JP3856809B2 - 宝石を備えたつけ爪及び宝石の取付構造、宝石を備えたつけ爪の製造方法 - Google Patents
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また、特許文献2,3及び4には、合成樹脂等の基材に宝石より小さな穴を穿け、その穴の開口部近傍の内側に周方向に沿う溝部を穿設して係止用縁部を形成し、宝石の外周縁(ガードル)を前記係止用縁部に圧入することで取り付ける宝石の取付方法が開示されている。
更に、特許文献5には、保持具の穴中に宝石類を押し入れることも穴から押し出すこともいずれも同等に容易にできる宝石類の保持具が開示されている。
まず、特許文献1に開示されたものには、宝石が凹部に収容された状態で固定されていないので、宝石に入る光の方向が定まらないという課題がある。宝石が輝くためには光の入る方向が重要であり、宝石自体も所定の側から光が入ったときに石内で反射して輝くようカットされている。従って、このように固定されていない場合では宝石は輝かず美しく見えない。
更には、凹部には上部にカバーが設けてあり宝石が直接見えないので、見た目の高級感にも欠ける。
仮に、係止用縁部が加工できたとしても、例えば、基材を落としてしまうと係止用縁部を形成する部分が割れてしまって宝石が外れるおそれがある。
本発明は上記知見に基づき完成されたものである。
第1の発明にあっては、
宝石を備えたつけ爪であって、
宝石と、
当該宝石を取り付ける、湾曲した板状の基材と、
を備えており、
上記宝石は、固化した状態で透光性を有する接着剤によって上記基材に接着されており、宝石が固定された基材の上面には所要の厚みを有する厚み調整層が設けてあり、厚み調整層は、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう宝石の周りを覆って設けてある、
宝石を備えたつけ爪である。
宝石を備えたつけ爪であって、
宝石と、
当該宝石を嵌める取着凹部または貫通した取着穴が形成してある、湾曲した板状の基材と、
を備えており、
上記取着凹部または取着穴には、固化した状態で透光性を有する接着剤によって宝石が接着されており、宝石が固定された基材の上面には所要の厚みを有する厚み調整層が設けてあり、厚み調整層は、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう宝石の周りを覆って設けてある、
宝石を備えたつけ爪である。
厚み調整層の上面に化粧層が設けてある、
第1または第2の発明に係る宝石を備えたつけ爪である。
生爪の表面に宝石を取り付ける宝石の取付構造であって、
宝石と、
生爪の表面に塗って設けられる厚み調整層と、
を備えており、
上記宝石は、固化した状態の厚み調整層に取着凹部を形成し、固化した状態で透光性を有する接着剤を取着凹部に注入して、接着剤の固化前に取着凹部に宝石を上方から嵌めて接着してあり、厚み調整層の取着凹部は、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう形成してある、
宝石の取付構造である。
厚み調整層の上面に化粧層が設けてある、
第4の発明に係る宝石の取付構造である。
宝石を備えたつけ爪の製造方法であって、
基材に、固化した状態で透光性を有する接着剤によって宝石を接着し、宝石が固定された基材の上面に所要の厚みを有する厚み調整層を、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう宝石の周りを覆って設ける、
宝石を備えたつけ爪の製造方法である。
宝石を備えたつけ爪の製造方法であって、
基材に、宝石を嵌める取着凹部または貫通した取着穴を形成し、取着凹部または取着穴に、固化した状態で透光性を有する接着剤を注入して、宝石を当該接着剤によって取着凹部または取着穴に接着し、宝石が固定された基材の上面に所要の厚みを有する厚み調整層を、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう宝石の周りを覆って設ける、
宝石を備えたつけ爪の製造方法である。
固化した状態で透光性を有する接着剤によって宝石を基材または厚み調整層に接着したものは、設けた状態で宝石内が暗く色あせたようにはならず、金属製の台座に設けたものと同じような輝きを放つ。この理由は定かでないが、おそらく宝石の上部側から入った光が下部側から石外にも出て接着剤を透光し、生爪等の表面によって光が反射して、再び接着剤を透光して石内に入ることによりできたのではないかと思われる。
(a)固化した状態で透光性を有する接着剤によって、宝石を基材または厚み調整層に接着したものは、設けた状態で宝石内が暗く色あせたようにはならず、金属製の台座に設けたものと同じような輝きを放つ。従って、例えば、この宝石の取付構造を生爪やつけ爪に設けた場合では、つめに対して今までにない高い装飾効果を奏することができ、例えば結婚式においてドレス等と共に新婦をより華やかに演出することができる。
図1は厚み調整層を備えないつけ爪のダイヤモンドの取付構造を示す拡大断面図である。
接着剤3は基材1の下面からはみ出さず、固化した状態でこの下面と略面一になるようにしてある。
つけ爪N1は、生爪の表面に接着剤等により接着して使用される。つけ爪N1は、ダイヤモンド2を基材1の取着孔10に嵌めて接着剤3で固定する取付構造を有している。
図3はつけ爪におけるダイヤモンドの取付構造を示す拡大断面図である。
なお、図2及び図3において、上記図1で示したものと同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、以下の説明において構造について上記で示した箇所と重複する説明は、必要な事項を除き省略する。
つけ爪N2の作用を説明する。
なお、上記したつけ爪N1と共通する構成により生じる同様の作用、効果については説明を省略し、相違する点についてのみ説明する。
つけ爪N2は、既存のつけ爪を構成する基材1aを利用し、これに厚み調整層5を設けた構造であるので、既につけ爪を作っているところであれば、新たな資材や設備等を用意することなく簡単に製造できる。
なお、図4において、上記図1ないし図3で示したものと同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、以下の説明において構造について上記で示した箇所と重複する説明は、必要な事項を除き省略する。
なお、ダイヤモンドの取付構造K1は、上記したつけ爪N1,N2と略同等の作用を備えるので説明は省略する。
K1 ダイヤモンドの取付構造
1,1a 基材
10、10a 取着孔
2 ダイヤモンド
20 パビリオン
21 ガードル
22 クラウン
23 キューレット
3 接着剤
4 樹脂
5,5a 厚み調整層
50a 取着凹部
6 化粧層
7 生爪
Claims (7)
- 宝石を備えたつけ爪であって、
宝石と、
当該宝石を取り付ける、湾曲した板状の基材と、
を備えており、
上記宝石は、固化した状態で透光性を有する接着剤によって上記基材に接着されており、宝石が固定された基材の上面には所要の厚みを有する厚み調整層が設けてあり、厚み調整層は、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう宝石の周りを覆って設けてある、
宝石を備えたつけ爪。 - 宝石を備えたつけ爪であって、
宝石と、
当該宝石を嵌める取着凹部または貫通した取着穴が形成してある、湾曲した板状の基材と、
を備えており、
上記取着凹部または取着穴には、固化した状態で透光性を有する接着剤によって宝石が接着されており、宝石が固定された基材の上面には所要の厚みを有する厚み調整層が設けてあり、厚み調整層は、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう宝石の周りを覆って設けてある、
宝石を備えたつけ爪。 - 厚み調整層の上面に化粧層が設けてある、
請求項1または2記載の宝石を備えたつけ爪。 - 生爪の表面に宝石を取り付ける宝石の取付構造であって、
宝石と、
生爪の表面に塗って設けられる厚み調整層と、
を備えており、
上記宝石は、固化した状態の厚み調整層に取着凹部を形成し、固化した状態で透光性を有する接着剤を取着凹部に注入して、接着剤の固化前に取着凹部に宝石を上方から嵌めて接着してあり、厚み調整層の取着凹部は、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう形成してある、
宝石の取付構造。 - 厚み調整層の上面に化粧層が設けてある、
請求項4記載の宝石の取付構造。 - 宝石を備えたつけ爪の製造方法であって、
基材に、固化した状態で透光性を有する接着剤によって宝石を接着し、宝石が固定された基材の上面に所要の厚みを有する厚み調整層を、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう宝石の周りを覆って設ける、
宝石を備えたつけ爪の製造方法。 - 宝石を備えたつけ爪の製造方法であって、
基材に、宝石を嵌める取着凹部または貫通した取着穴を形成し、取着凹部または取着穴に、固化した状態で透光性を有する接着剤を注入して、宝石を当該接着剤によって取着凹部または取着穴に接着し、宝石が固定された基材の上面に所要の厚みを有する厚み調整層を、宝石のパビリオンが露出しないよう、もしくはクラウンまたはガードルを含む上部側が上面から出た状態になるよう宝石の周りを覆って設ける、
宝石を備えたつけ爪の製造方法。
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