JP3134274U - 装飾品 - Google Patents

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文煥 長谷川
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株式会社コ・パール
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Abstract

【課題】 比較的低コストで作製されるほか、外観が個性的であって、また外観に緻密さや充実感が備わる好ましい装飾品を提供する。
【解決手段】 指輪2は、粉状または粒状の(粒径がたとえば0.01mm〜3mm程度の)多数の宝石5を、接着によって貴金属製基材2に取り付けたものである。宝石5の集積高さが均一でないように接着したり、宝石5の盛り上がった部分において貴金属製基材2と宝石5との間に粉状または粒状の自然石を接着したりするのも好ましい。
【選択図】 図1

Description

請求項に係る考案は、貴金属と宝石とを用いて構成された装飾品(たとえば、指輪・ネックレス・ペンダント・ブレスレット・ブローチ・カフスボタン・ネクタイピン等の装身具や、置物・壁掛け等の装飾品、美術工芸品を含む)に関するものである。
指輪やネックレス等の装身具(アクセサリー)は一般に、金、銀、白金等の貴金属と、ダイヤモンド、ルビー、エメラルド等の宝石とを主要材料として製作されている。貴金属製の基材(指輪におけるリングなど)に宝石を取り付ける手段としては、貴金属製基材と一体の枠(石座など)に宝石をはめたうえ、爪(石爪)を宝石に掛けることによって宝石の脱落を防止するのが一般的である。
図2は、そのような従来の装身具である指輪11を示す斜視図である。貴金属製基材12の上部に、同じ貴金属でできた枠状の石座13が設けられ、宝石15は、その石座13にはめ込まれたうえ、爪(やはり同じ貴金属でできたもの)14によって保持・固定されている。図の指輪11は、メインの宝石15に隣接して三角形状の装飾部16を有しており、この部分を貴金属面の平滑な光沢面としているが、もしこの装飾部に別の宝石を配置するなら、その宝石に対しても固定用の爪を掛ける必要がある。
図2と同じように石座と爪とを用いて宝石を取り付ける例は、下記の特許文献1にも記載されている。
特開2005−152289号公報
図2または上記特許文献の例のように爪を用いて宝石を取り付ける装身具には、つぎのような課題がある。
i) 通常は比較的大粒の(たとえば粒径が2mm程度以上の)宝石を取り付けることになり、高価格になるほか、装身具の外観がいずれも似たようなものになりがちで個性的な装身具が作製されがたい。
ii) 粒径が1mm程度かそれ以下という小粒の宝石を多数取り付けて個性的な装身具を構成した例もあるが、個々の宝石を爪によって取り付けることから、爪の製造と宝石の取り付け作業とにかなりのコストや時間が必要になる。
iii) 爪によって上記ii)のように小粒の宝石多数を取り付ける場合、装身具のデザインを個性的にすることは可能だが、粒子間に隙間が見えなくなる程度には宝石を密に配置することができない。そのため、外観の点で限界があり、充実感や緻密さ、深みといった点で使用者を十分に満足させることは難しい。
なお、このような課題は装身具に限るものではなく、貴金属製基材に爪を用いて宝石が取り付けられた種々の装飾品(装身具のほか、置物等の装飾品や美術工芸品を含む)について共通するものである。
請求項に係る考案は、従来の装飾品における上記の課題を解決すべく、比較的低コストで作製されるほか、個性的であって、外観に緻密さや充実感が備わる好ましい装飾品を提供するものである。
請求項に係る考案の装飾品は、粉状または粒状の宝石多数を、接着によって貴金属製基材に取り付けたことを特徴とする。
ここで「粉状または粒状の」とは、粒径がたとえば0.01mm〜3mm程度のものをいう。「宝石」とは、硬質の鉱物であって色沢が美しく屈折率が大きいものをいい、ダイヤモンドやヒスイ、水晶、エメラルド、サファイア、ルビー、オパールなどをさす。他の宝石もしくはそれに準じる天然石・人工石・ガラス等を使用する場合を含み、また、宝石類以外の物を併せて接着する場合をも含むものとする。また、「貴金属」としては、金、銀、銅、白金またはそれらの合金などを使用する。
なお、貴金属製基材の表面に直接に宝石を接着する場合に限らず、後述するように貴金属板または他の金属板等にて形成された底板付きの枠体を介して間接的に同基材上に宝石を接着する場合をも含むこととする。
考案の装飾品は、粉状または粒状の宝石を接着によって貴金属製基材に取り付けたものであるため、つぎのような利点を有する。
i) 粒径の小さな宝石を取り付ける一方、大粒の宝石を必要とはしないため、比較的低コストで構成され得る。また、粒径の小さな宝石を取り付けるあたり、その配置を自由に定めることができるため、それぞれに著しく外観が異なる個性的な装身具等を作製することができる。たとえば、宝石の各粒子の色の違いを利用して種々の図柄を描くこと、粒子別に配置して輝き方の分布をもたせること、集積高さ(厚さ)を不均一にして宝石を立体的に配置すること、等が可能である。
ii) 個々の宝石粒子を貴金属製基材に接着することから、宝石の取り付けのために従来使用されている爪が不要となり、取り付け作業も比較的短時間で行えるようになる。
iii) 細かい宝石を使用すると、粒子間に隙間が見えなくなるように宝石を密に配置することができ、緻密で充実感を感じさせる美しい外観に仕上げることが可能である。
上記の宝石は、曲面または凹凸面にされた貴金属製基材の表面に接着し、または貴金属製基材の表面(平坦な場合を含む)に集積高さが均一でないように接着することにより、盛り上がった部分を有するように接着するのも好ましい。
宝石群の一部に盛り上がった部分を形成すると、その装飾品が立体的になり、一層に強く印象に訴えるものとなる。盛り上がった部分を形成するためには、上記のように集積高さ(厚さ)が均一でないように宝石群を接着することとしてもよいが、貴金属製基材の表面をあらかじめ曲面または凹凸面にしておき、その上に均一または不均一な厚さに宝石群を接着するようにするのもよい。
貴金属製基材の表面に盛り上がった部分を有するように宝石を接着する場合、その盛り上がった部分では、貴金属製基材と宝石との間に粉状または粒状の自然石(とくに大理石や安い宝石類)多数を接着することもできる。
大理石等の自然石を砕いて粉状または粒状にしたものは、宝石に近い光沢と輝きを有するため、宝石群のすぐ下や宝石同士の隙間かに配置されるとき、宝石との境目を分かりにくくして装飾品全体の美しさを向上させ得るほか、自然石の好ましい色のものを集めて宝石の美しさを際だたせることもできる。しかも、大理石等の価格は宝石に比べて大幅に安い。したがって、上記のように自然石を使用することにより盛り上がった部分を有するように宝石を接着した装飾品は、立体的であるがゆえに印象に訴えるほか、宝石が目立つとともに全体的にも美しく、しかも低コストの製品とすることができる。
指輪やネックレス等の装身具においては、接着された宝石の全体を透明な樹脂被膜で覆うのもよい。その樹脂としては、アクリル樹脂やポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂などを使用するとよい。
置物や壁掛け等の装飾品においては、接着された宝石を露出させてそれらに直接に光が当たるようにするのがよいが、装身具(表面をガラス等で覆われた時計等を除く)については、宝石の全体をこのように透明樹脂被膜で覆うのがよい。装身具は人の手などに触れる機会が多いため、宝石が汚れたり剥がれたりするのを防止し、または宝石によって肌等を傷つけることがないようにする意味で、それが好ましいといえる。
上記の宝石にダイヤモンドまたはルビーを含めると好ましい。
ダイヤモンドは、光に対する屈折率が高い関係で、宝石の中でもとくに輝きが強く、粉状または粒状のものであってもキラキラと目立って強い輝きを発揮する。そのため、ダイヤモンドを使用する場合には、考案の装飾品における美的水準はとくに高いものとなる。また、同様の効果はルビーを使用する場合にももたらされる。
請求項に係る考案の装飾品は、粉状または粒状の宝石を貴金属製基材の表面に多数集めて接着したものであるため、i)大粒の宝石を必要とせず低コストで構成されるうえ、宝石の配置を自由に定めることができるため個性的な装身具とすることができる、ii)宝石の取り付けのために従来使用されている爪が不要となり、取り付け作業も比較的短時間で行える、iii)粒子間に隙間が見えなくなるように宝石を密に配置できるので、緻密で充実感を感じさせる美しい装飾品とすることができる、といった効果を有する。
宝石群の一部に盛り上がった部分を形成すると、一層印象的な装飾品とすることができる。その盛り上がった部分に粉状または粒状の自然石(大理石等)を使用するなら、美観を増しながらコストの削減をはかることが可能である。
宝石の全体を透明な樹脂被膜で覆うと、人の手に触れる機会が多い装身具として好ましいものに構成される。
なお、宝石群のうちにダイヤモンドまたはルビーを含めると、美的水準はとくに高くなる。
考案の実施形態としての一例を図1に示す。図1(a)は装飾品としての指輪1を示す斜視図であり、同(b)は、同(a)におけるb−b断面図である。
指輪1は、貴金属(金または銀など)でできた基材(リング)2の表面に、色合いや粒径の異なる多数の細かい宝石3を配置し接着することによって図柄を描いたものである。たとえば、図示のように特定の区域5aには比較的粒径の大きい(0.5mm〜2mm程度の)無色のダイヤモンドを集め、他の区域5bには、粒径の小さい(0.03〜0.5mm程度の)の赤いルビーを集めるなどして、例示のような模様を構成している。
宝石3を接着によって取り付けるにあたっては、基材2の表面に同じ貴金属でできた枠体3をあらかじめ一体化させておき、その枠体3内にまず接着剤4を層状に付着させる。接着剤としては、石の接着に多用されているエポキシ系接着剤等をそのまま、または他の樹脂系接着剤と混合したうえ使用する。そうして設ける接着剤4が未硬化のうちに、その表面に宝石5の粒または粉を置き重ねていく。小さめの宝石5は重なるように密に配置し、大きめのものはやや間隔をおいて配置している。
類似の宝石5を集めた特定の区域と他の区域との間は、目立たない色の小粒の宝石を配置するようにしてもよいが、基材2が露出するようにしてもよい。基材2の露出部分には彫刻によって凹凸模様を形成するのも美しい。また、図示の例とは別に、基材2の表面に形成した凹凸のうち凸の部分のみに粒状または粉状の宝石5を付けることとし、それによって宝石配置部分とそうでない部分との間の段差を強調して示すのも好ましい。
枠体3としては、図示のように外枠のみのものではなく、外枠とともに底板を有するもの(図示省略)を使用し、その底板(貴金属板または他の金属板にて形成される)の表面上に上記と同様に宝石5を接着するのもよい。そうして宝石5を接着した後の底板付きの枠体を、別の金属用接着剤等を利用し、またはロウ付け等によって貴金属製基材2の上に固定することとしても、図示と同様の指輪を作製することが可能である。
図示の指輪1では、枠体2の表面を凸状曲面にし、その曲面に添わせて宝石5を配置しているので、宝石5の外面も曲面状に外向きに盛り上がっており、立体感のある印象的な美しさが備わっている。立体感をさらに強めるために宝石5の盛り上がりを高める場合には、宝石5の集積高さ(厚さ)に分布をもたせるとよい。その場合、最も厚みのある部分等では、中ほどの部分(基材2と宝石5との間になる部分)に、目立たない色の大理石の粒を集めて接着しておくと、外観を向上させるとともに指輪1のコストを下げることができる。
なお、基材2の枠体3内に配置したすべての宝石5の上を塩化ビニルフィルム等の透明樹脂被膜(図示省略)で覆うことも可能である。そのようにすれば、無数にある宝石のいずれもが、汚れたり剥離したりしなくなり(被膜が汚れても拭き取ることが容易である)、また宝石によって手指や他の物が傷つくことも防止される。
考案の実施形態としての指輪を示す図で、図1(a)は指輪1の斜視図、同(b)は同(a)におけるb−b断面図である。 従来の一般的な指輪を示す斜視図である。
符号の説明
1 指輪(装飾品)
2 貴金属製基材
4 接着剤
5 宝石

Claims (5)

  1. 粉状または粒状の宝石が接着によって貴金属製基材に取り付けられていることを特徴とする装飾品。
  2. 曲面または凹凸面にされた貴金属製基材の表面に上記宝石が接着され、または貴金属製基材の表面に集積高さが均一でないように上記宝石が接着されることにより、盛り上がった部分を有するように上記宝石が接着されていることを特徴とする請求項1に記載の装飾品。
  3. 貴金属製基材の表面に盛り上がった部分を有するように上記宝石が接着されていて、その盛り上がった部分では、貴金属製基材と宝石との間に粉状または粒状の自然石が集めて接着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の装飾品。
  4. 上記の装飾品が装身具であって、接着された宝石の全体が透明樹脂被膜で覆われていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の装飾品。
  5. 上記の宝石にダイヤモンドまたはルビーが含まれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の装飾品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013544148A (ja) * 2010-11-19 2013-12-12 デル ピア エス.アール.エル. 石を金属元素へ装着する方法、特にガラス結晶を管状部材の表面へ接着する方法

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