JP2007025961A - 数値制御機械の位置制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールネジ駆動系を含む数値制御機械のサーボモータ駆動軸の位置制御装置において、駆動系を含む構造体を支持固定する機台部の剛性が低い機械構成時や、高加減速化動作が要求される場合などで、機台部の剛性に起因する低周波振動が発生しても、空間上の駆動部位置を正確に位置制御できる位置制御装置を提供する。
【解決手段】機台部変位を推定あるいは検出して、位置検出値に含まれる振動影響を除去し、正確な空間上の駆動部位置を求め、この駆動部位置が、位置指令値に一致することを目的とした補償制御を位置制御装置に加える。
【選択図】図1

Description

本発明は、数値制御機械に適用される位置制御装置に関する。
図8は、従来の数値制御機械の一つである工作機械におけるボールネジ駆動系の概略機構を1軸分示したモデルである。サーボモータ100が回転すると、軸上に結合されたボールネジ101が回転し、ボールネジナットに固定された主軸頭103が、推力Frを受けて、案内面を兼ねたクロスレール102上をy方向に移動する構造になっている。コラム104a,104bは、これらの構造体を支持固定するもので、片側は地面にリジットに固定設置されている。尚、クロスレール102には、主軸頭位置yを検出するリニアスケール(図示しない)が設置されており、サーボモータ100には、モータ回転角度θm及び角速度vmを検出する位置検出器(図示しない)が内包されている。
図7は、従来の機台部剛性を考慮ない対象プラントのブロック図であり、前記ボールネジ駆動系を2慣性対象プラントと見なして、その特性を示している。モータ発生トルクτmは、モータ加減速トルクと主軸頭推力Frのトルク換算値となる。モータ加減速トルクは、モータ慣性モーメントImに応じた加速度amを発生し、2個の積分器(Sは、ラプラス変換の演算子である)を介して速度vm,モータ回転角θmになる。モータ回転角θmは、ボールネジ101のリードPに応じて、直動方向のモータ位置ymとなる。一方で、推力Frを受けて主軸頭103は、主軸頭質量Mhに応じた加速度ayを発生し、2個の積分器を介して速度vy,主軸頭位置yとなる。更に、モータ位置ymと主軸頭位置yの偏差に駆動系総合剛性Ksを乗じたものが主軸頭推力Frとなっている。
図6は、前述の様な対象プラントの主軸頭位置yを、上位装置(図示しない)より発生された位置指令値θ*通りに制御するための、従来位置制御装置の一例のブロック図である。この対象プラントを高精度に位置制御するためには、加減速時に、主軸頭位置yとボールネジ駆動系に発生する撓み量θdfを考慮して、モータ回転角θmを制御する必要がある。図において、撓み量θdfは、ブロックCaの動作により、
[数1] θdf=(Mh/Ks)(d2θ*/dt2
と求められる。制御上の位置指令値θcは、θ*と撓み量θdfを加算器51で加算して作成される。
従来の位置制御装置では、モータの応答の高速化を図るため、フィードフォワード構成をとっている。具体的には、撓み量θdfは時間微分されて撓み速度Vdfとなり、位置指令値θ*の時間微分値と加算器53で加算されて、速度フィードフォワード量Vffとなる。更に、Vffは時間微分され加速度フィードフォワード量Affとなる。Cbは、加速度Affを発生させるモータトルクに相当する、トルクフィードフォワード量τffを求める換算ブロックである。
従来の位置制御装置のフィードバック構成は次の様になっている。まず、リニアスケールにより検出された図7,図8で示した対象プラント50の主軸頭位置yは、(2π/P)倍されてモータ回転軸換算された主軸頭位置θiとなる。位置帰還θfは、減算器52で制御上の位置指令値θcから減算され、その出力である位置偏差は位置偏差増幅器Gpで増幅される。その出力は、加算器54で速度フィードフォワード量Vffと加算されて、速度指令値Vcとなる。減算器55では、速度指令値Vcからモータ回転角速度vmが減算され、その出力である速度偏差は、速度偏差増幅器Gvで、通常、比例積分増幅される。この出力とトルクフィードフォワード量τffが加算器56で加算されて、トルク指令値つまりは、モータ発生トルクτmとなる。
位置帰還θfとθm,θdf,θiの関係は、図6より、
[数2] θf=θm+G(S)[θi−(θm−θdf)]
で表される。ここで、G(S)は、0≦|G(S)|≦1で、低周波入力に対して大きく、高周波入力に対して小さい、遅れ系の伝達特性を持つ。よって、定常的には、θf=θi+θdfとなって、フィードバック制御により、θc=θfとできることから、θ*=θiが達成できる。つまり、位置指令値θ*通りに主軸頭位置yを制御できる。尚、この様な位置制御装置は、特許文献1に開示されている。
特許第3351990号明細書
以上説明した様に、従来の位置制御装置では、ボールネジ駆動系を2慣性モデルと見なし、駆動系総合剛性に起因して発生する撓みを考慮した位置制御系を構成することで、駆動部(主軸頭位置)を位置指令値通りに制御できる様になっている。しかしながら、駆動系を含む構造体(クロスレール)を、支持固定する機台部(コラム)の剛性が低い機械構成時や、高加減速化動作が要求される場合などでは、機台部の剛性に起因した低周波振動が発生して、主軸頭位置を正確に制御することができなかった。本発明が解決しようとする課題の一つは、機台部の剛性に起因した変位量を考慮した位置制御系を構成することで、機台部に低周波振動が発生する場合も、空間上の主軸頭位置を位置指令値通りに制御できる位置制御装置を提供することである。
以上のような目的を達成するために、本発明に係る数値制御機械の位置制御装置は、数値制御機械のボールネジ駆動系で構成された機構の駆動部をサーボモータにより駆動し、駆動部位置をリニアスケールあるいはモータ回転角度検出器で間接的に検出し、上位装置からの位置指令値に従って駆動部位置を制御する位置制御装置であって、上位装置からの位置指令値を入力として、駆動系を含む構造体の機台部の振動を推定し、機台振動補償指令値を決定する機台振動モニタと、機台振動補償指令値の時間微分値から、機台振動補償速度指令値及び機台振動補償トルク指令値などの機台補償指令値を演算決定するブロックと、を備え、少なくとも位置制御装置の位置指令値に機台補償指令値を加算し、新たな指令値を算出することを特徴とする。
また、本発明に係る数値制御機械の位置制御装置において、さらに、新たな指令値は、速度指令値に機台振動補償速度指令値を加算して算出、又は、トルク指令値に機台振動補償トルク指令値を加算して算出、の少なくとも一つにより算出されたものであることを特徴とする。
さらに、本発明に係る数値制御機械の位置制御装置において、上位装置からの位置指令値より駆動部推力Frを演算するブロックと、駆動部推力Frから駆動部の傾斜角φを導出するφ(Fr)変換ブロックと、傾斜角φから駆動部の力の作用点と駆動部の位置制御対象点との間の位置ずれ補償値を算出する位置ずれ補償値算出ブロックと、を備え、少なくとも位置制御装置の位置指令値に位置ずれ補償値を加算し、新たな指令値を算出することを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る数値制御機械の位置制御装置において、新たな指令値は、位置ずれ補償値の時間微分値から位置ずれ速度補償値を算出し、位置制御装置の速度指令値に位置ずれ速度補償値を加算して算出することを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る数値制御機械の位置制御装置において、機台部の振動を変位検出器により検出し、得られた検出値から機台振動補償指令値を算出することを特徴とする。
本発明に係る位置制御装置は、ボールネジ駆動系を含む数値制御機械のサーボモータ駆動軸において、駆動系を含む構造体を支持固定する機台部の剛性に起因する低周波振動が発生しても、高精度な駆動部の位置制御を実現できる位置制御装置に関する。機台部変位を推定あるいは検出して、位置検出値に含まれる振動影響を除去し、正確な空間上の駆動部位置を求め、この駆動部位置が位置指令値に一致することを目的とした補償制御を位置制御装置に加えることで、前記、課題を解決するものである。
本発明の位置制御装置によれば、ボールネジ駆動系を含む数値制御機械のサーボモータ駆動軸において、駆動系を含む構造体を支持固定する機台部の剛性に起因する低周波振動が発生しても、これを補償して駆動部の空間上位置の高精度な位置制御を達成できる。更には、駆動部に推力が加わる作用点と駆動部質量中心が一致せず、駆動部に傾斜が発生する場合においても、位置指令値通りに制御したい駆動部内の任意点と、力の作用点との間の位置ずれを補償した位置制御が実現できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
図4は、実施形態における機台部(コラム)の剛性を考慮してボールネジ駆動系の概略機構を1軸分示したモデルである。コラムを梁と考えて、クロスレール部のコラム変位量をy1とおいているが、その他の部分は、図8のモデルと同じである。ここで、図4のモデルを対象プラントと見なして、その運動方程式を導出する。この場合、一般化座標系として、モータ回転角θm,主軸頭位置y,コラム変位y1をとればよく、次の3個の運動方程式が得られる。
[数3] τm=Im・am+(P/2π)Ks[(P/2π)θm−(y+y1)]
[数4] 0=Mh・ay−Ks[(P/2π)θm−(y+y1)]
[数5] 0=Mr・ay1−Ks[(P/2π)θm−(y+y1)]+Kb・y1+Db・vy1
ここで、コラム変位速度vy1,コラム変位加速度ay1,クロスレール(主軸頭含む)質量Mr,コラムのy方向剛性Kb,コラムの粘性減衰係数Dbである。
図3は、実施形態における機台部剛性を考慮した対象プラントに対する数3〜数5式の運動方程式をブロック図に表したものである。図中の機台振動ブロックは、主軸頭推力Frを入力とし、クロスレール変位y1を出力とするブロックであり、この入出力関係は、数5式から、
[数6] Fr=Mr・ay1+Db・vy1+Kb・y1
で示せる。更に、コラム変位y1を主軸頭位置yと加算すれば、この対象プラントにおけるリニアスケール位置検出値y+y1となる。尚、他の部分は、図7と全く同一のため説明を省略する。
ここで、位置指令値θ*通りに制御すべき主軸頭位置はyであるから、制御すべき主軸頭推力Frは定まる。しかし、位置検出値には、前述の様にコラム変位y1が含まれるから、これを推定あるいは検出して位置検出値から除去した、正確な空間上の主軸頭位置yを導出する。更に、制御すべき主軸頭推力Frを発生させる駆動系撓み量を与えるためのモータ回転角θmを、コラム変位y1を考慮して導出し、モータ応答の高速化を図るための速度フィードフォワード量Vffとトルクフィードフォワード量τff及び制御上の位置指令値θcを決定する。
図1は、本発明の実施形態に係る位置制御装置のブロック図の一例である。尚、本ブロック図において、図6(従来例)と同一の部分においては、同一の名称及び番号を付けて説明を省略する。尚、図中の対象プラント10は、図3のブロック図に対応している。ここにおいて、位置指令値θ*通りに主軸頭位置yを制御するためには、図3より、主軸頭推力Frを、
[数7] Fr=Mh・(P/2π)(d2θ*/dt2)
とすれば良く、Frとコラム変位y1の関係は、数6式から求まる。ここで、機台振動補償指令値θswを、
[数8] θsw=(2π/P)・y1
と定める。以上の一連の動作を実行するのが、機台振動モニタである。
θswは、図6の従来位置制御装置内の加算器51出力に、加算器1で加算されて本発明実施例における制御上の位置指令値θcになる。次にθswは時間微分されて、機台振動補償速度指令値Vswとなり、図6の従来位置制御装置内の加算器53出力に、加算器2で加算されて速度フィードフォワード量Vffとなる。更にVswを時間微分したAswに、モータ慣性モーメントImを乗じて、機台振動補償トルク指令値τswを算出する。τswは、図6の従来位置制御装置内のτffと加算器3で加算されて、本発明実施例におけるトルクフィードフォワード量τffを構成する。以上のフィードフォワード構成は、サーボモータの機台振動補償指令値θsw分の応答動作の、高速化を図るためのものである。
以上の構成による本発明実施例の位置制御装置では、数2式より、定常的には、θf=θi+θdfとなって、フィードバック制御により、θc=θfとできることから、
[数9] θc=θ*+θdf+θsw=θi+θdf
となって、
[数10] θ*+θsw=θi=(2π/P)(y+y1)
となる。ここで、前述の既台振動モニタの動作から、数8式の関係が成立するため、θ*=(2π/P)yが達成できる。つまり、位置指令値θ*通りに主軸頭位置yを制御できる。
また、ここまでは、クロスレールに主軸頭位置yを検出するリニアスケールが設置されていることを前提として記述しているが、リニアスケールが設置されていない場合においては、次の様に制御する。まず、図1における伝達特性G(S)をG(S)≡0とすることで、θf=θmとなる。θmは図4の関係にある時、図3より、
[数11] θm=(2π/P)[(Fr/Ks)+(y+y1)]
であるが、数7,8式で、Fr,θswを制御するから、
[数12] θm=(Mh/Ks)(d2θ*/dt2)+(2π/P)y+θsw
となる。フィードバック制御で、θc=θf=θmとできることから、
[数13] θc=θ*+θdf+θsw=(Mh/Ks)(d2θ*/dt2)+(2π/P)y+θsw
ここで、数1式の関係が成立するから、θ*=(2π/P)yが達成できる。つまり、リニアスケールが設置されていない場合においても、機台振動による影響を除去した位置制御が達成できる。
次に、主軸頭がy方向に傾きを発生する場合について考える。図5は、図4の主軸頭103とボールネジ101の相対関係のみを抜き出した図である。図において、ボールネジナットから主軸頭に推力Frが加わる点O,主軸頭の質量中心G,主軸頭の下端点Qからボールネジまでの距離l,ボールネジから主軸頭の上端点までの距離Hとしている。今、点Oと点Gが一致していないと推力Frによるモーメントで、主軸頭は図の様に角度φを持ってy軸方向に傾斜することになる。ここで、工作機械などでは、切削工具端となる下端点Qのy方向の空間位置を、位置指令値θ*通りに制御することが必要となるが、この場合、点Oと点Qの間にはlφの位置ずれが発生する。
図2は、この問題と前述の機台振動による問題に合わせて対処できる、本発明による位置制御装置の一例である。尚、本ブロック図において、図1(実施例1)と同一の部分においては、同一の名称及び番号を付けて説明を省略する。ブロックCcは、数7式に従って、位置指令値θ*から、主軸頭推力Frを算出する。Frは、φ(Fr)変換ブロック(以下、Fr→φ変換ブロックという)で主軸頭の傾斜角φに変換される。この変換は、例えば、点Oと点G間距離:(l−H)/2と、正の相関を持った定数kを用いて、
[数14] φ=k・Fr
などと設定される。乗算器6は、傾斜角φと(2π/P)lを乗ずることで、点Oと点Qの位置ずれlφのモータ軸換算値である位置ずれ補償値θsl
[数15] θsl=(2π/P)l・φ
を出力する。
位置ずれ補償値θslは、加算器4で機台振動補償指令値θswと加算され、制御上の位置指令値θcに加わることになる。次に、θslは時間微分されて、位置ずれ速度補償値Vslとなり、機台振動補償速度指令値Vswと加算器5で加算され、速度フィードフォワード量Vffに加わる。以上のフィードフォワード構成は、サーボモータの位置ずれ補償値θsl分の応答動作の、高速化を図るためのものである。
以上の構成による本発明実施例の位置制御装置では、数2式より、定常的には、θf=θi+θdfとなって、フィードバック制御により、θc=θfとできることから、
[数16] θc=θ*+θdf+θsw+θsl=θi+θdf=(2π/P)(y+y1)+θdf
となって、数8式の関係が成立するから、
[数17] θ*+θsl=(2π/P)y
となる。更に、数15式の関係が成立するから、
[数18] θ*=(2π/P)(y−l・φ)
を得る。つまり、位置指令値θ*通りに主軸頭下端点位置(y−l・φ)を制御できる。
また、リニアスケールが設置されていない場合においては、実施例1同様に、伝達特性G(S)をG(S)≡0とすることで、θf=θmとなる。θmは、図4の関係にある時、図5で示した主軸頭の傾斜に関わり無く、実施例1同様に、数11式更には数12式で表せる。ここで、フィードバック制御により、θc=θf=θmとできることから、
[数19] θc=θ*+θdf+θsw+θsl=(Mh/Ks)(d2θ*/dt2)+(2π/P)y+θsw
となる。更に、本式に関して、数1式の関係が成立するから、本式は数17式に変形でき、リニアスケールが設置されている場合同様に、数18式を得る。つまり、位置指令値θ*通りに主軸頭下端点位置(y−l・φ)を制御できる。
尚、以上説明した本発明実施例1及び2では、コラム変位y1を、数6,7,8式からなる機台振動モニタより得ているが、コラム変位y1を直接検出できる変位検出器をコラムに設置し、この出力をy1として利用すれば、数8式のみで機台振動補償指令値θswを決定でき、機台振動モニタの構成を簡素化できる。
本発明の実施形態に係る位置制御装置の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る位置制御装置の他の一例を示すブロック図である。 実施形態における機台部剛性を考慮した対象プラントのブロック図である。 実施形態における機台部剛性を考慮したボールネジ駆動系の概略機構モデルである。 実施形態における主軸頭の傾斜を説明する概略機構モデルである。 従来の位置制御装置の一例を示すブロック図である。 従来の機台部剛性を考慮しない対象プラントのブロック図である。 従来の機台部剛性を考慮しないボールネジ駆動系の概略機構モデルである。
符号の説明
1,2,3,4,5 加算器、6 乗算器、10 機台部剛性を考慮した対象プラント、50 機台部剛性を考慮しない対象プラント、51,53,54,56,58 加算器、52,55,57,59 減算器、100 サーボモータ、101 ボールネジ、102 クロスレール、103 主軸頭、104a,104b コラム。

Claims (5)

  1. 数値制御機械のボールネジ駆動系で構成された機構の駆動部をサーボモータにより駆動し、駆動部位置をリニアスケールあるいはモータ回転角度検出器で間接的に検出し、上位装置からの位置指令値に従って駆動部位置を制御する位置制御装置であって、
    上位装置からの位置指令値を入力として、駆動系を含む構造体の機台部の振動を推定し、機台振動補償指令値を決定する機台振動モニタと、
    機台振動補償指令値の時間微分値から、機台振動補償速度指令値及び機台振動補償トルク指令値などの機台補償指令値を演算決定するブロックと、
    を備え、
    少なくとも位置制御装置の位置指令値に機台補償指令値を加算し、新たな指令値を算出することを特徴とする数値制御機械の位置制御装置。
  2. 請求項1に記載の数値制御機械の位置制御装置において、
    さらに、新たな指令値は、
    速度指令値に機台振動補償速度指令値を加算して算出、又は、トルク指令値に機台振動補償トルク指令値を加算して算出、の少なくとも一つにより算出されたものであることを特徴とする数値制御機械の位置制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の数値制御機械の位置制御装置において、
    上位装置からの位置指令値より駆動部推力Frを演算するブロックと、
    駆動部推力Frから駆動部の傾斜角φを導出するφ(Fr)変換ブロックと、
    傾斜角φから駆動部の力の作用点と駆動部の位置制御対象点との間の位置ずれ補償値を算出する位置ずれ補償値算出ブロックと、
    を備え、
    少なくとも位置制御装置の位置指令値に位置ずれ補償値を加算し、新たな指令値を算出することを特徴とする数値制御機械の位置制御装置。
  4. 請求項3に記載の数値制御機械の位置制御装置において、
    さらに、新たな指令値は、
    位置ずれ補償値の時間微分値から位置ずれ速度補償値を算出し、位置制御装置の速度指令値に位置ずれ速度補償値を加算して算出することを特徴とする数値制御機械の位置制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の数値制御機械の位置制御装置において、
    機台部の振動を変位検出器により検出し、得られた検出値から機台振動補償指令値を算出することを特徴とする数値制御機械の位置制御装置。

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