JP3384558B2 - 宝石及び装身具 - Google Patents

宝石及び装身具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宝石、及び、その
宝石を用いた装身具に関する。
【0002】
【従来の技術】真珠、べっこう、琥珀または貴石等の宝
石を用いたアクセサリは、従来より、種々知られてい
る。例えば、真珠を用いたアクセサリとしては、真珠の
ネックレース、真珠のペンダント、真珠の指輪、真珠の
ネクタイピンまたはカフスボタン等がある。真珠は、一
般的には、マベガイ、アコヤガイまたはシロチョウガイ
等の貝類の体内に生じた炭酸カルシウムを主成分とする
球状の物質を意味するものと認識されている。このよう
な一般的な球形状を持つ真珠の他、現在は、種々の形状
に加工した真珠のアクセサリが市販されている。
【0003】しかし、ネックレースでは、複数の真珠
を、自由に移動できる状態で、紐状部材上に数珠つなぎ
に配置してあるだけである。このため、真珠同士が擦れ
合い、擦れ合いによる損傷を受け易い。真珠を適切な摩
擦力で、紐状部材上に取り付ければ、そのようなすれ合
いによる損傷を回避できるが、そのような技術は知られ
ていない。
【0004】また、ペンダント、指輪、ネクタイピンま
たはカフスボタン等では、台座に真珠を取り付けること
は、容易ではない。しかも、台座から真珠が脱落した場
合には、専門家でなければ、修理することが困難であ
る。
【0005】真珠の場合について詳しく説明したが、他
の宝石類、例えば、べっこう、琥珀または貴石の場合も
同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、紐状
部材または台座に対して、安定した摩擦力で確実に取り
付け、かつ、簡単に取り外し得る宝石、及び、その宝石
を用いた装身具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る宝石は、基体と、弾性体とを含む。
前記基体は孔を有し、前記孔は前記基体の表面に開口す
る。
【0008】前記弾性体は、貫通孔を有し、前記孔の内
部に挿入されている。前記貫通孔は、少なくとも一方の
開口端が、前記孔を介して前記基体の外部に連なり、か
つ、内径が、前記一方の開口端に向かって次第に拡大さ
れている。
【0009】上述したように、本発明に係る宝石におい
て、基体は、その表面に開口する孔を有しており、孔の
内部には弾性体が挿入されている。この弾性体は、貫通
孔を有しており、貫通孔は、少なくとも一方の開口端
が、孔を介して基体の外部に連なる。従って、紐状部材
または突起を、基体の孔を介して弾性体の貫通孔内に挿
入できる。
【0010】紐状部材または突起を、弾性体の貫通孔内
に挿入すると、弾性体の弾力性を利用して、紐状部材ま
たは突起に摩擦抵抗を生じさせ、宝石を確実に取り付け
ることができる。
【0011】しかも、弾性体が基体の孔の内部に挿入さ
れているから、弾性体の有する弾力のみならず、弾性体
が基体の孔の内面から受ける圧縮力によって、紐状部材
または突起を保持することができる。このため、高い保
持力が得られる。
【0012】弾性体の貫通孔は、内径が、上述の一方の
開口端に向かって次第に拡大されている。従って、紐状
部材または突起を、弾性体の貫通孔内に挿入する場合、
貫通孔の当該開口端側から円滑に挿入できる。従って、
紐状部材または突起を挿入する時の力によって、弾性体
が破損を受けるのを防止することができる。
【0013】宝石を取り外すには、弾性体の弾性保持力
に抗して、紐状部材または突起を、弾性体の貫通孔から
抜き出すだけでよい。このため、宝石を、極めて簡単に
取り外すことができる。この場合も、弾性体の貫通孔
は、内径が当該開口端に向かって次第に拡大されている
ので、弾性体の貫通孔から紐状部材または突起を抜き出
す時の力によって、弾性体が破損を受けるのを防止する
ことができる。
【0014】ネックレース等において、紐状部材に複数
の宝石を取り付ける場合、それぞれの宝石に対し、紐状
部材を、宝石に備えられた弾性体の貫通孔内に挿入す
る。従って、複数の宝石を、適切な摩擦力で、紐状部材
上に取り付けることができ、宝石同士の擦れ合いによる
損傷を回避できる。
【0015】また、ペンダント、指輪、ネクタイピンま
たはカフスボタン等において、台座に宝石を取り付ける
場合、台座に設けた突起を、宝石に備えられた弾性体の
貫通孔内に差し込み、台座に、宝石を簡単、かつ、確実
に取り付けることができる。しかも、台座から宝石を取
り外し、修理、交換することも可能である。
【0016】本発明の他の目的、構成及び利点について
は、実施例である添付図面を参照し、更に詳しく説明す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る宝石の一実施
例の断面図である。図示するように、本発明に係る宝石
は、基体51と、弾性体71とを含む。
【0018】図2は、図1に図示された宝石に含まれる
基体の断面図である。図2に示すように、基体51は孔
6を有する。基体51の形状は任意である。実施例で
は、基体51はほぼ球体状の形状である。
【0019】基体51は、真珠、べっこう、琥珀または
貴石等により構成できる。実施例のの基体51は真珠で
なる。真珠でなる基体51は、母材52と、真珠層53
とを含む。上述の孔6は、真珠層53を貫通して母材5
2に達している。母材52は、マベガイ、アコヤガイま
たはシロチョウガイ等でなる。図示の母材52はほぼ球
体状の形状である。
【0020】真珠層53は、母材52の表面に付着され
ている。具体的には、真珠層53は、上述した貝類を核
として、上述の貝類の体内に埋め込み、貝類の体内に生
じた炭酸カルシュームを主成分とする物質を核の表面に
形成させることによって得られる。用いられた核が母材
52となる。
【0021】次に、基体51の孔6の構成を説明する。
孔6は、基体51の表面に開口する。この実施例では、
孔6は、基体51を貫通する孔である。図示の孔6は、
基体51を直線状に貫通する構造である。図示実施例と
異なり、孔は、基体の内部で曲がるように基体を貫通す
る構造でもよい。
【0022】孔6は、第1の孔部61、62と、第2の
孔部65とを含む。図示の孔6は、第1の孔部61、6
2を2つ備える。第1の孔部61、62は、基体51の
表面に開口する。第1の孔部61、62の内径をそれぞ
れD1、D2とする。図示の第1の孔部61、62は、
ほぼ円筒状の形状であり、円筒の2つの底面のうち一方
の底面が、基体51の表面に開口する。第1の孔部6
1、62の内径D1、D2は、第1の孔部61、62を
構成する円筒の内径である。真珠でなる基体51の場
合、第1の孔部61、62は、真珠層53を貫通して母
材52に達している。
【0023】第2の孔部65は、基体51の内部に設け
られる。第2の孔部65の形状は、互いに平行な2枚の
板の間で球体を潰して得られる扁平球体形状にほぼ一致
する。真珠でなる基体51の場合、第2の孔部65は母
材52に設けられている。
【0024】更に、第2の孔部65は、第1の孔部6
1、62に連なる。詳説すれば、第2の孔部65は、第
1の孔部61、62を構成する円筒の2つの底面のう
ち、他方の底面に連なる。
【0025】更に、第2の孔部65は、第1の孔部6
1、62の内径D1、D2よりも大きな内径D5を有す
る。第2の孔部65の内径D5は、扁平球体形状の最大
内径である。
【0026】次に、図1を参照して弾性体71について
説明する。弾性体71は、貫通孔72を有し、基体51
の孔6の内部に挿入されている。弾性体71は、基体5
1の孔6内において圧縮された状態にある。弾性体71
は、有機質材料または金属材料等により構成できる。図
示の弾性体71は、ゴムまたはシリコンゴム等の有機質
材料により構成されている。また、貫通孔72の2つの
開口端をそれぞれ参照符号721、722で示す。
【0027】弾性体71の貫通孔72は、2つの開口端
721、722のうち少なくとも一方の開口端721
が、基体51の孔6を介して基体51の外部に連なる。
実施例では、基体51の孔6が、上述のように貫通孔で
あり、かような孔6の構成に対応して弾性体71の貫通
孔72も構成してある。具体的には、貫通孔72は、2
つの開口端721、722のそれぞれが、孔6を介して
基体51の外部に連なる。
【0028】弾性体71の貫通孔72は、内径が、上述
の一方の開口端721に向かって次第に拡大されてい
る。実施例では、貫通孔72は、内径が、2つの開口端
721、722のそれぞれに向かって次第に拡大されて
いる。このような形状を持つ弾性体71の例として、図
示の弾性体71はOーリングにより構成されている。特
に、ゴムまたはシリコンゴム等によって構成したOーリ
ングが適している。図示実施例と異なり、弾性体の貫通
孔は、内径が、1つの開口端のみに向かって拡大された
構成でもよい。
【0029】図示実施例の弾性体71は、上述した第2
の孔部65の内部に配置されている。弾性体71の貫通
孔72は、一方の開口端721が第1の孔部61を介し
て基体51の外部に連なり、他方の開口端722が第1
の孔部62を介して基体51の外部に連なる。弾性体7
1は、貫通孔72の一方の開口端721が第1の孔部6
1と互いに向かい合い、かつ、貫通孔72の他方の開口
端722が第1の孔部62と互いに向かい合うように、
第2の孔部65の内部に配置されている。
【0030】図3は、図1に図示された宝石を用いた装
身具の一実施例の斜視図である。図3に図示された装身
具は、宝石5と、結合部材8とを含む。図示の装身具は
ネックレースである。他に、ブレスレットやアンクレッ
ト等でもよい。宝石5は、図1に図示した本発明に係る
宝石である。
【0031】図4は、図3に図示された装身具に含まれ
る宝石の断面図である。図4に示すように、結合部材8
は、宝石5に含まれる弾性体71の貫通孔72内に挿入
され、弾性的に保持される。結合部材8は、基体51の
外部から基体51の孔6を通り、孔6の内部に挿入され
た弾性体71の貫通孔72を貫通する。結合部材8は、
更に、基体51の孔6を通って基体51の外部に導かれ
る。
【0032】図示の孔6は、上述したように、第1の孔
部61、62と、第2の孔部65とを含む。結合部材8
は、基体51の外部から孔6の第1の孔部61を通り、
第2の孔部65の内部に配置された弾性体71の貫通孔
72を貫通する。結合部材8は、更に、第1の孔部62
を通って基体51の外部に導かれる。
【0033】図3、図4に示すように、結合部材8は紐
状である。紐状の結合部材8は、チェーン、金属線、繊
維、またはそれらの組み合わせによって構成できる。図
示の結合部材8はチェーンにより構成されている。紐状
の結合部材8を、以下、紐状部材8と称する。宝石5は
複数個である。複数の宝石5は、紐状部材8を貫通さ
せ、紐状部材8上に数珠つなぎに配置されている。
【0034】図3を参照すると、装身具を結合するた
め、止め具1が用いられている。この止め具1は、第1
の止め部材100と、第2の止め部材200とを含んで
いる。第1の止め部材100は紐状部材8の一方の端部
に接続され、第2の止め部材200は紐状部材8の他方
の端部に接続されている。第1の止め部材100及び第
2の止め部材200は互いに着脱可能に結合されてい
る。
【0035】宝石5は、図1に示した本発明に係る宝石
である。宝石5において、基体51は、その表面に開口
する孔6を有しており、孔6の内部には弾性体71が挿
入されている。この弾性体71は、貫通孔72を有して
おり、貫通孔72は、少なくとも一方の開口端721
が、孔6を介して基体51の外部に連なる。従って、図
4に示すように、紐状部材8を、基体51の孔6を介し
て弾性体71の貫通孔72内に挿入できる。詳しくは、
紐状部材8を、上述の一方の開口端721の側から貫通
孔72内に挿入できる(矢印a参照)。
【0036】図4に示すように、紐状部材8を、弾性体
71の貫通孔72内に挿入すると、弾性体71の弾力性
を利用して、紐状部材8に摩擦抵抗を生じさせ、宝石5
を確実に取り付けることができる。
【0037】しかも、弾性体71が基体51の孔6の内
部に挿入されているから、弾性体71の有する弾力のみ
ならず、弾性体71が基体51の孔6の内面から受ける
圧縮力によって、紐状部材8を保持することができる。
このため、高い保持力が得られる。
【0038】弾性体71の貫通孔72は、内径が、上述
の一方の開口端721に向かって次第に拡大されてい
る。従って、紐状部材8を、弾性体71の貫通孔72内
に挿入する場合、貫通孔72の当該開口端721側から
円滑に挿入できる(矢印a参照)。従って、紐状部材8
を挿入する時の力によって、弾性体71が破損を受ける
のを防止することができる。
【0039】宝石5を取り外すには、弾性体71の弾性
保持力に抗して、紐状部材8を、弾性体71の貫通孔7
2から抜き出すだけでよい。このため、宝石5を、極め
て簡単に取り外すことができる。この場合も、弾性体7
1の貫通孔72は、内径が当該開口端721に向かって
次第に拡大されているから、弾性体71の貫通孔72か
ら、紐状部材8を抜き出す時の力によって、弾性体71
が破損を受けるのを防止することができる。
【0040】実施例の宝石5において、孔6は、基体5
1を貫通する孔である。しかも、弾性体71の貫通孔7
2は、2つの開口端721、722のそれぞれが、上述
の孔6を介して基体51の外部に連なる。従って、図4
に示すように、紐状部材8を、基体51の孔6及び弾性
体71の貫通孔72に貫通させることができる。
【0041】上述のように紐状部材8を貫通させると、
宝石5を、適切な摩擦力で、紐状部材8上に取り付ける
ことができる。従って、実施例の宝石5を複数用意し、
それぞれの宝石5について、同一の紐状部材8を貫通さ
せると、図3に示すように、複数の宝石5を、適切な摩
擦力で、紐状部材8上に取り付けることができる。この
結果、宝石5同士の擦れ合いによる損傷を回避できる。
【0042】従来技術において、真珠のネックレース
は、複数の真珠を、自由に移動できる状態で、紐状部材
上に数珠つなぎに配置してあるだけである。このため、
真珠同士が擦れ合い、真珠の真珠層が擦れ合いによる損
傷を受け易い。
【0043】これに対し、本発明によれば、複数の宝石
5を、適切な摩擦力で、紐状部材8上に取り付けること
ができる。従って、宝石5の基体51を真珠で構成する
と、真珠同士の擦れ合いによる真珠層53の損傷を回避
できる。
【0044】再び、図4を参照して説明する。実施例で
は、弾性体71の貫通孔72は、内径が、2つの開口端
721、722のそれぞれに向かって次第に拡大されて
いる。従って、弾性体71の貫通孔72に紐状部材8を
貫通させるとき、弾性体71の破損を確実に防止するこ
とができる。しかも、貫通させた紐状部材8を、弾性体
71の貫通孔72から抜き出すときでも、弾性体71の
破損を確実に防止することができる。
【0045】実施例の宝石5において、弾性体71は、
有機質材料により構成されている。この種の弾性体71
は圧縮性に優れているので、基体51の孔6の内面から
受ける圧縮力が安定化し、紐状部材8を、安定的に保持
することができる。
【0046】また、図示のように弾性体71がOーリン
グでなる場合、弾性体71に、針金等を用いた引っ掛け
手段を引っ掛け、基体51の孔6の内部に挿入すること
ができる。従って、弾性体71を、孔6の内部に簡単に
挿入することができる。
【0047】図示の宝石5では、孔6が、第1の孔部6
1、62と、第2の孔部65とを含む。第1の孔部6
1、62は、基体51の表面に開口する。第2の孔部6
5は、基体51の内部に設けられ、第1の孔部61、6
2に連なる。弾性体71は、第2の孔部65の内部に配
置されている。かような構造によれば、上述した弾性体
71の機能を損なうことなく、基体51の内部で弾性体
71を保護することができる。
【0048】しかも、第2の孔部65は、第1の孔部6
1、62の内径D1、D2よりも大きな内径D5を有す
る。言い換えれば、第1の孔部61、62の内径D1、
D2は、第2の孔部65の内径D5よりも小さい。かよ
うな構造は、第2の孔部65の内部に弾性体71を保持
するのに適している。
【0049】図5は本発明に係る宝石の別の実施例の断
面図である。図において、図1に図示された構成部分と
同一の構成部分には同一の参照符号を付してある。この
実施例の宝石も、基体51と、弾性体71とを含む。
【0050】図6は、図5に図示された宝石に含まれる
基体の断面図である。図6に示すように、基体51は孔
6を有する。この実施例の基体51は、図1に図示した
宝石の基体51と同様な構成であるので、詳しい説明を
省略する。この実施例の基体51も真珠でなる。
【0051】次に、基体51の孔6の構成を説明する。
孔6は、基体51の表面に開口する。図1の実施例と異
なり、孔6は、基体51を貫通する孔ではない。
【0052】孔6は、第1の孔部61と、第2の孔部6
5とを含む。図1の実施例と異なり、図示の孔6は第1
の孔部61を1つ備える。第1の孔部61は、基体51
の表面に開口する。図示の第1の孔部61は、ほぼ円筒
状の形状であり、円筒の2つの底面のうち一方の底面
が、基体51の表面に開口する。第1の孔部61の内径
D1は、第1の孔部61を構成する円筒の内径である。
【0053】第2の孔部65は、基体51の内部に設け
られ、第1の孔部61に連なる。第2の孔部65は、ほ
ぼ球体状の形状である。第2の孔部65は、第1の孔部
61を構成する円筒の2つの底面のうち、他方の底面に
連なる。
【0054】更に、第2の孔部65は、第1の孔部61
の内径D1よりも大きな内径D5を有する。第2の孔部
65の内径D5は、球体形状の最大内径である。
【0055】次に、図5を参照して弾性体71について
説明する。弾性体71は、貫通孔72を有し、基体51
の孔6の内部に挿入されている。弾性体71は、基体5
1の孔6内において圧縮された状態である。弾性体71
は、有機質材料または金属材料等により構成できる。図
示の弾性体71は、ゴムまたはシリコンゴム等の有機質
材料により構成されている。
【0056】弾性体71の貫通孔72は、2つの開口端
721、722のうち少なくとも一方の開口端721
が、基体51の孔6を介して基体51の外部に連なる。
図1の実施例と異なり、この実施例の貫通孔72は、一
方の開口端721のみが、孔6を介して基体51の外部
に連なる。
【0057】弾性体71の貫通孔72は、内径が、上述
の一方の開口端721に向かって次第に拡大されてい
る。実施例では、貫通孔72は、内径が、2つの開口端
721、722のそれぞれに向かって次第に拡大されて
いる。このような形状を持つ弾性体71の例として、図
示の弾性体71はOーリングにより構成されている。特
に、ゴムまたはシリコンゴム等によって構成したOーリ
ングが適している。図示実施例と異なり、弾性体の貫通
孔は、内径が、1つの開口端のみに向かって拡大された
構成でもよい。
【0058】図示実施例の弾性体71は、上述した第2
の孔部65の内部に配置されている。弾性体71の貫通
孔72は、一方の開口端721が、第2の孔部65及び
第1の孔部61を介して基体51の外部に連なる。弾性
体71は、貫通孔72の一方の開口端721が第1の孔
部61と互いに向かい合うように、第2の孔部65の内
部に配置されている。
【0059】図7は、図5に図示された宝石を用いた装
身具の一実施例の断面図である。図3に図示された装身
具は、宝石5と、結合部材8とを含む。宝石5は、図1
に図示した本発明に係る宝石である。
【0060】結合部材8は、宝石5に含まれる弾性体7
1の貫通孔72内に挿入され、弾性的に保持される。結
合部材8は、台座80と、突起81とを含む。台座80
は、ペンダント、指輪、ネクタイピンまたはカフスボタ
ン等の台座である。突起81は台座80に設けられてい
る。突起81が弾性体71の貫通孔72内に挿入され
る。
【0061】突起81は、首部82と、膨出部83とを
含む。首部82は、一端が台座80に固定されている。
首部82は、円形断面形状を有する。膨出部83は、首
部82の直径よりも大きい直径を有し、首部82の他端
に設けられている。膨出部83は、ほぼ球状の形状であ
る。
【0062】宝石5は、図5に示した本発明に係る宝石
である。宝石5において、基体51は、その表面に開口
する孔6を有しており、孔6の内部には弾性体71が挿
入されている。この弾性体71は、貫通孔72を有して
おり、貫通孔72は、少なくとも一方の開口端721
が、孔6を介して基体51の外部に連なる。従って、図
7に示すように、突起81を、基体51の孔6を介して
弾性体71の貫通孔72内に挿入できる。
【0063】図7に示すように、突起81を、弾性体7
1の貫通孔72内に挿入すると、弾性体71の弾力性を
利用して、突起81に摩擦抵抗を生じさせ、宝石5を確
実に取り付けることができる。
【0064】しかも、弾性体71が基体51の孔6の内
部に挿入されているから、弾性体71の有する弾力のみ
ならず、弾性体71が基体51の孔6の内面から受ける
圧縮力によって、突起81を保持することができる。こ
のため、高い保持力が得られる。
【0065】弾性体71の貫通孔72は、内径が、上述
の一方の開口端721に向かって次第に拡大されてい
る。従って、突起81を、弾性体71の貫通孔72内に
挿入する場合、貫通孔72の当該開口端721側から円
滑に挿入できるから、突起81を挿入する時の力によっ
て、弾性体71が破損を受けるのを防止することができ
る。
【0066】宝石5を取り外すには、弾性体71の弾性
保持力に抗して、突起81を、弾性体71の貫通孔72
から抜き出すだけでよい。このため、宝石5を、極めて
簡単に取り外すことができる。この場合も、弾性体71
の貫通孔72は、内径が当該開口端721に向かって次
第に拡大されているから、弾性体71の貫通孔72か
ら、突起81を抜き出す時の力によって、弾性体71が
破損を受けるのを防止することができる。
【0067】実施例において、弾性体71の貫通孔72
は、内径が、2つの開口端721、722のそれぞれに
向かって次第に拡大されている。従って、弾性体71の
貫通孔72に突起81を貫通させるとき、弾性体71の
破損を確実に防止することができる。しかも、貫通させ
た突起81を、弾性体71の貫通孔72から抜き出すと
きでも、弾性体71の破損を確実に防止することができ
る。
【0068】実施例の宝石5において、弾性体71は、
有機質材料により構成されている。この種の弾性体71
は圧縮性に優れているので、基体51の孔6の内面から
受ける圧縮力が安定化し、結合部材8を、安定的に保持
することができる。
【0069】また、図示のように弾性体71がOーリン
グでなる場合、弾性体71に、針金等を用いた引っ掛け
手段を引っ掛け、基体51の孔6の内部に挿入すること
ができる。従って、弾性体71を、孔6の内部に簡単に
挿入することができる。
【0070】図示の宝石5では、孔6が、第1の孔部6
1と、第2の孔部65とを含む。第1の孔部61は、基
体51の表面に開口する。第2の孔部65は、基体51
の内部に設けられ、第1の孔部61に連なる。弾性体7
1は、第2の孔部65の内部に配置されている。かよう
な構造によれば、上述した弾性体71の機能を損なうこ
となく、基体51の内部で弾性体71を保護することが
できる。
【0071】しかも、第2の孔部65は、第1の孔部6
1の内径D1よりも大きな内径D5を有する。言い換え
れば、第1の孔部61の内径D1は、第2の孔部65の
内径D5よりも小さい。かような構造は、第2の孔部6
5の内部に弾性体71を保持するのに適している。
【0072】ペンダント、指輪、ネクタイピンまたはカ
フスボタン等では、台座80に宝石5を取り付ける場
合、台座80に設けた突起81を、宝石5に備えられた
弾性体71の貫通孔72内に差し込み、台座80に、宝
石5を簡単、かつ、確実に取り付けることができる。し
かも、台座80から宝石5を取り外し、修理、交換する
ことも可能である。
【0073】宝石5を、台座80の方向に押し、また
は、台座80を宝石5の方向に押すことにより、突起8
1の膨出部83から、弾性体71に押圧力が加わる。こ
の押圧力により、弾性体71の貫通孔72の内径が次第
に大きくなる。
【0074】宝石5を、台座80の方向に更に押し、ま
たは、台座80を宝石5の方向に更に押すことにより、
突起81の膨出部83から、弾性体71に、更に押圧力
が加わる。この押圧力により、弾性体71の貫通孔72
の内径が更に大きくなる。そして、弾性体71の貫通孔
72の内径が膨出部83の直径の大きさになった時、膨
出部83が貫通孔72を通り、その後、貫通孔72の内
径が初期の寸法に戻り、弾性体71が首部82を取り囲
む。
【0075】宝石5は、上述した弾性体71の弾性に基
づき、台座80に確実に保持されることになる。
【0076】宝石5を、台座80から離れるように引っ
張り、または、台座80を宝石5から離れるように引っ
張ることにより、突起81の膨出部83から、弾性体7
1に力が加わる。この力により、弾性体71の貫通孔7
2の内径が次第に大きくなる。そして、弾性体71の貫
通孔72の内径が膨出部83の直径の大きさになった
時、膨出部83が弾性体71から抜け出る。これによ
り、宝石5が台座80から取り外されることになる。
【0077】図8は本発明に係る宝石の更に別の実施例
の断面図である。図において、図1に図示された構成部
分と同一の構成部分には同一の参照符号を付してある。
この実施例の宝石も、基体51と、弾性体71とを含
む。
【0078】図9は、図8に図示された宝石に含まれる
基体の断面図である。図9に示すように、基体51は孔
6を有する。この実施例の基体51は、図1に図示した
宝石の基体51と同様な構成であるので、詳しい説明を
省略する。この実施例の基体51も真珠でなる。
【0079】次に、基体51の孔6の構成を説明する。
孔6は、基体51の表面に開口する。孔6は、基体51
を貫通する孔である。図示の孔6は、基体51を直線状
に貫通する構造である。図示実施例と異なり、孔は、基
体の内部で曲がるように基体を貫通する構造でもよい。
【0080】孔6は、第1の孔部61、62と、第2の
孔部65とを含む。図示の孔6は、第1の孔部61、6
2を2つ備える。第1の孔部61、62は、基体51の
表面に開口する。図示の第1の孔部61、62は、ほぼ
円筒状の形状であり、円筒の2つの底面のうち一方の底
面が、基体51の表面に開口する。第1の孔部61、6
2の内径D1、D2は、第1の孔部61、62を構成す
る円筒の内径である。
【0081】第2の孔部65は、基体51の内部に設け
られ、第1の孔部61、62に連なる。図1の実施例と
異なり、第2の孔部65は、略円筒状の形状である。第
2の孔部65を構成する円筒の2つの底面のうち、一方
の底面が、第1の孔部61を構成する円筒の他方の底面
に連なる。第2の孔部65を構成する円筒の他方の底面
が、第1の孔部62を構成する円筒の他方の底面に連な
る。
【0082】更に、第2の孔部65は、第1の孔部6
1、62の内径D1、D2よりも大きな内径D5を有す
る。第2の孔部65の内径D5は、第2の孔部65を構
成する円筒の内径である。
【0083】次に、図8を参照して弾性体71について
説明する。弾性体71は、貫通孔72を有し、基体51
の孔6の内部に挿入されている。弾性体71は、基体5
1の孔6内において圧縮された状態である。図示の弾性
体71は、ゴムまたはシリコンゴム等の有機質材料によ
り構成されている。
【0084】弾性体71の貫通孔72は、2つの開口端
721、722のうち少なくとも一方の開口端721
が、基体51の孔6を介して基体51の外部に連なる。
この実施例では、基体51の孔6が、上述のように貫通
孔であり、かような孔6の構成に対応して弾性体71の
貫通孔72も構成してある。具体的には、貫通孔72
は、2つの開口端721、722のそれぞれが、孔6を
介して基体51の外部に連なる。
【0085】弾性体71の貫通孔72は、内径が、上述
の一方の開口端721に向かって次第に拡大されてい
る。実施例では、貫通孔72は、内径が、2つの開口端
721、722のそれぞれに向かって次第に拡大されて
いる。貫通孔72において、開口端721付近の内面に
丸みが付与されており、貫通孔72の内径が、上述の丸
みにより、開口端721に向かって次第に拡大されてい
る。同様に、開口端722付近の内面にも丸みが付与さ
れており、貫通孔72の内径が、上述の丸みにより、開
口端722に向かって次第に拡大されている。このよう
な形状を持つ弾性体71の例として、図示の弾性体71
は筒状体により構成されている。特に、ゴムまたはシリ
コンゴム等によって構成した筒状体が適している。貫通
孔72は、筒状の弾性体71を、その筒の長さ方向に貫
通する。貫通孔72は略円筒状の形状である。図示実施
例と異なり、弾性体の貫通孔は、内径が、1つの開口端
のみに向かって拡大された構成でもよい。
【0086】図示実施例の弾性体71は、上述した第2
の孔部65の内部に配置されている。弾性体71の貫通
孔72は、一方の開口端721が第1の孔部61を介し
て基体51の外部に連なり、他方の開口端722が第1
の孔部62を介して基体51の外部に連なる。弾性体7
1は、貫通孔72の一方の開口端721が第1の孔部6
1と互いに向かい合い、かつ、貫通孔72の他方の開口
端722が第1の孔部62と互いに向かい合うように、
第2の孔部65の内部に配置されている。
【0087】図8に図示した宝石の作用及び効果につい
て、図1に図示した宝石と同様な作用及び効果は説明を
省略し、図8に図示した宝石の特徴的な作用及び効果の
みを説明する。
【0088】図8に図示した宝石は、弾性体71が筒状
体である。弾性体71が筒状体である場合、弾性体71
に、針金等を用いた引っ掛け手段を引っ掛け、基体51
の孔6の内部に挿入することができる。従って、弾性体
71を、孔6の内部に簡単に挿入することができる。
【0089】図10は、図8に図示された宝石の使用形
態を示す断面図である。図において、図4または図8に
図示された構成部分と同一の構成部分には同一の参照符
号を付してある。図1の実施例と同様に、この実施例に
おいても、紐状部材8を、弾性体71の貫通孔72内に
挿入すると、弾性体71の弾力性を利用して、紐状部材
8に摩擦抵抗を生じさせ、宝石5を確実に取り付けるこ
とができる。
【0090】この実施例では、弾性体71が筒状体であ
り、貫通孔72が、筒状の弾性体71を、その筒の長さ
方向に貫通している。かかる構造の貫通孔72内に紐状
部材8に挿入した場合、図10に示すように、貫通孔7
2に対する紐状部材8の接触面積が大きくなる。従っ
て、紐状部材8に生じる摩擦抵抗が増大し、宝石5を、
更に確実に取り付けることができる。弾性体71の貫通
孔72内に突起を挿入する場合も同様である。
【0091】また、この実施例の宝石を用いて、図3に
図示された装身具と同様な装身具を構成してもよい。こ
の場合、図1に図示された宝石または図3に図示された
装身具と同様な作用及び効果を奏する。
【0092】図11は本発明に係る宝石の更に別の実施
例の断面図である。図において、図1に図示された構成
部分と同一の構成部分には同一の参照符号を付してあ
る。この実施例の宝石も、基体51と、弾性体71とを
含む。
【0093】図12は、図11に図示された宝石に含ま
れる基体の断面図である。図12に示すように、基体5
1は孔6を有する。この実施例の基体51は、図1に図
示した宝石の基体51と同様な構成であるので、詳しい
説明を省略する。この実施例の基体51も真珠でなる。
【0094】孔6は、基体51の表面に開口する。孔6
は、基体51を貫通する孔である。図示の孔6は、基体
51を直線状に貫通する構造である。図示の孔6は、円
筒状の形状であり、円筒の2つの底面のそれぞれが基体
51の表面に開口する。孔6の内径をD0とする。孔6
の内径D0は、孔6を構成する円筒の内径である。
【0095】次に、図11を参照して弾性体71につい
て説明する。弾性体71は、貫通孔72を有し、基体5
1の孔6の内部に挿入されている。弾性体71は、基体
51の孔6内において圧縮された状態である。図示の弾
性体71は、金属材料により構成されている。弾性体7
1を構成する金属材料としては、リン青銅等のバネ板材
料を用いることができる。図示の弾性体71は、筒状体
である。貫通孔72は、筒状の弾性体71を、その筒の
長さ方向に貫通する。
【0096】弾性体71の貫通孔72は、2つの開口端
721、722のうち少なくとも一方の開口端721
が、基体51の孔6を介して基体51の外部に連なる。
この実施例では、図1の実施例と同様に、基体51の孔
6が、上述のように貫通孔であり、かような孔6の構成
に対応して弾性体71の貫通孔72も構成してある。具
体的には、貫通孔72は、2つの開口端721、722
のそれぞれが、孔6を介して基体51の外部に連なる。
【0097】弾性体71の貫通孔72は、内径が、上述
の一方の開口端721に向かって次第に拡大されてい
る。実施例では、貫通孔72は、内径が、2つの開口端
721、722のそれぞれに向かって次第に拡大されて
いる。詳説すれば、貫通孔72は、内径が、2つの開口
端721、722の中間部で小さくなっており、貫通孔
72の内径は、この中間部から2つの開口端721、7
22のそれぞれに向かって次第に拡大されている。
【0098】弾性体71は上述のように筒状体である。
筒状の弾性体71は、複数の切れ目73を有する。これ
らの切れ目73は、貫通孔72の2つの開口端721、
722の中間部にあり、筒の長さ方向に延びている。複
数の切れ目73によって、貫通孔72の内径が中間部で
小さくなり、貫通孔72の狭窄部が中間部に形成されて
いる。
【0099】図13は、図11に図示された宝石の使用
形態を示す断面図である。図において、図4または図1
1に図示された構成部分と同一の構成部分には同一の参
照符号を付してある。
【0100】図11に図示した宝石は、前述した図8の
宝石と同様に、弾性体71が筒状体であるので、図8の
宝石と同様な作用及び効果が得られる。
【0101】この実施例では、弾性体71が金属材料に
より構成されている。この種の弾性体71は耐久性、耐
摩耗性等に優れているから、宝石または装身具におい
て、優れた耐久性、耐摩耗性等を確保することができ
る。
【0102】また、この実施例の宝石を用いて、図3に
図示された装身具と同様な装身具を構成してもよい。こ
の場合、図1に図示された宝石または図3に図示された
装身具と同様な作用及び効果を奏する。
【0103】図14は本発明に係る宝石の更に別の実施
例の断面図である。図において、図1に図示された構成
部分と同一の構成部分には同一の参照符号を付してあ
る。この実施例の宝石も、基体51と、弾性体71とを
含む。
【0104】図15は、図14に図示された宝石に含ま
れる基体の断面図である。図15に示すように、基体5
1は孔6を有する。この実施例の基体51は、図1に図
示した宝石の基体51と同様な構成であるので、詳しい
説明を省略する。この実施例の基体51も真珠でなる。
【0105】次に、基体51の孔6の構成を説明する。
孔6は、基体51の表面に開口する。孔6は、基体51
を貫通する孔である。図示の孔6は、基体51を直線状
に貫通する構造である。図示実施例と異なり、孔は、基
体の内部で曲がるように基体を貫通する構造でもよい。
【0106】孔6は、第1の孔部61、62と、第2の
孔部65とを含む。図示の孔6は、第1の孔部61、6
2を2つ備える。第1の孔部61、62は、基体51の
表面に開口する。第1の孔部61、62の内径をそれぞ
れD1、D2とする。図示の第1の孔部61、62は、
ほぼ円筒状の形状であり、円筒の2つの底面のうち一方
の底面が、基体51の表面に開口する。第1の孔部6
1、62の内径D1、D2は、第1の孔部61、62を
構成する円筒の内径である。
【0107】第2の孔部65は、基体51の内部に設け
られ、第1の孔部61、62に連なる。第2の孔部65
は、ほぼ球体状の形状である。第2の孔部65は、第1
の孔部61、62を構成する円筒の2つの底面のうち、
他方の底面に連なる。
【0108】更に、第2の孔部65は、第1の孔部6
1、62の内径D1、D2よりも大きな内径D5を有す
る。第2の孔部65の内径D5は、球体形状の最大内径
である。
【0109】次に、図14を参照して弾性体71につい
て説明する。弾性体71は、貫通孔72を有し、基体5
1の孔6の内部に挿入されている。弾性体71は、基体
51の孔6内において圧縮された状態である。図示の弾
性体71は、ゴムまたはシリコンゴム等の有機質材料に
より構成されている。
【0110】弾性体71の貫通孔72は、2つの開口端
721、722のうち少なくとも一方の開口端721
が、基体51の孔6を介して基体51の外部に連なる。
この実施例では、基体51の孔6が、上述のように貫通
孔であり、かような孔6の構成に対応して弾性体71の
貫通孔72も構成してある。具体的には、貫通孔72
は、2つの開口端721、722のそれぞれが、孔6を
介して基体51の外部に連なる。
【0111】弾性体71の貫通孔72は、内径が、上述
の一方の開口端721に向かって次第に拡大されてい
る。実施例では、貫通孔72は、内径が、2つの開口端
721、722のそれぞれに向かって次第に拡大されて
いる。この実施例では、貫通孔72において、開口端7
21付近の内面に丸みが付与されており、貫通孔72の
内径が、上述の丸みにより、開口端721に向かって次
第に拡大されている。同様に、開口端722付近の内面
にも丸みが付与されており、貫通孔72の内径が、上述
の丸みにより、開口端722に向かって次第に拡大され
ている。弾性体71の貫通孔72は略円筒状の形状であ
る。図示実施例と異なり、弾性体の貫通孔は、内径が、
1つの開口端のみに向かって拡大された構成でもよい。
【0112】前述した各実施例では、弾性体71として
Oーリングまたは筒状体を用いている。この代わりに、
本実施例では、弾性体71が基体51の孔6内に充填さ
れている。充填される弾性体71としては、ゴムまたは
シリコンゴム等によって構成した弾性体が適している。
【0113】図示実施例の弾性体71は、上述した第2
の孔部65の内部に配置されている。弾性体71の貫通
孔72は、一方の開口端721が第1の孔部61を介し
て基体51の外部に連なり、他方の開口端722が第1
の孔部62を介して基体51の外部に連なる。弾性体7
1は、第2の孔部65内に充填されている。
【0114】図14の実施例では、弾性体71が基体5
1の孔6内に充填されている。かかる構成の場合、宝石
または装身具は、高い量産性を確保できる。
【0115】また、この実施例では、孔6が、第1の孔
部61、62と、第2の孔部65とを含む。第1の孔部
61、62は、基体51の表面に開口する。第2の孔部
65は、基体51の内部に設けられ、第1の孔部61、
62に連なる。弾性体71は、第2の孔部65の内部に
配置されている。かような構造によれば、上述した弾性
体71の機能を損なうことなく、基体51の内部で弾性
体71を保護することができる。
【0116】しかも、第2の孔部65は、第1の孔部6
1、62の内径D1、D2よりも大きな内径D5を有す
る。言い換えれば、第1の孔部61、62の内径D1、
D2は、第2の孔部65の内径D5よりも小さい。かよ
うな構造は、第2の孔部65の内部に弾性体71を保持
するのに適している。
【0117】弾性体71は、第2の孔部65内に充填さ
れる。この結果、充填された弾性体71の外形は、第2
の孔部65の形状に対応した形状となり、その外径が第
2の孔部65の内径D5に一致する。しかも、第1の孔
部61、62の内径D1、D2が、第2の孔部65の内
径D5よりも小さいので、第2の孔部65内に充填され
た弾性体71は、第2の孔部65内に確実に保持され
る。
【0118】図示の第2の孔部65はほぼ球体状の形状
であり、第2の孔部65内に充填された弾性体71の外
形も、第2の孔部65の形状に対応してほぼ球体状の形
状となっている。
【0119】また、この実施例の宝石を用いて、図3に
図示された装身具と同様な装身具を構成してもよい。こ
の場合、図1に図示された宝石または図3に図示された
装身具と同様な作用及び効果を奏する。
【0120】図16は本発明に係る宝石の更に別の実施
例の断面図である。図において、図1に図示された構成
部分と同一の構成部分には同一の参照符号を付してあ
る。この実施例の宝石も、基体51と、弾性体71とを
含む。
【0121】図17は、図16に図示された宝石に含ま
れる基体の断面図である。図17に示すように、基体5
1は孔6を有する。この実施例の基体51は、図1に図
示した宝石の基体51と同様な構成であるので、詳しい
説明を省略する。この実施例の基体51も真珠でなる。
【0122】次に、基体51の孔6の構成を説明する。
孔6は、基体51の表面に開口する。孔6は、基体51
を貫通する孔である。図1の実施例と異なり、孔6は、
基体51の内部で曲がるように基体51を貫通する。詳
しくは、孔6は、貫通方向が基体51の内部で折れ線状
に曲がって基体51を貫通している。
【0123】孔6は、第1の孔部61、62、63と、
第2の孔部65とを含む。図1の実施例と異なり、図示
の孔6は、第1の孔部61〜63を3つ備える。第1の
孔部61〜63は、基体51の表面に開口する。図示の
第1の孔部61〜63は、ほぼ円筒状の形状であり、円
筒の2つの底面のうち一方の底面が、基体51の表面に
開口する。第1の孔部61〜63の内径D1〜D3は、
第1の孔部61〜63を構成する円筒の内径である。
【0124】第2の孔部65は、基体51の内部に設け
られる。第2の孔部65の形状は、互いに平行な2枚の
板の間で球体を潰して得られる扁平球体形状にほぼ一致
する。
【0125】更に、第2の孔部65は、第1の孔部61
〜63に連なる。詳説すれば、第2の孔部65を構成す
る扁平球体の2つの底面のうち、一方の底面が、第1の
孔部61を構成する円筒の他方の底面に連なる。第2の
孔部65を構成する扁平球体の他方の底面が、第1の孔
部62を構成する円筒の他方の底面と、第1の孔部63
を構成する円筒の他方の底面とに連なる。
【0126】更に、第2の孔部65は、第1の孔部61
〜63の内径D1〜D3よりも大きな内径D5を有す
る。第2の孔部65の内径D5は、扁平球体形状の最大
内径である。
【0127】次に、図16を参照して弾性体71につい
て説明する。弾性体71は、貫通孔72を有し、基体5
1の孔6の内部に挿入されている。弾性体71は、基体
51の孔6内において圧縮された状態である。弾性体7
1は、有機質材料または金属材料等により構成できる。
図示の弾性体71は、ゴムまたはシリコンゴム等の有機
質材料により構成されている。
【0128】弾性体71の貫通孔72は、2つの開口端
721、722のうち少なくとも一方の開口端721
が、基体51の孔6を介して基体51の外部に連なる。
この実施例では、基体51の孔6が、上述のように貫通
孔であり、かような孔6の構成に対応して弾性体71の
貫通孔72も構成してある。具体的には、貫通孔72
は、2つの開口端721、722のそれぞれが、孔6を
介して基体51の外部に連なる。
【0129】弾性体71の貫通孔72は、内径が、上述
の一方の開口端721に向かって次第に拡大されてい
る。実施例では、貫通孔72は、内径が、2つの開口端
721、722のそれぞれに向かって次第に拡大されて
いる。このような形状を持つ弾性体71の例として、図
示の弾性体71はOーリングにより構成されている。特
に、ゴムまたはシリコンゴム等によって構成したOーリ
ングが適している。図示実施例と異なり、弾性体の貫通
孔は、内径が、1つの開口端のみに向かって拡大された
構成でもよい。
【0130】図示実施例の弾性体71は、上述した第2
の孔部65の内部に配置されている。弾性体71の貫通
孔72は、一方の開口端721が第1の孔部61を介し
て基体51の外部に連なる。他方の開口端722は、第
1の孔部62を介して基体51の外部に連なり、第1の
孔部63を介して基体51の外部に連なる。弾性体71
は、貫通孔72の一方の開口端721が第1の孔部61
と互いに向かい合い、かつ、貫通孔72の他方の開口端
722が第1の孔部62、63と互いに向かい合うよう
に、第2の孔部65の内部に配置されている。
【0131】図16に図示した宝石の作用及び効果につ
いて、図1に図示した宝石と同様な作用及び効果は説明
を省略し、図16に図示した宝石の特徴的な作用及び効
果のみを説明する。
【0132】上述したように、紐状部材を、基体51の
孔6を介して弾性体71の貫通孔72内に挿入すると、
弾性体71の弾力性を利用して、紐状部材に摩擦抵抗を
生じさせることができる。
【0133】図16に図示した宝石では、孔6は、基体
51の内部で曲がるように基体51を貫通する構造であ
る。従って、紐状部材に、更に大きな摩擦力を生じさせ
ることができ、宝石を、更に確実に取り付けることがで
きる。
【0134】また、図16に図示した宝石では、少なく
とも3つの第1の孔部61〜63が、基体51の表面に
開口して設けられている。しかも、弾性体71の貫通孔
72は、2つの開口端721、722のうち、一方の開
口端721が第1の孔部61を介して基体51の外部に
連なる。他方の開口端722は、第1の孔部62を介し
て基体51の外部に連なり、第1の孔部63を介して基
体51の外部に連なる。従って、紐状部材を、第1の孔
部61及び62を介して弾性体71の貫通孔72に貫通
させることができる。しかも、紐状部材を、第1の孔部
61及び63を介して弾性体71の貫通孔72に貫通さ
せることもできる。このように、紐状部材を弾性体71
の貫通孔72に貫通させる形態として、異なる複数の形
態が選択可能となる。
【0135】また、この実施例の宝石を用いて、図3に
図示された装身具と同様な装身具を構成してもよい。こ
の場合、図1に図示された宝石または図3に図示された
装身具と同様な作用及び効果を奏する。
【0136】図18は、図1に図示された宝石を用いた
装身具の別の実施例の斜視図である。図において、図3
に図示された構成部分と同一の構成部分には同一の参照
符号を付してある。この実施例の装身具も、宝石5と、
結合部材8とを含む。図示の装身具はネックレースであ
る。他に、ブレスレットやアンクレット等でもよい。宝
石5は、図1に図示した本発明に係る宝石である。
【0137】結合部材8は、宝石5に含まれる弾性体7
1の貫通孔72内に挿入され、弾性的に保持される。結
合部材8は紐状である。紐状の結合部材8は、チェー
ン、金属線、繊維、またはそれらの組み合わせによって
構成できる。図示の結合部材8はチェーンにより構成さ
れている。紐状の結合部材8を、以下、紐状部材8と称
する。紐状部材8は2つの端部を有する。
【0138】宝石5は複数個である。複数の宝石5は、
紐状部材8を貫通させ、紐状部材8上に数珠つなぎに配
置されている。複数の宝石5は、紐状部材8上におい
て、紐状部材8の一方の端部と、他方の端部との間に配
置されている。
【0139】図18に図示された装身具は、更に、第1
の接続手段10と、第2の接続手段20とを含む。第1
の接続手段10は、紐状部材8の一方の端部に設けられ
ている。第2の接続手段20は、紐状部材8の他方の端
部に設けられている。
【0140】図19は、図18に図示された装身具に含
まれる第1及び第2の接続手段を示す拡大断面図であ
る。図19に示すように、第1の接続手段10は、第1
の首部101と、2つの第1の突出部102とを含む。
2つの第1の突出部102は、第1の首部101の両端
に設けられ、それそれが、第1の首部101の直径より
も大きな直径を有している。第1の接続手段10は、内
部を貫通する第1の貫通穴103を有する。第1の貫通
穴103は、第1の首部101及び2つの第1の突出部
102を貫通する。上述した紐状部材8の一方の端部
は、第1の接続手段10の第1の貫通穴103を通って
導出され、導出部分に抜け止め部材11が固定して設け
られている。抜け止め部材11は、圧着や接着等の手段
により、紐状部材8に固定されている。
【0141】図19に示すように、第2の接続手段20
は、第2の首部201と、2つの第2の突出部202と
を含む。2つの第2の突出部202は、第2の首部20
1の両端に設けられ、それぞれが、第2の首部201の
直径よりも大きな直径を有している。第2の接続手段2
0は、内部を貫通する第2の貫通穴203を有する。第
2の貫通穴203は、第2の首部201及び2つの第2
の突出部202を貫通する。上述した紐状部材8の他方
の端部は、第2の接続手段20の第2の貫通穴203を
通って導出され、導出部分に抜け止め部材21が固定し
て設けられている。
【0142】図示された第1、第2の接続手段10、2
0の形状は、ダンベルの形状に似ている。第1、第2の
接続手段10、20の形状、特に、突出部102、20
2の形状は、図示の形状と異なっていてもよい。
【0143】図19に示すように、第1の接続手段10
は、内部を貫通する第1の貫通穴103を有する。かか
る構造によれば、装身具の紐状部材8の一端を、第1の
接続手段10の第1の貫通穴103を通して導出し、導
出部分に抜け止め部材11を固定して設けることができ
る。この結果、第1の接続手段10が、紐状部材8の一
端に取り付けられる。第2の接続手段20についても同
様である。
【0144】第1、第2の接続手段10、20に第1、
第2の貫通穴103、203を設けた構成は、単なる実
施例に過ぎない。図示実施例と異なり、第1、第2の接
続手段が第1、第2の貫通穴を持たない場合でも、半田
による接合や、圧着等の手段を利用することにより、第
1、第2の接続手段を、紐状部材の両端に取り付けるこ
とができる。
【0145】図20は、図18に図示された装身具の結
合ステップを示す斜視図であり、図21は、図18に図
示された装身具の結合に用いられる止め具の斜視図であ
り、図22は図21の22−22線に沿った断面図であ
る。図示において、参照符号1が止め具を示している。
図21、図22に示すように、止め具1は、第1の止め
部材100と、第2の止め部材200とを含む。
【0146】第1の止め部材100は開口部160を備
えており、この開口部160は弾性Oーリング165を
内蔵している。第2の止め部材200は突出部180を
備えている。この突出部180は開口部160に適合す
るものである。
【0147】第1の止め部材100は更に第1の外部接
続手段120を備えており、第2の止め部材200は更
に第2の外部接続手段220を備えている。図示の止め
具1において、第1の止め部材100は、表面に開口す
る第1の穴を有しており、上述した第1の外部接続手段
120は第1の穴により構成されている。同様に、第2
の止め部材200も、表面に開口する第2の穴を有して
おり、上述した第2の外部接続手段220も第2の穴に
より構成されている。
【0148】図23は図20の23−23線に沿った拡
大断面図、図24は図23の24−24線に沿った断面
図である。図24の断面図は図22の断面図に対応して
いる。上述した止め具1において、第1の止め部材10
0は第1の外部接続手段120を備え、第2の止め部材
200は第2の外部接続手段220を備えている。止め
具1を利用して、第1、第2の接続手段10、20を備
えた装身具を結合するには、図20に示すように、止め
具1を開いた状態で、第1の止め部材100の第1の外
部接続手段120と、装身具の第1の接続手段10とを
接続する(図23、図24を参照)。更に、第2の止め
部材200の第2の外部接続手段220と、装身具の第
2の接続手段20とを接続する。
【0149】図25は、図20に図示された結合ステッ
プの次の結合ステップを示す斜視図であり、図26は、
図24の断面図に対応する断面図であって、図25に図
示された結合ステップにおける断面図である。止め具1
において、第1の止め部材100は開口部160を備
え、第2の止め部材200は突出部180を備えてい
る。従って、図20に図示された結合ステップの後、図
25に示すように、第2の止め部材200の突出部18
0を、第1の止め部材100の開口部160内に挿入す
ることができる。第1の止め部材100及び第2の止め
部材200は、突出部180が開口部160内に挿入さ
れたとき、互いに着脱可能に結合される。
【0150】従って、装身具に備えられた第1の接続手
段10と第2の接続手段20とが、第1の止め部材10
0及び第2の止め部材200を介して互いに接続された
状態となり、装身具が結合される。従って、装身具の結
合操作は簡単である。
【0151】第1の止め部材100の開口部160か
ら、第2の止め部材200の突出部180を引き出す
と、第1の止め部材100と第2の止め部材200との
結合が解除される。従って、装身具の第1及び第2の接
続手段10、20間の接続が解除され、装身具の結合が
解除される。よって、装身具の結合解除操作も簡単であ
る。
【0152】上述のように止め具1を閉じるとき、第2
の止め部材200の突出部180が、第1の止め部材1
00の開口部160に押し込まれる。しかも、開口部1
60は弾性Oーリング165を内蔵しており、突出部1
80は上述の開口部160に適合するから、開口部16
0に押し込まれた突出部180は、開口部160に内蔵
された弾性Oーリング165により保持された状態とな
る。従って、上述のように止め具1を閉じると、第1の
止め部材100と第2の止め部材200とがしっかりと
結合される。このため、止め具1によれば、高い信頼性
で装身具を結合できる。
【0153】上述の止め具1において、第1の止め部材
100の開口部160、及び第2の止め部材200の突
出部180を、更に詳しく説明する。
【0154】開口部160は弾性Oーリング165を内
蔵している。開口部160は、その深さの中間部に、口
径の拡大された凹部を備えており、この凹部に、弾性O
ーリング165が挿入されている。弾性Oーリング16
5は、ドーナツ状の形状をしており、シリコン等の弾性
を有する材料により構成されている。弾性Oーリング1
65の外径は、開口部160に備えられた凹部の直径に
対応しており、弾性Oーリング165は、この凹部の内
部に、確実に保持される。
【0155】上述のように、第2の止め部材200は突
出部180を備えており、この突出部180は開口部1
60に適合する。突出部180は、首部181を有して
おり、首部181は先端に膨出部182を有している。
この膨出部182は、首部181の直径よりも大きく、
かつ、弾性Oーリング165の内径よりも大きな直径を
有している。膨出部182は球状である。
【0156】第2の止め部材200を、第1の止め部材
100の方向に押し、または、第1の止め部材100
を、第2の止め部材200の方向に押すことにより、突
出部180の膨出部182から弾性Oーリング165に
押圧力が加わる。この押圧力により、弾性Oーリング1
65の内径が次第に大きくなる。
【0157】第2の止め部材200を、第1の止め部材
100の方向に更に押し、または、第1の止め部材10
0を、第2の止め部材200の方向に更に押すことによ
り、突出部180の膨出部182から、弾性Oーリング
165に、更に押圧力が加わる。この押圧力により、弾
性Oーリング165の内径が更に大きくなる。そして、
弾性Oーリング165の内径が膨出部182の直径の大
きさになった時、膨出部182が弾性Oーリング165
を貫通し、その後、弾性Oーリング165の内径が初期
の寸法に戻り、突出部180の首部181を取り囲む
(図25を参照)。
【0158】上述した突出部180及び開口部160の
組み合わせ構造により、止め具1は、簡単に閉じられる
と共に、弾性Oーリング165の弾性及び突出部180
の形状に基づき、確実に保持されることになる。
【0159】第2の止め部材200を、第1の止め部材
100から離れるように引っ張り、または、第1の止め
部材100を、第2の止め部材200から離れるように
引っ張ることにより、突出部180の膨出部182か
ら、弾性Oーリング165に力が加わる。この力によ
り、弾性Oーリング165の直径が次第に大きくなる。
そして、弾性Oーリング165の内径が膨出部182の
直径の大きさになった時、膨出部182が弾性Oーリン
グ165から抜け出る。これにより、止め具1が開放さ
れることになる。
【0160】図21の止め具1は、第1の止め部材10
0に開口部160を備え、第2の止め部材200に突出
部180を備えている。図21の止め具1と異なり、第
1の止め部材に突出部を備え、第2の止め部材に開口部
を備えた場合でも、同様の作用及び効果が得られること
は自明である。
【0161】図21、図22を参照して説明したよう
に、止め具1において、第1の止め部材100は、表面
に開口する第1の穴を有しており、第1の外部接続手段
120は第1の穴により構成されている。同様に、第2
の止め部材200も、表面に開口する第2の穴を有して
おり、第2の外部接続手段220も第2の穴により構成
されている。
【0162】第1の外部接続手段を構成する第1の穴1
20の構成を、詳しく説明する。図22に示すように、
第1の止め部材100は、更に、第1の内部空間110
を有する。図21、図22に示すように、第1の穴12
0は、第1の挿入部125と、第1のレール部126と
を有する。第1のレール部126は、第1の挿入部12
5の幅よりも小さな幅を有し、第1の挿入部125に連
続する。第1の挿入部125及び第1のレール部126
は、第1の内部空間110に連なっている。
【0163】第2の外部接続手段を構成する第2の穴2
20の構成も、上述した第1の穴120の構成と同様で
あるが説明する。図22に示すように、第2の止め部材
200は、更に、第2の内部空間210を有する。第2
の穴220は、第2の挿入部225と、第2のレール部
226とを有する。第2のレール部226は、第2の挿
入部225の幅よりも小さな幅を有し、第2の挿入部2
26に連続する。第2の挿入部225及び第2のレール
部226は、第2の内部空間210に連なっている。
【0164】次に、図19、図23、図24を参照し、
装身具の第1の接続手段10と、止め具1の第1の外部
接続手段120との接続を、詳しく説明する。第1の接
続手段10の形状及び寸法は、第1の外部接続手段を構
成する第1の穴120の形状及び寸法に一致する。詳説
すれば、第1の接続手段10の第1の突出部102の寸
法(直径)は、第1の穴120の第1の挿入部125の
寸法(直径)のよりも僅かに小さい。また、第1の接続
手段10の第1の軸部101の直径は、第1の穴120
の第1のレール部126の幅に一致する。
【0165】第1の接続手段10を、第1の外部接続手
段120に接続する場合、まず、第1の接続手段10の
第1の突出部102を、第1の穴120の第1の挿入部
125に挿入する。第1の突出部102の寸法(直径)
が第1の挿入部125の寸法(直径)よりも僅かに小さ
いので、第1の突出部102を、第1の挿入部125に
スムーズに挿入できる。
【0166】次に、挿入した第1の突出部102を、第
1の挿入部125から第1のレール部126に移動させ
る(図23の矢印cを参照)。第1の接続手段10の第
1の軸部101の直径は、第1の穴120の第1のレー
ル部126の幅に一致するので、第1の突出部102
を、第1のレール部126にスムーズに移動させること
ができる。
【0167】第2の接続手段20及び第2の外部接続手
段220の構成は、上述した第1の接続手段10及び第
1の外部接続手段120の構成と同様であるので、説明
を省略する。上述した第1の接続手段10及び第1の外
部接続手段120と同様にして、第2の接続手段20も
第2の外部接続手段220に接続される。
【0168】図27は、図21、図22に図示された止
め具に用いられる第1及び第2の栓の斜視図であり、図
28は、図23の拡大断面図と対応した拡大断面図であ
って、第1の栓の使用状態を示す拡大断面図である。好
ましくは、図1の止め具は、第1の栓30と、第2の栓
40とを含む。第1の栓30は、止め具の第1の止め部
材100に用いられ、第2の栓40は、止め具の第2の
止め部材200に用いられる。
【0169】図示のように、第1の栓30は、第1の穴
120の第1の挿入部125の形状に適合する形状であ
る。第1の栓30は、塞ぎ部35と、2つの脚31とを
有し、塞ぎ部35の形状が第1の挿入部125の形状に
適合する。第1の栓の構成として、脚を設けない構成も
採用できる。図示は省略するが、第1の栓30と同様
に、第2の栓40も、第2の穴220の第2の挿入部2
25の形状に適合する形状である。
【0170】既に図23、図24を参照して説明したよ
うに、第1の接続手段10の第1の突出部102を、第
1の挿入部125に挿入し、挿入した第1の突出部10
2を、第1のレール部126に移動させる(図23の矢
印bを参照)。ここで、第1の栓30を利用する。第1
の栓30は、第1の穴120の第1の挿入部125の形
状に適合する形状なので、図12に示すように、第1の
栓30により第1の挿入部125を塞ぐことができる。
かような第1の栓30の操作によって、第1の接続手段
10の第1の突出部102が、第1の止め部材100の
第1の外部接続手段(第1の穴)120から外れるのを
防止できる。
【0171】第2の栓40の機能は、上述した第1の栓
30の機能と同様であるので、説明を省略する。
【0172】以上説明した図18または図20の装身具
において、宝石5は、図1に図示された宝石であるが、
この宝石5を、図8の宝石、図11の宝石、図14の宝
石または図16の宝石に置き換えてもよい。
【0173】図29は、図1に図示された宝石を用いた
装身具の更に別の実施例の斜視図である。図において、
図18に図示された構成部分と同一の構成部分には、同
一の参照符号を付し、説明を省略する。図18に図示さ
れた装身具との対比において、図29に図示された装身
具の特徴は、第1、第2の接続手段10、20の構造に
ある。
【0174】図30は、図29に図示された装身具に含
まれる第1、第2の接続手段の拡大斜視図である。図3
0に示すように、第1の接続手段10は、表面にねじ部
105を有する。第1の接続手段10は、略円筒状の形
状であり、内部を貫通する第1の貫通穴103を有す
る。第2の接続手段20も、表面にねじ部205を有す
る。第2の接続手段20も、略円筒状の形状であり、内
部を貫通する第2の貫通穴203を有する。
【0175】図31は、図29に図示された装身具の結
合ステップを示す斜視図であり、図32は、図29に図
示された装身具の結合に用いられる止め具の断面図であ
る。図示において、参照符号1が止め具を示している。
図において、図21、図22に図示された構成部分と同
一の構成部分には、同一の参照符号を付し、説明を省略
する。
【0176】次に、図21、図22に図示された止め具
との対比において、図32に図示された止め具の特徴を
述べる。第1の止め部材100は、第1の穴120の内
壁にねじ部122を有し、第1の外部接続手段が第1の
穴120により構成される。同様に、第2の止め部材2
00も、第2の穴220の内壁にねじ部22を有し、第
1の外部接続手段が第2の穴220により構成される。
【0177】図33は、図32の断面図に対応する部分
断面図であって、図31に図示された結合ステップを説
明する部分断面図である。止め具1を利用して、第1、
第2の接続手段10、20を備えた装身具を結合するに
は、図31に示すように、止め具1を開いた状態で、第
1の止め部材100の第1の外部接続手段120と、装
身具の第1の接続手段10とを接続する(図33を参
照)。更に、第2の止め部材200の第2の外部接続手
段220と、装身具の第2の接続手段20とを接続する
(図33を参照)。
【0178】第1の外部接続手段120と第1の接続手
段10との接続を具体的に述べる。第1の外部接続手段
120は第1の穴により構成されており、第1の接続手
段10をねじりながら第1の穴120に挿入する。これ
により、第1の接続手段10の表面に設けられたねじ部
105を、第1の穴120の内壁に設けられたねじ部1
22に結合させる。
【0179】次に、第2の外部接続手段220と第2の
接続手段20との接続を具体的に述べる。第2の外部接
続手段220は第2の穴により構成されており、第2の
接続手段20をねじりながら上述の第2の穴220に挿
入する。これにより、第2の接続手段20の表面に設け
られたねじ部205を、第2の穴220の内壁に設けら
れたねじ部222に結合させる。
【0180】図34は、図31に図示された結合ステッ
プの次の結合ステップを示す斜視図である。図31に図
示された結合ステップの後、第2の止め部材200の突
出部180を、第1の止め部材100の開口部160内
に挿入すると、第1の止め部材100及び第2の止め部
材200が、互いに着脱可能に結合される。従って、図
34に示すように、装身具に備えられた第1の接続手段
10と第2の接続手段20とが、第1の止め部材100
及び第2の止め部材200を介して互いに接続された状
態となり、装身具が結合される。
【0181】以上説明した図29または図31の装身具
において、宝石5は、図1に図示された宝石であるが、
この宝石5を、図8の宝石、図11の宝石、図14の宝
石または図16の宝石に置き換えてもよい。
【0182】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、紐
状部材または台座に対して、安定した摩擦力で確実に取
り付け、かつ、簡単に取り外し得る宝石、及び、その宝
石を用いた装身具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る宝石の一実施例の断面図で
ある。
【図2】図1に図示された宝石に含まれる基体の断面図
である。
【図3】図1に図示された宝石を用いた装身具の一実施
例の斜視図である。
【図4】図3に図示された装身具に含まれる宝石の断面
図である。
【図5】本発明に係る宝石の別の実施例の断面図であ
る。
【図6】図5に図示された宝石に含まれる基体の断面図
である。
【図7】図5に図示された宝石を用いた装身具の一実施
例の断面図である。
【図8】本発明に係る宝石の更に別の実施例の断面図で
ある。
【図9】図8に図示された宝石に含まれる基体の断面図
である。
【図10】図8に図示された宝石の使用形態を示す断面
図である。
【図11】本発明に係る宝石の更に別の実施例の断面図
である。
【図12】図11に図示された宝石に含まれる基体の断
面図である。
【図13】図11に図示された宝石の使用形態を示す断
面図である。
【図14】本発明に係る宝石の更に別の実施例の断面図
である。
【図15】図14に図示された宝石に含まれる基体の断
面図である。
【図16】本発明に係る宝石の更に別の実施例の断面図
である。
【図17】図16に図示された宝石に含まれる基体の断
面図である。
【図18】図1に図示された宝石を用いた装身具の別の
実施例の斜視図である。
【図19】図18に図示された装身具に含まれる第1及
び第2の接続手段を示す拡大断面図である。
【図20】図18に図示された装身具の結合ステップを
示す斜視図である。
【図21】図18に図示された装身具の結合に用いられ
る止め具の斜視図である。
【図22】図21の22−22線に沿った断面図であ
る。
【図23】図20の23−23線に沿った拡大断面図で
ある。
【図24】図23の24−24線に沿った断面図であ
る。
【図25】図20に図示された結合ステップの次の結合
ステップを示す斜視図である。
【図26】図24の断面図に対応する断面図であって、
図25に図示された結合ステップにおける断面図であ
る。
【図27】図21、図22に図示された止め具に用いら
れる第1及び第2の栓の斜視図である。
【図28】図23の拡大断面図と対応した拡大断面図で
あって、第1の栓の使用状態を示す拡大断面図である。
【図29】図1に図示された宝石を用いた装身具の更に
別の実施例の斜視図である。
【図30】図29に図示された装身具に含まれる第1、
第2の接続手段の拡大斜視図である。
【図31】図29に図示された装身具の結合ステップを
示す斜視図である。
【図32】図29に図示された装身具の結合に用いられ
る止め具の断面図である。
【図33】図32の断面図に対応する部分断面図であっ
て、図31に図示された結合ステップを説明する部分断
面図である。
【図34】図31に図示された結合ステップの次の結合
ステップを示す斜視図である。
【符号の説明】
51 基体 6 孔 71 弾性体 72 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44C 25/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、弾性体とを含む宝石であって、 前記基体は、真珠でなり、孔を有しており、 前記孔は、第1の孔部と、第2の孔部とを含んでおり、 前記第1の孔部は、一端が前記真珠の真珠層の表面に開
    口し、他端が前記真珠の母材に達しており、 前記第2の孔部は、前記母材の内部にのみ設けられ、前
    記第1の孔部の内径よりも大きな内径を有し、前記第1
    の孔部の前記他端に連なり、 前記弾性体は、有機質材料により構成され、貫通孔を有
    し、前記第2の孔部の内部に挿入されており、 前記貫通孔は、少なくとも一方の開口端が、前記孔を介
    して前記基体の外部に連なり、かつ、内径が、前記一方
    の開口端に向かって次第に拡大されている宝石。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された宝石であって、 前記孔は、前記基体を貫通する孔であり、 前記弾性体の前記貫通孔は、2つの開口端が、それぞ
    れ、前記孔を介して前記基体の外部に連なる宝石。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された宝石であ
    って、 前記貫通孔は、内径が、2つの開口端のそれぞれに向か
    って次第に拡大されている宝石。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載された宝
    石であって、 前記弾性体は、Oーリングでなる宝石。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3の何れかに記載された宝
    石であって、 前記弾性体は、筒状体である宝石。
  6. 【請求項6】 宝石と、結合部材とを含む装身具であっ
    て、 前記宝石は、請求項1乃至5の何れかに記載されたもの
    でなり、 前記結合部材は、前記弾性体の前記貫通孔内に挿入さ
    れ、弾性的に保持される装身具。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された装身具であって、 前記結合部材は、紐状であり、 前記宝石は、複数個であり、前記結合部材を貫通させ、
    前記結合部材上に数珠つなぎに配置されている装身具。
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