JP2011058813A - 重量センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、切削または圧造等の機械加工によりストッパを形成する必要のない安価な重量センサを提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の重量センサは、円筒殻51における軸方向と第1の取付部材72の長手方向とが互いに垂直になるように配置することにより、円筒殻51の端部自体が第1の取付部材72と当接するストッパ51aになるようにしたもので、この構成によれば、円筒殻51の端部自体が第1の取付部材72と当接するストッパ51aになるようにしたため、切削または圧造等の機械加工により第1の取付部材72にストッパを設ける必要がなくなり、これにより、ストッパを機械加工により製造する工程を削減することができるから、安価な重量センサを提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シート等の重量を測定するための重量センサに関するものである。
従来のこの種の重量センサは図8〜図12に示すように構成されていた。
図8は従来の重量センサの分解斜視図、図9は同重量センサの側断面図、図10は同重量センサの絶縁基板における保護層を取り外した状態を示す下面図、図11は同重量センサにおける第1の取付部材の下面図、図12は同重量センサにおける第2の取付部材の上面図である。
図8〜図12において、11は略正方形形状のニッケルを重量%で約0.1%含有するステンレスからなる絶縁基板で、この絶縁基板11の下面には図10に示すように、銀からなる電源電極12、一対の出力電極13、GND電極14、4つの圧縮側歪抵抗素子15および引張側歪抵抗素子16を回路部17により電気的に接続するように設けることによりブリッジ回路を構成している。さらに、前記絶縁基板11には4つの頂点の外周端部に位置して上面から下面にわたって固定孔18を設けるとともに、略中央に上面から下面にわたって検出孔19を設けている。20はニッケルを重量%で約4%含有するステンレス材料からなる押圧部材で、この押圧部材20は、前記絶縁基板11の検出孔19の上面近傍を押圧する当接部21を設けるとともに、下部の外側面にわたって雄ネジ22を設けている。
また、押圧部材20における長手方向の中央外側面に位置して廻り止め突部23を設けるとともに、上面の外側面にわたって、取付用雄ネジ24を設けている。25は金属からなる第1の取付部材で、この第1の取付部材25は、略中央に押圧部材挿通孔26を設けるとともに、図11に示すように、この押圧部材挿通孔26の下面周囲に位置して切削または圧造により形成したストッパ27を設けている。
また、前記第1の取付部材25の4つの頂点には上面から下面にわたって固定孔28を設けるとともに、第1の取付部材25における下面の4つの固定孔28の周囲に位置して突起状で互いに同一平面状になるように挟持当接部29を設けている。さらに、前記第1の取付部材25の上面には挿通孔26の上側に位置して段差からなる6角形状の係止部30を設けており、この係止部30に前記押圧部材20における廻り止め突部23を係止させている。さらに、前記第1の取付部材25における押圧部材挿通孔26を介して押圧部材20における雄ネジ22を前記絶縁基板11における検出孔19に挿通し、下方に突出した雄ネジ22を、ナットからなる固定部材31に螺合せしめて、固定している。
32は金属からなる第2の取付部材で、この第2の取付部材32は略中央上面から下方に向かってストッパ穴33を設けており、このストッパ穴33に押圧部材20における雄ネジ22からなる下部を収納している。また、前記第2の取付部材32におけるストッパ穴33の上面周囲に位置して圧造により形成した4つのストッパ34を設けている。そしてこの第2の取付部材32における4つのストッパ34は、このストッパ34の無い部分に対向する位置に絶縁基板11における圧縮側歪抵抗素子15および引張側歪抵抗素子16が配設されるように設けている。
さらに、前記第2の取付部材32の4つの頂点には上面から下面にわたって固定孔35を設けるとともに、第2の取付部材32における上面の4つの固定孔35の周囲に位置して突起状で互いに同一平面状になるように挟持当接部36を設けている。そして、第1の取付部材25における4つの固定孔28、絶縁基板11における4つの固定孔18および第2の取付部材32における4つの固定孔35の各々に4つのネジからなる固定部材37を挿通させている。そして、この固定部材37に4つのナット38を螺合させることにより、第1の取付部材25における挟持当接部29と、第2の取付部材32における挟持当接部36とにより絶縁基板11を挟持することにより、絶縁基板11における検出孔19の周囲を、前記第1の取付部材25および第2の取付部材32に対して上下方向に変位可能に構成している。
39は回路基板で、この回路基板39は下面にIC40を実装するとともに、このIC40を金線とシリコンゴムからなる導電部材41を介して絶縁基板11における電源電極12、一対の出力電極13およびGND電極14と電気的に接続している。
42はケースで、このケース42は外方へ突出するように、コネクタ部43を設けており、このコネクタ部43の内側に6つのコネクタ端子44を設けており、このコネクタ端子44を前記回路基板39におけるIC40と電気的に接続させている。
以上のように構成された従来の重量センサについて、次に、その動作を説明する。
押圧部材20に上方より押圧力が作用すると、この押圧力により前記絶縁基板11の表面に歪が発生し、絶縁基板11の下面に設けられた4つの圧縮側歪抵抗素子15に圧縮応力が作用するとともに、4つの引張側歪抵抗素子16に引張応力が作用する。そして、この圧縮側歪抵抗素子15および引張側歪抵抗素子16に歪が発生すると、この圧縮側歪抵抗素子15および引張側歪抵抗素子16の抵抗値が変化するため、この抵抗値の変化を一対の出力電極13からブリッジ回路としての出力を外部のコンピュータ(図示せず)に出力し、絶縁基板11に加わる荷重を測定するものである。
ここで、押圧部材20に、上側から過大な押圧荷重が付加される場合を考えてみると、従来の重量センサにおいては、絶縁基板11に第2の取付部材32におけるストッパ34が当接し、絶縁基板11の塑性変形を防止するものであった。また、同様に、押圧部材20に過大な引張荷重が付加される場合を考えてみると、絶縁基板11に第1の取付部材25におけるストッパ27が当接し、絶縁基板11の塑性変形を防止するものであった。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−106800号公報
しかしながら、上記した従来の構成においては、ストッパ27およびストッパ34を切削または圧造により形成しているため、ストッパ27およびストッパ34を製造する工程でコスト高となり、そのため、重量センサの価格が高くなってしまうという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、安価な重量センサを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、少なくとも1つの歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と電気的に接続された回路パターンとを設けるとともに一端側に第1の固定部を設けかつ他端側に第2の固定部を設けた円筒殻と、この円筒殻における第1の固定部に固定された押圧部材と、前記円筒殻における第2の固定部を取着する第1の取付部材と、この第1の取付部材に両端を固定されるとともに中央側を前記円筒殻の一端側に延出された第2の取付部材とを備え、前記円筒形状の円筒殻における軸方向と第1の取付部材の長手方向とが互いに垂直になるように配置することにより、円筒殻の端部自体が第1の取付部材と当接するストッパになるようにしたもので、この構成によれば、円筒殻の端部自体が第1の取付部材と当接するストッパになるようにしたため、切削または圧造等の機械加工により第1の取付部材にストッパを設ける必要がなくなり、これにより、ストッパを機械加工により製造する工程を削減することができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、少なくとも1つの歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と電気的に接続された回路パターンとを設けるとともに一端側に第1の固定部を設けかつ他端側に第2の固定部を設けた円筒殻と、この円筒殻における第1の固定部に固定された押圧部材と、前記円筒殻における第2の固定部を取着する第1の取付部材と、この第1の取付部材に両端側を固定されるとともに中央側を前記円筒殻の一端側に延出された第2の取付部材とを備え、前記円筒形状の円筒殻における軸方向と第2の取付部材の他端側の延出方向とが互いに垂直になるように構成することにより、円筒殻の端部自体が第2の取付部材と当接するストッパになるようにしたため、この構成によれば、円筒殻の端部自体が第2の取付部材と当接するストッパになるようにしたため、切削または圧造等の機械加工により第2の取付部材にストッパを設ける必要がなくなり、これにより、ストッパを機械加工により製造する工程を削減することができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、第1の取付部材に、円筒殻の軸方向延長線上にストッパ溝を設け、このストッパ溝の内底面と、円筒殻の端部とが互いに当接するようにしたもので、この構成によれば、ストッパ溝の内底面と、円筒形状の円筒殻の端部からなるストッパとが互いに当接するようにしたため、ストッパ溝の深さに相当する分だけ、重量センサの厚みを薄くできるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明の重量センサは、少なくとも1つの歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と電気的に接続された回路パターンとを設けるとともに一端側に第1の固定部を設けかつ他端側に第2の固定部を設けた円筒殻と、この円筒殻における第1の固定部に固定された押圧部材と、前記円筒殻における第2の固定部を取着する第1の取付部材と、この第1の取付部材に両端を固定されるとともに中央側を前記円筒殻の一端側に延出された第2の取付部材とを備え、前記円筒形状の円筒殻における軸方向と第1の取付部材の長手方向とが互いに垂直になるように配置することにより、円筒殻の端部自体が第1の取付部材と当接するストッパになるようにしたもので、この構成によれば、円筒殻の端部自体が第1の取付部材と当接するストッパになるようにしたため、切削または圧造等の機械加工により第1の取付部材にストッパを設ける必要がなくなり、これにより、ストッパを機械加工により製造する工程を削減することができるから、安価な重量センサを提供することができるという効果を有するものである。
本発明の一実施の形態における重量センサの側断面図 同重量センサを他の方向で切断した側断面図 同重量センサにおける円筒殻の展開図 同重量センサの回路図 同重量センサにおける第1の取付部材の上面図 同重量センサにおける第2の取付部材の斜視図 本発明の一実施の形態における重量センサをシートレールに取り付けた状態を示す側断面図 従来の重量センサの分解斜視図 同重量センサの側断面図 同重量センサの絶縁基板における保護層を取り外した状態を示す下面図 同重量センサにおける第1の取付部材の下面図 同重量センサにおける第2の取付部材の上面図
以下、本発明の一実施の形態における重量センサについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態における重量センサの側断面図、図2は同重量センサを他の側面で切断した側断面図、図3は同重量センサにおける円筒殻の展開図、図4は同重量センサの回路図、図5は同重量センサにおける第1の取付部材の上面図、図6は同重量センサにおける第2の取付部材の斜視図である。
図1〜図6において、51は円筒殻で、この円筒殻51は、フェライト系ステンレスにより構成されており、この円筒殻51は垂直方向に設置されるとともに、下側の端部からなるストッパ51aを設け、かつ上側の端部からなるストッパ51bを設けている。また、前記円筒殻51には、外側面にAgからなる第1の電源電極52、第2の電源電極53、第1の出力電極54、第2の出力電極55およびGND電極56を互いに近傍に位置するように設けている。また、前記円筒殻51の下側の外側面には、一対の第1の下側歪抵抗素子57を直列に設けており、そして、この第1の下側歪抵抗素子57は、一端を回路パターン58により前記第1の電源電極52と電気的に接続し、かつ他端を前記第1の出力電極54と接続している。そしてまた、前記円筒殻51の下側の外側面には、一対の第1の下側歪抵抗素子57の間に位置して一対の第2の下側歪抵抗素子59を設けており、そして、この第2の下側歪抵抗素子59は、一端を回路パターン58により前記第2の出力電極55と電気的に接続し、かつ他端をGND電極56と電気的に接続している。さらに、前記円筒殻51の上側の外側面には、前記一対の第1の下側歪抵抗素子57の上側に位置して、一対の第1の上側歪抵抗素子60を直列に設けている。そして、この第1の上側歪抵抗素子60は、一端を回路パターン58により前記第1の下側歪抵抗素子57および第1の出力電極54に電気的に接続し、かつ他端をGND電極56と接続している。さらにまた、前記円筒殻51の上側の外側面には、前記一対の第1の上側歪抵抗素子60の間に位置して、一対の第2の上側歪抵抗素子61を設けており、そして、この第2の上側歪抵抗素子61は、一端を回路パターン58により前記第2の下側歪抵抗素子59および第2の出力電極55と電気的に接続し、かつ他端を第2の電源電極53と電気的に接続することによりブリッジ回路を構成している。また、前記円筒殻51の内側面の上側には、第1の固定部62を設けており、さらに、内側面の下側には連接部63を介して円柱状の第2の固定部64を設けている。65は金属製の押圧部材で、この押圧部材65は、前記円筒殻51における上側の第1の固定部62に固定されるとともに、外側面にネジ部66を設けている。67は樹脂製のケースで、このケース67にはポリイミド製の回路基板68を設けており、そして、この回路基板68は前記円筒殻51における第1の電源電極52、第2の電源電極53、第1の出力電極54、第2の出力電極55、およびGND電極56と電気的に接続しているものである。さらに、前記回路基板68にはICからなる処理回路69を設けており、そして、この処理回路69により、円筒殻51における第1の下側歪抵抗素子57、第2の下側歪抵抗素子59、第1の上側歪抵抗素子60、第2の上側歪抵抗素子61および回路パターン58から構成されるブリッジ回路の出力信号を処理しているものである。また、前記ケース67にはコネクタ端子70を有するコネクタ部71を設けており、そして、前記コネクタ端子70は前記回路基板68に電気的に接続するとともに、出力信号を外部に出力しているものである。72は第1の取付部材で、この第1の取付部材72は、図5に示すように、固定孔73を設けており、この固定孔73に前記円筒殻51における第2の固定部64の外側面の下端側を固着している。また、前記第1の取付部材72には、円形のストッパ溝74を設けており、押圧部材65に過大な押圧荷重が加わり円筒殻51が下側に移動した際に、このストッパ溝74の内底面と、円筒形状の円筒殻51の端部からなるストッパ51aとが互いに当接することができるように構成されている。
すなわち、円筒殻51の端部自体が第1の取付部材72と当接するストッパ51aになるようにしたため、切削または圧造等の機械加工により第1の取付部材72にストッパを設ける必要がなくなり、これにより、ストッパを機械加工により製造する工程を削減することができるという作用効果を有するものである。
さらに、ストッパ溝74の内底面と、円筒形状の円筒殻51の端部からなるストッパ51aとが互いに当接することができるようにしたため、ストッパ溝74の深さに相当する分だけ、重量センサの厚みを薄くできるという作用効果を有するものである。
また、前記第1の取付部材72には一対の取付孔75を設けている。76は第2の取付部材で、この第2の取付部材76は、両端を前記第1の取付部材72と溶接により固定されるとともに、第1の取付部材72の取付孔75に対応する位置に、一対の取付孔77を設けている。
また、前記第2の取付部材76の略中央には、貫通孔78を設けており、この貫通孔78に前記押圧部材65を貫通させるとともに、この第2の取付部材76の中央側を、前記円筒殻51の端部からなるストッパ51b側に延出させている。
そして、押圧部材65に過大な引張荷重が加わり円筒殻51が上側に移動した際に、円筒殻51の端部自体が第2の取付部材76と当接することができるストッパ51bになるようにしたため、切削または圧造等の機械加工により第2の取付部材76にストッパ51bを設ける必要がなくなり、これにより、ストッパを機械加工により製造する工程を削減することができるという作用効果を有するものである。
以上のように構成された本発明の一実施の形態における重量センサについて、次に、その組立方法について説明する。
まず、ステンレス板(図示せず)の上面にガラスペースト(図示せず)を印刷した後、約850℃で約10分間焼成して円筒殻51を形成する。
次に、前記円筒殻51の外側面に位置して銀のペースト(図示せず)を印刷し、約850℃で約10分間焼成することにより、前記円筒殻51の外側面に第1の電源電極52、第2の電源電極53、第1の出力電極54、第2の出力電極55、GND電極56および回路パターン58を形成する。
次に、前記円筒殻51の外側面にメタルグレーズ系ペースト(図示せず)を印刷した後、約130℃で約10分間乾燥し、その後、前記円筒殻51を約850℃で約10分間焼成することにより、第1の下側歪抵抗素子57、第2の下側歪抵抗素子59、第1の上側歪抵抗素子60および第2の上側歪抵抗素子61を形成する。
次に、インサート成形によりコネクタ端子70を予め埋設したケース67に回路基板68を載置した後、処理回路69を実装することにより、処理回路69をコネクタ端子70に電気的に接続する。
次に、押圧部材65を円筒殻51の第1の固定部62に溶接で固定する。
次に、第1の取付部材72における固定孔73に円筒殻51における第2の固定部64を挿入した後、両者を溶接により固定する。
最後に、第1の取付部材72における両端側の上面に、第2の取付部材76における両端を載置した後、両者を溶接により固定する。
以上のようにして構成され、かつ組み立てられた本発明の一実施の形態における重量センサについて、次に、その動作を説明する。
図7に示すように、シートレール79の上面に、ボルト80が第1の取付部材72における取付孔75および第2の取付部材76における取付孔77を貫通するように、重量センサを載置する。
そして、ナット81をボルト80に取り付けることにより、シートレール79に重量センサを固定した後、車のシート(図示せず)と連接されている連結部材82を前記押圧部材65にボルト83により取着する。
この状態において、シート(図示せず)に乗員が座ると、連結部材82に上方より荷重が付加される。そうすると、円筒殻51にせん断荷重が加わる。そして、このせん断荷重によって、円筒殻51の外側面にはモーメント力が作用し、これにより、円筒殻51の上側外側面は伸張するものである。そのため、一対の第1の上側歪抵抗素子60および一対の第2の上側歪抵抗素子61の抵抗値は大きくなるとともに、下側の外側面は圧縮され、一対の第1の下側歪抵抗素子57および一対の第2の下側歪抵抗素子59の抵抗値は小さくなる。すなわち、第1の電源電極52および第2の電源電極53に5Vを印加するとともに、GND電極56を接地して、第1の出力電極54と第2の出力電極55との差動電圧を処理回路69で信号処理すれば、円筒殻51に加わる荷重を測定することができるものである。
一方、連結部材82に上方に引き上げられる荷重が付加される場合には、円筒殻51の上側の外側面は圧縮されるものである。そのため、一対の第1の上側歪抵抗素子60および一対の第2の上側歪抵抗素子61の抵抗値は小さくなるとともに、下側の外側面は伸張され、一対の第1の下側歪抵抗素子57および一対の第2の下側歪抵抗素子59の抵抗値は大きくなるため、円筒殻51に加わる荷重を測定することができるものである。
ここで、連結部材82から押圧部材65に上側から過大な押圧荷重が付加される場合を考えてみると、本発明の一実施の形態における重量センサにおいては、円筒殻51の端部自体からなるストッパ51aがストッパ溝74の内底面と当接する。
また、同様に、連結部材82により押圧部材65に過大な引張荷重が付加される場合を考えてみると、本発明の一実施の形態における重量センサにおいては、円筒殻51の端部自体からなるストッパ51bが、第2の取付部材76の下面と当接する。
従って、過大な押圧荷重あるいは過大な引張荷重が付加された場合であっても、円筒殻51の塑性変形を防止することができる。
本発明に係る重量センサは、安価な重量センサを提供することができるという効果を有するものであり、特に、車両用シート等の荷重を測定するための重量センサ等において有用となるものである。
51 円筒殻
51a,51b ストッパ
57,59,60,61 歪抵抗素子
58 回路パターン
62 第1の固定部
64 第2の固定部
65 押圧部材
72 第1の取付部材
74 ストッパ溝
76 第2の取付部材

Claims (3)

  1. 少なくとも1つの歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と電気的に接続された回路パターンとを設けるとともに一端側に第1の固定部を設けかつ他端側に第2の固定部を設けた円筒殻と、この円筒殻における第1の固定部に固定された押圧部材と、前記円筒殻における第2の固定部を取着する第1の取付部材と、この第1の取付部材に両端を固定されるとともに中央側を前記円筒殻の一端側に延出された第2の取付部材とを備え、前記円筒殻における軸方向と第1の取付部材の長手方向とが互いに垂直になるように配置することにより、円筒殻の端部自体が第1の取付部材と当接するストッパになるように構成した重量センサ。
  2. 少なくとも1つの歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と電気的に接続された回路パターンとを設けるとともに一端側に第1の固定部を設けかつ他端側に第2の固定部を設けた円筒形状の円筒殻と、この円筒殻における第1の固定部に固定された押圧部材と、前記円筒殻における第2の固定部を取着する第1の取付部材と、この第1の取付部材に両端側を固定されるとともに中央側を前記円筒殻の一端側に延出された第2の取付部材とを備え、前記円筒殻における軸方向と第2の取付部材の他端側の延出方向とが互いに垂直になるように構成することにより、円筒殻の端部自体が第2の取付部材と当接するストッパになるように構成した重量センサ。
  3. 第1の取付部材に、円筒殻の軸方向延長線上にストッパ溝を設け、このストッパ溝の内底面と、円筒殻の端部からなるストッパとが互いに当接するように構成した請求項1記載の重量センサ。
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