JP3064653U - 極細鎖リング用止め金具 - Google Patents

極細鎖リング用止め金具

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JP3064653U
JP3064653U JP1999004046U JP404699U JP3064653U JP 3064653 U JP3064653 U JP 3064653U JP 1999004046 U JP1999004046 U JP 1999004046U JP 404699 U JP404699 U JP 404699U JP 3064653 U JP3064653 U JP 3064653U
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stopper
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JP1999004046U
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Inventor
弘喜 神谷
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弘喜 神谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間の使用に耐えることができ、且つ故障
や破損時にも簡単に交換・修理可能な極細鎖リング用止
め金具を提供する。 【解決手段】 両端に鎖4を通すための開口1a,1b
を有する筒体1と、該筒体1内に嵌着封入されて鎖4を
通す孔3aを有する底壁部と鎖4を包囲する四分割され
た側壁部3bを有する弾性片3とから構成されている。
一対の対向する側壁部3bは内側に湾曲せしめられて鎖
4の一部を弾圧挾持するようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、極細鎖リング用止め金具特に太さが0.6乃至1.4mm程度の極細 のネックレスやブレスレット等に使用される装身具用鎖のためのスライド止め金 具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネックレスやブレスレット等に使用される装身用鎖は極細(太さ0.6 乃至1.4mm程度)のものが多くなって、バランス上止め金具も小さいものが必 要となっている。しかし、このための止め金具は余りにも小さいため、従来構造 をそのまま採用することは難しい。そこで、この目的のために、従来、鎖の一端 を取り付けた相応の太さの筒体内に鎖の他端部を挿通した状態で該筒体内にシリ コンゴムを充填して止め金具としたものが提案され、実用化されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この構造のものは、何度も使用しているうちにシリコンゴムが摩耗し てストッパーとしての機能を果たさなくなるばかりか、これを補修するには鎖ご と修理業者に出さねばならず、例えば店頭等で簡単に補修すると云うようなこと は出来ないのが実情であった。
【0004】 本考案は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 、長期間の使用に耐えることができ、而も万一機能不備となったような場合にも 店頭等にて簡単に部品交換するだけで済むようにした、極細鎖リング用止め金具 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案による極細鎖リング用止め金具は、内部に挿 通された鎖の一端を止めるための連結片を外側に有する筒体と、該筒体内に嵌着 封入されて前記鎖を通すための孔を有する底壁部と該底壁部より立ち上げられて 前記鎖を包囲する多分割された側壁部とを有する弾性片とから成っていて、対向 する少なくとも一対の前記側壁部が内側に湾曲せしめられて前記鎖の一部を弾圧 挾持し得るようになっている。
【0006】 本考案によれば、前記弾性片は十字ブランクをプレス加工したステンレス鋼よ り成っている。また、前記筒体の両端部には絞り加工が施されている。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図示した一実施例に基づき説明する。図1は止め 金具の縦断面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は弾性片をプレス加工する 前の十字ブランクの平面図、図4は本案止め金具を用いたブレスレットの一例の 平面図である。図1乃至4において、1は両端部が絞り加工されていて開口1a ,1bを有し好ましくは一端部外側に後述する鎖の一端を止めるための連結片2 を有する横断面形状が円形又は角形の筒体、3は筒体1内に嵌着封入されていて 開口1a,1bを介して筒体1内に挿通される鎖4を通すための孔3aが穿設さ れた底壁部と該底壁部から立ち上げられて筒体1内に挿通された鎖部分を包囲し 対向する少なくとも一対が内側に湾曲せしめられて前記鎖部分の一部を弾圧挾持 し得るように成形された四分割の側壁部3bとを有するステンレス鋼等より成る 弾性片である。
【0008】 筒体1は所定の太さの(例えば金合金)パイプ材を所定の長さに切断すること により素材が供給され、又、弾性片3は所定の厚さのステンレス鋼板をプレス抜 きすることにより図3に示す如き例えば十字のブランクとして素材が供給される 。従って、筒体1は上記素材の外表面に適宜の装飾用カット等を施し電解仕上げ をすることにより部品として予め準備される。この段階では筒体1の両端は開放 状態にあって絞り加工は施されていない。又、弾性片3は上記素材をプレス加工 により側壁部3bを底壁部より一斉に立ち上げると同時に対向する少なくとも一 対の側壁部3bを内側に湾曲せしめることにより部品として予め準備される。こ の場合、湾曲部の突出高さは板厚を考慮して組み立てられたとき鎖4を適当な強 さで弾圧挾持し得るように選定される。実施例では、側壁部3bが四枚で構成さ れるように十字のブランクを素材として用い一対の対向する側壁部を湾曲せしめ るようにしたが、側壁部の分割数及び湾曲せしめる側壁部の数はこれに限定され ない。又、弾性片3の材質もステンレス鋼に限定されるものではなく、適宜の材 料を使用し得る。
【0009】 次に本案止め金具の組立て方法の一例を説明する。先づ予め準備された上記筒 体部品の一端部を適宜の工具を用いて絞り開口1bを形成し、次に連結片2を筒 体部品の適当な位置にろう付けする。次に筒体部品の他方の開放端より筒体内へ 底壁部を先にして弾性片3を一杯に挿入し、次に筒体部品の開放端を絞り開口1 aを形成する。次に鎖4の一端を筒体部品の一方の開口1bより弾性片3の底壁 部の孔3a,湾曲部を含む側壁部3bにより包囲された空間内及び筒体部品の他 方の開口1aを介して筒体1内を挿通させ、図1及び4に示す如く連結片2を利 用してユニバーサルジョイント式にその一端を筒体1に連結する。この場合、鎖 の一端は弾性片3の湾曲した一対の側壁3bを若干外方へ押し広げながら通過す るため、通過後の鎖部分は湾曲した一対の側壁部3bにより弾圧挾持された状態 となり、鎖4は妄りに移動しなくなる。かくして、本案止め金具の組み立ては完 了する。この場合、筒体1の開放端は適当に絞られているため内部にある弾性片 3は外部から見えず、装飾品としての価値を損なうことはない。そして、鎖4の 他端に適宜のツマミ5(図4)を取り付けることにより製品は完了する。なお、 組み立ては、最初に鎖4を弾性片3に通した後これに筒体部品を嵌着するように しても良いことは云うまでもない。
【0010】 本考案による極細鎖リング用止め金具は上記のように構成されているから、例 えばブレスレットに用いる場合、予め鎖リングの大きさを適当に選定して手首に 緩く嵌めた後他方の手でツマミ5を持って図4に矢印で示す如く鎖4を下方に引 けば、鎖4は弾性片3の湾曲した側壁部3bによる弾力に抗して矢印方向に移動 し、鎖リングの大きさを適宜縮めることが出来る。そして、この調節位置は、鎖 4に特別に大きな引張り力が加わらない限り、鎖4に加えられる弾性片3の湾曲 した側壁部3bによる弾圧挾持力により、確実に保持される。
【0011】 一般に、極細の鎖は強度の大きい金属線を編んで作られるため、これをネック レスやブレスレット等に用いる場合の止め金具側の摩耗は激しいが、本考案によ る止め金具はステンレス鋼等よりなる特殊形状の弾性片を用いているので、長期 間の使用に対しても摩耗することなく、常に初期の弾圧保持力を維持することの できる、この種止め金具を提供することが出来る。又、万一止め金具が故障した り破損した場合でも、筒体1や弾性片3は部品として供給することも保存するこ とも出来る上に組み立てが簡単であるため、店頭等でも簡単に交換・修理が出来 ると云う利点がある。
【0012】 以上実施例では、鎖は金属より成るものとして説明したが、これに限定される ものではなく適宜の材料を用いることが出来る。この意味で本考案では鎖は金属 以外の材料から成るものも含む概念で把握されるべきである。
【0013】
【考案の効果】
上述の如く本考案によれば、長期間の使用に対しても常に初期の性能を保持し 得るこの種止め金具を提供することが出来るばかりか、破損や故障の場合にも簡 単に修理・交換可能な特に極細の鎖リング等に好適な止め金具を比較的安価に提 供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案止め金具の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】弾性片を構成するための十字ブランクの平面図
である。
【図4】本案止め金具を用いたブレスレットの一例の平
面図である。
【符号の説明】
1 筒体 1a,1b 開口 2 連結片 3 弾性片 3a 孔 3b 側壁部 4 鎖 5 ツマミ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に挿通された鎖の一端を止めるため
    の連結片を外側に有する筒体と、該筒体内に嵌着封入さ
    れていて前記鎖を通すための孔を有する底壁部と該底壁
    部から立ち上げられて前記鎖を包囲する多分割された側
    壁部とを有する弾性片とから成っていて、対向する少な
    くとも一対の前記側壁部が内側に湾曲せしめられて前記
    鎖の一部を弾圧挾持し得るようになっている、極細鎖リ
    ング用止め金具。
  2. 【請求項2】 前記弾性片は十字ブランクをプレス加工
    したステンレス鋼より成っている請求項1に記載の止め
    金具。
  3. 【請求項3】 前記筒体の両端部には絞り加工が施され
    ている請求項1及び2に記載の止め金具。
JP1999004046U 1999-06-08 1999-06-08 極細鎖リング用止め金具 Expired - Lifetime JP3064653U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325647A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Tsutsumi Jewely Co Ltd チェーン状装身具に用いるアジャスター及びそれを用いたチェーン状装身具
JP2013005980A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Seberu Piko:Kk 装身具の線条把持機構およびそれを有する装飾体並びに装身具

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