JP3209063U - 耳装飾具 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般的なピアスと同等の外観を持たせ、おしゃれで、かつ、軽量で装着感のよい耳装飾具を提供する。【解決手段】装身具用鎖20を備えた、耳たぶに装着される弾性撓み変形容易な耳装飾具1であって、互いに空隙を置いて対向する一対の耳たぶ挟持部11、12と、一対の耳たぶ挟持部を連結して延設された環状部13とを有し、一対の耳たぶ挟持部は少なくとも一方に棒状突出部14を備え、棒状突出部の先端が装身具用鎖の端環201に嵌め込まれている。【選択図】図1

Description

本考案は、耳たぶに装着する耳装飾具に関する。
耳装飾具は、一般にピアスのように耳たぶに孔を開けて通すタイプのものと、金具で耳たぶを挟んで保持するイヤリングタイプのものが広く用いられている。ピアスは、デザインのバリエーションも多く、イヤリングと比較して構造が単純であるという利点を有する一方、耳にピアス穴を開ける必要があり、ピアス穴を常に清潔な状態に保持する必要があり、細菌感染、炎症等のトラブルの要因にもなりうる。また、金属アレルギーの人や、ピアスを開ける勇気がない、校則で禁止されている、開けた後の処理が面倒くさい、などの理由でピアスホールを開けていない人にとっては、ピアスのデザインのバリエーションの恩恵を受けることができないという問題がある。
他方、金具で耳たぶを挟むタイプのイヤリングは、耳たぶに孔を開ける必要がなく、誰でも手軽に使用できる利点があるが、装着時に螺子の締め付け等が必要であり、装着作業が非常に煩わしいという不具合を有していた。このような不具合を解決するために、図6に示すような耳装飾具3が流通している。図6に示すとおり、耳装飾具3は、半透明の合成樹脂からなり、互いに空隙39を置いて対向する一対の耳たぶ挟持部31、32と、一対の耳たぶ挟持部31、32を連結して延設されたリング部33とを有し、耳たぶ挟持部31、32には、それぞれ棒状突出部34、35が設けられている。棒状突出部34の突端に球状の鎖留め部340を備え、鎖留め部340の下端にフック341があって鎖300を吊り下げることができる構造となっている。図7に示すように、耳装飾具3を耳たぶに装着すると、棒状突出部34、35が耳たぶを貫通しているかのように、一般的なピアスと同等の外観を持たせることを目的としている。
しかしながら、上述の耳装飾具3のような構造では、一般的なピアスと同等の外観を持たせることには無理がある。そこで、本考案の解決する課題は、一般的なピアスと同等の外観を持たせ、おしゃれで、かつ、軽量で装着感のよい耳装飾具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係る耳装飾具は、装身具用鎖を備えた、耳たぶに装着される弾性撓み変形容易な耳装飾具であって、互いに空隙を置いて対向する一対の耳たぶ挟持部と、該一対の耳たぶ挟持部を連結して延設された環状部とを有し、一対の耳たぶ挟持部は少なくとも一方に棒状突出部を備え、該棒状突出部の先端が装身具用鎖の端環に嵌め込まれていることを特徴とする。
なお、棒状突出部の先端と装身具用鎖の端環とは接着剤で接着されてもよいし、かしめて固定されてもよい。
本考案に係る耳装着具は、一般的なピアスと同等の外観を持たせ、おしゃれで、かつ、軽量で装着感に優れている。
また、耳たぶ挟持部、リング部、棒状突出部を合成樹脂で形成すれば、装着者が金属アレルギーを持つ場合であっても、アレルギー反応が発生しないため、安全性が高い。
本考案に係る耳装飾具の正面図である。 本考案に係る耳装飾具の変形例を示す図である。 本考案に係る耳装飾具の棒状突出部の先端が装身具用鎖の端環に嵌め込まれ接着された状態を示す拡大図である。 本考案に係る耳装飾具を使用者が耳たぶに装着する様子を示す図である。 本考案に係る耳装飾具を使用者が装着した状態を示す図である。 従来の耳装飾具の正面図である。 従来の耳装飾具を使用者が装着した状態を示す図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。各図において、同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。また、図面は、本考案を理解するために誇張して表現している場合もあり、必ずしも縮尺どおり精緻に表したものではないことに留意されたい。なお、本考案は下記に示される実施例に限られるものではない。
実施例1を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本考案に係る耳装飾具の正面図である。図2は、本考案に係る耳装飾具の変形例を示す図である。図3は、本考案に係る耳装飾具の棒状突出部の先端が装身具用鎖の端環に嵌め込まれ接着された状態を示す拡大図である。図4は、本考案に係る耳装飾具を使用者が耳たぶに装着する様子を示す図である。図5は、本考案に係る耳装飾具を使用者が装着した状態を示す図である。
図1を参照する。図1に示すとおり、本考案に係る耳装飾具1は、装身具用鎖20を備えた、耳たぶに装着される弾性撓み変形容易な耳装飾具1であって、互いに空隙を置いて対向する一対の耳たぶ挟持部11、12と、該一対の耳たぶ挟持部11、12を連結して延設された環状部13とを有する。また、一対の耳たぶ挟持部11、12は棒状突出部14、15を備えている。なお、一対の耳たぶ挟持部11、12のうち、いずれかに棒状突出部を備えていればよい。
棒状突出部14の先端140が装身具用鎖20の端環201に嵌め込まれている。後述するように、棒状突出部14の先端140と装身具用鎖20の端環201とは接着剤Gで接着されてもよいし、かしめて固定されてもよい。
本実施例においては、環状部13は略1mmの透明な可撓性を有するシリコン樹脂の線材からなり、径寸法は略6mmに形成されている。また、耳たぶ狭持部11、12は棒状に形成され、それぞれ環状部13の径方向外方に向かって突出して配置され、基端側で環状部13が延設されている。さらに、棒状突出部14は一方の耳たぶ挟持部11の先端側で耳たぶ挟持部11に直交して配設されている。
図2を参照する。図2(a)は、本考案に係る耳装飾具1の変形例1A、図2(b)は、変形例1Bを示す図である。図2(a)に示すとおり、本考案に係る耳装飾具1Aは、耳装飾具1とほとんど構成が同じであるが、一対の耳たぶ挟持部11、12のうち、耳たぶ挟持部11に棒状突出部14、耳たぶ挟持部12に球状部16を備えているところが相違する。また、図2(b)に示すとおり、本考案に係る耳装飾具1Bは、耳装飾具1とほとんど構成が同じであるが、一対の耳たぶ挟持部11、12は棒状突出部14、15を備え、棒状突出部14の先端140が装身具用鎖20の端環201に、棒状突出部15の先端が装身具用鎖21の端環211に、それぞれ嵌め込まれているところが相違する。なお、装身具用鎖20、21の鎖の長さは適宜変えることができ、例えば両者を同じ長さとしてもよいし、一方の鎖を長く、他方の鎖を短く調整してもよい。
図3を参照する。図3に示すとおり、棒状突出部14の先端140は、接着剤G(斜線で示している)を介して、装身具用鎖20の端環201に嵌合して固定されている。接着剤Gを介して取り付けられているため、取り付け作業が容易であると同時に、接着剤Gによる接着力によって、装身具用鎖20が落下し難い。なお、接着剤Gは乾燥時に透明となるものであれば特に種類は問わないが、本実施例にあっては、レジン等の樹脂製の接着剤Gを使用している。また、棒状突出部14の先端140を装身具用鎖20の端環201に嵌合した後に、嵌合部分を金属治具でかしめて固定してもよい。
図4を参照する。図4に示すように、本実施例に係る耳装飾具1を耳に装着する場合は、環状部13を指で把持し、耳たぶ挟持部11、12間の空隙を拡開し、空隙に耳たぶELを挿入して、弾性撓み変形容易な耳たぶ挟持部11、12の付勢力によって耳たぶELを挟持する。なお、耳たぶ挟持部11、12を、耳たぶELの一番薄いところから差し込み、耳たぶELの下までスライドさせると耳装飾具1を耳にスムーズに装着することができる。
図5を参照する。図5に示すとおり、本実施例にあっては、耳たぶ挟持部11、12及び環状部が透明なシリコン樹脂から形成されていることから、装着時にこれらが見えにくいため、装身具用鎖20の先端と耳たぶが当接しているように視認されるため、ピアスと同様の外観を得ることができる。
本考案は、耳たぶに装着する耳装飾具に適用することが可能である。
1 1A 1B 耳装飾具
11 12 耳たぶ狭持部
13 環状部
14 15 棒状突出部
140 棒状突出部の先端
20 21 装身具用鎖
201 211 端環
G 接着剤
EL 耳たぶ

Claims (3)

  1. 装身具用鎖を備えた、耳たぶに装着される弾性撓み変形容易な耳装飾具であって、
    互いに空隙を置いて対向する一対の耳たぶ挟持部と、該一対の耳たぶ挟持部を連結して延設された環状部とを有し、
    前記一対の耳たぶ挟持部は少なくとも一方に棒状突出部を備え、該棒状突出部の先端が前記装身具用鎖の端環に嵌め込まれていることを特徴とする耳装飾具。
  2. 前記棒状突出部の先端と前記装身具用鎖の端環とは接着剤で接着されることを特徴とする請求項1に記載の耳装飾具。
  3. 前記棒状突出部の先端と前記装身具用鎖の端環とはかしめて固定されることを特徴とする請求項1に記載の耳装飾具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3162450U (ja) * 2010-06-22 2010-09-02 株式会社T.Yホールディングカンパニー 耳装飾具

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