JP3101066U - 装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装飾部が持つ輝きを損なうことなく、確実に宝石等を装着することが可能な装身具を提供することを課題とする。
【解決手段】 装身具1は、プラチナを素材として形成された第一装身具本体6、および金を素材として形成された第二装身具本体7から構成される雫型の装身具本体2と、金を素材として形成され、装身具本体2に装着される洋ナシ型の装飾部3と、第一装身具本体6に穿設された本体側孔部2aと、第二装身具本体7に穿設された本体側孔部2bと、装飾部3の表面の本体側孔部2a,2bにそれぞれ対向する箇所に穿設された装飾側孔部3a,3bと、形成された孔空間にそれぞれ挿通される棒軸5a,5bと、装身具本体2に貫設された環孔部9と、環孔部9に通され首から吊下げて使用するための鎖部とから主に構成され、ネックレスに形成されている。
【選択図】 図6

Description

本考案は、装身具に関するものであり、特に、宝石等の装飾部を装身具本体に確実に固定することが可能な装身具に関するものである。
従来より、真珠、ダイヤモンド、ルビー、エメラルド等の宝石、或いは金やプラチナ等の貴金属は、ネックレス、ペンダント、ブローチ、指輪およびイヤリングなどに輝きを与える装飾部として装身具に使用されている。そして、これらの装身具は、複数の爪が形成された台座に宝石を配置し、これら複数の爪を宝石の上方から当接するように折り曲げ、さらに下方から台座によって宝石を保持するもの、または、台座に宝石を接着剤で取着するもの、または、筒状の台座に宝石を配置し、台座の端部を宝石の周囲を覆うように折り曲げることにより台座に保持するもの等によって宝石が台座に固定された装身具が一般的に知られている。
しかし、装飾部(宝石または貴金属に相当)を台座の爪で固定した装身具、および装飾部の周囲を台座の一部で覆い留めた装身具の場合、装飾部が爪または周囲を覆う台座によって隠れる部分が生じ、装飾部に入射する光が減殺され、その輝きが損なわれてしまうおそれがあった。また、装飾部を接着剤で台座に固定した装身具の場合、年月が経つと接着剤が劣化し、固定した装飾部が台座から外れてしまい、最悪の場合、宝石を紛失してしまうおそれがあった。
また、これらの装身具の中には、大切な人物の写真を入れることのできるロケットペンダントが知られ、これは、大切な思い出の品を常に身に付けておくことを可能にするものである。そして、写真以外の思い出の品等、使用者が希望するものも肌身離さず身に付けることができる装身具を望む声もあった。
そこで、本考案は、上記実情に鑑み、装飾部を装身具本体に確実に装着することができ、かつ装飾部の輝きを損なうことなく魅力を充分に提示することのできる装身具を提供することを第一の課題とし、所望の品を装身具に収容して身に付けることを可能にする装身具を提供することを第二の課題とするものである。
本考案に係る装身具は、「装身具本体と、宝石又は貴金属を素材として形成され、前記装身具本体に装着される装飾部と、前記装飾部と当接する前記装身具本体に穿設された本体側孔部と、前記本体側孔部の開口部に対向する前記装飾部の表面に穿設された装飾側孔部と、互いに対向する前記本体側孔部および前記装飾側孔部によって形成された孔空間に挿通可能な略棒状の棒軸と、前記本体側孔部および前記装飾側孔部に前記棒軸を挿通し、前記装身具本体に装着される前記装飾部の装着状態を固定する固定手段とを具備する」ことを、上述の課題を解決するための特徴とする。
ここで、装身具とは、ペンダント、ブローチ、指輪、キーホルダーおよびネックレス等を例示することができ、さらに装身具本体とは、係る装飾品に宝石や貴金属等の装飾部が装着される前の指輪本体やペンダントヘッド等が相当するものである。
また、装飾部に含まれる宝石とは、非金属の鉱物等で色彩、光沢等が美しいものであり、ダイヤモンド、エメラルド、サファイヤ、ルビー、ガーネット琥珀、象牙、珊瑚、真珠等が挙げられる。さらに、天然の石だけではなく、人工石も含まれる。一方、貴金属とは、白金、金、銀、チタン等の希少価値の高い金属材料が例示される。
さらに、本体側孔部とは、装飾部が当接する装身具本体の内側に穿設された小孔であり、一方、装飾側孔部とは、該本体側孔部の開口部に対向するようにして装飾部に穿設された小孔である。係る本体側孔部および装飾側孔部の孔径は、特に限定されないが、例えば、0.5mmから3.0mm程度の非常に小さいものが想定され、互いに略同形状および略同径に形成されていることが望ましい。そして、本体側孔部および装飾側孔部の開口部側が互いに対向するようにして装飾部を装身具本体に装着することにより、円筒状の孔空間が形成される。
一方、棒軸とは、前述の孔空間に挿通可能な形状を有する円柱状等の棒状部材であり、チタン、金、銀、およびステンレス等の硬質の素材で形成されるものである。なお、棒軸は、少なくとも本体側孔部または装飾側孔部のいずれか一方の孔深さよりも長く形成されている必要がある。また、固定手段とは装身具本体に装着された装飾部の状態を安定して保持するためのものであり、例えば、一対の本体側孔部を備える装身具本体の場合、装身具本体を一方の本体側穴部を有する第一装身具本体と、他方の本体側穴部を有する第二装身具本体とに分離可能に形成し、係る第一装身具本体と第二装身具本体とで宝石等の装飾部を挟み込んだ状態で固定するもの等が挙げられる。
したがって、本考案の装身具によれば、装飾部を装身具本体に装着すると、装身具本体および装飾部に互いに穿設された本体側孔部および装飾側孔部によって円筒状の孔空間が形成されるため、係る孔空間に棒軸を挿通することにより装飾部の装身具本体に対する直交方向(さらに詳しく説明すると棒軸の軸方向に対して直交する方向に相当)への移動を制限することが可能になる。さらに、具体的に説明すると、形成された孔空間に棒軸が挿通された状態にあると、本体側孔部および装飾側孔部の当接面に棒軸の一部が介在していることになる。そのため、装身具本体または装飾部のいずれか一方に、前述の直交方向に力が加えられた場合、本体側孔部または装飾側孔部の内孔面が棒軸に接触し、それ以上の移動が制限される。その結果、直交方向への前述の直交方向への移動が制限された装身具本体または装飾部により、装飾部の装身具本体への装着状態を安定したものにすることが可能となる。加えて、前述した固定手段(装身具本体を二つに分離可能に形成するもの)等を適用することにより、棒軸の軸方向に沿った装飾部の移動も併せて制限されることになる。その結果、互いに直交する二方向への移動が制限された装飾部は、より確実に装身具本体に装着されることになり、装身具としての態様を安定して保持することができるようになる。
なお、上述した固定手段において、棒軸の軸表面或いは各々の孔部の内孔面に接着剤を塗布して係る棒軸を孔空間に挿通することにより、棒軸および固定手段による装飾部の装着状態をより強固なものとすることができる。さらに、装飾部が係る棒軸を回転軸として装身具本体に装着された状態で回転したり、揺動したりすることを防ぐことができる。
また、上記装身具を「前記装身具本体に装着された前記装飾部の一端近傍の少なくとも一部を包み込んで保持する保持部をさらに具備する」ものとしてもよい。
ここで、保持部とは、装飾部の一端近傍を保持するものであり、例えば、本体側孔部と装飾側孔部により形成される孔空間に挿通される棒軸での固定箇所の対称位置に、装飾部の一端部の形状に合わせて帽子状に形成され、係る一端部を包み込んで保持するもの等が挙げられる。なお、このとき、確実な保持を行うために、保持部は金、銀、およびステンレス等の硬質の素材で形成されるものであることが望ましい。
したがって、本考案の装身具によれば、装飾部を装身具本体に装着すると、装飾部の一端近傍が保持部により包み込まれるため、装飾部の装身具本体に対する直交方向への移動を制限することが可能になる。さらに、保持部により装飾部の一端近傍が隙間なく保持されることにより、装飾部が装身具本体に装着された状態で回転したり、揺動したりすることを防ぐことが可能になる。加えて、前述の固定手段を適用することにより、装飾部の装身具本体に対する平行方向の移動も併せて制限されることになる。その結果、互いに直交する二方向への移動が制限された装飾部は、確実に装身具本体に装着されることになる。
さらに、保持部のデザインや位置を変更することにより、異なったデザインの装身具を作成することが可能になる。
本考案に係る装身具は、「装身具本体と、宝石又は貴金属を素材として形成され、前記装身具本体に装着される装飾部と、前記装飾部と当接する前記装身具本体の略同一線上に沿って穿設された一対の本体側孔部と、一方の前記本体側孔部の開口部に対向する前記装飾部の表面から、他方の前記本体側孔部の開口部に対向する前記装飾部の表面まで貫通された装飾貫通孔部と、互いに対向する前記本体側孔部および前記装飾貫通孔部によって形成された孔空間に挿通可能な略棒状の棒軸と、前記本体側孔部および前記装飾貫通孔部に前記棒軸を挿通し、前記装身具本体に装着される前記装飾部の装着状態を固定する固定手段とを具備する」ことを、上述の課題を解決するための特徴とする。
ここで、装身具、装身具本体、および装飾部の詳細については既に述べたものが適用可能であるため、詳細な説明は省略するものとする。
したがって、本考案の装身具によれば、装身具本体に穿設された一対の本体側孔部、および装飾部に穿設された装飾貫通孔部によって、装飾部が装身具本体に装着されると、装飾部を筒抜けた一本の細長形状の孔空間が形成される。そして、係る孔空間の本体側孔部及び装飾貫通孔部の互いに対向する開口部に棒軸を挿通し、係る状態を保持することにより、上述した本体側孔部及び装飾側孔部からなる構成によって奏せられる装身具と同様の作用を得ることができるようになる。なお、孔空間に挿通される棒軸は、孔空間のそれぞれの開口部近傍に一本ずつ設けるものであっても、装飾貫通孔部を貫通して挿通される一本の細長形状、すなわち、形成される孔空間と略同一の長さを有する棒軸であっても構わない。また、装飾部に対して装飾貫通孔部を設けることにより、装飾部への穿設作業を一度で行うことが可能となり、本考案の装身具の加工工数を軽減させることも可能となる。
また、上記装身具を「前記孔空間の一部をなす装飾側孔空間に収容物が収容される」ものとしてもよい。
ここで、装飾側孔空間とは、本体側孔部と、装飾側孔部または装飾貫通孔のいずれか一方と形成される孔空間において、装飾部の内部に設けられた空間を示すものである。また、係る装飾側孔空間に収容される収容物は、特に限定されないが、装身具の使用者が常に身に付けていたいと願うようなものであり、例えば、子供や孫等の乳歯の一部を削った欠片等を例示することができる。
したがって、本考案の装身具によれば、装飾部が装身具本体に安定して装着された装身具の内部に、使用者が収容することを望む物品を収容物として収容し、さらに装身具として常に身に付けた状態にすることが可能となる。なお、装飾部が金や銀等の貴金属である場合、収容された収容物を視認することはない。一方、宝石等の有色透明或いは無色透明の素材から形成された装飾部を有する装身具では、内部の収容物を使用者は視認することができる。これにより、それぞれの想いに応じて収容物を視認可能、或いは視認不可能の状態を選択することが可能となる。さらに、装飾部を宝石で形成した場合、宝石は長年にわたって形状等が維持されるため、装身具の使用者は装飾部に収容される収容物を装身具と共に長年にわたって身に付けることが可能になる。
上述のように、本考案の装身具によれば、宝石等の装飾部は、従来のように一部を固定するための爪や台座に覆われることなく装飾部本来の美しさを提示することができる。また、装身具の使用者の希望に応じて、装飾部の内部に収容物を収容することにより、装身具の使用者が収容物をいつでも身に付けることが可能である装身具を提供することができる。
以下、本考案の第一実施形態である装身具1について、図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は第一実施形態の装身具1の構成を示す説明図であり、図2は装身具1の構成を示す正面図であり、図3は装身具1の構成を示す側面図であり、図4は装身具1の構成を示す図2におけるA−A断面図であり、図5は装身具1の構成を示す図3におけるB−B断面図であり、図6は装身具1の構成を示す分解斜視図である。
第一実施形態の装身具1は、図1乃至図6に示すように、プラチナを素材として形成された第一装身具本体6、および金を素材として形成され、第一装身具本体6の底部を塞栓するために、第一装身具本体6と分離可能に設けられた第二装身具本体7から構成される雫型の装身具本体2と、金を素材として形成され、装身具本体2に内包して装着される洋ナシ型の装飾部3と、第一装身具本体6の装飾部3に当接する箇所に穿設された本体側孔部2aと、第二装身具本体7の装飾部3に当接する箇所に穿設された本体側孔部2bと、装飾部3の表面の本体側孔部2a,2bにそれぞれ対向する箇所に穿設された装飾側孔部3a,3bと、対向する本体側孔部2aおよび装飾側孔部3aによって形成される孔空間12aに挿通される棒軸5aと、対向する本体側孔部2bおよび装飾側孔部3bによって形成される孔空間12bに挿通される棒軸5bと、装身具本体2の略上端部に設けられた環孔部9と、環孔部9に通され、使用者が首から吊下げて使用するための鎖部10とから主に構成されている。ここで、第一実施形態の装身具1は、ネックレスの態様のものを例示して、説明を行うものとする。なお、説明を簡略化するために、図4乃至図6に示す本体側孔部2a,2bおよび装飾側孔部3a,3b、そして棒軸5a、5bは、実際の寸法よりも若干大きく表示している。また、第二装身具本体7が本考案における固定手段に相当する。
ここで、装身具本体2についてさらに詳しく説明する。装身具本体2は、雫を立体的に模して形成されており、正面略中央部には装飾部3を内包して装着するために、装飾部3の外周形状と略同形状の内側面を備える洋ナシ型の貫通孔部8が形成されている(図4参照)。そして、上述のように装身具本体2は本体側孔部2aを備える第一装身具本体6および本体側孔部2bを備える第二装身具本体7から構成されている。
次に、装飾部3を装身具本体2に装着する手順について図4乃至図6に基づいて説明する。まず、第一装身具本体6に穿設された本体側孔部2aと、装飾部3に穿設された装飾側孔部3aによって形成される孔空間12aに棒軸5aを挿通させた状態で装飾部3を第一装身具本体6に装着する。このとき、貫通孔8が装飾部3の外周形状に合わせて形成されているため、装着の際に貫通孔8と装飾部3との間に隙間が形成されることがなく、両者は密着した状態となる。次に、第二装身具本体7に穿設された本体側孔部2bと装飾部3に穿設された装飾側孔部3bによって形成される孔空間12bに棒軸5bを挿通させた状態で第二装身具本体7を装飾部3に装着する。そして、第一装身具本体6の底部11を装飾部3と第二装身具本体7に当接するように曲成させる。このとき、底部11の一部は、第二装身具本体7の外周形状に合致するように窪んで形成されているため、曲成させることで第二装身具本体7を一対の底部11で挟み込み、確実に保持することができる。これにより、装身具本体2に装着される装飾部3の装着状態が固定されることになる。
上述したように、装飾部3を装身具本体2に装着すると、本体側孔部2aと装飾側孔部3a、および本体側孔部2bと装飾側孔部3bの開口部が対向し、孔空間12aおよび12bがそれぞれ形成される。そして、係る孔空間12aに棒軸5aを挿通させ、孔空間12bに棒軸5bを挿通させた状態で装着状態を固定することにより、装飾部3の装身具本体2に対しての移動を確実に制限することができる。
なお、軸棒5a,5bを孔空間12a,12bに挿通させる際に、軸棒5a,5bの軸表面或いは孔空間12a,12bの内孔面に接着剤を塗布すると、装身具本体2に装着される装飾部3の装着状態をより強固なものとすることができる。
さらに、棒軸5a,5bは装身具本体2および装飾部3の内部に挿通されているため、装身具1の外観から認識されることはない。したがって、装身具1の外観を損なうことなく装飾部3を装身具本体2に確実に装着することができる。
続いて、本考案の第二実施形態の装身具51について図7および図8に基づいて説明する。ここで、図7は第二実施形態の装身具51の構成を示す断面図であり、図8は第二実施形態の装身具51の構成を模式的に示す説明図である。
装身具51は、第一実施形態の装身具1と同様の雫型を呈する装身具本体52と、装身具本体52に内包されて装着される装飾部53とから主に構成されている。そして、装飾部53は、第一実施形態の装飾部3と同様に金を素材として洋ナシ型に形成されており、装飾部53の底部には装飾側孔部53aを備えている。なお、第二実施形態の装身具51は、第一実施形態の装身具1と同様のネックレスの態様をなすものであり、説明を簡略化するため、外観形状等についての図示を省略している。
ここで、装身具本体52についてさらに詳しく説明する。装身具本体52は、図7に示すように、第一装身具本体56および第二装身具本体57によって構成されている。第二装身具本体57は、第一実施形態の第二装身具本体7と同一のものであり、本体側孔部52aが穿設されている。一方、第一装身具本体56は、装身具本体52に設けられる貫通孔58の内側面のうち、装飾部53の上部周辺56aを図7に示す矢印方向に切り起こすことにより保持部60が設けられている。
さらに、第二実施形態の装身具51において、装飾部53を装身具本体52に装着する手順について説明する。第一装身具本体56に設けられた保持部60の中央部61に装飾部53の上部が当接するように設置し、保持部60を装飾部53の外周形状に沿わせて変形させる。そして、第一実施形態の装身具1と同様に、第二装身具本体57に穿設された本体側孔部52aと装飾部53に穿設された装飾側孔部53aによって形成される孔空間に棒軸55を挿通させた状態で第二装身具本体57を装飾部53に装着する。次に、第一装身具本体56を装飾部53と第二装身具本体57に当接するように曲成させる。このとき、装飾部53の一部が保持部60に包み込まれ、保持されるため、装飾部の装身具本体に対する直交方向への移動が制限される。加えて、第二装身具本体57が底部より装飾部53を固定することにより、装飾部の装身具本体に対する平行方向への移動が制限される。したがって、装身具本体52に装着される装飾部53の装着状態が固定されることになる。
これにより、第二実施形態の装身具51は、第一実施形態の装身具1と同様の効果を奏することができる。
さらに、切り起こした保持部60を加工することにより、図8に示すような植物の葉の形に形成された保持部を設けることができる。これにより、装飾部53が植物の果実の形状を呈するデザインの装身具を作成することができる。
続いて、本考案の第三実施形態である装身具21について図9に基づいて説明する。ここで、図9は第三実施形態である装身具21の構成を示す断面図である。
装身具21は、図9に示すように、第一実施形態の装身具1と同様の雫型を呈する装身具本体22と、装身具本体22に内包されて装着される装飾部23とから主に構成されている。そして、装飾部23は、第一実施形態の装飾部3と同様に金を素材として洋ナシ型に形成されており、装飾側孔部23a,23bを備えている。なお、第三実施形態の装身具21は、第一実施形態の装身具1と同様のネックレスの態様をなすものであり、説明を簡略化するため、外観形状等についての図示を省略している。
ここで、装身具本体22についてさらに詳しく説明する。装身具本体22は、図9に示すように、第一装身具本体26および第二装身具本体27によって構成されている。第一装身具本体26は、第一実施形態の第一装身具本体6と同一のものであり、本体側孔部22aが穿設されている。一方、第二装身具本体27は、装飾側孔部23bの一部に嵌合する嵌合部27aを有し、断面凸形状を呈している。ここで、第二装身具本体27は、装飾部23と同じ金で形成されている。なお、嵌合部27aが嵌合するのは装飾側孔部23bの開口部付近であり、装飾側孔部23b全体に嵌合することはない。これにより、装飾側孔部23bには孔空間29が形成される。
さらに、第三実施形態の装身具21において、収容物30を収容する手順について図9に基づいて説明する。第一装身具本体26に穿設される本体側孔部22aと、装飾部23に穿設された装飾側孔部23aによって形成される孔空間24に棒軸25aを挿通させた状態で装飾部23を第一装身具本体26に装着する。そして装飾側孔部23bの空間に収容物30を収容し、装飾側孔部23bの開口部から第三装身具本体27を嵌合する。これにより装飾側孔部23bが閉塞される。そして最後に、第一装身具本体26の底部を装飾部23と第三装身具本体27に当接するように曲成させる。これにより、装身具本体22に装着される装飾部23の装着状態が固定されることになる。
これにより、第一実施形態の装身具1の効果に加え、第三実施形態の装身具21は、装身具の使用者が身に付けて持ち歩きたいと思うもの等を収容物30として装飾部23の内部の孔空間24に収容することができる。したがって、装身具21の使用者は収容物30を常に身近に感じることができる。
さらに、本考案の第四実施形態である装身具31について図10に基づいて説明する。図10は第四実施形態である装身具31の構成を示す断面図である。
装身具本体32は、図10に示すように第一実施形態の装身具本体2と同一のものであり、本体側孔部32aを備える第一装身具本体36と、本体側孔部32bを備える第二装身具本体37から構成されている。そして、装飾部33は、第一実施形態の装飾部3と同様に金を素材として洋ナシ型に形成されている。ここで、装飾部33は、第一装身具本体36に穿設される本体側孔部32aの開口部に対向する箇所から、第二装身具本体37に穿設される本体側孔部32bの開口部に対向する箇所まで貫通された装飾貫通孔部40が穿設されている。そして本体側孔部32aと装飾貫通孔部40の一部に挿通する棒軸35aと、本体側孔部32bと装飾貫通孔部40の一部に挿通する棒軸35bは、装飾貫通孔部40の内部に完全に挿入するのを防ぐために、棒軸部の長手方向中間部にフランジを備えている。
これより、装飾部33に穿設される装飾貫通孔部40には、棒軸35a,35bが挿通された場合にも細長い孔空間が形成されるため、細長い収容物(図示しない)を収容することができる。また、装飾貫通孔部40に収容物を収容しない場合には、本体側孔部32a,32bおよび装飾貫通孔部40によって形成される孔空間に、装飾貫通孔部40を貫通する棒軸を一本挿通させることにより装身具本体32に装飾部33を装着できるため、棒軸を二本準備し、装飾部の表面の二箇所に穿設を行うという手間および時間を省略することが可能になる。
上述したように、本考案について好適な実施形態を挙げて説明したが、本考案はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良および設計の変更が可能である。
すなわち、第一乃至第四実施形態において、装身具としてネックレスの態様のものを示したが、これに限定されるものではなく、指輪、イヤリング、ブローチ、キーホルダー等を装身具とするものであっても構わない。
また、装身具本体2,22,32は、プラチナを素材として形成するものを示したが、素材はこれに限定されるものではなく、シルバー、パラジウム等を利用してもよい。さらに、装飾部3,23,33は、金を素材として形成されるものを示したが、素材はこれに限定されるものでなく、イエローゴールド、ピンクゴールド、およびグリーンゴールド等の種々の色彩の金を利用することが可能である。さらに、貴金属に限定されず、ダイヤモンド、エメラルド、およびルビー等の種々の宝石を利用することも可能である。これにより、装身具の使用者の嗜好、および予算に応じた装身具を作成することが可能となる。
また、保持部60は、第一装身具本体56から切り起こして設けたものを示したが、これに限定されるものではなく、保持部を別個の部品とし、装飾部を装身具本体に装着する際に装身具本体に固定するものや、第一装身具本体に予め保持部を形成したものであっても構わない。
また、装飾側孔空間24、または装飾貫通孔34に収容される収容物は一つに限らず、複数であってもよい。また、収容物を収容した状態で装飾側孔空間24、または装飾貫通孔34にシリコーン樹脂等を充填してもよい。これにより、収容物はシリコーン樹脂等に内包され、装身具21,31に衝撃が加わった場合でも、装飾側孔空間24、または装飾貫通孔34に衝突するのを防止できるため、収容物を破損するおそれがなくなる。
また、装飾部を装身具本体に装着する手段は、第一乃至第四実施形態で示した手段に限定されるものではない。例えば、上下二つの部分に分離できる装身具本体を用いて、装身具本体の下部に装飾部を装着させ、装飾部の上方から上部の装身具本体を被せるように装着させ、上下の装身具本体を固定することにより、装飾部を装身具本体に挟み込むように装着することができる。これにより、幅広いデザインの装身具を作成することが可能になる。
第一実施形態の装身具の構成を示す斜視図である。 装身具の構成を示す正面図である。 装身具の構成を示す側面図である。 装身具の構成を示す図2におけるA−A断面図である。 装身具の構成を示す図3におけるB−B断面図である。 装身具の構成を示す分解斜視図である。 第二実施形態の装身具の構成を示す断面図である。 装身具の構成を模式的に示す説明図である。 第三実施形態の装身具の構成を示す断面図である。 第四実施形態の装身具の構成を示す断面図である。
符号の説明
1,21,31,51 装身具
2,22,32,52 装身具本体
3,23,33,53 装飾部
2a,2b,22a,22b,32a,32b,52a 本体側孔部
3a,3b,23a,23b,53a 装飾側孔部
5a,5b,25a,55a 棒軸(固定手段)
6,26,36,56 第一装身具本体
7,27,37,57 第二装身具本体(固定手段)
24 装飾側孔空間
30 収容物
34 装飾貫通孔
40 装飾貫通孔部
60 保持部

Claims (4)

  1. 装身具本体と、
    宝石又は貴金属を素材として形成され、前記装身具本体に装着される装飾部と、
    前記装飾部と当接する前記装身具本体に穿設された本体側孔部と、
    前記本体側孔部の開口部に対向する前記装飾部の表面に穿設された装飾側孔部と、
    互いに対向する前記本体側孔部および前記装飾側孔部によって形成された孔空間に挿通可能な略棒状の棒軸と、
    前記本体側孔部および前記装飾側孔部に前記棒軸を挿通し、前記装身具本体に装着される前記装飾部の装着状態を固定する固定手段と
    を具備することを特徴とする装身具。
  2. 前記装身具本体に装着された前記装飾部の一端近傍の少なくとも一部を包み込んで保持する保持部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の装身具。
  3. 装身具本体と、
    宝石又は貴金属を素材として形成され、前記装身具本体に装着される装飾部と、
    前記装飾部と当接する前記装身具本体の略同一線上に沿って穿設された一対の本体側孔部と、
    一方の前記本体側孔部の開口部に対向する前記装飾部の表面から、他方の前記本体側孔部の開口部に対向する前記装飾部の表面まで貫通された装飾貫通孔部と、
    互いに対向する前記本体側孔部および前記装飾貫通孔部によって形成された孔空間に挿通可能な略棒状の棒軸と、
    前記本体側孔部および前記装飾貫通孔部に前記棒軸を挿通し、前記装身具本体に装着される前記装飾部の装着状態を固定する固定手段と
    を具備することを特徴とする装身具。
  4. 前記孔空間の一部をなす装飾側孔空間に収容物が収容されることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の装身具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101446593B1 (ko) * 2014-04-29 2014-10-07 (주)덕신사 내장된 장식용 보석이 유동되는 목걸이용 메달

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