JP5842334B2 - エンコーダ装置、及び駆動装置 - Google Patents
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Description
つまり、上述のようなエンコーダ装置では、検出精度を向上することが困難であった。
なお、本実施形態において、エンコーダ装置は、回転角度検出装置である磁気式エンコーダである場合について説明する。
図1は、本実施形態によるエンコーダ装置100の構成の一例を示す概略構成図である。
この図において、エンコーダ装置100は、磁石5を有する回転子6と、この回転子6の近傍に配置された複数の磁気検出素子1(MS1),2(MS2),3(MS3),4(MS4)と、その磁気検出素子1,2,3,4やその他の制御部品を搭載した基板組9とを備えている。ここで、回転子6の近傍とは、例えば、この回転子6の周囲、又は、回転子6の円周上のことである。
ここで、本実施形態における「回転位置」とは、回転角度、回転位置を示す位置情報、又は回転角度などを示す角度情報のことである。
また、組とされるホール素子1及び3と、ホール素子2及び4とは、回転子6の回転軸を中心として、互いに対向して配置されており、回転子6の回転軸を中心として180度の角度になるように配置されている。
図2は、本実施形態におけるエンコーダ装置100の出力部200を示す概略ブロック図である。この図において、出力部200は、切り替え部260(アナログSW1、SW2、SW3、及びSW4)と、電源部210と、差動増幅部220と、A/D変換部(A/D変換器)230と、信号生成部240とを備えている。
アナログSW1、SW2、SW3、及びSW4は、それぞれ、4つの第1の端子と、1つの第2の端子とを備えている。アナログSW1の4つの第1の端子には、ホール素子1,2,3,4の入力端子in+が、それぞれ対応して接続されている。アナログSW1の1つの第2の端子には、電源部210が接続されている。
また、アナログSW1には、アドレスセレクト信号S0とS1とが入力されている。アナログSW1においては、このアドレスセレクト信号S0とS1との組み合わせにより、4つの第1の端子のうちのいずれか1つの端子が選択され、この選択された第1の端子と、第2の端子とが接続される。このアドレスセレクト信号S0とS1とは、例えば、信号生成部240(信号生成部240が備える切り替え制御部241)から供給される選択信号であり、4つの第1の端子のうちのいずれか1つの端子を選択する選択信号である。
また、同様に、アドレスセレクト信号S0とS1との組み合わせに基づいて、ホール素子1,2,3,4のうちから選択されたいずれか1つのホール素子の出力端子out−が、アナログSW3を介して、差動増幅部220の入力端子−に接続される。
また、同様に、アドレスセレクト信号S0とS1との組み合わせに基づいて、ホール素子1,2,3,4のうちから選択されたいずれか1つのホール素子の入力端子in−が、アナログSW4を介して、接地される。なお、アナログSW4の第2の端子は、抵抗R1を介して接地されてもよい。
信号生成部240は、切り替え制御部241、A相信号生成部242、及びA相信号生成部243を備えている。
図3は、本実施形態におけるエンコーダ装置100を示す概略ブロック図である。
この図において、エンコーダ装置100は、検出部20及び信号処理部30を備えている。なお、この図において、図1及び図2と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、信号処理部30は、位置情報生成部31、角度シフト情報記憶部32、補正値記憶部33、補正算出部34、及び補正処理部35を備えている。
また、位置情報生成部31は、生成した補正前のエンコーダ値に基づいて、現在の区間情報を生成し、生成した現在の区間情報を補正値記憶部33に供給する。ここで、現在の区間情報とは、補正生成されたエンコーダ値が上述のいずれの区間に相当するかを示す情報であり、例えば、相当する区間(現在の区間)の両端(境界)である2つの補正ポイントに対応する補正値を読み出すためのアドレス情報である。
エンコーダ装置100において回転子6の回転位置を検出する場合に、出力部200は、ホール素子1,2,3,4によって検出された磁石5からの磁界の変化を電気信号に変換し、回転子6の回転位置に対応する二相信号を生成する。そして、出力部200は、生成した二相信号を信号処理部30に出力する。
次に、信号処理部30の位置情報生成部31は、出力部200から供給された二相信号に基づいて、内挿処理を実行して、回転子6の位置情報(第1位置情報)を生成する。位置情報生成部31は、生成した補正前のエンコーダ値を補正処理部35に供給する。また、位置情報生成部31は、補正前のエンコーダ値に基づいて、現在の区間情報を補正値記憶部33に供給し、現在の区間内位置情報を補正値記憶部33に供給する。
以上により、エンコーダ装置100は、補正された高精度な位置情報を検出することができる。エンコーダ装置100は、検出した位置情報をコントローラなどの上位装置に出力する。
図4は、エンコーダ装置100の誤差特性の一例を示す図である。
この図において、横軸は、回転子6の回転位置である角度(deg)を示し、縦軸は、エンコーダ誤差(A.U.:Arbitrary Unit)を示している。また、波形W1は、回転子6と同軸に取り付けられた外部校正された基準エンコーダ装置の出力値と、エンコーダ装100置の補正前の出力値との出力差を示す波形である。この波形W1は、精度特性、誤差曲線又は誤差特性と呼ばれ、この出力差の値を加算又は減算したものが真値(外部校正された基準エンコーダ出力)である。つまり、回転子6の各角度における誤差量を補正値とみなすことができる。
(2)第2の生成方法は、各補正区間において最小二乗法などにより直線近似を行い、各区間の境界(補正ポイント)において算出された2つの補正値(近似値)の平均を補正値として補正値情報を生成する。
(3)第3の生成方法は、補正区間を位置情報の誤差の大きさに応じた区間幅にそれぞれ定めて補正値情報を生成する。
(4)第4の生成方法は、誤差特性が繰り返し周期を有している場合に、誤差特性を繰り返し周期に基づいて分割し、分割した複数の領域のうちの1つの領域において補正区間を定めて補正値情報を生成する。
まず、第1実施形態として、第1の生成方法と第2の生成方法とを組み合わせて補正値情報を生成する実施形態を説明する。
図5は、第1実施形態による補正値情報の一例を示す概念図である。
この図において、横軸は、回転子6の回転位置である角度(deg)を示し、縦軸は、エンコーダ誤差(A.U.)を示している。また、波形W2は、図4に示されるような誤差曲線を示している。
第1実施形態では、まず、校正装置は、図5(a)に示すように、所定の区間間隔ΔD1により、波形W2を複数の補正区間(区間)に分割する。ここで、分割した補正区間の境界は、補正ポイントD1、D2、D3、及びD4として示される。なお、各補正ポイントの間隔(区間間隔)ΔD1は、均等とする。また、補正ポイントの数は、位置情報の1周期(360度)に対して、例えば、36とする。
図6は、誤差特性の一例である誤差曲線と第2の生成方法による補正値情報との関係の一例を示す図である。また、この図は、図5(c)を補正ポイントD6〜D8の部分を拡大した図である。
この図において、直線L1は、補正ポイントD6及びD7を境界とする補正区間における誤差曲線を最小二乗法により近似した近似線を示す。そして、近似値P2は、近似線L1により生成された補正ポイントD7における近似値である。また、直線L2は、補正ポイントD7及びD8を境界とする補正区間における誤差曲線を最小二乗法により近似した近似線を示す。そして、近似値P3は、近似線L2により生成された補正ポイントD7における近似値である。
すなわち、補正値記憶部33に記憶されている補正値情報は、分割した補正区間の境界(補正ポイント)ごとに、当該境界の前後の区間における誤差曲線に基づいて生成された境界における近似値を平均して生成された誤差情報と、境界の位置を示す第2位置情報とが関連付けられた情報を有している。
図7は、第1実施形態による補正値情報と補正後誤差との一例を示す図である。
図7(a)において、横軸は、回転子6の回転位置である角度(deg)を示し、縦軸は、エンコーダ誤差(A.U.)を示している。また、波形W3は、誤差曲線の一例を示し、白四角は、各補正ポイントに対応する補正値(補正点)を示している。なお、波形W3a及びW3bは、波形W3の拡大波形を示す。
また、図7(b)において、横軸は、回転子6の回転位置である角度(deg)を示し、縦軸は、第1実施形態による補正値情報を適用した場合の補正後誤差(A.U.)を示している。なお、この補正後誤差を示す波形W4は、シミュレーション波形である。
なお、比較のための参考として、図8に従来のエンコーダ装置における補正値情報と補正後の誤差との一例を示す。図7(b)において、波形W5は、従来のエンコーダ装置における補正後誤差のシミュレーション波形を示す。
これに対して、図7(a)に示すように、本実施形態によって生成された補正値は、上述のように各区間近似値の平均であるため、必ずしも波形W3(W3a及びW3b)上の値とならない(例えば、補正点P5参照)。そのため、図7(b)に示すように、補正後誤差を示す波形W4では、誤差の値が補正ポイントにおいて“0”にならずに、各補正区間における誤差が正負に均等化される。これにより、図7(b)の波形W4に示すように、本実施形態による補正値情報を適用したエンコーダ装置100は、従来のエンコーダ装置(図8(b)の波形W5参照)に比べて、誤差を低減することができる。
これにより、本実施形態におけるエンコーダ装置100は、検出誤差を低減することができ、検出精度を向上することができる。
これにより、誤差が大きい極大値又は極小値が補正ポイントに定められるため、検出誤差を低減できる補正値情報を生成することができる。したがって、本実施形態におけるエンコーダ装置100は、検出精度を向上することができる。
これにより、内挿誤差を低減することができる。そのため、本実施形態におけるエンコーダ装置100は、検出精度を向上することができる。
次に、第2実施形態として、第3の生成方法により補正値情報を生成する実施形態を説明する。
第2実施形態は、補正区間の区間幅を任意とする実施形態である。第1実施形態における補正値情報の生成方法では、補正区間の区間幅を等間隔としている。そのため、補正後の誤差が大きい箇所(区間又は補正ポイント)は、誤差特性(例えば、図4の波形W1)における誤差が大きい箇所(区間又は補正ポイント)となっている。そこで、本実施形態では、補正区間の分割の指針として、誤差特性の形状を利用して、補正区間の区間幅を変更する。
例えば、誤差特性の形状における極大値、極小値、及び変曲点を利用して誤差の大きさに応じて、補正区間の区間幅に重み付けをする方式等が考えられる。本実施形態では、誤差の大きさに応じて補正区間の区間幅に重み付けを行う実施形態について説明する。
なお、本実施形態における補正ポイントの数は、第1実施形態と同様に、位置情報の1周期(360度)に対して、例えば、36とする。
図9(a)において、横軸は、回転子6の回転位置である角度(deg)を示している。また、波形W6は、上述した図4に示されるような誤差特性の波形W1における絶対値を、2回微分した波形を示している。波形W6において、縦軸が“0”となる場所は、波形W1における変曲点を示し、各ピークとなる場所は、誤差量を反映した極大値、又は極小値を示している。
また、図9(c)において、横軸は、回転子6の回転位置である角度(deg)を示し、縦軸は、第2実施形態による補正値情報を適用した場合の補正後誤差(A.U.)を示している。なお、この補正後誤差を示す波形W7は、シミュレーション波形である。
次に、第3実施形態として、第4の生成方法により補正値情報を生成する実施形態を説明する。
図10(a)及び(b)では、比較のために、誤差曲線(誤差特性)が繰り返し周期を有している場合に、第1実施形態による補正値情報を適用した場合の一例を示し、図10(c)及び(d)では、第3実施形態による補正値情報の一例を示す。
また、図10(b)及び(d)において、横軸は、回転子6の回転位置である角度(deg)を示し、縦軸は、補正後誤差(A.U.)を示している。ここで、図10(b)の波形W9は、第1実施形態による補正値情報を適用した場合の補正後誤差を示し、図10(d)の波形W10は、第3実施形態による補正値情報を適用した場合の補正後誤差を示している。
これに対して、第3実施形態では、まず、校正装置は、図10(c)に示すように、誤差特性を繰り返し周期に基づいて、複数の領域T1及びT2に分割する。校正装置は、分割した複数の領域のうちの1つの領域(例えば、領域T1)において、補正区間を定めて、補正値情報を生成する(第4の生成方法)。すなわち、第4の生成方法において、この補正区間は、誤差特性を繰り返し周期に基づいて分割した複数の領域のうちの1つの領域において定められる。ここで、補正ポイントの数は、領域T1(波形W8a)に対して、例えば、36である。
なお、本実施形態では、信号処理部30(補正処理部35)は、繰り返し周期に基づいて分割した複数の領域に対して、1つの領域(領域T1)において生成された補正値情報に基づいて補正する。つまり、信号処理部30(補正処理部35)は、領域T2に対して補正処理を行う際にも、領域T1において生成された補正値情報に基づいて、第1位置情報を補正する。
補正後誤差は、補正区間幅が狭い程、低減される傾向にある。本実施形態では、繰り返し周期に基づいて分割した領域に対して補正区間を定めることにより、補正区間の区間幅を狭く定めることができる。そのため、本実施形態におけるエンコーダ装置100は、検出誤差を低減することができる。つまり、本実施形態におけるエンコーダ装置100は、補正値情報量の増大を抑えつつ、検出精度を向上することができる。また、本実施形態におけるエンコーダ装置100は、誤差の大きさに応じて区間幅を変更するため、例えば誤差特性の形状が複雑な場合においても、検出精度を向上することができる。
図11は、本実施形態における駆動装置DRの概略図である。本実施形態における駆動装置DRは、入力軸IAXを回転させるモータMTRと、入力軸IAXに設けられたエンコーダ装置100と、を備える。
上記の各実施形態において、第1及び第2の生成方法を組み合わせた形態、第1〜第3の生成方法を組み合わせた形態、及び、第1、第2及び第4の生成方法を組み合わせた形態について説明したが、これに限定されるものではない。第1〜第4の生成方法のうちのいずれか1つ単独で適用する形態でもよいし、第1〜第4の生成方法のうちの複数を組み合わせて適用する形態でもよい。
例えば、第1の生成方法単独により、補正値情報を生成する形態でもよい。この場合、補正値情報は、誤差特性の形状に応じて分割した補正区間の境界(補正ポイント)の位置を示す第2位置情報と、境界において測定された誤差情報とが関連付けられた情報を有する。
また、第2の生成方法において、最小二乗法による直線近似を用いる形態を説明したが、対数近似、多項式近似などを用いる形態でもよいし、他の近似方式を用いる形態でもよい。
また、第4の生成方法において、繰り返し周期に基づいて分割した領域の数(分割数N)を“2”とした形態を説明したが、これに限定されるものでなかく、分割数Nは、“3”以上とする形態でもよい。
また、上記の各実施形態において、補正値情報を校正装置が生成する形態を説明したが、エンコーダ装置100が補正値情報を生成する形態でもよいし、人の手によって補正値情報が生成される形態でもよい。また、本実施形態におけるエンコーダ装置100が上述の校正装置を備える形態でもよい。
この内挿誤差と累積誤差とのいずれか、又は両方を上記の各実施形態における補正値情報に基づいて補正することにより、本実施形態におけるエンコーダ装置100は、補正値情報量の増大を抑えつつ、検出精度を向上することができる。なお、この場合の内挿誤差に適用する場合には、補正値情報量は、各補正ポイントにおける誤差情報と、内装処理における一周期のうちのID(アイディ)情報を第2位置情報として関連つけて、補正値記憶部33に記憶される。
また、上記の各実施形態において、信号処理部30が補正値記憶部33を備える形態を説明したが、信号処理部30の外部に補正値記憶部33を備える形態でもよい。また、角度シフト情報部32は、補正値記憶部33に角度シフト情報を出力する形態を説明したが、位置情報生成部31又は補正処理部35に出力する形態でもよい。また、信号処理部30は、角度シフト情報部32を備えない形態でもよい。
また、上記の各実施形態において、信号処理部30の各部は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリ及びCPU(Central Processing Unit)を備えて、プログラムによって実現されてもよい。
Claims (13)
- 被駆動体の位置に対応する信号を出力する検出部と、
前記位置を示す第1位置情報を補正する補正値情報を記憶する記憶部と、
前記信号に基づいて前記第1位置情報を生成し、生成した前記第1位置情報を、前記記憶部から読み出した前記補正値情報に基づいて補正する信号処理部と
を備え、
前記補正値情報は、
前記位置に対応して測定された位置情報の誤差を示す誤差特性に基づいて生成された情報であって、
前記誤差特性を所定の位置情報における複数の区間に分割し、分割した前記区間の境界ごとに、当該境界の前後の区間における前記誤差特性を近似した近似線により生成された前記境界における近似値を平均して生成された誤差情報と、前記境界の位置を示す第2位置情報とが関連付けられた情報を有する、
ことを特徴とするエンコーダ装置。 - 前記近似線は、誤差特性の直線近似線である
ことを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ装置。 - 前記区間の間隔は均等である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンコーダ装置。 - 前記区間は、前記誤差特性の形状に応じて定められる
ことを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ装置。 - 前記複数の区間のうち少なくとも1つは、前記境界と前記誤差特性の極値とを一致させて定められる
ことを特徴にする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエンコーダ装置。 - 前記区間は、前記区間における位置情報の誤差の大きさに応じた区間幅にそれぞれ定められる
ことを特徴とする請求項4に記載のエンコーダ装置。 - 前記区間は、
前記誤差特性が繰り返し周期を有している場合に、前記誤差特性を前記繰り返し周期に基づいて分割した複数の領域のうちの1つの領域において定められ、
前記信号処理部は、
前記1つの領域において生成された前記補正値情報に基づいて補正する
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のエンコーダ装置。 - 前記信号処理部は、
前記信号に基づいた内挿処理において発生する誤差を示す内挿誤差を、前記補正値情報に基づいて補正する
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のエンコーダ装置。 - 前記信号処理部は、
前記第1位置情報における累積誤差を、前記補正値情報に基づいて補正する
ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のエンコーダ装置。 - 被駆動体の位置に対応する信号を出力する検出部と、
前記位置を示す第1位置情報を補正する補正値情報を記憶する記憶部と、
前記信号に基づいて前記第1位置情報を生成し、生成した前記第1位置情報を、前記記憶部から読み出した前記補正値情報に基づいて補正する信号処理部と
を備え、
前記補正値情報は、
前記位置に対応して測定された位置情報の誤差を示す誤差特性に基づいて生成された情報であって、
前記誤差特性の形状に応じて前記誤差特性を所定の位置情報における複数の区間に分割し、分割した前記区間の境界の位置を示す第2位置情報と、前記境界において測定された誤差情報とが関連付けられた情報を有し、
前記区間は、前記誤差情報の間隔を示す補正間隔であり、前記区間における位置情報の誤差の大きさに応じて、前記誤差の大きい箇所には区間幅を狭く定められ、前記誤差の小さい箇所には区間幅を広く定められる
ことを特徴とするエンコーダ装置。 - 前記複数の区間のうち少なくとも1つは、前記境界と前記誤差特性の極値とを一致させて定められる
ことを特徴にする請求項10に記載のエンコーダ装置。 - 前記区間は、
前記誤差特性が繰り返し周期を有している場合に、前記誤差特性を前記繰り返し周期に基づいて分割した複数の領域のうちの1つの領域において定められ、
前記信号処理部は、
前記1つの領域において生成された前記補正値情報に基づいて補正する
ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のエンコーダ装置。 - 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のエンコーダ装置を備えることを特徴とする駆動装置。
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