JP5833612B2 - トルクセンサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、SAW(surface acoustic wave)方式の歪検出素子を備えたトルクセンサ及びその製造方法に関する。
従来より、トルクセンサ軸の外表面に当該トルクセンサ軸の歪を検出する歪ゲージが取り付けられたトルク測定装置が、例えば特許文献1で提案されている。具体的には、トルクセンサ軸がねじれて歪が生じると、歪ゲージはこの歪を検出し、この歪による電気抵抗の変化に応じた電気信号を出力し、この電気信号からトルク値が算出される構成が提案されている。
また、歪ゲージは薄い絶縁体上に金属の抵抗体が形成されて構成されており、トルクセンサ軸に対して接着剤によって貼り付けられている。したがって、トルクセンサ軸の歪を受けても柔軟に変形する。このため、歪ゲージがトルクセンサ軸の変形によって割れることはない。
特開2011−94994号公報
ここで、歪を検出する手段として歪ゲージではなくSAW方式のトルクセンサを採用した場合、当該トルクセンサは硬い圧電体のセンサチップとして構成される。したがって、硬い圧電体が接着剤でトルクセンサ軸に直接固定される。このため、接着剤のクリープや劣化が発生すると、トルクセンサ軸の歪がSAW方式の硬いトルクセンサに伝わらず、歪の検出精度が低下してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、測定対象である金属軸の歪をSAW方式の歪検出素子に確実に伝えることができる構造を備えたトルクセンサを提供することを第1の目的とする。また、当該トルクセンサの製造方法を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1、7、12に記載の発明では、歪の測定対象であると共に棒状の金属軸(10)に固定された台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)を備えている。また、台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)に配置されていると共に、台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)を介して金属軸(10)の歪を検出するSAW方式の歪検出素子(40)を備えている。さらに、台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)と歪検出素子(40)との間に配置されると共に、歪検出素子(40)を台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)に固定する固定部(30)を備えていることを特徴とする。
具体的に、請求項1に記載の発明では、金属軸(10)は、一端(10a)と、一端(10a)の一部が当該金属軸(10)の中心軸に沿って凹んだ穴部(19)と、を有している。台座部は、一面(101)と当該一面(101)の反対側の他面(102)とを有すると共に、他面(102)の少なくとも一部が穴部(19)のうち中心軸に平行な内壁面(19a)に接触するように穴部(19)に配置された板状の金属フレーム(100)と、穴部(19)に配置されると共に、金属フレーム(100)を穴部(19)の内壁面(19a)に押し込む押し込み手段(120、130、140、150)と、を有して構成されており、さらに、歪検出素子(40)は、金属フレーム(100)の一面(101)に固定部(30)を介して固定されていると共に、金属フレーム(100)を介して金属軸(10)の歪を検出することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明では、金属軸(10)は、表面(11)に設けられた平坦面(12)と、当該平坦面(12)の一部が凹んでいると共に壁面(14)に雌ネジが形成された窪み(13)と、窪み(13)の底面(15)の一部が凹んだ凹部(17)と、を有している。凹部(17)は、窪み(13)の底面(15)の面方向における当該凹部(17)のサイズが当該凹部(17)の深さ方向に向かって小さくなるようにテーパ状に形成されたテーパ面(17a)を有している。台座部は、一面(101)と、当該一面(101)の反対側の他面(102)と、一面(101)及び他面(102)に接すると共に一面(101)から他面(102)に向かって当該他面(102)のサイズが小さくなるようにテーパ状に形成された側面(103)と、を有する板状をなしており、側面(103)が凹部(17)のテーパ面(17a)に接触するように凹部(17)に嵌め込まれた金属フレーム(100)と、中空部(111)を有する中空円筒状であると共に、外壁面(112)に雄ネジが形成されており、窪み(13)にネジ止めされることで金属フレーム(100)を金属軸(10)に固定するボルト(110)と、を有して構成されており、さらに、歪検出素子(40)は、金属フレーム(100)の一面(101)のうち中空部(111)に対応する部分に固定部(30)を介して固定されていると共に、金属フレーム(100)を介して金属軸(10)の歪を検出することを特徴とする。
さらに、請求項12に記載の発明では、金属軸(10)は、当該金属軸(10)の表面(11)に設けられた平坦面(12)と、平坦面(12)に当該平坦面(12)の一部が凹んでいると共に壁面(14)に雌ネジが形成された窪み(13)と、を有している。台座部は、頭部(71)と、この頭部(71)に接続されていると共に雄ネジが形成されたネジ部(72)と、を有して構成されたボルト(70)である。歪検出素子(40)は、ボルト(70)の頭部(71)に固定部(30)を介して固定されている。ボルト(70)は、雌ネジと雄ネジとによるネジ止めにより窪み(13)に対して締結固定されていることを特徴とする。
これによると、歪検出素子(40)は台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)に固定部(30)で固定されているので、固定部(30)及び歪検出素子(40)と金属軸(10)との熱膨張係数の差によって固定部(30)や歪検出素子(40)が割れない構成とすることができる。したがって、金属軸(10)の歪を台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)及び固定部(30)を介して歪検出素子(40)に確実に伝えることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係るトルクセンサの平面図である。 図1のII−II断面図である。 歪検出素子の平面図である。 図3のIV−IV断面図である。 第1実施形態に係るトルクセンサの一製造工程を示した図である。 本発明の第2実施形態に係るトルクセンサの断面図である。 第2実施形態に係るトルクセンサの一製造工程を示した図である。 (a)は金属軸の平坦面の歪を計測する場合の金属軸の断面図であり、(b)は金属軸の平坦面に設けた窪みに金属フレームを固定して当該金属フレームの歪を計測する場合の金属軸及び金属フレームの断面図である。 金属軸のトルクと歪みとの関係を示した図である。 本発明の第3実施形態に係るトルクセンサの平面図である。 本発明の第4実施形態に係るトルクセンサの平面図である。 図11のXII−XII断面図である。 本発明の第5実施形態に係るトルクセンサの断面図である。 本発明の第6実施形態に係るトルクセンサの断面図である。 第6実施形態において、ボルト形状に応じて金属軸から受けるトルクと歪との関係を示した図である。 第7実施形態において、金属軸の表面から底部(設置面)までの距離を示した図である。 第7実施形態において、金属軸の表面から底部(設置面)までの距離と歪み量との関係を示した図である。 本発明の第8実施形態に係るトルクセンサの平面図である。 図18のXIX−XIX断面図である。 第8実施形態に係る金属フレームの一面の平面図である。 図20のXXI−XXI断面図である。 第8実施形態に係る金属軸の平面図である。 図22のXXIII−XXIII断面図である。 第8実施形態に係る金属フレームが金属軸から受けるトルクと歪との関係を示した図である。 本発明の第9実施形態に係る金属フレームの平面図及び側面図である。 本発明の第10実施形態に係る金属フレームの平面図及び側面図である。 本発明の第11実施形態に係る金属フレームの平面図及び側面図である。 本発明の第12実施形態に係る金属フレームの平面図及び側面図である。 本発明の第13実施形態に係るトルクセンサの平面図である。 本発明の第14実施形態に係る金属軸の一端の端面の平面図である。 図30のXXXI−XXXI断面図である。 本発明の第14実施形態に係る金属フレームの平面図及び側面図である。 第14実施形態に係る金属フレームが金属軸から受けるトルクと歪との関係を示した図である。 本発明の第15実施形態に係る金属軸の一端の端面の平面図である。 図34のXXXV−XXXV断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1に示されるように、本実施形態に係るトルクセンサは、金属軸10と、金属フレーム20と、ガラス30と、歪検出素子40と、プリント基板50と、を備えて構成されている。
金属軸10は、棒状のいわゆるシャフトであり、歪の測定対象である。また、金属軸10は表面11に平坦面12を有している。平坦面12はいわゆるザグリである。金属軸10の材質として、例えばS35Cが採用される。このS35Cの熱膨張係数αは11.3ppm/Kである。
金属フレーム20は、図2に示されるように、一面21、当該一面21の反対側の他面22、一面21及び他面22に接する側面23を有する板状の部品である。図1に示されるように、本実施形態では、金属フレーム20の一面21及び他面22の平面形状は四角形状である。金属フレーム20の厚みは例えば0.5mmである。そして、図2に示されるように、金属フレーム20は、他面22が金属軸10の平坦面12側に向けられた状態で平坦面12に配置され、他面22の外縁部24が金属軸10の平坦面12にレーザ溶接により接合固定されている。
ここで、金属フレーム20の他面22は、外縁部24において一周するようにレーザ溶接されている。このため、金属フレーム20の他面22の中央部25は金属軸10の平坦面12に接触しているが、接合されていない。
金属フレーム20は、オーステナイト系ステンレスを材料として形成されたものである。具体的には、金属フレーム20としてSUS304が採用される。このSUS304の熱膨張係数αは17.3ppm/Kである。
ガラス30は、金属フレーム20の一面21と歪検出素子40との間に配置されると共に、歪検出素子40を金属フレーム20の一面21に固定するための固定部材である。ガラス30の材質として、例えば鉛系が採用される。このような鉛系のガラス30の熱膨張係数αは10.0以上、16.0以下であり、具体的には15.4ppm/Kである。さらに、鉛系のガラス30の焼成温度は400℃未満であり、ガラス転移温度は220℃である。つまり、ガラス30は、低融点ガラスが材料となっている。
歪検出素子40は、金属フレーム20の一面21に配置されていると共に、金属フレーム20を介して金属軸10の歪を検出するSAW方式の歪計測センサである。具体的には、歪検出素子40は、図3に示されるように、2つの第1、第2SAW共振子41、42を備えている。図示しないが、歪検出素子40は、第1弾性表面波素子としての第1SAW共振子41を有する第1発振回路と、第2弾性表面波素子としての第2SAW共振子42を有する第2発振回路とを備え、第1、第2発振回路によって2つの発振器が形成されている。
また、歪検出素子40は、図4に示されるように、圧電材料の単結晶で構成された圧電基板43と、この圧電基板43の上に形成された櫛歯電極44、45及び反射器46、47と、を備えて構成されている。圧電材料としては、例えば、ニオブ酸リチウム(LN)が採用される。この圧電基板43の熱膨張係数αは16.0ppm/Kである。
また、櫛歯電極44、45や反射器46、47の材質として、アルミニウム等の金属材料が採用される。このような材質の櫛歯電極44、45や反射器46、47を保護するため、450℃以下で焼成可能な低融点のガラス30として上述のようにガラス転移温度が低い鉛系のものが採用されている。
図3に示されるように、櫛歯電極44、45は、圧電基板43に弾性表面波を励振させるものである。具体的には、櫛歯電極44、45は、互いに平行であってX軸方向に延びている複数の櫛歯部44a、45aと、複数の櫛歯部44a、45aを連結するバスバー44b、45bと、を有している。そして、櫛歯電極44、45の櫛歯部44a、45aは同数であり、互いの櫛歯部44a、45aが一本ずつ交互に配置されている。この一対の櫛歯電極44、45によって、櫛歯部44a、45aの延伸方向に垂直な方向すなわちY軸方向に弾性表面波が伝搬する。
反射器46、47は、櫛歯電極44、45のY軸方向での両側に配置されており、櫛歯電極44、45から伝搬された弾性表面波を反射するものである。反射器46、47は、Y軸方向に並ぶ複数本の電極によって構成されている。一本の電極は櫛歯部44a、45aと平行に延びており、複数本の電極同士は互いに平行である。
本実施形態では、第1、第2SAW共振子41、42は、櫛歯電極44、45の対数、反射器46、47を構成する電極の本数、櫛歯電極44、45及び反射器46、47を構成する各電極幅h1、h2、各電極のピッチp1、p2等については同じである。また、各電極幅h1、h2と各電極のピッチp1、p2とが同じであることから、メタライゼーションレシオ(Y軸方向における各電極の幅と自由表面の幅との比率)も同じである。なお、櫛歯電極44、45の対数とは一対の櫛歯電極44、45がそれぞれ有する櫛歯部44a、45aの数であり、各電極のピッチp1、p2とは隣り合う電極における中心と中心との間隔である。
そして、第1、第2SAW共振子41、42は、櫛歯電極44、45及び反射器46、47を構成する各電極の交差指幅L1、L2が異なっており、第2SAW共振子42の交差指幅L2が第1SAW共振子41の交差指幅L1よりも長くなっている。これにより、第1SAW共振子41を有する発振回路の発振周波数と、第2SAW共振子42を有する発振回路の発振周波数とが異なり、両者の差である差周波は微小な周波数となっている。すなわち、各歪検出素子40は所望の微小な差周波に設定されている。
また、図1に示されるように、2つの歪検出素子40は各歪検出素子40の長手方向がそれぞれ所定の角度で交差するようにハの字状に配置されている。このような配置によると、金属軸10にねじれ等により歪が生じた場合、圧縮ひずみが一方の歪検出素子40に発生し、引張ひずみが他方の歪検出素子40に発生する。各歪検出素子40は、歪を第1、第2SAW共振子41、42の発振周波数の差の変化として検出する。
プリント基板50は、歪検出素子40を外部と電気的に接続するための中継部品である。このため、プリント基板50は端子部51を備えている。プリント基板50は例えば接着剤で金属フレーム20の一面21に設置されている。端子部51は歪検出素子40のバスバー44b、45bに対してボンディングワイヤ60で接続されている。なお、図1では、端子部51と外部とを接続するためのボンディングワイヤ60を省略している。
以上が、本実施形態に係るトルクセンサの構成である。上記のトルクセンサは、例えば自動車等の車両に搭載されて車両の制御等に利用される。
次に、図1に示されたトルクセンサの製造方法について説明する。まず、平坦面12が設けられた金属軸10を用意する。また、板状の金属フレーム20を用意する。
続いて、図3に示された歪検出素子40を用意し、ガラス30を介して歪検出素子40を金属フレーム20の一面21に固定する。具体的には、金属フレーム20の一面21に固形のガラス30を配置し、ガラス30をガラス転移温度以上に加熱してペースト状になるように溶融する。この状態でガラス30に歪検出素子40を乗せ、ガラス30を冷やすことにより再びガラス30を固める。これにより、金属フレーム20の一面21に歪検出素子40を固定する。
また、端子部51が形成されたプリント基板50を用意し、金属フレーム20の一面21の所定の位置に接着剤で固定する。そして、歪検出素子40と端子部51とをボンディングワイヤ60で接続する。
この後、歪検出素子40が固定された金属フレーム20の他面22が平坦面12側となるように金属フレーム20を金属軸10の平坦面12に配置する。そして、図5に示されるように、金属フレーム20の他面22の外縁部24を一周するように金属フレーム20を金属軸10の平坦面12にレーザ光でレーザ溶接する。これにより、金属フレーム20を金属軸10の平坦面12に接合固定する。
続いて、端子部51と他の電気回路部品とを図示しないボンディングワイヤ等で接続することにより、歪検出素子40の信号を外部に出力できるようにする。こうして、トルクセンサが完成する。
ここで、弾性表面波(SAW)を発生させる圧電基板43は硬いセラミック材料である。また、金属軸10のトルクを測定するためには、トルクにより発生した金属軸10の歪を歪検出素子40の硬い圧電基板43に正確に伝える必要がある。そのためには、接着剤のように容易に変形や劣化するものではなく、剛性が高く耐久性に優れる低融点のガラス30が好ましい。
また、歪検出素子40を金属軸10の平坦面12にガラス30で直接固定するのではなく、歪検出素子40を金属フレーム20にガラス30で固定している。これは、上述のように歪検出素子40と金属軸10の熱膨張係数は異なるため、ガラス30を用いて歪検出素子40を金属軸10に直接貼り付けると、ガラスペースト焼成後に冷却する際に歪検出素子40やガラス30に収縮による応力が発生してしまうからである。すなわち、歪検出素子40やガラス30が割れたり剥離してしまう。しかしながら、歪検出素子40と同じ熱膨張係数を持つ金属フレーム20を介することで、低融点のガラス30も同じ熱膨張係数のものが使用可能になる。その結果、歪検出素子40と金属軸10との熱膨張係数の違いにより、ガラスペースト焼成後の冷却過程で歪検出素子40やガラス30の割れを発生させないようにすることができる。
なお、金属軸10と金属フレーム20は熱膨張係数に差があるが、金属は伸び縮みするので割れたり裂けたりすることはない。したがって、金属軸10と金属フレーム20の熱膨張係数の差は問題にならない。
以上説明したように、本実施形態では、歪検出素子40が金属軸10に直接貼り付けられず、金属フレーム20上に歪検出素子40が低融点のガラス30で結合され、さらに金属フレーム20が金属軸10に接合固定された構成が特徴となっている。
これによると、歪検出素子40と同じ熱膨張係数を持つ金属フレーム20に、歪検出素子40及び金属フレーム20と同じ熱膨張係数を持つ低融点のガラス30を用いて接合することができるので、ガラスペーストの焼成時に熱膨張係数の差による歪検出素子40の剥がれや割れ、さらにはガラス30の割れを防止することができる。すなわち、金属フレーム20を設けることにより、ガラス30及び歪検出素子40と金属軸10との熱膨張係数の差によってガラス30や歪検出素子40が割れないようにすることができる。
また、金属フレーム20の他面22の外縁部24が一周するように金属軸10の平坦面12にレーザ溶接されているので、金属フレーム20の他面22の中央部25と金属軸10とが接合されていなくても、効率良く歪を伝達することができる。したがって、測定対象である金属軸10の歪をSAW方式の歪検出素子40に確実に伝えることができ、ひいては歪の検出精度の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、ガラス30が特許請求の範囲の「固定部」に対応する。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図6の断面図に示されるように、金属軸10は、平坦面12に当該平坦面12の一部が凹んだ窪み13を有している。窪み13の平面サイズは金属フレーム20の一面21及び他面22と同じである。また、窪み13の深さは金属フレーム20の厚みと同じである。なお、窪み13は平坦面12の一部である。また、図6は図1のII−II断面に対応する図である。
そして、金属フレーム20は金属軸10の平坦面12の窪み13にはめ込まれている。さらに、金属フレーム20の側面23と窪み13の壁面14とが一体化するようにレーザ溶接されている。本実施形態では、金属フレーム20の他面22は窪み13の底面15に接触している。
なお、金属フレーム20の他面22の外縁部24はレーザ溶接の際に多少溶けて金属軸10に接合されている場合もあるが、本実施形態では、金属フレーム20の側面23のみが窪み13の壁面14に一体化されている。また、窪み13の壁面14及び底面15は平坦面12の一部である。
次に、本実施形態に係るトルクセンサの製造方法について説明する。本実施形態では、金属軸10として、平坦面12に窪み13が形成されたものを用意する。上述のように金属フレーム20に歪検出素子40を固定した後、金属フレーム20を窪み13にはめ込む。この後、図7に示されるように、金属フレーム20の側面23と窪み13の壁面14とが一体化するように側面23を壁面14にレーザ光でレーザ溶接する。これにより、金属フレーム20の他面22と窪み13の底面15は接触しているだけとなる。この後の工程は第1実施形態と同じである。
そして、発明者らは、金属フレーム20の側面23を金属軸10と一体化するだけで、金属フレーム20の他面22の全体が金属軸10に接合されていなくても金属軸10の歪を金属フレーム20に正確に伝えることができることを実験により確認した。
具体的には、図8(a)に示されるように平坦面12が形成された金属軸10を用意し、当該平坦面12に図示しない歪ゲージを設置して金属軸10の歪を測定した。また、図8(b)に示されるように金属軸10の平坦面12に形成された窪み13に金属フレーム20がはめ込まれ、当該金属フレーム20の側面23が窪み13の壁面14にレーザ溶接されたものを用意し、当該金属フレーム20の一面に図示しない歪ゲージを設置して金属軸10の歪を測定した。これらの歪の測定結果を図9に示す。
図9に示されるように、金属軸10の歪から算出されたトルクと金属フレーム20の歪から算出されたトルクとがほぼ同じ値を示している。これは、金属フレーム20を介していることが歪の検出に影響しないことを明らかにしている。すなわち、金属軸10の平坦面12に窪み13を設け、窪み13の壁面14と金属フレーム20の側面23をレーザ溶接で一体化することで、より確実に金属軸10の歪を伝達することができる。
なお、本実施形態に係る実験結果は、第1実施形態のように金属フレーム20の他面22の外縁部24を一周するように平坦面12にレーザ溶接した形態においても同様である。
(第3実施形態)
本実施形態では、第2実施形態と異なる部分について説明する。図10に示されるように、金属軸10の平坦面12、窪み13、金属フレーム20の一面21及び他面22の平面形状がそれぞれ円形になっている。窪み13、金属フレーム20の一面21及び他面22の円形の平面サイズはそれぞれ同じである。このように、それぞれの平面形状を円形とすることで、金属軸10に対する平坦面12や窪み13、金属フレーム20を形成しやすくすることができる。このため、歪の検出精度を向上させることができる。
なお、第1実施形態のように金属軸10の平坦面12に窪み13を設けない構造においても、金属軸10の平坦面12、金属フレーム20の一面21及び他面22の平面形状をそれぞれ円形にしても良い。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。図11及び図12に示されるように、トルクセンサは、金属軸10と、ボルト70と、ガラス30と、歪検出素子40と、プリント基板50と、を備えて構成されている。
金属軸10は、平坦面12に当該平坦面12が凹んだ窪み13を有している。窪み13の底面15は、金属軸10の平坦面12における平面形状が円形になっている。また、窪み13の壁面14はネジ切り加工されている。すなわち、窪み13の壁面14にはボルト70を固定するための雌ネジが形成されている。
ボルト70は、正六角柱の頭部71と、側面が雄ネジにネジ切り加工されたネジ部72と、で構成されたいわゆる六角ボルトである。頭部71は、ネジ部72側に凹んだ溝部73を有している。歪検出素子40はガラス30を介して溝部73の底部74に固定され、プリント基板50は接着剤を介して溝部73の底部74に固定されている。ボルト70が金属軸10に締結固定されると、溝部73の底部74は金属軸10の表面11よりも高い位置に配置される。
また、ボルト70は、歪検出素子40等を被覆保護するためのキャップ80を有している。キャップ80にはプリント基板50から配線を外部に取り出すための取り出し部81が設けられている。キャップ80は、溝部73に配置されると共にポッティング材82で覆われることでボルト70の頭部71に固定されている。
このような構成のボルト70は、ネジ部72が金属軸10の窪み13にネジ止めされることで金属軸10に締結固定される。例えば、窪み13の壁面14とネジ部72との間に嫌気性の接着剤等の埋込部材76を設けることにより、壁面14のネジ山とネジ部72のネジ山とが接触する接触面(フランク部)の滑りを防止することができる。また、歪の検出値のヒステリシスを低減することができる。
なお、ネジ部72のネジ山は細目のものを用いることが好ましい。これにより、金属軸10に設けられる窪み13の深さを小さくすることができる。もちろん、窪み13の壁面14のネジ山も細目に形成される。
さらに、金属軸10に対してボルト70をネジ止めにより締結固定するに際し、トルクにより金属軸10に発生した歪を歪検出素子40で検出するためには、歪検出素子40は歪ゲージ同様に金属軸10のねじれ方向に対して±45°方向に取り付けられる必要がある。このため、ボルト70の頭部71には切り欠き等により第1目印75が設けられている。第1目印75は、金属軸10に対して歪検出素子40の配置方向を指示する役割を果たすものである。同様に、金属軸10の平坦面12にも切り欠き等の第2目印16が設けられている。第2目印16は、第1目印75の位置を指示する役割を果たす。
各目印16、75は切り欠きの他に、ボルト70の形状の一部分や金属軸10の形状の一部分を第1目印16、75として利用しても良い。したがって、ボルト70の第1目印75と金属軸10の第2目印16とを合致させることで、金属軸10に対する歪検出素子40の位置関係を確保しつつ、所定の締結力を得ることができる。
ここで、第1目印75は、ネジ部72の雄ネジの切り出し位置に対応して設けられている。例えば、第1目印75と雄ネジの切り始めの位置とが合うように、ボルト70に第1目印75が設けられている。同様に、金属軸10に設けられた第2目印16は窪み13の壁面14に形成された雌ネジの切り出し位置に対応して設けられている。例えば、第2目印16と雌ネジの切り始めの位置とが合うように、金属軸10に第2目印16が設けられている。ボルト70のネジ部72の雄ネジの切り始めの位置と第1目印75とを合わせるために、また、金属軸10の窪み13の雌ネジの切り始めの位置と第2目印16とを合わせるために、ネジ形状はプラネタリ−タップで形成されていることが好ましい。
以上説明したように、歪検出素子40をボルト70に設置し、ボルト70を金属軸10に締結することにより、金属軸10で発生した歪による応力が窪み13の壁面14からボルト70のネジ部72及び頭部71に確実に伝わるようにすることができる。また、ボルト70を金属軸10に所定の締結力で締結するだけで良いので、ボルト70を介して歪検出素子40を容易に金属軸10に固定することができる。
(第5実施形態)
本実施形態では、第4実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図13に示されるように、トルクセンサは、金属軸10とボルト70との間に設けられたワッシャ90を備えている。ワッシャ90はボルト70の頭部71と金属軸10の平坦面12とに挟まれている。ワッシャ90は銅等の金属材料によって形成されたものである。なお、図13は図11のXII−XII断面に対応した断面図である。
このように、金属軸10とボルト70との間にワッシャ90を介することにより、第1目印16、75に基づいて金属軸10に対するボルト70の位置合わせをしたときに、所定の締結力でボルト70を金属軸10に締結することができる。すなわち、金属軸10に対するボルト70の締結力を精度良く管理することができる。特に、ボルト70毎に金属軸10に対する所定位置での締結力のばらつきが大きい場合は、ワッシャ90を介することで締結力のばらつきを抑えることができる。
(第6実施形態)
本実施形態では、第4、第5実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図14に示されるように、ボルト70のネジ部72が当該ネジ部72の先端に向かって径が小さくなるようにテーパ形状になっている。これに伴い、金属軸10の平坦面12に設けられた窪み13の壁面14も窪み13の底部74に向かって径が小さくなるようにテーパ形状になっている。
このように、ボルト70のネジ部72及び窪み13の壁面14がテーパ形状になっているので、各ネジ山の接触面(フランク部)が拘束される。このため、ヒステリシスを低減することができる。
具体的に、発明者らは、ボルト形状による歪伝達特性の違いとして、図12に示された平行ネジ形状のボルト70が金属軸10から受けるトルクと歪との関係、及び、図14に示されたテーパ形状のボルト70が金属軸10から受けるトルクと歪との関係をそれぞれ調べた。その結果を図15に示す。なお、図15には参考として金属軸10の平坦面12の歪も表している。
図15に示されるように、平行ネジ形状のボルト70では、金属軸10がねじれた際にネジのフランク部で滑りが生じ、金属軸10から歪検出素子40に伝わる歪量にヒステリシスが発生している。一方、テーパ形状のボルト70の場合はヒステリシスがほぼ発生していないので、正確なトルク測定が行うことができる。すなわち、ネジ部72をテーパ形状にすることで、フランク部が金属軸10の壁面14に拘束されるので、歪のヒステリシスを低減することができる。
また、第4実施形態で述べた嫌気性の接着剤等の埋込部材76をネジ部72に塗布してから金属軸10に締結することで、フランク部の滑りを防止し、ヒステリシスをさらに低減することができる。以上のように、ボルト70のネジ部72をテーパ形状にすることで、歪のヒステリシスを発生させることなく歪を精度良く測定することができる。
(第7実施形態)
本実施形態では、第4〜第6実施形態と異なる部分について説明する。第4〜第6実施形態では、ボルト70の頭部71に設けられた溝部73の底部74の高さは金属軸10の表面11よりも高い位置に配置されていたが、これは一例である。例えば、金属軸10の表面11と溝部73の底部74とが同じ高さになるようにボルト70を金属軸10に取り付けても良い。一方、金属軸10の中心軸から表面11までの距離(つまり金属軸10の径)をrと定義すると、金属軸10の中心軸からボルト70の溝部73の底部74までの高さは、0.5r以上、0.9r以下となるように、ボルト70が金属軸10に締結固定されていても良い。
具体的には、図16に示されるように、φ55の金属軸10に対し、中心軸から例えば24.5mmの位置に平坦面12を設定し、この平坦面12からφ20の底部74(設置面)を0、±5mm、±10mmに設けた場合の設置面中心の歪み量を調べた。その結果、図17に示されるように、半径rが0.5から0.9の範囲で歪み量が大きくなることがわかった。この結果から上述のように0.5r以上、0.9r以下とすることが好ましいと言える。これにより、トルクによる金属軸10の歪量が良くなるので、歪の検出精度を向上させることができる。なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、底部74が特許請求の範囲の「設置面」に対応する。
(第8実施形態)
本実施形態では、第1〜第7実施形態と異なる部分について説明する。図18に示されるように、本実施形態では、トルクセンサは、金属フレーム100と、ボルト110と、歪検出素子40と、ガラス30と、を備えて構成されている。
図19に示されるように、金属フレーム100は、一面101と、当該一面101の反対側の他面102と、一面101及び他面102に接する側面103と、を有する板状をなしている。側面103は、一面101から他面102に向かって当該他面102のサイズが小さくなるようにテーパ状に形成されている。
図20に示されるように、金属フレーム100の一面101の平面形状は円形になっている。つまり、金属フレーム100は円板状になっている。また、金属フレーム100は、側面103に形成された回り止め部104を有している。回り止め部104は、側面103の一部が金属フレーム100の径方向に突出した部分である。本実施形態では、回り止め部104は、2カ所設けられている。
回り止め部104は、ボルト110の中心軸を中心とした当該金属フレーム100の回転を禁止する役割を果たす。また、回り止め部104は、歪検出素子40を金属軸10のねじれ方向に対して±45°方向に位置させるための位置合わせ手段としての役割を果たす。
図21に示されるように、金属フレーム100を一面101に垂直な方向に断面を取ったときの側面103のうちの一方の面及び他方の面にそれぞれ平行な直線によって形成される角度をテーパ角度と定義する。そして、側面103は、テーパ角度が5°以上55°以下、すなわち30°±25°となるようにテーパ状に形成されている。具体的に、本実施形態では、テーパ角度が45°になるように側面103が形成されている。
テーパ角度の下限値を5°としているのは、テーパ角度が小さ過ぎると金属フレーム100が凹部17に取り付けられた後に金属軸10の径方向に対する金属フレーム100の位置が決まらないためである。一方、テーパ角度の上限値を55°としているのは、テーパ角度が大き過ぎると側面103に滑りが生じて金属軸10から金属フレーム100に歪が伝わり難くなったり歪のヒステリシスが大きくなるからである。
ボルト110は、金属軸10の窪み13にネジ止めされることで金属フレーム100を金属軸10に固定する締結手段である。図19に示されるように、ボルト110は、中空部111を有する中空円筒状であり、中心軸の軸方向に貫通している。また、ボルト110は、外壁面112に雄ネジが形成されている。ボルト110は、いわゆる六角ボルトである。
一方、図22に示されるように、金属軸10は、上述の窪み13と、当該窪み13の底面15の一部が凹んだ凹部17と、を有している。凹部17は、金属フレーム100の回り止め部104が配置される引っ掛かり部18を有している。
また、図23に示されるように、凹部17は、窪み13の底面15の面方向における当該凹部17のサイズが当該凹部17の深さ方向に向かって小さくなるようにテーパ状に形成されたテーパ面17aを有している。テーパ面17aは、金属フレーム100の側面103と同じテーパ角度となるように形成されている。これにより、凹部17のテーパ面17aと金属フレーム100の側面103とに隙間が発生しないようになっている。
そして、金属フレーム100は、側面103が凹部17のテーパ面17aに接触すると共に、回り止め部104が凹部17の引っ掛かり部18に位置するように凹部17に嵌め込まれている。金属フレーム100の他面102は凹部17の底部には接触していない。さらに、ボルト110が窪み13にネジ止めされている。これにより、金属フレーム100が金属軸10側に押し込まれると共に金属軸10に固定されている。言い換えると、トルクセンサは金属軸10に対して脱着可能な構造となっている。
ここで、金属フレーム100の回り止め部104は、当該金属フレーム100が凹部17に嵌め込まれた状態で凹部17の引っ掛かり部18に引っ掛かる。すなわち、金属フレーム100の回り止め部104と金属軸10の凹部17の引っ掛かり部18とが互いに引っ掛かるので、金属フレーム100の回転が禁止される。これにより、ボルト110の締め付け時に金属フレーム100がボルト110と共に回転してしまうことを防止することができる。また、凹部17に対する金属フレーム100の位置を固定することができる。
歪検出素子40は、図18及び図19に示されるように、金属フレーム100の一面101のうちボルト110の中空部111に対応する部分にガラス30を介して固定されている。また、金属フレーム100は回り止め部104によって金属軸10に対して回転が禁止されているので、歪検出素子40は金属軸10に対して所定の位置に固定されている。これにより、歪検出素子40は、適切に金属軸10の歪を検出することができる。
発明者らは、金属軸10に対するボルト110の締め付けトルクを例えば30Nmとしたとき、金属フレーム100が金属軸10から受けるトルクと歪との関係を調べた。その結果を図24に示す。図24に示されるように、金属軸10から歪検出素子40に伝わる歪量にヒステリシスはほぼ発生していないので、正確なトルク測定を行うことができる。すなわち、歪検出素子40が固定された金属フレーム100と、この金属フレーム100を金属軸10に固定するボルト110と、が分離された構成になっていても、金属フレーム100を介して歪検出素子40に確実に歪みを伝達させることができる。したがって、金属軸10の正確な歪を検出することができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、金属フレーム100及びボルト110が特許請求の範囲の「台座部」に対応する。
(第9実施形態)
本実施形態では、第8実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図25に示されるように、回り止め部104は、金属フレーム100の外縁部の一部が当該金属フレーム100の中心軸側に窪んだノッチとして構成されている。なお、図25では、上段に金属フレーム100の平面図を示し、下段に金属フレーム100の側面図を示している。以下の図26〜図28についても同様である。
一方、金属軸10の引っ掛かり部18は、凹部17に設けられた図示しないノックピンとして構成されている。これにより、金属フレーム100が凹部17に嵌め込まれると、金属フレーム100の回り止め部104にノックピンが差し込まれるので、回り止め部104とノックピンとが互いに引っ掛かる。したがって、金属フレーム100の回転を禁止することができる。
(第10実施形態)
本実施形態では、第8、第9実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図26に示されるように、金属フレーム100は、一面101が四角形状に形成されている。この場合、金属フレーム100の4つの角部が回り止め部104となる。したがって、金属軸10の凹部17も四角形状に形成されていると共に、凹部17の角部が引っ掛かり部18となる。以上の構成により、金属フレーム100の角部が凹部17の角部に引っ掛かることで、金属フレーム100の回転を禁止することができる。
(第11実施形態)
本実施形態では、第8〜第10実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図27に示されるように、金属フレーム100は外縁部のうちの2カ所が直線状に切り落とされた形状になっている。これにより、金属フレーム100の一面101のうちの直線部が回り止め部104となる。
一方、金属軸10の凹部17は金属フレーム100の一面101と同じ平面形状で形成されている。これにより、金属フレーム100の直線部が凹部17の直線部に引っ掛かることで、金属フレーム100の回転を禁止することができる。
(第12実施形態)
本実施形態では、第8〜第10実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図28に示されるように、金属フレーム100の他面102の一部が円柱状に突出している。この突出部分が回り止め部104となる。一方、金属軸10の凹部17は、底部に引っ掛かり部18として回り止め部104が差し込まれる図示しない穴を有している。
したがって、金属フレーム100が凹部17に嵌め込まれると、回り止め部104である突出部分が凹部17の穴に差し込まれる。これにより、金属フレーム100の回転を禁止することができる。
(第13実施形態)
本実施形態では、第8〜第12実施形態と異なる部分について説明する。図29に示されるように、金属フレーム100は、筒部105と、キャップ106と、取り出し部107と、ポッティング材108と、を有している。
筒部105は中空筒状であると共に、一端部105aが一面101に固定された部品である。筒部105の中空部分に歪検出素子40が配置されている。また、キャップ106は、筒部105の中空部分に配置されると共に歪検出素子40を覆う傘状の部品である。言い換えると、キャップ106は、筒部105の中空部分に歪検出素子40を収容するための蓋部品であると言える。
取り出し部107はキャップ106に設けられていると共に、プリント基板50から配線を外部に取り出すための部品である。すなわち、取り出し部107は、歪検出素子40の検出信号を外部に取り出すためのコネクタとして形成されている。また、ポッティング材108は、筒部105の中空部分に配置されると共にキャップ106を覆うことで当該キャップ106を金属フレーム100に固定する部品である。
一方、ボルト110は、中空部111に金属フレーム100の筒部105が差し込まれている。また、ボルト110は、筒部105のうちの一端部105aとは反対側の他端部105bがボルト110に引っ掛けられることで金属フレーム100に一体化されている。筒部105の他端部105bは、例えばボルト110にかしめられている。
これにより、トルクセンサが部品毎にばらばらにならずに1個にまとまった状態となるので、トルクセンサの輸送を容易にすることができる。また、トルクセンサを測定対象である金属軸10の窪み13にネジ止めして取り出し部107に配線コネクタを接続するだけで良いので、組み付け作業性を向上させることができる。
さらに、ボルト110は、金属フレーム100の一面101のうちテーパ面17aに対応した部分を金属軸10側に押し込むリング状の端面113を有している。したがって、ボルト110は、当該リング状の端面113によって金属フレーム100の一面101のうちテーパ面17aに対応した部分を重点的に金属軸10に押さえ付ける。これにより、金属フレーム100の変形を抑制することができる。また、金属フレーム100の変形が抑制されるので、金属フレーム100からの歪検出素子40の剥離を防止することができると共に、金属軸10から金属フレーム100に確実に歪を伝達させることができる。
以上のように、金属フレーム100に筒部105を設けることで、金属フレーム100とボルト110とを予め一体化させた構造を実現することができる。
(第14実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分について説明する。図30及び図31に示されるように、金属軸10は、一端10aと、この一端10aの端面の一部が当該金属軸10の中心軸に沿って凹んだ穴部19と、を有している。穴部19は金属軸10の中心軸上に設けられている。また、穴部19は金属軸10の中心軸に垂直な方向の平面形状が円形になっている。
本実施形態に係る金属軸10は、自動車のエンジンの一部を構成するクランクシャフトとして構成されている。すなわち、金属軸10の一端10aは、クランクシャフトのうち自動車のリア側に対応している。また、穴部19は、クランクシャフトのリア側端面に設けられたセンタ穴に対応している。
そして、図30に示されるように、穴部19は当該穴部19のうち金属軸10の中心軸に平行な内壁面19aにおいて、当該内壁面19aの一部が金属軸10の外径側に凹んだ凹部19bを有している。凹部19bは、当該凹部19bのサイズが当該凹部19bの深さ方向に向かって小さくなるようにテーパ状に形成された一対のテーパ面19cを有している。このような凹部19bは、金属フレーム100が嵌め込まれる部分である。なお、凹部19bは穴部19の内壁面19aの一部である。
図30〜図32に示されるように、本実施形態に係るトルクセンサは、金属フレーム100と、ガラス30と、歪検出素子40と、プリント基板52と、第1ブロック120と、第2ブロック130と、ボルト140と、を備えて構成されている。なお、図30及び図31ではガラス30や歪検出素子40等を省略している。
図32の上段に示されるように、金属フレーム100は、一面101が四角形状に形成されている。また、図32の下段に示されるように、金属フレーム100は、一面101から他面102に向かって当該他面102のサイズが小さくなるようにテーパ状に形成された一対の側面103を有している。なお、これら一対の側面103に隣接する他の一対の側面はテーパ状に形成されていても良いし、テーパ状に形成されていなくても良い。
そして、図30に示されるように、金属フレーム100は、金属軸10の穴部19の内壁面19aに接触するように穴部19に配置されている。具体的には、金属フレーム100は、他面102の少なくとも一部すなわち一対の側面103が穴部19の凹部19bに設けられた一対のテーパ面19cに接触するように凹部19bに嵌め込まれている。
図32の上段に示されるように、プリント基板52は、金属フレーム100の一面101に接着剤で固定されている。また、プリント基板52は歪検出素子40を外部と電気的に接続するための配線パターン53と、歪検出素子40が配置される溝54と、を有している。そして、歪検出素子40は、プリント基板52の溝54に配置されたガラス30を介して金属フレーム100の一面101に固定されている。
図30に示されるように、第1ブロック120は半筒状の部品であり、金属軸10の穴部19に配置されている。第1ブロック120は、金属軸10の中心軸に垂直な方向の断面がコの字状になっている。すなわち、第1ブロック120は、当該第1ブロック120を構成する板部分から突出した一対の突起部121を有している。また、第1ブロック120のうち一対の突起部121の間には空間122が構成されている。歪検出素子40は、この空間122に収容されている。また、この空間122を介して配線パターン53が外部機器と電気的に接続される。
図31に示されるように、第1ブロック120は、当該第1ブロック120のうち一対の突起部121とは反対側に設けられた第1傾斜面123を有している。第1傾斜面123はテーパ面になっており、第1傾斜面123のうち金属軸10の穴部19の開口部19d側が穴部19の底部19e側よりも内壁面19a側に位置するように傾いている。
このような第1ブロック120は、一対の突起部121が金属フレーム100の一面101に接触することで金属フレーム100を穴部19の内壁面19aに押さえ付ける役割を果たす。なお、一対の突起部121は金属フレーム100の一面101のうちテーパ状の一対の側面103に対応する部分を押さえ付けることが好ましい。
第2ブロック130は、金属軸10の穴部19に配置されていると共に、第1ブロック120を金属フレーム100側に押し込むための部品である。第2ブロック130は、ネジ穴131と、第2傾斜面132と、を有している。
ネジ穴131は、第2ブロック130の一部が金属軸10の中心軸に沿って貫通した貫通孔である。このネジ穴131にボルト140が差し込まれている。
第2傾斜面132は、第2ブロック130のうち第1ブロック120に接触する部分に設けられている。第2傾斜面132はテーパ面になっており、第1傾斜面123と同様に、第2傾斜面132のうち穴部19の開口部19d側が穴部19の底部19e側よりも内壁面19a側に位置するように傾いている。そして、第2ブロック130は、第2傾斜面132が第1ブロック120の第1傾斜面123に接触するように穴部19に配置されている。
なお、本実施形態では、第2ブロック130は、第2ブロックのうち第1ブロック120とは反対側の部分が穴部19の内壁面19aに接するような半円柱状の形状になっている。
ボルト140は、第2ブロック130のネジ穴131に挿入されると共に、穴部19の底部19eにネジ止めされる締結手段である。ボルト140は、先端部分にネジ部が設けられた六角ボルトである。
上記の第1ブロック120、第2ブロック130、及びボルト140は、金属フレーム100を穴部19の内壁面19aに押し込む押し込み手段として機能する。具体的には、ボルト140が締め付けられることで第2ブロック130が穴部19の底部19e側に移動する。これにより、第2ブロック130の第2傾斜面132が第1傾斜面123を滑るので、第2傾斜面132が第1傾斜面123を金属フレーム100側に面で押し込む。したがって、第2ブロック130が第1ブロック120を介して金属フレーム100を金属軸10の穴部19に固定する。ボルト140をネジ締めするだけで良いので、金属フレーム100の組み付け性作業が容易となる。以上の構成により、歪検出素子40は、金属フレーム100を介して金属軸10の歪を検出することができる。
発明者らは、例えばM4のボルト140を用いて4Nmの締め付けトルクで第2ブロック130を締め付けたとき、金属フレーム100が金属軸10から受けるトルクと歪との関係を調べた。その結果を図33に示す。図33に示されるように、歪検出素子40によって検出された歪量にヒステリシスはほぼ発生しなかった。したがって、本実施形態のように、金属軸10の穴部19に金属フレーム100を固定した場合でも金属軸10の正確なトルク測定を行うことができる。
また、上記のように自動車用のクランクシャフトである金属軸10の穴部19にトルクセンサを搭載することで、クランクシャフトの表面にトルクセンサの搭載スペースを確保することが難しい状況においても歪を検出することができる。すなわち、クランクシャフトのセンタ穴のスペースを有効利用することができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、第1ブロック120、第2ブロック130、及びボルト140が特許請求の範囲の「押し込み手段」に対応する。
(第15実施形態)
本実施形態では、第14実施形態と異なる部分について説明する。図34及び図35に示されるように、本実施形態に係るトルクセンサは、金属フレーム100と、ガラス30と、歪検出素子40と、プリント基板52と、第1ブロック120と、ボルト150と、を備えて構成されている。
なお、金属軸10、金属フレーム100、ガラス30、歪検出素子40、及びプリント基板52の構造は第14実施形態と同じである。また、図34及び図35ではガラス30や歪検出素子40等を省略している。
そして、図35に示されるように、第1ブロック120はネジ穴124を有している。ネジ穴124は、第1ブロック120のうち一対の突起部121とは反対側に設けられている。なお、図35ではネジ穴124は第1ブロック120を貫通しているが、ネジ穴124は第1ブロック120を貫通していなくても良い。
ボルト150は、穴部19において第1ブロック120と内壁面19aとの間に配置されると共に、第1ブロック120のネジ穴124にネジ止めされる締結手段である。ボルト150の長手方向は、金属軸10の中心軸に垂直な方向に向いている。そして、ボルト150の頭部は、穴部19の内壁面19aに接触している。また、ボルト150の締め付け時にボルト150の頭部が内壁面19aに引っ掛からないようにするために、ボルト150の頭部は球面になっていることが好ましい。これにより、ボルト150の頭部が内壁面19aを滑りやすくなる。
本実施形態では、上記の第1ブロック120及びボルト150が金属フレーム100を穴部19の内壁面19aに押し込む押し込み手段として機能する。具体的には、ボルト150が第1ブロック120に締め付けられることで、第1ブロック120が穴部19の底部19e側に移動する。これに伴って第1ブロック120の一対の突起部121が金属フレーム100を金属軸10側に押し込む。ボルト150をネジ締めするだけで良いので、金属フレーム100の組み付け性作業が容易となる。以上のように、金属フレーム100を金属軸10に固定することができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、第1ブロック120及びボルト150が特許請求の範囲の「押し込み手段」に対応する。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示されたトルクセンサの構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、トルクセンサは車両に用いられるものであったが、これは利用形態の一例であり、もちろん車両以外にも用いられる。
また、図3及び図4に示されたSAW方式の歪検出素子40の構成は一例であり、他の構成としても良い。さらに、金属フレーム20に設けられたプリント基板50の配置やボンディングワイヤ60を設ける構成も一例であり、歪検出素子40の信号を外部に取り出す手段は適宜設定すれば良い。
上記各実施形態では、金属フレーム20が金属軸10にレーザ溶接されているが、これは金属フレーム20を金属軸10に接合固定するための一つの手段である。したがって、レーザ溶接以外の他の手段によって金属フレーム20が金属軸10に接合固定されていても良い。
第1実施形態では、金属フレーム20の他面22の外縁部24が一周するように金属軸10にレーザ溶接されているが、これは接合方法の一例である。例えば、金属フレーム20の他面22の全体が金属軸10の平坦面12に接合されていても良い。第2、第3実施形態では、金属フレーム20の側面23及び他面22の全体が窪み13の壁面14及び底面15に接合されていても良い。また、金属フレーム20の側面23の全体と他面22の外縁部24が窪み13に接合されている形態でも構わない。
第2実施形態では、金属軸10の平坦面12の窪み13の深さと金属フレーム20の厚みとが同じであったが、これは形状の一例である。したがって、窪み13の深さが金属フレーム20の厚みよりも深くても良いし、逆に、金属フレーム20の厚みが窪み13の深さよりも厚くても良い。
また、窪み13にはめ込まれた金属フレーム20は、当該金属フレーム20の他面22が窪み13の底面15に接触している必要はない。すなわち、金属フレーム20の他面22が窪み13の底面15と離間していても良い。そして、少なくとも当該金属フレーム20の側面23が窪み13の壁面14に一体化されていれば良い。
第3実施形態では、平坦面12、窪み13、金属フレーム20の全ての平面形状が円形であったが、平坦面12の平面形状は四角形状であって、金属フレーム20の一面21及び他面22の平面形状が円形でも良い。同様に、平坦面12の平面形状は四角形状であって、窪み13と金属フレーム20の一面21及び他面22の平面形状が円形でも良い。逆に、金属フレーム20や窪み13の平面形状が四角形状であって、金属軸10の平坦面12の平面形状が円形でも良い。もちろん、平面形状は四角形や円形だけでなく、多角形でも良い。このように、平面形状は適宜選択できる。
第4〜第7実施形態では、ボルト70の頭部71に溝部73が設けられたものについて説明したが、これはボルト70の形態の一例であり、頭部71に溝部73が設けられていなくても良い。例えば、頭部71の表面に歪検出素子40をガラス30で固定されていても良い。
第4〜第7実施形態では、ボルト70のネジ部72と金属軸10との間に埋め込む埋込部材76として嫌気性の接着剤が用いられていたが、これは埋込部材76の一例である。したがって、ネジとネジとの間の隙間を埋めるものであれば接着剤に限らず他の部材が用いられても良い。また、ボルト70のネジ山と金属軸10のネジ山とが滑りにくい場合には埋込部材76を設けなくても良い。
第4実施形態で示された各目印16、75は、第5〜第7実施形態の金属軸10及びボルト70に適用しても良い。各目印16、75が設けられていなくても歪検出素子40の位置合わせが可能な場合には各目印16、75は不要である。また、第5実施形態で示されたワッシャ90は、第6、第7実施形態に係るボルト70に適用しても良い。
第4〜第7実施形態では、トルクセンサに金属軸10が含まれていたが、これはトルクセンサの構成の一例である。すなわち、第4〜第7実施形態では、トルクセンサは、ボルト70と、ガラス30と、歪検出素子40と、プリント基板50と、を備えた構成でも良い。
第8〜第13実施形態では、金属フレーム100の回転を禁止するために金属フレーム100に回り止め部104が設けられていたが、これらは回り止め部104の一例である。また、金属フレーム100が金属軸10に対して回転しない場合には金属フレーム100に回り止め部104を設けなくても良い。
第8〜第13実施形態では、ボルト110は六角ボルトとして構成されていたが、これはボルト110の形状の一例である。したがって、金属軸10に対してネジ締めすることができる形状であれば他の形状でも良い。
第4〜第13実施形態では、ボルト70や金属フレーム100にガラス30を介して歪検出素子40を固定していたが、ガラス30は固定手段の一例である。第4〜第13実施形態では、ボルト70や金属フレーム100は第1実施形態のように金属軸10への固定について熱の影響を受けない。したがって、歪検出素子40はボルト70や金属フレーム100に対して接着剤によって固定されていても良い。第14、第15実施形態についても同様に、歪検出素子40は金属フレーム100に対して接着剤によって固定されていても良い。なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、接着剤が特許請求の範囲の「固定部」に対応する。
第4〜第13実施形態では、平坦面12が設けられた金属軸10に対してボルト70や金属フレーム100が固定されていたが、平坦面12が設けられていない金属軸10に対してボルト70や金属フレーム100が固定されていても良い。例えば、金属軸10の表面11に窪み13が形成されており、この窪み13にボルト70が直接締結されていても良い。同様に、窪み13に設けられた凹部17に金属フレーム100が嵌め込まれると共にボルト110が窪み13に直接締結されていても良い。
第13実施形態では、ボルト110の端面113が金属フレーム100のテーパ面17aに対応するようにリング状に形成されていたが、これは端面113の形状の一例である。例えば、端面113は、金属フレーム100のテーパ面17aに対応する部分を含むように形成されていても良い。また、第13実施形態で示されたボルト110の端面113を第8〜第12実施形態に適用しても良い。
第14、第15実施形態では、金属フレーム100の一面101は四角形状であったが、これは平面形状の一例であり、上述のように円形等の形状でも良い。この場合、穴部19の凹部19bは金属フレーム100の平面形状に応じて形成されることとなる。また、第1ブロック120は2つの突起部121を有する構成であればコの字状ではなく他の形状でも良い。さらに、金属軸10は自動車のクランクシャフトに限られず、他のシャフトでも良い。
第14実施形態では、第2ブロック130は当該第2ブロック130のうち第1ブロック120とは反対側が穴部19の内壁面19aに接する形状になっていが、これは第2ブロック130の形状の一例である。したがって、第2ブロック130は第2傾斜面132を有する形状であれば他の形状でも良い。
第15実施形態では、ボルト150の頭部が穴部19の内壁面19aに接触する押し込み構造となっていたが、例えばボルト150のうち第1ブロック120とは反対側に第3ブロックを設けても良い。この場合、ボルト150は両端がネジ部になっており、第1ブロック120と第3ブロックとにネジ止めされている。そして、ボルト150がネジ締めされることで、第1ブロック120が金属フレーム100側に移動すると共に第3ブロックが穴部19の内壁面19aに押さえ付けられる。これにより、ボルト150のうち第1ブロック120とは反対側を第3ブロックによって安定させることができる。
なお、第1〜第15実施形態では、歪検出素子40の検出方式として発振周波数法を用いているが、位相差法を用いる場合においても同様の効果を得ることができる。
10 金属軸
11 金属軸の表面
12 金属軸の平坦面
20 金属フレーム(台座部)
21 金属フレームの一面
22 金属フレームの他面
23 金属フレームの側面
24 外縁部
30 ガラス(固定部)
40 歪検出素子

Claims (18)

  1. 歪の測定対象であると共に棒状の金属軸(10)に固定された台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)と、
    前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)に配置されていると共に、前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)を介して前記金属軸(10)の歪を検出するSAW方式の歪検出素子(40)と、
    前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)と前記歪検出素子(40)との間に配置されると共に、前記歪検出素子(40)を前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)に固定する固定部(30)と、
    を備え
    前記金属軸(10)は、一端(10a)と、前記一端(10a)の一部が当該金属軸(10)の中心軸に沿って凹んだ穴部(19)と、を有し、
    前記台座部は、
    一面(101)と当該一面(101)の反対側の他面(102)とを有すると共に、前記他面(102)の少なくとも一部が前記穴部(19)のうち前記中心軸に平行な内壁面(19a)に接触するように前記穴部(19)に配置された板状の金属フレーム(100)と、
    前記穴部(19)に配置されると共に、前記金属フレーム(100)を前記穴部(19)の内壁面(19a)に押し込む押し込み手段(120、130、140、150)と、
    を有して構成されており、
    さらに、前記歪検出素子(40)は、前記金属フレーム(100)の一面(101)に前記固定部(30)を介して固定されていると共に、前記金属フレーム(100)を介して前記金属軸(10)の歪を検出することを特徴とするトルクセンサ。
  2. 前記穴部(19)は、前記内壁面(19a)において、当該内壁面(19a)の一部が凹んでいると共に前記金属フレーム(100)が嵌め込まれる凹部(19b)を有し、
    前記凹部(19b)は、当該凹部(19b)のサイズが当該凹部(19b)の深さ方向に向かって小さくなるようにテーパ状に形成された一対のテーパ面(19c)を有しており、
    前記金属フレーム(100)は、前記一面(101)及び前記他面(102)に接すると共に前記一面(101)から前記他面(102)に向かって当該他面(102)のサイズが小さくなるようにテーパ状に形成された一対の側面(103)を有すると共に、当該一対の側面(103)が前記一対のテーパ面(19c)に接触するように前記凹部(19b)に嵌め込まれていることを特徴とする請求項に記載のトルクセンサ。
  3. 前記押し込み手段は、一対の突起部(121)が設けられていると共に、前記一対の突起部(121)が前記金属フレーム(100)の一面(101)に接触することで前記金属フレーム(100)を前記穴部(19)の内壁面(19a)に押さえ付ける第1ブロック(120)を有し、
    前記歪検出素子(40)は、前記第1ブロック(120)のうち前記一対の突起部(121)の間に設けられた空間(122)に収容されていることを特徴とする請求項またはに記載のトルクセンサ。
  4. 前記第1ブロック(120)は、当該第1ブロック(120)のうち前記一対の突起部(121)とは反対側に設けられた第1傾斜面(123)を有し、
    前記第1傾斜面(123)は、前記穴部(19)の開口部(19d)側が前記穴部(19)の底部(19e)側よりも前記内壁面(19a)側に位置するように傾いたテーパ状になっており、
    前記押し込み手段は、
    前記穴部(19)の開口部(19d)側が前記穴部(19)の底部(19e)側よりも前記内壁面(19a)側に位置するように傾いたテーパ状の第2傾斜面(132)と、前記金属軸(10)の中心軸に沿って貫通したネジ穴(131)と、を有すると共に、当該第2傾斜面(132)が前記第1傾斜面(123)に接触するように前記穴部(19)に配置される第2ブロック(130)と、
    前記第2ブロック(130)のネジ穴(131)に挿入されると共に、前記穴部(19)の底部(19e)にネジ止めされることに伴って前記第2ブロック(130)の第2傾斜面(132)を前記第1傾斜面(123)に滑らせることによって前記第1ブロック(120)を前記金属フレーム(100)側に押し込むボルト(140)と、
    を有していることを特徴とする請求項に記載のトルクセンサ。
  5. 前記第1ブロック(120)は、当該第1ブロック(120)のうち前記一対の突起部(121)とは反対側に設けられたネジ穴(124)を有し、
    前記押し込み手段は、前記穴部(19)において前記第1ブロック(120)と前記内壁面(19a)との間に配置されると共に、前記第1ブロック(120)のネジ穴(124)にネジ止めされることに伴って前記第1ブロック(120)を前記金属フレーム(100)側に押し込むボルト(150)を有していることを特徴とする請求項に記載のトルクセンサ。
  6. 前記金属軸(10)は、自動車のエンジンの一部を構成するクランクシャフトであり、
    前記穴部(19)は、前記クランクシャフトのうち前記自動車のリア側に位置する前記一端(10a)に設けられていることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載のトルクセンサ。
  7. 歪の測定対象であると共に棒状の金属軸(10)に固定された台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)と、
    前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)に配置されていると共に、前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)を介して前記金属軸(10)の歪を検出するSAW方式の歪検出素子(40)と、
    前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)と前記歪検出素子(40)との間に配置されると共に、前記歪検出素子(40)を前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)に固定する固定部(30)と、
    を備え
    前記金属軸(10)は、表面(11)に設けられた平坦面(12)と、当該平坦面(12)の一部が凹んでいると共に壁面(14)に雌ネジが形成された窪み(13)と、前記窪み(13)の底面(15)の一部が凹んだ凹部(17)と、を有し、
    前記凹部(17)は、前記窪み(13)の底面(15)の面方向における当該凹部(17)のサイズが当該凹部(17)の深さ方向に向かって小さくなるようにテーパ状に形成されたテーパ面(17a)を有しており、
    前記台座部は、
    一面(101)と、当該一面(101)の反対側の他面(102)と、前記一面(101)及び前記他面(102)に接すると共に前記一面(101)から前記他面(102)に向かって当該他面(102)のサイズが小さくなるようにテーパ状に形成された側面(103)と、を有する板状をなしており、前記側面(103)が前記凹部(17)のテーパ面(17a)に接触するように前記凹部(17)に嵌め込まれた金属フレーム(100)と、
    中空部(111)を有する中空円筒状であると共に、外壁面(112)に雄ネジが形成されており、前記窪み(13)にネジ止めされることで前記金属フレーム(100)を前記金属軸(10)に固定するボルト(110)と、
    を有して構成されており、
    さらに、前記歪検出素子(40)は、前記金属フレーム(100)の一面(101)のうち前記中空部(111)に対応する部分に前記固定部(30)を介して固定されていると共に、前記金属フレーム(100)を介して前記金属軸(10)の歪を検出することを特徴とするトルクセンサ。
  8. 前記金属フレーム(100)は、前記凹部(17)に嵌め込まれた状態で当該凹部(17)に設けられた引っ掛かり部(18)に引っ掛かると共に、前記ボルト(110)の中心軸を中心とした当該金属フレーム(100)の回転を禁止する回り止め部(104)を有していることを特徴とする請求項に記載のトルクセンサ。
  9. 前記金属フレーム(100)を前記一面(101)に垂直な方向に断面を取ったときの前記側面(103)のうちの一方の面及び他方の面にそれぞれ平行な直線によって形成される角度をテーパ角度と定義すると、
    前記側面(103)は、前記テーパ角度が5°以上55°以下となるように形成されていることを特徴とする請求項またはに記載のトルクセンサ。
  10. 前記金属フレーム(100)は、中空筒状であると共に一端部(105a)が前記一面(101)に固定された筒部(105)と、前記筒部(105)の中空部分に配置されると共に前記歪検出素子(40)を覆う傘状のキャップ(106)と、前記キャップ(106)に設けられていると共に前記歪検出素子(40)の検出信号を外部に取り出すための取り出し部(107)と、前記筒部(105)の中空部分に配置されると共に前記キャップ(106)を覆うことで当該キャップ(106)を前記金属フレーム(100)に固定するポッティング材(108)と、を有し、
    前記ボルト(110)は、前記中空部(111)に前記金属フレーム(100)の筒部(105)が差し込まれていると共に、前記筒部(105)のうちの前記一端部(105a)とは反対側の他端部(105b)が前記ボルト(110)に引っ掛けられることで前記金属フレーム(100)に一体化されていることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載のトルクセンサ。
  11. 前記ボルト(110)は、前記金属フレーム(100)の一面(101)のうち前記テーパ面(17a)に対応した部分を前記金属軸(10)側に押し込むリング状の端面(113)を有していることを特徴とする請求項ないし10のいずれか1つに記載のトルクセンサ。
  12. 歪の測定対象であると共に棒状の金属軸(10)に固定された台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)と、
    前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)に配置されていると共に、前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)を介して前記金属軸(10)の歪を検出するSAW方式の歪検出素子(40)と、
    前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)と前記歪検出素子(40)との間に配置されると共に、前記歪検出素子(40)を前記台座部(20、70、100、110、120、130、140、150)に固定する固定部(30)と、
    を備え
    前記金属軸(10)は、当該金属軸(10)の表面(11)に設けられた平坦面(12)と、前記平坦面(12)に当該平坦面(12)の一部が凹んでいると共に壁面(14)に雌ネジが形成された窪み(13)と、を有し、
    前記台座部は、頭部(71)と、この頭部(71)に接続されていると共に雄ネジが形成されたネジ部(72)と、を有して構成されたボルト(70)であり、
    前記歪検出素子(40)は、前記ボルト(70)の頭部(71)に前記固定部(30)を介して固定されており、
    前記ボルト(70)は、前記雌ネジと前記雄ネジとによるネジ止めにより前記窪み(13)に対して締結固定されていることを特徴とするトルクセンサ。
  13. 前記ボルト(70)は、前記金属軸(10)に対して前記歪検出素子(40)の配置方向を指示する第1目印(75)を有し、
    前記金属軸(10)は、前記第1目印(75)の位置を指示する第2目印(16)を有しており、
    前記ボルト(70)は、前記第1目印(75)が前記金属軸(10)の第2目印(16)に合致するように前記金属軸(10)に締結固定されていることを特徴とする請求項12に記載のトルクセンサ。
  14. 前記第1目印(75)は、前記ネジ部(72)の雄ネジの切り出し位置に対応して設けられていることを特徴とする請求項13に記載のトルクセンサ。
  15. 前記金属軸(10)において、前記金属軸(10)の中心軸から前記表面(11)までの距離をrとすると、
    前記金属軸(10)の中心軸から前記歪検出素子(40)が固定された設置面(74)までの高さは、0.5r以上、0.9r以下となるように、前記ボルト(70)が前記金属軸(10)に締結固定されていることを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1つに記載のトルクセンサ。
  16. 前記ネジ部(72)は、当該ネジ部(72)の先端に向かって径が小さくなるようにテーパ形状になっており、
    前記金属軸(10)の窪み(13)は、当該窪み(13)の底面(15)に向かって径が小さくなるようにテーパ形状になっていることを特徴とする請求項12ないし15のいずれか1つに記載のトルクセンサ。
  17. 前記雄ネジと前記雌ネジとの間の隙間には埋込部材(76)が埋め込まれていることを特徴とする請求項12ないし16のいずれか1つに記載のトルクセンサ。
  18. 前記ボルト(70)は、ワッシャ(90)を介して前記金属軸(10)に締結固定されていることを特徴とする請求項12ないし17のいずれか1つに記載のトルクセンサ。
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