JP2015142648A - マッサージ機 - Google Patents

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JP2015142648A JP2014016738A JP2014016738A JP2015142648A JP 2015142648 A JP2015142648 A JP 2015142648A JP 2014016738 A JP2014016738 A JP 2014016738A JP 2014016738 A JP2014016738 A JP 2014016738A JP 2015142648 A JP2015142648 A JP 2015142648A
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Masatoshi Atsumi
将利 渥美
池部 宗清
Sosei Ikebe
宗清 池部
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Abstract

【課題】熱を感じにくい対象部位に対しても好ましい量の熱を付与し得るマッサージ機を提供する。
【解決手段】マッサージ機1は、施療ブロック30、左右一対のアーム21、上部揉み玉25、ヒーター28、および、ベルト27を有する。左右一対のアーム21は、施療ブロックに対して幅方向に移動し得る。上部揉み玉25およびヒーター28は、アーム21の先端部21Aと結合している。ベルト27は、施療ブロック30の幅方向における右側の上部揉み玉25と左側の上部揉み玉25との間隔である施療間隔に応じて、ヒーター28のうちの被施療者に接触し得る部分の表面積が変化するように、アーム21を施療ブロック30に対して傾斜させる。
【選択図】図5B

Description

本発明は、揉み玉および熱源を含むマッサージ機に関する。
従来のマッサージ機の一形態は、揉み玉により背中および肩等をマッサージする機能に加え、熱源により身体に熱を与える機能を有する。特許文献1は、このようなマッサージ機の一例を開示している。
このマッサージ機は、駆動源を含む施療ブロック、施療ブロックに結合されたアーム、ならびに、アームに結合された揉み玉および熱源を含み、熱源の熱を人体に伝えながら揉み玉により人体をマッサージする。このため、揉み玉がマッサージ動作を形成することにより使用者に与える感覚が、人の手によるマッサージの感覚に近くなる。
特開2011−62448号公報
人体における熱に対する感度は人体の部位毎に異なる。例えば、臀部は背中等と比較して熱を感じにくい。一方、特許文献1のマッサージ機は、揉み玉が動作しているときに熱源の出力を一定の大きさに設定する。このため、この揉み玉が臀部をマッサージする場合、使用者が熱源の熱を感じにくくなるおそれがある。なお、ここでは、臀部をマッサージする場合を例に、従来のマッサージ機の課題を検討しているが、他の対象部位をマッサージする場合においても同様の問題が生じ得ると考えられる。上記課題が生じる本質的な理由は、従来のマッサージ機が、人体における熱に対する感度の違いを考慮していない点にある。
本発明の目的は、熱を感じにくい対象部位に対しても好ましい量の熱を付与し得るマッサージ機を提供することである。
本マッサージ機の独立した一形態によれば、駆動源を含む施療ブロックと、駆動源を含む施療ブロックと、前記施療ブロックと結合し、前記施療ブロックに対して幅方向に移動し得る左右一対のアームと、前記アームの先端側の部分と結合した揉み玉および熱源とを含むマッサージ機であって、前記施療ブロックの幅方向における右側の前記揉み玉と左側の前記揉み玉との間隔である施療間隔に応じて、前記熱源のうちの被施療者に接触し得る部分の表面積が変化するように、前記アームの全体または前記アームの先端側の部分を前記施療ブロックに対して傾斜させる傾斜機構をさらに含む。
本マッサージ機によれば、熱を感じにくい対象部位に対しても好ましい量の熱を付与し得る。
実施形態のマッサージ機の斜視図。 実施形態の施療ブロックの正面図。 実施形態のアームおよび揉み玉の分解斜視図。 実施形態の揉み玉が背中をマッサージしている状態を示す模式図。 実施形態の揉み玉が臀部をマッサージしている状態を示す模式図。 実施形態の揉み玉の幅間隔が第1範囲に設定された状態を示す模式図。 実施形態の揉み玉の幅間隔が第2範囲に設定された状態を示す模式図。
(本マッサージ機が取り得る形態の一例)
〔1〕本マッサージ機の独立した一形態によれば、駆動源を含む施療ブロックと、前記施療ブロックと結合し、前記施療ブロックに対して幅方向に移動し得る左右一対のアームと、前記アームの先端側の部分と結合した揉み玉および熱源とを含むマッサージ機であって、前記施療ブロックの幅方向における右側の前記揉み玉と左側の前記揉み玉との間隔である施療間隔に応じて、前記熱源のうちの被施療者に接触し得る部分の表面積が変化するように、前記アームの全体または前記アームの先端側の部分を前記施療ブロックに対して傾斜させる傾斜機構をさらに含む。
被施療者が熱源から受ける熱量は、種々の要因の影響を受けて変化する。熱源のうちの被施療者に接触し得る部分の表面積(以下、「対向面積」)は、そのうちの主要な1つに該当する。本マッサージ機は、このような事項を踏まえ、上記〔1〕のとおりアームの全体またはアームの先端側の部分を傾斜させる。このため、対向面積が施療間隔に応じて変化する。このため、施療部位に応じて施療感覚が変化するとき、併せて対向面積が変化する。このため、熱源から施療部位に伝えられる熱量が施療部位に応じて変化する。このため、熱を感じにくい対象部位をマッサージするとき、その部位に併せて施療間隔を調整し、アームの全体またはアームの先端側の部分を傾斜させることにより、対向面積を広げることができる。このため、熱源からマッサージの対象部位に与えられる熱の量が多くなる。このように、本マッサージ機によれば、熱を感じにくい対象部位に対しても好ましい量の熱を付与し得る。
〔2〕前記マッサージ機に従属する一形態によれば、前記傾斜機構は、前記アーム、前記揉み玉、または、前記熱源と、前記施療ブロックの構成要素、または、前記施療ブロックと結合した構成要素とのそれぞれに固定され、前記左右一対のアームが前記幅方向において互いに反対方向に移動することにより、たるみおよび張りが変化するベルト、または、それに類する物体である。
本マッサージ機によれば、ベルト、または、それに類する物体(以下、「ベルト等」)がたるんでいる場合、ベルト等はアームを傾斜させる力をアームに与えない。一方、左右一対のアームが幅方向において互いに反対方向に移動することにより、ベルト等が張っている場合、ベルト等の張力がアームに作用する。このため、左右一対のアームは、その先端側の部分が互いに接近するように施療ブロックに対して傾斜する。これにともない熱源も傾斜するため、対向面積が変化する。本マッサージ機によれば、このように簡易な構成により対向面積が変化するため、その実用性が高められる。
〔3〕前記マッサージ機に従属する一形態によれば、前記傾斜機構は、前記施療間隔が所定間隔よりも広いときに前記アームの全体または前記アームの先端側の部分を傾斜させ、前記施療間隔が前記所定間隔よりも狭いときに前記アームの全体または前記アームの先端側の部分を傾斜させない、または、前記施療間隔が前記所定間隔よりも狭いときに前記アームの全体または前記アームの先端側の部分を傾斜させる量が、前記施療間隔が前記所定間隔よりも広いときよりも小さい。
本マッサージ機によれば、熱を感じにくい対象部位をマッサージするとき、施療間隔を所定間隔よりも広げることにより、施療間隔が所定間隔よりも狭い場合と比較して、対向面積が広くなる。このため、熱源からマッサージの対象部位に与えられる熱の量が多くなる。このため、熱を感じにくい対象部位に対して好ましい量の熱を与えながら、揉み玉によりその部位をマッサージすることができる。
〔4〕前記マッサージ機に従属する一形態によれば、前記施療ブロックは、前記揉み玉が臀部をマッサージし得る高さを持つとき、前記施療間隔を前記所定間隔よりも広く設定し、前記揉み玉が背中をマッサージし得る高さを持つとき、前記施療間隔を前記所定間隔よりも狭くする。
本マッサージ機によれば、熱を感じにくい対象部位である臀部をマッサージするとき、施療間隔が所定間隔よりも広くなる。一方、臀部よりも熱を感じやすい対象部位である背中をマッサージするとき、施療間隔が所定間隔よりも狭くなる。このため、対象部位毎に好ましい量の熱を与えることができる。
〔5〕前記マッサージ機に従属する一形態によれば、前記傾斜機構である前記ベルト、または、それに類する物体が、前記所定間隔と実質的に同じ長さを持つことにより、前記施療間隔が前記所定間隔よりも狭いときに前記傾斜機構がたわみ、前記施療間隔が前記所定間隔よりも広いときに前記傾斜機構が張る。
本マッサージ機によれば、施療間隔が所定間隔よりも狭いとき、ベルト等がたわむ。このため、ベルト等が、アームの全体またはアームの先端側の部分を傾斜させない。一方、施療間隔が所定間隔よりも広いとき、ベルト等が張る。このため、ベルト等がアームに与える力により、アームの全体またはアームの先端側の部分が傾斜し、対向面積が変化する。本マッサージ機によれば、このように簡易な構成により対向面積が変化するため、その実用性が高められる。
(実施形態)
図1を参照して、マッサージ機1の構成について説明する。
マッサージ機1は、椅子10、マッサージ機構20、および、制御部80を有する。
椅子10は、座11と、座11にリクライニング可能に取り付けられる背もたれ12を有する。背もたれ12は、凹部12Aが形成され、凹部の内部にマッサージ機構20が配置されている。なお、図1は、凹部12Aを覆う布地を省略している。
図2および図3を参照して、マッサージ機構20の構成について説明する。
図2に示されるように、マッサージ機構20は、アーム21、上部揉み玉25、下部揉み玉26、傾斜機構であるベルト27、熱源であるヒーター28、および、施療ブロック30を有する。
施療ブロック30は、背もたれ12の内部に固定されているレール13に取り付けられている。アーム21は、施療ブロック30の縦移動機構40、幅移動機構50、弱移動機構60、および、回転機構70に連結されている。
図3に示されるように、アーム21は、第1アーム22および第2アーム23により構成されている。第1アーム22および第2アーム23は、固定部材24により互いに固定されている。
第1アーム22は、板状の部材である。第1アーム22は、V字形状を有し、アーム21の先端側の部分である先端部21Aのそれぞれに上部揉み玉25、および、下部揉み玉26が回転可能に取り付けられている。第2アーム23は、板状の部材である。第2アーム23は、基端部21Bが幅移動機構50の軸52(図2参照)に取り付けられている。
上部揉み玉25および下部揉み玉25は、先端部21Aの幅方向の内側に位置している。上部揉み玉25と先端部21Aとの間には、ヒーター28が配置されている。ヒーター28は、図示しないヒーター線が内蔵されている。ヒーター28は、被施療者と接触する前方が円弧形状を有する板形状の部材である。
第1アーム22および第2アーム23の図2の平面視における長手方向は、軸52に直交している。アーム21の長手方向、上部揉み玉25の径方向、ヒーター28の長手方向は、互いに平行している。
ベルト27は、右のアーム21の先端部21Aおよび左のアーム21の先端部21Aにかけわたされている。ベルト27は、ヒーター28および上部揉み玉25をまたいで先端部21Aにかけわたされている。ベルト27の長さは、右側の上部揉み玉25と左側の上部揉み玉25との間隔(以下、「施療間隔」)が所定間隔のときの先端部21Aの間隔と実質的に同じ長さを有する。ベルト27は、例えば、ターポリン等の生地により形成されている。
図2に示されるように、縦移動機構40は、モーター41および軸42を有する。モーター41は、軸42と連結されており、軸42を回転させる。軸42は、軸42の両端部に備えられる歯車43がレール13の歯(図示略)に噛み合わせられている。モーター41の駆動により軸42が回転するとき、マッサージ機構20は、レール13に沿って背もたれ12(図1参照)の高さ方向に移動する。
幅移動機構50は、モーター51、軸52、および、ボールナット53を有する。モーター51は、軸52と連結されており、軸52を回転させる。軸52は、アーム21の基端部21Bに形成されている貫通穴、および、ボールナット53に挿入されている。モーター51の駆動により軸52が回転するとき、ボールナット53が軸52の軸方向に移動する。ボールナット53は、アーム21と固定されている。アーム21は、軸52に摺動可能に取り付けられている。このため、ボールナット53の移動にともなって、アーム21が軸52の軸方向に移動する。右側のボールナット53のねじと左側のボールナット53のねじとは方向が異なっている。このため、モーター51が駆動するとき、左右一対のアーム21は、幅方向において互いに反対方向に移動する。右側のアーム21の基端部21Bから左側のアーム21の基端部21Bまでの幅(以下、「アーム幅X」)は、揉み玉25の施療間隔と対応している。
弱移動機構60は、モーター61、軸62、歯車63、回転部材64、および、連結棒65を有する。モーター61は、軸62と連結されており、軸62を回転させる。軸62は、軸62の2か所に備えられる歯車63が回転部材64の外周の歯に噛み合わせられている。回転部材64は、幅移動機構50の軸52まわりを回転可能に軸52に取り付けられている。モーター41の駆動により軸62が回転するとき、歯車63が回転部材64を軸52まわりに回転させる。連結棒65は、回転部材64および第2アーム23を貫通している。このため、回転部材64の回転と一体的に第2アーム23が軸52まわりにおいて回転する。
図4Aおよび図4Bに示されるように、弱移動機構60により軸52が回転するとき、上部揉み玉25の奥行方向の位置が移動する。軸52が図4Aに示す状態から図4Bに示す状態に回転するとき、上部揉み玉25は前方に移動する。また、軸52が図4Bに示す状態から図4Aに示す状態に回転するとき、上部揉み玉25は後方に移動する。上部揉み玉25が前方に位置するほど、被施療者に付与される力は大きくなる。このため、強いマッサージを行うことができる。
図2に示されるように、回転機構70は、モーター71および軸72を有する。モーター71は、軸72と連結されており、軸72を回転させる。軸72は、第1アーム22と連結されている。モーター71の駆動により軸72が回転するとき、第1アーム22および第2アーム23が軸72まわりにおいて回転する。
マッサージ機1のマッサージ制御について説明する。
制御部80(図1参照)は、図示しない操作部からマッサージを開始する旨の信号を受信したとき、マッサージ制御を開始する。
制御部80は、マッサージ制御において、椅子10に座った被施療者の体格、例えば肩位置を検出する。体格の検出は、例えば、揉み玉25に取り付けられる圧力センサ等の出力に基づいて実行される。
制御部80は、検出された肩位置を用いて首、腰、および、臀部の位置を推定し、縦移動機構40を介して揉み玉25,26を高さ方向に移動させ、施療者の身体の首、肩、腰、および、臀部をマッサージする。
制御部80は、首をマッサージするとき首と対応する位置に上部揉み玉25を移動させる。制御部80は、幅移動機構50を介して、アーム幅Xを一般的な体格の使用者の首の幅よりも小さい首施療時幅X1に設定し、首を背面側からマッサージする。
制御部80は、肩をマッサージするとき肩と対応する位置に上部揉み玉25を移動させる。制御部80は、幅移動機構50を介して、アーム幅Xを一般的な体格の使用者の肩の幅よりも小さい肩施療時幅X2に設定し、肩を背面側または上方からマッサージする。
制御部80は、腰をマッサージするとき腰と対応する位置に上部揉み玉25を移動させる。制御部80は、幅移動機構50を介して、アーム幅Xを一般的な体格の使用者の腰の幅よりも小さい腰施療時幅X3に設定し、腰を背面側からマッサージする。
制御部80は、臀部をマッサージするとき臀部と対応する位置に上部揉み玉25を移動させる。制御部80は、幅移動機構50を介して、アーム幅Xを一般的な体格の使用者の臀部の幅よりも小さい臀部施療時幅X4に設定する。揉み玉25は、臀部のうちの外側の部分を背面側からマッサージする。なお、臀部施療時幅X4>腰施療時幅X3=肩施療時幅X2>首施療時幅X1の関係が成立する。
図5Aおよび図5Bを参照して、マッサージ機1の作用について説明する。
図5Aに示されるように、アーム幅Xが上部揉み玉25の施療間隔が所定間隔となる所定幅XA以下である第1範囲のとき、ベルト27はたわんでいる。このため、アーム幅Xと、右のヒーター28と左のヒーター28との距離(以下、「ヒーター幅W」)との差は変化しない。なお、所定幅XAは、腰施療時幅X3よりも大きく、臀部施療時幅X4よりも小さい。
図5Bに示されるように、アーム幅Xが所定幅XAよりも大きい第2範囲のとき、ベルト27のたわみが解消されるとともに、ベルト27に張力が発生する。ベルト27の張力は、アーム21の先端部21Aに互いに近づく方向の力を作用させる。このため、第1アーム22と第2アーム23との組み付け部分、および、第2アーム23と軸52との組み付け部分のクリアランスにより、アーム21の先端部21Aが互いに近づくように傾斜する。すなわち、アーム幅Xとヒーター幅Wとの差が変化する。このため、アーム21の先端部21Aに連結されているヒーター28および上部揉み玉25が傾斜する。このため、ヒーター28が揉み玉25よりも前方(被施療者側)に位置するようになる。このため、ヒーター28の被施療者に接触し得る部分の表面積(以下、「対向面積」)が大きくなる。
アーム幅Xが所定幅XA以下のとき、ベルト27はたわんでいる。このため、アーム幅Xが所定幅XAよりも小さい状態から所定幅XAよりも大きい状態に変化するとき、アーム幅Xとヒーター幅Wとの差の変化は、アーム幅Xが所定幅XAよりも小さい状態で変化するときよりも大きい。このため、アーム幅Xが所定幅XAよりも大きい状態において、対向面積を大きくすることができる。他方、アーム幅Xが所定幅XAよりも小さい状態においては、対向面積を略一定に維持することができる。
マッサージ機1は以下の効果を奏する。
(1)マッサージ機1は、アーム21の全体を傾斜させる。このため、対向面積が施療間隔に応じて変化する。このため、施療部位に応じて施療感覚が変化するとき、併せて対向面積が変化する。このため、ヒーター28から施療部位に伝えられる熱量が施療部位に応じて変化する。このため、熱を感じにくい対象部位をマッサージするとき、その部位に併せて施療間隔を調整し、アーム21の全体を傾斜させることにより、対向面積を広げることができる。このため、ヒーター28からマッサージの対象部位に与えられる熱の量が多くなる。このように、本マッサージ機1は、熱を感じにくい対象部位に対しても好ましい量の熱を付与し得る。
(2)マッサージ機1は、ベルト27がたるんでいる場合、ベルト27はアーム21を傾斜させる力をアーム21に与えない。一方、左右一対のアーム21が幅方向において互いに反対方向に移動することにより、ベルト27が張っている場合、ベルト27の張力がアーム21に作用する。このため、左右一対のアーム21は、その先端部21Aが互いに接近するように施療ブロック30に対して傾斜する。これにともないヒーター28も傾斜するため、対向面積が変化する。マッサージ機1は、このように簡易な構成により対向面積が変化するため、その実用性が高められる。
(3)マッサージ機1は、熱を感じにくい対象部位をマッサージするとき、施療間隔を所定間隔よりも広げることにより、施療間隔が所定間隔よりも狭い場合と比較して、対向面積が広くなる。このため、ヒーター28からマッサージの対象部位に与えられる熱の量が多くなる。このため、熱を感じにくい対象部位に対して好ましい量の熱を与えながら、上部揉み玉25によりその部位をマッサージすることができる。
(4)マッサージ機1は、熱を感じにくい対象部位である臀部をマッサージするとき、施療間隔が所定間隔よりも広くなる。一方、臀部よりも熱を感じやすい対象部位である背中をマッサージするとき、施療間隔が所定間隔よりも狭くなる。このため、対象部位毎に好ましい量の熱を与えることができる。
(5)マッサージ機1は、施療間隔が所定間隔よりも狭いとき、ベルト27がたわむ。このため、ベルト27が、アーム21の全体を傾斜させない。一方、施療間隔が所定間隔よりも広いとき、ベルト27が張る。このため、ベルト27がアーム21に与える力により、アーム21の全体またはアーム21の先端部21Aが傾斜し、対向面積が変化する。マッサージ機1、このように簡易な構成により対向面積が変化するため、その実用性が高められる。
(6)マッサージ機1は、ベルト27を有する。このため、被施療者の身体が、上部揉み玉25の間に沈みこむことを抑制できる。このため、被施療者の身体を安定して支持することができる。
(7)ヒーター28はヒーター線を内蔵している。このため、ヒーター28させることにより被施療者に与える熱量を変化させることができる。このため、ヒーター28の温度を上昇させて施療部位ごとに温度を変化させる構成と比較して、施療部位を変更するときに、熱を感じにくい対象部位に対しても好ましい量の熱を素早く付与し得る。
本マッサージ機が取り得る具体的な形態は、上記実施形態に例示された形態に限定されない。本マッサージ機は、本発明の目的が達成される範囲において、上記実施形態とは異なる各種の形態を取り得る。以下に示される上記実施形態の変形例は、本マッサージ機が取り得る各種の形態の一例である。
・マッサージ機1は、ベルト27に代えて、アーム幅Xとヒーター幅Wとの関係を変化させるアクチュエーターを有する傾斜機構を備えることもできる。傾斜機構は、例えば、右のアーム21の先端部21Aと左のアーム21の先端部21Aとを接続する紐状の部材と、紐状の部材の中間部分を巻き掛けるプーリーとを備える。アクチュエーターが駆動するとき、紐状の部材はプーリーに巻きつけられてヒーター幅Wが小さくなる。制御部80は、幅移動機構50によるアーム幅Xの変更に応じてアクチュエーターを制御する。
・ベルト27をワイヤーまたは紐に変更することもできる。
・ベルト27を、伸縮性の大きな生地、またはゴム等の部材に変更することができる。この場合、ベルト27の長さを、アーム幅Xが所定幅XAよりも小さいときにもたわみが生じない長さに変更することもできる。この場合、ベルト27は、アーム幅Xが所定幅XA未満のときは伸長し、所定幅XA以上のときに伸長しにくくなるようにする。例えば、ベルト27がゴム材料により形成される場合、アーム幅Xが所定幅XAのときのベルト27のゴム材料が降伏点付近となるように設定する。このため、アーム幅Xが所定幅XA以上のときのヒーター28の傾斜量が、所定幅XA以下のときはヒーター28の傾斜量よりも大きい。
・アーム21の長手方向を、先端部21Aが基端部21Bよりも外側に傾斜する構造にすることもできる。この場合、上部揉み玉25およびヒーター28もアーム21に合わせて傾斜している。この変形例においても、アーム21の基端部21Bのアーム幅Xが所定幅XA以上のときにベルト27がアーム21の先端部21Aを近づけるため、ヒーター28が上部揉み玉25に対して前方に移動する。このため、ヒーター28から被施療者に付与される熱量が大きくなる。
・アーム21の長手方向を、先端部21Aが基端部21Bよりも内側に傾斜する構造にすることもできる。この場合、上部揉み玉25およびヒーター28もアーム21に合わせて傾斜している。この変形例のアーム21は、基端部21Bのアーム幅Xが所定幅XA以上のときにベルト27がアーム21の先端部21Aを近づける。このため、ヒーター28が上部揉み玉25に対して後方に移動する。このため、ヒーター28から被施療者に付与される熱量が小さくなる。このため、付与する熱量を小さくしたい身体の部位をマッサージするときのアーム幅Xを大きくすることにより、部位に適した熱量を付与できる。
・第1アーム22が傾斜し、第2アーム23が傾斜しない構成にすることもできる。例えば、第2アーム23をボールナット53と一体化し、第1アーム22のみがベルト27により傾斜する。
・所定幅XAを腰施療時幅X3、肩施療時幅X2、または、首施療時幅X1よりも小さくすることもできる。
・腰施療時幅X3と肩施療時幅X2とを異ならせることもできる。
・臀部施療時幅X4を、腰施療時幅X3および肩施療時幅X2よりも小さくすることもできる。この場合、所定幅XAが腰施療時幅X3および肩施療時幅X2よりも小さくなるようにすることもできる。
・同一の部位をマッサージするときにおいてもマッサージの手技等に応じてアーム幅Xを変更することもできる。
(課題を解決するための手段に関する付記)
本マッサージ機は、以下の付記を含む。
[付記]本付記のマッサージ機は、請求項1に記載のマッサージ機において次の事項をさらに含む。前記傾斜機構は、前記アームの先端側の部分が前記幅方向において前記施療ブロックに対して傾斜するように前記アームを回転させる軸、および、前記軸に回転力を与えるアクチュエーター、および、前記アクチュエーターを制御する制御部を含み、前記制御部は、前記揉み玉間隔に基づいて前記アクチュエーターを制御することにより、前記熱源間隔と前記施療間隔との関係を変化させる。
1…マッサージ機、21…アーム、21A…先端部、25…上部揉み玉(揉み玉)、27…ベルト(傾斜機構)、28…ヒーター(熱源)、30…施療ブロック。

Claims (5)

  1. 駆動源を含む施療ブロックと、前記施療ブロックと結合し、前記施療ブロックに対して幅方向に移動し得る左右一対のアームと、前記アームの先端側の部分と結合した揉み玉および熱源とを含むマッサージ機であって、
    前記施療ブロックの幅方向における右側の前記揉み玉と左側の前記揉み玉との間隔である施療間隔に応じて、前記熱源のうちの被施療者に接触し得る部分の表面積が変化するように、前記アームの全体または前記アームの先端側の部分を前記施療ブロックに対して傾斜させる傾斜機構をさらに含む
    マッサージ機。
  2. 前記傾斜機構は、前記アーム、前記揉み玉、または、前記熱源と、前記施療ブロックの構成要素、または、前記施療ブロックと結合した構成要素とのそれぞれに固定され、前記左右一対のアームが前記幅方向において互いに反対方向に移動することにより、たるみおよび張りが変化するベルト、または、それに類する物体である
    請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記傾斜機構は、
    前記施療間隔が所定間隔よりも広いときに前記アームの全体または前記アームの先端側の部分を傾斜させ、
    前記施療間隔が前記所定間隔よりも狭いときに前記アームの全体または前記アームの先端側の部分を傾斜させない、
    または、
    前記施療間隔が前記所定間隔よりも狭いときに前記アームの全体または前記アームの先端側の部分を傾斜させる量が、前記施療間隔が前記所定間隔よりも広いときよりも小さい
    請求項1または2に記載のマッサージ機。
  4. 前記施療ブロックは、前記揉み玉が臀部をマッサージし得る高さを持つとき、前記施療間隔を前記所定間隔よりも広く設定し、前記揉み玉が背中をマッサージし得る高さを持つとき、前記施療間隔を前記所定間隔よりも狭くする
    請求項3に記載のマッサージ機。
  5. 前記傾斜機構である前記ベルト、または、それに類する物体が、前記所定間隔と実質的に同じ長さを持つことにより、前記施療間隔が前記所定間隔よりも狭いときに前記傾斜機構がたわみ、前記施療間隔が前記所定間隔よりも広いときに前記傾斜機構が張る
    請求項2を引用する請求項3、または、請求項2を引用する請求項3を引用する請求項4に記載のマッサージ機。
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