a,80b レーザ走査装置、90,91,92 加算器、100 X軸位置ずれ補償処理部、101 Y軸位置ずれ補償処理部、102 制御装置、103 ガルバノスキャナ制御処理部、104 XYテーブル制御処理部、110 X軸ピッチング補償処理部、111 Y軸ピッチング補償処理部、112 X軸せん断変形補償処理部、113 Y軸せん断変形補償処理部、114 Y軸ヨーイング補償処理部、200,201,202,203,204,205 レーザ加工装置。

Claims (10)

  1. ワークを搭載して二次元方向に移動する二次元駆動部と、
    前記ワークにレーザビームを照射して二次元方向に走査するレーザ走査部と、
    前記二次元駆動部の位置を用いて、前記レーザ走査部の加減速制御における遅れ時間だけ先の前記二次元駆動部の予測位置を求める遅れ補償処理部と、
    前記二次元駆動部の位置を計測する計測器とワークを搭載するトップテーブルの相対位置のずれを補正する補正量を、前記二次元駆動部の加速度を用いて求める変形補償処理部と、
    を備え、
    前記予測位置、および前記補正量を用いて前記レーザ走査部への位置指令を補正し、前記レーザ走査部を駆動制御する
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記変形補償処理部において、前記二次元駆動部のピッチング、せん断変形もしくはヨーイング、または前記ピッチング、前記せん断変形および前記ヨーイングのうち少なくとも二つの組み合わせの機械変形によって生じる前記相対位置のずれを補正する補正量を、前記加速度を用いて求め、前記レーザ走査部への位置指令を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記変形補償処理部において、前記加速度だけでなく、さらに前記二次元駆動部の計測器から得られる計測位置を用いてヨーイングによる前記相対位置のずれを補正する補正量を求め、前記レーザ走査部への位置指令を補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記変形補償処理部は、前記二次元駆動部に設置されたリニアエンコーダの計測位置、加速度センサの計測加速度、前記二次元駆動部の位置指令または前記二次元駆動部のサーボモータの回転角度から前記二次元駆動部の加速度を求め、前記加速度を用いて前記補正量を求める
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記変形補償処理部において、前記二次元駆動部の位置に比例する補償パラメータを前記加速度に乗じて前記補正量を求める
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  6. 前記変形補償処理部において、前記二次元駆動部の位置を計測する計測器の配置位置に比例する補償パラメータを前記加速度に乗じて前記補正量を求める
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  7. 前記二次元駆動部が移動する二つの独立した方向毎に、それぞれ前記遅れ補償処理部、前記変形補償処理部を備える
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  8. 前記レーザ走査部が走査する二つの独立した方向毎に、前記レーザ走査部をそれぞれ独立に駆動制御する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  9. 複数の加工ヘッドを有し、前記加工ヘッド毎の加工位置と計測器で計測される前記二次元駆動部の位置と前記二次元駆動部の加速度を用いて、前記加工ヘッド毎に前記変形補償処理部で前記相対位置のずれを補正する補正量を計算し、前記加工ヘッド毎に前記レーザ走査部への位置指令を補正し、前記レーザ走査部を駆動制御する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  10. ワークを搭載して二次元方向に移動する二次元駆動部と、
    前記ワークにレーザビームを照射して二次元方向に走査するレーザ走査部と、
    前記二次元駆動部の位置を用いて、線形の予測式から前記レーザ走査部の加減速制御における遅れ時間だけ先の前記二次元駆動部の予測位置を求める遅れ補償処理部と、
    前記二次元駆動部が加減速する場合に生じる前記二次元駆動部の実位置と前記予測位置のずれを補正する補正量を、前記二次元駆動部の加速度を用いて求める変形補償処理部と、
    を備え、
    前記予測位置、および前記補正量を用いて前記レーザ走査部への位置指令を補正し、前記レーザ走査部を駆動制御する
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
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