JP5838377B2 - マッサージ機 - Google Patents
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Description
同文献のマッサージ機においては、温熱部材を身体に向けて接近させること、および温熱部材を身体から離間させることが可能なアクチュエータが設けられている。そして、身体に熱を付与するときには、アクチュエータにより温熱部材を身体に接近させる。また、身体に熱を付与しないときには、アクチュエータにより温熱部材を身体から離間させる。
〔1〕本発明に従うマッサージ機の一形態は、身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、身体に接触可能な部分である施術部分を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部分により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aと、前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記揉み玉のみを身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Bとを備え、前記揉み玉の動作状態に応じて前記施術動作Aまたは前記施術動作Bが選択される。
〔2〕前記マッサージ機の一例によれば、前記施術動作Aは前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記温熱部材のみを身体に接触させてマッサージする施術動作A2を含む。
〔3〕前記マッサージ機の一例によれば、前記施術動作Aは前記揉み玉および前記温熱部材の双方を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作A1を含む。
〔4〕前記マッサージ機の一例によれば、前記揉み玉の動作状態に応じて前記施術動作A1または前記施術動作Bが選択される。
〔5〕前記マッサージ機の一例によれば、前記揉み玉および前記温熱部材を支持する支持機構と、前記支持機構を駆動する駆動部とをさらに備え、前記駆動部は前記揉み玉および前記温熱部材を身体に押し付ける力である押付力を変更することにより前記揉み玉の動作状態を変化させる。
〔6〕本発明に従うマッサージ機の別の一形態は、身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、身体に接触可能な部分である施術部分を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部分により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aとを備え、前記温熱部材は、熱を出力するヒータ、および、前記ヒータを収容する金属製のハウジングを備え、前記ハウジングは身体に接触可能な突起を備え、前記突起は前記ハウジングの長軸方向の端部に形成され、前記揉み玉の側面に沿う方向に突出する形状を有する、または、前記突起は前記ハウジングの側面視において前記ハウジングの外周を規定する部分に形成され、前記揉み玉の側面に沿う方向に突出する形状を有する。
〔7〕本発明に従うマッサージ機の別の一形態は、身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、熱を出力するヒータ、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前記ヒータを収容する金属製のハウジング、および、身体に接触可能な部分であり、前記ハウジングに対して回転可能であり、前後方向において前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される施術部材を備える温熱部材と、前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部材により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aとを備え、前記施術部材は身体に接触可能な突起を備え、前記突起は前記ハウジングの長軸方向の端部に形成され、前記揉み玉の側面に沿う方向に突出する形状を有する。
〔8〕本発明に従うマッサージ機の別の一形態は、身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の隣に配置される温熱部材と、前記揉み玉と前記温熱部材との相対距離を変更するアクチュエータと、前記温熱部材を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Aとを備える。
〔9〕前記マッサージ機の一例によれば、前記アクチュエータは前記温熱部材を前記揉み玉に対して身体に接近する方向および身体から離間する方向に移動させる。
〔10〕前記マッサージ機の一例によれば、前記アクチュエータは前記揉み玉を前記温熱部材に対して身体に接近する方向および身体から離間する方向に移動させる。
〔11〕本発明に従うマッサージ機の別の一形態は、身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、身体に接触可能な部分であり、自身の回転中心から表面までの距離が前記回転中心のまわりにおいて変化する部分を含む施術部分を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、前記温熱部材を前記揉み玉に対して回転させるアクチュエータと、前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部分により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aとを備える。
〔12〕本発明に従うマッサージ機の別の一形態は、身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、身体に接触可能な部分である施術部分を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部分により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aと、前記施術動作Aが実行されるときに前記温熱部材の温度を制御する温度制御部とを備える。
〔13〕前記マッサージ機の一例によれば、身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、身体に接触可能な部分である施術部分または施術部材を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分または前記施術部材が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、前記温熱部材を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Aと、前記施術動作Aが実行されるときに、前記揉み玉の動作状態、前記温熱部材と身体の施術部分との距離、前記揉み玉を駆動する駆動部と前記揉み玉との距離、身体の施術部分、前記温熱部材に含まれる回転可能な前記施術部材の回転位置、前記揉み玉と前記温熱部材との相対位置、または、操作部から入力される信号に応じて前記温熱部材の温度を制御する温度制御部とを備える。
〔14〕本発明に従うマッサージ機の別の一形態は、身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、身体に接触可能な部分である施術部分または施術部材を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分または前記施術部材が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、前記温熱部材を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Aと、前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記揉み玉のみを身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Bと、前記施術動作Bが実行されるときに前記施術動作Aが実行されるときよりも前記温熱部材の温度が高くなるように前記温熱部材の温度を制御する温度制御部とを備える。
〔15〕前記マッサージ機の一例によれば、前記施術動作Aは、前記揉み玉および前記温熱部材の双方を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作A1、および、前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記温熱部材のみを身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作A2の少なくとも一方を含む。
図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、マッサージ機1には、臀部を支持する座部10と、脚を支持するオットマン11と、背中を支持する背もたれ12と、各腕を支持する一対の肘掛13とが設けられている。またこの他に、座部10に対するオットマン11の姿勢を変更する第1姿勢変更機構20と、座部10に対する背もたれ12の姿勢を変更する第2姿勢変更機構30とが設けられている。
背もたれ12の背フレーム12Aには、腰、背中、肩、および首等の施術部分を揉みほぐす施術機構40が取り付けられている。施術機構40は、背フレーム12Aに沿って移動することが可能な状態で背フレーム12Aに取り付けられている。
第1姿勢変更機構20には、駆動源となる第1電動モータ21と、同モータ21の出力軸に接続された第1ボールねじ22とが設けられている。第1ボールねじ22はオットマン11にも接続されている。
オットマン11は、座部10とオットマン11との接続部分まわりを回転することによりその姿勢が変更される。以下では、オットマン11に脚が支持された状態において、膝関節が伸びるようにオットマン11が回転する方向を「上昇方向」とし、オットマン11が回転する方向において上昇方向と反対方向を「下降方向」とする。
背もたれ12は、座部10と背もたれ12との接続部分まわりを回転することによりその姿勢が変更される。以下では、座部10に対して背もたれ12が起き上がる方向を「上昇方向」とし、上昇方向と反対方向を「下降方向」とする。
第2電動モータ31が逆転するとき、第2ボールねじ32がその軸方向において背もたれ12から離間する方向に移動する。これにともない、背もたれ12が下降方向に向けて移動する。
施術機構40には、駆動源となる駆動部41と、身体を揉みほぐすための一対の揉み玉60と、身体に熱を与える一対の温熱部材70と、揉み玉60および温熱部材70のそれぞれを駆動部41に対して支持する一対の支持機構50とが設けられている。またこの他に、図1の背フレーム12Aに沿って移動するための移動機構が設けられている。なお、支持機構50は「押し付け量変更機構」に相当する。
基部61は、円環形状として設けられている。支持軸52の軸方向において、一対の軸受部材62の間に基部61が挟まれている。
アーム51は、中心軸CAを中心として回動する。これにともない、駆動部41と揉み玉60との間の距離(以下、「突出距離DP」)が変化する。
アーム51は、最小位置から最大位置までの範囲にわたり回動する。また、最小位置から最大位置に向けて回動するにつれて突出距離DPが大きくなる。
(a)突出距離DPが大きくなるにつれて、押付力FPが大きくなる。
(b)最小位置においては、押付力FPが最小となる。
(c)最大位置においては、押付力FPが最大となる。
マッサージ機1においては、温熱部材70により身体の施術部分に熱を与えるとともに少なくとも揉み玉60を用いて身体の施術部分を揉みほぐす温熱施術モードが設けられている。
(第1施術動作)揉み玉60のみで身体の施術部分をマッサージする(図4(a))。
(第2施術動作)揉み玉60および温熱部材70の双方で身体の施術部分をマッサージする(図4(b))。
本実施形態のマッサージ機1によれば以下の効果が得られる。
(1)マッサージ機1においては、施術機構40により揉み玉60および温熱部材70で身体の施術部分をマッサージする第2施術動作を有している。この構成によれば、揉み玉60のみで身体の施術部分をマッサージする第1施術動作と、揉み玉60および温熱部材70で身体の施術部分をマッサージする第2施術動作とを変更することが可能となる。したがって、揉み玉60のみで身体をマッサージするのみの構造と比較して、多様な揉み味を身体に与えることができる。すなわち、揉み玉60を身体に押し付けることによりソフトなマッサージを身体に与えることに加え、温熱部材70を身体に押し付けることにより局所的かつしっかりしたマッサージを身体に与えることができる。
図5および図6を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態のマッサージ機1は、第1実施形態のマッサージ機1の一部を変更したものとして構成されている。このため、以下では第1実施形態のマッサージ機1と異なる点の詳細を説明し、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
本実施形態のマッサージ機1においても温熱施術モードにより第1施術動作および第2施術動作によるマッサージが行われる。
(第1接触態様)施術部分71Bの先端部分71Cが身体の施術部分に接触する。
(第2接触態様)施術部分71Bの短軸方向の部分が身体の施術部分に接触する。
(第3接触態様)施術部分71Bの短軸方向の部分と先端部分71Cとの間の部分が身体の施術部分に接触する。
本実施形態のマッサージ機1によれば、第1実施形態の(1)および(2)の効果に加え、以下の(3)〜(6)の効果が得られる。
図7および図8を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態のマッサージ機1は、第2実施形態のマッサージ機1の一部を変更したものとして構成されている。このため、以下では第2実施形態のマッサージ機1と異なる点の詳細を説明し、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
温熱部材80には、ヒータ72を内部に収容する金属製のハウジング81と、ハウジング81に対する回転が可能な状態で同ハウジング81に取り付けられる金属製の施術部材82とが設けられている。また、ヒータ72の熱は、ハウジング81を介して施術部材82に伝えられる。
これにより、図8(a)〜(c)に示されるように、施術部材82の長軸方向の端部(以下、「先端部分82A」)がアーム51に対して次のように変更される。なお、先端部分82Aは「突起」に相当する。
(a)施術部材82の先端部分82Aがアーム51の延びる方向と平行する。
(b)施術部材82の先端部分82Aがアーム51の延びる方向と傾斜する。
(c)施術部材82の先端部分82Aがアーム51の延びる方向と直交する。
本実施形態のマッサージ機1においても温熱施術モードにより第1施術動作および第2施術動作によるマッサージが行われる。加えて、アクチュエータ90を用いて施術部材82を回転させることにより、アーム51の回動動作によらず第2実施形態において述べた第1接触態様〜第3接触態様のいずれかに変更する。
(形態1)アーム51が最小位置、かつ第1接触態様。
(形態2)アーム51が最小位置、かつ第2接触態様。
(形態3)アーム51が最小位置、かつ第3接触態様。
(形態4)アーム51が最大位置、かつ第1接触態様。
(形態5)アーム51が最大位置、かつ第2接触態様。
(形態6)アーム51が最大位置、かつ第3接触態様。
(形態7)アーム51が中間位置、かつ第1接触態様。
(形態8)アーム51が中間位置、かつ第2接触態様。
(形態9)アーム51が中間位置、かつ第3接触態様。
本実施形態のマッサージ機1によれば、第1実施形態の(1)および(2)の効果、および第2実施形態の(3)〜(6)の効果に加え、以下の(7)および(8)の効果が得られる。
図9を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。なお本実施形態のマッサージ機1は、第3実施形態のマッサージ機1の一部を変更したものとして構成されている。このため、以下では第3実施形態のマッサージ機1と異なる点の詳細を説明し、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
本実施形態のマッサージ機1においても温熱施術モードにより第1施術動作および第2施術動作によるマッサージが行われる。
(関係1)アーム51が最小位置、かつ相対位置が最大離間位置。
(関係2)アーム51が最小位置、かつ相対位置が中間離間位置。
(関係3)アーム51が最小位置、かつ相対位置が基準位置。
(関係4)アーム51が最小位置、かつ相対位置が中間接近位置。
(関係5)アーム51が最小位置、かつ相対位置が最大接近位置。
(関係6)アーム51が中間位置、かつ相対位置が最大離間位置。
(関係7)アーム51が中間位置、かつ相対位置が中間離間位置。
(関係8)アーム51が中間位置、かつ相対位置が基準位置。
(関係9)アーム51が中間位置、かつ相対位置が中間接近位置。
(関係10)アーム51が中間位置、かつ相対位置が最大接近位置。
(関係11)アーム51が最大位置、かつ相対位置が最大離間位置。
(関係12)アーム51が最大位置、かつ相対位置が中間離間位置。
(関係13)アーム51が最大位置、かつ相対位置が基準位置。
(関係14)アーム51が最大位置、かつ相対位置が中間接近位置。
(関係15)アーム51が最大位置、かつ相対位置が最大接近位置。
本実施形態のマッサージ機1によれば、第1実施形態の(1)および(2)の効果、および第2実施形態の(3)〜(6)の効果に加え、以下の(9)の効果が得られる。
図10を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。なお、本実施形態のマッサージ機1は、第1実施形態のマッサージ機1の一部を変更したものとして構成されている。このため、以下では第1実施形態のマッサージ機1と異なる点の詳細を説明し、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
マッサージ機1の制御部には、ロードセル130により測定された荷重と、揉み玉60の変形量との関係が記憶されている。上記関係は、実験等により予め計測されている。この制御部は、上記関係を用いてロードセル130により測定された荷重に基づいて揉み玉60の変形量を算出する。そして揉み玉60の変形量に基づいて温度制御部140に送信する制御信号を生成する。すなわち揉み玉60の変形量が大きくなるにつれてヒータ72の温度が低くなるように制御信号を生成する。
すなわち、図10(b)に示される揉み玉60の変形量が相対的に大きいときの温熱部材70の温度を「温度A」とし、図10(a)に示される揉み玉60の変形量が相対的に小さいときの温熱部材70の温度を「温度B」としたとき、温度Bを温度Aよりも高くなるように制御する。すなわち、第1施術動作のときの温熱部材70の温度が第2施術動作のときの温熱部材70の温度よりも高くなるようにヒータ72を制御する。
本実施形態のマッサージ機1によれば、第1実施形態の(1)〜(3)の効果に加え、以下の(10)の効果が得られる。
本発明の実施態様は、上記各実施形態の内容に限定されるものではなく、例えば以下のように変更することもできる。また、以下の変形例は上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・第1実施形態(図2)では、温熱部材70の施術部分71Bが円弧形状として設けられているが、施術部分71Bの形状はこれに限られない。例えば、施術部分71Bに第4実施形態の温熱部材100の第1突起111〜第3突起113の少なくとも1個を設けることもできる。
・第4実施形態(図9)では、温熱部材100の施術部分110Bが円弧形状かつ同部分110Bに第1突起111〜第3突起113が設けられている形状であるが、施術部分110Bの形状はこれに限られない。例えば、施術部分110Bとして、第2実施形態の温熱部材70の施術部分71Bの楕円形状とすることもできる。
支持軸52の内部にヒータ72が設けられる。詳細には、支持軸52には、ヒータ72を収容する開口穴52Aが設けられる。この開口穴52Aに円筒形状のヒータ72が挿入される。ヒータ72の熱は、支持軸52を介して温熱部材160に伝わる。
(第3施術動作)温熱部材70のみで身体の施術部分を施術する。
・第5実施形態(図10)では、ロードセル130の荷重と揉み玉60の変形量との関係を制御部に予め記憶させることにより、ロードセル130の計測結果から揉み玉60の変形量を算出したが、揉み玉60の変形量を次のように算出することもできる。すなわち、ロードセル130に代えて、支持軸52と身体の施術部分との間の距離が計測される変位計を用いることにより、揉み玉60の変形量を算出する。具体的には、制御部に支持軸52と弾性変形していない状態の揉み玉60との間の距離を記憶させておく。そして、変位計により測定された支持軸52と身体の施術部分との距離と制御部に記憶させた支持軸52と揉み玉60との間の距離との差により揉み玉60の変形量を算出する。
・第1〜第5実施形態(図1)では、座部10、オットマン11、および背もたれ12が設けられた、いわゆる椅子型のマッサージ機1に本発明を適用した構成の一例を示しているが、本発明は椅子型のマッサージ機1に限られない。例えば、使用者が寝た状態でマッサージが行われる、いわゆるベッド型のマッサージ機に本発明を適用することもできる。要するに、身体に押し付けられる揉み玉および身体に熱を与える温熱部材が設けられたマッサージ機であれば本発明を適用することができる。
〔付記1〕
身体をマッサージする揉み玉と、前記身体に熱を付与する温熱部材とを含み、前記揉み玉と前記温熱部材とが互いに対応して設けられているマッサージ機において、
前記揉み玉のうちの前記身体に接触する部分を接触部分として、前記温熱部材が前記接触部分よりも硬く、
前記温熱部材を前記身体に接触させて前記身体をマッサージする施術動作Aが行なわれる
マッサージ機。
〔付記2〕
前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記揉み玉のみを前記身体に接触させて前記身体をマッサージする施術動作Bが行なわれ、
前記施術動作Aには、前記揉み玉および前記温熱部材の双方を前記身体に接触させて前記身体をマッサージする施術動作A1、および前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記温熱部材のみを前記身体に接触させて前記身体をマッサージする施術動作A2の少なくとも一方が含まれる
付記1に記載のマッサージ機。
〔付記3〕
前記揉み玉の動作状態に応じて前記施術動作Aまたは前記施術動作Bが選択される
付記2に記載のマッサージ機。
〔付記4〕
前記身体をマッサージするための突起が前記温熱部材に設けられている
付記1〜3のいずれか一項に記載のマッサージ機。
〔付記5〕
前記揉み玉の押し付け量を変更する押し付け量変更機構が設けられている
付記1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ機。
〔付記6〕
前記揉み玉と前記温熱部材との相対距離を変更するアクチュエータが設けられている
付記1〜5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
〔付記7〕
前記温熱部材を前記揉み玉に対して移動させる動作、および前記温熱部材を前記揉み玉に対して回転させる動作の少なくとも一方を行うアクチュエータが設けられている
付記1〜6のいずれか一項に記載のマッサージ機。
〔付記8〕
前記揉み玉を前記温熱部材に対して移動させるアクチュエータが設けられている
付記1〜7のいずれか一項に記載のマッサージ機。
〔付記9〕
前記施術動作Aが行なわれるときに前記温熱部材の温度が制御される
付記1〜8のいずれか一項に記載のマッサージ機。
〔付記10〕
前記温熱部材の移動量に応じて前記温熱部材の温度が制御される
付記9に記載のマッサージ機。
〔付記11〕
前記施術動作Aのときの前記温熱部材の温度の制御と、前記施術動作Bのときの前記温熱部材の温度の制御とが互いに異なる
付記2に記載のマッサージ機、または、付記3〜10のいずれか一項のうちの付記2を引用する付記に記載のマッサージ機。
10 :座部
11 :オットマン
12 :背もたれ
12A :背フレーム
13 :肘掛
20 :第1姿勢変更機構
21 :第1電動モータ
22 :第1ボールねじ
30 :第2姿勢変更機構
31 :第2電動モータ
32 :第2ボールねじ
40 :施術機構
41 :駆動部
50 :支持機構(押し付け量変更機構)
51 :アーム
52 :支持軸
52A :開口穴
60 :揉み玉
60A :揉み玉
60B :揉み玉
61 :基部
62 :軸受部材
63 :施術部材(接触部分)
70 :温熱部材
71 :ハウジング
71A :本体部分
71B :施術部分
71C :先端部分(突起)
72 :ヒータ
80 :温熱部材
81 :ハウジング
81A :中心軸部
81B :挿入部分
82 :施術部材
82A :先端部分(突起)
90 :アクチュエータ
100 :温熱部材
110 :ハウジング
110A:本体部分
110B:施術部分
111 :第1突起
112 :第2突起
113 :第3突起
114 :開口部分
114A:ギヤ部分
120 :アクチュエータ
121 :電動モータ
122 :回転軸部
122A:ギヤ部分
130 :ロードセル
140 :温度制御部
150 :玉
151 :収容部分
160 :温熱部材
161 :ハウジング
162 :突起
AC :アクチュエータ
CA :中心軸
DA :距離
DA1 :距離
DA2 :距離
DP :突出距離
FP :押付力
Claims (15)
- 身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、
身体に接触可能な部分である施術部分を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、
前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部分により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aと、
前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記揉み玉のみを身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Bとを備え、
前記揉み玉の動作状態に応じて前記施術動作Aまたは前記施術動作Bが選択される
マッサージ機。 - 前記施術動作Aは前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記温熱部材のみを身体に接触させてマッサージする施術動作A2を含む
請求項1に記載のマッサージ機。 - 前記施術動作Aは前記揉み玉および前記温熱部材の双方を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作A1を含む
請求項1または2に記載のマッサージ機。 - 前記揉み玉の動作状態に応じて前記施術動作A1または前記施術動作Bが選択される
請求項3に記載のマッサージ機。 - 前記揉み玉および前記温熱部材を支持する支持機構と、
前記支持機構を駆動する駆動部とをさらに備え、
前記駆動部は前記揉み玉および前記温熱部材を身体に押し付ける力である押付力を変更することにより前記揉み玉の動作状態を変化させる
請求項1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ機。 - 身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、
身体に接触可能な部分である施術部分を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、
前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部分により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aとを備え、
前記温熱部材は、熱を出力するヒータ、および、前記ヒータを収容する金属製のハウジングを備え、
前記ハウジングは身体に接触可能な突起を備え、
前記突起は前記ハウジングの長軸方向の端部に形成され、前記揉み玉の側面に沿う方向に突出する形状を有する、または、前記突起は前記ハウジングの側面視において前記ハウジングの外周を規定する部分に形成され、前記揉み玉の側面に沿う方向に突出する形状を有する
マッサージ機。 - 身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、
熱を出力するヒータ、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前記ヒータを収容する金属製のハウジング、および、身体に接触可能な部分であり、前記ハウジングに対して回転可能であり、前後方向において前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される施術部材を備える温熱部材と、
前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部材により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aとを備え、
前記施術部材は身体に接触可能な突起を備え、
前記突起は前記ハウジングの長軸方向の端部に形成され、前記揉み玉の側面に沿う方向に突出する形状を有する
マッサージ機。 - 身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、
前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の隣に配置される温熱部材と、
前記揉み玉と前記温熱部材との相対距離を変更するアクチュエータと、
前記温熱部材を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Aとを備える
マッサージ機。 - 前記アクチュエータは前記温熱部材を前記揉み玉に対して身体に接近する方向および身体から離間する方向に移動させる
請求項8に記載のマッサージ機。 - 前記アクチュエータは前記揉み玉を前記温熱部材に対して身体に接近する方向および身体から離間する方向に移動させる
請求項8に記載のマッサージ機。 - 身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、
身体に接触可能な部分であり、自身の回転中心から表面までの距離が前記回転中心のまわりにおいて変化する部分を含む施術部分を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、
前記温熱部材を前記揉み玉に対して回転させるアクチュエータと、
前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部分により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aとを備える
マッサージ機。 - 身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、
身体に接触可能な部分である施術部分を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、
前記揉み玉を身体に接触させることにより前記揉み玉を変形させ、前記揉み玉の変形にともない身体に接触する前記施術部分により身体をマッサージする施術動作である施術動作Aと、
前記施術動作Aが実行されるときに前記温熱部材の温度を制御する温度制御部とを備える
マッサージ機。 - 身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、
身体に接触可能な部分である施術部分または施術部材を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分または前記施術部材が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、
前記温熱部材を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Aと、
前記施術動作Aが実行されるときに、前記揉み玉の動作状態、前記温熱部材と身体の施術部分との距離、前記揉み玉を駆動する駆動部と前記揉み玉との距離、身体の施術部分、前記温熱部材に含まれる回転可能な前記施術部材の回転位置、前記揉み玉と前記温熱部材との相対位置、または、操作部から入力される信号に応じて前記温熱部材の温度を制御する温度制御部とを備える
マッサージ機。 - 身体に接触可能な部分である接触部分を備える揉み玉と、
身体に接触可能な部分である施術部分または施術部材を備え、前記接触部分よりも硬く、前記揉み玉の側面側の部分において前記揉み玉の隣に配置され、前後方向において前記施術部分または前記施術部材が前記接触部分よりも身体から離れた位置に配置される温熱部材と、
前記温熱部材を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Aと、
前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記揉み玉のみを身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作Bと、
前記施術動作Bが実行されるときに前記施術動作Aが実行されるときよりも前記温熱部材の温度が高くなるように前記温熱部材の温度を制御する温度制御部とを備える
マッサージ機。 - 前記施術動作Aは、前記揉み玉および前記温熱部材の双方を身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作A1、および、前記揉み玉および前記温熱部材のうちの前記温熱部材のみを身体に接触させてマッサージする施術動作である施術動作A2の少なくとも一方を含む
請求項6〜14のいずれか一項に記載のマッサージ機。
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