JP2000093216A - 指輪用装飾カバー - Google Patents

指輪用装飾カバー

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JP2000093216A
JP2000093216A JP10309572A JP30957298A JP2000093216A JP 2000093216 A JP2000093216 A JP 2000093216A JP 10309572 A JP10309572 A JP 10309572A JP 30957298 A JP30957298 A JP 30957298A JP 2000093216 A JP2000093216 A JP 2000093216A
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JP
Japan
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ring
main body
jewel
cover main
cover
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JP10309572A
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English (en)
Inventor
Shusaku Tamura
田村周作
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TOKUYOSHI KK
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TOKUYOSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】宝石を固定した指輪全体のデザインを変化させ
ることができ、かつ身に付けているうちにもずれが生じ
ない、装身具として見栄えの良い指輪用装飾カバーを提
供することである 【解決手段】弾性素材により形成され、全体を略リング
状に形成したカバー本体の上方に宝石窓部を有した中空
の冠状部を設け、前記カバー本体は下方で開口されると
共に、該開口の両側中央がそれぞれ切り欠かれて指輪挿
入溝を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ダイアモンドなど
の宝石を固定した指輸に使用され、指輪のデザインを変
化させることができる指輪用装飾具に関するものであ
る。
【0002】
【徒来の技術】従来より、指輪には、慶事や弔問の際の
礼服着用時の装身具という役割と、ファッシヨン性に富
み、身を豪華に飾るという身飾品としての役割とが存在
する。例えば、婚約指輪として最も一般的に購入されて
いるダイアモンド立て爪指輪は、ダイアモンドを複数本
の爪部により中央に固定した指輪であり、一方では非常
にシンプルなデザインであるから、身を豪華に飾るため
の装飾性には乏しい。又、他の目的のため、高価なダイ
アモンドの指輪を別途購入するのは容易ではない。そこ
で、立て爪指輪に装飾性を持たせるための種々の装飾具
が開発されている。
【0003】例えば、図1に示すように、一対の半円形
部材の一端を蝶番で開閉自在に連結し、立て爪を有する
リングを該立て爪部分で取り巻くよう、半円形部材の他
端を突き合わせてリング状に係止するとともに、上記リ
ングの上部に、半円形部材の底面に取着した弾性パッキ
ングが当接するようにしたことを特徴とする指輪の装飾
具が開示されている(実開昭61−88525)。
【0004】逆に、弔問の際に使用される代表的な装身
具としては、真珠の指輪があるが、デザイン的な装飾が
施されているものが多い。
【0005】したがって、図4に示すように、中心部に
真珠が固定され、その周辺部に装飾部が設けられた指輪
と;中心部に前記指輪の真珠が貫通する穴を有し、この
穴の周辺部に前記装飾部を覆う黒色の覆い部が設けら
れ、前記指輪に組み合わされる覆体と;を備えてなる慶
弔両用指輪が開示されている(実開昭60−13070
8)。かかる慶弔両用指輪は、黒色の覆体を組み合わせ
ることで真珠の指輪上方に形成された装飾部を隠すこと
ができ、弔問の際にも使用できるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1に
示した指輪の装飾具(実開昭61−88525)は、開
閉する一対の半円形部材が立て爪指輪の立て爪部分を取
り巻くことで、ダイアモンド立て爪指輪に装飾部を付与
するわけであるから、立て爪部分自体や指輪腕部のデザ
インが変換されない。すなわち、最近のデザイン傾向で
もあり、ダイアモンドを立て爪以外の方法で固定する指
輪、すなわち覆輪留め指輪などのようなファッシヨン性
に富んだ指輪へと変換させることはできず、実際に指輪
の全体デザインから奏される雰囲気は変わらないという
問題点があった。又、半円形部材の取り付けには、弾性
パッキングや着脱ネジの部品が別途必要とされ、取り付
け作業に手間がかかるなどの問題点も有していた。
【0007】一方、図2に示した慶弔両用指輪(実開昭
60−130708)は、覆体の中心部に形成された穴
に真珠を貫通させ、覆体と真珠指輪を単に並列して指に
装着するものであり、双方が密着しているわけではな
い。よって、身に付けているうちには、双方のずれによ
る隙間が生じ、装身具としての見栄えが悪くなり、装着
感も劣るという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、宝石を固定した指輪の全
体デザインを変化させることができるので、例えば立て
爪指輪を覆輪留め指輪へと変換するなど全く異なる雰囲
気の指輪とすることができる指輪用装飾カバーを提供す
ることである。また、本発明の目的は、指輪用装飾カバ
ーに密着性を持たせることで、身に付けているうちにも
ずれが生じない、装身具として見栄えの良い指輪用装飾
カバーを提供することである。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】上記目的を達成するた
め本発明に係る指輪用装飾カバーは、全体を略リング状
に形成したカバー本体の上方に宝石窓部を有した中空の
冠状部を設け、前記カバー本体は下方で開口されると共
に、該開口の両側中央がそれぞれ切り欠かれて指輪挿入
溝を形成していることを特徴とするものである。
【0010】かかる指輪用装飾カバーによれば、宝石を
固定した指輪を指輪挿入溝よりスライドすることで、カ
バー本体に収納できる。装着されたカバー本体は、指輪
全体のデザインをカバーするので、全く異なる素材、色
調による指輪として使用できる。又、宝石が宝石窓部よ
り露呈して、例えばダイアモンド立て爪指輪がダイアモ
ンド覆輪留め指輪に見えるため、よりファッシヨン性に
富んだ指輪へと変換できる。高価なダイアモンドの指輪
を目的に合わせて別途購入する必要がなく、経済的価値
も大きい。又、メレーダイアモンドなどの小粒ダイアモ
ンドをカバー本体にあしらうことで、より豪華な覆輪留
め指輪に変換することができる。
【0011】また、本発明においては、前記カバー本体
における内側面には帯状の係止凹部を設け、前記冠状部
の上端付近には全体をドーナツ状に形成した係止円板を
取り付けると共に、該係止円板の開口部内周縁には複数
の係止溝部を形成したことを特徴とする。すなわち、ダ
イアモンドなど宝石を爪止めした指輪が挿入されると、
その腕部は係止凹部に、また爪部は係止溝部と嵌合し
て、カバー本体に確実に収納され、装着中のずれが生じ
ない。
【0012】更に、本発明においては、前記カバー本体
は弾性素材により形成されているものであることを特徴
とする。よって、弾力を有するカバー本体が密着するこ
とで、確実に指輪を収納できるばかりか、装身具として
の装着感も優れたものとなる。
【0013】加えて、本発明は、全体を略リング状に形
成したカバー本体の上方に宝石窓部を有した中空の冠状
部を設け、前記カバー本体は下方で開口されると共に、
該開口の両側中央がそれぞれ切り欠かれて指輪挿入溝を
形成している指輪用装飾カバーと、前記冠状部に着脱自
在の球体からなる宝石部材とを備えた宝飾品であること
を特徴とする。かかる場合には、カバー本体の冠状部に
ファセットカット宝石やラウンドシェイプ宝石からなる
宝石部材を挿入して、宝石窓部より露呈させることで宝
石指輪としても使用することができる。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明に係る指輪用装飾カバ
ーについて、図面を使用して説明する。図7は、本発明
に係る指輪用装飾カバーの一実施例を示す斜視図であ
り、図8は平面図、図9は底面図である。
【0015】本実例の指輪用装飾カバー20におけるカ
バー本体21は、全体が略リング状をなし、腕部外側面
では、なだらかな半円状の断面を形成している。上方に
は円筒型の冠状部22が設けられ、いわゆる覆輪止め指
輪の外観を呈するものである。なお、カバー本体21の
表面には、メレーダイアモンドを埋め込む、あるいは異
なる素材のパーツ板を接着するなどの装飾を付しても良
い。
【0016】カバー本体21における内側面には、冠状
部を除く全周に亘って、帯状の係止凹部21aが形成さ
れている。指輪が収納されると、その腕部と係止凹部2
1がと嵌合し、カバー本体21は確実に指輪をカバーす
ることができる。なお、係止凹部21aの断面形状は、
挿入される指輪の腕部形状に応じて、略半円状、略コの
字状や略台形状などの断面をそれぞれ形成する。
【0017】カバー本体21の上方には、宝石窓部23
を有した中空の冠状部22が設けられている。冠状部2
2は、指輪の宝石部分が挿入できる所定の寸法、形状か
らなるもので、又、その上端よりやや低い位置には、全
体をドーナツ状に形成した係止円板25が取り付けら
れ、更に、係止円板25の開口部内周縁には複数の係止
溝部26が形成されている。ここで、宝石が爪止めされ
た指輪をカバー本体21に挿入する場合には、宝石部分
は宝石窓部23より露呈し、爪部は係止溝部26と嵌合
する。かかる状態で、上方からカバー本体21を観察す
ると、覆輪留め宝石指輪に見える。なお、係止溝部26
は、係止円板25を介さずに、幅厚の冠状部22の内側
面に直接形成することもできる。また、冠状部22の形
状は、本実例において示されている円筒形に限定される
ものではなく、ハートシェイプやペアーシェイプ、マー
キースシェイプなどの宝石が爪止めされた指輪をカバー
する装飾カバーにあっては、それぞれ略ハート筒型、略
ペアーシェイプ筒型、略マーキースシェイプ筒型などを
適宜形成する。
【0018】カバー本体22は、下方で開口され、その
両側中央がそれぞれ切り欠かれて、指輪挿入溝30が形
成されている。開口部28からは、指輪の宝石部分が、
切り欠き部29からは、指輪の腕部がそれぞれスライド
して挿入される。指輪挿入溝30をかかる形状とするこ
とで、指輪を一定角度で安定して挿入することができ、
又、収納後の指輪をより広い面積でカバーすることがで
きる。ここで、切り欠き部分29の長手方向における寸
法は、挿入される指輪の腕部直径における寸法よりもや
や狭めにすることが望ましい、かかる場合には、指輪挿
入時にカバー本体21がその弾性で若干拡げられ、収納
後は収縮して密着するので、指輪がカバー本体21より
容易に外れないからである。なお、指輪挿入溝30は、
本実例に示されるようにカバー本体21の下部中央を分
断する形状のみならず、例えば幅広に形成した下部中央
に挿入口を設ける形状によっても良い。
【0019】上記指輪用装飾カバー20は、例えば、金
合金、プラチナ合金、シルバー合金などの貴金属あるい
はプラスチックなどの樹脂を主として弾性素材により形
成される。加工方法としては、原型を経てキャスト一体
成型されるか、あるいはカバー本体、冠状部などをそれ
ぞれ製作して、各部品を溶接組立加工等する方法によっ
ても良い。なお、製品の仕上げにあたっては、必要に応
じて表面処理加工、熱処理加工等が施される。
【0020】以上のような構造を有する本実施の形態の
指輪用装飾カバーは、次のように作用する。すなわち、
図11及び図12に示されるように、ダイアモンド立て
爪指輪41などを指輪挿入溝30よりスライドしてカバ
ー本体21に挿入すると、その押し込みと同時に、カバ
ー本体21は指輪41の腕部42の寸法に応じて若干拡
げられる。さらに指輪41を上方に押し込むと、冠状部
22に挿入されたダイアモンド45が宝石窓部23より
露呈し、また爪部45は係止溝部26と嵌合する。ここ
で、カバー本体21は本来の形状に戻ろうとするから、
指輪の腕部42と係止凹部21aも嵌合して、カバー本
体21は指輪41に密着し、確実に収納する。かかる状
態のカバー本体21には人指を挿通することができ、そ
のまま宝石指輪として使用できる。ここで、カバー本体
21を上方から観察した場合には、図13に示されるよ
うに、ダイアモンド45の上部カット面であるテーブル
面全体とクラウン面の内側が宝石窓部23より露呈し、
ダイアモンド覆輪留め指輪に見える、また指輪の腕部4
2はその大部分がカバーされ、指輪全体のデザインが変
換される。
【0021】又、図14に示されるように、カバー本体
21の冠状部23に、例えば所定の寸法からなるダイア
モンドやルビー、サファイア、エメラルドなどのファセ
ットカット宝石60、サンゴや真珠などのラウンドシェ
イプ宝石63、あるいはオパール、ひすいなどのカボシ
ョンカット宝石65を宝石部材として挿入し、宝石窓部
23より露呈させることにより宝石指輪として使用する
こともできる。カバー本体21の装着中には、冠状部2
3の底面は挿通された人指の腹で閉鎖され、かつ、宝石
部材を下方より押圧するので、宝石部材が離脱すること
はない。更に、例えば、弾性パッキングなどを冠状部2
3に挿入して、宝石部材をサンドイッチすることによ
り、より確実に収納することができる。弾性パッキング
は、円板状にカットした弾性素材によるものか、あるい
はファセットカット宝石60使用するものは、略中央に
穴を形成した円板状の弾性素材とする。
【0022】以上本発明を図示した実施例により説明し
たが、それを持って本発明を前記実施例に限定するもの
ではなく、本発明の精神を逸脱せずして種々改変を加え
て多種多様の変形をなし得ることは云うまでもない。
又、本発明に係る指輪用装飾カバーによりカバーされる
指輪は、上記されたダイアモンド立て爪指輪に限られる
ものではなく、ルビー、サファイア、エメラルド、その
他の貴石、真珠などの半貴石を固定した指輪、あるいは
宝石を固定しない全ての指輪が可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、宝石を固定した指輪の
全体をカバーすることができ、例えばダイアモンド立て
爪指輪をダイアモンド覆輪留め指輪にするなど全く異な
るデザインの指輪に変換させることができる。また、装
着中にカバー本体と指輪との間にずれによる隙間が生じ
ぜず、装着感も優れ、装身具としても見栄えの良い指輪
用装飾カバーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図1は、従来技術に係る指輪の装飾具の取り付け状態を
示す側面図、図2は、装飾具の斜視図、図3は、弾性パ
ッキングを示す斜視図。図4は、真珠指輪を示す斜視
図、図5は、従来技術に係る他の指輪の装飾具を示す斜
視図、図6はその取り付け状態を示す平面図。図7は、
本発明に係る指輪用装飾カバーの一実施例を示す斜視
図、図8は、その平面図、図9は、その底面図。図10
は、ダイアモンド立て爪指輪を示す斜視図、図11は、
本発明に係る指輪用カバーにダイアモンド立て爪指輪を
挿入する状態を示す断面図、図12は、その収納状態を
示す断面図、図13は、その斜視図。図14(a)は、
ファセットカット宝石からなる宝石部材を示す斜視図、
図14(b)は、ラウンドシェイプ宝石からなる宝石部
材を示す斜視図、図14(c)は、カボションカット宝
石からなる宝石部材を示す斜視図、図14(d)は、指
輪用装飾カバーに宝石部材を挿入した状態を示す斜視
図。 1 ダイアモンド立て爪指輪 3 爪部 4 腕部 5 装飾具 6 半円形部材 7 係止部 8 着脱ネジ 9 弾性パッキング 11 真珠指輪 12 真珠 13 腕部 14 装飾部 15 覆体 16 覆い部 17 貫通穴 20 指輪用装飾カバー 21 カバー本体 21a 係止凹部 22 冠状部 23 宝石窓部 25 係止円板 26 係止溝部 28 開口 29 切り欠き部 30 指輪挿入溝 41 ダイアモンド立て爪指輪 42 腕部 43 爪部 45 ダイアモンド 60 ファセットカット宝石 63 ラウンドシェイプ宝石 65 カボションカット宝石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体を略リング状に形成したカバー本体の
    上方に宝石窓部を有した中空の冠状部を設け、前記カバ
    ー本体は下方で開口されると共に、該開口の両側中央が
    それぞれ切り欠かれて指輪挿入溝を形成していることを
    特徴とする指輪用装飾カバー。
  2. 【請求項2】前記カバー本体における内側面には帯状の
    係止凹部を設け、前記冠状部の上端付近には全体をドー
    ナツ状に形成した係止円板を取り付けると共に、該係止
    円板の開口部内周縁には複数の係止溝部を形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載された指輪用装飾カバー。
  3. 【請求項3】前記カバー本体は弾性素材により形成され
    ているものであることを特徴とする請求項1乃至2に記
    載された指輪用装飾カバー。
  4. 【請求項4】全体を略リング状に形成したカバー本体の
    上方に宝石窓部を有した中空の冠状部を設け、前記カバ
    ー本体は下方で開口されると共に、該開口の両側中央が
    それぞれ切り欠かれて指輪挿入溝を形成している指輪用
    装飾カバーと、前記冠状部に着脱自在の球体からなる宝
    石部材とを備えたことを特徴とする宝飾品。
JP10309572A 1998-09-14 1998-09-14 指輪用装飾カバー Pending JP2000093216A (ja)

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