JP3162450U - 耳装飾具 - Google Patents

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照文 山崎
照文 山崎
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株式会社T.Yホールディングカンパニー
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Abstract

【課題】切断作業が容易であると共に、低コストで製造が可能で、且つ洗浄が行い易く衛生的に管理可能な耳装飾具を提供する。【解決手段】耳たぶに装着される耳装飾具10は、互いに空隙を置いて対向する一対の耳たぶ把持部11と、上記一対の耳たぶ把持部11を連結して延設されたリング部13とを有し、上記一方の耳たぶ把持部には棒状突出部14が設けられていると共に、他方の耳たぶ把持部には平面円盤状の装着部16を有する装飾部材固定部15が設けられた構成とする。【選択図】図1

Description

本考案は、耳たぶに装着する耳装飾具に関する。
耳たぶに装着する耳装飾具としては、耳たぶに穴を開けて装着するピアス型装飾具と、螺子部材等で耳たぶを挟持して装着する所謂イヤリング型装飾具がある。
ピアス型装飾具は、デザインのバリエーションも多く、イヤリング型と比較して構造が単純であるという利点を有する一方、耳にピアス穴を開ける必要があり、上記ピアス穴を常に清潔な状態に保持する必要があり、細菌感染、炎症等のトラブルの要因となるという不具合を有していた。
また、イヤリング型装飾具の場合、装着時に螺子の締め付け等が必要であり、装着作業が非常に煩わしいという不具合を有していた。
上記不具合を解決するために、図3に示す形態の耳装飾具40が流通している。
図3に示すように、従来の耳装飾具40は、半透明の合成樹脂からなり、互いに空隙49を置いて対向する一対の耳たぶ把持部41、42と、上記一対の耳たぶ把持部41、42を連結して延設されたリング部43とを有し、上記耳たぶ把持部41、42には、それぞれ棒状突出部44、45が設けられている。
図3に示すように、上記耳装飾具40を耳に装着する場合には、リング部43を指で把持して、耳たぶ挟持部41、42を拡開し、耳たぶ46を上記耳たぶ狭持部41、42の空隙に挟み込むことによって、上記リング部43を耳たぶ46の所定位置に固定する。
また、宝石部材47を取り付ける場合は、鎖状部材48等によって上記棒状突出部42から吊り下げた形態で装着する。
図3に示すように、上記耳装飾具40にあっては、上記リング部43を耳たぶ46に装着した場合に、上記棒状突出部44、45が耳たぶ46を貫通しているように視認されるため、一般的なピアス型装飾具と同等の外観を持たせることができる。
また、一般的なイヤリング型装飾具のように、耳に装着するための螺子部材等が必要ないことから、構造が単純であり、且つ装着操作も容易である。
しかしながら、上記耳装飾具40にあっては、棒状突出部44、45に直接宝石部材を直接装着することができないため、図3に示すように、吊り下げ用の鎖状部材48等を介して宝石部材47を取り付ける必要がある。
従って、部品点数が多くなると共に、鎖状部材48の重みによって、長時間装着した場合に耳に痛みを生じやすく、上記鎖状部材48の重みによって上記リング部43が外れ易くなるという不具合を有していた。
また、鎖状部材48を介して宝石部材47を取り付ける形態に限定されることでデザインバリエーション少なくなるとうい別の不具合をも有していた。
本考案の解決する課題は、宝石部材を容易に装着することが可能であり、部品点数が少なく、軽量で装着感のよい耳装飾具を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案に係る耳装飾具は、耳たぶに装着される耳装飾具であって、互いに空隙を置いて対向する一対の耳たぶ把持部と、上記一対の耳たぶ把持部を連結して延設されたリング部とを有し、上記一方の耳たぶ把持部には棒状突出部が設けられていると共に、他方の耳たぶ把持部には平面円盤状の装着部を有する装飾部材固定部が設けられていることを特徴とする。
従って、上記装飾部材固定部に接着剤等を塗布し、耳装飾具に直接宝石部材を装着することができる。
また、請求項2の考案に係る耳装飾具は、上記装飾部材固定部は、載頭円錐台形状に形成され、上記装着部はすり鉢状に形成されていることを特徴とする。
従って、上記装飾部材固定部の装着部に接着剤等を塗布し、宝石部材を嵌合することによって強固に装着することができる。
また、請求項3の考案に係る耳装飾具は、上記耳たぶ狭持部、リング部、棒状突出部及び装飾部材固定部は合成樹脂から形成されていることを特徴とする。
従って、装着者が金属アレルギーを持つ場合であっても、アレルギー反応が発生しない。
また、請求項4の考案に係る耳装飾具は、上記合成樹脂はシリコン樹脂であることを特徴とする。
請求項1及び請求項2の考案にあっては、装飾部材固定部に装着部が設けられ、上記装着部に直接宝石部材を取り付けることができる。
従って、宝石部材を容易に装着することが可能であり、また、宝石部材を装着するために、別途鎖状部材等が必要無いことから、部品点数が少なく、軽量で且つ装着感の良い耳装飾具を提供することができる。
特に請求項2の考案にあっては、上記装飾部材固定部は、載頭円錐台形状に形成され、上記装着部はすり鉢状に形成されていることから、上記装飾部材固定部の装着部に接着剤等を塗布し、宝石部材を嵌合することによって、簡易、且つ強固に宝石部材を装着することができる。
請求項3の考案にあっては、上記耳たぶ狭持部、リング部、棒状突出部及び装飾部材固定部は合成樹脂から形成されていることから、装着者が金属アレルギーを持つ場合であっても、アレルギー反応が発生しないため、安全性が高く、また金属製と比較して極めて軽量であり装着感に優れている。
また、請求項4の考案にあっては、上記合成樹脂がシリコン樹脂であることから、耐久性、耐酸性に優れ、汗等の体液によって劣化することが無い。
本考案の一実施の形態を示し、実施例の形態における耳装飾具の全体正面図である。 本考案の一実施の形態を示し、実施例の形態における耳装飾具の装飾部材固定部に、宝石部材を装着した状態を示す正面図である。 従来の耳装飾具の全体正面図である。
以下図面を用いて本実施例の形態について説明する。
図1に示すように、本実施例に係る耳装飾具10は、互いに空隙18を置いて対向する一対の耳たぶ把持部11、12と、上記一対の耳たぶ把持部11、12を連結して延設されたリング部13とを有し、上記一方の耳たぶ把持部11には棒状突出部14が設けられていると共に、他方の耳たぶ把持部12には平面円盤状の装着部16を有する装飾部材固定部15が設けられている。
また、上記装飾部材固定部15は、載頭円錐台形状に形成され、上記装着部16はすり鉢状に形成されている。
また、上記リング部13、耳たぶ狭持部11、12、棒状突出部14及び装飾部材固定部15はそれぞれシリコン樹脂から形成されている。
本実施例の構成について以下添付図面を引用して詳述する。
図1は、本実施例に係る耳装飾具10の全体正面図を示している。
本実施例においては、リング部13は約1mmの透明な可撓性を有するシリコン樹脂の線材からなり、径寸法は約6mmに形成されている。
また、上記耳たぶ狭持部11、12は棒状に形成され、夫々上記リング部13の径方向外方に向かって突出して配置されると共に、基端部11a、12aにおいて、上記リング部13が延設されている。
また、上記棒状突出部14は上記一方の耳たぶ狭持部11の先端部11bにおいて上記耳たぶ狭持部11に直交して配設されている。
また、上記他方の耳たぶ狭持部12に配設された上記装飾部材固定部15の底部19の径寸法は約3mmに形成され、上記装飾部材固定部15の頂部20においてにおいて、上記他方の耳たぶ狭持部12の先端部12bに固定されている。
また、図2に示すように、宝石部材17は、上記装飾部材固定部15の装着部16の表面に塗布された樹脂製の接着剤21を介して、上記装着部16に嵌合して固定されている。
本実施例の作用について添付図面を用いて説明する。
図2に示すように、本実施例に係る耳装飾具10を耳に装着する場合は、リング部13を指等で把持し、上記耳たぶ狭持部11、12間の空隙18を拡開し、上記空隙18に耳たぶ22を挿入して、上記耳たぶ狭持部11、12が有する、上記空隙18を小さくする方向に作用する付勢力によって耳たぶ22を挟持する。
図2に示すように、本実施例にあっては、装飾部材固定部15は上記他方の耳たぶ狭持部12にも受けられると共に、夫々透明なシリコン樹脂から形成されていることから、装着時にリング部13等が見え難く、図中矢印Aの方向からは、宝石部材17と耳たぶ22が当接しているように視認されるため、ピアス型装飾具と同様の外観品質を得ることができる。
また、宝石部材17は接着剤21を介して取り付けられているため、取り付け作業が容易であると共に、接着剤21による接着力によって、宝石部材17が落下し難い。
なお、装飾部材固定部の装着部の径寸法、及び形状は、本実施例の形状に限定されるものではなく、装着する宝石部材の大きさ寸法、及び宝石の外形に合わせて変更した場合であっても、本実施例の同様の作用、効果を得ることができる。
また、接着剤は乾燥時に透明となるものであれば特に種類は問わないが、本実施例にあっては、樹脂製の接着剤を使用している。
本考案は、耳たぶに装着する耳装飾具に適用することが可能である。
10 耳装飾具
11 耳たぶ狭持部
11a耳たぶ狭持部基端部
11b耳たぶ狭持部先端部
12 耳たぶ狭持部
12a耳たぶ狭持部基端部
12b耳たぶ狭持部先端部
13 リング部
14 棒状突出部
15 装飾部材固定部
16 装着部
17 宝石部材
18 空隙
19 装飾部材固定部の底部
20 装飾部材固定部の頂部
21 接着剤
22 耳たぶ
40 耳装飾具
41 耳たぶ狭持部
42耳たぶ狭持部
43 リング部
44 棒状突出部
45 棒状突出部
46 耳たぶ
47 宝石部材
48 鎖状部材
49 空隙
A 視認方向

Claims (4)

  1. 耳たぶに装着される耳装飾具であって、
    互いに空隙を置いて対向する一対の耳たぶ把持部と、上記一対の耳たぶ把持部を連結して延設されたリング部とを有し、
    上記一方の耳たぶ把持部には棒状突出部が設けられていると共に、他方の耳たぶ把持部には平面円盤状の装着部を有する装飾部材固定部が設けられていることを特徴とする耳装飾具。
  2. 上記装飾部材固定部は、載頭円錐台形状に形成され、上記装着部はすり鉢状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の耳装飾具。
  3. 上記耳たぶ狭持部、リング部、棒状突出部及び装飾部材固定部は合成樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1記載の耳装飾具。
  4. 上記合成樹脂はシリコン樹脂であることを特徴とする請求項3記載の耳装飾具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3209063U (ja) * 2016-12-12 2017-03-02 直美 冨上 耳装飾具

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