JP3041836U

JP3041836U - 装飾体

Info

Publication number: JP3041836U
Application number: JP1997001509U
Authority: JP
Inventors: 克典宮澤
Original assignee: 株式会社アズコーポレイション
Priority date: 1997-03-10
Filing date: 1997-03-10
Publication date: 1997-10-03
Anticipated expiration: 2003-03-10

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の装飾体においては、細長部材に装飾部
が固定されていたために、装飾状態が一様となり、気分
等によって装飾部の位置を変えることは不可能であっ
た。【解決手段】本考案による装飾体は、細長部材(4)に
設けた装飾部(1)内に摩擦体(3)を設け、この細長部材
(4)を摩擦体(3)に接する状態で装飾部(1)に貫通させる
ことにより、細長部材(4)上の任意の位置で装飾部(1)を
位置決めし、自由なお洒落を楽しむことができる構成で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、装飾体に関し、特に、細長部材上の装飾部を任意の位置に移動させて位置決めし、装飾部の取付け位置を任意に変えて自由なお洒落をすることができるようにするための新規な改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、用いられていたこの種の装飾体としては、図示していないが例えばネックレスの場合、鎖には装飾部が固定又はリングを介して自在に動くことができる状態に設けられていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の装飾体は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、細長部材上に装飾部が固定されている場合には、装飾部の位置が固定となり、装飾状態が一様となり、気分によって位置を変えることが不可能であった。また、リングを介して自在に動くことができるようにした場合には、装飾部の位置が固定できず、複数の装飾部を用いて装飾効果を高めることは困難であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案による装飾体は、細長く形成された細長部材に第１装飾部を取付けてなる装飾体において、前記第１装飾部内に設けられ摩擦を有する摩擦体を有し、前記細長部材を前記摩擦体に接した状態で前記第１装飾部に貫通させ、前記細長部材上の任意の位置に前記第１装飾部を移動させて位置決めできる構成である。また、前記細長部材の端部には第２装飾部が接続されている構成である。また、第１装飾部の両側に設けられ細長く形成された１対の細長部材と、前記各細長部材に設けられた第２、第３装飾部と、前記第２、第３装飾部の各貫通孔内に設けられ摩擦を有する摩擦体とを有し、前記各細長部材を前記各摩擦体に接した状態で前記第２、第３装飾部に貫通させ、前記細長部材上の任意の位置に前記第２、第３装飾部を移動させて位置決めできる構成である。また、前記摩擦体は、弾性材からなる管体よりなる構成である。また、前記摩擦体は、弾性材からなり曲折した１対のばね板よりなる構成である。さらに、前記細長部材は、鎖よりなる構成である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、図面と共に本考案による装飾体の好適な実施の形態について説明する。図１において、符号１で示されるものはハート型をなす第１装飾部であり、この第１装飾部１の側部に形成された各孔２の内側には、ゴム、シリコン等の摩擦を有する弾性体からなる管体で構成された摩擦体３が設けられている。この摩擦体３内には例えば鎖等の細長状の第１細長部材４がこの摩擦体に接した状態で貫通し、かつ、各孔２を貫通して設けられている。

【０００６】前記第１細長部材４の一端４ａには受け輪５が設けられ、この第１細長部材４の他端４ｂには第２装飾部１Ａが接続されている。前記第１装飾部１に接続された第２細長部材６の一端６ａにはフック７が設けられ、このフック７を受け輪５に接続することにより首に吊下げられる構成である。なお、この第１装飾部１は、前述のように周知の１対のカップ型を合わせて形成した場合には前記各孔２を形成して内部に前記摩擦体３を設け、互いにレーザー等で接合して一体化しているが、第１装飾部１がムクの場合には、前記孔２の代わりに貫通孔（図示せず）を形成し、この貫通孔を介して第１装飾部１内に摩擦体３を設ける場合がある。従って、図１の状態で、第１装飾部１を矢印Ａの方向に任意に移動させた場合でも、この第１装飾部１は摩擦体３の作用により細長部材４上の任意の位置で位置決めできる。

【０００７】なお、前述の摩擦体３と細長部材４との係合関係は、図２及び図３のように構成されており、細長部材４は摩擦体３を長手方向に貫通している。また、この摩擦体３の他の構成としては、図４で示すように、１対の曲折した柔軟なばね板３ａ，３ｂから構成することもでき、図４の構成の場合も摩擦によって図２と同様の作用を得ることができる。

【０００８】さらに、図５で示す構成は図１の他の形態を示すもので、第１装飾部１の両側に第１細長部材４及び第２細長部材６が設けられ、これらの各細長部材４，６には前述の図１から図４で示す摩擦体３を用いて第２、第３装飾部１Ａ，１Ｂが細長部材４上で矢印Ａの方向に沿って自在に移動して位置決めできるように構成されている。なお、前述の細長部材４は、鎖に限ることなく、金色に装飾したひも及び皮ひもあるいはガラス玉を連らねたもの等でも可である。また、本形態ではネックレスの場合について述べたが、ネックレス以外の腕輪等にも応用できることは述べるまでもないことである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案による装飾体は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、細長部材に対して装飾部を自在に移動させて位置決めできるため、使用する人の好みに応じて任意の位置に移動させた装飾部を有する装飾体を得ることができ、装飾体の装飾機能を大幅に向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による装飾体を示す構成図である。

【図２】図１の要部を示す断面図である。

【図３】図１の要部を示す断面図である。

【図４】図２の他の形態を示す構成図である。

【図５】図１の他の形態を示す構成図である。

【図６】図５の要部を示す拡大側面図である。

【符号の説明】

１第１装飾部１Ａ，１Ｂ第２、第３装飾部３摩擦体４細長部材６細長部材３ａ，３ｂばね板

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】細長く形成された細長部材(4)に第１装
飾部(1)を取付けてなる装飾体において、前記第１装飾
部(1)内に設けられ摩擦を有する摩擦体(3)を有し、前記
細長部材(4)を前記摩擦体(3)に接した状態で前記第１装
飾部(1)に貫通させ、前記細長部材(4)上の任意の位置に
前記第１装飾部(1)を移動させて位置決めできる構成と
したことを特徴とする装飾体。
【請求項２】前記細長部材(4)の端部(4b)には第２装
飾部(1A)が接続されていることを特徴とする請求項１記
載の装飾体。
【請求項３】第１装飾部(1)の両側に設けられ細長く
形成された１対の細長部材(4,6)と、前記各細長部材(4,
6)に設けられた第２、第３装飾部(1A,1B)と、前記第
２、第３装飾部(1A,1B)内に設けられ摩擦を有する摩擦
体(3)とを有し、前記各細長部材(4)を前記各摩擦体(3)
に接した状態で前記第２、第３装飾部(1A,1B)に貫通さ
せ、前記細長部材(4)上の任意の位置に前記第２、第３
装飾部(1A,1B)を移動させて位置決めできる構成とした
ことを特徴とする装飾体。
【請求項４】前記摩擦体(3)は、弾性材からなる管体
よりなることを特徴とする請求項１ないし３の何れかに
記載の装飾体。
【請求項５】前記摩擦体(3)は、弾性材からなり曲折
した１対のばね板(3a,3b)よりなることを特徴とする請
求項１ないし３の何れかに記載の装飾体。
【請求項６】前記細長部材(4)は、鎖よりなることを
特徴とする請求項１ないし５の何れかに記載の装飾体。