JP3178143U - 装身具用玉の連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】装身具用玉を挿通する線状体の挿通作業を簡単な構成で容易且つ確実に行うことができる装身具用玉の連結構造を提供する。
【解決手段】
装身具用玉の連結構造100は、一端から他端に向けて細くなる形状の貫通孔からなる通し孔10が形成された装身具用玉1と、基端から先端に向けて細くなる形状に形成され、基端部の径が装身具用玉1の通し孔の一端の径より大きく、先端部に周方向に延在しその外径が装身具用玉1の通し孔10の他端の径より大きい拡径部が形成され、且つ拡径部に切欠4が形成されている、弾性体からなる止め部材2と、線状体3と、を備える。止め部材2の基端部が装身具用玉1の通し孔の一端から突出し、止め部材2の拡径部が装身具用玉1の通し孔10の他端から突出し、且つ、拡径部の切欠4を線状体3が通るようにして、装身具用玉1の通し孔10に止め部材2と線状体3とが挿通されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、装身具用玉の連結構造に関する。
従来、例えばネックレス、ブレスレッド、髪飾り、ブローチ、ペンダント、耳飾り等の装身具に使用される宝玉(宝飾体)として真珠がある。このような真珠玉を例えばネックレスとして線状体に挿通する場合は、真珠玉に設けられた貫通孔に線状体を一旦挿通した後に線状体を玉結びしていた。このような挿通作業は手間がかかり作業が煩雑であった。
最近では、筒状の貫通孔を有する装飾体と、貫通孔にはめ込まれたリング状断面の弾性体と、リング状断面の弾性体を両側から挟み込んで貫通孔から抜け止めする筒状の弾性体保持具とを備え、リング状断面の弾性体の内径を弾性体保持具の内径よりも小さくするとともに、リング状断面の弾性体の内径に適合する外径を有する鎖状部材を、リング状断面の弾性体に挿通して、装飾体を鎖状部材に沿って移動可能とした装身具の連結構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−143851号公報
しかしながら、上記従来の装飾体(装身具用玉)の連結構造は、一対の弾性体保持具とリング状断面の弾性体とが必要であるため、構造が複雑であり、装飾体への鎖状部材の挿通作業が煩雑であるという課題がある。
本考案の目的は、簡単な構成で装身具用玉を挿通する線状体の挿通作業を容易に行うことができる装身具用玉の連結構造を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本考案のある態様に係る装身具用玉の連結構造は、一端から他端に向けて細くなる形状の貫通孔からなる通し孔が形成された装身具用玉と、基端から先端に向けて細くなる形状に形成され、基端部の径が前記装身具用玉の通し孔の一端の径より大きく、先端部に周方向に延在しその外径が前記装身具用玉の通し孔の他端の径より大きい拡径部が形成され、且つ前記拡径部に切欠又は貫通孔が形成されている、弾性体からなる止め部材と、線状体と、を備え、前記止め部材の基端部が前記装身具用玉の通し孔の一端から突出し、前記止め部材の拡径部が前記装身具用玉の通し孔の他端から突出し、且つ、少なくとも前記拡径部の切欠又は貫通孔を前記線状体が通るようにして、前記装身具用玉の前記通し孔に前記止め部材と前記線状体とが挿通されている。
この構成によれば、以下の作用効果が得られる。まず、止め部材の拡径部の切欠又は孔に線状体を通し、次いで、この止め部材と線状体とを、止め部材の先端部を先にして装身具用玉の通し孔の一端から当該通し孔に挿入する。この際、止め部材を、先端部の拡径部が装身具用玉の通し孔の他端から抜け出るまで挿入する。そうすると、止め部材が全体的に弾性変形して線状体とともに当該通し孔に挿通される。従って、線状体の挿通作業を容易に行うことができる。そして、挿通された線状体は止め部材の弾性反発力によって当該止め部材又は装身具用玉に固定される。また、挿通された止め部材は、その基端部が装身具用玉の通し孔の一端から突出するとともにその拡径部が装身具用玉の通し孔の他端から突出し、しかも当該基端部の径が装身具用玉の通し孔の一端の径より大きく且つ当該拡径部の外径が装身具用玉の通し孔の他端の径より大きいので、装身具用玉から抜けることが防止される。これにより、装身具用玉が線状体に止められる。しかも、装身具用玉の止め構造が簡単である。
前記止め部材には、当該止め部材の全長に渡る切欠又は貫通孔が形成されており、前記拡径部の切欠又は貫通孔は当該止め部材の全長に渡る切欠又は貫通孔の一部であり、 且つ、前記止め部材の全長に渡る切欠又は貫通孔を前記線状体が通るようにして、前記装身具用玉の前記通し孔に前記止め部材と前記線状体とが挿通されていてもよい。
上記線状体は、前記止め部材の拡径部の切欠又は貫通孔を通り、且つ前記止め部材の前記切欠又は貫通孔以外の部分の外周面に沿うようにして前記装身具用玉の通し孔に挿通されていてもよい。この構成によれば、止め部材の構造がより簡素化され、且つ装身具用玉の通し孔への止め部材及び線状体の挿通作業がより容易になる。
本考案によれば、簡単な構成で装身具用玉を挿通する線状体の挿通作業を容易に行うことができる装身具用玉の連結構造を提供することができる。
本考案の実施の形態1に係る装身具用玉の連結構造を示す平面視部分断面図である。 図1の装身具用玉の連結構造のa−a断面図である。 図1の装身具用玉の連結構造を止め部材の先端側から見た側面図である。 図1の装身具用玉の連結構造を止め部材の基端側から見た側面図である。 図1の装身具用玉の連結構造に用いられる原止め部材の構造を示す平面図である。 図6(a)は、図5の原止め部材の先端部のb−b断面図であり、図6(b)は、図5の原止め部材の胴体部のc−c断面図である。 図7(a)〜(e)は、図1の装身具用玉の連結構造の挿通工程を示す工程図である。 本考案の実施の形態2に係る装身具用玉の連結構造を示す平面視部分断面図である。 図8の装身具用玉の連結構造を止め部材の先端側から見た側面図である。 図8の装身具用玉の連結構造に用いられる原止め部材の構造を示す説明する平面図である。 図10の原止め部材の先端部のd−d断面図である。 図12(a)〜(e)は、図8の装身具用玉の連結構造の挿通工程を示す工程図である。 図13(a)は、本考案の第2の変形例に係る原止め部材の断面図であり、図13(b)は、図13(a)の原止め部材を挿通した装身具用玉の連結構造の中央断面図である。 図14(a)は、本考案の第3の変形例に係る原止め部材の断面図であり、図14(b)は、図14(a)の原止め部材を挿通した装身具用玉の連結構造の中央断面図である。
本考案の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(実施の形態1)
図1は、本考案の実施の形態1に係る装身具用玉の連結構造を示す平面視部分断面図である。図1に示すように、装身具用玉の連結構造100は、装身具用玉1と、止め部材2と、線状体3とを備える。図1では、装身具用玉1のみを断面で示している。
ここで、「装身具」とは、一般には、装飾のためにからだにつける工芸品を意味する(例えば広辞苑第二版)。本考案においては、「装飾のため」とは、宗教的意味合いをも含み、「からだにつける」とは手に持つことをも含む。従って、本考案においては、「装身具」は、例えば、数珠(念珠)も含む。「装身具用玉」とは、線状体によって複数連結されて装身具を構成する玉状(片状)の部材を意味する。「装身具用玉」は、線状体によって連結可能なアクセサリパーツを含む。「装身具用玉」は、具体的には、鉱物系装飾体、有機物系装飾体、金属系装飾体、ガラス系装飾体の他、これら以外の片状のアクセサリパーツを含む。鉱物系装飾体として、例えば、宝石、ラピスラズリ、翡翠、水晶、その他の天然石等が挙げられる。有機物系装飾体として、例えば、真珠玉、象牙片、鼈甲片等が挙げられる。貴金属製装飾体として、例えば、金片、シルバー片、プラチナ片等が挙げられる。ガラス系装飾体として、例えば、「スワロフスキー」(登録商標)、通常のガラス加工品等が挙げられる。これら以外のアクセサリパーツとして、ミラーボール等が挙げられる。装身具用玉1の形状は特に限定されず、任意である。例えば、球体、多面体、花状、葉状等が挙げられる。
以下では、説明を簡単にするために、装身具用玉1が、真珠玉である構成を例示する。装身具用玉1には、一端10aから他端10bに向けて細くなる形状の貫通孔からなる通し孔10が形成されている。通し孔10は、図1には、直線的に細くなる形態が示されているがこれには限定されない。通し孔10は、ここでは装身具用玉1の略中央に形成されるが、これに限定されない。
止め部材2は、基端から先端に向けて細くなる形状に形成され、基端部2aの径が装身具用玉1の通し孔10の一端10aの径より大きく、先端部2bに周方向に延在しその外径が装身具用玉1の通し孔10の他端10bの径より大きい拡径部21が形成され、且つ拡径部21に溝状の切欠4が形成されている。切欠4は、ここでは、拡径部21のみならず、止め部材2の全長に渡って形成されている。但し、切欠4の通し孔10の中に位置する部分は閉じられているか又は幅が狭くなっている(ここでは閉じられている(図2参照))。「拡径部」は、止め部材2の長手方向(延在方向)において止め部材2の径が局部的に大きい部分を意味する。本実施の形態では、拡径部21は円錐台形状を有するが、その形状は任意である。止め部材2の形状は装身具用玉1の通し孔10に適合するように形成される。止め部材2は、弾性体で構成される。「弾性体」の定義は、一般の定義に従う。弾性体として、シリコン樹脂、弾性合成樹脂、天然ゴム、合成ゴムが例示される。ここでは、弾性体として、例えばシリコン樹脂を用いる。
線状体3は、線状のものであれば、特に限定されない。線状体3として、絹糸、化学繊維を材料とした糸、金属、非金属の線状材、チェーン等が例示される。ここでは、線状体3は、絹糸である。
止め部材2の基端部2aが装身具用玉1の通し孔10の一端10aから突出し、止め部材2の拡径部21が装身具用玉1の通し孔10の他端10bから突出している。しかも基端部2aの径が装身具用玉1の通し孔10の一端10aの径より大きく且つ拡径部21の外径が装身具用玉1の通し孔10の他端10bの径より大きいので、止め部材2が装身具用玉1から抜けることが防止される。
図2は、図1の装身具用玉の連結構造のa−a断面図である。図2に示すように、装身具用玉1内部の通し孔10に止め部材2と線状体3が挿通されている。線状体3は溝状の切欠4に通されており、切欠4は閉じられている。従って、通し孔10内部に挿通された線状体3は止め部材2の弾性反発力によって止め部材2内部で装身具用玉1に固定される。これにより、装身具用玉1が線状体3に止められる。しかも、装身具用玉1の止め構造が簡単である。
図3は、図1の装身具用玉の連結構造を止め部材2の先端側から見た側面図である。図3に示すように、止め部材2の先端部2bに形成された拡径部21の開いた溝状の切欠4の中に線状体3が通っている。このように、止め部材2の先端部付近では、線状体3は止め部材2の内部に位置している。一方、図4は、図1の装身具用玉の連結構造を止め部材2の基端側から見た側面図である。図4に示すように、止め部材2の基端部2aに形成された開いた溝状の切欠4の中に線状体3が通っている。このように、止め部材2の基端部付近でも、線状体3は止め部材2の内部に位置している。
次に、止め部材2の構成について図5及び図6を用いて、具体的に説明する。
図5は、図1の装身具用玉の連結構造に用いられる原止め部材の構造を示す平面図である。ここで止め部材2の挿通前の部材を原止め部材2´と称する。図5に示す原止め部材2´は、拡径部21´が形成された先端部21´と残りの部分である胴体部22´とを有する。先端部21´および胴体部22´は、それぞれが基端から先端に向けて細くなるように形成されている。胴体部22´と先端部21´の一部に渡って溝状の切欠4´が形成されている。ここでは切欠4´は線状体3を通しやすくするために挿通方向(原止め部材2´の長手方向)に沿って直線状に切欠いているが、途中から挿通方向に対して斜めに傾斜して切り欠いている。
図6(a)は、図5の原止め部材2´の先端部21´のb−b断面図である。図6(a)に示すように、原止め部材2´の先端部21´の断面は円形であり、ここでは中央付近まで達する深さの溝状の切欠4´が形成されている。
図6(b)は、図5の原止め部材2´の胴体部22´のc−c断面図である。図6(b)に示すように、原止め部材2´の胴体部22´の断面もまた円形であり、ここでも中央付近まで達する深さの溝状の切欠4´が形成されている。
図7(a)〜(e)は、図1の装身具用玉の連結構造における線状体の挿通工程を示す工程図である。
まず、図7(a)に示すように、装身具用玉1に通し孔10を形成する。通し孔10は、一端10aから他端10bに向けて細くなる形状である。ここでは例えばドリル等の穴あけ機を使用して先細り状の貫通孔を空ける。
次に、図7(b)に示すように、原止め部材2´を準備する。原止め部材2´は成形等により作成される。
次に、図7(c)に示すように、原止め部材2´の先端部21´及び胴体部22´の切欠4´に線状体3を通す。
次に、図7(d)に示すように、原止め部材2´と線状体3とを、原止め部材2´の先端部21´を先にして装身具用玉1の通し孔10の一端10aから当該通し孔10に挿入する。そして、原止め部材2´の最先端部分を線状体3と一緒に、先端部21´が装身具用玉1の通し孔10の他端10bから抜け出るまで引っ張る。そうすると、原止め部材2´が全体的に弾性変形して線状体3とともに当該通し孔10に挿通される。従って、線状体3の挿通作業を容易に行うことができる。そして、挿通された線状体3は原止め部材2´の弾性反発力によって原止め部材2´に固定されるとともに、原止め部材2´がその弾性反発力によって装身具用玉1に固定される。
最後に、図7(e)に示すように、装身具用玉1に挿通された原止め部材2´の先端部21´および基端部22´を適宜な長さ(図7(d)に点線で示す箇所)に切断して最適な形状の止め部材2を形成する。これにより、止め部材2は、その基端部2aが装身具用玉1の通し孔10の一端10aから突出するとともにその拡径部21が装身具用玉1の通し孔10の他端10bから突出し、しかも当該基端部2aの径が装身具用玉1の通し孔10の一端10aの径より大きく且つ当該拡径部21の外径が装身具用玉1の通し孔10の他端10bの径より大きいので、装身具用玉1から抜けることが防止される。これにより、装身具用玉1が線状体3に止められる。ここでは止め部材2の拡径部21の形状を、円錐台状にしてある。この構成によれば、止め部材2を挿通しやすく、且つ止め部材2が装身具用玉1から抜け難い。
従って、本実施の形態1の装身具用玉の連結構造100によれば、簡単な構成で装身具用玉を挿通する線状体の挿通作業を容易に行うことができる。
(実施の形態2)
次に、本考案の実施の形態2について説明する。尚、実施の形態1と共通する構成の説明は省略し、相違する構成についてのみ説明する。
図8は、本考案の実施の形態2に係る装身具用玉の連結構造を示す平面視部分断面図である。本考案の実施の形態1では、止め部材2の全長に渡って(拡径部も含めて)切欠4を形成する構成であった。これに対し、本考案の実施の形態2の装身具用玉の連結構造101では、図8に示すように、止め部材200の全長に渡って(拡径部210も含めて)貫通孔5を形成する構成である。以下、第1実施の形態との相違点を中心に説明する。
図9は、図8の装身具用玉の連結構造101を止め部材200の先端側から見た側面図である。図9に示すように、止め部材200の先端部2bに形成された拡径部210の貫通孔5の中に線状体3が通っている。本実施の形態では、線状体3は止め部材200の内部に位置している。
次に、止め部材200の構成について図10及び図11を用いて、具体的に説明する。
図10は、図8の装身具用玉の連結構造に用いられる原止め部材の構造を示す平面図である。ここでも止め部材200の挿通前の部材を原止め部材200´と称する。図10に示す原止め部材200´は、貫通孔5´が形成された先端部210´と胴体部220´とを有する。先端部210´および胴体部220´は、それぞれが基端から先端に向けて細くなるように形成されている。ここでは貫通孔5´は、先端部210´及び胴体部220´の内部を貫くように形成されている。
図11は、図10の原止め部材200´の先端部210´のd−d断面図である。図11に示すように、原止め部材200´の先端部210´の断面は円形であり、ここでは中央付近に線状体を挿通するための貫通孔5´が形成されている。
図12は、図8の装身具用玉の連結構造の挿通工程を示す工程図である。本実施の形態においても、まず、図12(a)に示すように、装身具用玉1に通し孔10を形成する。通し孔10は、一端10aから他端10bに向けて細くなる形状である。ここでも例えばドリル等の穴あけ機を使用して先細り状の貫通孔を空ける。
次に、図12(b)に示すように、原止め部材200´を準備する。原止め部材200´は成形等により作成される。
次に、図12(c)に示すように、原止め部材200´の先端部21´及び胴体部22´の貫通孔5´に線状体3を通す。
次に、図12(d)に示すように、原止め部材200´と線状体3とを、原止め部材200´の先端部210´を先にして装身具用玉1の通し孔10の一端10aから当該通し孔10に挿入する。そして、原止め部材200´の最先端部分を線状体3と一緒に、先端部210´が装身具用玉1の通し孔10の他端10bから抜け出るまで引っ張る。そうすると、原止め部材200´が全体的に弾性変形して線状体3とともに当該通し孔10に挿通される。従って、線状体3の挿通作業を容易に行うことができる。そして、挿通された線状体3は原止め部材200´の弾性反発力によって原止め部材200´に固定されるとともに、原止め部材2´がその弾性反発力によって装身具用玉1に固定される。
最後に、図12(e)に示すように、装身具用玉1に挿通された原止め部材200´の先端部210´および基端部220´を適宜な長さ(図12(d)に点線で示す箇所)に切断して最適な形状の止め部材200を形成する。これにより、止め部材200は、その基端部2aが装身具用玉1の通し孔10の一端10aから突出するとともにその拡径部210が装身具用玉1の通し孔10の他端10bから突出し、しかも当該基端部2aの径が装身具用玉1の通し孔10の一端10aの径より大きく且つ当該拡径部210の外径が装身具用玉1の通し孔10の他端10bの径より大きいので、装身具用玉1から抜けることが防止される。これにより、装身具用玉1が線状体3に止められる。ここでも止め部材200の拡径部210の形状を、円錐台状にしてある。この構成によれば、止め部材200を挿通しやすく、且つ止め部材200が装身具用玉1から抜け難い。
従って、本実施の形態2の装身具用玉の連結構造101によれば、簡単な構成で装身具用玉を挿通する線状体の挿通作業を容易に行うことができる。
(第1の変形例)
上記各実施の形態では、線状体を通すために、止め部材全体に切欠又は貫通孔形成するような構成としたが、このような構成に限定されるものではなく、止め部材の拡径部にのみ切欠又は貫通孔を形成し、線状体が、止め部材の拡径部の切欠又は貫通孔を通り、且つ止め部材の切欠又は貫通孔以外の部分の外周面に沿うようにして装身具用玉の通し孔に挿通されていてもよい。この構成によれば、止め部材の構造がより簡素化され、且つ装身具用玉の通し孔への止め部材及び線状体の挿通作業がより容易になる。この場合、原止め部材の胴体部及び先端部の断面形状は円形ではなく、扁平な断面形状が好ましい。なお、拡径部の断面形状はここでは円形であるが特に限定されない。
(第2及び第3の変形例)
図13(a)は、本考案の第2の変形例に係る原止め部材の断面図である。図13(a)に示すように、原止め部材2´の胴体部22´の断面は円形状であり、ここでは円形状の胴体部22´の表面に断面が半円状の溝状の切欠4´が形成されている。
図13(b)は、図13(a)の原止め部材2´を挿通した装身具用玉の連結構造の中央断面図である。図13(b)に示すように、装身具用玉1内部の通し孔10に止め部材2と線状体3が挿通されている。線状体3は断面が半円状の溝状の切欠4に通されている。従って、通し孔10内部に挿通された線状体3は止め部材2の弾性反発力によって止め部材2と装身具用玉1との間に固定されている。
図14(a)は、本考案の第3の変形例に係る原止め部材の断面図である。図14(a)に示すように、原止め部材2´の胴体部22´の断面は楕円形状であり、ここでは楕円形状の胴体部22´の上側表面に断面が半円状の溝状の切欠4´が形成されている。
図14(b)は、図14(a)の原止め部材2´を挿通した装身具用玉の連結構造の中央断面図である。図14(b)に示すように、装身具用玉1内部の通し孔10に止め部材2と線状体3が挿通されている。線状体3は断面が半円状の溝状の切欠4に通されており、断面が楕円形状の止め部材2は、切欠き4により線状体3を挟むように圧縮変形している。従って、通し孔10内部に挿通された線状体3は止め部材2の弾性反発力によって止め部材2と装身具用玉1との間に固定されている。
上記説明から、当業者にとっては、本考案の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本考案は、装身具用玉を連結するのに有用である。
1 装身具用玉
2 止め部材
2’ 原止め部材
2a、2b 止め部材の基端部、先端部
3 線状体
4 止め部材の切欠
5 止め部材の貫通孔
10 装身具用玉の通し孔
10a、10b 装身具用玉の通し孔の一端、他端
21 止め部材の先端の拡径部
22 止め部材の胴体部
100、101 装身具用玉の連結構造
200 止め部材
200’ 原止め部材
200a、200b 止め部材の基端部、先端部
210 止め部材の先端の拡径部
220 止め部材の胴体部

Claims (3)

  1. 一端から他端に向けて細くなる形状の貫通孔からなる通し孔が形成された装身具用玉と、
    基端から先端に向けて細くなる形状に形成され、基端部の径が前記装身具用玉の通し孔の一端の径より大きく、先端部に周方向に延在しその外径が前記装身具用玉の通し孔の他端の径より大きい拡径部が形成され、且つ前記拡径部に切欠又は貫通孔が形成されている、弾性体からなる止め部材と、
    線状体と、
    を備え、
    前記止め部材の基端部が前記装身具用玉の通し孔の一端から突出し、前記止め部材の拡径部が前記装身具用玉の通し孔の他端から突出し、且つ、少なくとも前記拡径部の切欠又は貫通孔を前記線状体が通るようにして、前記装身具用玉の前記通し孔に前記止め部材と前記線状体とが挿通されている、装身具用玉の連結構造。
  2. 前記止め部材には、当該止め部材の全長に渡る切欠又は貫通孔が形成されており、前記拡径部の切欠又は貫通孔は当該止め部材の全長に渡る切欠又は貫通孔の一部であり、
    且つ、前記止め部材の全長に渡る切欠又は貫通孔を前記線状体が通るようにして、前記装身具用玉の前記通し孔に前記止め部材と前記線状体とが挿通されている、請求項1に記載の装身具用玉の連結構造。
  3. 前記線状体は、前記止め部材の拡径部の切欠又は貫通孔を通り、且つ前記止め部材の前記切欠又は貫通孔以外の部分の外周面に沿うようにして前記装身具用玉の通し孔に挿通されている、請求項1に記載の装身具用玉の連結構造。



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