JP6649419B2 - エンコーダの信号処理装置、及びエンコーダ - Google Patents

エンコーダの信号処理装置、及びエンコーダ Download PDF

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Description

本発明は、エンコーダの信号処理装置、及びエンコーダに関する。
工作機械又は産業機械等のモータ又はテーブル(非測定体)の位置(又は速度)を検出するエンコーダ、例えば回転角度(位置)を検出するロータリエンコーダ、直線移動位置を検出するリニアスケール等のエンコーダがある。このようなエンコーダの信号処理装置は、被測定体の移動に応じて周期的に発生するアナログ信号をサンプリングして被測定体の位置に応じた位置データを生成する。その際、エンコーダの信号処理装置は、内挿処理(補間処理:Interpolation)を行い、内挿誤差の補正を行う(例えば、特許文献1及び2参照)。
例えば、特許文献2に記載のエンコーダの信号処理装置は、1周期内において等間隔でサンプリングされた所定数の位置データと理想的な位置データとの差分に基づいて誤差データを算出し、算出した誤差データに基づいて位置データを補正する。
特開2012−163436号公報 特許第3772121号公報
しかし、特許文献2に記載のエンコーダの信号処理装置では、演算高速化及びレジスタ容量低減のため、誤差データのサンプリング数を位置データのサンプリング数よりも少なくし、誤差データを補間処理(例えば、直線補間処理)して位置データを補正している。この場合、誤差データの誤差特性における極値を見逃し、補正後の位置データに誤差が残ることがある。
本発明は、内挿誤差を低減するエンコーダの信号処理装置、及びエンコーダを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るエンコーダの信号処理装置(例えば、後述のエンコーダの信号処理装置D)は、被測定体の移動に応じて周期的に発生するアナログ信号を信号処理して前記被測定体の位置に応じた位置データを生成するエンコーダの信号処理装置であって、前記アナログ信号をサンプリングして前記被測定体の位置に応じた位置データを取得する位置データ取得部(例えば、後述のアナログ増幅回路1a,1b、アナログ−ディジタル変換回路2a,2b及びディジタル内挿回路3)と、前記位置データ取得部で取得された1周期の位置データのうちの所定数の位置データと、1周期において位置が直線的に変化すると仮定した理想的な位置データとの差分に基づいて誤差データを算出する誤差データ算出部(例えば、後述の検出誤差データ算出回路4)と、前記誤差データ算出部で算出された前記誤差データに基づいて、前記位置データ取得部で取得された位置データを補正する補正部(例えば、後述の検出誤差補正回路5)とを備え、前記誤差データ算出部は、1周期内において第1所定時間間隔ΔTnでサンプリングされた前記所定数の位置データと前記理想的な位置データとの差分に基づいて第1誤差データを算出し、前記第1誤差データを前記誤差データとし、更に、前記第1所定時間間隔ΔTn各々内において第2所定時間間隔ΔTkでサンプリングされた位置データと前記理想的な位置データとの差分に基づいて第2誤差データを算出し、前記第1誤差データと前記第2誤差データとの誤差特性に基づいて、前記誤差特性における極値又は変曲点に前記第1誤差データよりも近い前記第2誤差データがある場合、前記誤差特性における極値又は変曲点に最も近い第2誤差データを前記第1誤差データのうちの何れかと置換して、前記誤差データの前記所定数を増減することなく、前記誤差データの時間間隔を変更する。
(2) (1)に記載のエンコーダの信号処理装置において、前記誤差データ算出部は、前記誤差特性における極値に最も近い第2誤差データを、前記誤差特性における変曲点に最も近い第2誤差データよりも優先して、前記第1誤差データと置換してもよい。
(3) (2)に記載のエンコーダの信号処理装置において、前記誤差データ算出部は、前記誤差特性における極値に最も近い第2誤差データの中でも、前記誤差特性における極値を形成する曲線の傾きが大きい極値に最も近い第2誤差データを優先して、前記第1誤差データと置換してもよい。
(4) (2)に記載のエンコーダの信号処理装置において、前記誤差データ算出部は、前記誤差特性における変曲点に最も近い第2誤差データの中でも、前記誤差特性における変曲点を形成する曲線の傾きが大きい変曲点に最も近い第2誤差データを優先して、前記第1誤差データと置換してもよい。
(5) (1)から(4)のいずれかに記載のエンコーダの信号処理装置において、前記補正部は、前記誤差データ算出部で算出された前記誤差データの補間処理を行うことにより、前記位置データ取得部で取得された前記位置データに対応する誤差データを求め、当該位置データを対応する誤差データで補正してもよい。
(6) 本発明に係るエンコーダは、(1)から(5)のいずれかに記載のエンコーダの信号処理装置を備える。
本発明によれば、内挿誤差を低減するエンコーダの信号処理装置、及びエンコーダを提供することができる。
本実施形態に係るエンコーダの信号処理装置の構成を示す図である。 図1に示す開始条件判定回路の構成を示す図である。 図1に示す検出誤差データ算出回路における検出誤差計算回路による検出誤差データ算出処理(従来同等処理)を説明する図である。 検出誤差データ算出回路による検出誤差データ算出処理(従来同等処理)、及び、検出誤差補正回路による検出誤差補正処理(従来同等処理)の一例を示す模式図である。 検出誤差データ算出回路による検出誤差データ算出処理(本発明処理)、及び、検出誤差補正回路による検出誤差補正処理(本発明処理)の一例を示す模式図である。 検出誤差データ算出回路による検出誤差データ算出処理(従来同等処理)の一例を示す模式図である。 検出誤差データ算出回路による検出誤差データ算出処理(本発明処理)の一例を示す模式図である。 検出誤差データ算出回路による検出誤差データ算出処理(本発明処理)の一例を示す模式図である。 検出誤差データ算出回路をプロセッサで構成したときのプロセッサによる検出誤差データ算出処理のフローチャートである。 検出誤差補正回路5をプロセッサで構成したときのプロセッサによる検出誤差補正処理のフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態の一例について説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、本実施形態に係るエンコーダの信号処理装置の構成を示す図である。図1に示す信号処理装置Dは、エンコーダの感知部から出力される正弦波(所謂A相信号)Sa及び余弦波(所謂B相信号)Sbの元信号を入力し、この元信号をアナログ−ディジタル変換して位置データ(ポジションデータ)を生成する装置である。信号処理装置Dは、アナログ増幅回路1a,1bと、アナログ−ディジタル変換回路2a,2bと、ディジタル内挿回路3と、検出誤差データ算出回路4と、検出誤差補正回路5と、ポジションデータ生成回路6とを備える。
アナログ増幅回路1aは、エンコーダの感知部から出力される正弦波Saの元信号を次段のアナログ−ディジタル変換回路2aの入力に合うように増幅する。同様に、アナログ増幅回路1bは、エンコーダの感知部から出力される余弦波Sbの元信号を次段のアナログ−ディジタル変換回路2bの入力に合うように増幅する。
アナログ−ディジタル変換回路2aは、アナログ増幅回路1aで増幅されたアナログ信号を一定サンプリング周期毎にディジタル信号に変換する。同様に、アナログ−ディジタル変換回路2bは、アナログ増幅回路1bで増幅されたアナログ信号を一定サンプリング周期毎にディジタル信号に変換する。
ディジタル内挿回路3は、アナログ−ディジタル変換回路2a,2bで変換されたディジタル値に基づいて、元信号1周期(正弦波1周期)内の位置を計算して位置データを生成する。なお、これらのアナログ増幅回路1a,1b、アナログ−ディジタル変換回路2a,2b、及びディジタル内挿回路3が位置データ取得部に相当する。
検出誤差データ算出回路4は、ディジタル内挿回路3で生成された位置データに基づいて、検出誤差データを算出する。検出誤差データ算出回路4は、開始条件判定回路41、レジスタ群42、検出誤差計算回路43、検出誤差格納レジスタ44、平均化回路45を備える。
開始条件判定回路41は、ディジタル内挿回路3で生成された位置データに基づいて、開始時要件を満たしているか否かを判別し、満たしていれば、元信号の1周期分の位置データをレジスタ群42に格納する。具体的には、開始条件判定回路41は、元信号が一定サンプリング間隔でサンプリングされた位置データのうちの、1周期内において第1所定時間間隔(誤差サンプリング間隔)ΔTnでサンプリングされた所定数n+1の位置データP(0)〜P(n)をレジスタ群42に格納する。なお、開始条件判定回路41は、元信号の1周期分のサンプリング数より僅か多いサンプリング数の位置データP(0)〜P(n+α)をレジスタ群42に格納してもよい。
更に、開始条件判定回路41は、各第1所定時間間隔ΔTn内において第2所定時間間隔ΔTkでサンプリングされた位置データをレジスタ群42に格納する。開始条件判定回路41の詳細は後述する。
検出誤差計算回路43は、レジスタ群42に格納された第1所定時間間隔ΔTnの位置データP(0)〜P(n)及び第2所定時間間隔ΔTkの位置データの状態に基づいて、1周期内において所定数n+1の検出誤差データを算定する。検出誤差計算回路43の詳細は後述する。
検出誤差格納レジスタ44は、算出された検出誤差データを過去数回に渡り記憶する。平均化回路45は、検出誤差格納レジスタ44に記憶された過去数回分の検出誤差データを平均化する。複数の検出誤差データの平均をとるのは、検出誤差データの精度を向上させるためのものであり、検出誤差データの算出を簡単に行う場合には、検出誤差格納レジスタ44、平均化回路45を設けずに、検出誤差計算回路43で求めた検出誤差データをそのまま用いてもよい。
検出誤差補正回路5は、検出誤差データ算出回路4で算出された検出誤差データに基づいて、ディジタル内挿回路3から出力された位置データを補正する。検出誤差補正回路5は、補正用検出誤差格納レジスタ51と補正計算回路52とを備える。
補正用検出誤差格納レジスタ51は、平均化回路45で平均化された平均値の検出誤差データ、又は、検出誤差計算回路43で求められた検出誤差データを格納する。
補正計算回路52は、補正用検出誤差格納レジスタ51に格納された検出誤差データの補間処理(例えば、直線補間処理)を行うことにより、ディジタル内挿回路3から出力される位置データに対応する検出誤差データを求め、この位置データを、対応する検出誤差データで補正する。補正計算回路52は、補正した位置データをポジションデータ生成回路6に出力する。
ポジションデータ生成回路6は、補正計算回路52で補正された1周期内の位置データと、このブロック図では省略されている元信号の周期を数えているカウンタのデータよりポジションデータを生成する。
次に、検出誤差データ算出回路4における開始条件判定回路41について説明する。図2は、開始条件判定回路41の構成を示す図である。開始条件判定回路41は、今回、前回、前々回の位置データレジスタ411a,411b,411cと、第1及び第2の速度計算回路412a,412bと、ゼロクロスポイント検出回路413と、加速度計算回路414と、位置データレジスタ格納開始判定及び誤差計算開始信号判定回路415とを備える。
今回、前回、前々回の位置データレジスタ411a,411b,411cは、ディジタル内挿回路3から所定サンプリング周期毎出力される位置データのうち、今回、前回、前々回のサンプリング周期の位置データをそれぞれ記憶する。各位置データレジスタ411a,411b,411cに記憶された位置データは、ディジタル内挿回路3から位置データが出力される毎(サンプリング周期毎)にシフトされる。具体的には、ディジタル内挿回路3から出力された所定サンプリング周期毎の位置データは、今回の位置データレジスタ411aに格納され、今回の位置データレジスタ411aに格納されていた位置データは、前回の位置データレジスタ411bに格納され、前回の位置データレジスタ411bに格納されていた位置データは、前々の位置データレジスタ411cに格納される。
第1の速度計算回路412aは、今回の位置データレジスタ411aに記憶された今回の位置データと前回の位置データレジスタ411bに記憶された前回の位置データとの差から現在速度を求める。第2の速度計算回路412bは、前回の位置データレジスタ411bに記憶された前回の位置データと前々回の位置データレジスタ411cに記憶された前々回の位置データとの差から1周期前の現在速度を求める。また、加速度計算回路414は、第1及び第2の速度計算回路412a,412bで求めた速度の差から加速度を求める。ゼロクロスポイント検出回路413は、今回の位置データレジスタ411aに記憶された今回の位置データと前回の位置データレジスタ411cに記憶された前回の位置データとから元信号Sa,Sbの1周期の開始であるゼロクロスポイントを検出する。
位置データレジスタ格納開始判定及び誤差計算開始信号判定回路415は、位置データの設定取り込み条件が満足したことを条件として、ゼロクロスポイント検出回路413でゼロクロスポイントが検出されたときに、ゼロクロスポイントから次のゼロクロスポイントを包含する元信号の1周期分の第1所定時間間隔ΔTnの位置データP(0)〜P(n)及び第2所定時間間隔ΔTkの位置データをレジスタ群42へ格納させる。また、位置データレジスタ格納開始判定及び誤差計算開始信号判定回路415は、次のゼロクロスポイント検出時に検出誤差計算回路43に誤差計算開始信号を渡す。
位置データの取り込み条件としては、第1の速度計算回路412aで求められる速度(位置データP(−1)とP(0)の差)が所定範囲に入ったとき、さらに、精度を向上させるときには、加速度計算回路414で求められる加速度(位置データP(−2)とP(−1)の差と、P(−1)とP(0)の差との差)が規定範囲に達に入ったとき、さらには、元信号の1周期の終了時点において、前記第1の速度計算回路412aで検出される加速度(位置データP(n−2)とP(n−1)の差と、P(n−1)とP(n)の差との差)が規定値内に入っているときとする。
次に、検出誤差データ算出回路4における誤差計算回路43について説明する。図3は、検出誤差データ算出回路4における検出誤差計算回路43による検出誤差データ算出処理(従来同等処理)を説明する図である。図3には、元信号の1周期分の第1所定時間間隔ΔTnの位置データP(0)〜P(n)が示されている。ここで、サンプリング周期をTsとし、エンコーダの感知部が取り付けられた移動体(回転体)の移動速度が一定速度vであるとする。また、1周期分での移動体の移動量(回転角)がLであったとすると、L=n・Ts・vである。そして、ゼロクロスポイントを検出した後の最初のサンプリング時点を時間0とし、このときサンプリングした位置データをP(0)、次のゼロクロスポイントを検出した後の最初のサンプリング時の位置データをP(n)とすると、位置データP(0)から位置データP(n)が得られるまでは約1周期に該当する(P(n)−P(0)=L)。
この1周期内の第1所定時間間隔ΔTnの位置データP(0)〜P(n)を、横軸を時間軸、縦軸を検出位置としてプロットすると、図3に丸で示したようになったとする。なお、図3において、検出位置データは0〜Lまで繰り返し検出されるものであるから、1周期Lに達したときこの点を次の1周期の「0」として連続的に直線上に表している。
位置データはサンプリング周期Ts毎に求められたものであるが、速度vが一定で、サンプリング周期Tsも一定であるから、サンプリング間の移動距離l=v・Tsは一定である。よって、図3における横軸は移動体の移動距離(回転角度)をも表す。すなわち、m回目のサンプリング時では、位置データP(0)が得られたサンプリング時からm・Tsの時間経過したときであり、移動体の移動距離(回転角度)l=m・v・Tsの位置である。
等速vで移動し、サンプリング周期Tsがn回で、元信号1周期分の距離L移動するものであるから、位置はリニアに変化し、m回目のサンプリング時では、移動距離l=L・m/nである。そこで、位置データP(n)が位置データP(0)の1周期遅れの同じ値とすれば、位置データP(0)とP(n)を結ぶ図3に波線で示す直線上に位置するはずである。図3に示す波線直線は1周期分移動するとき、この検出されるべき位置を示している(理想的な位置データ)。しかし、実際にサンプリングされて検出された位置が図3の丸印で示された位置P(m)であったとき、検出誤差D(m)は、
D(m)=P(m)−[P(0)+L・m/n]
=P(m)−[P(0)+{P(n)−P(0)}×m/n]…(1)
として求められる。
そこで、各サンプリング位置m(=0,1,2…)の検出位置データP(m)を基準データの位置データPs(m)、各サンプリング位置で求められる検出誤差D(m)を基準データの検出誤差D(m)として、これらを対応させて記憶する。すなわち、図2のレジスタ群42に格納された1周期分の位置データP(0)〜P(n)に対して、検出誤差計算回路43で上記(1)式で示される演算を行い検出誤差D(0)〜D(n)をそれぞれ求める。この例の場合は、平均化を行わず、検出誤差計算回路43で求めた検出誤差D(0)〜D(n)を検出各位置データP(0)〜P(n)(この検出位置データを基準データの検出位置データPs(0)〜Ps(n)とする)に対応されて、基準データ[Ps(0)〜Ps(n)、D(0)〜D(n)]として補正用検出誤差格納レジスタ51に格納する。
その後、補正計算回路52は、ディジタル内挿回路3から出力される位置データP(x)と補正用検出誤差格納レジスタ51に記憶する基準データの位置データPs(0)〜Ps(n)を比較し、検出位置データP(x)が補正用検出誤差格納レジスタ51に記憶する位置データPs(m)とPs(m+1)の間にあったとすれば、検出位置データP(x)に対する検出誤差D(x)を、位置データPs(m)、Ps(m+1)に対して記憶する検出誤差データD(m)、D(m+1)によって、補間計算(例えば、直線補間)を行って求める。こうして求めた検出誤差D(x)を検出位置データP(x)が有するものとして、補正計算回路52は、検出位置データP(x)からこの検出誤差D(x)を差し引いて補正し1周期内の位置データとして出力する。
上述したように、本実施形態では、検出誤差データ算出回路4及び検出誤差補正回路5の演算高速化及びレジスタ容量低減のため、検出誤差データのサンプリング数nを位置データのサンプリング数よりも少なくし、検出誤差データを補間処理(例えば、直線補間処理)して位置データを補正している。この場合、以下のような問題がある。
図4は、検出誤差データ算出回路4による検出誤差データ算出処理(従来同等処理)、及び、検出誤差補正回路5による検出誤差補正処理(従来同等処理)の一例を示す模式図である。図4には、1周期内を第1所定時間間隔(等間隔)ΔTnでn=4分割した所定数n+1=5の補正点T0〜T4における誤差データの誤差特性(補正前)が示されている。
図4に示すように、誤差データの誤差特性(補正前)において補正点T0〜T4間を直線補間して直線近似曲線(補正量)を求め、求めた直線近似曲線(補正量)で位置データを補正する場合、誤差データの誤差特性(補正前)における極値を見逃し、補正後の位置データに誤差(補正後)が残ることがある。
図5は、検出誤差データ算出回路4による検出誤差データ算出処理(本発明処理)、及び、検出誤差補正回路5による検出誤差補正処理(本発明処理)の一例を示す模式図である。図5に示すように、本実施形態では、5つの補正点T0〜T4のうちのT1、T2、T3、T4が誤差データの誤差特性(補正前)における極値又は変曲点の近傍となるように、補正点の数を増減することなく、第1所定時間間隔ΔTnを変更する。
これにより、誤差データの誤差特性(補正前)において補正点T0〜T4間を直線補間して直線近似曲線(補正量)を求め、求めた直線近似曲線(補正量)で位置データを補正しても、補正後の位置データの誤差(補正後)を低減することができる。
以下、図6〜図8を参照して、検出誤差データ算出回路4による検出誤差データ算出処理(本発明処理)について説明する。図6は、検出誤差データ算出回路4による検出誤差データ算出処理(従来同等処理)の一例を示す模式図であり、図7及び図8は、検出誤差データ算出回路4による検出誤差データ算出処理(本発明処理)の一例を示す模式図である。なお、図6〜図8では、説明の便宜上、サンプリング数が上述した図4及び図5とは異なる。
具体的には、検出誤差データ算出回路4は、上述したように、1周期内において第1所定時間間隔(誤差サンプリング間隔、補正間隔)ΔTnでサンプリングされた所定数n+1の位置データP(0)〜P(n)と、理想的な位置データとの差分に基づいて誤差データを算出する。理想的な位置データとは、上述したように、1周期において位置が直線的に変化すると仮定した位置データである。これにより、例えば図6に示すように、1周期内を第1所定時間間隔(等間隔)ΔTnでn=5分割した所定数n+1=6の補正点T0〜T5における誤差データの誤差特性(実線上の黒丸)が得られる。
このとき、上述したように、検出誤差補正回路5により6つの補正点T0〜T5間を直線補間して直線近似曲線(点線)を求め、求めた直線近似曲線で位置データを補正(直線補間)する場合、誤差データの誤差特性における極値を見逃し、補正後の位置データに誤差が残ることがある。
そこで、検出誤差データ算出回路4は、更に、各第1所定時間間隔ΔTn内において第2所定時間間隔ΔTkでサンプリングされた位置データと、理想的な位置データとの差分に基づいて誤差データを算出する。これにより、例えば図7に示すように、第1所定時間間隔ΔTn内を第2所定時間間隔(等間隔)ΔTkでk=5分割した6つの補正点T1,T11〜T14,T2における誤差データの誤差特性(実線上の黒丸)が得られる。
検出誤差データ算出回路4は、第1所定時間間隔ΔTnの誤差データ及び第2所定時間間隔ΔTkの誤差データに基づいて、誤差データの誤差特性における極値又は変曲点に第1所定時間間隔ΔTnの誤差データよりも近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データがある場合、誤差特性における極値又は変曲点に最も近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データを第1所定時間間隔ΔTnの誤差データと置換する。例えば、図7に示すように、検出誤差データ算出回路4は、誤差特性における極値に補正点T1,T2の誤差データよりも近い補正点T12の誤差データがある場合、誤差特性における極値に最も近い補正点T12の誤差データを補正点T1又はT2の誤差データと置換する。これにより、例えば図8に示すように、検出誤差データ算出回路4は、誤差データの数を増減することなく、誤差データの時間間隔ΔTnを変更する。
このとき、検出誤差データ算出回路4は、誤差特性における極値に最も近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データを、誤差特性における変曲点に最も近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データよりも優先して、第1所定時間間隔ΔTnの誤差データと置換してもよい。また、検出誤差データ算出回路4は、誤差特性における極値に最も近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データの中でも、誤差特性における極値を形成する曲線の傾きが大きい極値に最も近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データを優先して、第1所定時間間隔ΔTnの誤差データと置換してもよい。また、検出誤差データ算出回路4は、誤差特性における変曲点に最も近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データの中でも、誤差特性における変曲点を形成する曲線の傾きが大きい変曲点に最も近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データを優先して、第1所定時間間隔ΔTnの誤差データと置換してもよい。
上述した各実施形態においては、検出誤差データ算出回路4中に開始条件判定回路41を設け、該開始条件判定回路41で判別してレジスタ群42へのデータ取り込み、及び基準データの算出指令を出力するようにしたが、この開始条件判定回路41を設けず、このエンコーダを取り付けた機械や装置を制御する数値制御装置等の制御装置によって、開始条件を判別し、この制御装置からデータ取り込み、及び基準データの算出指令を出力するようにしてもよい。
また、検出誤差データ算出回路4さらには検出誤差補正回路5をプロセッサで構成し、ソフトウエアによって、検出誤差データ算出処理及び検出誤差補正処理を行うようにしてもよい。図9は、検出誤差データ算出回路4をプロセッサで構成したときのプロセッサによる検出誤差データ算出処理のフローチャートである。まず、基準データ作成指令が、手動若しくはこのエンコーダを取り付けた機械や装置を制御する制御装置からの指令として入力されたとき、プロセッサは、ディジタル内挿回路3が出力されるサンプリング位置データに基づいて、設定検出誤差算出開始条件を満たしているか否かを判別する。すなわち、プロセッサは、現在の速度が規定値であるか、さらには、加速度が規定値内かを判別する(ステップa1)。
設定検出誤差算出開始条件を満たしていることが判別されると、プロセッサは、ディジタル内挿回路3から出力されるサンプリング位置データを1周期分取り込む(ステップa2、a3)。この位置データの取り込みが完了すると、プロセッサは、1周期分の位置データが取り込み完了時での加速度が規定範囲内か判断する(ステップa4)。規定範囲からはずれている場合には、位置データを取得した1周期分内で速度変化があったことを意味するので、プロセッサは、ステップa1に戻り再度位置データの取り込みを行う。
ステップa4で、加速度が規定範囲内と判断された場合には、取り込んだ位置データは速度一定のデータとみなされ、プロセッサは、この位置データから、1周期分の第1所定時間間隔ΔTnでサンプリングされた位置データP(0)〜P(n)、及び、各第1所定時間間隔ΔTn内において第2所定時間間隔ΔTkでサンプリングされた位置データを記憶する(ステップa5)。
プロセッサは、1周期内の第1所定時間間隔ΔTnの位置データP(0)〜P(n)と、理想的な位置データとの差分に基づいて誤差データを算出する(ステップa6)。
更に、プロセッサは、各第1所定時間間隔ΔTn内の第2所定時間間隔ΔTkの位置データと、理想的な位置データとの差分に基づいて誤差データを算出する(ステップa7)。
プロセッサは、第1所定時間間隔ΔTnの誤差データ及び第2所定時間間隔ΔTkの誤差データに基づいて、これらの誤差データの誤差特性における極値又は変曲点に第1所定時間間隔ΔTnの誤差データよりも近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データがある場合、誤差特性における極値又は変曲点に最も近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データを第1所定時間間隔ΔTnの誤差データと置換する。すなわち、プロセッサは、補正点が誤差データの誤差特性における極値又は変曲点の近傍となるように、誤差データの数を増減することなく、誤差データの時間間隔ΔTnを変更する。プロセッサは、これらの誤差データを記憶する(ステップa8)。
プロセッサは、指標jを1インクリメントし(該指標jは初期設定で「0」にセットされている)、該指標jの値が設定回数か判断し(ステップa9,a10)設定回数でなければ、ステップa1に戻る。プロセッサは、以下ステップa1からステップa10の処理を繰り返し、指標jが設定回数に達すると、予想される検出位置に対して記憶したj個の検出誤差の平均を求め(ステップa11)、予想される検出位置とこの検出誤差の平均の組を基準データとして記憶し(ステップa12)、基準データの取得処理は終了する。
図10は、検出誤差補正回路5をプロセッサで構成したときのプロセッサによる検出誤差補正処理のフローチャートである。プロセッサは、ディジタル内挿回路3の出力である位置データP(x)を読み(ステップb1)、基準データとして記憶する位置データの中から、この読みとった位置データP(x)の前後の位置データP(m),P(m+1)を求める(ステップb2)。プロセッサは、求められた位置データP(m),P(m+1)に対して記憶されている検出誤差データD(m),D(m+1)を求め(ステップb3)、位置データP(m),P(m+1)と誤差データD(m),D(m+1)に基づいて、読みとった位置データP(x)に対する検出誤差D(x)を補間演算処理を行って求める(ステップb4)。プロセッサは、求めた検出誤差D(x)で、読みとった位置データP(x)を補正して、1周期内の検出位置データとして出力する(ステップb5)。
これにより、ポジションデータ生成回路6は、この補正された検出位置データと周期を計数するカウンタのデータ値により、ポジションデータとして出力する。
以上説明したように、本実施形態のエンコーダの信号処理装置Dによれば、検出誤差データ算出回路4が、1周期内において第1所定時間間隔ΔTnでサンプリングされた所定数n+1の位置データにおける誤差データを算出し、この第1所定時間間隔ΔTnの誤差データ(第1誤差データ)を誤差データとする。更に、検出誤差データ算出回路4は、第1所定時間間隔ΔTn各々内において第2所定時間間隔ΔTkでサンプリングされた位置データにおける誤差データ(第2誤差データ)を算出し、第1所定時間間隔ΔTnの誤差データと第2所定時間間隔ΔTkの誤差データとの誤差特性に基づいて、誤差特性における極値又は変曲点に第1所定時間間隔ΔTnの誤差データよりも近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データがある場合、誤差特性における極値又は変曲点に最も近い第2所定時間間隔ΔTkの誤差データを第1所定時間間隔ΔTnの誤差データのうちの何れかと置換する。これにより、検出誤差データ算出回路4は、補正点が誤差データの誤差特性における極値又は変曲点の近傍となるように、補正点の数(誤差データのサンプリング数)を増減することなく、第1所定時間間隔ΔTn(誤差データの時間間隔)を変更する。
これにより、誤差データの誤差特性において補正点間を直線補間して直線近似曲線を求め、求めた直線近似曲線で位置データを補正しても、補正後の位置データの誤差(内挿誤差)を低減することができる。その結果、エンコーダの検出精度を向上することができる。
なお、特許文献1(第1実施形態)には、補正ポイントのうちの少なくとも1つを誤差曲線の極値と一致するように、補正ポイント全体をシフトする技術が記載されている。しかし、補正ポイントの間隔が等間隔のままであるため、誤差曲線の極値のすべてを補正ポイントにすることができない。
また、特許文献1(第2実施形態)には、誤差特性の形状における極大値、極小値、及び変曲点を利用して誤差の大きさに応じて補正区間の区間幅を変更する技術、具体的には誤差の大きい箇所には補正区間の区間幅を狭くし、誤差の小さい箇所には補正区間の区間幅を広くする技術が記載されている。しかし、補正ポイントが増加してしまう可能性があり、信号処理時間、すなわち検出時間が増加してしまう可能性がある。
また、特許文献1には、これらの方法を組み合わせてもよいことが記載されているが、補正ポイントの数を増減することなく、補正ポイントを誤差特性の極値又は変曲点にシフトする技術について示唆されていない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の変更及び変形が可能である。
D エンコーダの信号処理装置
1a,1b アナログ増幅回路(位置データ取得部)
2a,2b アナログ−ディジタル変換回路(位置データ取得部)
3 ディジタル内挿回路(位置データ取得部)
4 検出誤差データ算出回路(誤差データ算出部)
41 開始条件判定回路
42 レジスタ
43 検出誤差計算回路
44 検出誤差格納レジスタ
45 平均化回路
411a,411b,411c 位置データレジスタ
412a 第1の速度計算回路
412b 第2の速度計算回路
413 ゼロクロスポイント検出回路
414 加速度計算回路
415 位置データレジスタ格納開始判定及び誤差計算開始信号判定回路
5 検出誤差補正回路
51 補正用検出誤差格納レジスタ
52 補正計算回路52
6 ポジションデータ生成回路

Claims (6)

  1. 被測定体の移動に応じて周期的に発生するアナログ信号を信号処理して前記被測定体の位置に応じた位置データを生成するエンコーダの信号処理装置であって、
    前記アナログ信号をサンプリングして前記被測定体の位置に応じた位置データを取得する位置データ取得部と、
    前記位置データ取得部で取得された1周期の位置データのうちの所定数の位置データと、1周期において位置が直線的に変化すると仮定した理想的な位置データとの差分に基づいて誤差データを算出する誤差データ算出部と、
    前記誤差データ算出部で算出された前記誤差データに基づいて、前記位置データ取得部で取得された位置データを補正する補正部と、
    を備え、
    前記誤差データ算出部は、
    1周期内において第1所定時間間隔ΔTnでサンプリングされた前記所定数の位置データと前記理想的な位置データとの差分に基づいて第1誤差データを算出し、前記第1誤差データを前記誤差データとし、
    更に、前記第1所定時間間隔ΔTn各々内において第2所定時間間隔ΔTkでサンプリングされた位置データと前記理想的な位置データとの差分に基づいて第2誤差データを算出し、
    前記第1誤差データと前記第2誤差データとの誤差特性に基づいて、前記誤差特性における極値又は変曲点に前記第1誤差データよりも近い前記第2誤差データがある場合、前記誤差特性における極値又は変曲点に最も近い第2誤差データを前記第1誤差データのうちの何れかと置換して、前記誤差データの前記所定数を増減することなく、前記誤差データの時間間隔を変更する、
    エンコーダの信号処理装置。
  2. 前記誤差データ算出部は、前記誤差特性における極値に最も近い第2誤差データを、前記誤差特性における変曲点に最も近い第2誤差データよりも優先して、前記第1誤差データと置換する、請求項1に記載のエンコーダの信号処理装置。
  3. 前記誤差データ算出部は、前記誤差特性における極値に最も近い第2誤差データの中でも、前記誤差特性における極値を形成する曲線の傾きが大きい極値に最も近い第2誤差データを優先して、前記第1誤差データと置換する、請求項2に記載のエンコーダの信号処理装置。
  4. 前記誤差データ算出部は、前記誤差特性における変曲点に最も近い第2誤差データの中でも、前記誤差特性における変曲点を形成する曲線の傾きが大きい変曲点に最も近い第2誤差データを優先して、前記第1誤差データと置換する、請求項2に記載のエンコーダの信号処理装置。
  5. 前記補正部は、前記誤差データ算出部で算出された前記誤差データの補間処理を行うことにより、前記位置データ取得部で取得された前記位置データに対応する誤差データを求め、当該位置データを対応する誤差データで補正する、請求項1〜4の何れか1項に記載のエンコーダの信号処理装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のエンコーダの信号処理装置を備える、エンコーダ。
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