JPH0587652A - 荷重検出装置 - Google Patents

荷重検出装置

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JPH0587652A
JPH0587652A JP10788891A JP10788891A JPH0587652A JP H0587652 A JPH0587652 A JP H0587652A JP 10788891 A JP10788891 A JP 10788891A JP 10788891 A JP10788891 A JP 10788891A JP H0587652 A JPH0587652 A JP H0587652A
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JP
Japan
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strain
resistor
thick film
load
detecting device
Prior art date
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Pending
Application number
JP10788891A
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English (en)
Inventor
Yujiro Nagai
祐二郎 永井
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Atsugi Unisia Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度による特性の変化や経時劣化を減少させ
て精度および信頼性を向上させると共に、製造を容易と
して生産性を向上させること。 【構成】 荷重入力により歪みが生じる起歪体6aと、
この起歪体6a上に設けられて歪み量に応じて抵抗値が
変化する抵抗素子と、この抵抗素子に接続された結線と
を備えた荷重検出装置において、前記抵抗素子を、起歪
体6aに焼成した抵抗体厚膜6cで形成すると共に、前
記結線を起歪体6aに焼成した導体厚膜6dで形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷重を検出する荷検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷重検出装置として、例えば、図
5に示しているようなものが知られている。この荷重検
出装置61は、円筒状の起歪体61aと、この起歪体6
1aの外周面に等間隔に貼着されている抵抗素子61b
と、この抵抗素子61bをブリッジ回路を構成するよう
に接続する結線61cとで構成されている。
【0003】そして、この荷重検出装置61は、荷重が
起歪体61aに加わると、起歪体61aが荷重に応じて
圧縮変形する。そして、これに伴って起歪体61aに貼
着されている抵抗素子61bにも歪みが生じ、電気抵抗
値が変化する。すると、抵抗値の変化に応じてブリッジ
回路の出力電圧が変化するので、出力電圧の変化分を検
出することにより荷重が検出される。なお、このような
荷重検出装置として、特開昭62−50601号公報に
記載されているものが公知である。
【0004】ところで、上述のような抵抗素子61bが
温度の影響を受けて、ブリッジ回路の零点が変化するこ
とのないように(零点ドリフト=0となるように)、無
負荷時にブリッジ回路の出力電圧e0 が0となるべく各
抵抗素子61bの抵抗値を設定することが好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
荷重検出装置にあっては、抵抗素子を起歪体に貼着した
構造であったため、抵抗素子を貼着する接着材の温度に
よる特性の変化や経時劣化等で荷重を検出する精度や信
頼性が低下するという問題があるし、また、生産性が悪
いという問題がある。
【0006】さらに、零点ドリフトが生じないように無
負荷時の出力電圧を0に設定しようとすると、各抵抗素
子の抵抗値をあらかじめ正確に測定する必要があり、こ
れによっても手間がかかって生産性が悪いという問題が
生じる。
【0007】本発明は、上記の問題に着目してなされて
もので、温度による特性の変化や経時劣化を減少させて
精度および信頼性を向上させると共に、製造を容易とし
て生産性を向上することのできる荷重検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、抵抗素子お
よび結線を起歪体に焼成した抵抗体厚膜および導体厚膜
で形成して上記目的を達成するようにした。
【0009】すなわち、本発明の荷重検出装置は、荷重
入力により歪みが生じる起歪体と、この起歪体上に設け
られて歪み量に応じて抵抗値が変化する抵抗素子と、こ
の抵抗素子に接続された結線とを備えた荷重検出装置に
おいて、前記抵抗素子を、起歪体に焼成した抵抗体厚膜
で形成すると共に、前記結線を起歪体に焼成した導体厚
膜で形成した。
【0010】
【作用】本発明の荷重検出装置を製造する際には、起歪
体の所定位置に抵抗体厚膜を焼成すると共に、例えば、
ブリッジ回路を形成するようにこの抵抗体厚膜を接続す
るようにして導体厚膜を焼成する。
【0011】このようにして形成した抵抗体厚膜の無負
荷時の抵抗値は、例えば、トリミングによって任意に設
定することができる。また、各厚膜は焼成しているの
で、温度的に安定していると共に、経時変化も生じにく
い。
【0012】
【実施例】本発明実施例の荷重検出装置を図面に基づい
て説明する。
【0013】まず、構成を説明する。
【0014】図2は本発明実施例の荷重検出装置が適用
されているサスペンションのアッパマウント部を示す断
面図で、図中、1はアッパマウントで、その外側シェル
1aは車体2に支持されている。また、アッパマウント
1の内側シェル1bの底部には、ストラットSTのスト
ラットロッド3の上端に設けたねじ部3aが、下方から
挿通され、このねじ部3aの挿通端側にスペーサ4を介
しナット5を螺合して締め付けることにより、ストラッ
トロッド3をアッパマウント1にマウントしている。ま
た、前記内側シェル1bの底部と、これに対向するスト
ラットロッド3の端部3bとの間には、サスペンション
にかかる荷重を検出する荷重検出装置6が介在され、こ
の荷重検出装置6は、前記ナット5により締め付けられ
ている。なお、図中7は、バンパラバーであり、また、
8はサスペンションスプリングであり、9はバンパラバ
ー7およびサスペンションスプリング8の上端が係合す
る受部材である。
【0015】次に、荷重検出装置6を示す斜視図である
図1および荷重検出装置6の外周面を示す展開図である
図3に基づき、前記荷重検出装置6について説明する。
【0016】図1に示すように前記荷重検出装置6は、
円筒状の起歪体6aを有している。そして、この起歪体
6aの外周面には、略等間隔に4つの抵抗体厚膜6cが
形成され、かつ、これらの抵抗体厚膜6cを、図4に示
すようなホイーストンブリッジ回路を形成するように接
続して導体厚膜6dが形成されている。また、導体厚膜
6dの中間には、端子6e,6f,6g,6hが形成さ
れ、端子6e,6gに電源Eが接続され、かつ、端子6
f,6hが出力電圧e0 を取り出す出力端子として、外
部機器に接続されている。
【0017】そして、この起歪体6aの外周面におい
て、抵抗体厚膜6c,導体厚膜6dおよび各端子6e,
6f,6g,6h以外の部分には、絶縁厚膜6bが形成
されている。なお、各厚膜6b,6c,6dおよび各端
子各端子6e,6f,6g,6hは、無機質材料を素材
として焼成により形成されている。また、各抵抗体厚膜
6cの抵抗値は、それぞれR1 ,R2 ,R3 ,R4 とす
る。
【0018】次に、作用を説明する。
【0019】本実施例の荷重検出装置6を製造する手順
について説明すると、まず、起歪体6aの外周面に絶縁
厚膜6bを焼成する。次に、各端子6e,6f,6g,
6hを含み導体厚膜6dを焼成する。最後に、抵抗体厚
膜6cを所定の位置に焼成する。なお、焼成に際し、起
歪体6aに印刷するが、起歪体6aは円筒形状であるの
で、例えば、特開平2−151701号公報に記載され
ているような吹き付けによる印刷を行う。ちなみに、起
歪体が平面形状である場合や、印刷の後に円筒形に加工
するような場合には、この印刷に際して、例えば、特公
昭55−52924号公報に記載されているようなスク
リーン印刷を用いることができる。
【0020】ところで、荷重検出装置6にあっては、温
度変化等により無負荷時の出力電圧e0 が変化すること
のないように(零点ドリフトが生じないように)、無負
荷時の出力電圧が0となるように設定するのが好まし
い。この場合、各抵抗体厚膜6cの抵抗値がR1 =R
4 ,R2 =R3 となるように設定するもので、各抵抗体
厚膜6cの抵抗値が焼成時に、R1 =R4 ,R2 =R3
でない場合には、所定の抵抗体厚膜6cに対し、レーザ
加工等によりスリットや溝を設けることで抵抗値を補正
して、上記抵抗値となるようにする。このように、後加
工により簡単に抵抗値を補正できるから、製造の手間が
かからない。
【0021】ちなみに、図4に示しているホイーストン
ブリッジ回路の出力電圧は次式で求めることができる。
【0022】
【式1】
【0023】
【0024】以上説明してきたように、実施例の荷重検
出装置6にあっては、無機質材料を素材として素材印刷
および焼成により絶縁体厚膜6b,抵抗体厚膜6c,導
体厚膜6dおよび各端子6e〜6hを形成しているた
め、これらの起歪体6aに対する付着は温度的に非常に
安定しており、温度による特性変化が生じにくいし、経
時劣化においても高い信頼性を有する。また、従来のよ
うに抵抗体を貼着してブリッジ回路を形成するのに比
べ、印刷および焼成は、生産性が格段に高い。
【0025】さらに、ホイーストンブリッジ回路を形成
するにあたり、各抵抗体厚膜6cの抵抗値を所定の抵抗
値に設定するにあたり、従来は、その抵抗値の抵抗体を
1つ1つ選択していたのに対し、本実施例のものは、焼
成時点では設定した抵抗値でなくても簡単な加工で補正
することができるもので、これによっても生産性が向上
する。
【0026】加えて、抵抗体厚膜6cの材質を適切に選
定すると、一般の金属歪ゲージ率が2程度で2程度であ
るのに対して2〜5倍の高いゲージ率を得ることができ
るもので、これにより、荷重検出装置6の出力電圧e0
を増幅する回路の増幅率を低下させることができ、増幅
回路の信頼性が向上する。
【0027】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
た、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、例えば、実施例では抵抗体厚膜および導体厚膜によ
りホイーストンブリッジ回路を構成するようにしたが、
要は、起歪体のひずみりょうを電気的に外部に取り出す
ことができればよいもので、ホイーストンブリッジ回路
できでなく他の回路構成であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の荷重
検出装置にあっては、抵抗素子および結線を起歪体に焼
成した抵抗体厚膜および導体厚膜で形成した手段とした
ため、抵抗素子を起歪体1つ1つ貼り付けるのに比べ
て、生産性が格段に向上するという効果,各厚膜と起歪
体との付着が温度的に安定していて、温度で特性が変化
しにくいし経時変化も生じにくく、高い信頼性が得られ
るという効果,抵抗体厚膜は、トリミングにより抵抗値
を任意に設定することができるから、零点の設定も容易
となるという効果が同時に得られる。加えて、抵抗体厚
膜の材質の適切に選定することにより一般の金属歪ゲー
ジより高いゲージ率を得ることができ、それにより検出
精度を向上させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の荷重検出装置を示す斜視図であ
る。
【図2】実施例装置が適用されているサスペンションの
アッパマウント部を示す断面図である。
【図3】実施例装置を示す外周面の展開図である。
【図4】実施例装置の外周面に形成されるブリッジを示
す回路図である。
【図5】従来の荷重検出装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
6 荷重検出装置 6a 起歪体 6b 絶縁厚膜 6c 抵抗体厚膜 6d 導体厚膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重入力により歪みが生じる起歪体と、
    この起歪体上に設けられて歪み量に応じて抵抗値が変化
    する抵抗素子と、この抵抗素子に接続された結線とを備
    えた荷重検出装置において、 前記抵抗素子を、起歪体に焼成した抵抗体厚膜で形成す
    ると共に、前記結線を起歪体に焼成した導体厚膜で形成
    したことを特徴とする荷重検出装置。
JP10788891A 1991-05-14 1991-05-14 荷重検出装置 Pending JPH0587652A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10788891A JPH0587652A (ja) 1991-05-14 1991-05-14 荷重検出装置

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JP10788891A JPH0587652A (ja) 1991-05-14 1991-05-14 荷重検出装置

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JPH0587652A true JPH0587652A (ja) 1993-04-06

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ID=14470620

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JP10788891A Pending JPH0587652A (ja) 1991-05-14 1991-05-14 荷重検出装置

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JP (1) JPH0587652A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007071741A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 歪検出装置
JP2011058813A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Panasonic Corp 重量センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007071741A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 歪検出装置
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