JP5835686B2 - 装身具の線条把持機構およびそれを有する装飾体並びに装身具 - Google Patents

装身具の線条把持機構およびそれを有する装飾体並びに装身具 Download PDF

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Description

本発明は、線条に留め置きされた装飾体を有する装身具の線条把持機構と、そのような線条把持機構を有する装飾体および装身具に関する。
従来、たとえば、ネックレスやブレスレットのような装身具は通しひものような線条とこれに通される複数の装飾体(たとえば、真珠)とからなるところ、前記線条に対する装飾体の位置決めを可能とすべく、前記装飾体に線条の把持及びその解除を可能とする把持機構を設けることが提案されている(後記特許文献1参照)。
この把持機構は、前記線条の挿通を許す互いに螺合により連結された雄型スリーブ及び雌型スリーブと、両スリーブ内を伸びる線条に対して弾力を及ぼし、これにより線条を両スリーブに把持するための弾性体とを備える。前記弾性体は硬質ゴムのような弾性材料で形成されたブロック体からなり、前記雌型スリーブ内に配置されている。雌型スリーブ内のブロック体は、雌型スリーブに対する雄型スリーブのねじ締め操作に伴う雄型スリーブの押圧力を受けて弾性変形をし、また、ねじを緩める操作に伴って、元の形状に弾性復帰する。
この把持機構にあっては、両スリーブ内を伸びる線条は、弾性変形をしたブロック体により前記雌型スリーブの内壁面に押し付けられ、これらに把持される。これにより、前記装飾体が線条上に留め置かれる。また、前記ブロック体を弾性復帰させることにより装飾体の線条に対する留め置きが解除され、この解除状態下で装飾体を線条に沿って移動させることができる。
ところで、前記線条上における装飾体の留め位置は、装飾体相互の距離的関係又はバランスを考慮して感覚的に定められるため、通常、前記装飾体の留め位置の決定には数度にわたる微調整を伴う。前記従来の装身具にあっては、装飾体の位置決めが、前記したように、雌型スリーブに対する雄型スリーブのねじ締め操作及び緩めの操作を必要とされ、これらの操作の反復は比較的煩雑であるという難点がある。
特開2000−197510(図6)
したがって、本発明の目的は、装身具を構成する装飾体と線条との相対的な位置決めを容易にする装身具の線条把持機構を提供することにある。
(請求項1に記載の発明の特徴)
請求項1に記載の発明は、装身具の線条把持機構に関するものであって、装身具の一部をなす線条に通され、前記装身具の一部とされる装飾体の内部に設けられ、前記線条を把持しこれにより前記装飾体を前記線条上に留め置き、また、前記線条を把持した状態での該線条に対する前記装飾体の相対移動を許す装身具の線条把持機構であって、前記装飾体は、前記線条把持機構が圧入される周壁に囲まれた貫通孔を有し、また、前記線条把持機構は、前記線条の挿通を許しかつ前記線条にバネ力を及ぼして前記線条を協働把持するための一対のバネ部材とからなり、前記バネ部材の各々は、前記貫通孔の長さ方向に沿って一端部と他端部とを有し、前記一端部と他端部が前記周壁に着地した状態で前記線条に向かって突出して相手方のバネ部材との間でバネ力により前記線条を挟持するように構成してあることを特徴とし、前記一対のバネ部材は互いに相対するように束ねられた一対の板ばねとからなり、該両板ばねは、それぞれ、一片部と、前記一片部の一端に連なる他片部とを有し、前記一片部は、前記装飾体の貫通孔に沿って伸び、前記他片部は、前記装飾体の貫通孔と同軸の開口を有し、両一片部の他端がそれぞれ両他片部の開口に通され、前記一対の板ばねの他片部のうち、一方が前記一端部として他方が前記他端部として、それぞれ機能する。「装飾体」とは、「線条」に通される前記装身具の構成要素をいい、その形状の如何を問わない。
請求項1に記載の発明によれば、装身具の線条に通される装飾体に設けられた線条把持機構は、周壁を起点にした一対のバネ部材の協働に係る前記線条の把持(挟持)による前記装飾体の線条上への留め置きと、前記線条を把持した状態での該線条に対する前記装飾体の相対移動とを可能とすることから、前記線条に対する装飾体の留め位置の決定、変更、微調整等は前記装飾体の前記線条に沿った移動と、該移動の停止とにより容易にまた短時間で行うことができる。バネ部材各々は、線条に向かって突出しているので、両者間の距離は線条不在のときに最も近いか、若しくはゼロ(接触した)の状態にある。バネ部材の一端部と他端部のそれぞれが貫通孔周壁に着地しているため、足下が安定した状態の中でしっかりと踏ん張りが効き、その結果、両着地点間の部位(線条に向かって突出する部位)はそのバネ力を確実に線条に伝えることができる。一方、上記突出する部位と貫通孔周壁との間にある隙間(当該部位は貫通孔周壁に着地していない)は、線条が相対移動するときのバネ部材の変形を許すための逃げ空間として機能する。線条が相対移動するときのバネ部材は変形し、この変形は逃げ空間の存在によって許容される。相対移動が停止した時バネ部材は、弾性復帰して線条を挟持する。このような線条に対するバネ力の作用と相対移動の際の変形許容によって、線条に対する装飾体の留め置きと容易かつ短時間の中での相対移動を可能とする。
また請求項1に記載の発明によれば、一対のバネ部材を構成する両板ばねによる線条に対するバネ力の付与をもって、前記線条の把持及び該把持を維持した状態での前記装飾体の相対移動を可能とすることができる。具体的には、前記線条が両一片部間にこれらを押しのけるようにして通され、各一片部から弾性復元力を受けて把持される。そして、この弾性復元力は、一端部を構成する一方の他片部と他端部を構成する他方の他片部が貫通孔周壁に着地させることによって得ることができる。
本発明によれば、装身具を構成する一部同士の相対的な位置決めを容易に行うことができる。
本発明に係る装飾体を構成要素とするネックレスの概略的な正面図である。 本実施形態に係る線条把持機構の斜視図である。 図2に示す線条把持機構が圧入された装飾体の縦断面図である。 図2に示す線条把持機構の変形例を示す斜視図である。 図2に示す線条把持機構の変形例を示す斜視図である。 図5に示す線条把持機構が圧入された装飾体の縦断面図である。 線条把持機構が圧入された第2の実施形態に係る装飾体の縦断面図である。 図7に示す線条把持機構の斜視図である。 図8に示す線条把持機構の構成要素となる一方のばね部材の斜視図である。 図7に示す装飾体とは異なる装飾体の縦断面図である。
図1を参照すると、装身具の1つであるネックレス1が示されている。図示のネックレス1は線条3と、該線条に通されかつ互いに間隔をおいて配置された、複数の本発明に係る装飾体5と、線条3の両端を連結するクラスプ7とからなる。複数の装飾体5は、それぞれ、装飾体5の内部に設けられた線条把持機構9を介して線条3上に留め置かれている。
線条3は、プラスチック材料や金属材料で形成されたワイヤー、任意の材料で形成されたひも、チェーン等からなる。
装飾体5は真珠のような宝石、貴金属製の造形物、ビーズ等からなり、装飾体5の形状は、これが発揮する装飾効果を考慮して、任意に選択される。一例として図1に示す装飾体5は球形状を呈しているが、球形状以外の形状(たとえば、立方形状、円柱形状、さらにこれらに限らず不規則な形状)を呈していてもよい。装飾体5には、線条3が通される貫通孔11(図3)が設けられている。貫通孔11の周囲は、周壁12に囲まれている。
(第1の実施形態)
図2を参照すると、線条把持機構9は装飾体5の貫通孔11内に配置され、後述する着地作用により装飾体5に固定されている。線条把持機構9は、装飾体5の貫通孔11に通された線条3に把持力を及ぼす。この把持力は、線条把持機構9を含む装飾体5の自重に抗して装飾体5を線条3上に留め置くことを可能とし、また、線条3上に留め置かれた装飾体5に例えば指の力を及ぼすことにより線条3に沿っての装飾体5の移動を可能とする大きさに設定されている。したがって、装飾体5に指の力を加える操作のみによって線条3に沿って装飾体5を滑らせ、また、指の力を抜く操作のみによって装飾体5を線条3上の任意の位置に装飾体5を留め置くことができる。これらの操作は誰でもが簡単に行うことができるものであり、また、これらの簡単な操作により、又はその繰り返しにより装飾体5の留め位置の変更又は微調整を容易にまた短時間で行うことができる。
図2に示す線条把持機構9は、貫通孔11内に圧入配置された一対のバネ部材15によって構成してある。バネ部材15の各々は、貫通孔11の長さ方向に沿って一端部31と他端部33とを有し、一端部31と他端部33が周壁12に着地した状態で両者間の部位(突出部位32)が線条3に向かって突出し、対となっている相手方のバネ部材15との間でバネ力により線条3を挟持するように構成してある。一対のバネ部材15,15(線条把持機構9)は、一端部31と他端部33の周壁12に対する着地作用により、貫通孔11内に固定されるようにしてある。
図2及び図3を参照しながら、バネ部材15についてより詳細に説明する。プラスチックの材料、ばね鋼等で形成してあるバネ部材15は、貫通孔11の軸線方向に伸びる円筒状の本体21と、本体21から伸びる2対の湾曲片部23,25とを有する。一対の湾曲片部23と他の一対の湾曲片部25とは、それぞれ、本体21に形成された2つの切り込み27,29によって部分的に割られた本体21の一部を湾曲させてなる。
バネ部材15の本体21に形成された両切り込み27,29は、それぞれ、本体21の軸線L(図2参照)を含みかつ互いに直交する2つの平面(図示せず)内にあって、一方の切り込み27は本体21の一端部31からその他端部33に向けて伸びかつ他端部33に至る前で終わり、また、他方の切り込み29は本体21の他端部33からその一端部31に向けて伸びかつ一端部31に至る前で終わる。一方の両湾曲片部23は一方の切り込み27を境にして本体21の半径方向外方へ互いに反対に湾曲して反り返り、また、他方の両湾曲片部25は他方の切り込み29を境にして本体21の半径方向外方へ互いに反対に湾曲して反り返っている。反り返った部位が、先に述べた突出部位32となる。なお、切り込み27、29は、本体21の材質にもよるが、たとえば、それが金属製であるなら、レーザーカットにより行うと効率よく行うことができる。また、バネ部材15が合成樹脂製なのであれ、全体を射出成形によって製造してもよい。
バネ部材15の貫通孔11内への配置は、例えば、一方の両湾曲片部23にその周囲から外力を加えて両湾曲片部23が互いに他の一方に向けて近づき、全体に円筒状を呈するように弾性変形させたのち、これらを貫通孔11の他端19から貫通孔11内に押し込む(圧入する)ことにより、行うことができる。
貫通孔11内に配置されたバネ部材15の各湾曲片部23,25は、これらの先端において、広がる方向に働く弾性復元力によって貫通孔11の周壁12に押圧着地し、また、本体21の中間位置(突出部位32)において線条3の外径より小さい管状の隙間35を規定する(図3)。各湾曲片部23,25の開放先端及び湾曲形状は、線条3の先端の受け入れ及び管状の隙間35への案内作用をなす。また、両湾曲片部23,25は管状の隙間35において隙間35を通る線条3に対して前記バネ力すなわち前記把持力を及ぼす。線条3は、これが比較的剛性の高いワイヤーからなるものである場合には、線条3自体を管状の隙間35に強制的に推し進めることにより、また、比較的剛性が低い糸やひも、チェーンからなるものである場合には例えばこれを針やピンにつなぎ、該針やピンの先導をもとに隙間35に通すことができる。隙間35を通る線条3は、隙間35を規定する2対の湾曲片部23,25に隙間35の径が拡大されるように弾性変形を生じさせる。他方、2対の湾曲片部23,25は、これらの弾性変形と同時に、線条3に対してその周囲からバネ力である弾性復帰力、すなわち把持力を及ぼす。なお、図3に示す符号14は、貫通孔11の両端を塞いで内部を隠すとともに、貫通孔11内にある線条把持機構9(バネ部材15)が抜け出ないようにするためのキャップを示す。キャップ14には、貫通孔11と同軸の小径孔14hを形成してある。小径孔14hは、線条3の通過を許すがバネ部材15の通過を阻止する大きさに形成してある。キャップ14は、これを装飾体5に接着剤等により固定しておくことが、バネ部材15の抜け止めのために好ましい。キャップ14は、周壁12への着地によってバネ部材15の抜けが防げるのであれば、これを省略することもできる。
バネ部材15が有する前記湾曲片部の数量は、これを2対とする図2に示す例に代えて、図4に示すように4対とすることができる。図4に示すバネ部材15Aにあっては、2つの切り込み27,29に加えてさらにこれらの切り込みと同様の2つの切り込み37,39がその本体21Aに形成されている。新たに加えられた両切り込み37,39は、本体21Aの軸線LAを含む2つの直交する平面内(図示せず)にあって、それぞれ、図2に示す湾曲片部23,25を2つに等分割する。その結果、本体21Aはその両端31A,33Aにおいて4つに等分割され、本体21Aの一端部31Aの側には2対の湾曲片部41,43が生じ、その他端33の側には2対の湾曲片部45,47が生じる。これらの湾曲片部41〜47は、図2に示す湾曲片部23,25が規定する隙間35と同様の管状の隙間35A(図4に破線の引き出し線で示す))を規定し、隙間35Aを通る線条3に対してバネ力である弾性復帰力を付与する。
次に、図5及び6を参照すると、線条把持機構9の他の例となる線条把持機構9Bが示されている。線条把持機構9Bは、次に述べるストッパー23a,25aを備える点で、それを備えない線条把持機構9(図2及び図3)と異なっている。したがって、ここでは、重複を避けるために両者が異なる点について述べる。なお、両者が共通する部材については、図2及び図3使用した符号を図5及び6にも使用した。
線条把持機構9Bの湾曲片部23,25のそれぞれには、上述したストッパー23a25aを形成してある。ストッパー23a(ストッパー25a)は、湾曲片部23(湾曲片部25)の開放端に本体21の軸線方向とほぼ並行に2本の短尺スリット23s(短尺スリット25s)を形成し、両スリット23s(両スリット25s)に挟まれた部分を湾曲片部23(湾曲片部25)を根元から僅かに外方向に屈曲させた矩形部位のことをいう。ストッパー23a(ストッパー25a)は、図6に示すように、一端部31と他端部33の周壁12への着地とともに周壁12に食い込んで着地を補助するとともに貫通孔11からバネ部材15が抜け出るのを防止する役目を担っている。周壁12への食い込みは、バネ部材15(湾曲片部23,25)の復元力によって主として行われる。バネ部材15を貫通孔11内に圧入後に、適当な道具を用いて湾曲片部23,25を周壁12に押し付けることによりストッパー23a(ストッパー25a)を周壁12に食い込ませてもよい。ストッパー23a(ストッパー25a)の食い込みが浅いために一端部31もしくは他端部33の何れか一方もしくは双方が周壁12に着地しきれない場合も想定されるが、その場合は、ストッパー23a(ストッパ25a)が一端部31もしくは他端部33の代わりに果たすことになる。なお、ストッパー23a(ストッパー25a)は、矩形に形成したが、食い込み易いように周壁に向かって先細りする三角形状(図示を省略)、その他の形状であっても構わない。
(第2の実施形態)
次に、図7を参照する。図7には、非球形の一例としての筒形の装飾体5が示され、また、装飾体5が有する貫通孔11に配置された線条把持機構9を構成する他の例に係るバネ部材15が示されている。筒型の装飾体5の表面(外周面)には装飾を目的とする凹凸模様99が施されている。また、バネ部材15については、その形状把握の便宜のため、図8及び図9その全体及び一部の斜視図が示されている。
バネ部材15は互いに相対するように束ねられた一対の板ばね101からなる。各板ばね101は全体にL形をなし、両板ばね101は、装飾体5の貫通孔11に沿って伸びかつ互いに他の一方に向けて湾曲する一対の一片部103と、該一片部の一端部分104に連なる一対の他片部105とを有する。他片部105は、線条3の挿通を許す開口107を有するとともに、その外周の一片部103と対向する位置に突出するストッパー片106を備えている。両他片部105は、バネ部材15が貫通孔11内に配置されるとき、貫通孔11に直交しかつ該貫通孔を規定する装飾体5の壁面(内周面)に接し、両他片部105の開口107が貫通孔11と同軸の関係におかれる。図7に2点鎖線で示すように、他片部105が一片部103との間で作る角度は、配置前に置いて鈍角にしておくこともできる。鈍角のほうが貫通孔11内に配置しやすいからである。そして配置後に、図7に実線で示すように一片部103との間が鋭角となる位置まで曲げ入れるようにして周壁12に当接させるようにすると、ストッパー片106が周壁12にしっかりと着地するので、バネ部材15の抜けを有効に防止することができる。
他方、互いに他の一方に向けて湾曲する両板ばね101の一片部103は、これらの間に通される線条3の径より小さい間隔を有する隙間35を規定する。図7に示す例では、両一片部103にこれらの伸長方向すなわち装飾体5の貫通孔11の軸線方向へ伸びかつ両一片部103の互いに相対する面に開放しかつ互いに相対する2条の溝109が形成されている。この例では、両一片部103がこれらのほぼ中央部において互いに当接し、両一片部103の2つの溝109により隙間35が構成されている。もちろん、溝109を形成することなしに両一片部103間に隙間35を設けることも可能であるが、両溝109からなる隙間35として該隙間に線条3を通すことにより、両一片部103の幅方向に線条3が偏倚することを防止することができる。線条3は、他片部105の開口107を通して両一片部103間の隙間35に挿通され、この挿通により生じる両一片部103の弾性変形に伴う両一片部103の弾性復帰力であるバネ力を受ける。
図7において、符号111は、両板ばね101をこれらの一片部103のほぼ中央部で取り巻き、両板ばね101を束ねた状態に維持するためのゴム製の一対のリングを示す。また、符号113は、束ねられた状態にある両板ばね101がこれらの幅方向にずれないようにするために、両一片部103に設けられ両一片部103をこれらの側方において拘束する拘束片を示す。さらに、両板ばね101の一片部103が、これらの他端部分115において、他片部105の開口107に挿入されており、これによっても、また、両板ばね101を束ねた状態が維持されている。なお、リング111は、あくまでも補助的なものであるから、不要であると判断するなら省略してもよい。
図10が示す符号5´は、他の形状を備えた装飾体を示している。すなわち、先に説明した装飾体5は筒型であるが、図10が示すように球形に形成することもできる。さらに、図示は省略するが、他の幾何学的形状や不規則な形状であっても、それらの中に周壁に囲まれた貫通孔を備え、その中に線条把持機構を設置可能であるなら、外観形状に何ら制限はない。たとえば、星や水玉の形をした飾り小片(図示せず)を装飾的に施したり、逆に装飾体表面に刻印や彫り模様などを形成することもできる。
1 ネックレス
3 線条
5 装飾体
9 線条把持機構
11 貫通孔
12 周壁
15 バネ部材
23,25,41,43,45,47_ 湾曲片部
27,29,37,39_ 切り込み
35_ 隙間_
103,105 一片部及び他片部
106 ストッパー片

Claims (1)

  1. 装身具の一部をなす線条に通され、前記装身具の一部とされる装飾体の内部に設けられ、前記線条を把持しこれにより前記装飾体を前記線条上に留め置き、また、前記線条を把持した状態での該線条に対する前記装飾体の相対移動を許す装身具の線条把持機構であって、
    前記装飾体は、前記線条把持機構が圧入される周壁に囲まれた貫通孔を有し、また、
    前記線条把持機構は、前記線条の挿通を許しかつ前記線条にバネ力を及ぼして前記線条を協働把持するための一対のバネ部材とからなり、
    前記バネ部材の各々は、前記貫通孔の長さ方向に沿って一端部と他端部とを有し、前記一端部と他端部が前記周壁に着地した状態で前記線条に向かって突出して相手方のバネ部材との間でバネ力により前記線条を挟持するように構成してあることを特徴とし、
    前記一対のバネ部材は互いに相対するように束ねられた一対の板ばねとからなり、
    該両板ばねは、それぞれ、一片部と、前記一片部の一端に連なる他片部とを有し、
    前記一片部は、前記装飾体の貫通孔に沿って伸び、
    前記他片部は、前記装飾体の貫通孔と同軸の開口を有し、
    両一片部の他端がそれぞれ両他片部の開口に通され、
    前記一対の板ばねの他片部のうち、一方が前記一端部として他方が前記他端部としてそ れぞれ機能する装身具の線条把持機構。
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