JP5841474B2 - 膜分離装置の運転方法及び膜分離装置 - Google Patents

膜分離装置の運転方法及び膜分離装置 Download PDF

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Description

本発明は、被処理水中に浸漬して配置された分離膜と、分離膜の下方に配置された散気装置とを備え、散気装置から分離膜に向けて散気しながら分離膜を透過した処理水を得る膜分離装置の運転方法及び膜分離装置に関する。
従来、有機性排水等(以下「被処理水」という)を処理する方法として、活性汚泥中の微生物を用いて有機物を分解する浄化処理とともに、活性汚泥を分離膜により固液分離して分離水を得る膜分離活性汚泥法が広く採用されている。固液分離の方法として、精密ろ過膜、限外ろ過膜等の分離膜を備えた膜分離装置を用いて、被処理水を固液分離する方法が種々検討されている。
このような膜分離装置は被処理水中に浸漬状態で配置され、処理槽内の活性汚泥自体や処理槽に流入する被処理水中の夾雑物等の固形分、さらには被処理水または微生物由来の高分子の溶質、コロイド、微小固形物等のいわゆるファウリング物質が分離膜表面に付着してろ過効率が低下しないように分離膜の下部に設置した散気装置を備え、散気装置から槽内に空気等を散気し、気泡及び被処理水の上昇流によって、分離膜表面への固形分等の付着を抑制し、または付着した固形分等を剥離させている。
従来、汚泥性状等の影響により分離膜面が閉塞し易い状況になっても分離膜面が容易に閉塞することがないように、散気装置から供給される散気量は、膜面の洗浄に最低限必要な量より過剰な量に設定されており、散気のための電力コストが嵩むという問題があった。
膜分離活性汚泥法を採用した処理設備に要する運転コストの約半分が散気のために費やされている現状、分離膜の閉塞を回避しながら散気量を削減することが重要な課題になっている。
特許文献1には、曝気風量に要するエネルギーコストを抑制することを目的として、膜分離装置の膜間差圧を監視し、膜間差圧が非定常時を除く通常のレベルの範囲内であるときの曝気風量を、予め定めた許容定常値に設定し、膜間差圧が所定値以上に急上昇する非定常時に、曝気装置から供給される曝気風量を増加させるよう制御する曝気風量の制御方法が提案されている。
尚、本公報には、膜間差圧の挙動が定常時のレベルにあるときの曝気風量として、これ以下に低下させると膜差圧が急激に増加するという許容される下限の曝気風量(許容下限値)を予め予備試験によって定めておき、その許容下限値に設定すること、膜間差圧が所定値以上に急上昇したか否かは、膜間差圧上昇速度(例えばkPa/日で表す)で評価することが記載されている。
特開2005‐144291号公報
しかし、分離膜の膜間差圧は経時的に上昇するという特性があり、また汚泥処理装置に流入する被処理水の性状は季節や時間により変化し、それに対応して分離膜の詰まりの状況が変動するため、許容下限値で長時間運転することは現実的に困難であり、逆に分離膜の早期の閉塞を招く虞もあった。
また、膜間差圧が所定値以上に急上昇したか否かを、kPa/日で表される膜間差圧上昇速度で評価する場合、評価に少なくとも1日の時間を要することになり、その間に目詰まりが酷くなる虞がある。
特許文献1に開示された方法以外に他に様々な試みがなされているが、何れも効果的に電力コストを低減させることが困難な状況である。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、膜分離装置の運転コストを効果的に低減可能な膜分離装置の運転方法及び膜分離装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による膜分離装置の運転方法の第一特徴構成は、被処理水中に浸漬して配置された分離膜と、前記分離膜の下方に配置された散気装置とを備え、前記散気装置から前記分離膜に向けて散気しながら前記分離膜を透過した処理水を得る膜分離装置の運転方法であって、膜間差圧に基づいて前記散気装置からの散気量の目標値を設定する目標値設定ステップと、散気量が前記目標値になるように前記散気装置を制御する散気量制御ステップを含み、前記目標値設定ステップでは、散気量を増加する場合の目標値と現在の目標値との間の変化量または変化率の絶対値が、散気量を減少する場合の目標値と現在の目標値との間の変化量または変化率の絶対値よりも大きな値に設定される点にある。
上述の構成によれば、目標値設定ステップで、膜間差圧が大きいときには散気装置からの散気量の目標値が増加設定され、膜間差圧が低いときには散気装置からの散気量の目標値が減少設定される。このとき、散気量を増加する場合の目標値の変化量または変化率の絶対値が、散気量を減少する場合の目標値の変化量または変化率の絶対値よりも大きな値に設定される。そして、散気量制御ステップで散気量が目標値になるように散気装置が制御される。尚、膜間差圧とは、ろ過により透過水を得るために必要な圧力をいい、ろ過差圧、TMP(Trans Membrane Pressure)ともいう。
膜間差圧が高い場合には、既に分離膜表面に固形物質等が付着した状態にあるので、その状態を解除するために、散気量を減少する場合の変化量よりも大きな変化量で増加することによって、気泡及び被処理水の上昇流による分離膜の洗浄効果を高め、分離膜表面の付着物を効果的に剥離させることができる。そして、膜間差圧が低い場合には、散気量を減少させた場合の分離膜表面の閉塞の発生リスクを抑えるために、散気量を増加する場合の変化量よりも小さな変化量で減少することによって、気泡及び被処理水の上昇流の急激な変動を抑制し、分離膜表面の洗浄効果の急激な低下を回避し、また新たな付着を抑制する。
同第二の特徴構成は、上述の第一の特徴構成に加えて、散気量制御ステップでは、膜間差圧にかかわらず、散気量を増加するように設定された場合の目標値の保持時間が、散気量を減少するように設定された場合の目標値の保持時間よりも長い時間に設定される点にある。
散気量を増加するように設定された場合には、そのときの膜間差圧にかかわらず、散気量を減少するように設定された場合よりも長い時間その状態が維持されるので、分離膜表面の洗浄効果を一層高めることができる。散気量を減少する場合には、その状態を維持する時間を短くすることにより、比較的速やかに更なる散気量の減少機会を確保することができる。
同第三の特徴構成は、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、目標値設定ステップでは、目標値を下げるための閾値よりも低い値を示す膜間差圧の継続時間が、目標値を上げるための閾値よりも高い値を示す膜間差圧の継続時間よりも長い時間に設定され、膜間差圧と閾値との関係がそれぞれの閾値に対して設定された継続時間を越えて維持されたときに目標値が変更される点にある。
散気量の目標値を上昇させる場合には、目標値を下降させる場合よりも短時間で判断して、迅速に分離膜表面の付着・堆積物を剥離させるように目標値を設定し、散気量の目標値を下降させる場合には、その状況の確からしさを見極めるべく、相対的に長い時間をかけて判断する。つまり、膜間差圧が上昇して膜が閉塞に到る可能性があるときは、その状況の確からしさの確認よりも分離膜表面の付着・堆積物の剥離を優先し、膜間差圧が下降して膜の詰まりが解消されつつあるときには、散気量の低減よりもその状況の確からしさの確認を優先することにより、分離膜の状態を良好に調整できるようになる。
本発明による膜分離装置の特徴構成は、被処理水中に浸漬して配置された分離膜と、前記分離膜の下方に配置された散気装置とを備え、前記散気装置から前記分離膜に向けて散気しながら前記分離膜を透過した処理水を得る膜分離装置であって、膜間差圧に基づいて前記散気装置からの散気量の目標値を設定する目標値設定手段と、散気量が前記目標値になるように前記散気装置を制御する散気量制御手段とを含み、前記目標値設定手段は、散気量を増加する場合の目標値と現在の目標値との間の変化量または変化率の絶対値を、散気量を減少する場合の目標値と現在の目標値との間の変化量または変化率の絶対値よりも大きな値に設定する点にある。
以上説明した通り、本発明によれば、膜分離装置の運転コストを効果的に低減可能な膜分離装置の運転方法及び膜分離装置を提供することができるようになった。
膜分離装置の説明図 分離膜の説明図 膜間差圧の評価手順の説明図 (a),(b)は、膜間差圧の基準値の更新設定の説明図、(c),(d)は、分離膜の膜間差圧の変動と膜間差圧の基準値の関係の説明図 散気量の変化を示す説明図 ろ過運転制御を示すフローチャート 1周期内の膜間差圧の評価手順を示すフローチャート 散気量の目標値設定手順を示すフローチャート 膜間差圧の基準値の設定手順を示すフローチャート (a)は基準膜間差圧の推移を示すグラフ、(b)は基準膜間差圧と、ΔTMPに対する空気量の推移を示すグラフ
以下、本発明による膜分離装置の運転方法及び膜分離装置を説明する。
図1には、膜分離装置6が組み込まれた汚水処理設備1の一例が示されている。汚水処理設備1は、前処理設備2と、流量調整槽3と、活性汚泥が充填された嫌気槽4aと膜分離槽4bとからなる活性汚泥処理槽4と、膜分離槽4bに浸漬配置され槽内の被処理水から透過水を得る膜分離装置6と、膜分離装置6でろ過された処理水を受け入れる処理水槽5を備えている。
前処理設備2には原水に混入している夾雑物を除去するバースクリーン2a等が設けられ、バースクリーン2a等で夾雑物が除去された被処理水が流量調整槽3に一旦貯留される。原水の流入量が変動する場合であっても、ポンプやバルブ等の流量調整機構3aによって、流量調整槽3からは一定流量の被処理水が活性汚泥処理槽4に安定供給されるように構成されている。
膜分離槽4bの被処理水の一部が返送ポンプで引き抜かれ、返送路4cを介して嫌気槽4aに返送される。また、余剰汚泥は引き抜かれて廃棄される。
膜分離装置6は、複数の膜エレメント60と、膜エレメント60の下方に設置された散気装置7を備えている。複数の膜エレメント60は各膜面が縦姿勢となるように、ケーシングに一定間隔を隔てて配列収容されている。
図2に示すように、膜エレメント60は上部に集水管60cを備えた樹脂製の膜支持体60aの表裏両面に分離膜60bが配置されて構成されている。本実施形態では、分離膜60bは、不織布の表面に多孔性を有する樹脂が塗布及び含浸されて接合された公称孔径が0.4μm程度の精密ろ過膜で構成されている。分離膜60bを透過した処理水は、膜支持体60aに形成された溝部に沿って集水管60cに流れる。
尚、本発明に用いられる分離膜60bの種類及び膜エレメント60の形態は、このような構成に限定されるものではなく、任意の種類の分離膜及び任意の形態の膜エレメント(中空糸膜エレメント、管状膜エレメント、モノリス膜エレメント等)に用いることも可能である。
各膜エレメント60から集水管60cを介して吸引ろ過するろ過ポンプ8がヘッダー管に接続され、ろ過ポンプ8により生じる差圧で膜分離槽4b内の被処理水が分離膜60bを透過する。
散気装置7は、複数の散気孔7cが形成された散気管7bと、散気管7bに空気等を供給するブロワ7aでなる給気源を備えている。尚、ろ過ポンプ8を用いずに、分離膜60bと処理水槽5間の自然水頭によってろ過する構成であってもよい。
図1に戻り、膜分離装置6は、さらに分離膜60bを透過する処理水量が一定となるように、図示しない流量調整バルブや図示しないろ過ポンプ8のインバータ回路によりろ過ポンプ8を運転制御するとともに、散気装置7からの散気量を制御するコンピュータを用いた制御装置10を備えている。
制御装置10は、演算部10a、PID制御部10b、インバータ回路10c、ろ過運転制御部10d、操作入力部10e等のブロックで構成されている。
ろ過運転制御部10dは、演算部10aからの制御指令に基づいてろ過ポンプ8を一定の制御サイクルで間歇駆動するブロックである。インバータ回路10cは、PID制御部10bからの制御指令に基づいてブロワ7aのモータの回転数を増減して駆動することにより散気量を増減調整するブロックである。
PID制御部10bは、散気管7bに設けられたエアフローセンサFmからの空気量PVを入力し、当該空気量PVが演算部10aから入力された散気量目標値SVになるようにPID演算して、演算結果であるブロワ7aのモータに対する駆動周波数をインバータ回路10cに出力するブロックである。
操作入力部10eは入力操作用のタッチパネルを備え、演算部10aで実行される制御用の演算処理に必要な各種の制御情報、例えばろ過ポンプ8の制御サイクル、散気量目標値SVの設定範囲、膜間差圧を求めるために必要な停止圧や運転圧の入力タイミング、膜間差圧の差分値の評価用の閾値等を入力するブロックである。
演算部10aは、操作入力部10eを介して入力された制御サイクルでろ過ポンプ8を間歇作動するための制御指令をろ過運転制御部10dに出力するブロックである。さらに、演算部10aは、ろ過ポンプ8の上流側管路に設置された圧力センサPmからの圧力を入力し、その値に基づいて散気量目標値SVを算出し、PID制御部10bに出力するブロックである。
以下、制御装置10により実行される膜分離装置6の運転方法を説明する。
図6には、ろ過運転制御部10dにより実行される制御手順が示されている。ろ過運転制御部10dは、ろ過ポンプ8を作動して(SA1)、9分のろ過作動タイマTMonをセットし(SA2)、タイマTMonの経時を待つ(SA3)。
タイマTMonがカウントアップすると(SA3,Y)、ろ過ポンプ8を停止して(SA4)、1分のろ過作動タイマTMoffをセットし(SA5)、タイマTMoffの経時を待つ(SA6)。
タイマTMoffがカウントアップすると(SA6,Y)、ステップSA1に戻り、以下同様の動作を繰り返す。つまり、ろ過運転制御部10dは、1分間の停止と9分間のろ過運転を10分のサイクルで繰り返すようにろ過ポンプ8を制御する。尚、ろ過ポンプ8が停止している間も散気装置からの散気は継続することで、分離膜表面を積極的に洗浄している。
図3(a)には、圧力センサPmによって検知される圧力の挙動が例示されている。ろ過ポンプ8の作動時に検知される運転圧力は、ろ過ポンプ8の運転期間Tfon(本実施形態では9分)の初期に停止圧力から次第に低くなり、終期にほぼ一定の値を示すように変化する。ろ過ポンプ8の停止時に検知される停止圧力は、ろ過ポンプ8の停止期間Tfoff(本実施形態では1分)の初期に速やかに上昇し、ほぼ一定の圧力に維持される。このような挙動がTfcycle(本実施形態では10分)で繰り返される。
最大運転圧力Pon/max.は分離膜60bの表面状態によって変動し、膜詰まりの程度が大きくなると最大運転圧力Pon/max.が低下(負側に上昇)する。従って、運転圧力をモニタすることにより分離膜60bの詰まりの程度を把握することができる。
演算部10aは、圧力センサPmの値が入力されると、膜間差圧TMPを次式に基づいて算出する。
TMP=停止圧(Poff)−運転圧(Pon)
次に、演算部10aは、膜間差圧TMPの基準膜間差圧との差分値ΔTMPを次式に基づいて算出する。
ΔTMP=TMP(cur.value)−TMP(ref.value)
上式中、TMP(cur.value)は現在値を示し、TMP(ref.value)は基準膜間差圧(以下では、単に「基準値」とも記す。)を示す。
図3(b)には、図3(a)に示した圧力に対応した膜間差圧が示され、図3(c)には、膜間差圧TMPの現在値と基準値の関係、及び膜間差圧の差分値ΔTMP1,ΔTMP2,ΔTMP3,ΔTMP4,・・・が示されている。
膜間差圧がほぼ一定の値に安定するろ過ポンプ8の運転期間Tfonの後半以降に設定された有効判定期間(図3(c)参照)に算出される値が、散気量の制御に用いる膜間差圧に採用される。本実施形態では、9分の運転期間Tfonのうち、6分経過後からの3分間が有効判定期間に設定されている。尚、有効判定期間はこの範囲に限るものではないが、比較的安定した期間に設定する必要がある。
図3(d)には、この有効判定期間に算出された膜間差圧の差分値ΔTMP1,ΔTMP2,ΔTMP3,ΔTMP4が示されている。図3(d)には当該差分値がほぼ一定の値として直線状に示されているが、実際には上下に変動している。基準値と同値であれば0になり、基準値よりも低ければ負の値を示し、基準値よりも高ければ正の値を示す。
演算部10aは、有効判定期間での膜間差圧の差分値ΔTMPに二つの閾値Th(a)とTh(b)(Th(b)<Th(a))を設定し、差分値ΔTMPが閾値Th(b)(本実施形態では0.05kPa)以下または未満であれば、膜詰まり状態が軽減され比較的良好な状態であると判定し、差分値ΔTMPが閾値Th(a)(本実施形態では0.2kPa)以上またはそれより大であれば、膜詰まり状態が進み散気による浄化を促進する必要がある状態であると判定し、差分値ΔTMPが閾値Th(b)とTh(a)の間にあれば、膜詰まり状態がそれほど酷くなく、現在の散気状態で維持可能な状態であると判定する。
図4(b)に示すように、演算部10aは、直近に基準膜間差圧TMP(ref.value)を更新設定した後、少なくとも3時間経過し、12時間を超えない所定時間間隔で、基準膜間差圧TMP(ref.value)を更新設定する。更新のための時間間隔は、被処理水の特性により適切な値を採用することができる。例えば、被処理水が下水の場合で変動の大きな昼間は3時間ごとに更新し、変動の小さな夜間は6時間ごとに更新する等、任意に設定することができる。本実施形態では、6時間間隔で基準膜間差圧が更新設定される。
詳述すると、図4(a),(b)のタイミングチャート及び図9のフローチャートに示すように、演算部10aは、6時間経過する度に(SD1)、ろ過ポンプ8の運転期間Tfonの終期の所定時間に設定された運転圧検知領域(例えば、6分経過以降9分までの時間)で代表運転圧を特定し(SD2)、ろ過ポンプ8の停止期間Tfoffの終期の所定時間に設定された停止圧検知領域(例えば、40秒経過以降60秒までの時間)で代表停止圧を特定し(SD2)、それらの値から膜間差圧を算出する処理を連続して数サイクル行ない(SD3,SD4)、その平均値を新たな基準膜間差圧TMP(ref.value)に更新設定する(SD5)。
本実施形態では、運転期間Tfon開始後8分50秒での運転圧を代表運転圧とし、停止期間Tfoff開始後の59秒での停止圧を代表停止圧に特定し、連続3サイクルの膜間差圧の平均値を新たな基準膜間差圧TMP(ref.value)に更新設定する。
尚、これらの条件は例示であり、適宜設定すればよく、例えば、運転圧検知領域の一定時間ごとの平均値で代表運転圧を特定し、停止圧検知領域の一定時間ごとの平均値で代表停止圧を特定してもよいし、膜間差圧の平均値を求めるサイクル数を増加してもよい。
図4(c)に示すように、所定時間間隔で算出された基準膜間差圧TMP(ref.value)を実線で示す新たな基準膜間差圧TMP(ref.value)に設定するのであるが、算出された基準膜間差圧TMP(ref.value)が前回値よりも下降している場合には、破線で示すように、新たに更新することなく現在値を維持するのが、散気量の過剰な増大を招かないように安全側で散気量を調整できる点で好ましい。
尚、図4(d)の右上がりの斜めの直線で示されるように、本実施形態に用いられる膜分離装置は、被処理水やろ過運転条件にもよるが、例えば、7L/(min.枚)の十分な散気量で散気しながらろ過ポンプ8を連続作動させた場合に、1日当たりおよそ0.1kPa運転圧が上昇し、半年に一回洗浄メンテナンスを行なえばよいような性能を備えている。
図4(d)のステップ的な線分で示された特性は、このような分離膜60bに対して、6時間間隔で算出された基準膜間差圧TMP(ref.value)が例示されている。つまり、基準膜間差圧TMP(ref.value)が経時的に変化する分離膜60bの膜間差圧に実質的に追随した値となり、この基準膜間差圧に対して現在の膜間差圧が低いのか高いのかを判定して散気量を調整することにより、過剰な散気を行なうことなくろ過性能を維持することができるようになる。
以下、散気量の制御を詳述する。
図7には、間歇作動されるろ過ポンプ8の一サイクル毎に、演算部10aで行なわれる膜間差圧の基準値との差分値と閾値との比較処理が示されている。
停止圧検知タイミングになると(SB1)、停止圧を入力し(SB2)、運転圧検知タイミングになると(SB3)、運転圧を入力する(SB4)。続いて膜間差圧TMPを算出し(SB5)、膜間差圧TMPの基準膜間差圧との差分値ΔTMPを算出(SB6)する。
停止圧検知タイミングは、図4(a)の停止圧検知領域に対応する区間であり、運転圧検知タイミングは、図4(a)の運転圧検知領域に対応する区間であり、図3(c),(d)の有効判定期間でもある。
運転圧検知タイミングでは、差分値ΔTMPが閾値Th(a)以上である状態が10秒連続すると(SB7)、フラグFbがセットされていないことを条件にフラグFaをセットし(SB9)、差分値ΔTMPが閾値Th(b)以下である状態が30秒連続すると(SB10)、フラグFaがセットされていないことを条件にフラグFbをセットする(SB12)。
つまり、最終的に何れのフラグもセットされない場合には、差分値ΔTMPが閾値Th(a)とTh(b)の間に存在することになる。尚、本例ではろ過ポンプ8の一周期で双方のフラグが同時にセットされることなく、先にセットされたフラグが有効になるが、一方のフラグのセット時期に他方のフラグをリセットするように処理してもよく、その場合には最新にセットされたフラグが有効となる。
図8には、演算部10aで行なわれる差分値ΔTMPに基づく散気量の目標値設定処理が示されている。当該処理は、図7で説明した差分値ΔTMPと閾値との比較処理の終了後に実行され、ろ過ポンプ8の間歇運転の複数サイクルでの差分値ΔTMPの傾向に基づいて、散気量を増加するか減少するかを設定する処理である。
フラグFaがセットされていると(SC1)、図7で説明した次の比較処理のためにフラグFaがリセットされ(SC2)、フラグFaに対応したカウンタが+1加算され、フラグFbに対応したカウンタがリセットされる(SC3)。
それぞれのカウンタは、図7で説明した比較処理の結果、複数サイクルで連続してフラグがセットされるか否かを判定するためのカウンタである。ステップSC3の処理は、フラグFaに対応したカウンタが連続して所定数カウントされる間は、フラグFbに対応するカウンタをリセットする処理である。
フラグFaに対応したカウンタが所定数、本実施形態では3に達すると(SC4)、当該カウンタをリセットして(SC5)、散気量目標値SVを上昇設定する(SC6)。
ステップSC1で、フラグFaがセットされていない場合には、フラグFbの状態が判定され(SC7)、フラグFbがセットされていれば、図7で説明した次の比較処理のためにフラグFbがリセットされ(SC8)、フラグFbに対応したカウンタが+1加算され、フラグFaに対応したカウンタがリセットされる(SC9)。
ステップSC9の処理は、フラグFbに対応したカウンタが連続して所定数カウントされる間は、フラグFaに対応するカウンタをリセットする処理である。
フラグFbに対応したカウンタが所定数、本実施形態では4に達すると(SC10)、当該カウンタをリセットして(SC11)、散気量目標値SVを下降設定する(SC12)。尚、フラグFaに対応したカウンタの最大値を3、フラグFbに対応したカウンタの最大値を4とする例を示しているが、この値に限るものではなく、フラグFaに対応したカウンタの最大値よりもフラグFbに対応したカウンタの最大値が大きな値であればよい。
図5には、ステップSC6,SC12で設定される散気量の遷移状態が示されている。初期に2Q(=7l/(min.枚))の散気量に設定されていたのが、領域A1では、フラグFbに対応したカウンタが4を示す度に、つまり、差分値ΔTMPが下限閾値Th(b)以下の状態が4サイクル経過する度に、Q/3という僅かな値で徐々に下降設定される。
領域A2では、そのような状態が継続し、最小散気量がQに固定された状態を示している。領域A3では、フラグFaに対応したカウンタが3を示すと、つまり、差分値ΔTMPが上限閾値Th(a)以上の状態が3サイクル経過すると、最大散気量3Qに一気に上昇設定され、この状態が60分継続される。
60分経過後、領域A4で散気量が2Qに低下設定され、その後、図8で説明した散気量目標値設定処理が行なわれる。尚、領域A4で散気量を2Qに低下することなく、最大散気量3Qに設定された状態で散気量目標値設定処理が行なわれてもよい。また、最大散気量3Qは例示であり、この値に限定されるものではない。また、一気に最大散気量3Qに増加する態様に限るものでなく、数サイクルに渡り複数段階に増加して最大散気量3Qに設定するものでもよい。
つまり、散気量を増加する場合の目標値SVの変化量または変化率の絶対値が、散気量を減少する場合の目標値SVの変化量または変化率の絶対値よりも大きな値に設定される。
これにより、膜間差圧が高い場合には、既に分離膜表面に固形物等が付着した状態にあるので、その状態を速やかに且つ確実に解除するために、散気量を減少する場合の変化量よりも大きな変化量で増加することによって、気泡及び被処理水の上昇流による分離膜の洗浄効果を高め、分離膜表面の付着物等を効果的に剥離させることができる。
そして、膜間差圧が低い場合には、散気量を減少させた場合の分離膜表面の閉塞リスクを抑え、慎重に減少の判断を行なうために、散気量を増加する場合の変化量よりも小さな変化量で減少することによって、気泡及び被処理水の上昇流の急激な変動を抑制し、分離膜表面への付着物等の剥離作用の急激な低下を回避し、また新たな付着を抑制することができる。
さらに、散気量を上昇設定した場合には、その後の差分値ΔTMPにかかわらず、少なくとも1時間は目標値が保持されるように構成されている。保持時間は30分から3時間の間の適当な値に設定されていればよい。つまり、膜間差圧にかかわらず、散気量を増加するように設定された場合の目標値SVの保持時間が、散気量を減少するように設定された場合の目標値SVの保持時間よりも長い時間に設定される。
演算部10aで設定された散気量の目標値SVはPID制御部10bに出力され、PID制御部10bはエアフローセンサFmからの空気量PVと目標値SVとの偏差等に基づいてPID演算を行ない、空気量PVが目標値SVになるために必要な制御値MVがインバータ回路10cに入力される。インバータ回路10cによってブロワBの駆動源であるモータの周波数が制御され、散気量が調整される。
つまり、本発明による膜分離装置6は、膜間差圧に基づいて散気装置7からの散気量の目標値を設定する目標値設定手段としての演算部10aと、散気量が目標値になるように散気装置7を制御する散気量制御手段としてのPID演算部10bとを含み、目標値設定手段は、散気量を増加する場合の目標値の変化量または変化率の絶対値を、散気量を減少する場合の目標値の変化量または変化率の絶対値よりも大きな値に設定するように構成されている。
また、演算部10aは、膜間差圧の測定値を評価するための基準膜間差圧を一定時間毎に更新設定する基準膜間差圧設定手段と、基準膜間差圧と膜間差圧の測定値との差分値に基づいて、散気装置7からの散気量の目標値を設定する目標値設定手段としても機能する。
このような制御装置10によって、本発明による膜分離装置の運転方法が実現される。即ち、膜間差圧に基づいて散気装置7からの散気量の目標値SVを設定する目標値設定ステップと、散気量が目標値SVになるように散気装置7を制御する散気量制御ステップを含み、目標値設定ステップでは、散気量を増加する場合の目標値の変化量または変化率の絶対値が、散気量を減少する場合の目標値の変化量または変化率の絶対値よりも大きな値に設定される膜分離装置の運転方法である。
そして、散気量制御ステップでは、膜間差圧にかかわらず、散気量を増加するように設定された場合の目標値SVの保持時間が、散気量を減少するように設定された場合の目標値SVの保持時間よりも長い時間に設定される。
また、目標値設定ステップでは、目標値を下げるための閾値Th(b)よりも低い値を示す膜間差圧の継続時間(本実施形態では30秒と例示されているが、固定値ではない)が、目標値を上げるための閾値Th(a)よりも高い値を示す膜間差圧の継続時間(本実施形態では10秒と例示されているが、固定値ではない)よりも長い時間に設定され、膜間差圧と閾値との関係がそれぞれの閾値に対して設定された継続時間を越えて維持されたときに目標値が変更される。
さらに、このような膜分離装置の運転方法では、目標値設定ステップでは、基準膜間差圧と膜間差圧の測定値との差分値に基づいて、散気装置7からの散気量の目標値を設定することが好ましく、膜間差圧の測定値を評価するための基準膜間差圧を一定時間毎に更新設定する基準膜間差圧設定ステップを実行することが好ましい。
同様に、目標値設定ステップでは、基準膜間差圧TMP(ref.value)と膜間差圧の測定値TMP(cur.value)との差分値ΔTMPに2つの閾値を設定し、差分値が第一の閾値Th(a)超または以上になると目標値を大きくし、差分値が第一の閾値Th(a)よりも小さな第二の閾値Th(b)未満または以下になると目標値を小さくし、差分値が第一の閾値と第二の閾値との間になると目標値を維持するように、目標値が設定される。
そして、基準膜間差圧設定ステップでは、基準膜間差圧TMP(ref.value)の更新設定値が直近の過去に更新設定した基準膜間差圧よりも小さい場合に、当該直近の過去に更新設定した基準膜間差圧を引き続き基準膜間差圧として採用するように、基準膜間差圧が更新設定される。
さらに、基準膜間差圧設定ステップでは、少なくとも3時間経過し、12時間を超えない時間に基準膜間差圧が更新設定される。
図10(a)には、上述の制御装置10によって制御される膜分離装置6の三日間の基準膜間差圧の推移を示す実験データが示されている。ここでは散気量が低く抑えられた実験データではなく、本発明に特有の散気量の変化をよく表す図4(c)に対応する実験データを採用した。ちなみに、実験データ中の散気量の最大値が、従来一定流量で散気を行なっている値である。基準膜間差圧は約6時間のインタバルで更新されている。
図10(b)には、同じ膜分離装置6の散気装置7から散気される空気量と、その基となる膜間差圧TMPの基準膜間差圧との差分値ΔTMPと、基準膜間差圧の各推移が示されている。
空気量がステップ的に大きく上昇する二つのタイミングA,Bが把握できる。この直前に差分値ΔTMPが大きな値を示しているように、分離膜の詰まりが大きくなったと判断されている。その後、差分値ΔTMPは0を挟んでほぼ低い値に維持され、空気量がステップ的に減少されるようになる。
本実験では、タイミングBで空気量が増加した後、タイミングCで基準膜間差圧が直前よりも低い値に更新されている。その後しばらくの間、差分値ΔTMPが大きな値を示していることからも把握できるように、基準膜間差圧が前回値よりも下降している場合には、新たに更新することなく現在値を維持することが好ましい。
尚、第一の閾値Th(a)及び第二の閾値Th(b)の値は例示であり、上述の値に限るものではなく、適宜設定すればよい。また、閾値が一つの値で構成し、差分値ΔTMPが閾値よりも大となる場合に散気量の目標値を大きくし、小となる場合に散気量の目標値を小さくしてもよい。
上述した実施形態では、膜分離活性汚泥処理装置が嫌気槽と膜分離槽の二槽で構成された場合を説明したが、嫌気槽と曝気槽と膜分離槽の三槽で構成されていてもよい。尚、嫌気槽は必ずしも必要ではなく、また、最初沈殿地と曝気槽と膜分離槽を備えた膜分離活性汚泥法が採用される汚水処理装置であってもよい。
上述した実施形態は本発明の一態様であり、該記載により本発明が限定されるものではなく、各部の具体的構成や制御態様は本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能であることはいうまでもない。
1:汚水処理設備
2:前処理設備
3:流量調整槽
4:活性汚泥処理槽
4a:嫌気槽
4b:膜分離槽
5:処理水槽
6:膜分離装置
60:分離膜
7:散気装置
8:ろ過ポンプ
10:制御装置

Claims (4)

  1. 被処理水中に浸漬して配置された分離膜と、前記分離膜の下方に配置された散気装置とを備え、前記散気装置から前記分離膜に向けて散気しながら前記分離膜を透過した処理水を得る膜分離装置の運転方法であって、
    膜間差圧に基づいて前記散気装置からの散気量の目標値を設定する目標値設定ステップと、
    散気量が前記目標値になるように前記散気装置を制御する散気量制御ステップを含み、
    前記目標値設定ステップでは、散気量を増加する場合の目標値と現在の目標値との間の変化量または変化率の絶対値が、散気量を減少する場合の目標値と現在の目標値との間の変化量または変化率の絶対値よりも大きな値に設定されることを特徴とする膜分離装置の運転方法。
  2. 散気量制御ステップでは、膜間差圧にかかわらず、散気量を増加するように設定された場合の目標値の保持時間が、散気量を減少するように設定された場合の目標値の保持時間よりも長い時間に設定されることを特徴とする請求項1に記載の膜分離装置の運転方法。
  3. 目標値設定ステップでは、目標値を下げるための閾値よりも低い値を示す膜間差圧の継続時間が、目標値を上げるための閾値よりも高い値を示す膜間差圧の継続時間よりも長い時間に設定され、膜間差圧と閾値との関係がそれぞれの閾値に対して設定された継続時間を越えて維持されたときに目標値が変更されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の膜分離装置の運転方法。
  4. 被処理水中に浸漬して配置された分離膜と、前記分離膜の下方に配置された散気装置とを備え、前記散気装置から前記分離膜に向けて散気しながら前記分離膜を透過した処理水を得る膜分離装置であって、
    膜間差圧に基づいて前記散気装置からの散気量の目標値を設定する目標値設定手段と、
    散気量が前記目標値になるように前記散気装置を制御する散気量制御手段とを含み、
    前記目標値設定手段は、散気量を増加する場合の目標値と現在の目標値との間の変化量または変化率の絶対値を、散気量を減少する場合の目標値と現在の目標値との間の変化量または変化率の絶対値よりも大きな値に設定することを特徴とする膜分離装置。
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