JP5842858B2 - 燃料噴射装置の異常検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁弁を開閉制御する燃料噴射装置の異常を検出するための燃料噴射装置の異常検出回路に関する。
従来、燃料噴射装置は半導体集積回路装置(IC)を使用して電磁弁を開閉制御する。例えば、燃料噴射装置は上流側の端子と下流側の端子との間にインジェクタのソレノイドを接続して構成され、ソレノイドの通電、断電に応じて電磁弁を開弁/閉弁する。この種のソレノイドの通断電制御方法の一例が特許文献1に開示されている。
燃料噴射装置が装置本体の異常を検出するときには、これらの上流側の端子や下流側の端子に定電圧を印加し、この印加された定電圧に応じた電圧が正常範囲に収まっているか否かを判定することで異常を検出する方法が一般的となっている。
特開平10−256037号公報
しかしながら、正常電圧範囲の上限と下限を規定するため、少なくとも2つの比較器と定電圧生成回路を必要とする。このため当該回路規模が大きくなってしまう。この種の回路は小規模化することが望まれている。
本発明の目的は、回路規模を極力小規模としながら燃料噴射装置の異常が存在することを極力正確に推定できるようにした燃料噴射装置の異常検出回路及び異常検出プログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、電源線間に2つ以上の電磁弁の開閉用ソレノイドが並列接続されると共に当該開閉用ソレノイドの上流側が共通接続された構成を対象としている。この請求項1記載の発明によれば、定電流スイッチング回路はソレノイドの上流側に接続されており、放電スイッチング回路はソレノイドの上流側に定電流スイッチング回路と並列接続されている。気筒別の気筒選択スイッチング回路は、2つ以上の電磁弁の開閉用ソレノイドの下流側にそれぞれ接続されている。そして第1入力部はソレノイドの上流側の共通接続ノードの電圧を入力する。
制御部が定電流スイッチング回路をオフ制御したときに第1入力部の電圧が通常レベルとは異なる異常レベルになることを第1の条件とし、定電流スイッチング回路をオフからオン制御したときに第1入力部の電圧が変化しないことを第2の条件とし、これらの第1及び第2の条件の少なくとも何れか一方を満たしたときに異常と検出する。
すると、制御部が各スイッチング回路をオンオフ制御したときの第1入力部の電圧状態又は電圧変化に応じて燃料噴射装置の異常を検出でき、コンパレータなどの比較器を別途設けることなく極力正確に異常を推定できる。これにより、回路規模を極力小規模にしながら異常が存在することを極力正確に推定できる。
本発明の一実施形態を示す燃料噴射装置の全体的な電気的構成図 保護回路の構成例 異常判定処理を概略的に示すフローチャート(その1) 正常時における各端子の信号波形を概略的に示すタイミングチャート(その1) 異常時における各端子の信号波形を概略的に示すタイミングチャート(その1) 異常判定処理を概略的に示すフローチャート(その2) 正常時における各端子の信号波形を概略的に示すタイミングチャート(その2) 正常時における各端子の信号波形を概略的に示すタイミングチャート(その3) 異常時(バッテリショート時)における各端子の信号波形を概略的に示すタイミングチャート(その2) 異常判定処理を概略的に示すフローチャート(その3) 異常判定処理を概略的に示すフローチャート(その4)
以下、燃料噴射装置に適用した一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、燃料噴射装置1は、MPU(Micro Processing Unit)2と、このMPU2の噴射指令または噴射停止指令に応じてエンジンの各気筒のインジェクタ3、4を駆動するインジェクタ駆動装置5と、を備える。インジェクタ3、4のソレノイドケース内には電磁弁が備えられている。
このようなインジェクタ3、4の電磁弁はソレノイドコイルL1、L2に通電/断電することで開弁/閉弁する。電磁弁はソレノイドコイルL1、L2が通電されないときには弁体を付勢し弁座を閉塞し、ソレノイドコイルL1、L2が通電されると弁座から弁体を開放する。この図1では、説明の簡略化のためソレノイドコイルL1、L2を2気筒分図示しているが、3気筒分設けても良いし、2気筒分を1グループとし2又は3グループ分備えた4気筒又は6気筒などでも同様に適用できる。
ソレノイドコイルL1は、端子COM1と端子INJ1との間に接続されている。ソレノイドコイルL2は、端子COM2と端子INJ2との間に接続されている。端子COM1及びCOM2はノードN1で共通接続されている。
インジェクタ駆動装置5は、電源端子TBに入力されるバッテリ電圧VBを昇圧する昇圧電源部6、昇圧電源部6の昇圧電圧VCHGの印加ノードとノードN1との間に設けられた放電トランジスタ(放電スイッチング回路相当)T1、開弁状態を所定時間保持するため定電流を出力する定電流トランジスタ(定電流スイッチング回路相当)T2、気筒選択トランジスタ(気筒選択スイッチング回路相当)T3、T4を備える。各トランジスタT1〜T4は、それぞれ例えばNチャネル型のMOSトランジスタにより構成される。
また、インジェクタ駆動装置5は、放電トランジスタT1、定電流トランジスタT2を駆動する駆動回路7、気筒選択トランジスタT3、T4を駆動する駆動回路8、保護回路9〜11、電流検出用抵抗R2、及び、電圧安定化用の抵抗R3〜R5を備える。
昇圧電源部6は、所謂DC/DCコンバータを備え昇圧電圧VCHGを生成し放電トランジスタT1に昇圧電圧VCHGを印加する。この昇圧電圧VCHGは放電トランジスタT1のドレインに与えられる。MPU2が放電制御信号を駆動回路7に与えることで、駆動回路7が放電トランジスタT1をオンオフ駆動する。
バッテリ電圧VBは定電流トランジスタT2のドレインに与えられる。定電流トランジスタT2のソースからノードN1までの通電経路には、逆流防止用のダイオードD1が接続されている。また、ノードN1とグランドとの間には還流ダイオードD2が接続されている。
MPU2は、インジェクタ3、4の2つのソレノイドL1、L2に流れる総電流が既定の電流値に等しくなるように、定電流制御信号を駆動回路7に与え、駆動回路7が定電流トランジスタT2をオンオフ駆動する。
気筒選択トランジスタT3、T4は、端子INJ1、INJ2とグランドとの間にそれぞれ接続されている。トランジスタT3,T4のソースは共通接続されており、この共通接続ノードはトランジスタT3,T4に共通に設けられた電流検出用抵抗(電流検出部相当)R2を介してグランドに接続されている。そして、電流検出用抵抗R2の電流検出値はMPU2の端子IN2に与えられる。端子IN2にはA/D変換器(図示せず)が接続されており、抵抗R2の通電電流を所定のサンプリング時間毎に取得できる。これにより、抵抗R2の通電電流をほぼリアルタイムに検出できる。MPU2は気筒選択信号を駆動回路8に与えると、駆動回路8が気筒選択トランジスタT3、T4をオンオフ駆動制御する。
端子INJ1、INJ2は気筒毎に設けられており、これらの端子INJ1、INJ2とグランドとの間には抵抗R3、R4がそれぞれ接続されている。また、ソレノイドL1、L2の上流側の端子COM1及びCOM2の共通接続ノードN1とグランドとの間には抵抗R5が接続されている。抵抗R3〜R5は、各端子INJ1、INJ2、端子COM1及びCOM2の共通ノードの電圧を安定化するための抵抗であり、それぞれ例えば10kΩ程度に設定されている。
保護回路9が端子COM1、COM2の共通接続ノードN1に接続されており、この保護回路9の出力がMPU2に与えられている。また、別の保護回路10、11は端子INJ1、INJ2にそれぞれ接続されており、これらの保護回路10、11の出力がMPU2に入力されている。
これらの保護回路9〜11の回路例を図2に示す。この図2に示すように、電源電圧Vcc(例えば5V<バッテリ電圧VB)の供給端子とグランドとの間に逆方向直列接続された2つのダイオードD3、D4を備えている。
保護回路9はノードN1とMPU2の入力端子IN1との間に抵抗R6を接続して構成されている。保護回路10は端子INJ1と入力端子IN3との間に抵抗R6を接続して構成されている。保護回路11は端子INJ2と入力端子IN4との間に抵抗R6を接続して構成されている。なお電源電圧Vccは、バッテリ電圧VBからマイコン用に別途生成された電源電圧を示す。
上記構成において、噴射指令を受け付けるとインジェクタ駆動装置5はインジェクタ3又は4を通常駆動する。このとき、MPU2は、放電トランジスタT1及び定電流トランジスタT2の双方をオン制御することでインジェクタに初期通電し、この後インジェクタ電流の検出電圧(図1に示す端子IN2の検出電圧)がピークに達したことを検出したときにインジェクタへの通電を停止し、インジェクタの通電レベルを低下させる。
その後、MPU2は定電流トランジスタT2をオンオフ制御することにより、インジェクタ電流が定電流調整用の所定範囲に収まるように調整する。そして噴射停止指令があると通断電制御を停止する。これらの動作は、気筒毎に噴射指令を受付ける度に繰り返される。
本実施形態では、このような実駆動動作を行っていないときに、燃料噴射装置1は内部異常を生じているか否かを検査する。すなわち、エンジンが回転している最中でも燃料を噴射制御していないときにはこの検査を行うことができる。したがって、下記の異常検査処理はバッテリ電圧VBさえ供給されていれば、エンジン停止中でもエンジン回転中でも行うことができる。この異常を検査する際の動作について図3〜図12を参照して説明する。これらの異常検査処理は、各気筒毎(すなわち各気筒の電磁弁を駆動するソレノイドコイルL1、L2毎)に行われるものである。
図3は異常検出の全体処理をフローチャートで示す。図3に示すように、MPU2は、定電流トランジスタT2、放電トランジスタT1、気筒選択トランジスタT3、T4を全てオフ制御した状態で、端子IN1の電圧レベルを検出する(S1)。
この段階では、全てのトランジスタT1〜T4がオフ制御されているため、正常であれば端子IN1の電圧レベルがロウ(「Lo」)となる。このとき、MPU2は、端子IN1の電圧レベルがロウと入力されたときには(S1:Lo)正常と判定し、次のステップS2の処理を実行する。
ステップS2において、MPU2は駆動回路7を通じて定電流トランジスタT2に1パルス電圧を印加し瞬時的にオン制御する(S2)。このとき、定電流トランジスタT2をオン制御するための印加電圧は図4に示すように予め定められた所定時間(例えば10μs〜20μs程度)だけ1パルスである。このとき、MPU2は端子IN1のエッジ(例えば立上りエッジ)を検出したか否か判定する(S3)。
図4に示すように、回路全体に異常を生じていない正常時には、端子IN1にはエッジ(例えば0→≒Vcc(=「H」))が検出される。なお細かく言及すれば、端子IN1の入力電圧は電源電圧VccよりもダイオードD3の順方向電圧分の電圧上昇を生じる。
しかし回路が異常動作すると図5に示すようにエッジ(0→≒Vcc(=「H」))が検出されない。端子IN1にエッジが検出されると(S3:YES)、MPU2は端子IN3/IN4のエッジを検出したか否か判定する(S4)。
ここで、端子IN3/IN4は個別に検査されるものであり、この段階では気筒選択トランジスタT3、T4は共にオフ状態となるため、正常であれば端子IN3/IN4の電位は共に上昇しエッジが検出されることになる。このとき、MPU2は端子IN3/IN4のエッジを検出すると(S4:YES)、MPU2は検査シーケンスCを実行する(S5)。MPU2は検査シーケンスCを実行した結果、正常に終了したか否か判定し、正常終了すればそのまま終了するが、異常判定すると(S6:NO)、ダイアグ出力する(S7)。
他方、ステップS1において、MPU2は端子IN1の電圧レベルが「Hi」と判定されたときには(S1:Hi)、検査シーケンスAを実行する(S8)。MPU2は検査シーケンスAを実行した結果、正常終了すれば(S6:YES)、そのまま終了するが、異常判定すると(S6:NO)ダイアグ出力する(S7)。
他方、ステップS3において、MPU2は端子IN1のエッジが検出されなければ(S3:NO)、検査シーケンスBを実行する(S9)。MPU2は検査シーケンスBを実行した結果、正常に終了したか否か判定し、正常終了すればそのまま終了するが、異常判定すると(S6:NO)、ダイアグ出力する(S7)。
他方、ステップS4において、MPU2は端子IN3/IN4のエッジが検出されなければ(S4:NO)、気筒選択トランジスタT3、T4はオフ状態であるにも関わらず何らかの影響でドレインソース間が短絡していると見做し、端子INJ1/INJ2がグランドショートしていると判定する(S10)。この場合には、MPU2はグランドショート判定を行うため異常判定することになり(S6:NO)、ダイアグ出力する(S7)。
<検査シーケンスAの処理>
以下、図6〜図9を参照しながら検査シーケンスAの処理を説明する。この検査シーケンスAは、図3に示す検査処理において、MPU2が端子IN1の電圧レベルを検出した結果「H」レベルと検出された(S1:Hi)ときに行われる検査処理を示している。すなわち、この図6に示す検査シーケンスAは、端子IN1の通常印加電圧が異常に高いと判定されたときに行われる検査シーケンスを示す。
まずMPU2は、気筒選択トランジスタT3又はT4に1パルス電圧を印加し瞬時的にスイッチングオン制御し(S101)、端子IN2の電圧を検出することにより電流検出抵抗R2に流れる電流を検出する(S102)。定電流トランジスタT2をオン制御するための印加電圧は、図7に示すように、予め定められた所定時間だけの1パルス電圧となっている。
ここでは、放電トランジスタT1も定電流トランジスタT2もオン制御していないため正常動作すれば電流経路は存在しない。したがって、例えば気筒選択トランジスタT3に1パルスの制御電圧(OUT3参照)を印加すると、正常動作するときには、本来は図7に示すように端子IN1の電圧も、抵抗R2の通電電流(端子IN2の検出電圧参照)も検出されない。
しかし、この検査シーケンスAは、端子IN1の通常印加電圧が異常に高いと判定されたときに行われる検査であるため何らかの異常を生じていると推定する。例えば、抵抗R2の電流値が閾値電流It1未満となるときには、電流検出抵抗R2による電流検出部の異常と推定する(S104)。この閾値電流It1は、電流が通電されていないときの暗電流などを見込んで予め定められた閾値電流であり、閾値電流It1を超えたときには電流検出抵抗R2などによる電流検出部の異常と判定する。
しかし、電流値が閾値電流It1未満となっていないときには、ステップS105以降の判定に移る。すなわち、ステップS105に示すように、電流値が閾値電流It1を超え閾値電流It2未満となっているか否か判定する。ここで、閾値電流It2は、閾値電流It1を上回り、且つ、ソレノイドコイルL1又はL2にバッテリ電圧VBが所定時間印加されたときに通常流れる電流値(又はこの電流値を下回るように予め定められた電流値)を示す。
MPU2は、ステップS105の条件を満たしているときには、放電トランジスタT1、及び、気筒選択トランジスタT3又はT4をスイッチングオン制御し(S106)、端子IN2の電圧を検出することで抵抗R2の通電電流を検出する(S107)。
MPU2がトランジスタT2、及び、T3又はT4をオン制御するための印加電圧は、図8に示すように予め定められた所定時間だけの1パルス電圧となっている。この図8に示すように、抵抗R2に電流が正常に流れると、端子IN2の電圧は、トランジスタT2、及び、T3又はT4を共にオンした時点から上昇し始め、当該トランジスタT2、及び、T3又はT4がオフする直前で最大値となる。
MPU2は、抵抗R2の通電電流を検出し、この電流値が閾値電流It1を超え閾値電流It2未満となったか判定する(S108)。MPU2は、このステップS108の条件を満たしていると判定したときには、端子COM1及びCOM2をバッテリショートと判定する(S109)。他方、MPU2は、ステップS108の条件を満たしていないと判定したときには、定電流トランジスタT2をショート異常と判定する(S110)。
MPU2が、放電トランジスタT1、気筒選択トランジスタT3又はT4をオンオフ制御したとしても電流値が前述の条件を満たして変化しないときには(S108:YES)、端子COM1及びCOM2がバッテリ電圧VBにショートしていると推定できる(S109)。このとき、図9に示すように、端子IN1にはバッテリ電圧VBに応じた電圧(≒電圧Vcc)が検出される。
また、MPU2が、放電トランジスタT1、気筒選択トランジスタT3又はT4をオンオフ制御したとしても電流値が上昇し閾値電流It2以上となるときには(S108:NO)、端子COM1及びCOM2自体にバッテリショート等の異常を生じているわけではなく、定電流トランジスタT2がショート異常しているものと推定できる(S110)。
他方、MPU2は、ステップS105の条件を満たしていないと判定したときには(S105:NO)、電流値が閾値電流It2を超え閾値電流It3未満となっているか判定する(S111)。この閾値電流It3は、閾値電流It2を上回り、且つ、ソレノイドコイルL1又はL2に昇圧電圧VCHGが印加されたときに通常流れる電流値(又はこの電流値を下回るように予め定められた電流値)を示す。
そしてMPU2は、ステップS111の条件を満たしていると判定すると(S111:YES)、放電トランジスタT1をショート異常と推定する(S112)。逆に、MPU2はステップS111の条件を満たしていないと判定すると、端子INJ1/INJ2をバッテリショート異常と推定する(S113)。
すなわち、各トランジスタT1〜T4がオフ制御されているにも関わらず、ノードN1の電圧が「H」であるときには、このような端子IN2の電圧(電流検出抵抗R2の通電電流値)に応じた各種電流条件を設定することで各種異常を判別できる。
<検査シーケンスBの処理>
以下、検査シーケンスBの処理について、図10を参照しながら説明する。この検査シーケンスBの処理は、図3のステップS2において、MPU2が定電流トランジスタT2をオン制御したとしても、端子IN1のエッジ(0(=「L」)→≒Vcc(=「H」))を検出しないときに行われる検査を示している。すなわち、この図10に示す検査シーケンスBは、定電流トランジスタT2に起因した何らかの異常を生じたときの検査シーケンスを示している。
このような場合、MPU2は、まず放電トランジスタT1をスイッチングオン制御し(S201)、端子IN1の電圧レベルを検出する(S202)。このときトランジスタT1に与えられる電圧は前述と同様に所定時間の1パルス電圧である。
このときMPU2は、端子IN1の電圧にエッジを検出したか否か判定し(S203)、エッジを検出したと判定すると(S203:YES)、定電流トランジスタT2をオープン異常と推定する(S204)。また逆に、MPU2は、端子IN1の電圧にエッジを検出しなければ(S203:NO)、端子COM1及びCOM2をグランドショート異常と推定する(S205)。
すなわち、MPU2が定電流トランジスタT1をスイッチングオン制御したとしても端子IN1にエッジが検出されないときに、放電トランジスタT2をスイッチングオン制御したときの端子IN1の電圧挙動を検出することで異常種別を推定できる。
この場合、MPU2が放電トランジスタT2をスイッチングオン制御したときに端子IN1にエッジを正常に検出できれば、放電トランジスタT2を通じてソレノイドコイルL1又はL2の上流側端子COM1及びCOM2に電位を印加できることになる。したがって、定電流トランジスタT2がオープン異常していると推定できる。逆に、MPU2が放電トランジスタT2をスイッチングオン制御したとしても端子IN1にエッジを検出できなければ、何らかの影響で上流側の端子COM1及びCOM2がグランドショートしていると推定できる。
このように、各トランジスタT1〜T4がオフ状態に制御されているときに、定電流トランジスタT2をオン制御しても端子IN1のエッジ(電圧変化)を検出できないときには、このような放電トランジスタT1をオン制御したときの端子IN1の電圧挙動を検出することで各種の異常種別を推定できる。
<検査シーケンスCの処理>
以下、図11を参照しながら検査シーケンスCの処理を説明する。この検査シーケンスCは、図3のステップS2〜S4において、MPU2が定電流トランジスタT2をオン制御したときの端子IN1、及び、端子IN3又はIN4のエッジ(電圧変化「L」→「H」)を検出した結果(S3、S4)、エッジが共に検出されたときに行う検査処理を示す。
すなわち、この図11に示す検査シーケンスCは、初期状態の端子IN1の電圧レベルも、定電流トランジスタT2をオフからオン制御したときの電圧変化の挙動も確からしいと判定したときに行われる検査シーケンスを示している。
このような場合、MPU2は、まず定電流トランジスタT1をスイッチングオン制御し(S301)、端子IN2の電圧を検出することで抵抗R2の通電電流を検出する(S302)。この段階では、気筒選択トランジスタT3又はT4は共にオフ制御されているため、正常であれば電流検出抵抗R2に電流は流れず端子IN2の電圧は上昇しない。
そこで、MPU2は、この端子IN2の電圧を検出し、抵抗R2の通電電流値が閾値電流It1以下となっていれば(S303:YES)正常と判定し、次の検査処理(ステップS304)に移る。
MPU2は、S304において放電トランジスタT1をスイッチングオン制御する(S304)。MPU2は、放電トランジスタT1をオン制御した後に端子IN1の電圧レベルを検出し(S305)、端子IN1の電圧変化のエッジを検出したか否か判定する(S306)。
この検査では、気筒選択トランジスタT3又はT4はオン制御されていないため、端子IN1の電圧は上昇しエッジが検出されることになる。そこで、MPU2はこの端子IN1にエッジが検出されれば(S306:YES)正常と判定し、次の検査処理(ステップS307)に移る。
MPU2は、S307において放電トランジスタT1をオフ制御し、定電流トランジスタT2、気筒選択トランジスタT1をスイッチングオン制御する(S307)。MPU2は、これらのトランジスタT2及びT1をオン制御した後に端子IN2の電圧を検出することで抵抗R2の通電電流を検出し(S308)、この電流値が閾値電流It1を上回り且つ閾値電流It2を下回るか否かを判定する(S309)。
このステップS307の処理では、MPU2は放電トランジスタT1をオフに保持したまま定電流トランジスタT2及び気筒選択トランジスタT3又はT4をオン制御するため、正常であれば通常のバッテリ電圧VBが印加されたときの電流が抵抗R2に流れる。そこで、MPU2は、端子IN2の電圧を検出することで抵抗R2の通電電流を検出した結果、ステップS309において閾値電流It1を上回り且つ閾値電流It2を下回る電流を検出したか否か判定し、この条件を満たせば正常と判定する(S310)。
すなわち、MPU2は、検査シーケンスCにおいてステップS303、S306、S309の条件を全て満たせば正常と判定するが、ステップS303、S306、S309の条件を満たさなければ各種の異常の種類を判別する。
MPU2は、ステップS303において、電流値が閾値電流It1未満となる条件を満たしていないと判定すると(NO)、気筒選択トランジスタT3又はT4をショート異常と判定する(S311)。
すなわち、気筒選択トランジスタT3又はT4がオン制御されていないにも関わらず、抵抗R2に電流が閾値電流It1以上も流れているときには、気筒選択トランジスタT3又はT4に何らかの異常を生じていると推定できる。
また、MPU2は、S304において放電トランジスタT1をスイッチングオン制御したときに、S306において端子IN1のエッジを検出できなければ(NO)、放電トランジスタT1をオープン異常と判定する(S312)。
すなわち、MPU2が放電トランジスタT1をオン制御しても、端子IN1の電位が上昇せずエッジが検出されないときには、放電トランジスタT1のドレインソース間が開放されたままの状態が保持されているものと推定でき、放電トランジスタT1のオープン異常と判定する。
また、MPU2は、S307において定電流トランジスタT1、及び、気筒トランジスタT3又はT4を共にスイッチングオン制御し、S309において電流値が閾値電流It1を上回り且つ閾値電流It2を下回るか否か判定したとき、この条件を満たさなければ(NO)、定電流トランジスタT1、及び、同一グループの別気筒の気筒選択トランジスタT4又はT3を共にスイッチングオン制御する(S313)。この場合、MPU2は、前述のステップS307で選択された気筒選択トランジスタT3又はT4をオフ制御する。
このとき、MPU2は、電流値が閾値電流It1を上回り且つ閾値電流It2を下回るか否か判定し(S314)、この条件を満たしていれば気筒選択トランジスタT3をオープン異常と判定する(S315)。逆に、MPU2は、この条件を満たさなければ電流検出抵抗R2による電流検出部を異常と判定する(S316)。
気筒選択トランジスタT3及びT4は同一グループに対に設けられている。このため、MPU2は気筒選択トランジスタT3及びT4のオン/オフを入れ替えるようにしてオンオフ制御し、何れの気筒選択トランジスタT3、T4をオン制御しているときに通常の電流が流れるか否かを判定し、この結果に応じて異常の有無を判別する。
例えば、MPU2がステップS307において気筒選択トランジスタT3をオン制御すると仮定すると、S309でNOと判定されたときにS313において気筒選択トランジスタT4をオン制御することになる。このとき、S314の条件を満たす電流が気筒選択トランジスタT4に流れると、気筒選択トランジスタT4は正常に動作しているものと推定できる。
したがって、MPU2は、ステップS315において気筒選択トランジスタT3が異常であると推定できる。逆にS314の条件を満たさないときには、MPU2は、何れの気筒選択トランジスタT3、T4も正常であると見做し、電流検出抵抗R2による電流検出部の異常と判定する(S316)。なお、前述したように気筒選択トランジスタT3、T4については、順次異常検出対象を入れ替えて検査が行われる。
したがって、ステップS307において、気筒選択トランジスタT4をオン制御したときにS309でNOと判定し、別気筒の気筒選択トランジスタT3をオン制御しステップS314の条件を満たすと判定したときには、気筒選択トランジスタT4をオープン異常判定できる。これにより、全ての気筒選択トランジスタT3、T4の異常を判定できる。
要するに、本実施形態によれば次に示す作用効果を有するものである。
MPU2が、上流側の定電流トランジスタT2をオフに保持しているときに、端子IN1の電圧が通常の「L」とは異なる「H」になることを条件(S3:Hi)として異常確定と推定(断定)している。このとき、MPU2は、検査シーケンスAを実行することで異常の種類を判別している。また、MPU2が定電流トランジスタT2をオフからオン制御したときに、端子IN1の電圧が通常の「L」から「H」に変化しないことを条件(S3:NO)として異常確定と推定(断定)している。
このとき、MPU2は検査シーケンスBを実行することで異常の種類を判別している。このようにMPU2は端子IN1の入力電圧の状態又はその変化を検出することに応じて、燃料噴射装置1の異常を推定できる。これにより、コンパレータなどの比較器を別途設けることなく極力正確に異常を推定でき、回路規模を極力小規模にしながら異常が存在することを極力正確に推定できる。
また、MPU2は、端子IN2の電圧を検出することで取得される抵抗R2の通電電流値に応じて異常を検出するため、異常原因を極力詳細に推定できる。MPU2は気筒選択トランジスタT3又はT4をオンオフ制御したときの端子IN2の電圧を検出することで取得される抵抗R2の通電電流値に応じて異常を検出するため、異常原因をより詳細に推定できる。
また、MPU2は定電流トランジスタT1及び気筒選択トランジスタT3又はT4を同時にオンオフ制御したときの端子IN2の電圧(抵抗R2の通電電流)に応じて異常を推定するため、異常原因をより詳細に推定できる。
また、MPU2は気筒選択トランジスタT3又はT4をオンオフ制御したときの端子IN2の電圧(抵抗R2の通電電流)と、端子IN1の入力電圧とに応じて異常を推定するため、異常原因をより詳細に推定できる。
また、本実施形態に示す方法を採用することにより異常個所を特定できるため、異常が発見された後に当該異常個所を容易に補修できる。
(他の実施形態)
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
図3に示すステップS1〜S5、S8〜S10の各種の検査処理は、全ての検査処理を実行する必要はなく、(S2〜S5、S8〜S10)、又は(S4、S5、S8〜S10)、又は(S8、S9)などの一群の検査処理を省いても良い。
放電スイッチング回路、定電流スイッチング回路、又は/及び気筒スイッチング回路の構成は前述実施形態に示した回路構成(すなわちそれぞれトランジスタT1、T2、T3、T4)に限られることなく、例えばトランジスタを組み合わせて構成しても良い。また電流検出部は、電流検出抵抗R2を用いて構成した形態を示したが、電流検出抵抗R2に限らず他の回路構成を用いても良い。
図面中、2はMPU(制御部)、L1,L2はソレノイド、T1は放電トランジスタ(放電スイッチング回路)、T2は定電流トランジスタ(定電流スイッチング回路)、T3,T4は気筒選択トランジスタ(気筒選択スイッチング回路)、を示す。

Claims (5)

  1. 電源線間に2つ以上の電磁弁の開閉用ソレノイド(L1,L2)が並列接続されると共に前記電磁弁の開閉用ソレノイド(L1,L2)の上流側が共通接続された構成であり、
    前記ソレノイド(L1,L2)の上流側に接続され通常時に定電流制御するための定電流スイッチング回路(T2)と、
    前記ソレノイド(L1,L2)の上流側に接続され前記定電流スイッチング回路と並列接続される放電スイッチング回路(T1)と、
    前記2つ以上の電磁弁の開閉用ソレノイド(L1、L2)の下流側にそれぞれ接続され気筒別に設けられる気筒選択スイッチング回路(T3,T4)と、
    前記定電流スイッチング回路(T2),前記放電スイッチング回路(T1),及び前記気筒選択スイッチング回路(T3,T4)をそれぞれのオン及びオフを制御する制御部(2)と、を備えた燃料噴射装置(1)について前記電磁弁の非駆動時に異常を検出する異常検出装置であり、
    前記制御部(2)は、
    前記ソレノイド(L1,L2)の上流側の共通接続ノード(N1)の信号を入力する第1入力部(IN1)を備え、
    前記定電流スイッチング回路(T2)をオフに保持したときに前記第1入力部(IN1)の入力電圧が通常レベルとは異なる異常レベルになることを第1の条件とし、前記制御部(2)が前記定電流スイッチング回路(T2)をオフからオン制御したときに前記第1入力部(IN1)の入力電圧が変化しないことを第2の条件とし、これらの第1及び第2の条件の少なくとも何れか一方を満たしたときに異常と検出し、
    前記燃料噴射装置(1)は前記2つ以上の前記気筒選択スイッチング回路(T3、T4)の電流を検出する電流検出部(R2)を備えた装置であって、
    前記電流検出部(R2)の検出信号を入力する第2入力部(IN2)を備え、
    前記制御部(2)は、前記気筒選択スイッチング回路(T3又はT4)を1回オンオフ制御したときの前記第2入力部(IN2)で検出される検出電流に応じて異常を検出することを特徴とする燃料噴射装置の異常検出装置。
  2. 電源線間に2つ以上の電磁弁の開閉用ソレノイド(L1,L2)が並列接続されると共に前記電磁弁の開閉用ソレノイド(L1,L2)の上流側が共通接続された構成であり、
    前記ソレノイド(L1,L2)の上流側に接続され通常時に定電流制御するための定電流スイッチング回路(T2)と、
    前記ソレノイド(L1,L2)の上流側に接続され前記定電流スイッチング回路と並列接続される放電スイッチング回路(T1)と、
    前記2つ以上の電磁弁の開閉用ソレノイド(L1、L2)の下流側にそれぞれ接続され気筒別に設けられる気筒選択スイッチング回路(T3,T4)と、
    前記定電流スイッチング回路(T2),前記放電スイッチング回路(T1),及び前記気筒選択スイッチング回路(T3,T4)をそれぞれのオン及びオフを制御する制御部(2)と、を備えた燃料噴射装置(1)について前記電磁弁の非駆動時に異常を検出する異常検出装置であり、
    前記制御部(2)は、
    前記ソレノイド(L1,L2)の上流側の共通接続ノード(N1)の信号を入力する第1入力部(IN1)を備え、
    前記定電流スイッチング回路(T2)をオフに保持したときに前記第1入力部(IN1)の入力電圧が通常レベルとは異なる異常レベルになることを第1の条件とし、前記制御部(2)が前記定電流スイッチング回路(T2)をオフからオン制御したときに前記第1入力部(IN1)の入力電圧が変化しないことを第2の条件とし、これらの第1及び第2の条件の少なくとも何れか一方を満たしたときに異常と検出し、
    前記燃料噴射装置(1)は前記2つ以上の前記気筒選択スイッチング回路(T3、T4)の電流を検出する電流検出部(R2)を備えた装置であって、
    前記電流検出部(R2)の検出信号を入力する第2入力部(IN2)を備え、
    前記制御部(2)は、前記定電流スイッチング回路(T2)及び前記気筒選択スイッチング回路(T3又はT4)を共に1回オンオフ制御したときの前記第2入力部(IN2)で検出される検出電流に応じて異常を検出することを特徴とする燃料噴射装置の異常検出装置。
  3. 電源線間に2つ以上の電磁弁の開閉用ソレノイド(L1,L2)が並列接続されると共に前記電磁弁の開閉用ソレノイド(L1,L2)の上流側が共通接続された構成であり、
    前記ソレノイド(L1,L2)の上流側に接続され通常時に定電流制御するための定電流スイッチング回路(T2)と、
    前記ソレノイド(L1,L2)の上流側に接続され前記定電流スイッチング回路と並列接続される放電スイッチング回路(T1)と、
    前記2つ以上の電磁弁の開閉用ソレノイド(L1、L2)の下流側にそれぞれ接続され気筒別に設けられる気筒選択スイッチング回路(T3,T4)と、
    前記定電流スイッチング回路(T2),前記放電スイッチング回路(T1),及び前記気筒選択スイッチング回路(T3,T4)をそれぞれのオン及びオフを制御する制御部(2)と、を備えた燃料噴射装置(1)について前記電磁弁の非駆動時に異常を検出する異常検出装置であり、
    前記制御部(2)は、
    前記ソレノイド(L1,L2)の上流側の共通接続ノード(N1)の信号を入力する第1入力部(IN1)を備え、
    前記定電流スイッチング回路(T2)をオフに保持したときに前記第1入力部(IN1)の入力電圧が通常レベルとは異なる異常レベルになることを第1の条件とし、前記制御部(2)が前記定電流スイッチング回路(T2)をオフからオン制御したときに前記第1入力部(IN1)の入力電圧が変化しないことを第2の条件とし、これらの第1及び第2の条件の少なくとも何れか一方を満たしたときに異常と検出し、
    前記燃料噴射装置(1)は前記2つ以上の前記気筒選択スイッチング回路(T3、T4)の電流を検出する電流検出部(R2)を備えた装置であって、
    前記電流検出部(R2)の検出信号を入力する第2入力部(IN2)を備え、
    前記制御部(2)は、前記気筒選択スイッチング回路(T3又はT4)を1回オンオフ制御したときの前記第2入力部(IN2)で検出される検出電流と、前記第1入力部(IN1)の入力電圧とに応じて異常を検出することを特徴とする燃料噴射装置の異常検出装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の異常検出装置において、
    前記制御部(2)は、前記定電流スイッチング回路(T2)を1回オンオフ制御したときの前記第2入力部(IN2)で検出される検出電流に応じて異常を検出することを特徴とする燃料噴射装置の異常検出装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の異常検出装置において、
    前記制御部(2)は、前記異常を検出するときに異常個所を特定することを特徴とする燃料噴射装置の異常検出装置。

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