JP5835052B2 - 無人搬送車システム - Google Patents

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Description

本発明は、搬送経路を自動走行する無人搬送車を用いて、荷物を搬送する無人搬送車システムに関する。
従来より、例えば半導体や液晶パネルの製造工場のクリーンルーム等には、無人搬送車システムが設置されている(例えば、特許文献1参照)。この無人搬送車システムでは、荷物を搭載可能な無人搬送車が用いられる。無人搬送車は、地上コントローラによって管理される。クリーンルームに敷設された搬送経路に沿って無人搬送車を自動走行させることにより、無人搬送車に搭載された荷物を搬送することができる。
無人搬送車の走行中に無人搬送車と作業者等とが衝突するのを防止するために、無人搬送車システムでは、例えば非接触式センサを用いた安全対策が講じられている。この非接触式センサは、無人搬送車に取り付けられており、無人搬送車の前方に存在する障害物を検出する。非接触式センサにより障害物が検出された際には、非接触式センサからの検出信号に基づいて、無人搬送車が減速又は停止される。
特開平3−163607号公報
上述した従来の無人搬送車システムでは、次のような問題がある。例えば、搬送経路の脇から作業員等が急に搬送経路に飛び出した場合などに、無人搬送車が作業員等と衝突するおそれがあるため対策が必要となっている。
無人搬送車が作業員等と衝突するのを確実に防止するためには、搬送経路全体において無人搬送車の最高走行速度を低く設定することが考えられる。しかしながら、このように無人搬送車の最高走行速度を低く設定した際には、無人搬送車が搬送経路を1周するのに要する時間が長くなるので、荷物の搬送効率が低下してしまう。従って、従来の無人搬送車システムでは、安全性の確保と荷物の搬送効率の向上とを両方実現することが難しいという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、安全性を確保することができるとともに、荷物の搬送効率を高めることができる無人搬送車システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る無人搬送車システムは、予め定められた搬送経路を走行することにより荷物を搬送する無人搬送車と、前記無人搬送車を管理する地上コントローラと、前記無人搬送車に設けられ、前記無人搬送車を走行させる車体コントローラと、を備え、前記搬送経路の少なくとも一部は、前記無人搬送車が走行する第1のエリア及び第2のエリアに設けられ、前記第1のエリアは、人の出入りを防止するための区画設備によって前記第1のエリアの外部と区画されており、前記車体コントローラは、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度が前記第2のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度よりも高くなるように、前記無人搬送車を走行させる。
本態様によれば、第1のエリアにおいては、無人搬送車は比較的高速で走行され、第2のエリアにおいては、無人搬送車は比較的低速で走行される。これにより、無人搬送車が搬送経路を1周するのに要する時間を短縮することができ、無人搬送車による荷物の搬送効率を高めることができる。また、無人搬送車が比較的高速で走行される第1のエリアは、人の出入りを防止するための区画設備によって第1のエリアの外部と区画されているので、第1のエリアにおいて無人搬送車が人と衝突するおそれが少なく、安全性を確保することができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記地上コントローラは、前記第1のエリアへの人の進入を監視する進入監視部と、前記進入監視部により人の進入が検出された際に、前記車体コントローラに所定の情報を送信する送信部と、を有し、前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度が第1の最高走行速度から前記第1の最高走行速度よりも低い第2の最高走行速度に低下された状態で、前記無人搬送車を走行させるように構成してもよい。
本態様によれば、第1のエリアに人が進入した際に、第1のエリアを走行する無人搬送車の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に低下させることにより、荷物の搬送を継続させながら安全性を確保することができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記所定の情報は、前記第1のエリアに人が進入したことを示す情報であり、前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第1の最高走行速度から前記第2の最高走行速度に設定変更するように構成してもよい。
本態様によれば、車体コントローラにおいて、第1のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に設定変更することができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記地上コントローラは、さらに、前記進入監視部により人の進入が検出された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第1の最高走行速度から前記第2の最高走行速度に設定変更する設定変更部を有し、前記所定の情報は、前記第2の最高走行速度に関する情報であり、前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおいて前記第2の最高走行速度に基づいて前記無人搬送車を走行させるように構成してもよい。
本態様によれば、地上コントローラにおいて、第1のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に設定変更することができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記第1のエリアにおいて前記無人搬送車が複数走行している場合に、前記送信部は、前記第1のエリアを走行している前記複数の無人搬送車の各々の前記車体コントローラに前記所定の情報を送信するように構成してもよい。
本態様によれば、安全性をより一層高めることができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記地上コントローラは、前記第1のエリアに進入する前記無人搬送車に搭載された前記荷物の高さを監視する高さ監視部と、前記高さ監視部により検出された前記荷物の高さが所定値以上である場合に、前記車体コントローラに所定の情報を送信する送信部と、を有し、前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度が第1の最高走行速度から前記第1の最高走行速度よりも低い第2の最高走行速度に低下された状態で、前記無人搬送車を走行させるように構成してもよい。
本態様によれば、第1のエリアに進入する無人搬送車に搭載された荷物の高さが所定値以上である際に、無人搬送車の最高走行速度を第1の最高走行速度から低下させることにより、荷物の荷崩れを防止することができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記所定の情報は、前記荷物の高さが前記所定値以上であることを示す情報であり、前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第1の最高走行速度から前記第2の最高走行速度に設定変更するように構成してもよい。
本態様によれば、車体コントローラにおいて、第1のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に設定変更することができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記地上コントローラは、さらに、前記高さ監視部により検出された前記荷物の高さが前記所定値以上である際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第1の最高走行速度から前記第2の最高走行速度に設定変更する設定変更部を有し、前記所定の情報は、前記第2の最高走行速度に関する情報であり、前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおいて前記第2の最高走行速度に基づいて前記無人搬送車を走行させるように構成してもよい。
本態様によれば、地上コントローラにおいて、第1のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に設定変更することができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記第1のエリアに前記無人搬送車が複数走行している場合に、前記送信部は、前記第1のエリアを走行している前記複数の無人搬送車のうち、前記荷物の高さが前記所定値以上である前記無人搬送車の前記車体コントローラに前記所定の情報を送信するように構成してもよい。
本態様によれば、荷物の搬送効率を保ちながら、荷物の荷崩れを防止することができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記地上コントローラは、前記無人搬送車の現在位置に関する現在位置情報を取得することにより、前記無人搬送車の最高走行速度を設定する管理部を有し、前記管理部は、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第2のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度よりも高く設定し、前記車体コントローラは、前記管理部により設定された最高走行速度に基づいて、前記無人搬送車を走行させるように構成してもよい。
本態様によれば、地上コントローラにおいて無人搬送車の最高走行速度を設定することができる。
例えば、本発明の一態様に係る無人搬送車システムにおいて、前記車体コントローラは、前記無人搬送車の現在位置に関する現在位置情報を取得することにより、前記無人搬送車の最高走行速度を設定して前記無人搬送車を走行させる調整部を有し、前記調整部は、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第2のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度よりも高く設定するように構成してもよい。
本態様によれば、車体コントローラにおいて無人搬送車の最高走行速度を設定することができる。
本発明によれば、安全性を確保することができるとともに、荷物の搬送効率を高めることができる無人搬送車システムを実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る無人搬送車システムの構成を示す平面図である。 図1の無人搬送車システムの一部を拡大して示す斜視図である。 無人搬送車を示す斜視図である。 図1の無人搬送車システムの制御系を簡略的に示すブロック図である。 図1の無人搬送車システムにおける無人搬送車の最高走行速度の制御の流れを示すフローチャートである。 第1のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る無人搬送車システムの制御系を簡略的に示すブロック図である。 第1のエリアに進入した無人搬送車の最高走行速度の制御の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る無人搬送車システムの各種実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置、ステップ及びステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無人搬送車システムの構成を示す平面図である。図2は、図1の無人搬送車システムの一部を拡大して示す斜視図である。図3は、無人搬送車を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態の無人搬送車システム10は、例えば液晶パネル製造工場のクリーンルーム101に設置されている。クリーンルーム101内は、例えば第1のエリア102a,102bと第2のエリア103a,103bとに区画されている。第1のエリア102a,102bにはそれぞれ、無人搬送車104(後述する)により搬送された例えばガラス基板105に対して所定の加工処理を施すための処理装置106が配置されている。処理装置106には、搬送経路107(後述する)上の無人搬送車104との間でガラス基板105を移載するためのローラコンベア106aが設けられている。このローラコンベア106aは、搬送経路107に面するように配置されている。
クリーンルーム101内には、第1のエリア102a,102bの各々を囲むようにして、作業員等(人を構成する)の出入りを防止するための防護柵108(区画設備を構成する)が設けられている。この防護柵108によって、第1のエリア102a,102bはそれぞれ、第1のエリア102a,102bの外部と区画されている。第1のエリア102a,102bと第2のエリア103a,103bとの境界部における搬送経路107には、防護柵108は設けられておらず、無人搬送車104が通過可能なゲート109が設けられている。このゲート109には、作業員等がゲート109を通過したことを検出するためのエリアセンサ110が設けられている。エリアセンサ110からの検出信号は、地上コントローラ111(後述する)に送信される。
なお、上述したゲート109に代えて、開閉可能なシャッタを設けるように構成することもできる。無人搬送車104が上記境界部を通過する際には、シャッタが開くことによって搬送経路107が開放される。無人搬送車104が上記境界部を通過した後には、シャッタが閉じることによって搬送経路107が遮断される。
また、本実施の形態では、図2に示すように、ゲート109の両側にエリアセンサ110を1つずつ設けるように構成したが、ゲート109の両側にエリアセンサ110を複数個ずつ上下に並べて設けるように構成することもできる。これら複数個のエリアセンサ110により、例えば、無人搬送車104に搭載された荷物113(後述する)の高さHの検出及び無人搬送車104と作業員等との識別等を行うことができる。
クリーンルーム101の床面には、例えばループ状に形成された搬送経路107が設けられている。搬送経路107は、第1のエリア102a,102b及び第2のエリア103a,103bをそれぞれ通過するようにして設けられている。第1のエリア102a,102bにおいては、搬送経路107は直線状に延びており、第2のエリア103a,103bにおいては、搬送経路107は円弧状に延びている。搬送経路107には、搬送経路107に沿って連続的に延びる磁気テープ112が貼り付けられている。
無人搬送車104は、本実施の形態では、搬送経路107に貼り付けられた磁気テープ112に沿って、搬送経路107を所定方向に走行する磁気誘導方式の無人搬送車で構成されている。無人搬送車104には、複数の車輪(図示せず)と、複数の車輪を駆動するための電動モータ等の駆動源(図示せず)とが設けられている。駆動源によって複数の車輪が駆動されることにより、無人搬送車104が走行する。無人搬送車104の上部には、荷物113が搭載されている。本実施の形態では、荷物113は、複数のガラス基板105が収納されたカセット114で構成されている。
無人搬送車104には、無人搬送車104を走行させるための車体コントローラ115が搭載されている。この車体コントローラ115は、例えばクリーンルーム101内に設置された地上コントローラ111と無線通信される。以下、本実施の形態の無人搬送車システム10の制御系について説明する。図4は、図1の無人搬送車システムの制御系を簡略的に示すブロック図である。なお、図4には、無人搬送車システム10の機能構成のうち、本発明に関連する機能構成のみを図示している。
車体コントローラ115は、機能的には、記憶部116及び制御部117を有している。記憶部116には、搬送経路107に関するマップ情報等が記憶されている。制御部117は、調整部118及び通信部119を含んでいる。調整部118は、駆動源の回転数を調整することにより、無人搬送車104の走行速度を調整する。通信部119は、地上コントローラ111との間で各種の情報を無線通信するためのものである。通信部119は、例えば、無人搬送車104の現在位置に関する現在位置情報及び搬送指令の実行状況に関する情報等を地上コントローラ111に送信する。なお、無人搬送車104の現在位置情報は、記憶部116に記憶されたマップ情報に基づいて送信される。
地上コントローラ111は、無人搬送車104を管理するためのものである。地上コントローラ111は、機能的には、記憶部120及び制御部121を有している。記憶部120には、搬送経路107に関するマップ情報及び無人搬送車104の最高走行速度に関する情報等が記憶されている。無人搬送車104の最高走行速度に関する情報は、第1のエリア102a,102b及び第2のエリア103a,103bの各々における最高走行速度である。第1のエリア102a,102bにおける最高走行速度は、第1の最高走行速度(例えば120〜180m/分)であり、第2のエリア103a,103bにおける最高走行速度は、第1の最高走行速度よりも低い第2の最高走行速度(例えば60m/分)である。
制御部121は、管理部122、進入監視部123、設定変更部124及び通信部125(送信部を構成する)を含んでいる。管理部122は、例えば、無人搬送車104の現在位置、無人搬送車104の最高走行速度及び無人搬送車104に対する搬送指令の実行状況等を管理する。管理部122は、車体コントローラ115から送信された無人搬送車104の現在位置情報及び記憶部120に記憶された最高走行速度に関する情報を取得することにより、第1のエリア102a,102bを走行する無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度に設定し、第2のエリア103a,103bを走行する無人搬送車104の最高走行速度を第2の最高走行速度に設定する。
進入監視部123は、エリアセンサ110からの検出信号に基づいて、第1のエリア102a,102bへの作業員等の進入及び第1のエリア102a,102bからの作業員等の退出を監視する。設定変更部124は、進入監視部123からの検出結果に基づいて、第1のエリア102a,102bにおける無人搬送車104の最高走行速度を設定変更する。具体的には、設定変更部124は、進入監視部123により第1のエリア102a,102bへの作業員等の進入が検出された際に、第1のエリア102a,102bにおける無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に設定変更する。その後、進入監視部123により第1のエリア102a,102bからの作業員等の退出が検出された際には、設定変更部124は、第1のエリア102a,102bにおける無人搬送車104の最高走行速度を第2の最高走行速度から第1の最高走行速度に設定変更する。
通信部125は、車体コントローラ115との間で各種の情報を無線通信するためのものである。通信部125は、例えば、管理部122により設定された第1の最高走行速度及び第2の最高走行速度に関する情報、設定変更部124により設定変更された第2の最高走行速度に関する情報(所定の情報を構成する)並びに荷物の搬送指令に関する情報等を車体コントローラ115に送信する。
次に、本実施の形態の無人搬送車システム10による無人搬送車104の最高走行速度の制御方法について説明する。図5は、図1の無人搬送車システムにおける無人搬送車の最高走行速度の制御の流れを示すフローチャートである。
搬送経路107には、荷物113を搭載した複数の無人搬送車104が間隔を置いて配置されている。地上コントローラ111から複数の無人搬送車104の各々の車体コントローラ115に搬送指令が送信された際には、複数の無人搬送車104の各々は、搬送経路107を所定方向に走行する。例えば、無人搬送車104は、第1のエリア102a、第2のエリア103a、第1のエリア102b及び第2のエリア103bをこの順に通過する。
無人搬送車104が第1のエリア102aに設置された処理装置106の前で停止した状態で、移載装置(図示せず)によって荷物113が処理装置106のローラコンベア106aに移載される。処理装置106において所定の加工処理が施された荷物113は、移載装置によって再度無人搬送車104に移載される。その後、無人搬送車104は、第1のエリア102a及び第2のエリア103aを走行し、第1のエリア102bに設置された処理装置106の前で停止する。上述と同様に、無人搬送車104に搭載された荷物113が処理装置106に移載され、荷物113に対して所定の加工処理が施される。荷物113が再度無人搬送車104に搭載された後に、無人搬送車104は、第1のエリア102b及び第2のエリア103bを走行する。以上のようにして、無人搬送車104によって荷物113が例えば2つの処理装置106間を搬送される。
無人搬送車104が第1のエリア102a,102bにおける搬送経路107を走行している際には(S11でYES)、地上コントローラ111の管理部122は、無人搬送車104の現在位置情報を取得することにより、当該無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度に設定する(S12)。地上コントローラ111の通信部125は、設定された第1の最高走行速度に関する情報を当該無人搬送車104の車体コントローラ115に送信する。車体コントローラ115の通信部119が第1の最高走行速度に関する情報を受信することにより、調整部118は、駆動源の最大回転数を第1の最高走行速度に対応する第1の最大回転数に制御する。これにより、当該無人搬送車104は、第1のエリア102a,102bにおける搬送経路107を第1の最高走行速度以下で走行する(S13)。なお、第1のエリア102a,102bにおける無人搬送車104の走行速度は一定ではなく、第1の最高走行速度を上限の速度として適宜加速又は減速される。
無人搬送車104が第2のエリア103a,103bにおける搬送経路107を走行している、或いは、無人搬送車104がゲート109を通過して第2のエリア103a,103bに進入した際には(S11でNO)、地上コントローラ111の管理部122は、無人搬送車104の現在位置情報を取得することにより、当該無人搬送車104の最高走行速度を第2の最高走行速度に設定する(S14)。地上コントローラ111の通信部125は、設定された第2の最高走行速度に関する情報を当該無人搬送車104の車体コントローラ115に送信する。車体コントローラ115の通信部119が第2の最高走行速度に関する情報を受信することにより、調整部118は、駆動源の最大回転数を第2の最高走行速度に対応する第2の最大回転数に制御する。これにより、当該無人搬送車104は、第2のエリア103a,103bにおける搬送経路107を第2の最高走行速度以下で走行する(S15)。なお、第2のエリア103a,103bにおける無人搬送車104の走行速度は一定ではなく、第2の最高走行速度を上限の速度として適宜加速又は減速される。
なお、無人搬送車104がゲート109を通過して第2のエリア103b(又は第2のエリア103a)から退出して第1のエリア102a(又は第1のエリア102b)に進入した際には(S11でYES)、上述したS12が実行される。
上述したように、本実施の形態の無人搬送車システム10では、第1のエリア102a,102bにおいては、無人搬送車104は比較的高速で走行され、第2のエリア103a,103bにおいては、無人搬送車104は比較的低速で走行される。これにより、無人搬送車104が搬送経路107を1周するのに要する時間を短縮することができ、無人搬送車104による荷物113の搬送効率を高めることができる。また、無人搬送車104が比較的高速で走行する第1のエリア102a,102bにおいて、無人搬送車104が作業員等と衝突するおそれが少なく、安全性を高めることができる。
さらに、本実施の形態の無人搬送車システム10では、作業員等が第1のエリア102a,102bに進入した場合に、次のようにして安全性を確保することができる。図6は、第1のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度の制御の流れを示すフローチャートである。上述したように、第1のエリア102a,102bにおける搬送経路107を走行している無人搬送車104の最高走行速度は、第1の最高走行速度に設定されている(S31)。これにより、当該無人搬送車104は、第1のエリア102a,102bにおける搬送経路107を第1の最高走行速度以下で走行する(S32)。
作業員等がゲート109を通過して例えば第1のエリア102aに進入した際には、エリアセンサ110は、作業員等がゲート109を通過したことを検出する。進入監視部123は、エリアセンサ110からの検出信号に基づいて、第1のエリア102aへの作業員等の進入を検出する。進入監視部123によって作業員等の進入が検出されることにより(S33でYES)、設定変更部124は、第1のエリア102aにおける無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に設定変更する(S34)。これにより、管理部122は、第1のエリア102aにおける搬送経路107を走行している複数の無人搬送車104の各々の最高走行速度を第2の最高走行速度に設定する。地上コントローラ111の通信部125は、第1のエリア102aにおける搬送経路107を走行している複数の無人搬送車104の各々の車体コントローラ115に対して、第2の最高走行速度に関する情報(所定の情報を構成する)を送信する。車体コントローラ115の通信部119が第2の最高走行速度に関する情報を受信することにより、調整部118は、駆動源の最大回転数を第2の最大回転数に制御する。これにより、第1のエリア102aに存在する全ての無人搬送車104は、第2の最高走行速度以下で第1のエリア102aにおける搬送経路107を走行する(S35)。
その後、作業員等がゲート109を通過して例えば第1のエリア102aの外部に退出した際には、エリアセンサ110は、作業員等がゲート109を通過したことを検出する。進入監視部123は、エリアセンサ110からの検出信号に基づいて、第1のエリア102aからの作業員等の退出を検出する。進入監視部123によって作業員等の退出が検出されることにより(S36でYES)、設定変更部124は、第1のエリア102aにおける無人搬送車104の最高走行速度を第2の最高走行速度から第1の最高走行速度に設定変更する(S37)。これにより、管理部122は、第1のエリア102aにおける搬送経路107を走行している複数の無人搬送車104の各々の最高走行速度を第1の最高走行速度に設定する。地上コントローラ111の通信部125は、第1のエリア102aにおける搬送経路107を走行している複数の無人搬送車104の各々の車体コントローラ115に対して、第1の最高走行速度に関する情報を送信する。車体コントローラ115の通信部119が第1の最高走行速度に関する情報を受信することにより、調整部118は、駆動源の最大回転数を第1の最大回転数に制御する。これにより、第1のエリア102aに存在する全ての無人搬送車104は、再び第1の最高走行速度以下で第1のエリア102aにおける搬送経路107を走行する(S32)。
上述したように、本実施の形態の無人搬送車システム10では、作業員等が第1のエリア102a,102bに進入した際に、第1のエリア102a,102bに存在する全ての無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に低下させることにより、荷物113の搬送を継続させながら安全性を確保することができる。
なお、例えば第1のエリア102aに複数の作業員等が進入する可能性がある場合には、エリアセンサ110により第1のエリア102aからの作業員等の退出が検出された回数をカウントするためのカウンタを設けるように構成することができる。この場合には、エリアセンサ110からの検出信号及びカウンタからのカウント結果に基づいて、進入監視部123は、全ての作業員等がゲート109を通過して第1のエリア102aの外部に退出したこと、即ち、第1のエリア102a内に作業員等が存在しないことを検出することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る無人搬送車システムの制御系を簡略的に示すブロック図である。なお、本実施の形態では、図1〜図6に記載の符号を適宜用いて説明する。
本実施の形態の無人搬送車システム10Aでは、搬送経路107上に設置されたゲート109には、第1のエリア102a,102bに進入する無人搬送車104に搭載された荷物113の高さH(図3参照)を検出するためのエリアセンサ110Aが設けられている。エリアセンサ110Aからの検出信号は、地上コントローラ111Aに送信される。
図7に示すように、地上コントローラ111Aの制御部121Aは、管理部122、高さ監視部126及び通信部125(送信部を構成する)を含んでいる。高さ監視部126は、エリアセンサ110からの検出信号に基づいて、第1のエリア102a,102bに進入する無人搬送車104に搭載された荷物113の高さHを監視する。地上コントローラ111Aの記憶部120には、搬送経路107に関するマップ情報が記憶されている。通信部125は、荷物113の高さHが所定値(例えば2m)以上であることを示す情報(所定の情報を構成する)等を車体コントローラ115Aに送信する。なお、本実施の形態では、管理部122は、無人搬送車104の最高走行速度の管理は行わない。
車体コントローラ115Aの記憶部116には、搬送経路107に関するマップ情報及び無人搬送車104の最高走行速度に関する情報が記憶されている。無人搬送車104の最高走行速度に関する情報は、上記第1の実施形態と同様に、第1のエリア102a,102b及び第2のエリア103a,103bの各々における最高走行速度である。車体コントローラ115Aの制御部117Aは、調整部118、設定変更部127及び通信部119を含んでいる。調整部118は、記憶部116に記憶されたマップ情報に基づいて無人搬送車104の現在位置情報を取得する。調整部118は、無人搬送車104の現在位置情報及び記憶部116に記憶された最高走行速度に関する情報を取得することにより、無人搬送車104の最高走行速度を設定し、無人搬送車104の走行速度を調整する。設定変更部127は、高さ監視部126からの検出結果に基づいて、第1のエリア102a,102bにおける無人搬送車104の最高走行速度を設定変更する。具体的には、設定変更部127は、高さ監視部126により検出された荷物113の高さHが所定値以上である際に、当該荷物113を搬送している無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に設定変更する。
次に、本実施の形態の無人搬送車システム10による無人搬送車104の最高走行速度の制御方法について説明する。無人搬送車104が第1のエリア102a,102bにおける搬送経路107を走行している際には、車体コントローラ115Aの調整部118は、無人搬送車104の現在位置情報を取得することにより、当該無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度に設定し、無人搬送車104の走行速度を調整する。これにより、当該無人搬送車104は、第1のエリア102a,102bにおける搬送経路107を第1の最高走行速度以下で走行する。
無人搬送車104が第2のエリア103a,103bにおける搬送経路107を走行している際には、車体コントローラ115Aの調整部118は、無人搬送車104の現在位置情報を取得することにより、当該無人搬送車104の最高走行速度を第2の最高走行速度に設定し、無人搬送車104の走行速度を調整する。これにより、当該無人搬送車104は、第2のエリア103a,103bにおける搬送経路107を第2の最高走行速度以下で走行する。
さらに、本実施の形態の無人搬送車システム10では、第1のエリア102a,102bに進入する無人搬送車104に搭載された荷物113の高さHが所定値以上である場合に、次のようにして荷物113の荷崩れを防止することができる。図8は、第1のエリアに進入した無人搬送車の最高走行速度の制御の流れを示すフローチャートである。
無人搬送車104がゲート109を通過して例えば第1のエリア102aに進入した際には(S51)、エリアセンサ110は、当該無人搬送車104に搭載された荷物113の高さHを検出する。高さ監視部126は、エリアセンサ110からの検出信号に基づいて、無人搬送車104に搭載された荷物113の高さHを検出する。
高さ監視部126により検出された荷物113の高さHが所定値未満である場合には(S52でNO)、調整部118は、当該無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度に設定することにより(S53)、無人搬送車104の走行速度を調整する。これにより、当該無人搬送車104は、第1の最高走行速度以下で第1のエリア102aにおける搬送経路107を走行する(S54)。
高さ監視部126により検出された荷物113の高さHが所定値以上である場合には(S52でYES)、地上コントローラ111Aの通信部125は、荷物113の高さHが所定値以上であることを示す情報(所定の情報を構成する)を車体コントローラ115Aに送信する。この情報が車体コントローラ115Aの通信部119により受信されることにより、設定変更部127は、当該無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に設定変更する(S55)。調整部118は、当該無人搬送車104の最高走行速度を第2の最高走行速度に設定し、無人搬送車104の走行速度を調整する。これにより、当該無人搬送車104は、第2の最高走行速度以下で第1のエリア102aにおける搬送経路107を走行する(S56)。
上述したように、本実施の形態の無人搬送車システム10Aでは、第1のエリア102a,102bに進入する無人搬送車104に搭載された荷物113の高さHが所定値以上である際に、当該無人搬送車104の最高走行速度を第1の最高走行速度から第2の最高走行速度に低下させることにより、荷物113の荷崩れを防止することができる。
以上、本発明の無人搬送車システムについて、実施の形態1及び2に基づいて説明したが、本発明は、これら実施の形態1及び2に限定されるものではない。これらの実施の形態に対して当業者が思い付く変形を施して得られる形態、及び、これらの実施の形態における構成要素を任意に組み合わせて実現される別の形態も本発明に含まれる。
上記実施の形態1では、地上コントローラから車体コントローラに所定の情報として第2の最高走行速度に関する情報を送信するように構成したが、このような構成に代えて、上記実施の形態2と同様に構成することもできる。即ち、地上コントローラから車体コントローラに所定の情報として第1のエリアに作業員等が進入したことを示す情報を送信し、車体コントローラにおいて無人搬送車の最高走行速度を第2の最高走行速度に設定変更するように構成することもできる。
また、上記実施の形態1では、無人搬送車の最高走行速度の設定を地上コントローラの管理部で行うように構成したが、上記実施の形態2と同様に、無人搬送車の最高走行速度の設定を車体コントローラの調整部で行うように構成することもできる。
また、上記実施の形態2では、地上コントローラから車体コントローラに所定の情報として荷物の高さが所定値以上であることを示す情報を送信し、車体コントローラにおいて無人搬送車の最高走行速度を第2の最高走行速度に設定変更するように構成したが、このような構成に代えて、上記実施の形態1と同様に構成することもできる。即ち、地上コントローラにおいて無人搬送車の最高走行速度を第2の最高走行速度に設定変更し、地上コントローラから車体コントローラに所定の情報として第2の最高走行速度に関する情報を送信するように構成することもできる。
上記実施の形態1及び2では、磁気誘導方式の無人搬送車を用いたが、これに限られず、例えば、搬送経路に貼り付けられた反射テープに沿って搬送経路を所定方向に走行する光誘導方式の無人搬送車を用いることもできる。或いは、無人搬送車に搭載されたレーザレーダが壁等に取り付けられた反射板を検出しながら走行するレーザ誘導方式の無人搬送車を用いることもできる。或いは、搬送経路に敷設されたレールにガイドされながら走行する方式の無人搬送車を用いることもできる。
上記実施の形態1及び2では、第1のエリア及び第2のエリアはそれぞれ、搬送経路の一部とその周囲の領域とを含むように構成されているが、第1のエリア及び第2のエリアの各々が搬送経路の一部自体となるように構成することもできる。
上記実施の形態1及び2では、搬送経路の全部が第1のエリア及び第2のエリアに設けられているが、搬送経路の一部が第1のエリア及び第2のエリアに設けられていてもよい。
上記実施の形態1及び2では、第1のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度を第1の最高走行速度から低下させる際に、低下後の最高走行速度を第2のエリアにおける第2の最高走行速度としたが、これに限られず、第1の最高走行速度よりも低い任意の最高走行速度に低下するように構成することができる。
上記実施の形態1及び2では、搬送経路が第1のエリア及び第2のエリアに設けられるように構成したが、搬送経路の少なくとも一部が第1のエリア、第2のエリア及び第3のエリアに設けられるように構成することもできる。この場合には、第1のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度は第1の最高走行速度、第2のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度は第1の最高走行速度よりも低い第2の最高走行速度、第3のエリアにおける無人搬送車の最高走行速度は第2の最高走行速度よりも低い第3の最高走行速度に設定される。
上記実施の形態1及び2では、搬送経路をループ状に形成したが、複数のルートを有する複雑な形状に形成することもできる。この場合には、第2のエリアにおける搬送経路には、例えば分岐合流部、右左折部及び横行部等が設けられる。
なお、無人搬送車の所定部位には、無人搬送車の前方に存在する障害物を検出する非接触式センサを設けることができる。非接触式センサにより障害物が検出された際には、非接触式センサからの検出信号に基づいて、無人搬送車が減速又は停止される。或いは、無人搬送車のバンパには、バンパに加わった外力を検出する接触式センサを設けることができる。無人搬送車のバンパが作業員等と衝突した際には、接触式センサからの検出信号に基づいて、無人搬送車が減速又は停止される。
本発明は、搬送経路を自動走行する無人搬送車を用いて、荷物を搬送する無人搬送車システムとして利用することができる。
10,10A 無人搬送車システム
101 クリーンルーム
102a,102b 第1のエリア
103a,103b 第2のエリア
104 無人搬送車
105 ガラス基板
106 処理装置
106a ローラコンベア
107 搬送経路
108 防護柵
109 ゲート
110,110A エリアセンサ
111,111A 地上コントローラ
112 磁気テープ
113 荷物
114 カセット
115,115A 車体コントローラ
116,120 記憶部
117,117A,121,121A 制御部
118 調整部
119,125 通信部
122 管理部
123 進入監視部
124,127 設定変更部
126 高さ監視部

Claims (11)

  1. 予め定められた搬送経路を走行することにより荷物を搬送する無人搬送車と、
    前記無人搬送車を管理する地上コントローラと、
    前記無人搬送車に設けられ、前記無人搬送車を走行させる車体コントローラと、を備え、
    前記搬送経路の少なくとも一部は、前記無人搬送車が走行する第1のエリア及び第2のエリアに設けられ、前記第1のエリアは、人の出入りを防止するための区画設備によって前記第1のエリアの外部と区画されており、
    前記車体コントローラは、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度が前記第2のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度よりも高くなるように、前記無人搬送車を走行させる
    無人搬送車システム。
  2. 前記地上コントローラは、
    前記第1のエリアへの人の進入を監視する進入監視部と、
    前記進入監視部により人の進入が検出された際に、前記車体コントローラに所定の情報を送信する送信部と、を有し、
    前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度が第1の最高走行速度から前記第1の最高走行速度よりも低い第2の最高走行速度に低下された状態で、前記無人搬送車を走行させる
    請求項1に記載の無人搬送車システム。
  3. 前記所定の情報は、前記第1のエリアに人が進入したことを示す情報であり、
    前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第1の最高走行速度から前記第2の最高走行速度に設定変更する
    請求項2に記載の無人搬送車システム。
  4. 前記地上コントローラは、さらに、前記進入監視部により人の進入が検出された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第1の最高走行速度から前記第2の最高走行速度に設定変更する設定変更部を有し、
    前記所定の情報は、前記第2の最高走行速度に関する情報であり、
    前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおいて前記第2の最高走行速度に基づいて前記無人搬送車を走行させる
    請求項2に記載の無人搬送車システム。
  5. 前記第1のエリアにおいて前記無人搬送車が複数走行している場合に、前記送信部は、前記第1のエリアを走行している前記複数の無人搬送車の各々の前記車体コントローラに前記所定の情報を送信する
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の無人搬送車システム。
  6. 前記地上コントローラは、
    前記第1のエリアに進入する前記無人搬送車に搭載された前記荷物の高さを監視する高さ監視部と、
    前記高さ監視部により検出された前記荷物の高さが所定値以上である場合に、前記車体コントローラに所定の情報を送信する送信部と、を有し、
    前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度が第1の最高走行速度から前記第1の最高走行速度よりも低い第2の最高走行速度に低下された状態で、前記無人搬送車を走行させる
    請求項1に記載の無人搬送車システム。
  7. 前記所定の情報は、前記荷物の高さが前記所定値以上であることを示す情報であり、
    前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第1の最高走行速度から前記第2の最高走行速度に設定変更する
    請求項6に記載の無人搬送車システム。
  8. 前記地上コントローラは、さらに、前記高さ監視部により検出された前記荷物の高さが前記所定値以上である際に、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第1の最高走行速度から前記第2の最高走行速度に設定変更する設定変更部を有し、
    前記所定の情報は、前記第2の最高走行速度に関する情報であり、
    前記車体コントローラは、前記送信部から前記所定の情報が送信された際に、前記第1のエリアにおいて前記第2の最高走行速度に基づいて前記無人搬送車を走行させる
    請求項6に記載の無人搬送車システム。
  9. 前記第1のエリアに前記無人搬送車が複数走行している場合に、前記送信部は、前記第1のエリアを走行している前記複数の無人搬送車のうち、前記荷物の高さが前記所定値以上である前記無人搬送車の前記車体コントローラに前記所定の情報を送信する
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の無人搬送車システム。
  10. 前記地上コントローラは、前記無人搬送車の現在位置に関する現在位置情報を取得することにより、前記無人搬送車の最高走行速度を設定する管理部を有し、
    前記管理部は、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第2のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度よりも高く設定し、
    前記車体コントローラは、前記管理部により設定された最高走行速度に基づいて、前記無人搬送車を走行させる
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の無人搬送車システム。
  11. 前記車体コントローラは、前記無人搬送車の現在位置に関する現在位置情報を取得することにより、前記無人搬送車の最高走行速度を設定して前記無人搬送車を走行させる調整部を有し、
    前記調整部は、前記第1のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度を前記第2のエリアにおける前記無人搬送車の最高走行速度よりも高く設定する
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の無人搬送車システム。
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