JP4692110B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、施療子に各種施療動作を行わせることができるマッサージ機に関するものである。
マッサージ機における施療子の動作軌跡を機構的に定めたものにおいては、そのマッサージ動作の多様化を図ることは困難であることから、近年のマッサージ機は、施療子の複数方向の動きを組み合わせることで施療子に所用の動作軌跡を描かせるものとなっている。特開2004−016525号公報(特許文献1)には、可動ユニットを上下方向に走行駆動する上下駆動部と、可動ユニットを動かすことで可動ユニットが備える施療子の前方への突出量を変化させる強弱駆動部と、可動ユニットが備える上記施療子の左右方向位置を変更する幅駆動部と、これら駆動部の制御駆動によって施療子の上記3方向の位置変更動作を組み合わせて所要の動作軌跡を施療子に描かせる制御部とを備えたマッサージ機が示されている。
一方、マッサージ師が行うマッサージには、手の平全体を用いて擦るように行うマッサージや、握り拳を作って狭い面積で圧迫するように行うマッサージがある。上記の接触感や押し圧感が異なるマッサージを行わせるためには、一対の施療子を近接して配するとともに両施療子の間隔を大きく変化させるための駆動部を備えればよいのだが、マッサージ中に被施療者から受ける負荷に抗して施療子間隔を上記の如く大きく変化させるには大きな駆動力が必要となり、そのために上記駆動部に大型のアクチュエータ備えたのでは装置全体の大型化及びコスト高を招くという問題が生じる。
即ち、施療子間隔を大きく変更することと、その為の駆動部の構造をシンプル且つ低コストに抑えることの両立は困難であった。
特開2004−016525号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、シンプル且つ低コストな構造で施療子間隔を大きく変更して、接触感や押し圧感が異なるマッサージを行わせることが可能なマッサージ機を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明を、可動ユニットを上下方向に走行駆動する上下駆動部と、可動ユニットを動かすことで可動ユニットが備える施療子の前方への突出量を変化させる強弱駆動部と、可動ユニットが備える上記施療子の左右方向位置を変更する幅駆動部と、これら駆動部の制御駆動によって施療子の上記3方向の位置変更動作を組み合わせて所要の動作軌跡を施療子に描かせる制御部とを備えたマッサージ機であって、上記施療子は、可動ユニットに回動自在に支持されている第1アームと第2アームの各先端に設けられて所定方向に並設され、上記可動ユニットは、第1アームと第2アームを回動させることで両アーム先端の施療子の間隔を変化させる施療子間隔駆動部を備え、上記制御部は、施療子間隔駆動部を制御駆動して第1アームと第2アームを施療子間隔を広げるように回動させるときに、第1アーム又は第2アームの回動を補助するために、上記可動ユニットを施療子の並設方向に移動させて、回動を補助する側のアームの施療子に対して、可動ユニットの位置変更動作に伴う被施療者からの反力を働かせることで、第1アームと第2アームとで施療子の離間動作のし易さが同程度となるようにしたことを特徴としたものとする。
上記構成のマッサージ機とすることで、施療子間隔駆動部の駆動力が小さくても上記位置変更動作によってアームの回動を助ける外力を加え、施療子間隔を大きく変更して接触感や押し圧感が異なるマッサージを得ることができる。したがって、施療子間隔駆動部を形成するアクチュエータを簡素化することができ、装置全体の小型化及びコストダウンが可能となる。また、アームの回動が円滑に行われることから被施療者が感じる違和感も低減されるものである。
また上記マッサージ機においては、上記第1アーム及び第2アームが可動ユニットに上下方向に回動自在に支持されるものであり、第1アームと第2アームの各先端に設けられる施療子は上下方向に並設されるものであり、且つ上記制御部が、施療子間隔駆動部を制御駆動するときに上記可動ユニットを上下方向に移動させるものであることが好適である。このようにすることで、第1アーム及び第2アームを上下に回動させて施療子を互いに接近させる動作を利用して掴みマッサージ等の多様なマッサージ感を得ることができるとともに、施療子間隔変更時の位置変更動作も施療子の上下方向の位置変更動作を行わせるだけのシンプルな駆動制御で済むこととなる。
更に、上記制御部が、施療子間隔を広げるように施療子間隔駆動部を制御駆動するときにのみ、第1アーム又は第2アームの回動を補助するための上記可動ユニットの移動を実行するものであることも好適である。施療子間隔を狭める場合と広げる場合とを比較すれば、前者の場合には多少狭まりきらなくともその後のマッサージ動作中の幾つかのタイミングで安全に狭まるが、後者の場合には広がりきらなかったときにその後のマッサージ動作中に広がることが困難な場合がある。特に、施療子間隔を狭めた状態でアームの角度が背もたれ面に対して90°を超えて入り込むような場合には、その状態からアームを回動させて施療子間隔を広げるには被施療者を押出すように動作する必要があり、マッサージ動作中に広がることは困難である。したがって、施療子間隔を広げる場合にのみ施療子の位置変更動作を行わせてこれを補助させることで、施療子の位置変更動作を極力抑えて被施療者が感じる違和感を抑制しながらも、施療子間隔の変更を確実に達成することができる。
なお、以上述べた各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜組合せ可能である。
本発明は、シンプル且つ低コストな構造で施療子間隔を大きく変更して、接触感や押し圧感が異なるマッサージを行わせることが可能なマッサージ機を提供することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1〜図7には、本発明の実施形態における一例のマッサージ機を示している。本例のマッサージ機は椅子式マッサージ機であって、背景技術において既述したマッサージ機と同様に、可動ユニット2を上下方向に走行駆動する上下駆動部と、可動ユニット2を動かすことで可動ユニット2が備える施療子1a,1bの前方への突出量を変化させる強弱駆動部と、可動ユニット2が備える上記施療子1a,1bの左右方向位置を変更する幅駆動部と、これら駆動部の制御駆動によって施療子1a,1bの上記3方向の位置変更動作を組み合わせて所要の動作軌跡を施療子1a,1bに描かせる制御部8(図5参照)とを具備したものである。
上記施療子1a,1bを有する施療子ユニット1は図1や図2に示す可動ユニット2内に左右一対装着されており、この可動ユニット2を組み込んで成る機構ユニットMは椅子9の背もたれ部90内のフレーム3に配され(図4、図7参照)、フレーム3に沿って該背もたれ部90内を上下方向に自走する構造である。
可動ユニット2は、左右一対のギアプレート30間に幅駆動軸31、スライドガイド軸32、叩き駆動軸41を架設するとともに、左右一対の施療子ユニット1(図1及び図2では一方の施療子ユニット1のみを示している)を取り付けたもので、ギアプレート30の外周面の歯部300は強弱駆動軸(図示せず)のギアと噛合させる。また可動ユニット2における一方のギアプレート30上には、叩き駆動用モータ40が取り付けられており、この叩き駆動用モータ40の出力がプーリやベルト(図示せず)を介して上記叩き駆動軸41にまで伝達される構造である。
なお、上記の幅駆動軸31やスライドガイド軸32、叩き駆動軸41、及び強弱駆動軸は機構ユニットM内に回転駆動自在に配されるものであり、上記叩き駆動軸41は左右で偏心方向が異なるクランク軸である。
施療子ユニット1は、施療子支持部材としてのアームベースプレート10と、叩き板11、施療子アーム12、第1アーム13、第2アーム14、ローラ型の上下一対の施療子1a,1b等から成るもので、アームベースプレート10は上記幅駆動軸31のねじ部に螺合する送りナット33と、上記スライドガイド軸32にスライド自在に嵌合する一対のスライダー34とを備えて、幅駆動軸31の回転駆動に伴って幅駆動軸31及びスライドガイド軸32上の軸方向位置を変化させるものであり、また、幅駆動軸31のねじ部は片側が逆ねじで形成されていることから、左右一対の施療子ユニット1における各アームベースプレート10は、幅駆動軸31の回転によって、互いに接近したり離れたりするものである。
そして上記叩き板11はアームベースプレート10に軸着され、叩き板11に施療子アーム12と第2アーム14とが軸100によって軸着され、施療子アーム12に第1アーム13が軸101によって軸着されている。また、叩き板11に設けた軸102と、クランク軸である叩き駆動軸41とがリンク45によって連結されている。
更に、上下一対の施療子1a,1bのうちの上側の施療子1aが先端部に取り付けられた第1アーム13と、下側の施療子1bが先端部に取り付けられた第2アーム14とが連動リンク15によって結合されている。また、アームベースプレート10は施療子アーム12と連結されている。なお、対をなす他方の施療子ユニット1は図示の施療子ユニット1の対称形となっている。
上下に並ぶ一対の施療子1a,1b間の距離を変更させる施療子間隔駆動部は、エアによって伸縮動作を行うアクチュエータA1で構成されており、一対の受け板20,20と両受け板20,20間に配されたエアバッグ21とから成るアクチュエータA1は、一方の受け板20が施療子アーム12に、他方の受け板20が第2アーム14に夫々固定されている。上記アクチュエータA1のエアバッグ21には、エアポンプや電磁弁から成り機構ユニットM内に組み込まれるエア駆動ユニット95(図7参照)が接続され、該エア駆動ユニット95を介してエアバッグ21内の給排気が行われる。
また、施療子ユニット1は、アクチュエータA1と同じく一対の受け板20,20と両受け板20,20間に配されたエアバッグ21とから構成されてエアによって伸縮動作を行うアクチュエータA2を備えている。このアクチュエータA2は、一方の受け板20が前記叩き駆動用のリンク45上に固定され、他方の受け板20が施療子アーム12に固定されている。
なお、第2アーム14と施療子アーム12との間には捻りコイルばね(図示せず)を配しており、施療子1a,1bの間隔が広くなる方向にばね付勢している。
以上のように構成された機構ユニットMの動作について説明すると、まず機構ユニットM内に備えてある上下駆動用モータ50(図7参照)で上下駆動軸(図示せず)を回転駆動させるとき、機構ユニットMは可動ユニット2と一体に前述の椅子9の背もたれ部90内を上下方向に自走して施療子1a,1bの位置を上下に変更する。また、機構ユニットM内に備えてある強弱駆動用モータ60で強弱駆動軸を回転駆動させれば、強弱駆動軸が備えるギアが可動ユニット2のギアプレート30を幅駆動軸31の軸回りに回転させるために、ギアプレート30と一体に可動ユニット2が回転するものであり、このために図4(a)に示すように幅駆動軸31から見た施療子1aの背もたれ前方への突出量が大きな状態と、図4(b)に示すように施療子1aの前方突出量が小さな状態とを選択的に得ることができる。つまり、施療子1aの前方突出量を変化させることによる強弱調整を行うことができる。また、機構ユニットM内に備えてある幅駆動用モータ35によって幅駆動軸31を回転駆動させるとき、前述のように左右一対の施療子ユニット1,1は幅方向(左右方向)において接近離反し、可動ユニット2内の左右の施療子1a,1bの間隔を変更する。
ちなみにこのマッサージ機は、上記の幅駆動用、上下駆動用、強弱駆動用の3つのモータ31,50,60による上記各動作を組み合わせることで、いわゆる揉みマッサージを実現しているものである。なお、このような駆動制御を可能とするために、上下位置、幅位置、強弱位置、各モータ31,50,60の回転速度(回転角度)等を検出するセンサを設けて、マイクロコンピュータからなる制御部8を用いてフィードバック制御を行う(図5参照)。
なお、叩き駆動用モータ40でクランク軸である叩き駆動軸41を回転させると、リンク45が叩き板11を前後方向に揺動させ、叩き板11に施療子アーム12とアーム13,14を介して取り付けられた施療子1a,1bは、前後に細かく動く叩き動作を行う。
そして、アクチュエータA1を伸張させたならば、図2に示すように、施療子ユニット1の第2アーム14が捻りコイルばねの付勢力に抗してアクチュエータA1に押されて軸100を中心に図中矢印方向に回動すると同時に、連動リンク15によって第1アーム13が軸101を中心に逆方向に回動するものであり、このために各アーム13,14に設けられた施療子1a,1bは相互に接近する。逆に施療子1a,1bを近接した状態から相互に離間させる場合には、エアバッグ21を排気させればよい。本例にあってはエアバッグ21内を外気に開放させることで、捻りコイルばねの付勢力や背もたれ部90にもたれ掛かる被施療者5側からの負荷によってエアバッグ21内の空気が自然排気され、施療子1a,1bが相互に離間されるというシンプルな構造となっているが、エアバッグ21を強制排気する構造であっても構わない。
ここで、強弱調整を強に設定した状態(即ち上側の施療子1aを前方に大きく突出させた状態)とすれば、図4(a)のように各アーム13,14に設けられた施療子1a,1bが相互に接近することで被施療者5の肩を掴むことができる。このとき下側の施療子1bが被施療者5の背面を前方側に押し込み、上側の施療子1aが斜め前方側から被施療者5の肩に当たって後方側に押し込むという動作を得ることができる。また、強弱調整を弱にした状態(即ち上側の施療子1aの前方への突出量を小さくした状態)では、図4(b)のように施療子1a,1bの前後方向位置は略同じところとなり、このとき上下の施療子1a,1bを互いに接近させたり離れさせたりすれば、施療子1a,1bの間隔が大きく変化して接触感や押し圧感が異なるマッサージが得られる。上記間隔変更時の駆動制御については改めて詳述する。
次にアクチュエータA2を伸張させた時の動作について説明すると、このアクチュエータA2の伸張で施療子アーム12を前方に回動させることで施療子1aを前方に移動させるとともに、空気ばねとしても機能するアクチュエータA2によって施療子アーム12をばね付勢する。この結果、施療子ユニット1における施療子アーム12と第2アーム14との叩き板11を介して揺動自在な範囲が実質的に狭められるものであり、アクチュエータA2を最も伸張させた時には上記揺動の範囲が実質的に略ゼロとなり、施療子1aによってより強いマッサージを得ることができる。特に前述の掴み動作時にあっては、人体の肩を掴む時に肩の上面側に接触する施療子1aが逃げることがなくなるために、より確実な掴みマッサージを得ることができる。なお、揺動の範囲を狭くしたとはいえ、大きな荷重がかかった時にはアクチュエータA2が縮むために、安全性の点でも優れたものとなっている。
次に、施療子1a,1bの間隔を変更する際の制御駆動について説明する。本例にあっては図3に示す近接位置にある施療子1a,1bをアクチュエータA1から成る施療子間隔駆動部を制御駆動して互いに離間させる際に、この離間動作に合わせて、上下駆動用モータ50や上下駆動軸から成る上下駆動部を駆動させて施療子1a,1bを含む可動ユニット2全体を下方に位置変更動作させるものである。この位置変更動作は、上下の施療子1a,1bのうち構造的に離間動作し難い側である上側の施療子1aの動作を補助するためのものであって、図6に示すようにエア駆動ユニット95を介してエアバッグ21内を外部に開放して排気を行うと同時に、上下駆動用モータを駆動して施療子1a,1b全体を下方に押し下げることで、施療子1aを支持する第1アーム13の上方への広がり動作を補助する方向(即ち上方向)に被施療者5からの反力Fを働かせる仕組みである。ここで、下側の施療子1bにあっては離間動作を邪魔する方向に反力が生じることとなるが、結果的に上下の施療子1a,1bで離間動作のし易さが同程度となるように位置変更動作を設定すればよい。
ここでの構造的に移動し難い側の判断は、上側の施療子1aの中心とこれを支持する第1アームの回動中心とを結ぶ直線L1が背もたれ部90の背もたれ面Sの上方向との間で作る角度αと、下側の施療子1b中心とこれを支持する第2アームの回動中心とを結ぶ直線L2が上記背もたれ面Sの下方向との間で作る角度βとの対比に基づくものである。具体的には施療子1a,1bのうち上記角度α,βが大となる側(本例にあってはα>βであり、したがって上側の施療子1a)が構造的に広がり難い施療子1aであると判断できる。上記角度α,βは構造的に予め決定されるものであり、図示例にあっては角度α>90°であるから施療子1aを支持する第1アーム13は特に上方に広がり難く、反力Fの補助が必要である。
なお、本例の制御駆動は施療子1a,1bの間隔を広げるときにのみ、施療子1a,1bの位置変更動作を上記の如く行わせるものであるが、離間位置にある施療子1a,1bの間隔を狭める際にも、施療子1a,1bのうち構造的に接近移動し難い側の移動を補助する方向に被施療者5からの反力Fが働くように位置変更動作を行なわせてもよい。ここでの移動し難い側の判断も、同様に上記角度α,βの対比から予め決定される。
ここで、施療子間隔を狭める場合と広げる場合とを比較すれば、前者の場合には多少狭まりきらなくともその後のマッサージ動作中の幾つかのタイミングで安全に狭まるものであるが、後者の場合には広がりきらなかったときにその後のマッサージ動作中に広がることが困難な場合がある。特に図示例のように角度α>90°となる場合には、その状態から第1アーム13を回動させて施療子1a,1bの間隔を広げるには被施療者5を前方に押出すように動作する必要があり、マッサージ動作中に広がることは困難である。したがって、本例の如く施療子1a,1bの間隔を広げる場合にのみ施療子1a,1bの位置変更動作を行って反力Fを働かせることで、施療子1a,1bの位置変更動作を極力抑えて被施療者5が感じる違和感を抑制しながらも、確実且つ円滑に施療子1a,1bの間隔変更を達成することができる。
また、本例にあっては各施療子ユニット1の施療子1a,1bが上下に並設される構造であるから、施療子1a,1bの間隔を変更する際に上下方向にのみ施療子1a,1bの位置変更動作を行わせているが、施療子1a,1bが上下以外の方向に並設されていればその並設方向に対応して、上下駆動部のみならず強弱駆動部や幅駆動部による位置変更動作を組み合わせて施療子1a又は施療子1bの移動を補助することが好適である。
次に、本発明の実施形態における他例のマッサージ機について図8〜図10に基づいて説明するが、一例にて既述した構成と同様の構成については同一符号を付して詳しい説明を省略し、一例とは相違する構成についてのみ以下に詳述する。
本例のマッサージ機は上記の一例における叩き板11及び施療子アーム12を廃して、施療子1aを備えた第1アーム13を第2アーム14と同じく軸100で直接アームベースプレート10に軸着するとともに、アクチュエータA1を第1アーム13と第2アーム14との間に介在させ、更にアクチュエータA2をリンク45と第1アーム13との間に介在させたものである。
このものでは、図9に示すようにアクチュエータA1を伸張させた時には、第2アーム14のみが回動して施療子1bが施療子1a側に接近する。この移動時、施療子1bが被施療者5に当接して第2アーム14の回動が止められると、第1アーム13側がアクチュエータA1の伸張に伴って第2アーム14とは逆方向に回動して、施療子1aが施療子1b側に接近する方向に移動することになる。逆に近接位置にある施療子1a,1bを相互に離間させる場合にはアクチュエータA1を縮退させる。
したがって、本例においても強弱調整を強の状態にすれば人体の肩を上面と背後から掴む動作を行うことができる。また、強弱調整を弱の状態にすれば施療子1a,1bの前後方向位置は略同じところとなり、上下の施療子1a,1bの距離を変更すれば接触感や押し圧感が異なるマッサージを得ることができる。
そして、本例においても図10に示すような近接位置にある施療子1a,1bを互いに離間させる際に、この離間動作に合わせて施療子1a,1bを上下方向に位置変更動作させるのであるが、図示のように施療子1a,1bが近接位置にある場合の上記角度α,βの大小関係はα<βであり、したがって下側の施療子1bを支持する第2アーム14が構造的に広がり難い側であるから、離間動作時に施療子1a,1bを含む可動ユニット2全体を上方に移動させることで、施療子1bを支持する第2アーム13の下方への広がり動作を補助する方向(即ち下方向)に被施療者5からの反力Fを働かせる。なお、施療子1a,1bの間隔を狭める際にもこれを補助する位置変更動作を行なわせてもよいことや、上下駆動部のみならず強弱駆動部や幅駆動部による位置変更動作を組み合わせて上記のような位置変更動作を行なわせてもよいことは、一例と同様である。
本発明の実施形態における一例のマッサージ機の可動ユニットの施療子間隔を広げた状態の側面図である。 同上の可動ユニットの施療子間隔を狭めた状態の側面図である。 同上の可動ユニットを被施療者に当てた状態の説明図である。 同上の可動ユニットによるマッサージの説明図であり、(a)は肩を掴む様子、(b)は背中を圧迫する様子を模式的に示している。 同上のマッサージ機のブロック回路図である。 同上のマッサージ機の施療子間隔駆動タイムチャートである。 同上のマッサージ機の全体斜視図である。 本発明の実施形態における他例のマッサージ機の可動ユニットの施療子間隔を広げた状態の側面図である。 同上の可動ユニットの施療子間隔を狭めた状態の側面図である。 同上の可動ユニットを被施療者に当てた状態の説明図である。
符号の説明
1a 施療子
1b 施療子
2 可動ユニット
5 被施療者
13 第1アーム
14 第2アーム
F 反力

Claims (3)

  1. 可動ユニットを上下方向に走行駆動する上下駆動部と、可動ユニットを動かすことで可動ユニットが備える施療子の前方への突出量を変化させる強弱駆動部と、可動ユニットが備える上記施療子の左右方向位置を変更する幅駆動部と、これら駆動部の制御駆動によって施療子の上記3方向の位置変更動作を組み合わせて所要の動作軌跡を施療子に描かせる制御部とを備えたマッサージ機であって、上記施療子は、可動ユニットに回動自在に支持されている第1アームと第2アームの各先端に設けられて所定方向に並設され、上記可動ユニットは、第1アームと第2アームを回動させることで両アーム先端の施療子の間隔を変化させる施療子間隔駆動部を備え、上記制御部は、施療子間隔駆動部を制御駆動して第1アームと第2アームを施療子間隔を広げるように回動させるときに、第1アーム又は第2アームの回動を補助するために、上記可動ユニットを施療子の並設方向に移動させて、回動を補助する側のアームの施療子に対して、可動ユニットの位置変更動作に伴う被施療者からの反力を働かせることで、第1アームと第2アームとで施療子の離間動作のし易さが同程度となるようにしたことを特徴とするマッサージ機。
  2. 上記第1アーム及び第2アームが、可動ユニットに上下方向に回動自在に支持されるものであり、第1アームと第2アームの各先端に設けられる施療子は上下方向に並設されるものであり、且つ上記制御部が、施療子間隔駆動部を制御駆動するときに上記可動ユニットを上下方向に移動させるものであることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 上記制御部が、施療子間隔を広げるように施療子間隔駆動部を制御駆動するときにのみ、第1アーム又は第2アームの回動を補助するための上記可動ユニットの移動を実行するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
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