JP4507071B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品実装装置、工作機械や産業用ロボットなどを駆動するモータ制御装置に関し、特に1つの可動部を2つのモータで同期駆動して高い応答性能を得るためのタンデム駆動技術に関する。
従来のモータ制御装置としては、第1および第2の2つのモータ制御装置と、制振制御装置とを備え、2つのモータ制御装置は同一の位置指令を上位の制御装置から受け取り、制振制御装置は第1のモータ制御装置の速度フィードバックと第2のモータ制御装置の速度フィードバックとの偏差に基づいて、該偏差を定数倍した値と該偏差を積分した値を定数倍した値とを加えた値に位相進め補償をした電流指令補正値を算出し、この電流指令補正値を第1のモータ制御装置の電流指令に加算し、また、この電流指令補正値を第2のモータ制御装置の電流指令から差し引くことで補正し、2つのモータ間相互のずれを抑え、高い応答性を得たものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−273037号公報
しかるに、従来のモータ制御装置では、2つのモータのそれぞれの電流指令値のみを補正していたので、ハードウェアの制約で電流指令を補正できない場合には利用できず、また、補正できる場合であっても、電流指令は高い感度でモータの動きに影響を与えるため、調整がし難いという問題があった。また、2つのモータ間の補償を行なうために、補償する信号の位相を進めているが、この位相進みの調整を誤ると振動を誘発するという問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、ハードウェアの制約で電流指令を補正できない場合でも2つのモータ間相互の同期ずれを抑えることができ、また、2つのモータ間の補償を行なう位相進みの調整を誤っても、2つのモータ間相互の位相ずれを抑えて、振動が誘発し難く調整を容易にすることができる、同期制御の応答性を高めたモータ制御装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成した。
請求項1記載の発明は、上位コントローラから出力された位置指令を2つのモータの目標位置とし、前記位置指令に第1モータ位置が一致するように第1速度指令を算出する第1位置制御部と、前記第1速度指令に第1モータ速度が一致するように速度制御を行い第1トルクまたは推力指令を算出する第1速度制御部と、前記第1トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第1モータを駆動する第1トルク制御部と、前記第1モータの位置を検出する第1位置検出器と、前記第1モータ位置から前記第1モータ速度を算出する第1差分器と、前記位置指令に第2モータ位置が一致するように第2速度指令を算出する第2位置制御部と、前記第2速度指令に第2モータ速度が一致するように速度制御を行い第2トルクまたは推力指令を算出する第2速度制御部と、前記第2トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第2モータを駆動する第2トルク制御部と、前記第2モータの位置を検出する第2位置検出器と、前記第2モータ位置から前記第2モータ速度を算出する第2差分器とを備え、2つのモータで1つの可動部材を駆動するモータ制御装置において、前記第1速度指令から前記第2速度指令を差引いて軸間速度指令差を算出する減算器と、前記軸間速度指令差を時間積分した値に定数を乗じた軸間速度指令差積分値と、前記軸間速度指令差に定数を乗じた軸間速度指令差比例値と、前記軸間速度指令差を時間微分した値に定数を乗じた軸間速度指令差微分値と、を加え合せた値を軸ずれ補償速度指令として出力する補償演算器と、前記第1速度指令に前記軸ずれ補償速度指令を加える加算器と、前記第2速度指令から前記軸ずれ補償速度指令を減じる減算器と、を備えることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、上位コントローラから出力された位置指令を2つのモータの目標位置とし、前記位置指令に第1モータ位置が一致するように第1速度指令を算出する第1位置制御部と、前記第1速度指令に第1モータ速度が一致するように速度制御を行い第1トルクまたは推力指令を算出する第1速度制御部と、前記第1トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第1モータを駆動する第1トルク制御部と、前記第1モータの位置を検出する第1位置検出器と、前記第1モータ位置から前記第1モータ速度を算出する第1差分器と、前記位置指令に第2モータ位置が一致するように第2速度指令を算出する第2位置制御部と、前記第2速度指令に第2モータ速度が一致するように速度制御を行い第2トルクまたは推力指令を算出する第2速度制御部と、前記第2トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第2モータを駆動する第2トルク制御部と、前記第2モータの位置を検出する第2位置検出器と、前記第2モータ位置から前記第2モータ速度を算出する第2差分器とを備え、2つのモータで1つの可動部材を駆動するモータ制御装置において、前記第2モータ速度から前記第1モータ速度を差引いて軸間速度差を算出する減算器と、前記軸間速度差を時間積分した値に定数を乗じた軸間速度差積分値と、前記軸間速度差に定数を乗じた軸間速度差比例値と、前記軸間速度差を時間微分した値に定数を乗じた軸間速度差微分値と、を加え合せた値を軸ずれ補償速度指令として出力する補償演算器と、前記第1速度指令に前記軸ずれ補償速度指令を加える加算器と、前記第2速度指令から前記軸ずれ補償速度指令を減じる減算器と、を備えることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、上位コントローラから出力された位置指令を2つのモータの目標位置とし、前記位置指令に第1モータ位置が一致するように第1速度指令を算出する第1位置制御部と、前記第1速度指令に第1モータ速度が一致するように速度制御を行い第1トルクまたは推力指令を算出する第1速度制御部と、前記第1トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第1モータを駆動する第1トルク制御部と、前記第1モータの位置を検出する第1位置検出器と、前記第1モータ位置から前記第1モータ速度を算出する第1差分器と、前記位置指令に第2モータ位置が一致するように第2速度指令を算出する第2位置制御部と、前記第2速度指令に第2モータ速度が一致するように速度制御を行い第2トルクまたは推力指令を算出する第2速度制御部と、前記第2トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第2モータを駆動する第2トルク制御部と、前記第2モータの位置を検出する第2位置検出器と、前記第2モータ位置から前記第2モータ速度を算出する第2差分器とを備え、2つのモータで1つの可動部材を駆動するモータ制御装置において、第1の入力信号対として前記第1トルクまたは推力指令と前記第2トルクまたは推力指令、もしくは前記第1モータ速度指令と前記第2モータ速度指令、もしくは前記第1位置指令と前記第2位置指令を入力し、第2の入力信号対として前記第1モータ位置と前記第2モータ位置を入力し、前記第1の入力信号対から前記第2の入力信号対までの動特性モデルを用いて第1予測速度ΔPfb1pおよび第2予測速度ΔPfb2pを算出し、前記第1予測速度ΔPfb1pおよび前記第2予測速度ΔPfb2pを用いて軸ずれ補償する軸ずれ補償部を備えることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明における前記軸ずれ補償部は、前記第2予測速度から前記第1予測速度を差し引いて軸間予測速度差を算出する減算器と、前記軸間予測速度差を時間積分した値に定数を乗じた軸間予測速度差積分値と前記軸間予測速度差に定数を乗じた軸間予測速度差比例値と前記軸間予測速度差を時間微分した値に定数を乗じた軸間予測速度差微分値とを加え合せた値を前記軸ずれ補償速度指令として出力する補償演算器と、この軸ずれ補償速度指令を、前記第1速度指令に加える加算器と、前記第2速度指令から減じる減算器と、を備えることを特徴とするものである。
本発明は、速度指令を補正するので、ハードウェアの制約で電流指令を補正できない場合でも2つのモータ間相互の同期ずれを抑えることができる。また、請求項3または4に記載の発明によれば、信号の位相を単純に進めるのではなく、制御対象の動特性モデルを用いた予測によって位相を進めているため、2つのモータ間相互の位相ずれを抑えて、振動が誘発し難く調整を容易にすることができ、同期制御の応答性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
実際のモータ制御装置には様々な機能や手段が内蔵されているが、図には本発明に関係する機能や手段のみを記載し説明することとする。また、以下同一名称には極力同一符号を付け重複説明を省略する。
図1は本発明を適用する第1の実施例を説明するモータ制御装置のブロック図である。図1において、11は指令発生部、12は第1位置制御部、13は第1速度制御部、14は第1トルク制御部、15は第1差分器、16は第1モータ、17は第1位置検出器、18はテーブル、22は第2位置制御部、23は第2速度制御部、24は第2トルク制御部、25は第2差分器、26は第2モータ、27は第2位置検出器、31は軸ずれ補償部、32は減算器、33は補償演算器、34は加算器、35は減算器である。
指令発生部11は第1位置制御部12および第2位置制御部22へ位置指令Prefを出力する。第1位置制御部12は前記位置指令Prefおよび第1モータ位置Pfb1を入力し、第1速度指令Vref1を減算器32および加算器34へ出力する。加算器34は前記第1速度指令Vref1および軸ずれ補償速度指令Cvrefを入力し、入力した2つの指令をたし合わせた信号を新たな速度指令として第1速度制御部13へ出力する。第1速度制御部13は前記加算器34からの信号および第1モータ速度Vfb1を入力し、第1トルク指令Tref1を第1トルク制御部14へ出力する。第1トルク制御部14は前記第1トルク指令Tref1を入力し第1モータ駆動電流を第1モータ16へ出力する。第1モータ16は前記第1モータ駆動電流を入力しトルクを発生し、テーブル18を駆動する。また、第1モータ16には第1位置検出器17が取付けられており、第1モータの位置を検出して前記第1モータ位置Pfb1を第1位置制御部12および第1差分器15へ出力する。第1差分器15は前記第1モータ位置Pfb1を入力し、前記第1モータ速度Vfb1を第1速度制御部13へ出力する。
第2位置制御部22は前記位置指令Prefおよび第2モータ位置Pfb2を入力し、第2速度指令Vref2を減算器32および減算器35へ出力する。減算器35は前記第2速度指令Vref2および前期軸ずれ補償速度指令Cvrefを入力し、前記第2速度指令Vref2から前記軸ずれ補償速度指令Cvrefを差し引いた信号を新たな速度指令として第2速度制御部23へ出力する。第2速度制御部23は前記減算器35からの信号および第2モータ速度Vfb2を入力し、第2トルク指令Tref2を第2トルク制御部24へ出力する。第2トルク制御部24は前記第2トルク指令Tref2を入力し第2モータ駆動電流を第2モータ26へ出力する。第2モータ26は前記第2モータ駆動電流を入力しトルクを発生し、テーブル18を駆動する。また、第2モータ26には第2位置検出器27が取付けられており、第2モータの位置を検出して前記第2モータ位置Pfb2を第2位置制御部22および第2差分器25へ出力する。第2差分器25は前記第2モータ位置Pfb2を入力し、前記第2モータ速度Vfb2を第2速度制御部23へ出力する。
減算器32は前記第1速度指令Vref1および前記第2速度指令Vref2を入力し、前記第1速度指令Vref1から前記第2速度指令Vref2を差し引いた軸間速度指令差を補償演算器33へ出力する。補償演算器33は前記第1速度指令Vref1から前記第2速度指令Vref2を差し引いた軸間速度指令差を入力し、前記軸ずれ補償速度指令Cvrefを加算器34および減算器35へ出力する。
テーブル18は、第1モータで駆動される可動部と第2モータで駆動される可動部がこのテーブルで結合されて、第1モータ16と第2モータ26とで駆動される。なお、モータで駆動される可動部とは、モータが回転型の場合はボールネジ等で駆動されるテーブルであり、モータがリニア型の場合は可動子に結合されているテーブルを意味する。
指令発生部11はテーブル18の目標位置となる位置指令Prefを発生する。
第1位置制御部12は前記位置指令Prefに前記第1モータ位置Pfb1が一致するように位置制御演算を行い、前記第1速度指令Vref1を算出する。第1速度制御部13は前記第1速度指令Vref1と前記補償値Cvrefとをたし合わせた信号に前記第1モータ速度Vfb1が一致するように速度制御演算を行い、前記第1トルク指令Tref1を算出する。第1トルク制御部14は前記第1トルク指令Tref1に基づいてトルク制御演算を行ない、前記第1モータ駆動電流を算出する。第1差分器15は前記第1モータ位置Pfb1から前記第1モータ速度Vfb1を算出する。
第2位置制御部22は前記位置指令Prefに前記第2モータ位置Pfb2が一致するように位置制御演算を行い、前記第2速度指令Vref2を算出する。第2速度制御部23は前記第2モータ速度指令Vref2から前記補償値Cvrefを差し引いた信号に前記第2モータ速度Vfb2が一致するように速度制御演算を行い、前記第2トルク指令Tref2を算出する。第2トルク制御部24は前記第2トルク指令Tref2に基づいてトルク制御演算を行ない、前記第2モータ駆動電流を算出する。第2差分器25は前記第2モータ位置Pfb2から前記第2モータ速度Vfb2を算出する。
補償演算器33は前記第1速度指令Vref1から前記第2速度指令Vref2を差し引いた軸間速度指令差が零になるように補償演算を行い、前記軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出する。
軸ずれ補償部31は、減算器32と加算器34と減算器35と補償演算器33とで構成する。すなわち、図1において、破線で囲んだ部分が軸ずれ補償部31である。
このように、第1モータ16と第2モータ26とが軸ずれしないようにして、テーブル18を第1モータ16と第2モータ26とで駆動する。
本実施例では速度制御部の出力を回転型モータを想定してトルク指令としたが、リニアモータの場合は速度制御部の出力を推力指令として同様な構成で実現すればよい。
図2は補償演算器33の詳細を説明するブロック図である。図2において、41は微分器、42は乗算器、43は積分器、44は乗算器、45は乗算器、46は加算器である。
減算器32は前記第1速度指令Vref1および前記第2速度指令Vref2を入力し、前記軸間速度指令差を微分器41と積分器43と乗算器45とへ出力する。微分器41は前記軸間速度指令差を入力し、時間微分して、前記軸間速度指令差を時間微分した値を乗算器42へ出力する。乗算器42は前記軸間速度指令差を時間微分した値を入力し、予め設定された定数Gdを乗算した値を加算器46へ出力する。積分器43は前記軸間速度指令差を入力し、時間積分して、前記軸間速度指令差を時間積分した値を乗算器44へ出力する。乗算器44は前記軸間速度指令差を時間積分した値を入力し、予め設定された定数Giを乗算した値を加算器46へ出力する。乗算器45は前記軸間速度指令差を入力し、予め設定された定数Gpを乗算した値を加算器46へ出力する。加算器46は前記軸間速度指令差微分値と前記軸間速度指令差積分値と前記軸間速度指令差比例値とを入力し、前記軸間速度指令差微分値と前記軸間速度指令差積分値と前記軸間速度指令差比例値とをたし合わせて軸ずれ補償速度指令Cvrefとして出力する。
図中、破線で囲った部分が補償演算器33である。
次に、シミュレーションを用いて、実施例1の効果を検証した結果を図7および図8を用いて説明する。図7は軸ずれの補償を行わない場合の応答例で、図8は実施例1の応答例である。図7(a)は1軸目の位置指令増分値Vr1、モータ速度Vfb1、および速度偏差Ve1を表しており、図7(b)は2軸目の位置指令増分値Vr2、モータ速度Vfb2、および速度偏差Ve2を表しており、図7(c)は両軸間の同期位置誤差Seを表している。
同様に、図8(a)は1軸目の位置指令増分値Vr1、モータ速度Vfb1、および速度偏差Ve1を表しており、図8(b)は2軸目の位置指令増分値Vr2、モータ速度Vfb2、および速度偏差Ve2を表しており、図8(c)は両軸間の同期位置誤差Seを表している。図7(c)と図8(c)に表した両軸間の同期位置誤差を比べると、軸間の補償を行わない場合は200パルス程度の誤差が出ており、実施例1を用いた場合は80パルス程度であり、同期誤差が1/2以下に小さくなっている。
このように以上の構成とすることで、1軸目と2軸目の応答差をなくし、第1モータと第2モータとの応答性のずれによって生じる軸ずれを抑えることができ、可動部材であるテーブルを高速・高精度で駆動することができる。また、振動も抑制することができる。
実施例2が実施例1と異なる点は、補償演算器33が、実施例1では第1速度指令Vref1から第2速度指令Vref2を差し引いた軸間速度指令差を用いて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出するのに対し、実施例2では第2モータ速度Vfb2から第1モータ速度Vfb1を差し引いた軸間速度差を用いて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出する点である。
図3は本発明を適用する第2の実施例を説明するモータ制御装置のブロック図である。ここでは、重複した説明を避けるため、図3が図1と異なる点についてのみ説明する。
図3において、第1位置制御部12は第1速度指令Vref1を加算器34のみへ出力する。また、第2位置制御部22は第2速度指令Vref2を減算器35のみへ出力する。
第1差分器15は第1モータ速度Vfb1を第1速度制御部13および減算器32へ出力する。また、第2差分器25は第2モータ速度Vfb2を第2速度制御部23および減算器32へ出力する。
減算器32は第1モータ速度Vfb1および第2モータ速度Vfb2を入力し、前記第2モータ速度Vfb2から前記第1モータ速度Vfb1を差し引いた軸間速度差を補償演算器33へ出力する。補償演算器33は前記軸間速度差を入力し、この軸間速度差に基づいて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出する。
なお、軸ずれ補償部31は、第1モータ位置Pfb1および第2モータ位置Pfb2を入力し、第1モータ位置Pfb1から第1モータ速度Vfb1を算出し、第2モータ位置Pfb2から第2モータ速度Vfb2を算出して前記第2モータ速度Vfb2から前記第1モータ速度Vfb1を差し引いた軸間速度差を補償演算器33へ出力してもよい。
また、補償演算器33は、第2モータ位置Pfb2から第1モータ位置Pfb1を差し引いた軸間位置差に基づいて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出してもよい。
また、この軸間位置差の差分から軸間速度差を算出し、この軸間速度差に基づいて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出してもよい。
図4は実施例2における補償演算器33の詳細を説明するブロック図である。
実施例2の補償演算器33が実施例1の補償演算器33と異なる点は、補償演算器33が、実施例1では軸間速度指令差に基づいて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出するが、実施例2では軸間速度差に基づいて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出する点である。
図中、破線で囲った部分が補償演算器33である。
実施例3が実施例1と異なる点は、実施例1では補償演算器33が第1速度指令Vref1から第2速度指令Vref2を差し引いた軸間速度指令差を用いて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出するのに対し、実施例3では軸ずれ補償部31に第1速度指令Vref1および第1モータ位置Pfb1に基づいて第1予測速度ΔPfb1pを算出する第1予測器36と、第2速度指令Vref2および第2モータ位置Pfb2に基づいて第2予測速度ΔPfb2pを算出する第2予測器37とを備え、補償演算器33が前記第1予測速度ΔPfb1pおよび前記第2予測速度ΔPfb2pを用いて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出する点である。
図5は本発明を適用する第3の実施例を説明するモータ制御装置のブロック図である。ここでは、重複した説明を避けるため、図5が図1と異なる点についてのみ説明する。
図5において、36は第1予測器、37は第2予測器である。第1位置制御部12は第1速度指令Vref1を加算器34および第1予測器36へ出力する。また、第2位置制御部22は第2速度指令Vref2を減算器35および第2予測器37へ出力する。
第1位置検出器17は第1モータ位置Pfb1を第1位置制御部12、第1差分器15および第1予測器36へ出力する。また、第2位置検出器27は第2モータ位置Pfb2を第2位置制御部22、第2差分器25および第2予測器37へ出力する。
第1予測器36は前記第1速度指令Vref1および第1モータ位置Pfb1を入力し、第1予測速度ΔPfb1pを減算器32へ出力する。また、第2予測器37は前記第2速度指令Vref2および第2モータ位置Pfb2を入力し、第2予測速度ΔPfb2pを減算器32へ出力する。
減算器32は第1予測速度ΔPfb1pおよび第2予測速度ΔPfb2pを入力し、前記第2予測速度ΔPfb2pから前記第1予測速度ΔPfb1pを差し引いた軸間予測速度差を補償演算器33へ出力する。補償演算器33は前記軸間予測速度差を入力し、この軸間予測速度差に基づいて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出する。
第1予測器36は第1速度指令Vref1および第1モータ位置Pfb1に基づいて第1予測速度ΔPfb1pを算出する。また、第2予測器37は第2速度指令Vref2および第2モータ位置Pfb2に基づいて第2予測速度ΔPfb2pを算出する。
図5の第1予測器へ入力している第1モータ速度指令Vref1の代わりに第1トルク指令Tref1あるいは位置指令Prefを第1予測器へ入力しても良い。同様に、第2予測器へ入力している第2モータ速度指令Vref2の代わりに第2トルク指令Tref2あるいは位置指令Prefを第2予測器へ入力しても良い。
つぎに、第1予測速度ΔPfb1pの算出方法について説明する。
本制御装置においてサンプリング周期がTsであり、サンプリング時刻i・TsにおいてK(≧0)サンプリング過去の第1モータ位置Pfb1(i-K)を前記第1位置検出器より入力する場合、時刻i・Tsよりもmサンプリング先の時刻(i+m)・Tsにおける第1モータ速度の予測値ΔPfb1(i+m)を用いて、前記予測値ΔPfb1pを式(1)
ΔPfb1p =ΔPfb1(i+M)、または、ΔPfb1p =ΔPfb1(i+M−1) (1)
または、補間して式(2)
ΔPfb1p = {s1・ΔPfb1(i+M−1)+s2・ΔPfb1(i+M)}/(s1+s2) (2)
で与えることもできる。ここでMは予測区間であり、s1、s2は補間係数である。
特にK=0かつM=1である時は式(3)
ΔPfb1p = {s1・ΔPfb1(i)+s2・ΔPfb1(i+1)}/(s1+s2) (3)
で与えられる。ただし、Δはサンプリング周期Ts間の増分値を表す。
ここで、mサンプリング先の第1モータ予測速度ΔPfb1(i+m)は、以下の式(4)、式(5)
ΔPfb1(i+m) = Pfb1(i+m)−Pfb1(i+m−1) (5)
または、以下の2式の何れか1つの式で与える。
以下、式(4)〜式(7)について説明する。まず、式(4)を説明する。いま第1モータ16の第1トルク指令Tref1、第1速度指令Vref1、または、位置指令Prefのいずれかを入力uと考え、この入力u(i)から第1モータ位置Pfb1(i)までの伝達関数モデルが、
Gry(z)=(b1z−1+・・・+bNbz−Nb)/(1−a1z−1−・・・−aNaz−Na) (8)
の離散時間系で得られているとする。時刻i・Ts(以下便宜上時刻iと呼ぶ)において、未来の入力をu(j)=u(i) (j>i)として、時刻i−K以降の第1モータ位置を予測すると前記式(4)となり、係数Amn、Bmnは次式で与えられる。
ただし、an=0(n>Na)、bn=0(n<1およびn>Nb)、a'm(Na+K)=0、b'm(Nb+K)=0
次に式(6)を説明する。いま入力増分値Δu(i)から第1モータ速度ΔPfb1(i)までの離散時間伝達関数モデル、
Gdd(z) = (b1z−1 + … + bNbz−Nb) / (1 - a1z−1 - … - aNaz−Na) (11)
を用い、時刻iにおいて、未来の入力をu(j)=u(i) (j>i)として、時刻i‐K以降の第1モータ速度を予測すると前記(6)式となる。ここで、係数Amn、Bmnは次式で与えられる。
ただし、an=0 (n>Na)、bn=0 (n<1およびn>Nb)
さらに、式(7)を説明する。いま入力u(i)から第1モータ速度ΔPfb1(i)までの離散時間伝達関数モデル、
Grd(z) = (b1z−1 + … + bNbz―Nb) / (1 - a1z−1 - … - aNaz−Na) (13)
を用い、時刻iにおいて、 未来の入力をu(j)=u(i) (j>i)として、時刻i−K以降の第1モータ速度を予測すると前記式(7)となる。ここで、係数Amn、Bmn は次式で与えられる。
ただし、an=0 (n>Na)、bn=0 (n<1およびn>Nb)
つぎに、第2予測速度ΔPfb2pの算出方法について説明する。
本制御装置においてサンプリング周期がTsであり、サンプリング時刻i・TsにおいてK(≧0)サンプリング過去の第2モータ位置Pfb2(i-K)を前記第2位置検出器より入力する場合、時刻i・Tsよりもmサンプリング先の時刻(i+m)・Tsにおける第2モータ速度の予測値ΔPfb2(i+m)を用いて、前記予測値ΔPfb2pを式(15)
ΔPfb2p =ΔPfb2(i+M)、または、ΔPfb2p =ΔPfb2(i+M−1) (15)
または、補間して式(16)
ΔPfb2p = {s1・ΔPfb2(i+M−1)+s2・ΔPfb2(i+M)}/(s1+s2) (16)
で与えることもできる。ここでMは予測区間であり、s1、s2は補間係数である。
特にK=0かつM=1である時は式(17)
ΔPfb2p = {s1・ΔPfb2(i)+s2・ΔPfb2(i+1)}/(s1+s2) (17)
で与えられる。ただし、Δはサンプリング周期Ts間の増分値を表す。
ここで、mサンプリング先の第2モータ予測速度ΔPfb2(i+m)は、以下の式(18)、式(19)
ΔPfb2(i+m) = Pfb2(i+m)−Pfb2(i+m−1) (19)
または、以下の2式の何れか1つの式で与える。
以下、式(18)〜式(21)について説明する。まず、式(18)を説明する。いま第2モータ26の第2トルク指令Tref2、第2速度指令Vref2、または、位置指令Prefのいずれかを入力uと考え、この入力u(i)から第2モータ位置Pfb2(i)までの伝達関数モデルが、式(8)の離散時間系で得られているとする。時刻i・Ts(以下便宜上時刻iと呼ぶ)において、未来の入力をu(j)=u(i) (j>i)として、時刻i−K以降の第2モータ位置を予測すると前記式(18)となり、係数Amn、Bmnは式(9)および式(10)で与えられる。
次に式(20)を説明する。いま入力増分値Δu(i)から第2モータ速度ΔPfb2(i)までの離散時間伝達関数モデル、式(11)を用い、時刻iにおいて、未来の入力をu(j)=u(i) (j>i)として、時刻i‐K以降の第2モータ速度を予測すると前記(20)式となる。ここで、係数Amn、Bmnは式(12)で与えられる。
さらに、式(21)を説明する。いま入力u(i)から第2モータ速度ΔPfb2(i)までの離散時間伝達関数モデル、式(13)を用い、時刻iにおいて、 未来の入力をu(j)=u(i) (j>i)として、時刻i−K以降の第2モータ速度を予測すると前記式(21)となる。ここで、係数Amn、Bmn は式(14)で与えられる。
図6は実施例3における補償演算器33の詳細を説明するブロック図である。
実施例3の補償演算器33が実施例1の補償演算器33と異なる点は、補償演算器33が、実施例1では軸間速度指令差に基づいて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出するが、実施例3では軸間予測速度差に基づいて軸ずれ補償速度指令Cvrefを算出する点である。
図中、破線で囲った部分が補償演算器33である。
以上に説明したように、両軸の速度指令が得られる場合は請求項1に記載の方法を適用し、両軸のモータ速度が得られる場合は請求項2に記載の方法、両軸の位置が得られる場合は請求項またはに記載の方法を用いることで、軸間の相互ずれを抑え、高い応答性を備えた制御装置が提供できる。
本発明は、電子部品実装装置や半導体製造装置の位置決め駆動用サーボ制御装置、工作機械や産業用ロボットを駆動するモータ制御装置において、1つの可動部を2つのモータで同期駆動するタンデム駆動制御に利用できる。
本発明を適用する第1の実施例を説明するモータ制御装置のブロック図 本発明を適用する第1の実施例の補償演算器を説明するブロック図 本発明を適用する第2の実施例を説明するモータ制御装置のブロック図 本発明を適用する第2の実施例の補償演算器を説明するブロック図 本発明を適用する第3の実施例を説明するモータ制御装置のブロック図 本発明を適用する第3の実施例の補償演算器を説明するブロック図 軸ずれの補償を行わない場合の応答例 本発明の実施例1の応答例
符号の説明
11 指令発生部
12 第1位置制御部
13 第1速度制御部
14 第1トルク制御部
15 第1差分器
16 第1モータ
17 第1位置検出器
18 テーブル
22 第2位置制御部
23 第2速度制御部
24 第2トルク制御部
25 第2差分器
26 第2モータ
27 第2位置検出器
31 軸ずれ補償部
32、35 減算器
33 補償演算器
34、46 加算器
36 第1予測器
37 第2予測器
41 微分器
42、44、45 乗算器
43 積分器

Claims (4)

  1. 上位コントローラから出力された位置指令を2つのモータの目標位置とし、前記位置指令に第1モータ位置が一致するように第1速度指令を算出する第1位置制御部と、前記第1速度指令に第1モータ速度が一致するように速度制御を行い第1トルクまたは推力指令を算出する第1速度制御部と、前記第1トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第1モータを駆動する第1トルク制御部と、前記第1モータの位置を検出する第1位置検出器と、前記第1モータ位置から前記第1モータ速度を算出する第1差分器と、前記位置指令に第2モータ位置が一致するように第2速度指令を算出する第2位置制御部と、前記第2速度指令に第2モータ速度が一致するように速度制御を行い第2トルクまたは推力指令を算出する第2速度制御部と、前記第2トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第2モータを駆動する第2トルク制御部と、前記第2モータの位置を検出する第2位置検出器と、前記第2モータ位置から前記第2モータ速度を算出する第2差分器とを備え、2つのモータで1つの可動部材を駆動するモータ制御装置において、
    前記第1速度指令から前記第2速度指令を差引いて軸間速度指令差を算出する減算器と、
    前記軸間速度指令差を時間積分した値に定数を乗じた軸間速度指令差積分値と、前記軸間速度指令差に定数を乗じた軸間速度指令差比例値と、前記軸間速度指令差を時間微分した値に定数を乗じた軸間速度指令差微分値と、を加え合せた値を軸ずれ補償速度指令として出力する補償演算器と、
    前記第1速度指令に前記軸ずれ補償速度指令を加える加算器と、
    前記第2速度指令から前記軸ずれ補償速度指令を減じる減算器と、を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 上位コントローラから出力された位置指令を2つのモータの目標位置とし、前記位置指令に第1モータ位置が一致するように第1速度指令を算出する第1位置制御部と、前記第1速度指令に第1モータ速度が一致するように速度制御を行い第1トルクまたは推力指令を算出する第1速度制御部と、前記第1トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第1モータを駆動する第1トルク制御部と、前記第1モータの位置を検出する第1位置検出器と、前記第1モータ位置から前記第1モータ速度を算出する第1差分器と、前記位置指令に第2モータ位置が一致するように第2速度指令を算出する第2位置制御部と、前記第2速度指令に第2モータ速度が一致するように速度制御を行い第2トルクまたは推力指令を算出する第2速度制御部と、前記第2トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第2モータを駆動する第2トルク制御部と、前記第2モータの位置を検出する第2位置検出器と、前記第2モータ位置から前記第2モータ速度を算出する第2差分器とを備え、2つのモータで1つの可動部材を駆動するモータ制御装置において、
    前記第2モータ速度から前記第1モータ速度を差引いて軸間速度差を算出する減算器と、
    前記軸間速度差を時間積分した値に定数を乗じた軸間速度差積分値と、前記軸間速度差に定数を乗じた軸間速度差比例値と、前記軸間速度差を時間微分した値に定数を乗じた軸間速度差微分値と、を加え合せた値を軸ずれ補償速度指令として出力する補償演算器と、
    前記第1速度指令に前記軸ずれ補償速度指令を加える加算器と、
    前記第2速度指令から前記軸ずれ補償速度指令を減じる減算器と、を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  3. 上位コントローラから出力された位置指令を2つのモータの目標位置とし、前記位置指令に第1モータ位置が一致するように第1速度指令を算出する第1位置制御部と、前記第1速度指令に第1モータ速度が一致するように速度制御を行い第1トルクまたは推力指令を算出する第1速度制御部と、前記第1トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第1モータを駆動する第1トルク制御部と、前記第1モータの位置を検出する第1位置検出器と、前記第1モータ位置から前記第1モータ速度を算出する第1差分器と、前記位置指令に第2モータ位置が一致するように第2速度指令を算出する第2位置制御部と、前記第2速度指令に第2モータ速度が一致するように速度制御を行い第2トルクまたは推力指令を算出する第2速度制御部と、前記第2トルクまたは推力指令を入力しトルクまたは推力制御を行い第2モータを駆動する第2トルク制御部と、前記第2モータの位置を検出する第2位置検出器と、前記第2モータ位置から前記第2モータ速度を算出する第2差分器とを備え、2つのモータで1つの可動部材を駆動するモータ制御装置において、
    第1の入力信号対として前記第1トルクまたは推力指令と前記第2トルクまたは推力指令、もしくは前記第1モータ速度指令と前記第2モータ速度指令、もしくは前記第1位置指令と前記第2位置指令を入力し、第2の入力信号対として前記第1モータ位置と前記第2モータ位置を入力し、前記第1の入力信号対から前記第2の入力信号対までの動特性モデルを用いて第1予測速度ΔPfb1pおよび第2予測速度ΔPfb2pを算出し、前記第1予測速度ΔPfb1pおよび前記第2予測速度ΔPfb2pを用いて軸ずれ補償する軸ずれ補償部を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  4. 前記軸ずれ補償部は、前記第2予測速度から前記第1予測速度を差し引いて軸間予測速度差を算出する減算器と、前記軸間予測速度差を時間積分した値に定数を乗じた軸間予測速度差積分値と前記軸間予測速度差に定数を乗じた軸間予測速度差比例値と前記軸間予測速度差を時間微分した値に定数を乗じた軸間予測速度差微分値とを加え合せた値を前記軸ずれ補償速度指令として出力する補償演算器と、この軸ずれ補償速度指令を、前記第1速度指令に加える加算器と、前記第2速度指令から減じる減算器と、を備えることを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
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