JP5834172B2 - コンセント用プレート及びこれを含む埋込コンセント - Google Patents

コンセント用プレート及びこれを含む埋込コンセント Download PDF

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本発明は、施工面に固定され、コンセントの栓刃挿入口が設けられる前面側を開口部から露出させるコンセント用プレートに関する。
上記コンセント用プレートとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1のコンセント用プレートでは、コンセント本体に挿入されたプラグが回転したときに、プラグの栓刃に設けられた孔にコンセント本体の突起が嵌め込まれる構造を採用している。これにより、使用者がプラグをコンセント本体に挿入し、その後にプラグを回転させたとき、栓刃の孔とコンセント本体の突起との係合によりプラグの抜けが抑制されるようになる。
特開2001−185289号公報
特許文献1のコンセント用プレートは、プラグの抜けを抑制するためにプラグをコンセント本体に挿入した状態でプラグを回転させることが必要となるため、プラグを挿入する毎にコンセント本体の耐久性の低下をまねくことが懸念される。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、プラグの抜けを抑制すること及びコンセント本体の耐久性の低下を抑制することのできるコンセント用プレート、及びこれを含む埋込コンセントを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
(1)請求項1に記載の発明は、施工面に固定され、栓刃挿入口が設けられたコンセントの前面側を開口部から露出させるコンセント用プレートにおいて、前記施工面とは反対側にある当該コンセント用プレートの面であるプレート表面には、前記開口部を覆い閉状態となる動作及び前記開口部から離間して開状態となる動作を行う扉体が設けられ、この扉体の裏面には、プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入された状態を保持する保持部が設けられており、前記栓刃挿入口に栓刃が挿入された状態のプラグに向けて前記扉体を付勢する付勢部を含み、前記扉体は、回転が可能な状態で前記プレート表面に取り付けられるとともに、前記プレート表面への取付部が前記開口部の下方に設けられるものであり、前記保持部には、前記扉体の先端部から前記扉体の基端部に向かうにつれて表面側から裏面側に向けて傾斜する傾斜部が設けられていることを要旨としている。
この発明によれば、栓刃挿入口に栓刃が挿入された状態のプラグが保持部により支持されるため、コンセントからのプラグの抜けを抑制することができる。また、プラグの抜止効果を得るうえで、栓刃挿入口に栓刃が挿入された状態のプラグをコンセント本体に対して回転させる必要がないため、コンセント本体の耐久性の低下を抑制することができる。さらに、プラグの栓刃が栓刃挿入口に挿入された状態を保持する保持部を有する扉体を設けているため、汎用のコンセント本体を用いてプラグを抜け止めすることができる。
従来のコンセント用プレートにおいては、使用者がプラグをコンセントに挿入した後にこのプラグを回転させることを忘れたときには、プラグの抜け止めを抑制する効果が得られない。上記発明によれば、保持部をプラグに向けて付勢する付勢部を含んでいるため、保持部をプラグに接触させた後は、使用者が特別の操作を行わなくとも付勢部の付勢によりプラグの抜止効果を得ることができる。
また、この発明によれば、回転が可能な状態で扉体がプレート表面に取り付けられるとともに、プレート表面への取付部が栓刃挿入口の下方に設けられるため、当該コンセントが使用者よりも低いところに配置されているときには、使用者が栓刃挿入口の位置を容易に視認することができる。
)請求項に記載の発明は、請求項1に記載のコンセント用プレートにおいて、前記保持部にはプラグボディの段差部と互いに係合する係合部が設けられることを要旨としている。
この発明によれば、栓刃挿入口に栓刃が挿入された状態のプラグボディの段差部と保持部の係合部とが互いに係合するため、プラグが埋込コンセントから抜けることをより確実に抑制することができる。
)請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載のコンセント用プレートにおいて、前記プレート表面には、プラグの形状に対応した凹部が設けられ、この凹部の底面に前記開口部が形成されることを要旨としている。
この発明によれば、プレート表面の凹部の底面が開口されて、開口部が設けられているため、プラグの栓刃が栓刃挿入口に差し込まれたとき、栓刃の根元となるプラグの面は本体の表面よりも奥側にある凹部の底面と接触する。従って、栓刃挿入口に差し込まれた栓刃が露出することをより好適に抑制することができる。
)請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のコンセント用プレートにおいて、当該コンセントは、一度に複数のプラグを挿入することができるものであり、前記開口部は、複数のプラグのそれぞれに対応して複数設けられるものであり、前記扉体は、複数の開口部のそれぞれに対応して複数設けられるものであることを要旨としている。
この発明によれば、複数の開口部のそれぞれに対応して複数の保持部が設けられるため、複数の栓刃挿入口が設けられる埋込コンセントにおいて各プラグの抜けを好適に抑制することができる。
)請求項に記載の発明は、請求項1〜いずれか一項に記載のコンセント用プレートと、同コンセント用プレートを施工面に固定する取付枠と、同コンセント用プレートの開口部から栓刃挿入口が設けられる前面側を露出させた状態で取付枠に保持されるコンセント本体とを含む埋込コンセントであることを要旨としている。
本発明によれば、プラグの抜けを抑制すること及びコンセント本体の耐久性の低下を抑制することのできるコンセント用プレート、及びこれを含む埋込コンセントを提供することができる。
本発明の埋込コンセントを具体化した第1実施形態について、同コンセントの分解斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のコンセントに挿入するプラグについて、(a)はその斜視構造を示す斜視図、(b)はその正面構造を示す正面図。 同実施形態の埋込コンセントについて、(a)はその正面構造を示す正面図、(b)はその断面構造を示す断面図。 同実施形態の埋込コンセントについて、(a)はその正面構造を示す正面図、(b)はその側面構造を示す側面図。 同実施形態の埋込コンセントについて、(a)はプラグが挿入されたときの正面構造を示す正面図、(b)はプラグが挿入されたときの側面構造を示す側面図。 同実施形態の埋込コンセントについて、埋込コンセントにプラグを差し込むときの手順を示す手順図。 本発明の埋込コンセントを具体化した第2実施形態について、(a)は同コンセント用プレートの正面構造を示す正面図、(b)は同コンセント用プレートの断面構造を示す断面図。 同実施形態の埋込コンセントについて、(a)はプラグが挿入されていないときの側面構造を示す側面図、(b)はプラグが挿入されたときの側面構造を示す側面図。 本発明の埋込コンセントを具体化した第3実施形態について、同コンセントの分解斜視構造を示す斜視図。 同実施形態の埋込コンセントについて、その側面構造を示す側面図。 同実施形態の埋込コンセントについて、埋込コンセントにプラグを差し込むときの手順を示す手順図。 本発明の埋込コンセントを具体化した第4実施形態について、同コンセントの分解斜視構造を示す斜視図。 本発明の埋込コンセントを具体化した第5実施形態について、同コンセントの分解斜視構造を示す斜視図。
(第1実施形態)
図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。この実施形態では、電気自動車の充電用プラグを差し込むことのできる埋込コンセントとして本発明を具体化した一例を示している。また、家屋においての埋込コンセントの取り付け位置が屋内の場合を想定している。本実施形態では、埋込コンセントの各構成要素について、その室内側の面を「表面」とし、これとは反対側の面を「裏面」とする。
図1に示されるように、埋込コンセント1は、施工面100(図3参照)の電源Eに接続されるコンセント本体10と、施工面100に対するコンセント本体10の位置を固定する取付枠20と、取付枠20の室内側の面を覆うコンセント用プレート3と、埋込コンセント1からのプラグ50抜けを抑制するロック機構40とを含めて構成されている。コンセント本体10としては、通常の家庭で使用される2極接地極付コンセント15A125V用のものが設けられている。
以下では、埋込コンセント1の各方向を次のように示す。
施工面100に取り付けられた埋込コンセント1を使用者が表面側から見たときの左右方向を「左右方向X」として示し、左右方向Xのうち表面側から見た左方向を「左方向X1」として示し、左右方向Xのうち表面側から見た右方向を「右方向X2」として示す。
施工面100に取り付けられた埋込コンセント1を使用者が表面側から見たときの上下方向を「上下方向Y」として示し、上下方向Yのうち上方向を「上方向Y1」として示し、上下方向Yのうち下方向を「下方向Y2」として示す。
施工面100に取り付けられた埋込コンセント1を使用者が表面側から見たときの奥行方向を「奥行方向Z」として示し、奥行方向Zのうち施工面100側から室内側に向かう方向を「表方向Z1」として示し、奥行方向Zのうち表面側から施工面100側に向かう方向を「裏方向Z2」として示す。
コンセント本体10には、プラグ50の栓刃51を挿入するため2つの栓刃挿入口11と、プラグ50の接地極52を挿入するための1つの接地極挿入口12と、コンセント本体10を取付枠20に固定するための突起部13とが設けられている。
取付枠20には、コンセント本体10の表側端部の周囲を支持するためのコンセント本体支持部21と、コンセント本体10の突起部13をはめ込むための嵌込部24と、プレート本体30を取付枠20に固定するねじ34のための2つのねじ孔22とが設けられている。ねじ孔22の一方は、上下方向Yにおいてコンセント本体支持部21の上方向Y1側に設けられている。ねじ孔22の他方は、上下方向Yにおいてコンセント本体支持部21の下方向Y2側に設けられている。コンセント本体支持部21には、上方向Y1側と下方向Y2側の端部にコンセント本体10を取り付けるための凹部としてのコンセント本体嵌込部24が設けられている。
コンセント用プレート3は、取付枠20の室内側の面を覆うプレート本体30と、コンセント本体10に挿入された状態のプラグ50を抜け止めするロック機構40とから構成されている。
プレート本体30には、コンセント本体10の表方向Z1側の端部を挿入するための本体挿入孔31と、プレート本体30を取付枠20及び施工面100に固定するねじ34のための2つのねじ孔32と、ロック機構40のカバー41を取り付けるための取付部33とが設けられている。本体挿入孔31は、奥行方向Zにおいてコンセント本体10と対応する位置に設けられている。取付部33は、上下方向Yにおいて本体挿入孔31の下方に設けられている。ねじ孔32の一方は、上下方向Yにおいて本体挿入孔31の上方向Y1側に設けられている。ねじ孔32の他方は、上下方向Yにおいて取付部33の下方向Y2側に設けられている。
ロック機構40は、コンセント本体10に挿入された状態のプラグ50を支持するカバー41と、プレート本体30に設けられた取付部33と、取付部33とカバー41とを接続する心棒47と、カバー41を付勢するばね45とを含めて構成されている。カバー41の下方向Y2側の端部には、取付部33に取り付けるための取付部46が設けられている。
図2を参照して、プラグ50の詳細な構造について説明する。
図2(a)に示されるように、プラグ50には、使用者がプラグ50を把持するためのプラグボディ54と、プラグボディ54の先端部から突出する一対の栓刃51及び接地極52とが設けられている。プラグボディ54の後端部には、栓刃51が受けた電力を機器に供給するためのケーブル53が設けられている。プラグボディ54は樹脂材料を射出成形することにより成形されている。栓刃51としては、上下方向Y及び左右方向Xに沿う断面の形状が矩形状であり、且つ上下方向Yの辺が左右方向Xの辺よりも長い形状のものが設けられている。接地極52としては、丸ピン形状のものが設けられている。栓刃51及び接地極52について、プラグボディ54の先端面からの突出量は接地極52の方が栓刃51よりも大きい。
プラグボディ54両側面には、使用者がプラグボディ54を把持するための平面形状の把持部56が設けられている。プラグボディ54の下部には、本体部分から下方向Y2に向けて突出する段差部55が設けられている。プラグボディ54の上部には、使用者がプラグ50の方向を視認するときに利用する位置表示部57が設けられている。位置表示部57が上方向Y1に位置する状態のとき、栓刃51及び接地極52をコンセント本体10に挿入することができる。
図2(b)に示されるように、段差部55には、平面形状の下端部55Aと、下端部55Aから裏方向Z2に向かうにつれて上方向Y1に傾斜する前方傾斜部55Bと、下端部55Aから左右方向Xに向かうにつれて上方向Y1に傾斜する側方傾斜部55Cとが設けられている。前方傾斜部55Bの左右方向Xの幅は、裏方向Z2に向かうにつれて次第に大きくなる。
図3を参照して、ロック機構40のより詳細な構造、及び施工面100への埋込コンセント1の取付態様について説明する。
図3(a)に示されるように、取付枠20のコンセント本体支持部21には、コンセント本体10の表方向Z1側の端部が嵌め込まれる。取付枠20のコンセント本体嵌込部24には、コンセント本体10の突起部13が嵌め込まれる。
図3(b)に示されるように、施工面100の裏面側に設けられた収納ボックスSには、コンセント本体10の裏方向Z2側の端部が収納されている。プレート本体30の取付部33には、カバー41の取付部46が取り付けられる。プレート本体30は、ねじ34により取付枠20及び収納ボックスSに固定される。
ロック機構40のカバー41には、カバー41の裏面側から表面側に向けて窪んだ形状の凹部42と、この凹部42内に設けられてプラグボディ54の段差部55と係合する係合部43と、プラグボディ54の段差部55の傾斜面に対応した形状の傾斜部44とが設けられている。以降では、カバー41がプレート本体30の開口部を閉鎖した状態において、カバー41の上方向Y1側に位置する端部を「カバー先端部41A」とし、カバー41の下方向Y2側に位置する端部を「カバー基端部41B」とする。
凹部42のカバー先端部41A側には、カバー先端部41A側からカバー基端部41B側に向かうにつれて裏面側から表面側に傾斜する傾斜面42Aが形成されている。凹部42のカバー基端部41B側には、カバー先端部41A側からカバー基端部41B側に向かうにつれて表面側から裏面側に傾斜する傾斜面42Bが形成されている。凹部42の傾斜面42Aと傾斜面42Bとの間には、平面形状の底面42Cが形成されている。
係合部43は、凹部42の底面42Cから裏面側に向けて垂直に突出し、カバー41の左右方向Xに延びて形成されている。凹部42内の空間は、奥行方向Zにおいて係合部43により2つの領域、すなわちカバー先端部41A側の先端側凹部48A及びカバー基端部41B側の基端側凹部48Bに区画されている。係合部43の基端部から先端部までの長さは、凹部42の深さと同じ大きさに設定されている。
傾斜部44は、先端側凹部48Aの中間部から係合部43までにわたり形成されている。また、カバー先端部41Aからカバー基端部41Bに向かうにつれて表面側から裏面側に向けて傾斜している。
カバー41の取付部46及びプレート本体30の取付部33には、心棒47を挿入するための孔が形成されている。取付部46及び取付部33の各孔をまたいで心棒47が挿入されることにより、カバー41がプレート本体30に取り付けられる。心棒47には、カバー41をプレート本体30の本体挿入孔31側に向けて付勢するばね45が取り付けられる。
図4及び図5を参照して、プレート本体30とロック機構40との関係について説明する。
図4に示されるように、カバー41は、心棒47を回転軸としてプレート本体30に対して回転することができる。以降では、プレート本体30に対するカバー41の回転方向について、カバー41がプレート本体30の本体挿入孔31に近接する方向を「閉方向R1」とし、カバー41がプレート本体30の本体挿入孔31から離間する方向を「開方向R2」とする。
図4中の実線で示されるように、カバー41に対してばね45の力以外の力が作用していないとき、カバー41はばね45の力によりプレート本体30の表面に接触した状態に保持される。このとき、本体挿入孔31の開口部の全体がカバー41により覆われる。
図4中の二点鎖線で示されるように、カバー41に対してばね45の力よりも大きい開方向R2の力が作用したとき、カバー41はこの力によりプレート本体30の表面から離間した位置のいずれかに保持される。カバー41が最大限まで開方向R2に回転したとき、カバー41はプレート本体30に対して略直交した状態に保持される。このとき、本体挿入孔31の開口部はカバー41から開放された状態にある。
図5に示されるように、本体挿入孔31を介してプラグ50の栓刃51がコンセント本体10に挿入された状態において、カバー41がばね45の力により閉方向R1に回転したとき、カバー41の係合部43がプラグボディ54の段差部355に係合する。このとき、カバー41がばね45により閉方向R1に付勢されているため、プラグボディ54には閉方向R1に向けて押す力がカバー41から加えられる。カバー41はプラグ50に接続されたケーブル53には接触しない。
図6を参照して、埋込コンセント1へのプラグ50の挿入手順について説明する。
(手順A)図6(a)に示されるように、使用者は、カバー41に指を掛けてカバー41を開方向R2に所定量よりも大きく回転させる。これにより、カバー41により覆われていた栓刃挿入孔がカバー41から開放される。
(手順B)図6(b)に示されるように、使用者は、プラグボディ54の把持部56を把持した状態でプラグボディ54の先端部をカバー41の先端部の裏面上に載せる。また、左右方向Xにおいてはプラグボディ54をカバー41の凹部42と対応させる。
(手順C)図6(c)に示されるように、使用者は、プラグボディ54の下部がカバー41の裏面に接触した状態を保持しつつプラグボディ54を裏方向Z2に向けて移動させる。カバー41は、図6(a)に示される状態よりもさらに開方向R2側に回転できるため、プラグボディ54の移動にともない段差部55とカバー41とが接触したときにもプラグボディ54をカバー41に対して滑らかに移動させることができる。
(手順D)図6(d)に示されるように、使用者は、プラグボディ54の下部がカバー41の裏面に接触した状態を保持しつつ段差部55が先端側凹部48Aに嵌り込むまでプラグボディ54を移動させる。段差部55の前方傾斜部55Bの裏方向Z2側の先端が係合部43と接触したとき、接地極52の先端部がコンセント本体10の接地極挿入口12に挿入される。
(手順E)図6(e)に示されるように、使用者は、プラグボディ54によりカバー41を開方向R2に押し下げつつ段差部55の下端部55Aが係合部43の先端部上に位置するまでプラグボディ54を移動させる。カバー41には傾斜部44が設けられているため、段差部55を係合部43上まで移動させるときにもプラグボディ54をカバー41に対して滑らかに移動させることができる。栓刃51は、段差部55が傾斜部44上にあるときに先端部がコンセント本体10の栓刃挿入口11に挿入される。
(手順F)図6(f)に示されるように、使用者は、プラグボディ54によりカバー41を開方向R2に押し下げつつ段差部55が基端側凹部48Bに嵌り込むまでプラグボディ54を移動させる。段差部55が基端側凹部48Bに嵌り込んで段差部55の表面側の端部と係合部43の裏面側の端部とが接触した状態にあるとき、栓刃51及び接地極52のそれぞれの全体がコンセント本体10に挿入される。このとき、カバー41がばね45により閉方向R1に付勢されているため、係合部43が段差部55に押し付けられて係合部43と段差部55とが係合した状態に保持される。
なお、使用者はプラグ50を埋込コンセント1から抜き出すとき、プラグボディ54を指で摘むとともにプラグボディ54でカバー41を下方向Y2に押し下げながらプラグボディ354を表方向Z1に向けて引き出す。
以上詳述したように、本実施形態によれば以下に示す効果が得られる。
(1)施工面100とは反対側にあるコンセント用プレート3の面であるプレート本体30表面には、本挿入孔31を覆い閉状態となる動作及び本挿入孔31から離間して開状態となる動作を行うカバー41が設けられる。このカバー41には、プラグ50の栓刃51が栓刃挿入口11に挿入された状態を保持する凹部42が設けられている。栓刃挿入口11に栓刃が挿入された状態のプラグが凹部42により支持されるため、コンセント1からのプラグ50の抜けを抑制することができる。また、プラグ50の抜止効果を得るうえで、栓刃挿入口11に栓刃51が挿入された状態のプラグ50をコンセント本体10に対して回転させる必要がないため、コンセント本体10の耐久性の低下を抑制することができる。さらに、プラグ50の栓刃51が栓刃挿入口11に挿入された状態を保持する凹部42を有するカバー41を設けているため、汎用のコンセント本体10を用いてプラグ50を抜け止めすることができる。
(2)ロック機構40は、プラグ50の抜止効果を得るうえで、栓刃挿入口11に栓刃51が挿入された状態のプラグ50をコンセント本体10に対して回転させる必要がないため、使用者がプラグ50を埋込コンセント1に差し込んだ後に同プラグ50を回転させる動作を行わなくともプラグ50の抜けを抑制することができる。
(3)ロック機構40は、プラグ50の栓刃51を差し込んだときにプラグ50を回転させなくとも抜止機構によるプラグ50の抜止効果が得られるため、プラグ50を回転させて抜けを抑制する従来の抜止装置とは異なり、使用者の操作の忘れに起因してプラグ50の抜けが生じることを抑制することができる。
(4)従来のコンセント用プレートにおいては、使用者がプラグ50をコンセントに挿入した後にこのプラグ50を回転させることを忘れたときには、プラグ50の抜け止めを抑制する効果が得られない。本実施形態では、凹部42をプラグ50に向けて付勢するばね45を含んでいるため、凹部42をプラグ50に接触させた後は、使用者が特別の操作を行わなくともばね45の付勢によりプラグ50の抜止効果を得ることができる。
(5)凹部42にはプラグボディ54の段差部55と互いに係合する係合部43が設けられるため、栓刃挿入口11に栓刃51が挿入された状態のプラグボディ54の段差部55と凹部42の係合部43とが互いに係合する。このため、プラグ50が埋込コンセント1から抜けることをより確実に抑制することができる。
(6)回転が可能な状態でカバー41がプレート本体30の表面に取り付けられるとともに、プレート本体30の表面への取付部33が栓刃挿入口11の下方に設けられるため、埋込コンセント1が使用者よりも低いところに配置されているときには、使用者が栓刃挿入口11の位置を容易に視認することができる。
(7)カバー41は、栓刃挿入口11にプラグ50の栓刃51が挿入されていないときには栓刃挿入口11の開口部を覆う。このため、埋込コンセント1が使用されていないときに栓刃挿入口11に外部から異物が入ることを抑制することができる。
(8)カバー41は、プラグ50を支持した状態においてプラグ50に接続されているケーブル53には接触しない。このため、プラグ50の抜けを抑制すること及びケーブル53に不要な力がかかることを抑制することができる。
(9)ロック機構40は、プレート本体30の表方向Z1側に設けられる。このため、使用者は、抜き止め機能が働いているか否かを容易に視認することができる。
(10)カバー41は、栓刃挿入口11にプラグ50の栓刃51が挿入されていないときには栓刃挿入口11の開口部を覆う。このため、埋込コンセント1が使用されていないときに栓刃挿入口11を防水することができる。また、プラグ50が差し込まれた状態のときには、カバー41が開状態となっているため、下方向Y2からの水跳ね等に対して防水効果を得ることができる。
(第2実施形態)
図7及び図8を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態の埋込コンセント1は、第1実施形態の埋込コンセント1のプレート本体30の形状を変更したものとして構成されている。以下にこの変更された部分についての詳細を示す。なお、その他の点については第1実施形態と同様の構成が採用されているため、共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、プレート本体230上方の端部が裏方向Z2に向かうにつれて上方向Y1に向かい、下方の端部が裏方向Z2に向かうにつれて下方向Y2に向かう形状となっている。すなわち、プレート本体230は側面において台形形状をしている。また、コンセント本体10の位置と対応する部分には、プラグ50の形状に対応した、すなわちプラグボディ54の外径よりも大きな凹部235が設けられる。そして、この凹部235の底面、すなわち裏方向Z2側の面には、本体挿入孔231が設けられて、開口している。凹部235の底面に相当する部分は全て取り除かれている。この取り除かれた部分が本体挿入孔231として形成されている。プレート本体230の上下方向Yの両端部には、取付枠20のねじ孔22に対応するねじ孔232が設けられている。また、プレート本体230の凹部235の奥行方向Zにおける長さLAは、栓刃51の奥行方向Zにおける長さよりも大きい。
図8を参照して、プレート本体30とロック機構40との関係について説明する。
図8(a)に示されるように、カバー41は、心棒47を回転軸としてプレート本体230に対して回転することができる。図8(a)中の実線で示されるように、カバー41に対してばね45の力以外の力が作用していないとき、カバー41はばね45の力によりプレート本体230の表面に接触した状態に保持される。このとき、凹部235の開口部の全体がカバー41により覆われる。また、図8(a)中の二点鎖線で示されるように、カバー41に対してばね45の力よりも大きい開方向R2の力が作用したとき、カバー41はこの力によりプレート本体230の表面から離間した位置のいずれかに保持される。カバー41が最大限まで開方向R2に回転したとき、カバー41はプレート本体230に対して略直交した状態に保持される。このとき、凹部235はカバー41から開放された状態にある。
図8(b)に示されるように、本体挿入孔231を介してプラグ50の栓刃51がコンセント本体10に挿入された状態において、カバー41の係合部43がプラグボディ54の段差部55に係合する。このとき、カバー41がばね45により閉方向R1に付勢されているため、プラグボディ54には閉方向R1に向けて押す力がカバー41から加えられる。
以上詳述したように、本実施形態によれば第1実施形態の(1)〜(10)の効果に加えて、以下に示す効果が得られる。
(11)プレート本体230の表面には、プラグ50の形状に対応した凹部235が設けられ、この凹部235の底面に本挿入孔231が形成されているため、プラグ50の栓刃51が栓刃挿入口11に差し込まれたとき、栓刃51の根元となるプラグ50の面はプレート本体230の表面よりも奥側にある凹部235の底面と接触する。従って、栓刃挿入口11に差し込まれた栓刃51が露出することをより好適に抑制することができる。
(第3実施形態)
図9及び図10を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態の埋込コンセント1は、第1実施形態のロック機構を汎用のプラグに対応するように変更したものとして構成されている。以下にこの変更された部分についての詳細を示す。なお、その他の点については第1実施形態と同様の構成が採用されているため、共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、ロック機構340は、コンセント本体10に挿入された状態のプラグ350を支持するカバー341と、本体330に設けられた取付部333とを含めて構成されている。カバー341は、その外周縁が本体330に向けて突出形成されており、閉状態においてこの外周縁が本体330の表面と接触する。カバー341の下方向Y2側の端部には、取付部333に取り付けるための取付部346が設けられている。カバー341の裏面側には、同裏面から突出形成された保持部342が設けられている。保持部342には、プラグ350の段差部355と係合する係合部343が設けられている。係合部343は、その形状がプラグ350の栓刃51を栓刃挿入口11に全て挿入した状態におけるプラグボディ354の段差部355と一致するように形成されている。
カバー341の取付部346及び本体330の取付部333には、それぞれ1本の心棒347を挿入するための孔が形成されている。カバー341は、取付部346及び取付部333の各孔をまたいで心棒347が挿入されることにより、本体330に取り付けられる。心棒347には、カバー341を本体330の本体挿入孔331側に付勢するばね345が取り付けられる。
図10を参照して、本体330とロック機構340との関係について説明する。
図10に示されるように、カバー341は、心棒347を回転軸として本体330に対して回転することができる。図10中の実線で示されるように、カバー341に対してばね345の力以外の力が作用していないとき、カバー341はばね345の力により本体330の表面に接触した状態に保持される。このとき、凹部235の全体がカバー341により覆われる。
カバー341に対してばね345の力よりも大きい開方向R2の力が作用したとき、カバー341はこの力により本体330の表面から離間した位置のいずれかに保持される。図10中の二点鎖線で示されるように、カバー341が最大限まで開方向R2に回転したとき、カバー341は本体330に対して略直交した状態に保持される。このとき、本体挿入孔31の開口部はカバー341から開放された状態にある。
図11を参照して、埋込コンセント1へのプラグ350の挿入手順について説明する。
(手順A)図11(a)に示されるように、プラグボディ354を指先でつまみ、他方の手の指をカバー341にかけてカバー341を開方向R2に回転させる。
(手順B)図11(b)に示されるように、プラグ350を裏方向Z2に向けて移動させ、コンセント本体10に栓刃351及び接地極352の全長を挿入する。
(手順C)図11(c)に示されるように、プラグボディ354をつまむ指をプラグボディ354から離すとともにカバー341を押し開く指をカバー341から離す。このとき、指が外されたことによりカバー341には、ばね345によって先端が上方向Y1に向かう力が勝りカバー341は上方向Y1に向かって回転するとともに、カバー341の背面に設けられた係合部343がプラグボディ354の外周の凹部と接触して係合する。従って、カバー341によって、プラグ350に対して裏方向Z2への力が付与されるため、この力によってプラグ350と埋込コンセント1との挿入状態が保持される。
なお、プラグ350を埋込コンセント1から抜き出すときには、再び指でカバー341を下方向Y2に押し下げてカバー341の係合部343とプラグボディ354との係合を解除した状態にて、プラグボディ354を摘んで栓刃351を表方向Z1に向けて引き出す。そして、カバー341から指を外すことで、カバー341の背面で本体330の前面が接触する。
以上詳述したように、本実施形態によれば第1実施形態の(1)〜(10)の効果に加えて、以下に示す効果が得られる。
(12)本実施形態では、プラグボディ54の形状に合わせてロック機構340すなわちカバー341及び係合部343を設けている。すなわち、汎用のプラグ350に対応するコンセントに対しても抜止機能を働かせることができるようになる。
(第4実施形態)
図12を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態の埋込コンセント1は、第3実施形態の取付枠を汎用の取付枠に変更したものとして構成されている。以下にこの変更された部分についての詳細を示す。なお、その他の点については第3実施形態と同様の構成が採用されているため、共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図12に示されるように、取付枠420には、コンセント本体10の表側端部の周囲を支持するためのコンセント本体支持部421と、コンセント本体10の突起部13をはめ込むためのコンセント本体嵌込部424が設けられている。コンセント本体嵌込部424には、コンセント本体10を上下方向Yに3つ並べて取り付けるための3つの支持部424Aが設けられている。この実施形態の埋込コンセントでは、3つの支持部424Aのうち中央の支持部424Aのみにコンセント本体10が取り付けられる。この支持部424Aによって、コンセント本体10は、第3実施形態とは上下方向Yが左右方向Xになるように、すなわち90度回転した状態で取り付けられる。
本体330の本体挿入孔431は、コンセント本体10の方向に対応して設けられている。すなわち、第3実施形態とは上下方向Yが左右方向Xになるように、すなわち90度回転した状態で設けられている。
以上詳述したように、本実施形態によれば第1実施形態の(1)〜(10)及び第3実施形態の(12)の効果に加えて、以下に示す効果が得られる。
(13)本実施形態では、汎用の取付枠420を用いているため、既存のコンセントにロック機構340を追加したいときに、既存の取付枠420を用いることができるため、取り付けにかかる使用者の金銭的な負担を低減させることができるようになる。
(第5実施形態)
図13を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態の埋込コンセントは、第4実施形態の本体を汎用の本体に変更したものとして構成されている。以下にこの変更された部分についての詳細を示す。なお、その他の点については第4実施形態と同様の構成が採用されているため、共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図13に示されるように、ロック機構540は、汎用のプレート本体530と接続されるベースプレート561と、コンセント本体10に挿入された状態のプラグ350を支持するカバー341と、ベースプレート561に設けられた接続部563とを含めて構成されている。
ベースプレート561には、コンセント本体10の位置と対応する部分に、プラグ350の形状に対応した、すなわちプラグボディ354の外径よりも大きなプラグ孔562が設けられる。そして、このプラグ孔562の底面、すなわち裏方向Z2側の開口面には、プレート本体530の本体挿入孔531が設けられている。
プレート本体530には、プレート本体530を取付枠20及び施工面100に固定するねじ34のための2つのねじ孔532のほか、ベースプレート561と接続するためのねじ穴535が本体挿入孔531の外周の4箇所を形成する。そして、ベースプレート561のプラグ孔562と本体330の本体挿入孔31の位置を合わせた状態に設定したうえで、ベースプレート561の四隅に設けられたねじ孔564と同ねじ孔564と対応する位置に設けられたプレート本体530のねじ穴535にねじをねじこみ、ベースプレート561とプレート本体530を接続することにより、ベースプレート561がプレート本体530に対して固定される。すなわち、プレート本体530に、ベースプレート561によってロック機構40が設けられる。
以上詳述したように、本実施形態によれば第1実施形態の(1)〜(10)の効果に加えて、以下に示す効果が得られる。
(14)本実施形態ではカバー341は、汎用のプレート本体530に接続されるものであるため、汎用のプレート本体530を取り外すことなく、さらにプレート本体530をこれに追加するだけで、プラグ50の抜止効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の実施態様は上記実施形態に限られるものではなく、例えば以下に示す態様をもって実施することもできる。また以下の各変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・上記第1及び第2実施形態では、電気自動車の充電用プラグ50を差し込むことのできる埋込コンセント1としたが、プラグインハイブリッド自動車の充電用プラグを差し込むことのできる埋込コンセントすることもできる。
・上記第2実施形態では、凹部235の底面に相当する部分は全て取り除かれて、この取り除かれた部分が本体挿入孔231として形成されるようにしたが、凹部235の底面は全て取り除かなくともよい。
・上記第3実施形態では、カバー41がプレート本体30の本体挿入孔31を塞いでいる状態において、カバー41の本体側に突出した外周縁とプレート本体30の前面とが接触して、係合部43が外周縁とプレート本体30の前面とから形成される空間に収納されるようにしたが、係合部43がプレート本体30の前面と接触するようにしてもよい。
・上記第4実施形態では、コンセント本体10を1つのみ設けるようにしたが、複数のコンセント本体10を設けることもできる。この場合、プレート本体30にはコンセント本体10の数に応じた複数のプラグ挿入孔が設けられる。また、ロック機構については複数のプラグ挿入孔のそれぞれに対応して設けられる。
・上記第5実施形態では、プレート本体530にベースプレート561をねじで止めるようにしたが、ベースプレート561を施工面100にねじ等で固定するようにしてもよい。
・上記第5実施形態では、ベースプレート561をプレート本体530に取り付ける構成を採用したが、ベースプレート561を省略してカバー341をプレート本体530に取り付ける構成に変更することもできる。
・上記各実施形態では、カバー41の取付部46をプレート本体30に取り付けるための取付部33を本体挿入孔31の下方向Y2側に設けたが、本体挿入孔31の上方向Y1側または右方向X1側または左方向X2側に設けることもできる。
・上記各実施形態では、カバー41をばね45により閉方向R1に付勢するようにしたが、ばね45に代えて、磁石またはゴムによりカバー41を付勢することもできる。
・上記各実施形態では、上下方向Y及び左右方向Xに沿う断面の形状が矩形状であり、且つ上下方向Yの辺が左右方向Xの辺よりも長い形状の栓刃51,351を有するプラグ50,350を前提として埋込コンセント1を構成したが、同断面上での形状が矩形状であり、且つ左右方向の辺が上下方向の辺よりも長い形状の栓刃51を有するプラグを前提とした構成に変更することもできる。
・上記各実施形態では、カバー41を閉方向R1に付勢するばね45を設けるようにしたが、カバー41を付勢する要素を省略して埋込コンセント1を構成することもできる。この場合にも、コンセント本体10に挿入されたプラグ50のプラグボディ54とカバー41の係合部43とを係合することにより、プラグ50がカバー41により支持されるため、プラグ50の抜けを抑制する効果を得ることができる。
・上記各実施形態では、カバー41にプラグボディ54と係合する係合部43を設けるようにしたが、係合部43を省略してカバー41を構成することもできる。この場合にも、コンセント本体10に挿入されたプラグ50のプラグボディ54に対してカバー41がばね45により押し付けられてプラグ50がカバー41により支持されるため、プラグ50の抜けを抑制する効果を得ることができる。
・上記各実施形態では、接地極52,352を有する埋込コンセント1として本発明を具体化したが、接地極52,352が省略された構造の埋込コンセントとして本発明を具体化することもできる。
・上記各実施形態では、プラグ50の保持部として本体挿入孔31を覆う役割も担うカバー41を採用したが、プラグ50の保持部の構成としてはこれに限られるものではない。例えば、図10に示されるカバー341の左右方向Xの大きさを小さくし、上下方向Yを取付部346から係合部343までの大きさにし、すなわち係合部343が設けられる棒状の保持部とすることもできる。
1…埋込コンセント、10…コンセント本体、11…栓刃挿入口、12…接地極挿入口、13…突起部、20,420…取付枠、21,421…コンセント本体支持部、22…ねじ孔、24,424…コンセント本体嵌込部、424A…支持部、30,230,330,530…本体、31,231,331,431,531…本体挿入孔(開口部)、32,232,532…ねじ孔、33,333…取付部、34…ねじ、235…凹部、535…ねじ穴、40,340,540…ロック機構(抜止装置)、41,341…カバー(扉体)、41A…カバー先端部、41B…カバー基端部、42…凹部(保持部)、42A…傾斜面、42B…傾斜面、42C…底面、43,343…係合部、44…傾斜部、45,345…ばね(付勢部)、46,346…取付部、47,347…心棒、48A…先端側凹部、48B…基端側凹部、342…保持部、561…ベースプレート、562…プラグ孔、563…接続部、564…ねじ孔、50…充電用プラグ、350…プラグ、51,351…栓刃、52,352…接地極、53…ケーブル、54,354…プラグボディ、55,355…段差部、55A…下端部、55B…前方傾斜部、55C…側方傾斜部、56…把持部、57…位置表示部、100…施工面。

Claims (5)

  1. 施工面に固定され、栓刃挿入口が設けられたコンセントの前面側を開口部から露出させるコンセント用プレートにおいて、
    前記施工面とは反対側にある当該コンセント用プレートの面であるプレート表面には、前記開口部を覆い閉状態となる動作及び前記開口部から離間して開状態となる動作を行う扉体が設けられ、
    この扉体の裏面には、プラグの栓刃が前記栓刃挿入口に挿入された状態を保持する保持部が設けられており、
    前記栓刃挿入口に栓刃が挿入された状態のプラグに向けて前記扉体を付勢する付勢部を含み、
    前記扉体は、回転が可能な状態で前記プレート表面に取り付けられるとともに、前記プレート表面への取付部が前記開口部の下方に設けられるものであり、
    前記保持部には、前記扉体の先端部から前記扉体の基端部に向かうにつれて表面側から裏面側に向けて傾斜する傾斜部が設けられている
    ことを特徴とするコンセント用プレート。
  2. 請求項1に記載のコンセント用プレートにおいて、
    前記保持部にはプラグボディの段差部と互いに係合する係合部が設けられる
    ことを特徴とするコンセント用プレート。
  3. 請求項1または2に記載のコンセント用プレートにおいて、
    前記プレート表面には、プラグの形状に対応した凹部が設けられ、
    この凹部の底面に前記開口部が形成される
    ことを特徴とするコンセント用プレート。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンセント用プレートにおいて、
    当該コンセントは、一度に複数のプラグを挿入することができるものであり、
    前記開口部は、複数のプラグのそれぞれに対応して複数設けられるものであり、
    前記扉体は、複数の開口部のそれぞれに対応して複数設けられるものである
    ことを特徴とするコンセント用プレート。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンセント用プレートと、同コンセント用プレートを施工面に固定する取付枠と、同コンセント用プレートの開口部から栓刃挿入口が設けられる前面側を露出させた状態で取付枠に保持されるコンセント本体とを含む埋込コンセント。
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