JP4319240B1 - 鏡面装身具 - Google Patents

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JP4319240B1
JP4319240B1 JP2008109530A JP2008109530A JP4319240B1 JP 4319240 B1 JP4319240 B1 JP 4319240B1 JP 2008109530 A JP2008109530 A JP 2008109530A JP 2008109530 A JP2008109530 A JP 2008109530A JP 4319240 B1 JP4319240 B1 JP 4319240B1
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栄信 金
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有限会社 アトリエ美巧
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Abstract

【課題】中空の装飾部にカット宝石を揺動可能に取り付け、かつ装飾部の底体の内面を鏡面状に形成して、宝石本来の輝きを発揮する装身具を提供すること及び異なる色合いの飾体を挿入して種々の色彩を楽しむこと。
【解決手段】装身具本体に底体18と蓋体16より形成される中空の装飾部12を設け、底体18の内面を鏡面状に形成し、蓋体16に窓部26を開口すると共にカット宝石15を揺動可能に取り付ける、さらに異なる色合いの飾体を装飾部に挿入する。
【選択図】図2

Description

本発明は、装身具本体における装飾部を中空に形成すると共にカット宝石を揺動可能に取
り付け、かつ装飾部の底体の内面を鏡面状に形成した装身具に関する。
装飾部に宝石を取り付ける装身具は、宝石をより輝かせることで装身具の魅力を強く発揮
できるため、例えば、図6に示すように、基材に設けた立上り枠の所定位置に飾体を設け
、この飾体を基材に対して一定の空間を持たせた位置に配設し、当該飾体に多方面からの
入射光や反射光を照射するようにしたことを特徴とするピアス等の装身具が開発されてい
る(特願平8−21901)。
ここで、装身具120は、基材121の表面を鏡面状にして自然光の反射を飾体124(
ここでは宝石を意味している。)の下面124aから入射させたり飾体124に上方から
入射した屈折光を下方の空間125から放射させたり、或いは基材121の表面を梨地状
など粗地面にして空間125より入射した光を乱反射させようとするものである。
しかし、このような装身具120は、固定された飾体124を通過して、基材121によ
り反射した光を単に視認させるものに過ぎず、飾体124により生じる光は単調な透過光
である。したがって、反射した光によって飾体124の明度が増すことはあっても、飾体
124が宝石本来の輝き(ブリリアンシー)を発揮するという技術的効果を発揮すること
はできなかった。
本発明は、ダイアモンド等のカット宝石を装飾部に取り付けた指輪等の装身具において、
カット宝石を揺動可能に取り付け、かつ装飾部の底体の内面を鏡面状に形成して、宝石本
来の輝き(ブリリアンシー)を発揮する装身具を提供することを目的とする。また、装飾
部に異なる色合いの飾体を挿入して、窓部を通じて種々の色彩からなる輝き(ブリリアン
シー)を楽しむことができる装身具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載された発明は、蓋体と底体により形成される中空の装飾部を設けた装身具本体において、前記蓋体に開口部を形成すると共に当該開口部とほぼ同一形状でややサイズを縮小した台座を複数の輪環により取り付けて隙間からなる窓部を形成し、かつ前記輪環のうち上方の輪環及び当該輪環に連結される輪環を介してカット宝石を固定した石座を前記蓋体の裏面に揺動可能に吊り下げ、さらには前記底体の内面を鏡面状に形成して、前記カット宝石が揺動すると輝きを発し、当該輝きは底体で反射されて前記窓部を通して外部に放出される装身具であることを特徴とする。また、請求項2に記載された発明は、蓋体と底体により形成される中空の装飾部を設けた装身具本体において、前記蓋体に開口部を形成すると共に当該開口部にカット宝石を固定した石座を複数の輪環により揺動可能に取り付けると共に前記蓋体の周部には窓部を開口し、さらには前記底体の内面を鏡面状に形成して、前記石座が揺動すると前記カット宝石が輝きを発し、当該輝きは底体で反射されて前記窓部を通して外部に放出される装身具であることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1から2に記載の装身具において、前記装飾部に、前記カット宝石と異なる色合いの飾体を回動自在に挿入したことを特徴とする。また、請求項4に記載された発明は、請求項2に記載の装身具の装身具において、前記蓋体の裏面には、前記カット宝石と異なる色合いの飾体を固定したことを特徴とする。なお、本発明においては、なお、本発明においては、前記装身具が、ペンダント、指輪、ピアス、イアリング、ブローチ、ネックレス、ブレスレットからなる一群の装身具のうちいずれかであることが好ましい。
請求項1に記載された発明によれば、蓋体に吊り下げられたカット宝石が、装身具を着用する者の動きを微妙に反映した台座が揺動し、揺動したカット宝石より発せられる光を反射し、さらにその光は窓部を通じて放出されるため、装身具は宝石本来の輝き(ブリリアンシー)を発揮することができる。請求項2に記載された発明によれば、蓋体の開口部に複数の輪環により連結された台座に固定されたカット宝石は、微妙に揺動することができるので、装身具がきらめくような輝き(ブリリアンシー)を発揮することができる。
請求項3又は請求項4に記載された発明によれば、装飾部に回動可能に挿入された飾体の
色合いが鏡面体で反射され、宝石の輝き(ブリリアンシー)と飾体の異なる色合いの輝き
(ブリリアンシー)が重なり、装身具が万華鏡のような美しさを発揮することができる。
以下、本発明に係る装身具の好ましい実施例を図面により詳細に説明する。図1において、(a)は第1ペンダントの蓋体の裏面を示す平面図、(b)は第1ペンダントの底体の
内面を示す平面図である。また、図2において、(a)は第1ペンダントを示す斜視図、
(b)はその断面と入射光の道筋を示す説明図である。
第1ペンダント10における第1ペンダント本体11は、装飾部12と吊下げ部14から
構成される。
第1ペンダント本体11は、例えば、金、プラチナ、銀等の貴金属を素材とするものであ
るが、これに限定されることなく、合成樹脂等を使用することもできる。また、カット宝
石15は、例えば、大きくカットされたダイアモンド、合成ダイアモンド、模造ダイアモ
ンド等の無色透明宝石であるが、これに限定されることなく、例えば、ルビー等の有色透
明石を使用することもできる。
装飾部12は、例えば、蓋体16と底体18に分離することができ、その場合にはいずれ
も平面円形状、断面カップ形状の板状部材となり、双方を重ね合わせて中空の装飾部12
を形成することができる。ここで、装飾部12の全体形状に特に限定はなく、例えば、平
面多角形状でも、平面ハート形状でも差し支えないのはもちろんである。
蓋体16の中央には、外部から光を取り込み、かつ底体18により反射された光を視認す
るため、例えば、幾何学的模様のような装飾的形状からなる開口部20が形成され、それ
とほぼ同一形状でややサイズを縮小し、中央に開口部20を形成した台座22が、所定の
箇所に設けられた複数の輪環24を介して蓋体16に取り付けられている。
このような台座22は、蓋体16に対しわずかに揺動可能となり、また、蓋体16と台座
22の間には幾何学的模様の隙間である窓部26が形成される。
また、蓋体16と台座22を連結する輪環24のうち上方の輪環24aには、環状体にカ
ット宝石15を下部より挿入して着座させ、短く立ち上がる複数本の爪部28bを折り曲
げてカット宝石15を固定した石座28が、輪環24b及び輪環28aを介して揺動可能
に連結されている。なお、石座28の形状やカット宝石15の石座28への固定方法に特
に限定はなく、いわゆる覆輪留めやレール留めによることもできる。また、石座28と台
座22の連結方法にも特に限定はなく、要は台座22にカット宝石15を揺動可能に取り
付けるものであれば良い。
一方、底体18の内面18aは研磨されて鏡面状に形成され、開口部20や窓部26より
カット宝石15に入射する光が、カット宝石15が揺れることで、輝き(ブリリアンシー
)を生じながら光を出射し、さらにその光を反射することができる。ここで、内面18a
は梨地状のように粗地面状として乱反射をさせるようにしても良く、この場合には異なっ
た光沢を生じることができる。なお、内面18aは曲面状に形成されているが、平面や凹
凸面であっても差し支えなく、反射面の形態によって、各種の反射機能が得られる。
さらに、底体18の頂部には、よりサイズが大きく太径となる輪環状の吊下部14が取り
付けられ、ネックレスチェーン29等を側部方向から挿入することができる。
第1ペンダント10を完成するには、カット宝石15を固定した石座28を蓋体16の裏
面に連結した後、蓋体16と底体18を組み合わせ、例えば、ロー付け等の手段で双方を
固着して中空の装飾部12を形成し、さらに底体18又は蓋体16に吊下部14を同様の
手段で取り付ければ良いが、もちろんロストワックスキャスティング等の方法で一体的に
成型しても良い。
このような第1ペンダント10は、ネックレスチェーン29を首から下げることで身に付
けることができ、身に付けた状態においては装飾部12の内部で台座28がいわゆる宙吊
り状態となる。したがって、身体が動くとその動きを微妙に反映してカット宝石15が揺
動し、開口部20及び窓部26よりカット宝石15に入射した光は、輝き(ブリリアンシ
ー)を生じながら出射し、底体18の内面18aで反射され、蓋体16の窓部26を通し
て外部に放出される。すなわち、多くの輝き(ブリリアンシー)を生じた反射光が装飾体
12を見る者には視認され、第1ペンダント10は強く輝き、装身具としての魅力を発揮
することができる。
図3において、(a)は第1指輪の第1蓋体を示す平面図、(b)はその側面図である。
また、図4は第1指輪と入射光の道筋を示す説明図である。
第1指輪30における第1指輪本体31は、装飾部32とリング部34から構成される。
第1指輪本体31は、例えば、金、プラチナ、銀等の貴金属を素材とするものであるが、
これに限定されることなく、合成樹脂等を使用することもできる。また、カット宝石35
は、例えば、小さくカットされたダイアモンド、合成ダイアモンド、模造ダイアモンド等
の無色透明宝石であるが、これに限定されることなく、例えば、ルビー等の有色透明石を
使用することもできる。
装飾部32は、例えば、第1蓋体36と底体38に分離することができ、その場合にはい
ずれも平面円形状、断面カップ形状の板状部材であり、双方を重ね合わせて中空の装飾部
32を形成することができる。ここで、装飾部32の全体形状には特に限定はなく、例え
ば、平面多角形状でも、平面ハート形状でも差し支えないのはもちろんである。
第1蓋体36の中央には、外部から光を取り込み、かつ底体により反射された光を視認す
るため、例えば、大柄な花弁模様のような装飾的形状が開口され、小ぶりな花弁模様のよ
うな装飾的形状からなる台座42が、両端の2箇所に設けられた輪環36a及び輪環42
aを介して取り付けられている。
このような台座42は、第1蓋体36に対し左右方向で揺動可能となり、また、第1蓋体
36と台座42の間には隙間からなる窓部46が形成される。
また、台座42における複数の所定箇所には、穴部が開口され(図示せず。)、この穴部
にカット宝石35を載置した後、その周囲を寄せるように押しつぶす方法、いわゆる彫留
めでカット宝石35を固定している。なお、カット宝石35の台座42への固定方法に特
に限定はなく、爪留めやレール留めによることもできるのはもちろんである。また、台座
42と第1蓋体36の連結方法にも特に限定はなく、要は第1蓋体36に台座42が揺動
可能に取り付けられば良い。
一方、底体38の内面(図示せず。)、第1ペンダント10と同様に研磨されて鏡面状と
なり、外部から揺れる宝石35に入射し、輝き(ブリリアンシー)を生じながら出射した
光を反射することができる。ここで、内面を梨地状のように粗地面状とすることによって
乱反射をさせるようにしても良く、この場合には異なった光沢を生じることができる。な
お、内面は曲面状に形成されているが、平面や凹凸面であっても差し支えなく、反射面の
形態によっては、各種の反射機能が得られる。
リング部34は、通常の指輪の腕部に該当するもので、上方の一部が欠けた輪状であって
、その断面形状は長方形で、いわゆる平打ち指輪と呼ばれるようなものである。ここで、
リング部34の断面形状にもちろん限定はなく、円形状、半円形状等、他の形状を採用す
ることもできる。
第1指輪30を完成するには、カット宝石35を固定した台座42を第1蓋体36に連結
した後、第1蓋体36と底体38を組み合わせ、例えば、ロー付け等の手段で双方を固着
して中空の装飾部32を形成し、さらに装飾部32の下方にリング部34を同様の手段で
取り付ければ良いが、もちろんロストワックスキャスティング等の方法で一体的に成型し
ても良い。
このような第1指輪30は、リング部34に手指を通して身に付けることができ、その状
態において装飾部32の台座42は揺動可能となる。したがって、身体が動くとその動き
を微妙に反映して台座42が揺動し、上方よりカット宝石35に入射した外光は、輝き(
ブリリアンシー)を生じながら出射し、底体38の内面で反射され、窓部46を通して外
部に放される。また、窓部46より入射した光も底体38の内面で反射され、同様にカッ
ト宝石35に入射し、輝き(ブリリアンシー)を生じながら窓部46より放出する。この
第1指輪30には、見る者に輝き(ブリリアンシー)を生じた多くの反射光が視認される
ため、第1指輪30は装身具としての美しさを発揮することができる。
なお、図5は、第1指輪の第2蓋体を示す側面図である。
第2蓋体76は、第1蓋体36と略同様に装飾的形状が開口され、さらに同様の装飾的形
状で小ぶりな台座82が、両端の2箇所に設けられた輪環76a及び輪環82aを介して
取り付けられている。
このような台座82は、第2蓋体76と揺動可能となり、第2蓋体76との間には隙間か
らなる窓部86が形成される点は、第1蓋体36と同様である。
しかし、第1蓋体36と異なり、台座82の表面には、特にカット宝石15を固定する必
要はなく、例えば、装飾的模様の彫刻82aを施せば、装身具としての美しさを保つこと
ができる。
そして、第2蓋体76においては、裏面の略中央に半輪環87が突設され、さらに半輪環
87には吊下環88を連結し、第1ペンダント10に使用したと同様の石座28によりカ
ット宝石15を固定し、石座28に吊下環88を固着することで、カット宝石15が吊下
げられている。
第1指輪30に第2蓋体76を取り付けても、第1蓋体36と略同様の効果を発揮するこ
とができる。すなわち、身体が動くと台座82が揺動し、窓部86より入射した外光は、
カット宝石15において輝き(ブリリアンシー)を生じながら出射し、底体38の内面で
反射され、窓部86を通して外部に放出される。よって、第1指輪30は装身具としての
美しさを発揮することができる。
図5において、(a)は第2ペンダントの第1蓋体を示す平面図、(b)は第2ペンダン
トの装飾部の断面図、(c)は第2ペンダントと入射光の道筋を示す説明図である。
第2ペンダント50における第2ペンダント本体51は、装飾部52と吊下部54から構
成される。
第2ペンダント本体51は、例えば、金、プラチナ、銀等の貴金属を素材とするものであ
るが、これに限定されることなく、合成樹脂等を使用することもできる。また、第1カッ
ト宝石55は、例えば、大きくカットされたダイアモンド、合成ダイアモンド、模造ダイ
アモンド等の無色透明宝石であるが、これに限定されることなく、例えば、ルビー等の有
色透明石を使用することもできる。
装飾部52は、例えば、第1蓋体56と底体58に分離することができ、その場合にはい
ずれも平面円形状、断面カップ形状の板状部材となり、双方を重ね合わせて中空体を形成
することができる。ここで、装飾部52の形状に特に限定はなく、例えば、平面多角形状
でも、平面ハート形状でも差し支えないのはもちろんである。
第1蓋体56の中央には、例えば、円形状に開口され、また、環状体に第1カット宝石5
5を下部より挿入して着座させ、短く立ち上がる複数本の爪部68bを折り曲げて第1カ
ット宝石55を固定した石座68が複数の輪環68aにより、開口部分に揺動可能に連結
されている。なお、開口部及び石座68の形状や第1カット宝石55の石座68への固定
方法に特に限定はなく、いわゆる覆輪留めやレール留めによることもできる。また、石座
68と第1蓋体56の連結方法にも特に限定はなく、要は、第1蓋体56に第1カット宝
石55が揺動可能に取り付けられるようなものであれば良い。
このような石座68は、第1蓋体56に対しわずかに揺動可能となる。
第1蓋体56の周部には、外光を取り込み、かつ底体の内面58aにより反射された光を
放出するために、例えば、8つのハート形状からなる窓部66が開口されている。なお、
窓部66の形状や数にも特に限定がなく、円形やその他の形状でも差し支えなく、また2
つの窓部66でも、より多数の窓部66を開口しても差し支えない。
一方、底体58の内面58aは研磨されて鏡面が形成され、外部より第1カット宝石55
に入射した光及び窓部66より取り込まれた光が、第1カット宝石55が揺れて輝き(ブ
リリアンシー)を生じた出射光を反射することができる。ここで、内面58aは梨地状の
ように粗地面状として乱反射をさせるようにしても良く、この場合には異なった光沢を生
じることができる。なお、内面58aは曲面状に形成されているが、平面や凹凸面であっ
ても差し支えなく、反射面の形態によって、各種の反射機能が得られる。
さらに、第2ペンダント50においては、中空の装飾部52内に、飾体として、例えば、
第2カット宝石70が回動自在に挿入される。第2カット宝石70は、第2ペンダント5
0を身に付けると自由に動き回り、窓部66から入射した光を取り込んで、種々の輝き(
ブリリアンシー)を生ずる。
なお、第2カット宝石70の素材は、例えば、大きくカットされたルビー等の有色透明石
であるが、これに限定されることなくミラーボール、ビーズ等を使用することもできる。
なお、第1カット宝石55と第2カット宝石70は色合いが異なることが好ましい。
さらに、底体58の頂部には、前後方向で楕円状に湾曲する太線からなる吊下部54が取
り付けられる。
第2ペンダント50を完成するには、第1カット宝石55を固定した石座68を第1蓋体
56の開口部に連結し、第2カット宝石70を内部に挿入した後、第1蓋体56と底体5
8を組み合わせ、例えば、ロー付け等の手段で双方を固着して中空の装飾部52を形成し
、さらに底体に吊下部54を同様の手段で取り付ければ良いが、もちろんロストワックス
キャスティング等の方法で一体的に成型しても良い。
このような第2ペンダント50は、吊下部54にネックレスチェーン69等を通して身に
付けることができ、身に付けた状態においては石座68が揺動可能となる。したがって、
身体が動くとその動きを微妙に反映して第1カット宝石55は揺動し、外部より入射した
光は、輝き(ブリリアンシー)を生じながら出射し、底体58の内面58aで反射され、
窓部66を通して放出される。
さらに第2ペンダント50においては、窓部66を通じて装飾部52に入り込んだ光が第
2カット宝石70にも入射し、第2カット宝石70は回動するので、様々の反射光を生ず
ることができる。特に、第1カット宝石55と第2カット宝石70の色合いが異なる場合
には、複数の色合いによる反射光を生じ、第2ペンダント50はあたかも万華鏡のように
強く輝き、装身具としての美しさを発揮することができる。
なお、図7は、第2ペンダントの第2蓋体を示す側面図である。
第2蓋体96は、第1蓋体36と略同様に装飾的形状が開口され、さらに同様の装飾的形
状で小ぶりな台座102が、両端の2箇所に設けられた輪環96a及び輪環102aを介
して取り付けられている。
このような台座102は、第2蓋体96と揺動可能となり、第2蓋体96との間には隙間
からなる窓部106を形成する点は、第1蓋体36と同様である。
また、台座102における複数の所定箇所には、穴部が開口され(図示せず。)、この穴
部に第1指輪30で使用したと同様なカット宝石35を、例えば、彫留めにより同様に固
定している。ここで、カット宝石35の台座102への固定方法に特に限定はなく、また
、台座102と第2蓋体96の連結方法にも特に限定はない。
さらに、第2蓋体96においては、第1ペンダント10で使用されたと同様なカット宝石
15が、やはり同様な石座108により固定されて、石座108を固着することで、飾体
として台座102の裏面略中央に取り付けられる。
ここで、カット宝石35とカット宝石15の素材には限定はないが、カット宝石35とカ
ット宝石15は色合いが異なることが好ましい。
第2ペンダント50に第2蓋体96を使用した場合の効果は、第1蓋体56を使用した場
合と略同様で、カット宝石35とカット宝石15の色合いが異なることで、複数の色合い
による反射光を生じ、第2ペンダント50はあたかも万華鏡のように強く輝き、装身具と
しての美しさを発揮することができる。
以上、前記の実施例では本発明が有利に適用される場合として、カット宝石を蓋体と底体
から形成される装飾部に取り付ける方法を説明したが、少なくても中空の装飾部であれば
カット宝石の輝きを反射する鏡面をいずれかに形成することが可能であるから、必ずしも
装飾部が蓋体と底体に分離できることは必要ない。また、カット宝石をその他、本発明の
技術的効果を奏するブローチ等の装身具に取り付ける、異なるカット形状の宝石や小粒の
第1カット宝石、第2カット宝石、第3カット宝石等、より多数の宝石を蓋体に吊り下げ
る等、デザインだけの違いであれば、本発明の範疇に含まれるのは当然である。
(a)は第1ペンダントの蓋体の裏面を示す平面図、(b)は第1ペンダントの底体の内面を示す平面図である。 (a)は第1ペンダントを示す斜視図、(b)はその断面と入射光の道筋を示す説明図である。 (a)は第1指輪の第1蓋体を示す平面図、(b)はその側面図である。 第1指輪と入射光の道筋を示す説明図である。 第1指輪の第2蓋体を示す側面図である。 (a)は第2ペンダントの第1蓋体を示す平面図、(b)は第2ペンダントの装飾部の断面図、(c)は第2ペンダントと入射光の道筋を示す説明図である。 第2ペンダントの第2蓋体を示す側面図である。 従来の鏡面装身具を示す斜視図である。
10 第1ペンダント
11 第1ペンダント本体
12 装飾部
12 装飾体
14 吊下げ部
15 カット宝石
16 蓋体
18 底体
18a 内面

20 開口部
22 台座
24 輪環
24a 輪環
24b 輪環
26 窓部
28 石座
28a 輪環
28b 爪部
29 ネックレスチェーン

30 第1指輪
31 第1指輪本体
32 装飾部
34 リング部
35 カット宝石
36 第1蓋体
36a 輪環
38 底体

42 台座
42a 輪環
46 窓部

50 第2ペンダント
51 第2ペンダント本体
52 装飾部
54 吊下部
55 第1カット宝石
56 第1蓋体
58 底体
58a 内面

66 窓部
68 石座
68a 輪環
68b 爪部
69 ネックレスチェーン

70 第2カット宝石
76 第2蓋体
76a 輪環

82 台座
82a 輪環
82a 彫刻
86 窓部
87 半輪環
88 吊下環

96 第2蓋体
96a 輪環

102 台座
102a 輪環
106 窓部
108 石座

120 装身具
121 基材
124 飾体
124a 下面
125 空間

Claims (5)

  1. 蓋体と底体により形成される中空の装飾部を設けた装身具本体において、前記蓋体に開口部を形成すると共に当該開口部とほぼ同一形状でややサイズを縮小した台座を複数の輪環により取り付けて隙間からなる窓部を形成し、かつ前記輪環のうち上方の輪環及び当該輪環に連結される輪環を介してカット宝石を固定した石座を前記蓋体の裏面に揺動可能に吊り下げ、さらには前記底体の内面を鏡面状に形成して、前記カット宝石が揺動すると輝きを発し、当該輝きは底体で反射されて前記窓部を通して外部に放出されることを特徴とする装身具。
  2. 蓋体と底体により形成される中空の装飾部を設けた装身具本体において、前記蓋体に開口部を形成すると共に当該開口部にカット宝石を固定した石座を複数の輪環により揺動可能に取り付けると共に前記蓋体の周部には窓部を開口し、前記石座が揺動すると前記カット宝石が輝きを発し、当該輝きは底体で反射されて前記窓部を通して外部に放出されることを特徴とする装身具。
  3. 前記装飾部に、前記カット宝石と異なる色合いの飾体を回動自在に挿入したことを特徴と
    する請求項1から2に記載の装身具。
  4. 前記蓋体の裏面には、前記カット宝石と異なる色合いの飾体を固定したことを特徴とする請求項2に記載の装身具。
  5. 前記装身具が、ペンダント、指輪、ピアス、イアリング、ブローチ、ネックレス、ブレス
    レットからなる一群の装身具のうちいずれかであることを特徴とする請求項1から4に記
    載の装身具。
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