JP2016028639A - 装飾品用止め具 - Google Patents

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池田 光章
Mitsuaki Ikeda
光章 池田
小野 裕之
Hiroyuki Ono
裕之 小野
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Abstract

【課題】 ブレスレッドなどの装飾品用止め具において、強い保持力を長期間保てるようにする。
【解決手段】 止め具本体aは、止め穴13とともに型成形された弾性部材11と、この弾性部材11の表面に施した金属メッキ層12とからなる。そして、上記止め穴13は、クサリやピンなどの挿入部材15が弾性部材11を弾力的に押し開いて通り抜けることができる穴径を保持している。したがって、弾性部材11はその表面に施された金属メッキ層12によって、全体の変形が抑えられるので、止め穴13を押し開く力の反力は、そこを通る挿入部材15に対しては、保持力として作用することになる。したがって、止め穴13を押し開いて通り抜けた挿入部材15は強い力で保持されることになる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ネックレスやブレスレットのクサリあるいはピアスのピンなどを望みの位置に止めるための止め具に関する。
例えば、ブレスレットのクサリなどは、それぞれの腕の太さに合わせて長さを決めなければならない。そのために、止め具には、クサリを任意の位置に止められるようにすることが望まれている。
このような要望に応えるために、特許文献1に開示された止め具(以下「第1の従来止め具」という)が従来から知られている。
この第1の従来止め具は、金属製のパイプの内側に、パイプ状の弾性部材をぴったりはめて二重構造にするとともに、この二重構造にしたパイプに、長手方向に一定の間隔を保った絞りを入れる。このようにパイプを絞ることによって、その絞り部分を境にした複数の球形体が、上記長手方向に連続して形成される。そして、この複数の球形体を1つずつ切り離すことによって、止め具本体が形成されるとともに、その切り離した絞り部分に、クサリ等を通す止め穴が形成される。
上記のようにした止め穴の周囲は、金属製のパイプの絞り部分で縁取りされた状態になる。そして、この止め穴にクサリやピンなどの挿入部材を通して止め具本体を貫通させれば、挿入部材は上記止め穴周囲の弾性部材で弾力的に保持される。つまり、止め穴を貫通した挿入部材は、上記弾性部材の弾性力で任意の位置に止めることができる。
また、上記特許文献1に開示された止め具以外に、図5に示すもの(以下「第2の従来止め具」という)が従来から知られている。
この第2の従来止め具は、止め具本体1にそれを貫通する止め穴2を形成するとともに、この止め穴2内に開口する環状凹部3を形成している。そして、この環状凹部3には、弾性部材からなるリング部材4をはめ、このリング部材4に上記クサリなどの挿入部材を通すものである。
特開2001−275726号公報
上記第1の従来止め具は、パイプを絞って球形体を形成する過程で、特に弾性部材が加工硬化してしまう。弾性部材が加工硬化すると、その硬化した部分が劣化してその弾性力が弱くなってしまう。
上記のように弾性部材が劣化したままそれを商品化すると、弾性部材の保持力が短期間で弱くなってしまう。このような保持力の劣化は、最終ユーザーからのクレームのうち、最も多く寄せられていたもので、第1の従来止め具では、保持力の劣化を解消することはできなかった。
また、第1の従来止め具は、上記のように絞り部分を切断するときに、その切断面にバリが発生するので、製造過程で、バリを取る工程が必要になるという問題があった。
しかも、第1の従来止め具は、金属パイプを型成形して球状の止め具本体を形成するので、その形状がかなり限定的になる。そのために、デザインの自由度が制限されるという問題があった。
一方、第2の従来止め具は、止め具本体1の止め穴2に形成した環状凹部3の曲率は、ほんのわずかではあるがリング部材4の断面の曲率よりも大きくしている。なぜならば、環状凹部3の曲率の方が小さければ、リング部材4を環状凹部3にはめられないからである。
しかし、上記のように環状凹部3の曲率をリング部材4の曲率よりも大きくしているので、リング部材4内にクサリなどの挿入部材を往復させていると、リング部材4が環状凹部3から外れてしまう。
リング部材4が環状凹部3から外れてしまえば、挿入部材に対するリング部材4の保持力がなくなり、これも最終ユーザーからのクレームの要因になっていた。
この発明の目的は、加工性に優れ、止め穴の保持力も弱くならず、しかも、デザインの自由度の高い装飾品用止め具を提供することである。
第1の発明の装飾品用止め具は、その止め具本体が、止め穴とともに型成形された弾性部材と、この弾性部材の表面に施した金属メッキ層とからなり、上記止め穴は、クサリやピンなどの挿入部材が弾性部材を弾力的に押し開いて通り抜けることができる穴径を保持した点に特徴を有する。
第2の発明の装飾品用止め具は、上記弾性部材をシリコン樹脂にした点に特徴を有する。
第1の発明は、通常、防食や装飾のために用いられる金属メッキに、型成形した弾性材の形態を維持する機能を持たせた点に最大の特徴がある。
このように金属メッキに弾性材の形態維持機能を持たせたので、弾性部材をあらかじめ型成形し、その周囲に通常の金属メッキを施せば、当該弾性部材には、従来のようにストレスを与えなくてもすむ。したがって、弾性部材が加工硬化したり劣化したりする恐れは一切ない。
しかも、表面の金属メッキ層によって、当該弾性部材の形態変化が押さえられるので、止め穴に挿入部材が挿入されたときの止め穴の弾性力を強く保つことができる。
上記のように製造過程で弾性部材に過度なストレスが与えられない上に、金属メッキ層によって弾性部材の形態変化が押さえられるので、止め穴に挿入された挿入部材は、止め穴の弾性力によって強く保持され、しかも、その強い保持力は長期にわたって安定的に保たれる。このような機能の実現は、長年の懸案であった最終ユーザーからのクレームの解消に大きく役立つことになる。
また、金属の切断加工を不要にしたので、製造過程で止め穴の周囲にバリが発生したりしない。したがって、そのバリ取りの作業も不要になり、その分、加工工程におけるコスト削減を実現できる。
しかも、弾性部材の周囲に金属メッキを施すだけなので、弾性部材の形態を自由に決められ、その分、デザインの自由度が増すことになる。
第2の発明の装飾品用止め具によれば、弾性部材としてシリコン樹脂を用いたので、その止め穴内における滑り性を保ちながら、弾性力によって当該挿入部材を確実に保持できる。
第1実施形態の装飾品用止め具にクサリを通した状態の斜視図である 第1実施形態の装飾品用止め具の断面図である。 第2実施形態の装飾品用止め具の断面図である。 第3実施形態の装飾品用止め具の断面図である。 第2の従来止め具の断面図である。
図1,2に示した第1実施形態の止め具本体aは、シリコン樹脂を型成形してなる弾性部材11と、この弾性部材11の周囲に銀のメッキを施してなる金属メッキ層12とからなる。
上記弾性部材11には止め穴13も型成形されている。したがって、弾性部材11の表面に金属メッキを施したとしても、上記止め穴13がふさがれることはなく、止め穴13は止め具本体aを貫通することになる。
また、上記金属メッキ層12は、弾性部材11の形態変化を押さえられるものであれば、その材質は問わない。金属メッキ層12の材質は、それこそデザインの自由度の範囲で決められるものである。
なお、図中符号14は止め具本体aに設けた丸環で、この丸環14も上記弾性部材11と一体成型されるとともに、その周囲に金属メッキ層を成している。
そして、上記丸環14にはクサリからなる挿入部材15の一端を止める。このように丸環14に一端を止めた挿入部材15は、上記止め穴13を通り抜けさせるとともに、その先端に抜け止め用の飾り部材16を固定している。
上記のように挿入部材15の一端を丸環14に固定し、挿入部材15の他端を止め穴13を通り抜けさせて、その先端に飾り部材16を固定しておけば、上記挿入部材15と止め具本体aとが一体になってループを構成する。しかも、この挿入部材15が止め具本体aから外れたりしないので、上記ループはネックレスやブレスレットとして用いることができる。
そして、上記止め穴13は、上記挿入部材15が弾性部材11を弾力的に押し開いて通り抜けることができる穴径を保持している。
したがって、挿入部材15を止め穴13に通せば、止め穴13を押し開いたときの圧力が弾性部材11の全体に作用するとともに、そのときの圧力が当該弾性部材11の形態を変化させようとする。
しかし、弾性部材11はその表面に施された金属メッキ層12によって、全体の変形が抑えられるので、上記のように止め穴13を押し開く圧力は、止め穴13の周囲で吸収されてしまう。
言い換えると、止め穴13を押し開く力の反力は、そこを通る挿入部材15に対しては、すべて保持力として作用することになる。したがって、止め穴13を押し開いて通り抜けた挿入部材15は強い力で保持されることになる。
しかも、上記したように弾性部材11は型成形されているので、その弾性部材11には、ほとんどストレスが作用していない。製造過程で弾性部材11にストレスが作用していないので、従来のように製造過程における加工硬化はほとんどなく、弾性部材11の弾性力が長期間保たれることになる。このように弾性部材11の弾性力が長期間保たれるので、止め穴13の保持力も長く保たれ、当該装飾品用止め具の使用過程で、止め穴13の保持力が劣化したりしない。
また、止め具本体aの製造過程で、穴あけ加工が不要なので、例えば穴あけ加工時に発生するバリを取る作業などが不要になる。このようにバリ取り工程が不要になるので、製造コストを削減することができる。
さらに、弾性部材11の表面に金属メッキ層12を形成するだけなので、複数の組み付け部品が不要になり、その分、部品点数が少なくなるとともに、それら部品の組み付け状況の不良といった問題も発生しなくなる。
いずれにしても、金属メッキ層12に、型成形した弾性材の形態を維持する機能を持たせた点に、この実施形態の最大の特徴がある。言い換えると、金属メッキは、防食や装飾のために施されると考えるのが常識であるが、その常識にとらわれず、それを一歩進めて、弾性部材11の形態維持機能に活用した点に、この実施形態の特徴がある。
図3に示した第2実施形態は、第1実施形態の丸環14の代わりに、止め穴17を形成したものである。つまり、この第2実施形態は、止め具本体aに2つの止め穴13,17を形成した点が第1実施形態と異なる。ただし、この第2実施形態においても、第1実施形態の丸環14と同じ丸環を形成しながら、上記のように2つの止め穴13,17を形成してもよい。
上記のようにした第2実施形態の止め具本体aは、例えば、クサリなどからなる挿入部材15の一端を一方の止め穴13を通り抜けさせるとともに、その先端に抜け止め用の飾り部材16を固定する。また、挿入部材15の他端を他方の止め穴17を通り抜けさせるとともに、その先端に、上記飾り部材16とは別の飾り部材を固定する。
上記のように挿入部材15の両端に抜け止め用の飾り部材を固定しておけば、上記両端が止め穴13,17を通り抜けた挿入部材15が止め具本体aとともにループを構成する。しかも、この挿入部材15が止め具本体aから外れたりしないので、上記ループはネックレスやブレスレットとして用いることができる。
なお、この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、金属メッキ層12が形態維持機能を持ち、挿入部材15が止め穴13,17を押し開く力の反力のすべてが挿入部材15を保持する保持力として作用することになる。また、製造過程で弾性部材11が加工硬化せず、弾性部材11の弾性力が長期間保たれる。したがって、止め穴13,17の保持力も長く保たれ、当該装飾品用止め具の使用過程で、止め穴13,17の保持力が劣化したりしない。
図4に示した第3実施形態は、ピアスの止め具に関するもので、図示していないピアスのピンを挿入する止め穴18を形成した弾性部材19を型成形するとともに、この型成形した弾性部材19の周囲に金属メッキ層20を形成している。
このとき、上記止め穴18の開口周囲は金属メッキ層20で縁取りされるとともに、この止め穴18に挿入した図示していない上記ピンには、弾性部材19の弾性力が作用するようにしている。
そして、上記金属メッキ層20が上記弾性部材19に対して形態維持機能を持っていることは、第1実施形態と同様である。
したがって、この第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、図示していない上記ピンが止め穴18を押し開く力の反力のすべてが上記ピンを保持する保持力として作用することになる。また、製造過程で弾性部材19が加工硬化せず、弾性部材19の弾性力が長期間保たれる。したがって、止め穴18の保持力も長く保たれ、当該装飾品用止め具の使用過程で、止め穴18の保持力が劣化したりしない。
さらに、この第3実施形態においては、上記金属メッキ層20の周囲を、シリコン樹脂からなる弾性層21で覆っている。この弾性層21には色彩を施してもよいし、透明性を持たせて上記金属メッキ層21が、透けて見えるようにしてもよい。
いずれにしても、上記のようにシリコン樹脂からなる弾性層21を設けることによって、例えば金属アレルギーの人にも使えるようにするとともに、装飾性も高めることができる。
なお、上記実施形態では、弾性部材11,19をシリコン樹脂で形成したが、この発明においては、型成形ができる弾性材であれば、特に、弾性部材11,19の材質は問わない。
また、挿入部材15としてクサリやピアスのピン以外にも、針金などでもよい。
ネックレスやブレスレットのクサリあるいはピアスのピンなどを止めるための止め具に最適である。
a 止め具本体
11,19 弾性部材
12,20 金属メッキ層
13,17,18 止め穴
15 挿入部材

Claims (2)

  1. 止め具本体は、
    止め穴とともに型成形された弾性部材と、
    この弾性部材の表面に施した金属メッキ層とからなり、
    上記止め穴は、クサリやピンなどの挿入部材が弾性部材を弾力的に押し開いて通り抜けることができる穴径を保持した
    装飾品用止め具。
  2. 上記弾性部材がシリコン樹脂である請求項1に記載した装飾品用止め具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3206703U (ja) * 2016-07-20 2016-09-29 株式会社 ピーアンドジェイ 装身用チェーン
CN108634501A (zh) * 2018-08-23 2018-10-12 法斗时尚(深圳)投资有限责任公司 一种项链保护连接结构

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