JP3220919U - 宝飾品素材、装身具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成でありながらより斬新な視覚的効果を奏することができる外観を備えた宝飾品素材を提供する。【解決手段】所定の形状に形成されており、その表面に少なくとも一つの凹所が設けられている第1の宝飾材料12と、第1の宝飾材料12の凹所に嵌合されている、少なくとも一種類の第2の宝飾材料14とを備えている宝飾品素材10である。【選択図】図4
Description
本願は、宝飾品素材、装身具に関する。
身につけたり、バッグなどの身の回り品に付けたりして楽しむ装飾品には、リング、ブレスレット、ネックレス、ペンダント、各種オーナメントなど、多彩な種類がある。中でも美しい輝きを放つ宝石、宝玉類を用いた装身具が制作、販売されている。使用される宝石、宝玉類にも、その美しさを増すため、伝統的な、あるいはユニークなカッティングを施すなど、様々の技法が開発され、試行されてきた。
宝石、宝玉類は単一でリングなどに用いることが一般的であるが、価格の問題を考慮したり、単一で用いたのでは得られない視覚的な効果を得ることを目的としたりして、複数の宝石、宝玉類を組み合わせることも通常である。
例えば、特許文献1(特開2014−46060号公報)には、少なくとも2個以上の複数個の宝石を使用する装身具において、貴金属等の台の複数面にあらかじめ孔などの設置場所を設け、孔に接着剤を必要量使用して、宝石を設置することで、その機能性と自由性とデザイン性を高め、作業性も大幅に向上することができることが記載されている。
しかし、上記の先行技術では、貴金属等でできた台の上に宝石を固定していることは従来の宝飾品と変わりがない。そこで、本考案者は、上記の先行技術等を踏まえ、簡易な構成でありながらより斬新な視覚的効果を奏することができる外観を備えた宝飾品素材、装身具を提供すべく本考案に至った。
上記の目的等を達成すべく、本願の一態様は、所定の形状に形成されており、その表面に少なくとも一つの凹所が設けられている第1の宝飾材料と、前記第1の宝飾材料の前記凹所に嵌合されている、少なくとも一種類の第2の宝飾材料とを備えている宝飾品素材である。
前記凹所はドリルで穿孔されたきり孔とし、前記第2の宝飾材料は接着剤によって前記きり孔内に固定することができる。
また、前記第1の宝飾材料としてクリスタルガラスを、前記第2の宝飾材料として少なくとも小粒ダイヤモンドを用いることができる。
さらに、上記の宝飾品素材を他の宝飾品素材とともにリング状に連結してなる装身具も本考案の範囲に含まれる。
本考案によれば、簡易な構成でありながらより斬新な視覚的効果を奏することができる外観を備えた宝飾品素材、装身具が提供される。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
===宝飾品素材の構成例===
図1〜図4に、本考案の一実施形態による宝飾品素材の一例を示している。図1はその正面図、図2、図3は、それぞれ付記した矢視によるその側面図、図4は斜視図である。
図1〜図4に、本考案の一実施形態による宝飾品素材の一例を示している。図1はその正面図、図2、図3は、それぞれ付記した矢視によるその側面図、図4は斜視図である。
本実施形態の宝飾品素材10は、図示のように、ハート型に形成された第1の宝飾材料12(以下「ストーン12」と言う)、およびストーン12の表面に配置された複数の第2の宝飾材料14(以下「ジュエル14」と言う)を有する。
宝飾品素材10は、様々なアクセサリーに適用することができる鉱物性の材料であり、例えば、リング、イヤリング、ネックレス、ブレスレット、ペンダント、アンクレット等の材料として用いられる。その形状、大きさはそれらのアクセサリーのデザインに合わせて調整することができる。
ストーン12は、本実施形態では、ハート型に形成されたクリスタルガラスである。ストーン12の材料としてはクリスタルガラス以外の美観を有する各種鉱物、宝石を用いてよいが、後述するようにその表面に穿孔加工をする必要があるので、加工に適した硬度を有するものが好適である。
ストーン12の形状および大きさは、前記したように宝飾品素材10としてデザイン上要求されるところにしたがって決めればよい。本実施形態では、一例としてブレスレットに使用するために、尖頭部分を通る対称軸に沿った寸法が約30mm程度、対称軸と直交する方向の最大寸法が30mm程度、厚みが15mm程度であるハート型に形成されている。
ジュエル14は、ストーン12の表面に固定して配置されるストーン12よりも小さい宝石類である。本実施形態では、ジュエル14として小粒ダイヤモンドを用いている。ジュエル14としては、ルビー、サファイヤ、エメラルド、ガーネット等の他の小粒宝石も用いることができる。ジュエル14としては比較的小粒の宝石を好適に選択することができ、本実施形態では直径が約1.0mm程度のダイヤモンドを使用している。しかし、ジュエル14の種類、大きさは、宝飾品素材10としてのデザイン、製作コスト等に基づいて適宜決定してよい。
ストーン12の表面へのジュエル14の配置は、宝飾品素材10のデザイン等の要請に応じて決定すればよい。本実施形態では、ストーン12の一方の表面(平面視ハート型を呈する表面)に、12個のジュエル14が配置されている。各ジュエル14は、後述するように、ストーン12の表面に設けられた凹所に固定されるように配置される。なお、宝飾品素材10として例えばペンダントヘッドに用いるような場合を考えると、ストーン12の表面全体にわたってジュエル14を設けることが美観上効果的であろう。
本実施形態のように構成された宝飾品素材10によれば、ストーン12の輝きに加えてその表面にちりばめられた複数のジュエル14のきらめきにより、従来の宝飾品素材にはない独特の視覚的効果、美観が得られるものである。なお、ジュエル14としては、一つ設けるだけでもよく、個々のジュエル14について適宜のカッティングを施すことも可能である。
===宝飾品素材10の製作工程===
次に、本実施形態の宝飾品素材10の製作工程について、図5を参照して説明する。図5は、宝飾品素材10の製作工程を、S1〜S5の5ステップに分けて模式的に図示している。図5に例示する製作工程は以下の通りである。
次に、本実施形態の宝飾品素材10の製作工程について、図5を参照して説明する。図5は、宝飾品素材10の製作工程を、S1〜S5の5ステップに分けて模式的に図示している。図5に例示する製作工程は以下の通りである。
S1:ストーン12を用意する。通常この段階で、ストーン12はそのデザインに応じた所定の形状、大きさ(本実施形態ではハート型)に加工済みとされている。
S2:ストーン12の表面の、ジュエル14を配置する部位に、ドリル20によって穿孔加工を行う。ドリル20の先端がストーン12の表面を滑って傷つけることを防ぐために、あらかじめジュエル14を配置する部位に下穴をポンチ等で打っておくとよい。
S3:ドリル20によりストーン12の表面に凹所16が設けられる。凹所16の深さは、ジュエル14のおよそ半分がストーン12の表面より上に突き出るようにすることが好ましいが、これに制約されることはない。凹所16は、ストーン12の表面に設けるジュエル14の数だけ設けられる。
S4:各凹所16内に、適量の接着剤30を入れる。接着剤30としてはエポキシ樹脂系、アクリル系等適宜に選択することができるが、固化した状態で透明であるものが特に好適である。
S5:接着剤30が入れられた各凹所16内にジュエル14をはめ込んでいく。接着剤30が固化すれば、宝飾品素材10が完成する。
===宝飾品素材10の適用例===
次に、本実施形態の宝飾品素材10を適用したアクセサリーの例について説明する。図6に、本実施形態の宝飾品素材10を用いて製作したブレスレット100を例示している。
次に、本実施形態の宝飾品素材10を適用したアクセサリーの例について説明する。図6に、本実施形態の宝飾品素材10を用いて製作したブレスレット100を例示している。
ブレスレット100は、本実施形態のハート型宝飾品素材10を2個用いている。宝飾品素材10の尖頭側を向き合わせるようにして、かつその間に円管状の他の宝飾品素材18aを配置してアクセントとし、さらに他の球状の宝飾品素材18bとともに、腕に嵌められる円環状の形状に線状素材(図示は省略する)を通して組み合わされている。
宝飾品素材18a、18bは、ブレスレット100としてのデザイン上の要請等に応じて、適宜の材料を適宜の形状、大きさに加工して用いることができる。宝飾品素材10、18a、18bを連結するための線状素材としては、所要の耐久性と伸縮性を備えたもの、例えば所定の太さ、長さのシリコンゴム製ひもなどが好適に用いられる。宝飾品素材10、18a、18bには、それぞれ前記の線状素材を通すための貫通孔(図示を省略する)が設けられている。宝飾品素材10にあっては、ストーン12の尖頭部分を通る対称軸に概略沿って貫通孔を設けているが、これに制約されるものではない。
このような装飾品としてのブレスレット100によれば、宝飾品素材10のストーン12が放つ輝きだけでなく、表面に配置されたジュエル14のきらめきも看取されるので、従来のブレスレット100では得られない独特の美観を与えることができるものである。
以上、図示されている実施例に基づいて、本願の構造、特徴及び作用効果を詳しく説明した。以上の説明は、本願のより良い実施例であり、図面に示される内容は実施範囲を限定しない。本願の思想に応じてなされた変更または修正が、同等に変化された等価の実施例であって、明細書及び図示にカバーされる精神を超えていない場合、いずれも本願の保護範囲内に属する。
10、18a、18b 宝飾品素材
12 ストーン(第1の宝飾材料)
14 ジュエル(第2の宝飾材料)
16 凹所
20 ドリル
30 接着剤
100 ブレスレット(装身具)
12 ストーン(第1の宝飾材料)
14 ジュエル(第2の宝飾材料)
16 凹所
20 ドリル
30 接着剤
100 ブレスレット(装身具)
Claims (4)
- 所定の形状に形成されており、その表面に少なくとも一つの凹所が設けられている第1の宝飾材料と、
前記第1の宝飾材料の前記凹所に嵌合されている、少なくとも一種類の第2の宝飾材料と、
を備えている宝飾品素材。 - 前記凹所はドリルで穿孔されたきり孔であり、前記第2の宝飾材料は接着剤によって前記きり孔内に固定されている、請求項1に記載の宝飾品素材。
- 前記第1の宝飾材料はクリスタルガラスであり、前記第2の宝飾材料は少なくとも小粒ダイヤモンドを含む、請求項1または2に記載の宝飾品素材。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の宝飾品素材を他の宝飾品素材とともにリング状に連結してなる装身具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000302U JP3220919U (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | 宝飾品素材、装身具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000302U JP3220919U (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | 宝飾品素材、装身具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3220919U true JP3220919U (ja) | 2019-04-11 |
Family
ID=66092453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019000302U Active JP3220919U (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | 宝飾品素材、装身具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3220919U (ja) |
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2019
- 2019-01-30 JP JP2019000302U patent/JP3220919U/ja active Active
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