JP5841635B2 - 繊維製品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維製品の製造方法に関し、詳しくは、淡色の文字や図柄を有する繊維製品の製造方法に関する。
従来、染色により文字や図柄が形成された繊維製品が提案されている。このような染色には、ナフトール染料(アゾイック染料)を用いた捺染法が一般的に行われている(例えば、特許文献1参照)。ナフトール染料による捺染法は、下漬剤で処理された生地に対して、ナフトール染料(顕色剤)を含む色糊を所望の文字や図柄に捺染するものであり、下漬剤とナフトール染料とが生地上で反応することにより色素が生成されて染色が行われる。
特開平6−257076号公報
しかし、ナフトール染料を用いた捺染法では、多彩な文字や図柄を染色することが難しかった。これは、下漬剤に対するナフトール染料の好適な使用量の範囲が狭いことに起因する。例えば、ナフトールAS−OLを下漬剤としてを使用し、スカーレットRソルトをナフトール染料として使用する場合、下漬剤1gに対してナフトール染料を3.5g使用することにより、発色不良が生じにくくなる。ところが、色の薄い淡色を発色させるために、下漬剤の単位量あたりのナフトール染料の使用量を少なくすると、所望の色相が発現しない(例えば、捺染開始後、僅かの時間に所定濃度の50%以下に濃度低下する状態)などの発色不良が生じやすかった。例えば、上記のナフトールAS−OLを1g使用する場合、スカーレットRソルトの使用量の下限は約0.7gとなり、これよりも少ない使用量であると発色不良が生じやすかった。従って、淡色の文字や図柄を有する繊維製品を得ることは難しかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、淡色の文字や図柄を有する繊維製品の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る繊維製品の製造方法は、一定量の下漬剤が均一に付着した生地に対して色糊を捺染する繊維製品の製造方法であって、前記色糊として、ナフトール染料の濃度が基準濃度の色糊と、ナフトール染料の濃度が基準濃度より低い色糊とを調製し、前記ナフトール染料の濃度が基準濃度より低い色糊は、pH値低下剤として酸性成分を含有することにより、前記ナフトール染料の濃度が基準濃度の色糊よりもpH値が低下して調製され、前記ナフトール染料の濃度が基準濃度より低い色糊のpH値は3.0〜3.9であり、前記ナフトール染料の濃度が基準濃度の色糊と、前記ナフトール染料の濃度が基準濃度より低い色糊とを前記生地に捺染することにより、濃淡の異なる複数の着色領域を前記生地に形成することを特徴とする。
本発明では、酸性成分により、ナフトール染料の種類及び濃度に応じて色糊のpH値を低下させるので、下漬剤の単位量あたりのナフトール染料の使用量を少なくしても、発色不良が生じにくくなる。従って、本発明では、淡色を利用して文字や図柄を形成することができ、例えば、高いデザイン性を有する繊維製品を得ることができる。
図1は、本発明で用いる捺染機の一例が示された概略図である。 図2Aは、本発明で用いる捺染機の他例が示された平面視の概略図、図2Bは側面視の概略図である。 実施例3、4、7及び8のプリント工程が行われたタオルが示された写真である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
本実施の形態は、下漬剤が付着した生地に対して色糊を印捺する繊維製品の製造方法である。繊維製品としては、タオル、手ぬぐい、ハンカチなどが例示されるが、これに限定されず、衣服やカーテンなどの繊維を素材とするものであればよい。
生地は繊維を素材として形成されている。繊維としては、特に限定されないが、ナフトール染料で染色されやすいことが好ましく、例えば、木綿、麻、などのセルロース繊維が挙げられる。本実施の形態では、異素材を利用せずセルロース繊維だけで生地を形成しても、先染調のシャンブレー模様を捺染で表現することが可能である。また繊維としては、綿番手で10〜100番手のものを使用することができる。
生地は繊維製品の強度等を考慮すると織物であることが好ましい。織物の生地の組織としては、繊維製品の使用目的等に応じて、適宜選択すればよく、特に限定されない。例えば、繊維製品がタオルである場合、生地はパイル織物やタオル織物で形成されている。また生地としては、目付けが500g/m以下のものが使用可能である。尚、生地は編物や不織布であってもよい。
下漬剤は、生地の繊維に対して親和性を有するカップリング成分である。下漬剤としては、ナフトールAS類などが例示される。またナフトールAS類としては、C.I.A.C.C.18(商品名(分類)は、ナフトールAS−D)、C.I.A.C.C.20(商品名(分類)は、ナフトールAS−OL)、C.I.A.C.C.19(商品名(分類)は、ナフトールAS−BG)、C.I.A.C.C.4(商品名(分類)は、ナフトールAS−BO)、C.I.A.C.C.5(商品名(分類)は、ナフトールAS−G)、C.I.A.C.C.7(商品名(分類)は、ナフトールAS−SW)、C.I.A.C.C.17(商品名(分類)は、ナフトールBS)、C.I.A.C.C.10(商品名(分類)は、ナフトールE)などが例示される。これらの中でもC.I.A.C.C.20が好ましい。C.I.A.C.C.20の使用で繊維製品の堅牢度を高くすることができる。尚、上記「C.I.A.C.C.」とは、コールキィーアンドピッカーズギル社(Chorlcy& Pickersgil Ltd)から印刷、販売されているカラーインデックス(COLOUR INDEX,SECOND EDITION1956)3巻、アゾイックセクション(AZOICSECTION)に記載されているカラーインデックスアゾイックカップリングコンポーネント(Colour Index Azoic Coupling Component)の略称である。
色糊はナフトール染料と糊剤とを含有して調製されている。糊剤としては、加工デンプン、カルボキシメチルセルロース(CMC)、アルギン酸ソーダ、合成糊、エマルション糊などが例示されるが、これらに限定されない。特に、加工デンプン、グアーガム、ローカストビーンガム、トラガントガムを糊剤として用いることが好ましく、これにより、色糊の耐薬品性を良好にすることができる。ナフトール染料(上漬剤又は顕色剤)は、下漬剤と反応して繊維上で水に不溶性の色素を形成して染色するものである。ナフトール染料としては、ベース類とソルト類のいずれでも使用可能であるが、安定性等を考慮してソルト類が用いられる。ソルト類はベース類をジアゾ化した化合物である。ナフトール染料としては、C.I.A.D.C.20(商品名(色相分類)は、ブルーBBソルト)、C.I.A.D.C.13(商品名(色相分類)は、スカーレットRソルト)、C.I.A.D.C.44(商品名(色相分類)は、イエローGCソルト)、C.I.A.D.C.1(商品名(色相分類)は、ボルドーGPソルト)、C.I.A.D.C.2(商品名(色相分類)は、オレンジGCソルト)、C.I.A.D.C.9(商品名(色相分類)は、レッド3GLソルト)、C.I.A.D.C.38(商品名(色相分類)は、ブラックKソルト)、C.I.A.D.C.3(商品名(色相分類)は、スカーレットGGソルト)、C.I.A.D.C.118(商品名(色相分類)は、グリーンBBソルト)、C.I.A.D.C.48(商品名(色相分類)は、ブルーB)、C.I.A.D.C.35(商品名(色相分類)は、バリアンミンブルーB)、C.I.A.D.C.41(商品名(色相分類)は、バイオレットB)、ダークブルーLR(商品名(色相分類))、ブラウンRR(商品名(色相分類))、レッドB(商品名(色相分類))などが挙げられるが、これらに限定されない。尚、上記「C.I.A.D.C.」とは、カラーインデックスアゾイックジアゾコンポーネント(ColourIndex Azoic Diazo Component)の略称である。色糊には必要に応じて劣化防止剤等が含有されている。また色糊には粘度調整等のために水が含有されている。
そして、色糊には必要に応じてpH値を低下させるためのpH値低下剤が含有されている。pH値低下剤は色糊中のナフトール染料の種類や濃度に応じて含有量が決定される。特に、淡色を染色する色糊はナフトール染料の濃度が低いため、pH値低下剤を含有してpH値を低下させるのが好ましい。pH値低下剤としては酸性成分が用いられる。この酸性成分としては無機酸よりも有機酸であることが好ましい。酸性成分として有機酸を用いると、無機酸よりもセルロース繊維の劣化が生じにくくなると考えられ、また環境に与える影響も小さくして安全性を高くすることができる。また有機酸としてはクエン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、酢酸等が挙げられるが、これらの中でもクエン酸が好ましい。酸性成分がクエン酸である場合では、染色後に生地の繊維に臭気が残存しにくくなり、また色糊のpH値を安定化する緩衝効果も期待することできるために好ましい。尚、本実施例の効果も、この緩衝効果に起因することも考えられる。pH値低下剤が含有された色糊はpH値が3.0〜3.9であることが好ましい。色糊のpH値が3.0未満であると、酸性が強すぎて生地を痛めてしまうおそれがある。色糊のpH値が3.9を超えると、酸性が弱すぎて淡色での発色不良が生じやすくなる。特に、淡色を発色させる場合、色糊はpH値が3.3〜3.7であることが好ましいが、ナフトール染料の種類や量によって色糊の好ましいpH値は異なる。
色糊は、例えば、以下のような組成で調製される。
ナフトール染料がブルーBBソルトである場合、染料の濃度(色糊1リットルに対する染料の質量)は7g/Lより多く10g/L以下、pH値低下剤の濃度(色糊1リットルに対するpH値低下剤の質量)は0g/Lとし、色糊のpH値は4.0とすることができる。また、ナフトール染料がブルーBBソルトである場合、染料の濃度は1g/L以上7g/L以下、pH値低下剤の濃度は2g/Lとし、色糊のpH値は3.6とすることができる。
ナフトール染料がスカーレットRソルトである場合、染料の濃度は10g/Lよりも多く15g/L以下、pH値低下剤の濃度は0g/Lとし、色糊のpH値は4.0とすることができる。また、ナフトール染料がスカーレットRソルトである場合、染料の濃度は1g/L以上10g/L以下、pH値低下剤の濃度は2g/Lとし、色糊のpH値は3.6とすることができる。
ナフトール染料がイエローGCソルトである場合、染料の濃度は20g/Lより多く25g/L以下、pH値低下剤の濃度は0g/Lとし、色糊のpH値は3.5とすることができる。また、ナフトール染料がイエローGCソルトである場合、染料の濃度は1g/L以上20g/L以下、pH値低下剤の濃度は2g/Lとし、色糊のpH値は3.4とすることができる。
ナフトール染料がボルドーGPソルトである場合、染料の濃度は10g/Lより多く13g/L以下、pH値低下剤の濃度は0g/Lとし、色糊のpH値は4.0とすることができる。また、ナフトール染料がボルドーGPソルトである場合、染料の濃度は1g/L以上10g/L以下、pH値低下剤の濃度は2g/Lとし、色糊のpH値は3.6とすることができる。
尚、色糊のナフトール染料の濃度は生地に付着している下漬剤の種類や量に応じて変えることもできる。
そして、本実施の形態において、繊維製品は以下のようにして製造される。
まず、下漬処理工程が行われる。この工程では下漬剤が生地を形成するための繊維に付着される。下漬剤は染色される繊維のみに付着させる。例えば、下漬剤は緯糸のみに付着され、経糸やパイル糸などのその他の繊維には付着されないようにする。この場合、生地の緯糸のみが染色され、生地のその他の繊維は染色されない。このように緯糸のみに下漬剤を付着させた生地は朧染(おぼろぞめ)に利用される。その他に、下漬剤は経糸のみに付着され、緯糸やパイル糸などのその他の繊維には付着されないようにしたり、下漬剤はパイル糸のみに付着され、緯糸や経糸などのその他の繊維には付着されないようにしたり、下漬剤は経糸と緯糸のみに付着され、パイル糸などのその他の繊維には付着されないようにしたりすることも可能である。勿論、下漬剤は生地を形成するための総ての繊維に付着されていてもよいし、この場合、下漬剤の付着量が経糸と緯糸とパイル糸などのその他の繊維との間で異なっていてもよい。このように下漬剤を付着させる繊維や量が変わることにより、生地の染色される繊維や色の濃淡が変わることになり、高いデザイン性を有する繊維製品を得ることができる。
繊維に下漬剤を付着させるにあたっては、下漬剤を含有する染液に繊維が浸漬されたり(浸染)、刷毛で塗ったり(引染)する。下漬剤を含有する染液は、下漬剤、ロート油、苛性ソーダ(NaOH)及び水(60〜70℃の熱湯)などを含有して調製されている。染液中の各成分の濃度は特に限定はないが、例えば、下漬剤(ナフトールAS類)10〜15g/L、ロート油15〜20mL/L、苛性ソーダ15〜23mL/Lなどが挙げられる。繊維への下漬剤の付着量は特に限定されないが、例えば、1〜10%owf、好ましくは4〜5%owfである。また繊維への苛性ソーダの付着量は特に限定されないが、例えば、1〜10%owf、好ましくは4〜5%owfである。尚、付着量の単位「owf」は、下漬剤(又は苛性ソーダ)が付着される繊維の単位質量に対する下漬剤の付着質量(又は苛性ソーダ)の割合を示す。例えば、下漬剤の付着量が5%owfの場合、繊維100gに対して下漬剤が5g付着することになる。
次に、織り工程が行われる。この工程では、繊維を織って生地が作製される。生地を作製する繊維の一部(例えば、緯糸のみなど)又は全部が、上記下漬処理工程で処理された繊維である。次に、縁縫い工程が行われる。この工程では、上記織り工程で得られた生地の縁縫いがオーバーミシン等で行われる。次に、必要に応じて、結反工程が行われる。
次に、プリント(捺染)工程が行われる。この工程では、色糊が生地に印捺される。生地への印捺はロール捺染機やスクリーン捺染機などで行われる。ロール捺染機は転写方式で印捺するものである。図1にはロール捺染機1の一例が示されている。このロール捺染機1には複数のガイドロール2が設けられている。またロール捺染機1には転写ロール4が設けられている。転写ロール4の外面には転写版5が設けられている。転写版5は、例えば、ゴム製の凸版で形成されている。転写ロール4の下方には浸漬ロール6が設けられている。浸漬ロール6はその下部が色糊7に浸漬して配置されている。このようなロール捺染機1では、長尺の生地3がガイドロール2にガイドされながら一方向に連続的に進行して搬送される。生地3は搬送されながら転写ロール4と浸漬ロール6との間を通過する。このとき、生地3における繊維製品の端末となる部分を感知し、このタイミングに合わせて転写ロール4が回転する。転写ロール4の回転により転写版5で生地3が上から押圧され、生地3が浸漬ロール6に接触する。これにより、浸漬ロール6の表面に付着している色糊7が生地3に付着し、色糊7が生地3に染み込んでいく。このようにしてロール捺染機1で生地3に印捺される。
一方、スクリーン捺染機10は謄写版方式で印捺するものである。図2にはスクリーン捺染機10の一例が示されている。このスクリーン捺染機10にはコンベアベルト11が設けられている。コンベアベルト11の上方には複数のプリント型(スクリーン型)12が配置されている。複数のプリント型12はコンベアベルト11の進行方向に並べて設けられている。プリント型12は額縁状の枠体15にスクリーン(紗)16を貼り付けて形成されている。またスクリーン16にはメッシュ部13が設けられている。メッシュ部13は所望の形状(柄)に形成されている。各プリント型12の上方にはゴム製等のスケージ14が配置されている。スケージ14はコンベアベルト11の進行方向と直交する方向で往復移動自在に形成されている。このようなスクリーン捺染機10では、長尺の生地3がコンベアベルト11の上に載せられて一方向に連続的に進行して搬送される。生地3は搬送されながらプリント型12の下方を通過する。このとき、生地3における繊維製品の端末となる部分を感知し、このタイミングに合わせてスケージ14が移動する。スケージ14の移動によりプリント型12のスクリーン16上に供給した色糊7がメッシュ部13上を通過し、色糊7の一部がメッシュ部13を通過する。そして、メッシュ部13を通過した色糊7が生地3に付着し、色糊7が生地3に染み込んでいく。このようにしてスクリーン捺染機10で生地3に印捺される。
尚、従来、スクリーン捺染機は色糊がプリント型の上に比較的長時間にわたって留まり、またスケージとスクリーンとの摩擦熱が色糊の温度に影響するため、色糊の安定性が低い場合は不向きとされていた。しかし、本実施の形態においては、pHコントロールによって、色糊の安定性が増したため、多色・精巧な型合わせが可能なスクリーン捺染機が利用しやすい。
次に、亜硫酸通し工程が行われる。この工程は、例えば、重亜硫酸ソーダが10g/Lの亜硫酸槽が浴比1:20で用いられ、温度90〜95℃で時間10〜20分間の条件で行われる。次に、糊抜・精練・晒工程が行われる。この工程では、例えば、苛性ソーダが1.5g/Lで過酸化水素が8g/Lの処理浴が用いられ、温度90〜95℃で時間約90分間の条件で行われる。次に、塩素晒工程が行われる。この工程では、例えば、次亜塩素酸ソーダ12g/Lの処理浴が用いられる。次に、洗い・柔軟工程が行われる。この工程では、例えば、連続ウインスが用いられ、また必要に応じて柔軟剤が1g/Lの処理浴が用いられ、洗い温度約70℃で時間20〜30分間の条件で行われる。次に、脱水工程が行われる。この工程では、遠心脱水機などが用いられる。次に、乾燥工程が行われる。この工程では、サクション乾燥機などが用いられ、例えば、温度100〜120℃で時間約10分間の条件で行われる。この後、ヘムミシン工程や検査工程を経て、タオルなどの繊維製品が製造される。
上記の繊維製品の製造工程では、下漬処理工程、織り工程、縁縫い工程、プリント工程、亜硫酸通し工程、糊抜・精練・晒工程、塩素晒工程、洗い・柔軟工程、脱水工程、乾燥工程、ヘムミシン工程、検査工程の順で行われるが、縁縫い工程とプリント工程の順番が入れ替わっていても良い。すなわち、織り工程の後、プリント工程が行われ、その後、縁縫い工程が行われても良い。
本実施の形態は、ナフトール染料の種類及び濃度に応じて色糊のpH値を低下させるので、下漬剤の単位量あたりのナフトール染料の使用量を少なくしても、発色不良が生じにくくなる。従来では、色の濃淡が異なる複数の着色領域を有する繊維製品を製造することは難しかった。これは、一定量の下漬剤が均一に付着した生地に対して、ナフトール染料の使用量を増減させて色の濃淡を発現させようとしても、色の淡い領域では安定して発色させることができず、色の濃い領域と淡い領域との濃淡の差を大きくすることができなかった。一方、本実施の形態では、色糊への酸性成分の添加によって、ナフトール染料(ソルト)に対して過剰のアルカリの影響を少なくすることができ、ナフトール染料の分解が抑制されると考えられ、これにより、淡色を安定させて発色させることができ、発色不良が生じにくくなる。従って、本発明では、淡色を利用して文字や図柄を形成することができ、高いデザイン性を有する繊維製品を得ることができる。
上記のように、本実施の形態は、色糊のpH値を低くすることにより、色糊のナフトール染料の濃度を従来の色糊のナフトール染料の濃度よりも低くし、従来では濃色の発色しか得られなかったのに対して、中濃色〜淡色領域の発色を安定して確保することができるものである。具体的には、例えば、従来、ブルーBBソルトでは色糊での濃度を10g/L、スカーレットRソルトでは色糊での濃度を15g/L、イエローGCソルトでは色糊での濃度を25g/L、ボルドーGPソルトでは色糊での濃度を13g/Lとし、濃色領域のみを有する繊維製品しか製造できなかったが、本実施の形態においては、ブルーBBソルトでは色糊での濃度を1〜7g/L、スカーレットRソルトでは色糊での濃度を1〜7g/L、イエローGCソルトでは色糊での濃度を1〜10g/L、ボルドーGPソルトでは色糊での濃度を1〜7g/Lとして、中濃色〜淡色領域を有する繊維製品を得ることができる。より具体的には、本実施の形態においては、従来の濃色領域に比べて、色差ΔEが3以上6未満の中色領域や色差ΔEが6以上の淡色領域を有する繊維製品を得ることができる。例えば、本実施の形態では、濃色から淡色まで徐々に色が変化するグラデーションのような柄模様を有する繊維製品を製造することができる。
従って、本実施の形態では、印捺により形成される柄模様が、従来のような濃色限定の単一色・単一濃度色相から、淡色域まで制限のない多濃度で展開することが可能である。そして、本実施の形態では、多濃度使いが可能になることによって、従来の名入タオル等の極めて画一的な製品領域に留まる事なく、既存製品にない、デザイン性に富む多色・多濃度の着色領域を有する繊維製品(例えば、朧染製品)を製造することができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(基準例1)
まず、上記と同様の下漬処理工程と織り工程と縁縫い工程とが順に行われた。生地は木綿繊維のタイル織物で形成されていた。生地の緯糸は下漬剤で処理されていた。下漬剤としては浜本貿易株式会社が販売するナフトールAS−OLが用いられ、緯糸の下漬剤の付着量は4〜5%owfであった。経糸及びパイル糸は下漬剤で処理されていなかった。
次に、上記と同様のプリント工程が行われた。色糊はナフトール染料と糊剤とを含有して調製されていた。ナフトール染料は昭和化工株式会社製のブルーBBソルトが用いられ、10g/Lの濃度(色糊1リットルに対する含有質量)で含有されていた。糊剤は有限会社オカダ化研製のThicknerA−12が用いられ、70g/Lの濃度で含有されていた。この糊剤は、主成分がグアーガムであって、強酸に対しても粘度低下が生じにくい。色糊のpH値は4.0であった。印捺は上記と同様のスクリーン捺染機で室温25〜30℃の条件下で行われた。尚、色糊のナフトール染料の濃度は従来から捺染に用いられている濃度(従来濃度)である。
次に、上記と同様の亜硫酸通し工程、糊抜・精練・晒工程、塩素晒工程、洗い・柔軟工程、脱水工程、乾燥工程、ヘムミシン工程、検査工程の順で行われた。これにより、青色系統に染色(朧染)された繊維製品(タオル)が製造された。
(基準例2)
基準例1において、色糊のナフトール染料として、ブルーBBソルトの代わりに、昭和化工株式会社製のスカーレットRソルトが用いられ、15g/Lの濃度で含有されていた。色糊のpH値は4.0であった。色糊のナフトール染料の濃度は従来濃度である。その他は基準例1と同様にして、赤色系統に染色された繊維製品が製造された。
(基準例3)
基準例1において、色糊のナフトール染料として、ブルーBBソルトの代わりに、昭和化工株式会社製のイエローGCソルトが用いられ、25g/Lの濃度で含有されていた。色糊のpH値は3.5であった。色糊のナフトール染料の濃度は従来濃度である。その他は基準例1と同様にして、黄色系統に染色された繊維製品が製造された。
(基準例4)
基準例1において、色糊のナフトール染料として、ブルーBBソルトの代わりに、昭和化工株式会社製のボルドーGPソルトが用いられ、13g/Lの濃度で含有されていた。色糊のpH値は4.0であった。色糊のナフトール染料の濃度は従来濃度である。その他は基準例1と同様にして、茶色系統に染色された繊維製品が製造された。
(実施例1)
基準例1において、色糊の成分が変更された。色糊はナフトール染料と糊剤とpH値低下剤とを含有して調製されていた。ナフトール染料はブルーBBソルトが用いられ、4g/Lの濃度で含有されていた。糊剤はThicknerA−12が用いられ、70g/Lの濃度で含有されていた。pH値低下剤はクエン酸が用いられ、2g/Lの濃度で含有されていた。色糊のpH値は3.6であった。その他は基準例1と同様にして、青色系統に染色された繊維製品が製造された。
(実施例2)
実施例1において、ナフトール染料の濃度が6g/Lの色糊が用いられた。色糊のpH値は3.6であった。その他は実施例1と同様にして、青色系統に染色された繊維製品が製造された。
(実施例3)
基準例2において、色糊の成分が変更された。色糊はナフトール染料と糊剤とpH値低下剤とを含有して調製されていた。ナフトール染料はスカーレットRソルトが用いられ、5g/Lの濃度で含有されていた。糊剤はThicknerA−12が用いられ、70g/Lの濃度で含有されていた。pH値低下剤はクエン酸が用いられ、2g/Lの濃度で含有されていた。色糊のpH値は3.6であった。その他は基準例2と同様にして、赤色系統に染色された繊維製品が製造された。
(実施例4)
実施例3において、ナフトール染料の濃度が7g/Lの色糊が用いられた。色糊のpH値は3.6であった。その他は実施例3と同様にして、赤色系統に染色された繊維製品が製造された。
(実施例5)
基準例3において、色糊の成分が変更された。色糊はナフトール染料と糊剤とpH値低下剤とを含有して調製されていた。ナフトール染料はイエローGCソルトが用いられ、5g/Lの濃度で含有されていた。糊剤はThicknerA−12が用いられ、70g/Lの濃度で含有されていた。pH値低下剤はクエン酸が用いられ、2g/Lの濃度で含有されていた。色糊のpH値は3.4であった。その他は基準例3と同様にして、黄色系統に染色された繊維製品が製造された。
(実施例6)
実施例5において、ナフトール染料の濃度が7g/Lの色糊が用いられた。色糊のpH値は3.4であった。その他は実施例5と同様にして、黄色系統に染色された繊維製品が製造された。
(実施例7)
基準例4において、色糊の成分が変更された。色糊はナフトール染料と糊剤とpH値低下剤とを含有して調製されていた。ナフトール染料はボルドーGPソルトが用いられ、5g/Lの濃度で含有されていた。糊剤はThicknerA−12が用いられ、70g/Lの濃度で含有されていた。pH値低下剤はクエン酸が用いられ、2g/Lの濃度で含有されていた。色糊のpH値は3.6であった。その他は基準例4と同様にして、茶色系統に染色された繊維製品が製造された。
(実施例8)
実施例7において、ナフトール染料の濃度が7g/Lの色糊が用いられた。色糊のpH値は3.6であった。その他は実施例7と同様にして、茶色系統に染色された繊維製品が製造された。
(比較例1)
実施例1において、pH値低下剤を含有していない色糊が用いられた。色糊のpH値は4.0であった。その他は実施例1と同様にして、青色系統に染色された繊維製品が製造された。
(比較例2)
実施例2において、pH値低下剤を含有していない色糊が用いられた。色糊のpH値は4.0であった。その他は実施例2と同様にして、青色系統に染色された繊維製品が製造された。
(比較例3)
実施例3において、pH値低下剤を含有していない色糊が用いられた。色糊のpH値は4.0であった。その他は実施例3と同様にして、赤色系統に染色された繊維製品が製造された。
(比較例4)
実施例4において、pH値低下剤を含有していない色糊が用いられた。色糊のpH値は4.0であった。その他は実施例4と同様にして、赤色系統に染色された繊維製品が製造された。
(比較例5)
実施例5において、pH値低下剤を含有していない色糊が用いられた。色糊のpH値は3.5であった。その他は実施例5と同様にして、黄色系統に染色された繊維製品が製造された。
(比較例6)
実施例6において、pH値低下剤を含有していない色糊が用いられた。色糊のpH値は3.5であった。その他は実施例6と同様にして、黄色系統に染色された繊維製品が製造された。
(比較例7)
実施例7において、pH値低下剤を含有していない色糊が用いられた。色糊のpH値は4.0であった。その他は実施例7と同様にして、茶色系統に染色された繊維製品が製造された。
(比較例8)
実施例8において、pH値低下剤を含有していない色糊が用いられた。色糊のpH値は4.0であった。その他は実施例8と同様にして、茶色系統に染色された繊維製品が製造された。
[色差測定]
基準例1〜4、実施例1〜8、比較例1〜8について、JIS Z 8730に準拠して色差ΔEを測定した。すなわち、基準例1〜4、実施例1〜8、比較例1〜8の繊維製品の糸を解した後、測色計(マクベス社製の「Color Eye」、シリーズNo.23016496、モデルNo.N2020PL)で解した糸のL*a*b*表色系(CIE1976)におけるL*、a*、b*を測定し(光源としてD65を用いた)、基準例に対する実施例と比較例との色差ΔEを算出した。この場合、基準例1に対して実施例1、2及び比較例1、2の色差ΔEを算出した。同様に、実施例3、4及び比較例3、4では基準例2を、実施例5、6及び比較例5、6では基準例3を、実施例7、8及び比較例7、8では基準例4をそれぞれ基準にして色差ΔEを算出した。結果を表1に示す。
表1から明らかなように、実施例1、2では基準例1に対して淡色〜中濃色に発色した着色領域が安定して得られたが、比較例1及び2では濃度ムラが生じて色差ΔEが正確に測定できず、基準例1に対して淡色〜中濃色に発色した着色領域が安定して得られなかった。同様に、実施例3〜8ではそれぞれの基準例2、3、4に対して淡色〜中濃色に発色した着色領域が安定して得られたが、比較例3〜8では濃度ムラが生じて色差ΔEが正確に測定できず、基準例1に対して淡色〜中濃色に発色した着色領域が安定して得られなかった。さらに具体的に説明すると、実施例1〜8では上記と同様の条件で朧染を200枚以上のタオル生地(1枚の大きさが85mm×35mm)に対して行った場合でも、所望の色相の着色領域を有するタオルが安定的に得られた。一方、比較例1〜8では上記と同様の条件で朧染を200枚以上のタオル生地(1枚の大きさが85mm×35mm)に対して行った場合、一枚目は所望の色相の着色領域を有するタオルが得られたが、着色領域が徐々に退色し、20枚目以降は所望の色相よりも濃度が約81%薄い色の着色料域しか得られず、100枚目以降は所望の色相よりも濃度が約50%薄い色の着色料域しか得られず、200枚目以降は発色しなかった。
尚、図3には本発明の一例が示されている。この繊維製品は、実施例3及び4と実施例7及び8のプリント工程を連続的に行ったタオルである。図中の(1)の着色領域は実施例4のプリント工程で染色した部分である。図中の(2)の着色領域は実施例3のプリント工程で染色した部分である。図中の(3)の着色領域は実施例7のプリント工程で染色した部分である。図中の(4)の着色領域は実施例8のプリント工程で染色した部分である。図3のように、本発明では、色が淡色から中濃色にまで徐々に変化するグラデーションの着色領域が形成される。

Claims (5)

  1. 一定量の下漬剤が均一に付着した生地に対して色糊を捺染する繊維製品の製造方法であって、
    前記色糊として、ナフトール染料の濃度が基準濃度の色糊と、ナフトール染料の濃度が基準濃度より低い色糊とを調製し、
    前記ナフトール染料の濃度が基準濃度より低い色糊は、pH値低下剤として酸性成分を含有することにより、前記ナフトール染料の濃度が基準濃度の色糊よりもpH値が低下して調製され、前記ナフトール染料の濃度が基準濃度より低い色糊のpH値は3.0〜3.9であり、
    前記ナフトール染料の濃度が基準濃度の色糊と、前記ナフトール染料の濃度が基準濃度より低い色糊とを前記生地に捺染することにより、濃淡の異なる複数の着色領域を前記生地に形成する
    ことを特徴とする繊維製品の製造方法。
  2. 前記酸性成分は有機酸であることを特徴とする請求項1に記載の繊維製品の製造方法。
  3. 前記有機酸がクエン酸であることを特徴とする請求項2に記載の繊維製品の製造方法。
  4. 前記ナフトール染料の濃度が基準濃度より低い色糊で捺染される着色領域が、前記ナフトール染料の濃度が基準濃度の色糊で捺染される着色領域に対して色差3以上の淡色であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の繊維製品の製造方法。
  5. 前記捺染が朧染であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の繊維製品の製造方法。
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